こんにちは!青空ひつじ(♂)です。
今回は、2018年に発売された新型5代目ホンダ「CR-V」の「2.0L i-MMDハイブリッド」モデルと「1.5L VTEC TURBO」モデルにがっつり試乗してきましたので、良かった点や悪かった点をまとめてご紹介します。
最大トルクの数値的には「2.0L i-MMDハイブリッド」の方が圧倒していますが、どれくらい「走り」が違うのか!?
ホンダ CR-Vとは
CR-Vの歴史
ホンダ「CR-V」は、1995年から販売されているSUVです。初代「CR-V」は同時期に発売されたトヨタ「RAV4」とともに都会的でスタイリッシュなSUV車の人気の火付けとしてヒットしました。
しかし、日本では徐々に人気がなくなり、4代目「CR-V」はマイナーチェンジを受けることなく2016年3月31日に生産終了となりました。
日本で2018年8月31日に発売された5代目「CR-V」は、海外では2016年10月から既に発売されており、2017年は世界で約75万台販売される等、世界的に人気車なのです。
※1位トヨタ「カローラ」(約116万台)、2位ホンダ「シビック」(約83万台)、3位フォルクスワーゲン「ゴルフ」(約79万台)、4位トヨタ「RAV4」(約79万台)、5位ホンダ「CR-V」(約75万台)
パワートレイン
パワートレインは、「1.5L VTEC TURBOエンジン」(直列4気筒1.5Lターボ「L15B」型エンジン)、「2.0L i-MMDハイブリッド」(直列4気筒2.0L「LFB」型エンジン+「H4」型モーター)の2種です。
「1.5L VTEC TURBOエンジン」は、ホンダ「ジェイド」や「シビック」と同じですが、「ジェイド」が最高出力150PS、「シビック」が173PSのところ、「CR-V」は190PS!
なんと「シビック」よりさらにパワーアップしています。
「2.0L i-MMDハイブリッド」は、ホンダ「ステップワゴンスパーダ」や「オデッセイ」と同じですが、「CR-V」はi-MMDハイブリッド初の4WDシステム(リアルタイムAWD)を設定しています。
販売台数状況
「CR-V」の月間の販売台数は1,000台前後です。月間販売台数目標は1,200台とのことですので、若干届かずといったところでしょうか。
ライバルであるトヨタ「RAV4」には大敗で、同じホンダの「インサイト」同様厳しい状況にあるといえます。
「2.0L i-MMDハイブリッド」と「1.5L VTEC TURBO」の違い
「CR-V」の「2.0L i-MMDハイブリッド」モデルと「1.5L VTEC TURBO」モデルの違いについて、まずは、以下スペックの違いをご確認ください。
燃費性能の違い
燃費性能は、JC08モード、WLTCモード、ユーザーが投稿した実燃費を集計したe燃費の値にて比較します。
※実燃費は季節や使用環境により異なります。
※補足:WLTCモードとは
JC08モードはエンジンが温まった状態からの測定結果を75%、エンジンが冷えた状態からの測定結果を25%の比率で燃費を算出していました。WLTCモードでは、エンジンが冷えた状態からの測定結果のみを使用し、乗員や積載物の重量も考慮されることになり、これまでのJC08モードよりも実燃費値に近い条件となります。
- WLTCモード:市街地、郊外、高速道路の平均的な使用時間配分で構成した国際的な走行モード
- 市街地モード(WLTC-L):信号や渋滞等の影響を受ける比較的低速な走行を想定
- 郊外モード(WLTC-M):信号や渋滞等の影響をあまり受けない走行を想定
高速道路モード(WLTC-H):高速道路等での走行を想定
・「2.0L i-MMDハイブリッド」モデル
・「HYBRID EX」、「HYBRID EX・Masterpiece」(※いずれも2WD)
→25.8km/L(JC08モード)
→21.2km/L(WLTCモード)
→18.36km/L(e燃費より)
・「1.5L VTEC TURBO」モデル
・「EX」(※2WD、5人乗り)
→15.8km/L(JC08モード)
→11.59km/L(e燃費より)
「2.0L i-MMDハイブリッド」モデルの方が燃費性能は優秀です。
