こんにちは!青空ひつじ(♂)です。
今回は、2020年10月8日に発売されたマツダ「MX-30」と、2021年10月28日に商品改良が行われたマツダ「CX-30」の違いを、ボディサイズ・運転のしやすさ・後部座席や荷室の広さ・加速性能・燃費性能・安全性能・価格など、各項目を徹底比較いたします。
果たしてどれほどの性能差があり、どっちが”おすすめ”なのか!?
※「MX-30」は「e-SKYACTIV G」モデルをベースに比較しています(EVモデルは含んでいません)。
※「MX-30」の写真は「e-SKYACTIV G」の「HIGHEST SET -Modern Confidence Package-」(3トーンのポリメタルグレーメタリック)です。
ボディサイズ・運転のしやすさの比較
ボディサイズ、運転のしやすさを比較してみましょう。
・MX-30
全長(mm):4,395
全幅(mm):1,795
全高(mm):1,550
ホイールベース(mm):2,655
車両重量(kg):1,460~1,520
最小回転半径(m):5.3
最低地上高(mm):180
・CX-30
全長(mm):4,395
全幅(mm):1,795
全高(mm):1,540
ホイールベース(mm):2,655
車両重量(kg):1,380~1,550
最小回転半径(m):5.3
最低地上高(mm):175
上記のとおり、全長・全幅・ホイールベースは全く同じとなっており、「MX-30」の方が全高は1cm、最低地上高は0.5cm高いだけの違いとなっています。
車両重量は、同じ2.0Lガソリン(AT・2WD)車で比較すると「CX-30」の方が60kg軽くなっています。
※MX-30:1,460kg、CX-30:1,400kg
これは「CX-30」にはないマイルドハイブリッドシステムシステム「M HYBRID」が「MX-30」には搭載されているためです。
また、最小回転半径も全く同じ数値となっているため、小回りの良さにも違いはありません。
視界性能も大きく変わらないため、運転のしやすさに大きな違いはないでしょう。
エクステリアデザインは、「MX-30」は多くのマツダ車と異なりフロントグリルが小さくなっていること、DピラーのMAZDAロゴ入りのメッキガーニッシュなどが特徴的です。
※エクステリアパッケージにより設定される
また、「MX-30」はボディカラーはルーフ・ピラー・ボディごとにカラーが異なる3トーンが設定可能となっており、この点も「CX-30」との大きな違いです。
エクステリアの質感を比較すると、艶あり塗装のフロントグリル、ウィンドウフレームメッキが施されている点で、「CX-30」の方が上質な印象です。
室内(後部座席・荷室)の広さの比較
室内の広さを比較してみましょう。
室内長の比較
「MX-30」:1,835mm
「CX-30」:1,830mm
室内長は「MX-30」の方が+0.5cm広い
室内幅の比較
「MX-30」:1,500mm
「CX-30」:1,490mm
室内幅は「MX-30」の方が+1.0cm広い
室内高の比較
「MX-30」:1,205mm
「CX-30」:1,210mm
室内高は「CX-30」の方が+5cm高い
荷室(ラゲッジスペース)の比較
「MX-30」:400ℓ
「CX-30」:430ℓ
ラゲッジスペースは、「CX-30」の方が+30ℓ広い
室内の広さ比較 まとめ
室内の広さは上記の数値のとおり、ほとんど違いはないでしょう。
荷室(ラゲッジスペース)が僅かに「CX-30」の方が広くなっていますが、後部座席の広さに大きな違いはないでしょう。
そして、何と言っても最大の違いは「MX-30」が観音開きのフリースタイルドアとなっている点です。
リアドアを開ける際は必ずフロントドアから開ける必要があり、逆にフロントドアを閉める際はリアドアから閉める必要があるため、この煩わしさは「MX-30」の欠点(デメリット)といえるでしょう。
また、フロントドアと比べリアドアを閉めた際の音はかなり荒い音となっており、リアウィンドウを開けることができないという欠点もあります。
一方、後部座席へは非常に乗り込みやすくなっており、その点は良い点でしょう。
結論としては、良い点もある観音開きのフリースタイルドアですが、やはりネックになる点の方が多い様に感じました。
快適装備の比較
インテリアの装備を比較してみましょう。
