こんにちは!青空ひつじ(♂)です。
今回は、2021年8月19日に行われたスバル「フォレスター」のマイナーチェンジ(D型改良モデル)による変更点をまとめてみました。
エクステリア(外装)の変更、新世代アイサイトの搭載など、ビッグマイナーチェンジとなった今回のマイナーチェンジ。
C型との違いを徹底比較いたします。
また、最新のおすすめグレードも合わせてご紹介します。
スバル「フォレスター」ビッグマイナーチェンジ2021による変更点
2021年8月19日に行われたスバル「フォレスター」のマイナーチェンジ(D型改良モデル)による変更点は、以下のとおりです。
■安全性能
- 新世代アイサイトの搭載
- アダプティブドライビングビームをアレイ式に変更
■エクステリア(外装)
- 全長は従来の4,625mmから15mm長い4,640mmに延長
- フロントフェイス(バンパー・グリル・ヘッドランプ)を新デザインに変更
- 18インチアルミホイールを新デザインに変更
- フロントフォグランプが全グレードLED化され、グレードによって形状を変更
- ロープホール付きルーフレールを全グレード拡大展開
※従来「X-BREAK」と「Advance」にしか設定できなかったが「Turing」と「SPORT」も設定可 - 新ボディカラー3色追加
※「オータムグリーン・メタリック」、「ブリリアントブロンズ・メタリック」、「カスケードグリーン・シリカ」を追加
※「ジャスパーグリーン・メタリック」、「セピアブロンズ・メタリック」を廃止
■インテリア(内装)
- 全長の拡大により室内長を従来より30mm拡大
※Turing・X-BREAK:2,110mm→2,140mm、Advance・X-SPORT:2,100mm→2,130mm - 室内高は従来の1,270mmから5mm高い1,275mmに拡大
- シート表皮の設定変更(「SPORT」を除く)
※「Turing」、「Advance」:ファブリック+合成皮革 → 撥水ファブリック+合成皮革
※「X-BREAK」:撥水ファブリック+合成皮革 → 撥水性ポリウレタン(一部合成皮革を使用)
※「Advance」:オプション設定の本革シートの材質をナッパレザーに変更
■走行性能
- 全グレードで足回りを改良し、より快適な乗り心地を実現
- アプローチアングルは従来の21.3°から21.4°に拡大され、悪路走破性が向上
■機能装備
- コーナーにて高いエンジン回転数を維持し、コーナー後はモーターアシストを作動させ力強い加速を実現するアダプティブ変速制御「e-Active Shift Control」の搭載グレードの拡大
※従来「X-BREAK」のみだったものを「Turing」と「Advance」にも標準装備 - 「X-MODE」に車速に応じて制御の有無を自動的に切り替える機能を追加
※従来40km/h以上になると自動的に解除されていたところ、35km/hを下回った時点で復帰するように変更 - 「ドライバーモニタリングシステム」に「ジェスチャーコントロール機能」を追加
- ターンランプ(ヘッドライト)がLED化
今回のマイナーチェンジの最大の変更点は、エクステリア(外装)の変更と新世代アイサイトの搭載でしょう。
それらの詳細については、後述しています。
安全装備は、アイサイト以外に先進ライトも変更されています。
「アダプティブドライビングビーム」は、ヘッドランプに内蔵された複数のLEDを個別に制御するアレイ式に変更されたことで、照射範囲をより緻密にコントロールできるようになっています。
シート表皮は、「SPORT」を除き撥水性のある材質に変更されています。
C型で撥水ファブリックシートとなっていた「X-BREAK」は、撥水性ポリウレタンに変更されたことで、より水が浸透しにくい素材になっています。
また、「Advance」でオプション設定されていた本革シートの材質がナッパレザーに変更されたことで、従来より質感高くなっています。
快適装備では「ドライバーモニタリングシステム」に「ジェスチャーコントロール機能」が追加されています。
「ジェスチャーコントロール機能」は、エアコンの設定温度をジェスチャーで調整できる装備で、「パー」なら設定温度が上げ、「グー」なら設定温度を下げられます。
ビッグマイナーチェンジとなった今回の改良ですが、2020年にフルモデルチェンジが行われた「レヴォーグ」に搭載されているアイサイトXやコネクティッドサービス、12.3インチフル液晶メーターや11.6インチセンターインフォメーションディスプレイの採用は見送られる形になりました。
特にアイサイトXの採用が見送られた点は、残念に感じる方も多いでしょう。
C型や「レヴォーグ」とのアイサイトの違いは、後述しています。
今回の改良により、車両本体価格はC型より2~3万円程度上昇しています。
大幅改良であることを考慮すると、価格の上昇は比較的抑えられているものかと思います。
D型とC型のエクステリア(外装)の違いを写真で確認!
