こんにちは!青空ひつじ(♂)です。
今回は、2018年12月17日にマイナーチェンジが行われたトヨタ「プリウス」の変更内容の詳細、今回のマイナーチェンジを受けて改めて「カローラスポーツ」と「プリウス」を比較したいと思います。
■今回のマイナーチェンジで、より類似点が増えた「プリウス」と「カローラスポーツ」
今回のマイナーチェンジにより、「プリウス」にもコネクティッドサービスが採用されています。コネクティッドサービスといえば、2018年6月26日に発売された新型トヨタ「カローラスポーツ」から採用されており、ますます「プリウス」と「カローラスポーツ」は類似点が多くなりました。
そんな、搭載しているエンジンやボディサイズなど類似している点が多い「プリウス」と「カローラスポーツ」。2車の違いや価格差などを改めて徹底比較、評価(レビュー)してみました。
プリウス 2018年マイナーチェンジによる変更点
2018年12月17日に行われたトヨタ「プリウス」のマイナーチェンジによる変更点を以下にまとめました。
- フロントデザイン(ヘッドランプ、バンパーなど)の変更
- リアデザイン(リアコンビネーションランプやバンパーなど)の変更
- アルミホイールのデザイン変更
- 全長が35mm延長(4,540mmから4,575mmに)
- インテリアの加飾をホワイトからブラックへ変更
- 「おくだけ充電」の充電エリアを拡大し、大きなスマートフォンにも対応可能に
- 幾何学調ルーフフィルムを新たに採用(「ツーリングセレクション」にオプション装備)
- コネクティッドサービスの追加(DCM全車標準装備)※機能や価格は「カローラスポーツ」と同様
- 安全装備「Toyota Safety Sense」を全車標準装備
- 安全装備「リヤクロストラフィックアラート」の追加(オプション装備)
- 安全装備「インテリジェントクリアランスソナー」にパーキングサポートブレーキの追加
- 上記により最廉価グレードの燃費性能が40.8km/Lから39.0km/Lにダウン
- ボディカラー「ブルーメタリック」、「エモーショナルレッドⅡ」を追加
マイナーチェンジによる変更点で最大の注目点は、不評だったエクステリアの変更でしょう。
刷新されたエクステリアで好評になる!とは、個人的にはあまり思えませんが・・・
個人的には、これまでのデザインでも良かったと思っていました。
また、トヨタ「カローラスポーツ」と同様のコネクティッドサービスが「プリウス」にも採用されたことも大きな変更点の1つでしょう。
エクステリアについては情報を小出しにしていたので、それほど驚きではありませんでしたが、個人的には安全装備「Toyota Safety Sense」が「カローラスポーツ」と同様の第2世代型「Toyota Safety Sense」にならなかったことが意外でした。
てっきりこのマイナーチェンジで同等の安全装備にして、「プリウス」は販売力強化、「カローラスポーツ」はある意味また目立たなくなりそうだと予想していたのですが。「カローラスポーツ」との”棲み分け”ということなのでしょうか。
■2020年7月1日追記
「プリウス」は、2020年7月1日に行われた一部改良により「カローラスポーツ」同様の安全装備が搭載され、さらに「プラスサポート(急アクセル時加速抑制)」が搭載されたことにより、一部においては「カローラスポーツ」を超えています。
一部改良による変更点の詳細は、以下の記事でまとめています。
コネクティッドサービスはこんなことができる!
