こんにちは!青空ひつじ(♂)です。
今回は、第28回(2019年次)「RJCカー・オブ・ザ・イヤー」の「6ベストカー」に選ばれた各車の詳細情報をご紹介します。
6ベストカーというのは、ノミネートされた日本車11台の中から一次開票で選出された車たちです。
最終選考会は2018年11月13日に行われ、三菱「エクリプス クロス」が受賞しました。
ちなみに「RJCカー・オブ・ザ・イヤー」は1991年から始まった歴史ある賞で、NPO法人「日本自動車研究者ジャーナリスト会議」(略称RJC)により選考されます。
日本には、二大カー・オブ・ザ・イヤーの1つとして「日本カー・オブ・ザ・イヤー」もありますが、「2018-2019 日本カー・オブ・ザ・イヤー」については、以下の記事でご紹介していますので、興味のある方は、是非ご覧になってください。
それでは、「6ベストカー」に選ばれた各車の詳細情報をご紹介します。
※以下の価格は2018年当時(消費税8%)の価格です。
RJCカー・オブ・ザ・イヤー 過去10年の受賞車
まず、過去10年(2008年まで)の受賞車をご紹介します。
- 2008年(第18回:2009年次):スズキ「ワゴンR」
- 2009年(第19回:2010年次):ホンダ「インサイト」
- 2010年(第20回:2011年次):スズキ「スイフト」
- 2011年(第21回:2012年次):日産「リーフ」
- 2012年(第22回:2013年次):日産「ノート」
- 2013年(第23回:2014年次):マツダ「アテンザ」
- 2014年(第24回:2015年次):スズキ「ハスラー」
- 2015年(第25回:2016年次):スズキ「アルト」
- 2016年(第26回:2017年次):日産「セレナ」
- 2017年(第27回:2018年次):スズキ「スイフト」
圧倒的にスズキ車率が高いですね。「日本カー・オブ・ザ・イヤー」が比較的高い車が選ばれることが多く、軽自動車が選ばれることはない(※スモールモビリティ部門が存在します)ことも影響しているのかもしれません。
また、「RJCカー・オブ・ザ・イヤー」の場合は、輸入車(外車)と分けて評価しています。輸入車(外車)は「インポート」部門で評価されます。その点も「日本カー・オブ・ザ・イヤー」と異なります。
※「日本カー・オブ・ザ・イヤー」も「インポート」部門がありますが、その年のカー・オブ・ザ・イヤーに選ばれた場合はなくなります。
2011年(第21回:2012年次)の日産「リーフ」だけは、珍しく「RJCカー・オブ・ザ・イヤー」と「日本カー・オブ・ザ・イヤー」のダブル受賞となりました。
2019年次 RJCカー・オブ・ザ・イヤー ノミネート車
第28回(2019年次)「RJCカー・オブ・ザ・イヤー」にノミネート車をご紹介します。
- トヨタ「カローラスポーツ」
- トヨタ「クラウン」
- トヨタ「センチュリー」
- レクサス「LS」
- 日産「セレナ e-POWER」
- ホンダ「クラリティ PEHV」
- ホンダ「CR-V」
- マツダ「CX-8」
- スバル「フォレスター」
- 三菱「エクリプス クロス」
- ダイハツ「ミラ トコット」
※「6ベストカー」に選ばれた車種は着色しています。
前述の通り、第28回(2019年次)「RJCカー・オブ・ザ・イヤー」は三菱「エクリプス クロス」です。
No1.日産 セレナ e-POWER
日産「セレナ」は、1991年から発売されている7人または8人乗りのミニバンで、現在(2018年)のモデルは2016年にフルモデルチェンジが行われ、2018年3月1日に「e-POWER」モデルが追加となりました。
「セレナ」のボディサイズは、以下のとおりです。
全長(mm):4,690~4,770
全幅(mm):1,695~1,740
全高(mm):1,865~1,875
ホイールベース(mm):2,860
車両重量(kg):1,630~1,770
最小回転半径(m):5.5~5.7
最低地上高(mm):140~160