今回のビッグマイナーチェンジ(D型改良モデル)の最大の変更点の1つでもあるエクステリア(外装)。
そのエクステリア(外装)の違いを写真で確認してみましょう。
上から「Advance」、「X-BREAK」、「SPORT」の順番です。
■D型フォレスター
■C型フォレスター
上の写真のとおり、D型はC型よりフロントグリルが大型化され、枠は全グレードでブラック塗装に変更、デザインも大きく変更されています。
一方でヘッドライトは小型化され、形状は「レヴォーグ」と似たデザインに変更されています。
フロントフォグランプは、「SPORT」こそ角型でC型と似た形状になっていますが、その他のグレードは丸形に変更されています。
フロントバンパーは、形状が変更されています。
「SPORT」のみにはなりますが、BピラーとCピラーにピアノブラック塗装が施されており、質感高くなっています。
上記のとおり、D型「フォレスター」のフロントフェイスは最新のデザインに変更され、C型よりシュッとした印象があります。
デザインの好みが分かれるところですが、個人的には非常にカッコよくなったと感じます。
先進的でスマートな印象がありますね。
D型とC型、レヴォーグとのアイサイトの違いとは!?
エクステリア(外装)と並んで、もう1つの大きな変更点であるのが新世代アイサイトの搭載です。
では、C型とどう違い、さらに「レヴォーグ」とどう違うのか、比較してみましょう。
■アイサイト
レヴォーグ | フォレスター(D型) | フォレスター(C型) |
アレイ式アダプティブドライビングビーム | アレイ式アダプティブドライビングビーム | アダプティブドライビングビーム |
ステアリング連動ヘッドランプ | ステアリング連動ヘッドランプ | ステアリング連動ヘッドランプ |
プリクラッシュブレーキ | プリクラッシュブレーキ | プリクラッシュブレーキ |
前側方プリクラッシュブレーキ | - | - |
緊急時プリクラッシュステアリング | 緊急時プリクラッシュステアリング | - |
後退時ブレーキアシスト | 後退時ブレーキアシスト | 後退時ブレーキアシスト |
AT誤発進(後進)抑制制御 | AT誤発進(後進)抑制制御 | AT誤発進(後進)抑制制御 |
ツーリングアシスト | ツーリングアシスト | ツーリングアシスト |
全車速追従機能付クルーズコントロール | 全車速追従機能付クルーズコントロール | 全車速追従機能付クルーズコントロール |
車線逸脱抑制 | 車線逸脱抑制 | 車線逸脱抑制 |
車線逸脱警報 | 車線逸脱警報 | 車線逸脱警報 |
ふらつき警報 | ふらつき警報 | ふらつき警報 |
先行車発進お知らせ機能 | 先行車発進お知らせ機能 | 先行車発進お知らせ機能 |
青信号お知らせ機能 | 青信号お知らせ機能 | - |
スバルリヤビークルディテクション | スバルリヤビークルディテクション | スバルリヤビークルディテクション |
エマージェンシーレーンキープアシスト | エマージェンシーレーンキープアシスト | - |
前側方警戒アシスト | - | - |
デジタルマルチビューモニター(フロント/サイド/リヤ) | フロント&サイドビューモニター | フロント&サイドビューモニター |
スマートリヤビューミラー | スマートリヤビューミラー | スマートリヤビューミラー |
自動防眩ルームミラー | 自動防眩ルームミラー | 自動防眩ルームミラー |
ドライバーモニタリングシステム | ドライバーモニタリングシステム(ジェスチャーコントロール機能付) | ドライバーモニタリングシステム |
コネクティッドサービス[SUBARU STARLINK] | - | - |
エアバッグ(サイド・カーテン・ニー・シートクッション) | エアバッグ(サイド・カーテン・ニー) | エアバッグ(サイド・カーテン・ニー) |
アクティブ・トルク・ベクタリング | アクティブ・トルク・ベクタリング | アクティブ・トルク・ベクタリング |
■アイサイトX
レヴォーグ | フォレスター(D型) | フォレスター(C型) |
渋滞時ハンズオフアシスト | - | - |
渋滞時発進アシスト | - | - |
アクティブレーンチェンジアシスト | - | - |
