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新型フリード 乗り出し価格は400万円!?見積もり・値引き額は!?

車の比較&試乗記

こんにちは!青空ひつじ(♂)です。

今回は、2024年6月27日にフルモデルチェンジが行われた新型ホンダ「フリード」の見積もり額や値引き額をご紹介します。

値引き額を上手に引き出せないと、まさかの乗り出し価格400万円!?

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新型「フリード」各グレードの価格の違い


ホンダ「フリード」公式HPより

まずは、新型ホンダ「フリード」の各グレードの価格の違いからみていきましょう。

 

新型「フリード」のグレード構成は、ハイブリッド(e:HEV)車・ガソリン車、それぞれ3グレードずつ設定されています。

■ハイブリッド(1.5L e:HEV)車 ※2WD車の価格

  • AIR(エアー):6人乗り(約286万円)
  • AIR EX(エアーEX):6人乗り(約305万円)、7人乗り(約309万円)
  • CROSSTAR(クロスター):5人乗り(約316万円)、6人乗り(約321万円)

■ガソリン車(1.5L) ※2WD車の価格

  • AIR(エアー):6人乗り(約251万円)
  • AIR EX(エアーEX):6人乗り(約270万円)、7人乗り(約274万円)
  • CROSSTAR(クロスター):5人乗り(約281万円)、6人乗り(約286万円)

 

7人乗り車と5人乗り車は選択肢なし

グレード構成は新型「ステップワゴン」同様、非常にシンプルになっていますが、7人乗り車と5人乗り車は1グレードしか選択できないようになっています。

7人乗り車は人気の「CROSSTAR(クロスター)」を選択できず、かつ安いエントリーグレードを選択できず、5人乗り車は「CROSSTAR(クロスター)」しか選択できません。

先代「フリード」は、「CROSSTAR(クロスター)」こそ7人乗り車が選択できなかったものの、5人乗り車は「フリード+」として各種グレードが選択できるようになっていましたので、5人乗り車を希望するユーザーにとっては改悪されたといえなくもありません。

また、装着率の高いオプションの「マルチビューカメラシステム」は、「AIR EX(エアーEX)」及び「CROSSTAR(クロスター)」のハイブリッド(e:HEV)の6人乗り車しか設定できません。

上記から、7人乗り車と5人乗り車は先代「フリード」と比較して選択しづらいグレードになったといえるでしょう。

 

先代フリードより約20万円の価格上昇

先代「フリード」と比較して、エントリーグレードの価格も最上位グレードの価格も20万円程度上昇しています。

先代「フリード」にはなかった「トラフィックジャムアシスト(渋滞運転支機能)」や「ブラインドスポットインフォメーション」などの先進安全装備の設定が主な要因です。

また、ハイブリッド車は、モーター走行が可能なe:HEVに換装されたことから、燃費性能や静粛性など大幅に向上しています。

 

お得なのはAIR EX(エアーEX)

各グレードの価格差は20万円程度あります。

AIR(エアー)はエントリーグレードのため、ブラインドスポットインフォメーションやリアクーラーなどがなく、シート表皮もファブリック、ステアリングホイールやセレクトレバーはウレタン、ホイールはスチールホイールとなっています。

それらの安全性や快適性、質感を向上させる装備を設定されたグレードが「AIR EX(エアーEX)」となっています。

一方、「AIR EX(エアーEX)」と「CROSSTAR(クロスター)」は、同じ6人乗り車なら見た目だけの違いしかありません

具体的には、専用フロントグリル・アルミホイール、シルバー塗装のドアミラー・アウタードアハンドル・リアライセンスガーニッシュ、インテリアカラー、程度です。

性能や質感が向上するわけでは決してないため、お得に購入したいなら「AIR EX(エアーEX)」がおすすめだと考えます。

もちろん、リセールバリューまで考慮すれば「CROSSTAR(クロスター)」でも損はしないでしょうし、5人乗り車なら「CROSSTAR(クロスター)」1択ですが、無難にいくなら「AIR EX(エアーEX)」でしょう。

 

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ハイブリッド車 or ガソリン車!?


ホンダ「フリード」公式HPより

次は、新型「フリード」のハイブリッド(e:HEV)車とガソリン車のどちらがおすすめなのか、検証してみましょう。

 

ハイブリッド(e:HEV)車とガソリン車の価格差は35万円程度ありますが、諸費用の差から23万円程度まで縮まります。

燃費性能(WLTCモード)は、ハイブリッド(e:HEV)車で25.5km/L前後、ガソリン車で16.4km/L前後となっています。

ガソリン車は先代「フリード」より僅かに燃費性能が落ちているのに対して、ハイブリッド(e:HEV)車は5km/Lくらい良くなっています。

WLTCモードの数値は従来よりかなり実燃費に近い数値となっており、多少WLTCモードの数値より落ちるにしても、ハイブリッド車とガソリン車では10km/L程度の差が出ることになるでしょう。
※走行環境や乗り方によって異なります。

 