実燃費(e燃費)で6.0km/L以上という圧倒的な差があります。
エンジン性能の違い
エンジン性能の違いを、カタログ数値で比較します。
・「2.0L i-MMDハイブリッド」モデル
・「HYBRID EX」、「HYBRID EX・Masterpiece」
エンジン
→最高出力 107kW〈145PS〉/6,200rpm
→最大トルク 175N・m〈17.8kgf・m〉/4,000rpm
モーター
→最高出力 135kW〈184PS〉/5,000~6,000rpm
→最大トルク 315N・m〈32.1kgf・m〉/0~2,000rpm
・「1.5L VTEC TURBO」モデル
・「EX」、「EX・Masterpiece」
エンジン
→最高出力 140kW〈190PS〉/5,600rpm
→最大トルク 240N・m〈24.5kgf・m〉/2,000~5,000rpm
スペック的には、最高出力は概ね同じですが、最大トルク的に「2.0L i-MMDハイブリッド」モデルの方が優秀です。
実際、試乗してみた上での比較は後述しております。
価格の違い
ハイブリッド車、ガソリン車それぞれの標準グレードで価格を比較します。
7人乗りモデルもありますが、比較のため5人乗りモデルで比較します。
「HYBRID EX」(FF/5人乗り)が約385万円、「EX」(FF/5人乗り)が約329万円です。
「CR-V」はカーナビやETC、リアカメラが全車標準装備のため、その他オプションを装備しない場合は上記金額と同じ「HYBRID EX」は約385万円、「EX」は約329万円となります。
※上記の価格は税金などの諸費用を足していません。諸費用を足すと+15~25万円程度の価格になります。
ハイブリッド車とガソリン車の価格差は約55万円となります。
ちなみに、ディーラーで確認したところ、値引きは15万円程度でした。
【試乗記】2.0L i-MMDハイブリッドと1.5L VTEC TURBOを徹底比較!
「2.0L i-MMDハイブリッド」と「1.5L VTEC TURBOエンジン」を全く同じ道でどれくらい走りの違いがあるか、試乗にて試してみました!
正直、試乗するまでは圧倒的に「2.0L i-MMDハイブリッド」の方が面白いだろうと思っていました。
しかし、実際乗ってみたら、一般道(時速60km程度まで)での比較だと加速性能はほぼ同じに感じました。いや、むしろ「1.5L VTEC TURBOエンジン」の方が加速は面白くさえ感じました。
「2.0L i-MMDハイブリッド」も加速はスムーズで、踏み込むと結構頭を後ろに持っていかれる感じはありましたが、「1.5L VTEC TURBOエンジン」も負けないくらい加速します。
ディーラーさん曰く、ハイブリッド車はラグジュアリーに造られている一方、ターボ車はスポーティよりに造られているとのこと。そのため、走り好きな方には「1.5L VTEC TURBOエンジン」の方が受けは良いようです。
最大トルクの数値的には「2.0L i-MMDハイブリッド」の方が圧倒しているだけに、かなり意外な結果でした。
「1.5L VTEC TURBOエンジン」かなり面白いです。
ディーラーさん曰く、時速100km以上となると2.0Lエンジンを搭載しているハイブリッド車の方が伸びは良いということです。また、静粛性はハイブリッド車の方がもちろん静かです。
ただ、両モデルとも静粛性は高く、乗り心地もかなり良かったです。後部座席のシートの座り心地も良く、家族にも大変好評でした。「CR-V」の前に試乗した日産「エクストレイル」と比較すると、走りもですが乗り心地も「CR-V」が勝っています。また、後部座席の足元中央の出っ張りが他車よりも小さめだったのも好印象です。
3列目は正直狭くて、あまり実用的ではないという印象で、ラゲッジスペースも若干狭くなってしまうみたいなので、個人的には2列シート車の方が良いと感じました。
「2.0L i-MMDハイブリッド」と「1.5L VTEC TURBOエンジン」の燃費性能を比較すると、実燃費で6.0km/Lくらい差がでるかと思いますが、パワーだけなら「1.5L VTEC TURBOエンジン」もかなり優秀です!