カーブ前速度制御 | - | - |
料金所前速度制御 | - | - |
ドライバー異常時対応システム | - | - |
上の表のとおり、D型「フォレスター」にはアイサイトXが搭載されていないだけでなく、「レヴォーグ」のアイサイトに搭載されている機能の1部も搭載されていません。
そのため、依然として安全性能が最も優れているのは「レヴォーグ」となります。
「レヴォーグ」の安全性能は、「フォレスター」より優れているというより、2022年時点で国産車トップクラスの安全性能となっています。
以下に、D型「フォレスター」及び「レヴォーグ」が優れている点をまとめてみました。
D型「フォレスター」の安全性能が優秀な点
まずは、C型「フォレスター」よりD型「フォレスター」が優れている点を、以下にまとめてみました。
- 自動ブレーキが右左折時の対向車・歩行者・自転車に対しても作動(プリクラッシュブレーキ)
※多くのクルマはハンドル操作中は自動ブレーキが作動しない(しない可能性がある) - 自動ブレーキ作動後、自車線内に回避スペースがあるか判断、後側方の接近車両の有無を確認し、自車線内で障害物を回避、逸脱しないようにハンドルを制御する機能の搭載(緊急時プリクラッシュステアリング)
- 隣接車線の後方車両を検知しステアリングアシストを行い車線逸脱を抑制する機能の搭載(エマージェンシーレーンキープアシスト)
- 先行車がいない状態で青信号に切り替わった際にお知らせしてくれる(青信号お知らせ機能)
C型「フォレスター」との最大の違いは自動ブレーキの性能でしょう。
従来よりカメラの視野角は約2倍に拡大したことにより認識性能が向上し、自動ブレーキの性能は制御対象物との速度差が約50km/h以下(歩行者の場合は約35km/h以下)だったところ、約60km/h以下まで向上しています。
そんな、D型「フォレスター」の自動ブレーキの性能は、2022年時点で国産車トップクラスの性能となっています。
「レヴォーグ」の発売までは、トヨタ「ヤリスクロス」や「C-HR」、「クラウン」に搭載されている右左折時の対向車と歩行者に対して作動する自動ブレーキが最も優れていましたが、「レヴォーグ」及びD型「フォレスター」はさらに自転車に対しても作動可能となっています。
自動ブレーキが右左折時の自転車に対しても作動可能なのは「レヴォーグ」や「レガシィ アウトバック」、「フォレスター」、2022年に発売された新型トヨタ「ノア」・「ヴォクシー」など一部の車種のみです!
さらに、自動ブレーキでも回避できなかった場合はステアリングアシストを行い回避動作、及び自車線内から逸脱しない様に抑制する機能まで搭載されています。
自動ブレーキ以外だと、「青信号お知らせ機能」も他車にはない先進的な機能です。
先行車発進お知らせ機能は各車搭載が当たり前になっていますが、青信号をカメラで検知してお知らせする機能は「レヴォーグ」や「レガシィ アウトバック」、「フォレスター」、2022年に発売された新型トヨタ「ノア」・「ヴォクシー」など一部の車種にしか搭載されていません。
この機能のおかげで、青信号に気づかず後続車からクラクションを鳴らされることもなくなるでしょう。
そして、唯一D型「フォレスター」が「レヴォーグ」に勝っているのが、今回新たに搭載された「ジェスチャーコントロール機能付ドライバーモニタリングシステム」です。
ただ、「レヴォーグ」に勝っているのは利便性の機能で、安全性では「レヴォーグ」との違いはありません。
「レヴォーグ」の安全性能が優秀な点~アイサイト編
一方で、前述の通り安全性能は依然として「レヴォーグ」の方が優れています。
まずは、アイサイトの機能で「フォレスター」より優れている点を、以下にまとめてみました。
- 自動ブレーキが出会い頭車両に対しても作動可能(前側方プリクラッシュブレーキ)
- フロントビューモニターを表示中、左右から接近する車両をお知らせしてくれる(前側方警戒アシスト)
- エアバッグ展開時、またはスイッチにより緊急車両を手配できる(コネクティッドサービス)
- 助手席乗員の胸部や腹部への衝撃をやわらげるエアバッグの搭載(シートクッションエアバッグ)
上記のとおり、ドライバーからは見えない前側方部分から接近する車両に対する安全性が高くなっています。