「MX-30」はタッチパネル式のエアコン操作パネルとなっている点が「CX-30」との最大の違いです。
エアコン操作パネルは、エアコンだけでなくシートヒーターやステアリングヒーターの設定が可能で、スマートフォン感覚で操作できるため、使用しやすくなっています。
ただ、画面を見ずに直感的に使用できる点では「CX-30」の方が使い勝手が良い気もします。
また、「CX-30」と大きく異なるのがCD/DVDプレーヤーが設定できない点です。
マツダ車といえば、TVチューナーとともにオプション設定されていることが多かったCD/DVDプレーヤーですが、「MX-30」には設定できません。
この点は、トヨタのディスプレイオーディオと似た設定といえるでしょう。音楽や動画の再生にはUSBやBluetoothにより行います。
※トヨタの場合、車種によってCD/DVDプレーヤーを設定可能
高齢ドライバー的には、上記の点は欠点となるかもしれません。
その他、「CX-30」には暑い夏の時期に快適なリアベンチレーター(センターコンソールボックス裏)、便利なパワーリフトゲートが設定されていますが、「MX-30」には設定されていません。
燃費性能の比較
燃費性能は、WLTCモード、ユーザーが投稿した実燃費を集計したe燃費の値にて比較します。
※実燃費は季節や使用環境により異なります。
※補足:WLTCモードとは
JC08モードはエンジンが温まった状態からの測定結果を75%、エンジンが冷えた状態からの測定結果を25%の比率で燃費を算出していました。WLTCモードでは、エンジンが冷えた状態からの測定結果のみを使用し、乗員や積載物の重量も考慮されることになり、これまでのJC08モードよりも実燃費値に近い条件となります。
- WLTCモード:市街地、郊外、高速道路の平均的な使用時間配分で構成した国際的な走行モード
- 市街地モード(WLTC-L):信号や渋滞等の影響を受ける比較的低速な走行を想定
- 郊外モード(WLTC-M):信号や渋滞等の影響をあまり受けない走行を想定
- 高速道路モード(WLTC-H):高速道路等での走行を想定
・MX-30
・2.0Lマイルドハイブリッド(e-SKYACTIV G) ※2WD
→15.6km/L(WLTCモード)
→13.85km/L(e燃費より)
・CX-30
・2.0Lガソリン ※2WD、6AT
→15.4km/L(WLTCモード)
→11.98km/L(e燃費より)
・1.8Lディーゼル ※2WD
→19.2km/L(WLTCモード)
→17.03km/L(e燃費より)
・2.0Lマイルドハイブリッド(e-SKYACTIV X) ※2WD、6AT
→17.4km/L(WLTCモード)
→14.04km/L(e燃費より)
「MX-30」(2.0Lマイルドハイブリッド)と「CX-30」の2.0Lガソリン車の燃費性能を比較すると、上記のとおり大きな違いはありません。
実燃費(e燃費)の数値では差がありますが、実燃費は走行環境や季節によって違いがあり、サンプル数(投稿数)が多いほど数値が低くなる傾向にありますので、実燃費でも差はない(12.0~13.0km/L前後)と考えて問題ないでしょう。
「CX-30」には燃費性能が優秀で燃料代が安いディーゼル車の設定があることが最大の魅力です。
では、それぞれの維持費はどれほど違うのか比較してみましょう。
※年間走行距離8千km、レギュラー140円、軽油120円、ハイオク160円で計算した場合
- 2.0Lガソリン車(e-SKYACTIV G含む):約9.3万円
- 1.8Lディーゼル車:約5.6万円
- 2.0Lマイルドハイブリッド車(e-SKYACTIV X):約9.1万円
上記のとおり、ディーゼル車がダントツで安く、他のパワートレインより3.7万円程度安いことがわかります。
燃費性能が比較的優秀なe-SKYACTIV Xですが、ハイオク仕様となっているため、2.0Lガソリン車との違いはほとんどありません。
そのため、維持費を安くしたいなら、「CX-30」のディーゼル車1択といえるでしょう。
加速性能の比較
加速性能を、比較してみましょう。
その前に「出力」と「トルク」の違いについて、簡単に説明します。
- 出力:クルマの速さ
- トルク:クルマの加速力
