こんにちは!青空ひつじ(♂)です。
昨今、年々進化していっている”自動運転”技術ですが、どこまでがレベル2でどこからがレベル3なんだ!?みたいな疑問がある方も少なくないのではないでしょうか。
そこで、内閣官房IT総合戦略室が公表した資料や、各自動車メーカーの資料を基に、分かりやすくまとめてみました。
自動運転レベル0
自動運転レベル0については不要かと思いましたが、念の為記載します。
自動運転レベル0は、”加速、ステアリング、ブレーキ制御システムが搭載されていない車”です。
簡単に言えば、”自動ブレーキが搭載されていない車”ですね。
細かく言えば自動ブレーキの他にも、アダプティブクルーズコントロールやレーンキープシステムなどが搭載されていない車ということになりますが、これらの機能が搭載されている車には必然的に自動ブレーキも搭載されていますからね。
自動運転レベル1
自動運転レベル1は、”加速、ステアリング、ブレーキ制御システムの内、1つ以上のシステムが搭載されている車”です。
簡単に言えば、”自動ブレーキが搭載されている車”ですね。
細かく言えば異なります。この点は自動運転レベル0の説明と同じになります。
2019年時点で、ほとんどの車が自動運転レベル1をクリアしている状態ですね。スポーツカーやメーカーから放置されている車など、一部で未だに自動ブレーキすら搭載されていない車も存在します。
自動運転レベル2
自動運転レベル2は、”加速、ステアリング、ブレーキ制御システムの内、少なくとも2つのシステムが連携して機能する車”です。
簡単に言えば、”アダプティブクルーズコントロール、レーンキープシステムの両方装備されている車”ですね。
この自動運転レベル2から、少しややこしくなるところかもしれません。
自動運転レベル2は、ホンダ「N-BOX」から日産「リーフ」まで含みます。そして、2019年時点で最新のハンズオフ機能を含むプロパイロット2.0を搭載した日産「スカイライン」も含みます。
ハンズオフ機能については、サイトによって書き方(レベル2ではなくレベル3だという書き方)が異なっている感じが見受けられましたが、内閣官房IT総合戦略室が公表した資料や有識者が自動運転レベル3だと言っていますので、ほぼ間違いないでしょう。
個人的な感想として、自動運転レベル2は「かなり幅が広いな」という印象です。60km/h未満を含むステアリング制御技術を搭載した車と、そうでない車を分けていないだけでもどうかと思いますが、ハンズオフ機能を搭載した車も含めていますので、かなり幅広くなっています。
最新の自動運転レベル2技術を搭載した車種
ちなみに、”60km/h未満を含むステアリング制御技術を搭載した車”というのは、日産でいうプロパイロット及びプロパイロット2.0、スバルでいうツーリングアシスト、トヨタでいうレーントレーシングアシスト、マツダでいうクルージング&トラフィック・サポート、を搭載した車になります。
日産は軽自動車「デイズ」から搭載していますから先進的といえるでしょう。スバルは「レヴォーグ」や「フォレスター」など比較的上位モデルのみの採用。トヨタは「アルファード」、「クラウン」、「カローラスポーツ」、「RAV4」など、上位モデルまたは新型車のみの採用。マツダは2019年7月時点で新型「MAZDA3(マツダ3)」だけですね。
全車速追従機能付アダプティブクルーズコントロールを設定した車は多くなっているものの、”60km/h未満を含むステアリング制御技術を搭載した車”というのはまだまだ少ないのが現状です。
自動運転レベル3
自動運転レベル3は、”限定された地域にて安全運転に係る監視をシステムが行うが、システムが要求した際にはドライバーが対応する車”です。
簡単に言えば、”ドライバーの乗車は必要だけど、ハンズオフ及びアイズオフ機能を搭載した車”ですね。
つまり、”前を見ていなく良い”というのが大きなポイントです。運転に係る監視をドライバーではなくシステムが行うことになるため、責任がドライバーからシステムに変わるということも大きなポイントです。
ハンズオフ機能があるプロパイロット2.0は、ドライバーが前を向いているかカメラでチェックされ、向いていなければシステムが解除されますので、この点が大きな違いです。
この自動運転レベル3相当の機能を有した車を、日産は2022年に発売すると2019年7月25日の会見にて発表しています。
ドライバーの乗車が必要で、高速道路など道路は限定されますが、自動運転レベル3まできたら”まさに自動運転”という感じですね。
ただ、アイズオフってドライバーが寝ちゃった場合はどう判断するのか・・・気になるところですね。
自動運転レベル4
自動運転レベル4は、”限定された地域にて安全運転に係る監視をシステムが行い、ドライバーが全く関与しない車”です。
簡単に言えば、”高速道路上などでは、ドライバー不要の完全自動運転車”ですね。
これこそ自動運転ですね。素晴らしいです。
こうなると、東京から大阪まで車で行くとなっても、全員寝てていいわけですもんね。
電車などと比較して、渋滞などの問題が多少あるにしても、乗車人数が多ければ電車よりも安く、個人的なスペースである車の方が魅力を感じる方も多くなるんじゃないかなと思います。
筆者は運手が好きですが、駐車や長距離運転は自動だと楽だなと思います。
この自動運転レベル4相当の機能を有した車を、2020年に発売することを日本政府は目標にしている様ですが、自動運転レベル3相当の機能を有した車を日産が2022年に発売するということでしたので、ちょっと難しい気もしますね。
自動運転レベル5
自動運転レベル5は、”安全運転に係る監視をシステムが行い、ドライバーが全く関与しない車”です。
簡単に言えば、”全ての道路上でドライバー不要の完全自動運転車”ですね。
ここまできたら、もう未来の車という感じがしますね。
この自動運転レベル5相当の機能を有した車を、2025年に発売することを日本政府は目標にしている様です。
まとめ
今回は、自動運転レベルについて、分かりやすくまとめてご紹介しました。
超少子高齢化社会である日本にとって、この自動運転技術というは非常に大切になってくるものかと思います。悲惨な自動車事故をなくすためにも、システム及び法整備が早く進んでくれればと願います。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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