こんにちは!青空ひつじ(♂)です。
今回は、2024年8月1日に商品改良が行われた「MAZDA3(マツダ3)」と、2022年12月9日に商品改良が行われた「MAZDA6(マツダ6)」を、エクステリア・インテリア・加速性能・燃費性能・車内の広さ・安全性能・価格など、各項目を徹底比較いたします。
「MAZDA6(マツダ6)」は「MAZDA3(マツダ3)」の1クラス上のモデルですが、「MAZDA3(マツダ3)」がフルモデルチェンジされたことによりその差は縮まっています。
特に2.0Lガソリン車だと逆転している可能性も!?
※「MAZDA3(マツダ3)」は2022年8月4日に2.0Lガソリン車にマイルドハイブリッドシステムを採用
果たしてどれほどの性能差があり、どっちが”おすすめ”なのか!?
ボディサイズ・エクステリアの比較
ボディサイズ
・MAZDA3 FASTBACK
全長(mm):4,460
全幅(mm):1,795
全高(mm):1,440
ホイールベース(mm):2,725
車両重量(kg):1,340~1,520
最小回転半径(m):5.3
最低地上高(mm):140
・MAZDA6 WAGON
全長(mm):4,805
全幅(mm):1,840
全高(mm):1,480
ホイールベース(mm):2,750
車両重量(kg):1,530~1,690
最小回転半径(m):5.5
最低地上高(mm):160
・MAZDA3 SEDAN
全長(mm):4,660
全幅(mm):1,795
全高(mm):1,445
ホイールベース(mm):2,725
車両重量(kg):1,380~1,410
最小回転半径(m):5.3
最低地上高(mm):140
・MAZDA6 SEDAN
全長(mm):4,865
全幅(mm):1,840
全高(mm):1,450
ホイールベース(mm):2,830
車両重量(kg):1,510~1,670
最小回転半径(m):5.6
最低地上高(mm):160
「MAZDA6(マツダ6)」は「MAZDA3(マツダ3)」の1クラス上のクルマであるため、ボディサイズも1回り大きくなっています。主な違いは以下のとおりです。
- 「MAZDA6(マツダ6)」の方が全長が34.5cm長い(セダンは20.5cm)
- 「MAZDA6(マツダ6)」の方が全幅が4.5cm大きい
- 「MAZDA6(マツダ6)」の方が全高が4cm高い(セダンは0.5cm)
- 2.0Lガソリン車で比較すると「MAZDA6(マツダ6)」の方が170kg重い(セダンは160kg)
- 「MAZDA6(マツダ6)」の方が最小回転半径が20cm大きい(セダンは30cm)
- 「MAZDA6(マツダ6)」の方が最低地上高が2cm高い
全てにおいて「MAZDA6(マツダ6)」の方が大きいですが、全長と車両重量の差が特に顕著です。
「MAZDA6(マツダ6)」は2.0Lガソリン車でも1.5tを超えており、「MAZDA3(マツダ3)」よりかなり重いため、加速性能の面では不利になります。
最小回転半径が小さい「MAZDA3(マツダ3)」の方が取り回しが良いのは当然ですが、全幅が1.8m以内に収まっていることから、“運転のしやすさ”は「MAZDA3(マツダ3)」の方が優れているでしょう。
エクステリア
両車のエクステリアを比較してみましょう。
「MAZDA3(マツダ3)」のヘッドランプは、「MAZDA6(マツダ6)」よりシャープになっており、「MAZDA3 FASTBACK」はピアノブラック塗装が施されたリアバンパーやリアルーフスポイラーが強調されています。
「MAZDA3 FASTBACK」は、リアにかけてまるっとした形状になっていることも特徴的です。
「MAZDA3 FASTBACK」の方がデザイン差が大きく、「MAZDA3 SEDAN」は「MAZDA6(マツダ6)」とデザインが類似しています。
エクステリアの質感については、両車ともにトップクラスで高級感が感じられることは間違いありません。
