こんにちは!青空ひつじ(♂)です。
今回は、2023年9月4日に行われたマツダ「CX-30」のマイナーチェンジ(年次改良)による変更点をまとめてみました。
今回の改良により価格は大幅上昇し、あのグレードが廃止に!?
マツダ「CX-30」マイナーチェンジ(年次改良)2023による変更点
2023年9月4日に行われたマツダ「CX-30」のマイナーチェンジ(年次改良)による変更点は、以下のとおりです。
■グレード構成の変更
- 「e-SKYACTIV X」搭載車の「X Smart Edition」と「X L Packgae」を廃止
※上記に伴い「CX-30」から「e-SKYACTIV X」搭載車は全て廃止となった - 「20S Proactive」と「XD Proactive」は4WD仕様が廃止
- 特別仕様車「Retro Sports Edition(レトロスポーツエディション)」を追加
■安全装備、快適装備の変更
- 「AT誤発進抑制制御」は、従来の「車・壁などの障害物」に加えて「歩行者(前方)」も検知対象に進化
- 「ドライバー・モニタリング」は「わき見警報機能」を新たに追加
※運転者のわき見を検知すると、画面表示と警報音を用いて運転者に注意を促す - 従来の8.8インチから、大型化した10.25インチセンターディスプレイを新たに採用
- Apple CarPlayにワイヤレス接続機能を追加
- ワイヤレス充電(Qi)、USBタイプC端子(照明付)を追加
- コネクティッドサービスに新サービスを追加
・車両へのいたずらや盗難が発生した時、警備会社からガードマンを派遣する「マツダマイカーケア」
・クルマの速度や運転時間、走行エリアが設定した条件になるとアラートを届ける「ドライバーケア」
・エンジンやエアコンのON/OFF操作がスマホで可能な「リモートエンジンスタート」
■その他
- ボディカラー「セラミックメタリック」、「ジルコンサンドメタリック」を新たに設定
※ソニックシルバーメタリックを廃止 - CD/DVDプレーヤーの廃止
- バックガイドモニター/360°ビューモニター、バックアラームシステムの標準装備化
- 各グレードの標準装備、オプション設定の変更
- 車両本体価格の上昇
今回の改良による最大の変更点は、何と言っても「e-SKYACTIV X」搭載車の全面廃止でしょう。
「MAZDA3(マツダ3)」との共通点の多かった「CX-30」ですが、「e-SKYACTIV X」搭載の有無という大きな違いができたことになります。
一方、大型の10.25インチセンターディスプレイの採用、コネクティッドサービスに新サービスが追加された点は、嬉しい改良といえるでしょう。
いずれも「CX-5」や「CX-60」に以前から採用されていた装備やサービスとなっています。
昨今、トヨタは10.5インチや12.3インチ、スバルは11.6インチなど大型のセンターディスプレイ(ディスプレイオーディオ)を採用しており、それらと比較すると8.8インチというのは、もはや小さい部類に入るため、昨今の主流サイズに合わせた形になります。
同様に、今回コネクティッドサービスに追加されたいずれのサービスも、トヨタなど他社で採用済みのサービスとなっています。
その他、「AT誤発進抑制制御」や「ドライバー・モニタリング」など安全装備の性能強化、CD/DVDプレーヤーの廃止など、2023年4月に行われた「MAZDA3(マツダ3)」と同様の改良が行われています。
CD/DVDプレーヤーの廃止については、一部ユーザーにとって改悪といえるでしょう。
各グレードの標準装備やオプション設定の変更、車両本体価格の上昇も大きな変更点いえるでしょう。
上記の詳細は、後述しています。
マツダ「CX-30」各グレードの標準装備・オプション設定変更まとめ
ここからは、各グレードの標準装備やオプション設定がどのように変わったのかをみていきましょう。
20S
- ドライバー・モニタリング、360°ビューモニターがオプション設定不可に変更
- IRカットガラス、地上デジタルTVチューナーがオプション設定不可に変更
- 標準装備だったHDMI端子がオプションでの設定も不可に変更
- グレーメタリック塗装の16インチアルミホイールがオプション設定不可に変更
「20S」については標準装備やオプション装備の内容が減っただけとなっています。
さらに10万円近い値上げとなっており、改悪された印象が強いですね・・・
※価格の詳細は後述しています。
Proactive(プロアクティブ)(20S/XD)
- 10.25インチセンターディスプレイが新たにオプション設定として採用
- ボーズサウンドシステムがオプションでの設定も不可に変更
- 標準装備だったHDMI端子がオプション設定に変更
- ワイヤレス充電、ワイヤレス接続機能が新たにオプション設定として採用
Black Tone Edition(ブラックトーンエディション)(20S/XD)
- ドライバー・モニタリング、360°ビューモニターの標準装備化(86,880円分のオプション装備の標準装備化)
- IRカットガラス、地上デジタルTVチューナーの標準装備化(49,500円分のオプション装備の標準装備化)
- 10.25インチセンターディスプレイが新たに標準装備化(22,000円分のオプション装備の標準装備化)
- ワイヤレス充電、ワイヤレス接続機能が新たに標準装備化
Proactive Touring Selection(ツーリングセレクション)(20S/XD)