「セレナ」のパワートレインは、2.0Lガソリンエンジン、2.0Lハイブリッド(ガソリンエンジン+モーター)、e-POWER(1.2ガソリンエンジン+モーター)の3種類となっています。
最高出力は、最も高い2.0Lガソリンエンジンで110W 〈150PS〉、
最大トルクは、最も高いe-POWERで320N・m 〈32.6kgf・m〉を発揮します。
燃費性能は、最も良いe-POWERモデルで26.2km/L(JC08モード)となっています。
「セレナ」の価格帯は、約244万円~約382万円です。
No2.ホンダ クラリティPHEV
ホンダ「クラリティ」は、2014年に発売されたトヨタ「MIRAI」と同じく水素で走る燃料電池車ホンダ「クラリティ FUEL CELL」(2016年発売)のPHEV版として2018年から発売された5人乗りのセダンです。
「クラリティ PHEV」のボディサイズは、以下のとおりです。
全長(mm):4,915
全幅(mm):1,875
全高(mm):1,480
ホイールベース(mm):2,750
車両重量(kg):1,850
最小回転半径(m):5.7
最低地上高(mm):135
「クラリティ PHEV」のパワートレインは、1.5Lプラグインハイブリッド(ガソリンエンジン+モーター)の1種類となっています。システムとしては「i-MMD」をプラグインハイブリッド車用へ最適化したものです。
最高出力は135W 〈184PS〉、最大トルクは315N・m〈32.1kgf・m〉を発揮します。
燃費性能は24.2km/L(WLTCモード)、EV走行距離は101.0km(WLTCモード)となっています。
「クラリティ PHEV」はグレードが1種のみで、価格は約588万円です。
ちなみに「クラリティ FUEL CELL」の価格は約767万円です。
No3.ホンダ CR-V
ホンダ「CR-V」は、1995年から発売されている5人または7人乗りのSUVです。最新の5代目「CR-V」は、海外では2016年10月から既に発売されており、日本で2018年8月に発売開始、ハイブリッドモデルは2018年11月からの発売となっています。
以下の記事で「CR-V」をスバル「フォレスター」、マツダ「CX-5」と比較しながらご紹介していますので、興味のある方は、是非ご覧になってください。
「CR-V」のボディサイズは、以下のとおりです。
全長(mm):4,605
全幅(mm):1,855
全高(mm):1,680~1,690
ホイールベース(mm):2,660
車両重量(kg):1,520~1,700
最小回転半径(m):5.5
最低地上高(mm):190~210
「CR-V」のパワートレインは、1.5Lガソリンターボエンジン、2.0L i-MMDハイブリッド(ガソリンエンジン+モーター)2種類となっています。
最高出力は、最も高い1.5Lガソリンターボエンジンで140kW〈190PS〉、
最大トルクは、最も高い2.0L i-MMDハイブリッドで315N・m〈32.1kgf・m〉を発揮します。
燃費性能は、最も良い2.0L i-MMDハイブリッドモデルで21.2km/L(WLTCモード)となっています。
「CR-V」の価格帯は、約323万円~約436万円です。
No4.マツダ CX-8
マツダ「CX-8」は、2017年から発売されている6人または7人乗りのSUVで、2018年10月25日に商品改良が行われています。
商品改良の内容は以下の記事でご紹介していますので、興味のある方は、是非ご覧になってください。
「CX-8」のボディサイズは、以下のとおりです。
全長(mm):4,900
全幅(mm):1,840
全高(mm):1,730
ホイールベース(mm):2,930
車両重量(kg):1,710~1,910
最小回転半径(m):5.8
最低地上高(mm):200
「CX-8」のパワートレインは、2.5Lガソリンエンジン、2.5Lガソリンターボエンジン、2.2Lディーゼルターボエンジンの3種類なっています。
最高出力は、最も高い2.5Lガソリンターボエンジンで169kW 〈230PS〉、
