こんにちは!青空ひつじ(♂)です。
今回は、2021年10月28日に行われたマツダ「CX-30」、「MAZDA3(マツダ3)」のマイナーチェンジ(一部商品改良)による変更点をまとめてみました。
今回の改良による最大の変更点は、e-SKYACTIV-X搭載車に新グレード「X Smart Edition(スマートエディション)」が追加されたことでしょう。
そこで、「X Smart Edition(スマートエディション)」と他グレードの違い、おすすめグレードなのか徹底検証してみました。
e-SKYACTIV-X搭載車を検討している方は、必見です。
「MAZDA3(マツダ3)」・「CX-30」マイナーチェンジによる変更点
2021年10月28日に行われたマツダ「CX-30」、「MAZDA3(マツダ3)」のマイナーチェンジ(一部商品改良)による変更点は、以下のとおりです。
■グレード構成
- e-SKYACTIV X搭載車に新グレード「X Smart Edition」を追加
- e-SKYACTIV X搭載車のグレード「X PROACTIVE」と「X PROACTIVE Touring Selection」の廃止
- 各パワートレインに特別仕様車「Black Tone Edition」を追加
■燃費性能
- e-SKYACTIV X搭載車の燃費向上
※「MAZDA3(マツダ3)」
・2WD・AT:17.3→17.4km/L
・2WD・MT:17.9→18.5km/L
・4WD・AT:16.6→16.7km/L
・4WD・MT:17.1→17.7km/L
※「CX-30」
・2WD・AT:17.3→17.4km/L
・2WD・MT:18.2→18.5km/L
・4WD・AT:16.5→16.6km/L
・4WD・MT:17.6→17.8km/L
■ボディカラー
- 新色「プラチナクォーツメタリック」を追加
※「チタニウムフラッシュマイカ」の廃止 - 従来はファストバック専用色だった「ポリメタルグレーメタリック」をセダンにも設定
■その他
- e-SKYACTIV X搭載車は吸気口やサイレンサーの部品を変更、加速時のエンジンサウンドを強化
- e-SKYACTIV X搭載車(AT車)のアクセルペダルの反力を増加
- 「MAZDA3(マツダ3)」のターンランプを「CX-30」と同じパッと光ってジワッと消える「ディミングターンシグナル」に変更
今回の改良による最大の変更点は、e-SKYACTIV X搭載車のグレード構成が大幅に変更されたことでしょう。
e-SKYACTIV X搭載車の下位グレードだった「X PROACTIVE」と「X PROACTIVE Touring Selection」を廃止し、新たに「X Smart Edition(スマートエディション)」が追加されています。
この「X Smart Edition(スマートエディション)」の詳細は後述しています。
その他、ドラミラーがグロスブラック、アルミホイールがブラックメタリック塗装となる特別仕様車「Black Tone Edition」の追加、e-SKYACTIV X搭載車の燃費性能が最大0.6km/L向上、アクセルペダルの操作力の最適化などによりクルマとの一体感が増す加速フィールとエンジンサウンドに変更されています。
今回の改良による既存グレードの価格変更はありません。
新グレード「X Smart Edition(スマートエディション)」とは!?
ここからは、「MAZDA3(マツダ3)」と「CX-30」のe-SKYACTIV X搭載車に新たに追加された新グレード「X Smart Edition(スマートエディション)」の詳細をみていきましょう。
新グレード「X Smart Edition(スマートエディション)」の装備内容は、「MAZDA3(マツダ3)」のエントリーグレードである「15S」や「CX-30」のエントリーグレードである「20S」と類似した内容となっています。
ただし、「X Smart Edition(スマートエディション)」には「15S」や「20S」にはない以下の装備が設定されています。
■MAZDA3(マツダ3)
- フルオートエアコン(「15S」はマニュアルエアコン)
- 車載通信機(「15S」は車載通信機なし)
- ブラックメタリック塗装18インチアルミホイールをオプション設定可(「15S」は設定不可)
- アドバンストキーレスエントリーシステムが標準装備(「15S」は電波式キーレス)
■CX-30
- パワーリフトゲートをオプション設定可(「20S」は設定不可)
- 高輝度ダーク塗装の18インチアルミホイールが標準装備(「20S」はシルバーメタリック塗装)
- アドバンストキーレスエントリーシステムが標準装備(「20S」は電波式キーレス)
上記のとおり、同じ位置づけのグレードながら、「X Smart Edition(スマートエディション)」は高価なe-SKYACTIV X搭載車だけに、装備は充実しています。
一方で、「X PROACTIVE」や「X PROACTIVE Touring Selection」で設定可能だった以下の装備は、設定できなくなっています。
- クルージング&トラフィック・サポート
- 交通標識認識システム
- 前側方接近車両検知
- アダプティブ・LED・ヘッドライト
- シグネチャーLEDランプ
- デイタイム・ランニング・ライト
- 自動防眩ルームミラー
- 自動防眩機能&リバース連動機能付ドアミラー
- ステアリングヒーター
- ステアリングシフトスイッチ(パドルシフト)
- リアLEDマップランプ
- 運転席パワーシート&ドライビングポジションメモリー機能