何と言っても最大の違いは「前側方プリクラッシュブレーキ」の搭載です。
この装備により、出会い頭車両に対しても自動ブレーキが作動可能になっています。
ただ、出会い頭車両に対して作動する自動ブレーキは他車にはないスゴイ機能ながら、作動車速が20km/h以下、2輪車や歩行者の検知はできないなど、まだ性能的に発展途上な面も残っています。
※警報は60km/h以下で作動します。
その他、コネクティッドサービスを使用できる点が大きいでしょう。
中でもヘルプネットやSOSコールにより、事故や急病時などの際に「フォレスター」より安心です。
「レヴォーグ」の安全性能が優秀な点~アイサイトX編
次は、「レヴォーグ」の”最大の売り”であるアイサイトXの各機能について、以下にまとめてみました。
- 自動車専用道路を0 km/h~約50 km/hで走行時、ハンドルから手を放しても車線中央維持機能が作動(渋滞時ハンズオフアシスト)
- 停車してから約10分以内であれば、運転者の操作なしで先行車に追従して再発進(渋滞時発進アシスト)
- 自動車専用道路を約70 km/h~約120 km/hで走行時、方向指示器のレバーにより車線変更を行うハンドル操作をアシスト(アクティブレーンチェンジアシスト)
- 自動車専用道路を走行時、カーブ曲率に合わせた適切な速度に制御(カーブ前速度制御)
- 自動車専用道路を走行時、ETCゲート通過に適した速度に制御(料金所前速度制御)
- 車線中央維持機能作動中に手を放した場合、システムが渋滞時ハンズオフアシストを継続できないと判断した場合に警告を行い、それでもハンドル操作が検知できない場合に減速やハザードランプの点滅、クラクションを鳴らすなど、周囲の車両へ運転者の異常を知らせ停車(ドライバー異常時対応システム)
アイサイトXの機能は主に高速道路上でクルーズコントロール使用中に動作するものが基本となっています。
上記の中でも「渋滞時ハンズオフアシスト」が最も有名な機能でしょう。
この機能と「渋滞時発進アシスト」により、渋滞時はまさに”何もしなくてよい”わけですから、渋滞に巻き込まれた際は非常に楽になるでしょう。
楽すぎて眠ってしまいそうですね。
※眠ってしまった場合「ドライバー異常時対応システム」により機能が解除されますので注意が必要です。
ただし、上記の中で使用頻度が最も高いのは「アクティブレーンチェンジアシスト」、「カーブ前・料金所前速度制御」でしょう。
「アクティブレーンチェンジアシスト」は、ハンズオフで使用できる機能ではないため自動車線変更機能ではありませんが、車線中央維持機能の様な形でハンドル操作をアシストしてくれます。
隣接車線の安全を確保できたタイミングで作動するため、車線変更時の安全性は非常に高いといえるでしょう。
また、筆者が最も活躍する機能だと考えるのは「カーブ前・料金所前速度制御」です。
多くのアダプティブクルーズコントロール(ACC)は、カーブ時や料金所前でも減速せず、そのままのスピードで突っ込むため、ブレーキを踏むなどしてアダプティブクルーズコントロール(ACC)を解除する場面が度々でてきます。
しかし、「カーブ前・料金所前速度制御」により速度が自動で制御されるため、高速道路の出口までアダプティブクルーズコントロール(ACC)を解除する必要性がありません。
この機能により、従来のアダプティブクルーズコントロール(ACC)よりも、さらに気を使う必要がなくなるため、長距離ドライブでのさらなる負担軽減となることは間違いありません。
これだけ”高速道路上での自動化”が進んでいるだけに、急病など”もしも”の時の対応が心配になりますが、「ドライバー異常時対応システム」が搭載されているため、後続車や周辺車両への警告、停車までシステムが行ってくれるため、安心です。
アイサイトXがなくても「レヴォーグ」の安全性能はトップクラスの性能となっていますが、この非常に便利で先進的な「アイサイトX」が「レヴォーグ」の最大の魅力であり、搭載すべき装備だといえるでしょう。
新型「フォレスター」(D型)の最新おすすめグレードは!?
最後に、新型「フォレスター」(D型)の最新おすすめグレードは何なのか!?徹底検証してみました。
加速性能や”走り”を重視するなら「SPORT」がおすすめ!