最大トルクは、最も高い2.2Lディーゼルターボエンジンで450N・m 〈45.9kgf・m〉を発揮します。
燃費性能は、最も良い2.2Lディーゼルターボエンジンモデルで15.8km/L(WLTCモード)となっています。
「CX-8」の価格帯は、約290万円~約446万円です。
No5.スバル フォレスター
スバル「フォレスター」は、1997年から発売されている5人乗りのSUVで、2018年7月19日にフルモデルチェンジが行われ、発売されました。遅れて2018年9月14日に「e-BOXER」を搭載するマイルドハイブリッドモデル「Advance」が発売されました。
以下の記事で「フォレスター」とホンダ「CR-V」、マツダ「CX-5」、スバル「SUBARU XV」やスバル「レガシィ アウトバック」などと比較しながらご紹介していますので、興味のある方は、是非ご覧になってください。
「フォレスター」のボディサイズは、以下のとおりです。
全長(mm):4,625
全幅(mm):1,815
全高(mm):1,715~1,730
ホイールベース(mm):2,670
車両重量(kg):1,520~1,660
最小回転半径(m):5.4
最低地上高(mm):220
「フォレスター」のパワートレインは、2.5L直噴ガソリンエンジンと2.0L直噴ガソリンエンジンにモーターを組み合わせた「e-BOXER」の2種類なっています。
最高出力は、最も高い2.5L直噴ガソリンエンジンで136kW〈184PS〉、
最大トルクは、最も高い2.5L直噴ガソリンエンジンで239N・m〈24.4kgf・m〉を発揮します。
燃費性能は、最も良い「e-BOXER」モデルで14.0km/L(WLTCモード)となっています。
「フォレスター」の価格帯は、約281万円~約310万円です。
No6.三菱 エクリプス クロス
三菱「エクリプス クロス」は、三菱「RVR」と三菱「アウトランダー」の中間的なサイズの5人乗りのコンパクトSUVとして、2018年から発売されました。
「エクリプス クロス」のボディサイズは、以下のとおりです。
全長(mm):4,405
全幅(mm):1,805
全高(mm):1,685
ホイールベース(mm):2,670
車両重量(kg):1,460~1,550
最小回転半径(m):5.4
最低地上高(mm):175
「エクリプス クロス」のパワートレインは、1.5Lガソリンターボエンジンの1種類となっています。
最高出力は110kW 〈150PS〉、最大トルクは240N・m 〈24.5kgf・m〉を発揮します。
燃費性能は15.0km/L(JC08モード)となっています。
「エクリプス クロス」の価格帯は、約253万円~約310万円です。
「エクリプス クロス」の詳細を、トヨタ「C-HR」とホンダ「ヴェゼル」と比較しながら、以下の記事でご紹介していますので、興味のある方は是非ご覧ください。
まとめ
今回は、「RJCカー・オブ・ザ・イヤー」の「6ベストカー」についてご紹介しました。
6車種中4車種がSUVということで、昨今のSUV人気がよくわかりますね。
ちなみに、「6ベストカー」の中で、
最もお手頃に購入できるのは、日産「セレナ」で価格は約244万円から、
SUVのみで最もお手頃に購入できるのは、三菱「エクリプス クロス」で価格は約253万円から、
最高出力が最も高いのは、マツダ「CX-8」の2.5Lガソリンターボエンジンで169kW 〈230PS〉、
最大トルクが最も高いのは、マツダ「CX-8」の2.2Lディーゼルターボエンジンで450N・m 〈45.9kgf・m〉、
燃費性能が最も優秀だったのは、ホンダ「クラリティ PHEV」で24.2km/L(WLTCモード)でした。
第28回(2019年次)の「RJCカー・オブ・ザ・イヤー」は三菱「エクリプス クロス」でしたが、受賞できなかった各車どれも良い車だと思います。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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