こんにちは!青空ひつじ(♂)です。
今回は、2019年7月18日に発表されたマツダ「デミオ(MAZDA2)」の商品改良による変更点、「デミオ」との違いをまとめてみました。
最大の変更点は、「デミオ」から「MAZDA2(マツダ・ツー)」へと車名変更されたこと、先進安全装備が採用されたことですが、その他何が変わったのか!?
また、「MAZDA2(マツダ2)」のおすすめグレードもまとめています。
マツダ「デミオ(MAZDA2)」商品改良による変更点
2019年7月18日に発表されたマツダ「デミオ(MAZDA2)」の商品改良による変更点は、以下のとおりです。
■車名
- 車名を「デミオ」から「MAZDA2(マツダ・ツー)」に変更
■エクステリア
- フロントグリルは「MAZDA6」等と同様のメッシュパターンに変更
- フロントフォグランプを廃止し「MAZDA6」等と同様の水平基調のメッシュガーニッシュを採用
- 16インチアルミホイールは高輝度塗装を施すなど、質感を向上
■インテリア
- ドアアームレストに合成皮革を採用するなど、インテリアデザインの変更
- 静粛性の向上
■快適性
- 「運転席6Wayパワーシート&ドライビングポジションメモリー機能」を上位グレードに設定
- マツダ コネクトにApple CarPlay、Android Auto対応機能を追加
■乗り心地(サスペンション、シャシー)
- 頭がぶれにくい新構造のフロントシート、乗り心地を向上した新サスペンションシステム「SKYACTIV-VEHICLE ARCHITECTURE」を採用
- 「G-ベクタリング コントロール」は「G-ベクタリング コントロール プラス」にバージョンアップ
■安全性能
- 「マツダ・レーダー・クルーズ・コントロール(MRCC)」を全車速追従機能付にバージョンアップ
- 「レーンキープアシストシステム(LAS)」を採用
- 「アダプティブLEDヘッドライト」はヘッドライトのLEDユニットを20分割化させ、夜間視認性を向上
- 自動防眩ルームミラーを採用
■その他
- 燃費性能を向上させる「i-ELOOP」(減速エネルギー回収システム)をガソリン車にも設定
- 最廉価グレード「15C」の廃止
- グレード「Touring」は「PROACTIV」に名称変更(「15S」、「XD」共通)
- 新グレード「PROACTIVE S Package」の追加
今回の改良は、フルモデルチェンジではなく商品改良ですが、かなり大きく変更されています。先進安全装備や快適装備の追加だけでなく、デザインの変更や乗り心地の改良も行われているため、まさに「デミオ」とは違う車となっています。
今回の改良により、価格が上昇しています。「15S」が5万円程度上昇、最上位グレード「L Package」が24万円程度上昇、最も人気となると思われる中間グレード「PROACTIVE S Package」と前モデル(「デミオ」)の「Touring」を比較すると、10~13万円程度上昇しています。
2019年7月18日より予約受注を開始し、2019年9月12日に発売となります。
前モデルの「デミオ」は2019年6月30日をもって生産を終了しており、在庫がなくなり次第販売は終了するとのことです。旧「デミオ」が欲しい方は、急いでディーラーへ問い合わせてみましょう。
【デミオとの違い】フロントグリルは「MAZDA6」そっくりに!
フロントグリルは「MAZDA2(マツダ2)」になったことで変更されており、上の写真のとおり「MAZDA6(マツダ6)」にそっくりです。
「MAZDA3(マツダ3)」はフロントロアバンパーが多少異なりますが、「MAZDA2(マツダ2)」と「MAZDA6(マツダ6)」は本当にそっくりです。
上の写真のとおり、「MAZDA2(マツダ2)」になったことでリアのデザインも多少変更されています。
※上が「デミオ」、下が「MAZDA2(マツダ2)」です。
リアのデザインは「MAZDA2(マツダ2)」、「MAZDA3(マツダ3)」、「MAZDA6(マツダ6)」で多少異なります。
上記の他にアルミホイールや、車名のエンブレムも変更されています。
一目で「デミオ」と「MAZDA2(マツダ2)」を見分けられる方は少ないかもしれませんが、見た目も「デミオ」から確実に変更されています。
【デミオとの違い】エンジンに変更はないが、乗り心地は大幅向上
”走り”について、エンジンの変更はありませんが、新たに「SKYACTIV-VEHICLE ARCHITECTURE」、「G-ベクタリング コントロール プラス」が採用されています。
これにより、ブレーキを踏んだ際に発生する前後のGや、カーブ時に発生する横Gを感じにくく、頭が振られない(揺れない)ため、乗り心地が大幅に向上されています。
【デミオとの違い】安全性能が大幅に向上!
