こんにちは！青空ひつじ(♂)です。
今回は、2023年12月6日にフルモデルチェンジが行われた新型スズキ「スイフト」のおすすめオプション、不要なオプションをご紹介します。
果たして「スイフト」に必要なオプションとは！？
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新型「スイフト」のおすすめオプション
まずは、新型スズキ「スイフト」のおすすめオプションについて、みていきましょう。
全方位モニター付メモリーナビゲーション
おすすめオプションの1つ目は、メーカーオプションの「全方位モニター付メモリーナビゲーション」です。
「HYBRID MZ」と「HYBRID MX」のみに設定できるオプションで、残念ながらガソリン車の「XG」には設定できません。
「全方位モニター」は、駐車の際に自車を上から見下ろした様なカメラ映像を確認できるだけでなく、走行中に自車の前、または横のカメラ映像を確認することができるため、細い道路への進入時や幅寄せの際にも便利です。
車両前方の障害物を検知した際や、駐車時にシフトをドライブなどに切り替えると車両前方と上から見下ろした映像が表示される自動表示機能も搭載されているため、非常に便利です。
さらに、「全方位モニター付メモリーナビゲーション」を設定すると「ドライバーモニタリングシステム」も合わせて設定されます。
「ドライバーモニタリングシステム」は、ナビゲーション右上に設置されたカメラでドライバーの顔を認識し、ドライバーの居眠りや眠気、脇見を検知し、ブザー音やメーター内表示で警告してくれる機能です。
これにより、高速道路走行時にウトウトした際や、ふと脇見してしまった際の事故を防ぐことに寄与します。
その他、エアバッグ展開時やSOSボタン押下時に緊急車両の手配を行うヘルプネット、スマホでドアロックの確認や操作、エアコン操作が行えるリモート機能、クルマのセキュリティアラーム作動時やエンジン始動時にスマホに通知されるセキュリティ通知機能、などが行える「スズキコネクト」も合わせて設定されます。
「全方位モニター付メモリーナビゲーション」、「ドライバーモニタリングシステム」、「スズキコネクト」のいずれも、利便性が向上するだけでなく、安全性も非常に向上するため、安全装備の1つといえるでしょう。
メモリーナビゲーションは、9インチと大きく見やすいディスプレイに、スマートフォン連携機能であるアップルカープレイやアンドロイドオートを使用できるナビゲーションシステムとなっています。
燃費や航続距離などの車両情報を確認できたり、USBメモリを接続して音楽や動画を楽しむこともできます。
トヨタのディスプレイオーディオと異なり、CD・DVDデッキも標準搭載されていますので、従来のナビと同じ使い方もできます。
そして、ディーラーオプションのナビとの最大の違いは価格です。
メモリーナビゲーションの価格は、9インチディスプレイオーディオが標準装備されている「HYBRID MZ」で133,100円、本オプションで9インチディスプレイが設定される「HYBRID MX」で250,800円となっており、ナビ単体で20万円以上する8インチのディーラーオプションのナビよりお得になっています。
そもそも、ディーラーオプションのナビは「全方位モニター」や「ドライバーモニタリングシステム」、「スズキコネクト」を設定できないため、大きな欠点といえるでしょう。
7インチのナビにすれば、最安15万円前後に価格を抑えることもできますが、ディスプレイサイズが小さいため、動画やナビの視認性が悪く、大きい枠に小さいディスプレイとなることで見た目も不格好で質感も低下します。
ディーラーオプションのナビは、メモリーナビゲーションにはない音声認識機能やCD録音機能などがあるものの、ディスプレイサイズが最大でも8インチと小さく、「全方位モニター」や「スズキコネクト」も設定できないため、メモリーナビゲーションを選択するのが無難でしょう。
※メモリーナビゲーションでもアップルカープレイやアンドロイドオートによる音声認識機能が別途あります。
上記の理由から、「全方位モニター付メモリーナビゲーション」は非常におすすめです。
前述のとおりディーラーオプションのナビを設定するよりお得なため、絶対設定すべきオプションだと考えます。
最上位グレードの「HYBRID MZ」の場合、9インチディスプレイオーディオが標準装備されていますので、スマホのナビ機能を使いこなせる場合は約13万円を浮かせることも可能です。