簡単に書くと、「最高出力」の値が高い車は速く走れる車で、「最大トルク」の値が高い車は加速が速い車ということですね。ただ、エンジンやモーターの特性、空力性能や車両重量などにより加速性能は全く異なりますので、単に”トルクの値が大きいから加速が速い”というわけではありません。
・MX-30
・2.0Lマイルドハイブリッド(e-SKYACTIV G)
エンジン
→最高出力 115kW〈156PS〉/6,000rpm
→最大トルク 199N・m〈20.3kgf・m〉/4,000rpm
モーター
→最高出力 5.1kW〈6.9PS〉/1,800rpm
→最大トルク 49N・m〈5.0kgf・m〉/100rpm
・CX-30
・2.0Lガソリン
→最高出力 115kW〈156PS〉/6,000rpm
→最大トルク 199N・m〈20.3kgf・m〉/4,000rpm
・1.8Lディーゼル
→最高出力 95kW〈130PS〉/4,000rpm
→最大トルク 270N・m〈27.5kgf・m〉/1,600~2,600rpm
・2.0Lマイルドハイブリッド(e-SKYACTIV X)
エンジン
→最高出力 140kW〈190PS〉/6,000rpm
→最大トルク 240N・m〈24.4kgf・m〉/4,500rpm
モーター
→最高出力 4.8kW〈6.5PS〉/1,000rpm
→最大トルク 61N・m〈6.2kgf・m〉/100rpm
まず、「MX-30」と「CX-30」の2.0Lガソリン車の加速性能を比較すると、モーターのアシストがある「MX-30」の方が優れています。
特に発進時の加速性能が素晴らしく、アクセルを踏んだ瞬間押されている感じがあることが特徴的でした。分かりやすい言うと、電動自転車で踏み込んだ瞬間の様な感覚です。
その後の加速感も非常にリニアで、車両重量が1,500kg前後と「CX-30」より60kg重いにも関わらず、素晴らしい加速性能を発揮してくれます。
他社の2.0Lガソリン車やマイルドハイブリッド車と比較しても、最も加速性能が優れていると感じました。他社のマイルドハイブリッド車はお世辞にも加速性能が良いとはいえません。
ただ、最も加速性能が優れているのは「CX-30」の「e-SKYACTIV X」搭載車です。
あくまで参考値ですが、0-100km/h加速は2.0Lガソリン車、1.8Lディーゼル車の何れも10秒~11秒前後ですが、「e-SKYACTIV X」搭載車は唯一8秒台と、最も加速性能が優れています。
最大トルクが優れたディーゼル車は、加速が”鋭い”というより”力強い”印象で、上り坂を低回転域で力強く走れるメリットがありますが、平坦路などアクセルを浅く踏んだ際の加速感は悪く言えば重く、ガソリン車の方が軽い印象です。
安全性能の比較
安全性能を、比較してみましょう。
下表に各車の安全装備を整理しています。同機能の装備を同行に示しています。
MX-30 | CX-30 |
アダプティブ・LED・ヘッドライト | アダプティブ・LED・ヘッドライト |
ハイ・ビーム・コントロールシステム | ハイ・ビーム・コントロールシステム |
緊急時車線維持⽀援 | - |
車線逸脱警報システム | 車線逸脱警報システム |
クルージング&トラフィック・サポート | クルージング&トラフィック・サポート |
レーンキープ・アシスト・システム | レーンキープ・アシスト・システム |
スマート・ブレーキ・サポート | スマート・ブレーキ・サポート |
AT誤発進抑制制御[前進時][後退時] | AT誤発進抑制制御[前進時][後退時] |
スマート・ブレーキ・サポート[後退時] | スマート・ブレーキ・サポート[後退時] |
ブラインド・スポット・モニタリング | ブラインド・スポット・モニタリング |
前側方接近車両検知(FCTA) | 前側方接近車両検知(FCTA) |
後側方接近車両検知(RCTA) | 後側方接近車両検知(RCTA) |
スマート・ブレーキ・サポート[後進時左右接近物] | スマート・ブレーキ・サポート[後進時左右接近物] |
360°ビュー・モニター | 360°ビュー・モニター |
交通標識認識システム | 交通標識認識システム |
ドライバー・アテンション・アラート | ドライバー・アテンション・アラート |
ドライバー・モニタリング | ドライバー・モニタリング |
マツダ・レーダー・クルーズ・コントロール 全車速追従機能付 | マツダ・レーダー・クルーズ・コントロール 全車速追従機能付 |