「MAZDA3(マツダ3)」より「MAZDA6(マツダ6)」の方が質感高いだろうと両車横並びにして見比べてみましたが、意外にも「MAZDA3(マツダ3)」の方が質感高い印象でした。
「MAZDA3(マツダ3)」はフロントグリル、リアルーフスポイラーやリアバンパーなどのピアノブラック塗装が非常にツヤ感があって高級感があります。
「MAZDA6(マツダ6)」は、ウィンドウモール全てにメッキ加飾が施されているなど「MAZDA3(マツダ3)」より質感高いポイントもありますが、全体的な質感は「MAZDA3(マツダ3)」の方が上だと筆者は感じました。
インテリア・居住性・ラゲッジスペースの比較
インテリア
次は、両車のインテリアを比較してみましょう。
インテリアデザインは、インパネやコンソールボックス周辺、エアコン吹き出し口の位置などが異なっています。
個人的には「MAZDA3(マツダ3)」のセンターアームレストが前方に延長されている点が好印象で、肘を置きやすく使い勝手が良くなっています。
小柄な方だと、“肘置きに肘が置けない”ということがおきるのですが、「MAZDA3(マツダ3)」はその心配がありません。
インテリアの質感については、両車ともにトップクラスといえるでしょう。
革素材が多く用いられ、メッキ加飾も多く、安い素材がほとんど使用されていないため上質です。
ステアリングやコマンダーコントロールなど各パーツの触り心地も良く、すごい細かい所までこだわって造られているなと感じます。
「MAZDA3(マツダ3)」には、8スピーカーのオーディオシステム「マツダ・ハーモニック・アコースティックス」や、大型の10.25インチセンターディスプレイが搭載されている点で「MAZDA6(マツダ6)」より上質です。
10.25インチディスプレイやカメラ(フロント・サイド・バック)の画質はかなり綺麗で、これは実際見ないと分からないと思いますが、圧倒的に綺麗です。
ただ、最廉価グレードからインパネトリム、ドアトリム、フロントアームレストなどが合成皮革となっている点では「MAZDA6(マツダ6)」の方が質感高いといえます。
何れにしても、「MAZDA3(マツダ3)」は「MAZDA6(マツダ6)」より1クラス下にも関わらず質感で劣っている印象はなく、同程度か、むしろ勝っている印象すらありました。
居住性・ラゲッジスペース
室内長の比較
「MAZDA3(マツダ3)」:1,820mm
「MAZDA6 WAGON」:1,930mm
「MAZDA6 SEDAN」:1,960mm
室内長は「MAZDA6(マツダ6)」の方が+11.0~14.0cm広い
室内幅の比較
「MAZDA3(マツダ3)」:1,490mm
「MAZDA6(マツダ6)」:1,550mm
室内幅は「MAZDA6(マツダ6)」の方が+6.0cm広い
室内高の比較
「MAZDA3(マツダ3)」:1,160mm
「MAZDA6(マツダ6)」:1,170mm
室内高は「MAZDA6(マツダ6)」の方が+1cm高い
ラゲッジスペースの比較
「MAZDA3 FASTBACK」:358ℓ
「MAZDA6 WAGON」:506ℓ
「MAZDA3 SEDAN」:450ℓ
「MAZDA6 SEDAN」:474ℓ
ラゲッジスペースは、ファストバック/ワゴンなら「MAZDA6(マツダ6)」の方が+148ℓ広く、セダンなら「MAZDA6(マツダ6)」の方が+27ℓ広い
車内の広さ比較 まとめ
室内の広さは上記の数値のとおり、「MAZDA6(マツダ6)」の方が圧倒的に広いでしょう。
特に、後部座席の足元スペースが広く、ラゲッジスペースも広く使用できます。
「MAZDA3(マツダ3)」の室内は比較的狭い部類に入るため、ファミリー向けという意味では「MAZDA6(マツダ6)」の方が良いでしょう。
快適装備の比較
快適装備を比較してみましょう。
「MAZDA3(マツダ3)」にはなく、「MAZDA6(マツダ6)」にしかない主な装備をまとめてみました。
- カラクリトノカバー
- 助手席6Wayパワーシート
- 運転席&助手席シートベンチレーション