ただし、本オプションを設定しないと「全方位モニター」や「ドライバーモニタリングシステム」は使えないため、「HYBRID MZ」の場合でも本オプションは非常におすすめだと考えます。
ガソリン車（XGグレード）のナビは何が良いのか！？
前項で「全方位モニター付メモリーナビゲーション」がおすすめと記載しましたが、ガソリン車の「XG」には設定できません。
ガソリン車の「XG」の場合、スズキコネクトを使用できる9インチディスプレイオーディオか、ディーラーオプションのナビをいずれかを選択する形になります。
9インチディスプレイオーディオを選択した場合のメリットは、何と言っても価格です。
121,000円という最も安い価格でディスプレイを設定でき、さらに6スピーカーが設定され、スズキコネクトを使用できる点も大きなメリットでしょう。
一方、デメリットはナビゲーション機能そのものは搭載されない点です。
9インチディスプレイオーディオを選択した場合、ナビを使用する場合はアップルカープレイやアンドロイドオートによりスマホのナビ機能を使用する形になります。
そのため、一部ユーザーにとっては敷居が高く、9インチディスプレイオーディオを選択するユーザーはあまり多くない状況にあります。
ディーラーオプションのナビを選択した場合のメリットは、従来と同様のナビが搭載される点にあるでしょう。
CDやDVDの再生も可能で、逆走注意機能なども搭載されています。
一方、デメリットは価格でしょう。
最も安くても146,190円となっており、音声認識機能が搭載されている最上位の8インチモデルなら250,470円と非常に高価です。
上記のとおり、双方メリットとデメリットがあるため、どちらが良いかはユーザーによって異なりますが、個人的にはエントリーモデルの8インチナビ（194,370円）が価格も安目でおすすめかと考えます。
音声認識機能やHDMI接続による映像や音楽再生ができませんが、ディスプレイサイズもそこそこ大きく、ナビゲーションやCD・DVD再生など基本的な機能は使用できるためです。
ルームランプバルブ
おすすめオプションの2つ目は、ディーラーオプションの「ルームランプバルブ」です。
「スイフト」のルームランプは、残念ながらハロゲンランプが標準装備となっています。
ハロゲンランプだと暗くてよく見えない夜の車内でも、LEDランプなら昼の様に明るくなります。
価格の低下もあり、昨今の新型車の多くはLEDランプが標準装備されています。
そのため、ルームランプをLED化することは非常におすすめなのですが、筆者は基本的にディーラーオプションのLEDランプを推奨していません。
最大の理由は価格で、社外品だと3,000～5,000円程度で購入できる物が、ディーラーオプションだと2万円以上する様な場合が多いからです。
しかし「スイフト」の場合、ディーラーオプションでも価格は4,400円となっており、社外品との価格差が限定的になっています。
自分でルームランプを交換する手間などを考慮すれば、ディーラーオプションの「ルームランプバルブ」を設定するメリットは大きいと考えます。
以上の理由から、ディーラーオプションの「ルームランプバルブ」はおすすめです。
なぜかラゲッジ用のLEDルームランプバルブがディーラーオプションにラインナップされていないため、ラゲッジランプを交換したい方は社外品を購入しましょう。
新型「スイフト」の不要なオプション
次は、逆に筆者が考える不要なオプションをご紹介します。
ディーラーに言われるがままオプションを設定すると、オプション総額が非常に高くなってしまうため、極力不要なオプションは省くようにしましょう。
高すぎるドライブレコーダー
不要なオプションの1つ目は、ディーラーオプションのドライブレコーダーです。
ディーラーで購入した場合、前後方録画タイプなら7万円以上、前だけのドライブレコーダーでも4万円以上と非常に高い価格になることがネックです。
自分で購入した場合、価格は前後方録画タイプのドライブレコーダーなら2万円以下、360°カメラでも3万円前後ですむため、間違いなく自分で購入した方がお得です。
装着は非常に簡単ですが、難しい場合は自分で社外品を購入してディーラーに装着をお願いしても良いと思います。
ディーラーにもよりますが、おそらく無料で装着してくれるでしょう。
クルマは高い買い物ですから、サービスの範囲内でしょう。
※筆者は社外品のLEDマップランプとルームランプを自分で購入し、ディーラーさんに無料で取り付けてもらいました。