自動防眩ルームミラー | 自動防眩ルームミラー |
ヒル・ローンチ・アシスト | ヒル・ローンチ・アシスト |
G-ベクタリング コントロール プラス(GVC Plus) | G-ベクタリング コントロール プラス(GVC Plus) |
オフロード・トラクション・アシスト | オフロード・トラクション・アシスト |
上の表のとおり、「MX-30」が優れているでしょう。
以下に、「MX-30」が優れている点をまとめてみました。
「MX-30」の安全性能が優秀な点
- 自動ブレーキ「スマート・ブレーキ・サポート」に「右直事故回避アシスト機能」が搭載されている
- 車線変更時または車線逸脱時に隣接車線の車両を検知して車線逸脱を抑制する機能、縁石など白線以外の対象物を検知して逸脱を抑制する機能「緊急時車線維持支援」が搭載されている
まず、何と言っても自動ブレーキの性能が「CX-30」より優れています。
多くのクルマはハンドル操作中は自動ブレーキが作動しない(しない可能性がある)のですが、「MX-30」は交差点右折時に対向車を検知して自動ブレーキが作動するシステムになっています。
また、「緊急時車線維持支援」機能により車線逸脱防止や車線変更時の安全性が高められています。
これは、スバル「レヴォーグ」の「エマージェンシーレーンキープアシスト」と同様の機能です。
「MX-30」の発売当初は「クルージング&トラフィック・サポート(CTS)」のステアリングアシスト機能が55km/h以上でも作動する様になったことも「CX-30」より優れた点でしたが、「CX-30」も2020年12月17日の商品改良で「MX-30」と同じ装備内容に更新されています。
従来の「クルージング&トラフィック・サポート」(他社でいう日産のプロパイロット、トヨタのレーントレーシングアシスト、スバルのツーリングアシスト)はステアリングアシスト機能が作動する速度が限定されており、遅れている面がありましたが、他社に追いついた形になっています。
ただ、車線を認識していない際のステアリングアシスト機能(先行車追従操舵支援機能)が作動する速度は各社異なります。
※クルージング&トラフィック・サポートは50km/h未満のみ、ツーリングアシストは60km/h未満のみ、レーントレーシングアシストは速度制限なし
価格の比較
最後は価格を比較してみましょう。
MX-30のおすすめオプション&価格
「MX-30」は1グレード設定となっており、各種オプションの設定方法が他車と異なっています。
「MX-30」に各パッケージを設定した場合の価格は、以下のとおりです。
- 「Basic」+「360°Safety」:約272万円
- 「Basic」+「360°Safety」+「Safety」:約284万円
- 「Basic」+「360°Safety」+「Safety」+「Utility」+「Modern Confidence」:約304万円
その他オプションは、ナビゲーション用SDカードアドバンス(約5万円)、マット(約5万円)、ETC(約3万円)、合計13万円程度を設定しています。
※上記の価格は税金などの諸費用を足していません。諸費用を足すと+15万円程度の価格になります。
まず、「Basic Package」を設定していないとアドバンストキーレスエントリーシステムが設定できず、かつ他のオプションPackageを選択できないため、必須でしょう。
また、360°ビュー・モニターを設定できる「360°Safety Package」も必須でしょう。
次に「Safety Package」が悩みどころですが、「Safety Package」で設定されるのは以下の機能です。
- 右直事故回避アシスト機能
- クルージング&トラフィック・サポート(CTS)
- 前側方接近車両検知(FCTA)
- アダプティブ・LED・ヘッドライト
- デイタイム・ランニング・ライト
- ヘッドランプユニット内シグネチャーLEDランプ
何れも”あれば安心”の装備ではありますが、上記を設定しなくても基本的な自動ブレーキや「全車速追従機能付マツダ・レーダー・クルーズ・コントロール」、「ハイ・ビーム・コントロールシステム」、「レーンキープ・アシスト・システム」などが標準装備となっているため、”なくても安全性は高く”なっています。