- リアベンチレーター
- リアシートヒーター
- 充電用USB端子付きリアシートセンターアームレスト
逆に、「MAZDA6(マツダ6)」にはなく、「MAZDA3(マツダ3)」にしかない主な装備をまとめてみました。
- デイタイム・ランニング・ライト
- LEDマップランプ、ルームランプ
- リバース連動ドアミラー
- 自動防眩機能付きドアミラー
- 10.25インチセンターディスプレイ(MAZDA6は8インチ)
- ドアミラー角度メモリー機能
- マツダ・ハーモニック・アコースティックス[8スピーカー]
- 車載通信機(コネクティッドサービス)
上記のとおり、かなり装備差があります。
「MAZDA6(マツダ6)」の方が1クラス上のため、助手席やリアシートの快適性が高くなっています。
暑い夏の時期などは「シートベンチレーション」や「リアベンチレーター」は嬉しい装備です。
しかし、「MAZDA3(マツダ3)」の方が新型のため、先進的な装備が豊富に設定されています。
利便性や安全性が高いドアミラー、綺麗で見やすい10.25インチディスプレイ、音にこだわった1クラス上のスピーカー、そして最大の違いはコネクティッドサービスでしょう。
コネクティッドサービスは、SOSコールなどセキュリティー面でもあると安心なので、新型車にはもはや当たり前になりつつありますね。
ドアロックなどのリモート確認やリモート操作が行えるため利便性も高いです。
燃費性能の比較
燃費性能は、WLTCモード、ユーザーが投稿した実燃費を集計したe燃費の値にて比較します。
※実燃費は季節や使用環境により異なります。
※補足:WLTCモードとは
JC08モードはエンジンが温まった状態からの測定結果を75%、エンジンが冷えた状態からの測定結果を25%の比率で燃費を算出していました。WLTCモードでは、エンジンが冷えた状態からの測定結果のみを使用し、乗員や積載物の重量も考慮されることになり、これまでのJC08モードよりも実燃費値に近い条件となります。
- WLTCモード:市街地、郊外、高速道路の平均的な使用時間配分で構成した国際的な走行モード
- 市街地モード(WLTC-L):信号や渋滞等の影響を受ける比較的低速な走行を想定
- 郊外モード(WLTC-M):信号や渋滞等の影響をあまり受けない走行を想定
- 高速道路モード(WLTC-H):高速道路等での走行を想定
・MAZDA3(マツダ3)
・1.5Lガソリン
→16.6km/L(WLTCモード)
→14.27km/L(e燃費より)
・2.0Lマイルドハイブリッド(e-SKYACTIV G 2.0) ※2WD、6AT
→16.4km/L(WLTCモード)
→13.22km/L(e燃費より)
・1.8Lディーゼル ※2WD
→21.2km/L(WLTCモード)
→17.77km/L(e燃費より)
・2.0Lマイルドハイブリッド(e-SKYACTIV X) ※6AT
→16.7km/L(WLTCモード)
→14.24km/L(e燃費より)
・MAZDA6(マツダ6)
・2.0Lガソリン
→15.0km/L(WLTCモード)
→13.17km/L(e燃費より)
・2.5Lガソリン
→14.2km/L(WLTCモード)
→12.47km/L(e燃費より)
・2.2Lディーゼル ※2WD、6AT
→17.8km/L(WLTCモード)
→15.95km/L(e燃費より)
上記のとおり、燃費性能は「MAZDA3(マツダ3)」の方が優秀でしょう。
特にディーゼル車の燃費性能は差が大きくなっており、唯一自動車税が5,500円安くなる1.5Lガソリン車の設定がある点でも、「MAZDA3(マツダ3)」の方が維持費が安くなることは間違いありません。
ちなみに、ガソリン車の燃費性能が1.0km/L違うと、年間走行距離が1万kmの場合で7千円程度異なります。ディーゼル車の燃費性能が2.0km/L違うと、年間走行距離が1万kmの場合で8千円程度異なります。
ちなみに、「MAZDA6(マツダ6)」は2022年12月の改良で2.5Lターボ車の設定が廃止となっています。