メリットがないETC2.0車載器
不要なオプションの2つ目は、ディーラーオプションのETC2.0車載器です。
ETC2.0車載器は、通常のETC車載器より2万円程度高いにも関わらず、恩恵はほとんどありません。
筆者はスバル「インプレッサスポーツ」購入時にETC2.0車載器を選択しましたが、何のメリットもなかったため、以後ETC車載器を装着する様にしています。
東京など一部の地域ではメリットもありますが、ほとんどの地域で価格が高いだけでメリットは少ないため、不要だと考えます。
高価なボディコーティング
不要なオプションの3つ目は、ボディコーティングです。
ボディコーティングは、多くのディーラーでおすすめされますが、小まめ（1ヶ月～2ヶ月に1回程度）に洗車を行うのであれば、筆者は不要だと考えています。
価格も5～8万円前後と非常に高額なため、可能であれば外しましょう。
新型「スイフト」の見積もり額・値引き額
では最後に、新型スズキ「スイフト」の見積り額をみていきましょう。
- XG（2WD）：約200万円
- HYBRID MX（2WD）：約221万円
- HYBRID MZ（2WD）：約234万円
上記の価格は、オプションに全方位モニター付メモリーナビゲーション、マット、ETC車載器を設定した場合の価格です。
※XGは全方位モニター付メモリーナビゲーションではなくディーラーオプションのナビを設定
オプション総額は「XG」で約26万円、「HYBRID MX」で約29万円、「HYBRID MZ」で約17万円となっています。
その他、メンテパックを別途設定していますが、メンテパックは点検代を“先に払っているだけ”なため、上記の価格からは抜いています。
気になる値引き額は10万円でした。
値引き額は発売直後ということもあり控えめな額でしたが、時期によってはもっと引き出すことも可能でしょう。
また、ディーラーに行くと高額なボディコーティングやドライブレコーダー、ベースキットなどが設定され、上記より20万円以上高い価格を提示されることが多く、最上位グレードであれば300万円近い価格を提示されることもあるでしょう。
新型「スイフト」を極力安く購入するために、最低限必要なオプションのみを設定するようにしましょう。
新型「スイフト」の価格は、ライバルのトヨタ「ヤリス」のガソリン車と同価格帯となっています。
例えば、「ヤリス Z」は230万円前後、「ヤリス HYBRID Z」は265万円前後となっています。
ただし、ここでポイントなのが燃費性能です。
「ヤリス」のガソリン車の燃費性能は21.6km/L、新型「スイフト」のマイルドハイブリッド車の燃費性能は24.5km/Lとなっているため、維持費の安さは新型「スイフト」が勝るのです。
「ヤリス ハイブリッド」なら35.0km/L以上という異次元の燃費性能を誇りますが、その分価格も30万円程高くなるため、年間走行距離が多いユーザーを除き、価格差を回収することは難しいでしょう。
つまり、総コストの安さでは「ヤリス ハイブリッド」よりも新型「スイフト」の方が優れていると考えます。
いずれにしても、新型「スイフト」は全込み200万円以上、オプション設定によっては300万円に近い価格となりますので、決して安いクルマではありません。
新型「スイフト」を少しでも安く、お得に購入したい方は“新車同様の中古車”も検討してみましょう。
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まとめ
今回は、新型スズキ「スイフト」のおすすめオプション、不要なオプションをご紹介しました。
新型「スイフト」は、従来から優れていた燃費性能はより向上し、価格の安さもそのままに、先代「スイフト」にはなかった先進装備が豊富に設定されたことで、従来の欠点を魅力を変えています。
他社コンパクトカーよりさらにコンパクトサイズの新型「スイフト」は最小回転半径4.7mという軽自動車並みの小回りを実現していることも魅力です。
そんな新型「スイフト」ですが、価格は先代から10～20万円程度上昇しているため、今回ご紹介したオプションを適切に設定し、できるだけ安く新型「スイフト」を購入するようにしましょう。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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