「Safety Package」の価格は約12万円と決して安くはないため、筆者は不要かと考えます。
シート表皮やピアノブラックのセンターピラーガーニッシュなど、質感を高めたい場合はインダストリアルクラシックパッケージまたはモダンコンフィデンスパッケージを設定するのがお得です。
インダストリアルとモダンの違いは、シートカラーがブラウン・ホワイトで異なる点です。
上記のパッケージで設定されるのは以下の装備です。
- 高輝度ダーク塗装の215/55R18タイヤ&18インチアルミホイール
- Dピラーメッキ+MAZDAロゴ
- ピアノブラックのセンターピラーガーニッシュ
- 3トーンカラー選択可
- クロス+合成皮革シート
- 合成皮革のフロントドアアームレスト/リアサイド トリムアームレスト
- 合成皮革のニーレストパッド
- コルク付プルハンドルホーンパッドリング(プラチナサテン)
- グローブボックスノブ(サテンクローム)
- エンジンスタートスイッチリング(プラチナサテン)
- フレームレスの自動防眩ルームミラー
- リアLEDマップランプ
上記の中でも、やはりシートやドアアームレスト、センターピラーガーニッシュにより内外装の質感が大きく向上します。
そのため、質感にこだわる場合は”できれば設定したい”パッケージではありますが、その分価格も20万円程度上昇してしまいます。
ここで価格(20万円)と質感のどっちを重視するかで悩むところですが、「CX-30」同様に「MX-30」もベースグレードから比較的質感高くなっているため、筆者は不要かと考えます。
上記から、おすすめオプションは「Basic Package」と「360°Safety Package」のみを設定したパターン(約272万円)だと筆者は考えます。
上記のシンプルなパッケージ設定にすることで、同クラス他車と比較して価格は安めに抑えることができますので、賢い買い方ができるかと思います。
CX-30のおすすめグレード&価格
「CX-30」のおすすめグレードは、2.0Lガソリン車なら「20S PROACTIVE Touring Selection」(約273万円)、1.8Lディーゼル車なら「XD PROACTIVE Touring Selection」(約301万円)、SKYACTIV-X搭載車なら「X Black Tone Edition」(約334万円)です。
「Touring Selection」を選択した理由は、「クルージング&トラフィック・サポート」と「360°ビュー・モニター」を両方装備でき、「PROACTIVE」にメーカーオプションを設定するよりお得だからです。
メーカーオプションの「360°セーフティパッケージ」(約9万円)、ナビゲーション用SDカードアドバンス(約5万円)、マット(約5万円)、ETC(約3万円)代等を加えると、「20S PROACTIVE Touring Selection」が約296万円、「XD PROACTIVE Touring Selection」が約324万円、「X Black Tone Edition」が約369万円となります。
※上記の価格は税金などの諸費用を足していません。諸費用を足すと+15万円程度の価格になります。
価格比較 結果
「MX-30」と「CX-30」の2.0Lガソリン車を比較すると、「MX-30」の方が12万円程度安いことがわかります。
※ほぼ同じ装備内容で比較するため、「MX-30」は「Basic」+「360°Safety」+「Safety」、「CX-30」は「20S PROACTIVE Touring Selection」で比較
上記の場合、「MX-30」はピアノブラックのセンターピラーガーニッシュが設定できない点で劣りますが、普通の2.0Lガソリン車より加速性能や燃費性能が優れた2.0Lマイルドハイブリッド(e-SKYACTIV G)搭載車でありながら安いというのは非常に魅力的でしょう。
この価格の安さ、つまりコスパの高さが「MX-30」の最大の魅力であると筆者は考えます。
ただし、購入時の減税と維持費を含めて考えると、年間走行距離が8千km程度で10年間使用すれば、ディーゼル車とガソリン車の差額は45万円程度縮まるため、「MX-30」と「CX-30」のディーゼル車の価格差はほぼなくなります。
つまり、年間走行距離が1万km未満なら「MX-30」が、1万km以上なら「CX-30」のディーゼル車が安くなる可能性が高いでしょう。