安全性能は、全車速追従機能付きの「マツダ・レーダー・クルーズ・コントロール(MRCC)」、「レーンキープアシストシステム(LAS)」、自動防眩ルームミラーを採用など、大幅に向上されています。
今回の改良では、主に自動運転技術、夜間の安全性が向上されています。
新型「MAZDA3(マツダ3)」と「MAZDA2(マツダ2)」の装備差
マツダといえば、エントリーモデルからフラッグシップモデルまで安全装備にそこまで大きな違いがないところも魅力的なところですが、「MAZDA3(マツダ3)」にあって「MAZDA2(マツダ2)」にはない装備を以下にまとめてみました。
- 運転席ニーエアバッグ
- 「スマート・ブレーキ・サポート(自転車検知機能付)」
- 「スマート・ブレーキ・サポート(後進時左右接近物)」
- 「クルージング&トラフィック・サポート」
- 「前側方接近車両検知(FCTA)」
- 「ドライバー・モニタリング」
つまり、以下の機能が「MAZDA2(マツダ2)」にはありません。
- ひざ部の衝撃を緩和するエアバッグ
- 自転車検知機能付きの自動ブレーキ
- 後側方から接近する車両にも反応する後退時自動ブレーキ
- 50km/h未満でステアリングアシストを行ってくれる機能(自動運転技術)
- 前側方から接近してくる車両を検知し、警告してくれる機能
- 居眠りをカメラで監視・警告してくれる機能
もちろん、上記の装備は搭載されているに越したことはありませんが、何れの機能もかなり先進的な装備で、トヨタ「カローラスポーツ」やスバル「フォレスター」など、Cセグメントクラス以上の新型車にしか搭載されていない機能です。
強いて言えば、軽自動車の新型ホンダ「N-WGN」にも搭載された、自転車検知機能付きの自動ブレーキは「MAZDA2(マツダ2)」にも搭載してほしかったかなとは思います。
今回の改良で「電動パーキングブレーキ」が採用されなかったのは残念
ただ、筆者が最も搭載してほしかったと感じたのは、「電動パーキングブレーキ」と「オートホールド」です。
「電動パーキングブレーキ」と「オートホールド」は、軽自動車にも搭載されることが一般的になってきた装備ですので、今回の大幅改良を機に採用してほしかったものです。
「電動パーキングブレーキ」はパーキングブレーキのかけ忘れや解除し忘れを防げますし、「オートホールド」は停車時にブレーキペダルを踏みっぱなしにしなくてすむ非常に便利な機能です。
レバーは助手席側に移動する際など、邪魔になるデメリットもありますし、やはり古臭い感はありますよね。
「MAZDA2(マツダ2)」のおすすめグレードは!?
前モデルの「デミオ」のおすすめグレードは、「15S Touring」、「XD Touring」でしたが、「MAZDA2(マツダ2)」ではどのグレードがおすすめなのか!?
「PROACTIVE S Package」にしか設定できない装備
おそらく迷うのが、「PROACTIVE」と「PROACTIVE S Package」のどちらかだと思います。
そこで「PROACTIVE S Package」にしか設定できない装備を以下にまとめてみました。
- ドライバー・アテンション・アラート
- ロアバンパー(フロント及びリア)にサテンクロームメッキ加飾
- フロントグリルがグロスブラック(黒の艶アリ塗装)
- マフラーカッターが標準装備(PROACTIVEはディーラーオプション)
- トノカバーが標準装備(PROACTIVEはディーラーオプション)
- インパネパネルが合成皮革
- コンソールサイドデコレーションが合成皮革
- インパネモールディング、インナードアハンドルがサテンクロームメッキ
- パワーシート、ステアリングヒーターがメーカーオプションで設定可能に
- i-ELOOPがメーカーオプション設定可能に
上記以外の装備差もありますが、全てメーカーオプションなどで設定可能です。
何れも主に質感を向上させる装備であることが分かるかと思います。
また、ほとんどの装備が前モデルの「デミオ」の「Touring」と同様の設定となっていますので、「Touring」が「S Package」に置き換わった形になります。
【注意】「XD PROACTIVE」はステアリングなど本革巻き設定にできない
ここで最も注意すべきなのは、「XD PROACTIVE」はステアリング、シフトノブ、パーキングブレーキが本革巻き設定にできず、シフトスイッチ(パドルシフト)がメーカーオプションではなくディーラーオプションとなっています。
「15S PROACTIVE」と異なりアルミホイールが標準装備なのは良い点なのですが、上記には注意が必要です。
中間グレードの価格を比較
では、「PROACTIVE」と「PROACTIVE S Package」に同様の装備内容となるようにオプション設定した場合の価格を比較してみましょう。
※以下のオプションを設定しています(「S Package」は一部不要)。
- 「マツダ・レーダー・クルーズ・コントロール」などが含まれたセーフティクルーズパッケージ
- ステアリングなどの本革巻き設定、アルミホイールが含まれたスポーティパッケージ
- CD/DVDプレーヤーなどのセット