では、どれくらい維持費に差が出るのか計算してみましょう。

以下は、年間走行距離7,000km、ガソリン代160円の場合の維持費です。

  • AIR EX(e:HEV 6人乗り):44,094円
  • AIR EX(ガソリン 6人乗り):68,293円

年間の維持費は約2.5万円の差がでることになるでしょう。

10年乗れば元が取れる計算となり、当然リセールバリューもハイブリッド(e:HEV)車の方が高いため、逆転する可能性もあるでしょう。

静粛性が優れているだけでなく、加速性能も圧倒的にハイブリッド(e:HEV)車の方が優れているため、ガソリン車は初期費用が安い以外に魅力が乏しいといえるでしょう。

 

年間走行距離が5,000km未満と少ない、10年以上乗り続ける、ガソリン車の走りが好き、などの理由があれば別ですが、基本的にはハイブリッド(e:HEV)車がおすすめだと考えます。

 

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新型「フリード」の見積もり額・値引き額


ホンダ「フリード」公式HPより

最後に、新型ホンダ「フリード」の見積り額をみていきましょう。

 

■ハイブリッド(e:HEV)車

  • AIR(エアー)6人乗り:約320万円
  • AIR EX(エアーEX)7人乗り:約340万円
  • AIR EX(エアーEX)6人乗り:約350万円
  • CROSSTAR(クロスター)5人乗り:約350万円
  • CROSSTAR(クロスター)6人乗り:約370万円

■ガソリン車

  • AIR(エアー)6人乗り:約300万円
  • AIR EX(エアーEX)7人乗り:約320万円
  • AIR EX(エアーEX)6人乗り:約315万円
  • CROSSTAR(クロスター)5人乗り:約325万円
  • CROSSTAR(クロスター)6人乗り:約330万円

 

上記は、オプションに11.4インチHonda CONNECTナビ、スタンダードマット、ETC車載器を設定した場合の価格です。

ハイブリッド(e:HEV)のAIR EX(エアーEX)6人乗り車、CROSSTAR(クロスター)6人乗り車にはマルチビューカメラシステムのセットオプションも設定しています。

オプション総額は約36万円、マルチビューカメラシステムのセットオプションを含めた場合は約49万円となっています。

上記の他、メンテナンスパックは毎年点検代を払うよりお得なため付けるべきかと思いますが、メンテナンスパックの価格は“先に払っているだけ”なため、上記の価格からは抜いています。

気になる値引き額は15万円でした。時期によってはもっと引き出すことも可能でしょう。

上記は必要最低限のオプション設定としていますが、ディーラーに言われるがまま設定、値引きも上手く引き出せないとCROSSTAR(クロスター)なら400万円という額を提示されることも珍しくないでしょう。

400万円というのは、トヨタ「ノア」・「ヴォクシー」やホンダ「ステップワゴン」を購入できる金額です。

【新型フリード】おすすめオプション5選!ナビのおすすめは?
2024年6月27日にフルモデルチェンジが行われた新型ホンダ「フリード」のおすすめオプション・不要なオプションをご紹介!果たして、新型フリードに必要なオプションとは!?

 

では、上記の価格をライバルの「シエンタ」と比較してみましょう。

■ハイブリッド車

  • G(5人乗り):約294万円
  • G(7人乗り):約300万円
  • Z(5人乗り):約315万円
  • Z(7人乗り):約320万円

■ガソリン車

  • G(5人乗り):約265万円
  • G(7人乗り):約270万円
  • Z(5人乗り):約286万円
  • Z(7人乗り):約290万円

 

「CROSSTAR(クロスター)」が「シエンタ」より高く設定されているのは別にしても、新型「フリード」の「AIR EX(エアーEX)」より「シエンタ」の「Z」の方が20万円程度安くなっているのは、オプション総額が20万円程度安いからです。

「シエンタ」の場合、自動駐車機能である「アドバンスト パーク」、天井サーキュレーター、アクセサリーコンセントなどを設定しても、オプション総額が25万円程度ですみます。

一方の新型「フリード」は、11.4インチHonda CONNECTナビが約30万円と異常に高く、マルチビューカメラシステムのセットオプションも約12万円と高いことが、「シエンタ」より高くなる主な要因となっています。

先進安全装備では「シエンタ」が圧倒的に上回っており、ディスプレイサイズもディスプレイオーディオPlusにすると10.5インチと新型「フリード」より1インチ小さい程度に留まっているため、装備面で新型「フリード」の方が優れているわけでは決してありません

新型「フリード」でオプションをケチると、より一層「シエンタ」との装備差が拡大する形になります。

「シエンタ」に限らず、トヨタは良い装備を安く設定できるメリットがあるため、ホンダ車はこの点で不利になるといえるでしょう。

燃費性能も「シエンタ」の方が優れているため、コスト面では「シエンタ」より劣る形になるでしょう。

 

いずれにしても、全込み300万円以上、場合によっては400万円する価格となりますので、決して安いクルマではありません。

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まとめ

今回は、新型ホンダ「フリード」の見積もり額や値引き額をまとめてみました。

 

新型「フリード」は、コンパクトながら広い室内が魅力です。

ハイブリッド(e:HEV)車でも350万円前後で購入できるため、ハイブリッド車のミニバンを安く購入したいユーザーには非常におすすめだといえます。

先進安全装備や燃費性能など、ライバルのトヨタ「シエンタ」と比較すると劣る部分もありますが、デザイン面で気に入れば、長く乗り続けられる“いいクルマ”だと考えます。

ミニバンの購入を検討している方は、新型「フリード」を是非検討してみましょう。

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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