その他、最も価格が高いのは「CX-30」の「e-SKYACTIV X」搭載車で、燃費性能も2.0Lガソリン車とほぼ同じだったため、「e-SKYACTIV X」搭載車は維持費も含めて”最もお金がかかるクルマ”といえます。
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■中古車のメリット、デメリット
“新車同様の中古車”を買う場合のメリットは何といってもその「安さ」が魅力ですが、デメリットは「自分の付けたいオプションが選べない」という点でしょう。
ただし、上記はメーカーオプションの場合のみで、ディーラーオプションの場合は後付けも可能です。
そのため、中古車を選ぶ際は車のカラー及びメーカーオプションを妥協しないようにしましょう。
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中古車業界の最大手で、知名度も高く、信頼性が高いため安心です。
さらに、ガリバーは以下のメリットもあります。
- 修復歴車(事故車、事故歴ありの車)を販売していない
- 納車後、100日以内であれば返品可能
- ディーラーより長い10年保証(走行距離無制限、ハイブリッドカーのバッテリーなども保証)
ガリバーによると、修復歴車の約4割(39.4%)の車で何らかの故障が発生していたため、修復歴車の販売をやめたようです。そんな修復歴車を販売していないので、故障が発生するリスクが低いともいえますね。
特に驚きなのが、100日以内であれば返品可能というところではないでしょうか。これなら、仮に購入した車に問題があった場合や、急に車の使用シーンが大きく変わっても安心ですよね。
その他、ディーラーよりも長い10年保証というのも心強いです。ハイブリッドカーのバッテリーなども保証対象なのでさらに安心です。走行距離が何kmでも保証対象です。
■中古車は早いもの勝ち!非公開在庫もある!
中古車は基本的に1台限りのものですので、良い車も早く問い合せしないと売れてしまう可能性があります。
また、ガリバーでは毎日約500台の車を買取しており、まだネット上で公開されていない車(非公開在庫)もたくさんあります。
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気になった車、欲しい車がある方はガリバーに登録して探してもらいましょう!
※中古車の販売金額は申込完了ページには表示されません。登録後、ガリバーから電話がかかってくるので、そこで詳しい話を聞いてみましょう。
まとめ
今回は、マツダ「MX-30」とマツダ「CX-30」の違いを徹底比較してみました。
「MX-30」と「CX-30」の比較結果を以下にまとめてみました。
- 運転のしやすさ:引き分け
- 室内の広さ:引き分け
- 快適装備:「CX-30」が豊富(リアベンチレーター、パワーリフトゲート)
- 燃費性能:ディーゼル車の設定がある「CX-30」が優秀
- 加速性能:「e-SKYACTIV X」搭載車の設定がある「CX-30」が優秀
- 安全性能:「MX-30」は一部先進安全装備が搭載されているため優秀
- 価格の安さ:「MX-30」の方が約12万円安い
上記のとおり、いくつか違いがありましたが、最大の違いは「MX-30」の観音開きのフリースタイルドアと、「CX-30」にディーゼル車の設定があることでしょう。
観音開きのフリースタイルドアにメリットを感じられる方は、「CX-30」より安く購入できる「MX-30」がおすすめです。
諸費用込みで300万円以下で購入できる魅力は、やはり大きいでしょう。
一方、観音開きのフリースタイルドアにデメリットしか感じない方、年間走行距離が多い方には「CX-30」がおすすめです。
「CX-30」は「MAZDA3(マツダ3)」と比較しても+10万円程度の価格差しかないため、「CX-30」はマツダのCセグメントクラスの中で最もおすすめなクルマだと筆者は考えています。
そのため、よほど観音開きのフリースタイルドアにメリットを感じる方以外は、「CX-30」の方が無難といえるでしょう。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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