エンジン性能・乗り心地の比較
エンジン性能
エンジン性能について、比較していきます。
その前に「出力」と「トルク」の違いについて、簡単に説明します。
- 出力:クルマの速さ
- トルク:クルマの加速力
簡単に書くと、「最高出力」の値が高い車は速く走れる車で、「最大トルク」の値が高い車は加速が速い車ということですね。ただ、エンジンやモーターの特性、空力性能や車両重量などにより加速性能は全く異なりますので、単に”トルクの値が大きいから加速が速い”というわけではありません。
・MAZDA3(マツダ3)
・1.5Lガソリン
→最高出力 82kW〈111PS〉/6,000rpm
→最大トルク 146N・m〈14.9kgf・m〉/3,500rpm
・2.0Lマイルドハイブリッド(e-SKYACTIV G 2.0)
エンジン
→最高出力 115kW〈156PS〉/6,000rpm
→最大トルク 199N・m〈20.3kgf・m〉/4,000rpm
モーター
→最高出力 5.1kW〈6.9PS〉/1,800rpm
→最大トルク 49N・m〈5.0kgf・m〉/100rpm
・1.8Lディーゼル
→最高出力 95kW〈130PS〉/4,000rpm
→最大トルク 270N・m〈27.5kgf・m〉/1,600~2,600rpm
・2.0Lマイルドハイブリッド(e-SKYACTIV X)
エンジン
→最高出力 140kW〈190PS〉/6,000rpm
→最大トルク 240N・m〈24.5kgf・m〉/4,500rpm
モーター
→最高出力 4.8kW〈6.5PS〉/1,000rpm
→最大トルク 61N・m〈6.2kgf・m〉/100rpm
・MAZDA6(マツダ6)
・2.0Lガソリン
→最高出力 115kW〈156PS〉/6,000rpm
→最大トルク 199N・m〈20.3kgf・m〉/4,000rpm
・2.5Lガソリン
→最高出力 140kW〈190PS〉/6,000rpm
→最大トルク 252N・m〈25.7kgf・m〉/4,000rpm
・2.2Lディーゼル
→最高出力 140kW〈190PS〉/4,500rpm
→最大トルク 450N・m〈45.9kgf・m〉/2,000rpm
上記のとおり、エンジン性能は2.2Lディーゼル車を選択できる「MAZDA6(マツダ6)」の方が優秀でしょう。
前述のとおり、「MAZDA6(マツダ6)」の2.5Lターボ車は2022年12月の改良で廃止されており、“走りの楽しさ”という点では非常に残念です。
あくまで参考値ですが、0-100km/h加速は2.5Lターボが7秒前後、2.2Lディーゼルは8秒前後、2.5Lガソリンは9秒前後となっており、比較的加速が速い部類に入ります。
ただし、「MAZDA3(マツダ3)」の「e-SKYACTIV X」搭載車も8秒台と比較的加速が速くなっています。
その他は何れも10秒~11秒前後といったイメージです。
2.0Lガソリン車で比較すると、車両重量が170kg程度重い「MAZDA6(マツダ6)」はパワー不足感がある一方、「MAZDA3(マツダ3)」は2022年8月4日の改良でマイルドハイブリッドシステムが採用され、「MAZDA6(マツダ6)」より軽やかに加速するようになっています。
そのため「MAZDA6(マツダ6)」は、その他のパワートレインがおすすめです。
「MAZDA3(マツダ3)」の1.5Lガソリン車は、決してトルクフルでパワーがあるという印象はありませんが、街乗りでパワー不足を感じることはないと思います。
ただ、上り坂や追い越し時はパワー不足を顕著に感じるため、2.0Lマイルドハイブリッド車(e-SKYACTIV G 2.0)の方がおすすめです。
1.8Lディーゼル車は、加速が”鋭い”というより”力強い”印象で、アクセルを踏み込む上り坂や追い越し時などに低回転域で力強く加速する感じです。
逆に、平坦路などアクセルを浅く踏んだ際の加速感は悪く言えば重く、ガソリン車の方が軽いと感じました。