- 360°ビュー・モニター、自動防眩ルームミラーのセット
- ナビゲーション用SDカード
- ETC車載器
15S PROACTIVE
「15S PROACTIVE」(約169万円)に、メーカーオプションのセーフティクルーズパッケージ、スポーティパッケージ、CD/DVDプレーヤー、360°ビュー・モニター、ディーラーオプションのナビゲーション用SDカード、ETCの価格を含めると、約206万円になります。
15S PROACTIVE S Package
「15S PROACTIVE S Package」(約190万円)に、メーカーオプションのセーフティクルーズパッケージ、CD/DVDプレーヤー、ディーラーオプションのナビゲーション用SDカード、ETCの価格を含めると、約214万円になります。
XD PROACTIVE
「XD PROACTIVE」(約199万円)に、メーカーオプションのセーフティクルーズパッケージ、CD/DVDプレーヤー、360°ビュー・モニター、ディーラーオプションのナビゲーション用SDカード、ETC、シフトスイッチの価格を含めると、約231万円になります。
XD PROACTIVE S Package
「XD PROACTIVE S Package」(約216万円)に、メーカーオプションのセーフティクルーズパッケージ、CD/DVDプレーヤー、ディーラーオプションのナビゲーション用SDカード、ETCの価格を含めると、約240万円になります。
おすすめグレードは「PROACTIVE S Package」!
ガソリン車は8万円程度、ディーゼル車は9万円程度の価格差があることが分かりました。
前述の通り、「PROACTIVE S Package」になれば質感が向上され、「デミオ」の「Touring」と同様の装備内容となります。価格差の感じた方には個人差があると思いますが、装備内容の差を考えれば「PROACTIVE S Package」が最もお得でしょう。
つまり、おすすめグレードは「15S PROACTIVE S Package」、「XD PROACTIVE S Package」です!
ちなみに、車両本体価格が「デミオ」の頃から上昇しているとご紹介しましたが、オプションを設定すると、ガソリン車は7万円程度上昇しているものの、ディーゼル車は全く同じ価格なんです!
つまり、全込み価格で考えると「デミオ」の頃から価格はほとんど上昇していないといえます。
「MAZDA2(マツダ2)」は”買い”なのか!?
これまでご紹介してきた通り、「MAZDA2(マツダ2)」は「デミオ」とは違う車へと改良されていますが、価格はほとんど上昇していません。
そんな「MAZDA2(マツダ2)」は、他社のコンパクトカーと比較しても、質感や乗り心地、安全性能はトップクラスの性能となっており、価格は同価格帯か、むしろ若干安めです。
つまり、「MAZDA2(マツダ2)」はめちゃくちゃ”買い”な車だということです!
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- 納車後、100日以内であれば返品可能
- ディーラーより長い10年保証(走行距離無制限、ハイブリッドカーのバッテリーなども保証)
ガリバーによると、修復歴車の約4割(39.4%)の車で何らかの故障が発生していたため、修復歴車の販売をやめたようです。そんな修復歴車を販売していないので、故障が発生するリスクが低いともいえますね。
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その他、ディーラーよりも長い10年保証というのも心強いです。ハイブリッドカーのバッテリーなども保証対象なのでさらに安心です。走行距離が何kmでも保証対象です。
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気になった車、欲しい車がある方はガリバーに登録して探してもらいましょう!
※中古車の販売金額は申込完了ページには表示されません。登録後、ガリバーから電話がかかってくるので、そこで詳しい話を聞いてみましょう。
まとめ
今回は、マツダ「デミオ(MAZDA2)」の商品改良による変更点、「デミオ」との違いをご紹介しました。
ご紹介したとおり「MAZDA2(マツダ2)」は非常に良い車です。「MAZDA3(マツダ3)」だと「ちょっと大きい」、「ちょっと高い」と感じていた方には非常に魅力的な車となっています。
コンパクトカーを検討していた方には非常におすすめな車です。
しかし、今回大幅に改良された「MAZDA2(マツダ2)」ですが、2020年頃にフルモデルチェンジが行われると噂されています。当然フルモデルチェンジとなれば、さらに価格上昇になるかと思いますが、さらに良い車になることは間違いないでしょう。
お得に購入したいなら今がチャンスですが、フルモデルチェンジを待ってみるのもアリだと思います。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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