個人的にはかなり大好きな「1.5L VTEC TURBOエンジン」。おすすめです!
CR-V おすすめグレード
「CR-V」のおすすめグレードは、「HYBRID EX」です。
前述の通り、加速はスムーズですし、静粛性も高い、そしてガソリン車より圧倒的に燃費性能が良い「2.0L i-MMDハイブリッド」は素晴らしいです。
ただし・・・価格が高い!!
他社のミドルサイズSUVと比較しても、50万円程度は高いです。トヨタ「ハリアー」か1クラス上のマツダ「CX-8」が買えるレベルの金額になってきます。
予算に余裕がない場合は、「EX」もかなりおすすめです。
前述の通り、「2.0L i-MMDハイブリッド」に全く負けていない加速性能があり、税金や維持費の面で、他社2.0LクラスのミドルサイズSUVより有利なので、お得です。
【PR】車の下取り価格を25万円以上アップさせるコツ!
新車を購入する際、現在の車をディーラーで下取りに出す方も多いと思います。
しかし、中古車買取サービスを使用することで現在の車を25万円以上高く売ることも可能です!
中古車買取サービスは、他社買取業者より高い買取価格がつく楽天Car車買取がおすすめです。
■楽天Car車買取が高価買取できる理由
楽天Car車買取が高価買取できる理由は、楽天が主催するネットオークションに車を直接出品するため、中間コストをカットできることにあります。
そのため、ディーラーの下取りや他社買い取り業者より高い買取価格がつく可能性が高くなっているのです。
実際の高価買取実績は楽天Car車買取公式HPにて掲載しているため、気になる方は確認してみましょう。
■楽天グループが運営する車買取サービスのため安心
楽天Car車買取は、楽天グループの楽天カー株式会社のサービスとなっています。
2023年に発覚したビッグモーターの不正問題など、中古車業界を激震させる事件がありましたが、楽天カー株式会社は売上高が年間1兆円を超えるインターネット関連企業最大手の楽天グループの会社のため、安心感があるといえるでしょう。
■査定を受ける回数は1回のみ!個人情報が流れない!
楽天Car車買取は、いわゆる一括査定サービスと異なり、査定を受ける回数は1回のみとなっています。
私は一括査定サービスに登録した経験がありますが、各業者からの山の様なメールと電話が来て大変鬱陶しい思いをすることになりました。
個人情報も各社に流れてしまうため、プライバシー保護の観点からみても良くありません。
楽天Car車買取は、そういった心配は無用といえるでしょう。
また、査定までの全ての工程を楽天カー株式会社が担当するため、複数の業者と話をする必要はありません。
■楽天ポイントが最大5,000ポイントもらえる!
車の売却成立で1,000ポイント、さらにマイカー割のメンバー登録を行うと合計5,000ポイントが貰えます。
※進呈される最新のポイント数は楽天Car車買取公式HPにてご確認ください。
マイカー割は、お得なメルマガが届いたり、車関連のサービスでポイントが追加で貰えたり、車用品などに使えるクーポンが貰えるキャンペーンとなっているため、入って損はありません。
楽天ポイントは売却価格とは一切関係ありませんので、楽天で車を売るだけで5,000円貰えると言っても過言ではありません。
■あなたの愛車の価格を知り、さらに高く売りましょう!
高価買取実績のある楽天Car車買取で無料査定することにより、あなたの愛車が高く売れる可能性は大きく広がります。
高値がつけば楽天Car車買取でそのまま売ってしまっても良いですし、さらに楽天Car車買取で出された査定額を用いてディーラーで価格交渉の材料に使う手もあります。
私はスズキ「スペーシア カスタム」を売る際、ディーラーで下取りに出した後に楽天Car車買取を知り、「もっと高く売れたなぁ」と大変後悔しました。
私のような後悔をしないためにも楽天Car車買取に出品して、現在の車を少しでも高く売って、新しい車を安く買いましょう。
【PR】“新車同様の中古車”なら、新車より60万円以上安い!