2020年のマイナーチェンジ(D型改良モデル)で2.5L車が廃止されたことにより、加速性能を重視するなら「SPORT」1択といえます。
当然ですが、従来の2.5L車より加速性能は優れており、0-100km/h加速は8秒中盤となっています。
また、加速性能だけでなく専用のダンパーにより乗り心地も優れており、質感も最も高いグレードとなっています。
何と言ってもシート表皮が唯一「ウルトラスエード/本革」となる点が魅力的でしょう。本革シートが標準装備となるのは「SPORT」だけです。
その他、「SPORT」には以下の特別装備が設定されています。
■エクステリア
- フロントグリル(ブラック塗装)
- LEDフロントフォグランプ(角型3灯式)
- フロントフォグランプカバー(グレーメタリック塗装+グレーメタリック加飾)
- 電動格納式リモコンドアミラー(グレーメタリック塗装)
- SPORT用18インチアルミホイール(ダークメタリック塗装)
- フロントバンパーガード(アクセントシルバー塗装加飾付)
- サイドクラッディング(アクセントシルバー塗装加飾付)
- リヤバンパーガード(シルバー塗装)
- デュアルマフラー(SPORT用カッター付)
- ルーフスポイラー(グレーメタリック塗装)
- ルーフアンテナ(グレーメタリック塗装)
- ピアノブラック調ピラーカバー(Bピラー&Cピラー)
■インテリア
- ウルトラスエード/本革シート[シルバーステッチ]
- インパネ加飾パネル(ブラック塗装&ウルトラスエード表皮巻[ブラックステッチ])
- ドアトリム(ウルトラスエード表皮巻[ブラック、シルバーステッチ])
- センタートレイ加飾(アルミ調&ウルトラスエード表皮巻[ブラックステッチ])
- SPORT専用マルチインフォメーションディスプレイ付メーター
- 本革巻ステアリングホイール(高触感革[シルバーステッチ])
- アルミパッド付スポーツペダル(アクセル、ブレーキ、フットレスト)
ただ、最上位グレードであるため価格が最も高額になるデメリットがあります。
アイサイトセイフティプラス(視界拡張)、ナビ、ETC、マット、リヤカメラ程度をオプション設定した場合の価格は約381万円となります。
e-BOXER搭載車の最上位グレード「Advance」に同オプションを設定した場合の価格は約363万円ですので、元々の車両本体価格差約12万円から約18万円に広がっています。これは諸費用の減税によるものです。
さらに、「Advance」にパワーリヤゲートと本革シートを設定した場合の価格(約382万円)と「SPORT」の価格がほぼ同じとなっています。
つまり、コスパは最も悪いグレードといえるでしょう。
そのため、加速性能や走りを重視する方”だけ”のおすすめグレードといえるでしょう。
安さを重視するなら「Turing」!質感を重視するなら「Advance」!
まず、エントリーグレード「Turing」と「Advance」の装備差を確認してみましょう。
- タイヤサイズ(Turing:17インチ、Advance:18インチ)
- アルミホイールのデザイン
- ドアミラー(Turing:カラード、Advance:サテンメッキ)
- 本革巻ステアリングホイール(Advance:高触感革)
- アルミパッド付スポーツペダル(Advanceのみ)
- エアコン(Turing:3連ダイヤル、Advance:2連ダイヤル)
- シートヒーター(Advance:3段階温度調整機能付)
- フロントグリル(Turing:ダークメタル塗装、Advance:メッキ加飾付ブラック塗装)
- ドアハンドル(Turing:カラード、Advance:メッキ)
- 前後バンパーガード(Advance:シルバー加飾付)
- サイドクラッディング(Advance:シルバー加飾付)
- 光輝ウィンドウモール(Advanceのみ)
各所のシルバー加飾や光輝ウィンドウモールなどにより「Advance」の方が上質になっています。
ただ、2021年のマイナーチェンジ(D型改良)により、「Turing」のフロントフォグランプはハロゲンからLEDとなり、フロントグリルは無塗装ブラックからダークメタル塗装となったことで、質感差は減少した印象です。
上記のほか、「Advance」はパワーシートやドライバーモニタリングシステムなどが標準装備されています。
オプションによる装備差はなくすため、両車にアイサイトセイフティプラス(視界拡張)までのメーカーオプション、ナビ、ETC、マット、リヤカメラ程度をオプション設定した場合、価格差は約10万円となります。
※「Turing」:約353万円、「Advance」:約363万円
※上記のオプション設定の場合、ステアリングヒーター&シートヒーター(後席左右)も装備差に追加
つまり、”約10万円の安さ”と”質感”のどちらを重視するかで、おすすめグレードがどちらか変わるといえるでしょう。
コストを重視するなら「Turing」がおすすめ、質感を重視する場合は「Advance」がおすすめです。
筆者的には「Turing」がおすすめです。
上記では、アイサイトセイフティプラス(視界拡張)までのメーカーオプションを設定していますが、仮にそれらを設定しなかった場合、「Advance」より約24万円も安く購入できるからです。
アイサイトセイフティプラスはおすすめオプションではありますが、アイサイトの基本機能である自動ブレーキやツーリングアシストは標準装備されているため、設定しなくても安全性能は高くなっています。
何れにしても、必要なオプションを選択でき、価格を安く抑えることができる「Turing」はおすすめです。
アウトドア装備を重視するなら「X-BREAK」がおすすめ!