「アクセラ」時代は2.2Lディーゼルを搭載していたため、パワーダウン感は否めません。
乗り心地
乗り心地は両車ともに良く、「G-ベクタリング コントロール プラス」のおかげか、ブレーキを踏んだ際に発生する前後のGや、カーブ時に発生する横Gを感じにくく、頭が振られない(揺れない)ため、酔いにくい印象です。
乗り心地が良く感じたのは、シート形状が良いことも要因の1つだと思います。
しかし、サスペンションの性能は1クラス上の「MAZDA6(マツダ6)」の方が優秀で、路面の凹凸による突き上げなどは「MAZDA3(マツダ3)」以上に抑制されている印象です。
総合的に、乗り心地は「MAZDA6(マツダ6)」の方が優秀でしょう。
安全性能の比較
安全性能について、比較していきます。
下表に各車の安全装備を整理しています。同機能の装備を同行に示しています。
MAZDA3(マツダ3) | MAZDA6(マツダ6) |
アダプティブ・LED・ヘッドライト | アダプティブ・LED・ヘッドライト |
ハイ・ビーム・コントロールシステム | ハイ・ビーム・コントロールシステム |
ー | アダプティブ・フロントライティング・システム |
車線逸脱警報システム | 車線逸脱警報システム |
クルージング&トラフィック・サポート | クルージング&トラフィック・サポート |
レーンキープ・アシスト・システム | レーンキープ・アシスト・システム |
スマート・ブレーキ・サポート(自転車検知機能付) | アドバンスド・スマート・シティ・ブレーキ・サポート(夜間歩行者検知機能付)、スマート・ブレーキ・サポート |
AT誤発進抑制制御[前進時][後退時] | AT誤発進抑制制御[前進時][後退時] |
スマート・ブレーキ・サポート[後退時] | スマート・シティ・ブレーキ・サポート[後退時] |
ブラインド・スポット・モニタリング | ブラインド・スポット・モニタリング |
前側方接近車両検知(FCTA) | - |
後側方接近車両検知(RCTA) | リア・クロス・トラフィック・アラート(RCTA) |
スマート・ブレーキ・サポート[後進時左右接近物] | - |
360°ビュー・モニター | 360°ビュー・モニター |
交通標識認識システム | 交通標識認識システム |
ドライバー・アテンション・アラート | ドライバー・アテンション・アラート |
ドライバー・モニタリング | - |
マツダ・レーダー・クルーズ・コントロール 全車速追従機能付 | マツダ・レーダー・クルーズ・コントロール 全車速追従機能付 |
自動防眩ルームミラー | 自動防眩ルームミラー |
ヒル・ローンチ・アシスト | ヒル・ローンチ・アシスト |
G-ベクタリング コントロール プラス(GVC Plus) | G-ベクタリング コントロール プラス(GVC Plus) |
安全性能を比較すると、総合的に「MAZDA3(マツダ3)」の方が優秀でしょう。
「MAZDA3(マツダ3)」が優秀なのは、以下の点です。
- 自動ブレーキに夜間歩行者及び自転車検知機能が付いている
- 誤発進抑制制御機能が歩行者(前方)も検知対象となっている
- 前方左右の死角からの車両を検知する機能が搭載されている
- 後退時に後側方から車両が接近した際に警告だけでなく自動ブレーキが作動する機能が搭載されている
- カメラでドライバーの状態を確認し、眠気や疲れを検知し注意喚起を行ってくれる機能が搭載されている
- 運転席ニーエアバッグが搭載されている
「MAZDA3(マツダ3)」に当初から採用されている「クルージング&トラフィック・サポート」は、従来ステアリングアシスト機能がAT車:約55km/h未満、MT車:約30~55km/hのみの対応となっていましたが、2020年11月19日の商品改良により高速域にも作動可能となっています。
また、「MAZDA6(マツダ6)」にも2022年12月9日の商品改良で採用されています。