車は基本的に新車で買うもの!私はずっとそう考えていました。
しかし、新古車・未使用車や走行距離1,000km程度の車は新車同様です。
さらに、モノによっては普通に新車を買う場合より60万円以上安く買えるケースも多数あります!
上記を考えると、新車購入を検討中の方は“新車同様の中古車を探してみる”という選択肢も大いにありだと思いませんか?!
また、中古車の場合は納期待ちが長い車と異なり、すぐに納車されます。人気車種の場合は納車に1年以上かかるケースがあることも考えると、魅力的ではないでしょうか。
■中古車のメリット、デメリット
“新車同様の中古車”を買う場合のメリットは何といってもその「安さ」が魅力ですが、デメリットは「自分の付けたいオプションが選べない」という点でしょう。
ただし、上記はメーカーオプションの場合のみで、ディーラーオプションの場合は後付けも可能です。
そのため、中古車を選ぶ際は車のカラー及びメーカーオプションを妥協しないようにしましょう。
■中古車を買うなら中古車販売台数トップクラスのガリバーがおすすめ!
中古車を買うなら、中古車販売台数トップクラスのガリバーがおすすめです。
中古車業界の最大手で、知名度も高く、信頼性が高いため安心です。
さらに、ガリバーは以下のメリットもあります。
- 修復歴車(事故車、事故歴ありの車)を販売していない
- 納車後、100日以内であれば返品可能
- ディーラーより長い10年保証(走行距離無制限、ハイブリッドカーのバッテリーなども保証)
ガリバーによると、修復歴車の約4割(39.4%)の車で何らかの故障が発生していたため、修復歴車の販売をやめたようです。そんな修復歴車を販売していないので、故障が発生するリスクが低いともいえますね。
特に驚きなのが、100日以内であれば返品可能というところではないでしょうか。これなら、仮に購入した車に問題があった場合や、急に車の使用シーンが大きく変わっても安心ですよね。
その他、ディーラーよりも長い10年保証というのも心強いです。ハイブリッドカーのバッテリーなども保証対象なのでさらに安心です。走行距離が何kmでも保証対象です。
■中古車は早いもの勝ち!非公開在庫もある!
中古車は基本的に1台限りのものですので、良い車も早く問い合せしないと売れてしまう可能性があります。
また、ガリバーでは毎日約500台の車を買取しており、まだネット上で公開されていない車(非公開在庫)もたくさんあります。
ガリバー 公式サイトに登録すれば、自分で検索するだけでは見つけられない”あなたに最適な車”をガリバーが探し出してくれます。さらに「非公開在庫」も優先的に紹介してもらえます。
気になった車、欲しい車がある方はガリバーに登録して探してもらいましょう!
※中古車の販売金額は申込完了ページには表示されません。登録後、ガリバーから電話がかかってくるので、そこで詳しい話を聞いてみましょう。
まとめ
今回は、ホンダ「CR-V」の「2.0L i-MMDハイブリッド」モデルと「1.5L VTEC TURBO」モデルを徹底比較してみました。
結果として、最大トルクでは負けていた「1.5L VTEC TURBO」モデルもかなり面白かったということが分かりました。
これは、数値だけではわからないことだと思います。
なので、「CR-V」の購入を考えられている方、いや、車の購入を考えられている方は、検討している車に全て試乗して、じっくり乗り比べてから購入する様にしてもらいたいです。
スペック的には似ていても乗ってみたら全然違ったり、逆にかなり大差があっても乗ってみたらほとんど同じだったり、乗ってみなければわからないことは多くあります。
話が逸れましたが、「CR-V」かなり良い車です!おすすめです!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
コメント