- ドライバー・モニタリング、360°ビューモニターの標準装備化(86,880円分のオプション装備の標準装備化)
- 10.25インチセンターディスプレイが新たに標準装備化(22,000円分のオプション装備の標準装備化)
- ワイヤレス充電、ワイヤレス接続機能が新たに標準装備化
Retro Sports Edition(レトロスポーツエディション)(20S/XD)
特別仕様車「Retro Sports Edition(レトロスポーツエディション)」は今回の改良に合わせて新しく追加されたグレードで、ベース車は「Black Tone Edition」、以下の特別装備が設定されています。
- シグネチャーウィング(フロントグリル)がブラッククロームに変更
- 以下の装備の標準装備化
運転席10Wayパワーシート&ドライビングポジションメモリー機能
運転席&助手席シートヒーター
ステアリングヒーター
ドアミラーリバース連動機能
自動防眩ルームミラー(フレームレス)
LEDマップランプ(リア)
ボーズサウンドシステム(AUDIOPILOT2+Centerpoint2)+12スピーカー - シートカラーがブラックからテラコッタ/ブラックに変更
- シートはクロスから背もたれ前面と座面中央がレガーヌ、サイドサポート部が合成皮革のコンビ仕様に変更
- インパネ加飾がプラチナサテンからガンメタリック塗装に変更
- 価格は「20S」で約299万円から約317万円に、「XD」で約327万円から約344万円に上昇
※2WD車の価格
インテリア(内装)はシート表皮にレガーヌや合成皮革が採用、パワーシートやボーズサウンドシステムが標準装備されるなど、ベース車の「Black Tone Edition」より内装や快適装備が上質になっています。
その分価格も上昇しており、ベース車の「Black Tone Edition」より17.6万円程度高く設定されています。
マツダ「CX-30」各グレードの価格上昇まとめ
ここからは、各グレードの価格設定がどのように変わったのかをみていきましょう。
単純に車両本体価格の上昇だけでなく、標準装備化されたオプション代も加味して算出します。
- 20S:9.8万円上昇
約246万円→約256万円 - Proactive:9.8万円上昇
20S Proactive:約268万円→約278万円
XD Proactive:約295万円→約305万円 - Black Tone Edition:9.8万円上昇(26.3万円上昇 – 16.5万円分標準装備化)
20S Black Tone Edition:約273万円→約299万円
XD Black Tone Edition:約300万円→約327万円
※ワイヤレス充電の価格を6,520円とした場合 - Proactive Touring Selection:9.8万円上昇(21.3万円上昇 – 11.5万円分標準装備化)
20S Black Tone Edition:約280万円→約301万円
XD Proactive Touring Selection:約307万円→約329万円
※ワイヤレス充電の価格を6,520円とした場合
上記のとおり、各グレード一律で9.8万円の価格上昇となっています。
ただ、前述のとおり「20S」については標準装備やオプション装備の内容が減少しており、多くの装備が標準装備化された「Black Tone Edition(ブラックトーンエディション)」や「Proactive Touring Selection(プロアクティブ ツーリングセレクション)」と比較すると残念な印象が強いですね
いずれにしても、今回の改良でオプション設定する装備が大幅に減少したため、追加設定するオプションはナビゲーション用SDカードアドバンスとETC車載器、マットなど総数が少なくなり、10万円程度となるケースもあるでしょう。
※「Proactive(プロアクティブ)」を除く
オプション代と諸費用を合わせてもガソリン車で35万円前後、ディーゼル車で25万円前後となるため、上手く値引きを引き出せれば、上記の車両本体価格と概ね同価格で「CX-30」を購入することもできるでしょう。
いずれにしても、全込み250万円以上、グレードやオプション設定によっては400万円に近い価格となりますので、決して安いクルマではありません。
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※中古車の販売金額は申込完了ページには表示されません。登録後、ガリバーから電話がかかってくるので、そこで詳しい話を聞いてみましょう。
まとめ
今回は、マツダ「CX-30」のマイナーチェンジ(年次改良)による変更点をまとめてみました。
「CX-30」は、ライバル車と同価格帯ながら、先進的で優れた安全性能と高級車のような質感があることが大きな魅力となっています。
そのため、所有する満足度が非常に高いクルマとなっており、価格が比較的安いことからコスパが高いといえるでしょう。
今回の改良で価格上昇となってしまいましたが、依然として「CX-30」は非常におすすめのSUVだと考えます。
CセグメントクラスSUVの購入を検討している方は、是非新型「CX-30」を検討してみましょう。
おすすめです!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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