「MAZDA3(マツダ3)」は2023年4月6日の改良で「AT誤発進抑制制御[前進時/後退時]」が「歩行者(前方)」も検知対象に、「ドライバー・モニタリング」に「わき見警報機能」を新たに追加されるなど、安全性能は先進的です。
「MAZDA6(マツダ6)」と比較しても優秀ですが、他車と比較しても「MAZDA3(マツダ3)」はトップクラスの安全性能となっています。
ただし、ステアリングや車速と連動して照射向きを調整する先進ライトが搭載されている点では「MAZDA6(マツダ6)」の方が優秀でしょう。
価格の比較
価格について、比較します。
MAZDA3(マツダ3)のおすすめグレード&価格
「MAZDA3(マツダ3)」のおすすめグレードは、1.5Lガソリン車なら「15S Package」(約241万円)、2.0Lマイルドハイブリッド車なら「20S Touring」(約284万円)、1.8Lディーゼル車なら「XD Touring」(約311万円)、e-SKYACTIV X搭載車なら「X Touring」(約397万円)です。
ディーラーオプションのマツダオンラインナビ用SDカードアドバンス、ETC代等を加えると、「15S Package」が約274万円、「20S Touring」が約300万円、「XD Touring」が約327万円、「X Touring」が約413万円となります。
※上記の価格は税金などの諸費用を足していません。諸費用を足すと+10~20万円程度の価格になります。
MAZDA6(マツダ6)のおすすめグレード&価格
「MAZDA6(マツダ6)」のおすすめグレードは、2.0Lガソリン車なら「20S」(約296万円)、2.5Lガソリン車なら「25S Sports Appearance」(約352万円)、2.2Lディーゼル車なら「XD」(約338万円)です。
2022年12月9日の商品改良で従来おすすめグレードとして紹介していた「PROACTIVE(プロアクティブ)」が廃止されています。
安全装備や快適装備のメーカーセットオプション、ナビゲーション用SDカードPLUS、ETC代等を加えると、「20S」が約333万円、「25S Sports Appearance」が約361万円、「XD」が約375万円となります。
※上記の価格は税金などの諸費用を足していません。諸費用を足すと+10~20万円程度の価格になります。
価格比較 結果
上記の価格を比較すると、2.0L車ガソリン車(マツダ3は2.0Lマイルドハイブリッド)で比較しても「MAZDA3(マツダ3)」の方が30万円程度安いことがわかります。
「MAZDA3(マツダ3)」には1.5Lガソリン車が設定されているため、さらに60万円程度安く購入できます。
ディーゼル車で比較しても、「MAZDA3(マツダ3)」の方が50万円程度安くなっています。
燃費性能(維持費)でも「MAZDA3(マツダ3)」の方が優秀だったため、差はさらに広がるでしょう。
ただし、価格の近い「MAZDA3(マツダ3)」のe-SKYACTIV X搭載車と「MAZDA6(マツダ6)」のディーゼル車なら、諸費用の減税と維持費の差から「MAZDA6(マツダ6)」の方が安くなるでしょう。
■最も安くなるのは?
年間走行距離が1万km程度であれば10年間使用しても、ディーゼル車とガソリン車の差額は30~40万円程度しか縮まりません。
そのため、年間走行距離が1万km程度であれば、初期費用が安い「MAZDA3(マツダ3)」の1.5Lガソリン車を選択した方が安くなる可能性が高くなります。
年間走行距離が2万km程度であれば、「MAZDA3(マツダ3)」のディーゼル車が最も安くなるでしょう。
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しかし、新古車・未使用車や走行距離1,000km程度の車は新車同様です。
さらに、モノによっては普通に新車を買う場合より60万円以上安く買えるケースも多数あります!
上記を考えると、新車購入を検討中の方は“新車同様の中古車を探してみる”という選択肢も大いにありだと思いませんか?!