「X-BREAK」には、「Turing」にはない以下の装備が設定されています。
- オールシーズンタイヤ
- 丸型6連LEDフロントフォグランプ
- 撥水性ポリウレタンシート
- ステアリングヒーター&シートヒーター(後席左右)
- LEDリヤゲートランプ
- 撥水カーゴフロアボード
- フロントバンパーガード
- リヤバンパーガード
- ルーフレール
など
上記のとおり、アウトドア向けの装備が標準装備されており、アウトドア向けのグレードといえます。
ただし、その分「Turing」よりも約14万円高く設定されているため、アウトドア装備を重視する方”だけ”のおすすめグレードといえるでしょう。
最もおすすめなのは、改良前の2.5Lガソリン車!?
購入される方の趣味嗜好や重視する点によって、おすすめグレードは異なると思いますが、筆者的には「Advance」と「Turing」の2択かと考えます。
加速性能を考慮すると「SPORT」にしたい思いは強いですが、価格が高くなりすぎます。
その点、加速性能と価格のどちらもクリアされてるのが改良前の2.5Lガソリン車なのではないかと考えます。
2.5Lガソリン車は、既に販売が終了してしまったため、購入するには中古車しかありません。
気になるのは装備差ですが、2019年のB型改良ではリアシートリマインダーとLEDライセンスランプを全車標準装備された程度、2020年のC型改良でも従来グレードの装備変更はe-BOXER搭載だけで、その他の変更はほとんどありません。
2021年のD型改良で、エクステリア(外装)と安全装備が大きく変更されたため、違いは大きくなってしまいましたが、従来より「フォレスター」の安全性能は優れていましたので、大きな問題にはならないでしょう。
むしろ大きく変更されたため、2021年のD型改良前の中古車はより安く買える可能性が高くなった、つまり価格的メリットが増えたといえるでしょう。
状態が良好で”新車同様の中古車”を見つけることができれば、加速性能が優れた2.5Lガソリン車の「フォレスター」をお得に購入できるのではないでしょうか。
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■中古車のメリット、デメリット
“新車同様の中古車”を買う場合のメリットは何といってもその「安さ」が魅力ですが、デメリットは「自分の付けたいオプションが選べない」という点でしょう。
ただし、上記はメーカーオプションの場合のみで、ディーラーオプションの場合は後付けも可能です。
そのため、中古車を選ぶ際は車のカラー及びメーカーオプションを妥協しないようにしましょう。
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まとめ
今回は、スバル「フォレスター」のマイナーチェンジ(D型改良モデル)による変更点、最新おすすめグレードをご紹介しました。
昨今ライバル車の安全性能も格段に向上しており、一時はライバル車に抜かされる様な状態にもなりましたが、今回のビッグマイナーチェンジで再び”安全なSUV=フォレスター”という状況に戻ったのではないかと考えます。
また、「フォレスター」は視界が広いため運転しやすく、車内が広いため居住性が高いというメリットもあります。これらのメリットは地味ではありますが、長くクルマを使う上では非常に重要なポイントです。この点ではライバル車よりも優れています。
その他、ドライバーモニタリングシステムや運転席シート自動後退機能など他社にはない先進機能が搭載されていること、悪路走破性やAWD性能の信頼性の高さも「フォレスター」の魅力でしょう。
ミディアムクラスSUVの購入を検討されている方は、これを機に「フォレスター」も検討してみましょう。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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