- 運転席&助手席シートヒーター
- フロントグリルのブラック塗装(CX-30のみ)
- ピアノブラックのセイルガーニッシュとセンターピラーガーニッシュ(CX-30のみ)
まず、安全装備が大きく異なります。
クルージング&トラフィック・サポートが設定できなくなるため、60km/h以上での車線逸脱抑制機能(レーンキープ・アシスト・システム)だけしか使用できず、全車速域での車線維持支援機能が使えなくなります。
また、出合い頭での衝突回避をサポートする前側方接近車両検知も設定できません。
エクステリアでは、シグネチャーLEDランプやデイタイム・ランニング・ライトが設定できないため、走行中に下位グレードであることが一目瞭然になります。
特に「CX-30」の場合は、フロントグリルやセンターピラーが艶あり塗装とならないため、質感は大きく落ちることになります。
ステアリングヒーターやシートヒーター、パワーシートやポジションメモリー機能がないため快適性も低下します。リアマップランプがハロゲンとなるのも残念ですね。
その他、従来は設定のあったMT車や4WD車の設定がありません。
上記のとおり、高価なe-SKYACTIV X搭載車としては何とも装備不足な印象もありますが、従来との大きな差異は価格です。
■MAZDA3(マツダ3)
- X Smart Edition:約279万円
- X PROACTIVE(2WD・AT):約320万円
- X PROACTIVE Touring Selection(2WD・AT):約332万円
■CX-30
- X Smart Edition:約289万円
- X PROACTIVE(2WD・AT):約329万円
- X PROACTIVE Touring Selection(2WD・AT):約342万円
上記のとおり、「X PROACTIVE」より約40万円も安く、「X PROACTIVE Touring Selection」より約60万円も安くなっているのです。
つまり、e-SKYACTIV X搭載車を安く購入できるようになったといえるでしょう。
従来350万円以上は必要だったe-SKYACTIV X搭載車を、300万円前後で購入できるようになっています。
一方、「X PROACTIVE」や「X PROACTIVE Touring Selection」並の装備や質感を求める方は、今回新たに追加された特別仕様車「X Black Tone Edition」がその役割を担う形になります。
特別仕様車「X Black Tone Edition」は、「X PROACTIVE」と「X PROACTIVE Touring Selection」の中間の装備内容となっており、「X PROACTIVE」にはないクルージング&トラフィック・サポートが標準装備される一方、「X PROACTIVE Touring Selection」だと標準装備のパワーシートやUVカットガラスがオプション設定となっています。
価格も「X PROACTIVE」と「X PROACTIVE Touring Selection」の中間となっています。
※「MAZDA3(マツダ3)」:約325万円、「CX-30」:約334万円
上記のとおり、安く買えるようになったe-SKYACTIV X搭載車ですが、それでも300万円以上する価格となるため、決して安いクルマではありません。
e-SKYACTIV X搭載車を少しでも安く、お得に購入したい方は”新車同様の中古車”も検討してみましょう。
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ただし、上記はメーカーオプションの場合のみで、ディーラーオプションの場合は後付けも可能です。
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- 納車後、100日以内であれば返品可能
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ガリバーによると、修復歴車の約4割(39.4%)の車で何らかの故障が発生していたため、修復歴車の販売をやめたようです。そんな修復歴車を販売していないので、故障が発生するリスクが低いともいえますね。
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まとめ
今回は、マツダ「CX-30」、「MAZDA3(マツダ3)」のマイナーチェンジ(一部商品改良)の変更点、新グレード「X Smart Edition(スマートエディション)」についてまとめてみました。
「MAZDA3(マツダ3)」と「CX-30」は、ライバル車と同価格帯ながら、先進的で優れた安全性能と高級車のような質感があることが大きな魅力となっています。
そのため、所有する満足感が非常に高いクルマとなっており、価格が比較的安いことからコスパも高いといえるでしょう。
そんな「MAZDA3(マツダ3)」と「CX-30」の中でも加速性能が最も優れたe-SKYACTIV X搭載車が安く購入できるようになったため、これまでガソリン車やディーゼル車の検討しかしていなかった方はe-SKYACTIV X搭載車も検討してみましょう。
いずれにしても、今回の改良で“より魅力的”になった新型「MAZDA3(マツダ3)」と「CX-30」は、非常におすすめのCセグメントです!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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