また、中古車の場合は納期待ちが長い車と異なり、すぐに納車されます。人気車種の場合は納車に1年以上かかるケースがあることも考えると、魅力的ではないでしょうか。
■中古車のメリット、デメリット
“新車同様の中古車”を買う場合のメリットは何といってもその「安さ」が魅力ですが、デメリットは「自分の付けたいオプションが選べない」という点でしょう。
ただし、上記はメーカーオプションの場合のみで、ディーラーオプションの場合は後付けも可能です。
そのため、中古車を選ぶ際は車のカラー及びメーカーオプションを妥協しないようにしましょう。
■中古車を買うなら中古車販売台数トップクラスのガリバーがおすすめ!
中古車を買うなら、中古車販売台数トップクラスのガリバーがおすすめです。
中古車業界の最大手で、知名度も高く、信頼性が高いため安心です。
さらに、ガリバーは以下のメリットもあります。
- 修復歴車(事故車、事故歴ありの車)を販売していない
- 納車後、100日以内であれば返品可能
- ディーラーより長い10年保証(走行距離無制限、ハイブリッドカーのバッテリーなども保証)
ガリバーによると、修復歴車の約4割(39.4%)の車で何らかの故障が発生していたため、修復歴車の販売をやめたようです。そんな修復歴車を販売していないので、故障が発生するリスクが低いともいえますね。
特に驚きなのが、100日以内であれば返品可能というところではないでしょうか。これなら、仮に購入した車に問題があった場合や、急に車の使用シーンが大きく変わっても安心ですよね。
その他、ディーラーよりも長い10年保証というのも心強いです。ハイブリッドカーのバッテリーなども保証対象なのでさらに安心です。走行距離が何kmでも保証対象です。
■中古車は早いもの勝ち!非公開在庫もある!
中古車は基本的に1台限りのものですので、良い車も早く問い合せしないと売れてしまう可能性があります。
また、ガリバーでは毎日約500台の車を買取しており、まだネット上で公開されていない車(非公開在庫)もたくさんあります。
ガリバー 公式サイトに登録すれば、自分で検索するだけでは見つけられない”あなたに最適な車”をガリバーが探し出してくれます。さらに「非公開在庫」も優先的に紹介してもらえます。
気になった車、欲しい車がある方はガリバーに登録して探してもらいましょう!
※中古車の販売金額は申込完了ページには表示されません。登録後、ガリバーから電話がかかってくるので、そこで詳しい話を聞いてみましょう。
まとめ
今回は、マツダ「MAZDA3(マツダ3)」とマツダ「MAZDA6(マツダ6)」の違いを比較しながらご紹介しました。
「MAZDA3(マツダ3)」と「MAZDA6(マツダ6)」の比較結果を以下にまとめてみました。
- 運転のしやすさ:「MAZDA3」の方が取り回しが良い
- エクステリアやインテリアの質感:同程度、むしろ「MAZDA3」の方が上質
- 車内の広さ:「MAZDA6」の方が後部座席やラゲッジスペースが広い
- 快適装備:「MAZDA6」は助手席や後席の快適装備が豊富、「MAZDA3」は先進装備が豊富
- 燃費性能:「MAZDA3」の方が優秀
- エンジン性能:「MAZDA6」の方が優秀
- 乗り心地:「MAZDA6」の方が優秀
- 安全性能:総合的に「MAZDA3」の方が優秀だが、一部で「MAZDA6」の方が優秀
- 価格の安さ:「MAZDA3」の方が圧倒的に安い
上記のとおり、1クラス上の「MAZDA6(マツダ6)」よりも新型である「MAZDA3(マツダ3)」が上回っている項目も多く、まさに”クラスを超えたクルマ”であるといえます。
そのため、筆者的には「MAZDA3(マツダ3)」がおすすめです。
主な理由は、価格が安いにも関わらず、車内外の質感が高く、コネクティッドサービスも使用でき、安全性能が優れているからです。
ただ、車内の広さや”走り”を考慮すれば「MAZDA6(マツダ6)」の方が優れているため、どの点を重視するかによって、どちらが良いかは変わってくると思います。
何れにしても、エクステリア・インテリアの質感は高く、”走る”・”曲がる”・”止まる”という車の基本的な性能も優れており、”所有する満足感”といった点においても国産他社を圧倒しているため、両車ともにおすすめです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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