コネクティッドサービスで一体何ができるかは、以下のとおりです。
- 走行中でもステアリングの音声認識スイッチより、24時間365日オペレーターに接続、ナビの目的地設定や車の状態確認等が可能
- エアバッグが作動すると自動的に専門オペレーターが警察や消防に取り次ぎ、迅速な緊急車両の手配を行う
- 車の状態をスマホから確認でき、ドアロックの締め忘れ等を確認でき、ドアロックやエンジン始動が可能
- 盗難時など車両の位置追跡や警備員の派遣が可能
※車両の追跡や警備員の派遣を依頼する場合は、警察に被害届の提出が必要、また警備員は車両追跡のみで車両の確保は不可 - スマホのLINEと連携してナビの目的地設定やガソリン残量等を確認できる
サービスの利用には、T-Connectの契約が必要で、フルでコネクティッド機能を使用するには「T-Connectナビ」(約16万円~)が必要になります。
また、購入後3年間(初回の36ヶ月点検(車検)月の末日まで)は無料ですが、4年目以降は12,000円/年(税抜)が必要になってきます。
月1,000円のサービスってことですね。便利なのは便利ですし、車両追跡や緊急車両の手配などもあるので、保険として考えれば安い?のかもしれませんね。
「カローラスポーツ」は2019年に行われた一部改良により、コネクティッドサービスがさらに進化しています。
トヨタ プリウスとは
プリウスの歴史
トヨタ「プリウス」は、1997年から販売されているハイブリッド専用車です。最新(2018年時点)の4代目「プリウス」は2015年12月に発売されました。
1代目から4代目になるにつれて、燃費はどんどん良くなっていますが、最高出力や最高トルクについては、4代目「プリウス」より3代目「プリウス」の方が高かったんです。
この辺りは燃費重視の車が故にしょうがないことなのかもしれませんが、少し残念ですね。
プリウスの売れ筋グレード
「プリウス」の売れ筋グレードは、中間グレードの「A」が1番人気で、2番目が「S ツーリングセレクション」、3番目が「S」となっています。
「S ツーリングセレクション」や「S」には「ブラインドスポットモニター」などの安全装備が付けれないため、安全装備をフルで使用したい方は「A」以上である必要があります。
個人的なおすすめグレードは、「ブラインドスポットモニター」などの安全装備が全て装備でき、17インチのアルミホイールが標準装備の「A ツーリングセレクション」です。
販売台数状況
「プリウス」の月間の販売台数は7,000台程度です。
トヨタ カローラスポーツとは
カローラの歴史
トヨタ「カローラ」は、1966年から販売されている歴史のある車です。
「カローラ」といえば、セダンモデルの「カローラ アクシオ」、ワゴンモデルの「カローラ フィールダー」が以前よりありますが、ハッチバックモデルという意味では、2018年まで発売されていた「オーリス」の後継ということになります。
カローラブランドの顧客層の若返り、及び、日本では知名度が低く売上も低迷していた「オーリス」を「カローラ」に統一、知名度UP&売上UPが狙いでしょう。
2019年9月17日に一部改良され、国内トヨタブランドとして初めて「ディスプレイオーディオ」(7インチ)が全車標準装備されています。その他詳細は以下の記事にまとめています。
1.8Lハイブリッド車と1.2Lターボ車の違い
「カローラスポーツ」の1.8Lハイブリッド車と1.2Lターボ車の違いについて、エンジン以外の装備の違いは、以下のとおりです。
- 1.2Lターボ車の場合、「4WD」を選択できる
※1.8Lハイブリッド車は2WDのみ - 1.2Lターボ車の場合、「6MT」を選択できる
- 1.2Lターボ車の場合、「パドルシフト」が付いている
4WDやMTが選択できるのは1.2Lターボ車の良いところですね。個人的には、パドルシフトが1.2Lターボ車にしか付いていないのがとても残念です。
上記以外は1.8Lハイブリッド車と1.2Lターボ車で差はなく、同グレード(例えば「HYBRID G」と「G」)で同様の装備となっています。
”走り”について、1.8Lハイブリッド車と1.2Lターボ車を比較すると、発進時の加速性能は1.8Lハイブリッド車の方が滑らかな印象があります。モーターのアシストにより加速性能が向上しているものかと思います。
ただ、その後の加速感は1.2Lターボ車の方がガソリン車特有の面白さがある様に感じましたが、それほど大きな差は感じにくく、燃費性能の圧倒的な違いに勝るほどの差はない様に感じました。
カローラスポーツの売れ筋グレード
試乗時に売れ筋グレードを聞いたところ、1.2Lターボ車の場合「G“Z”」、ハイブリッド車の場合「HYBRID G“Z”」とのことでした。
1.2Lターボ車と1.8Lハイブリッド車のどちらが売れているか聞いたところ、やはり1.8Lハイブリッド車の方が売れているとのことでした。
おすすめグレードは、1.8Lハイブリッド車の「HYBRID G“Z”」です。
ただ、「HYBRID G」は「HYBRID G“Z”」より燃費性能が僅かに優秀なため、維持費も含めて安くできます。質感より安さにこだわるのであれば「HYBRID G」もおすすめです。
販売台数状況
「カローラスポーツ」の月間の販売台数は2,500台程度です。
プリウス、カローラスポーツの比較
ボディサイズの比較
ボディサイズについて、比較していきます。
※「プリウス」との比較のため、「カローラスポーツ」は1.8Lハイブリッド車の数値を記載
・プリウス
全長(mm):4,575
全幅(mm):1,760
全高(mm):1,470
ホイールベース(mm):2,700
車両重量(kg):1,320~1,460
最小回転半径(m):5.1~5.4
・カローラスポーツ
全長(mm):4,375
全幅(mm):1,790
全高(mm):1,460
ホイールベース(mm):2,640
車両重量(kg):1,370~1,400
最小回転半径(m):5.1~5.3
全長は、「カローラスポーツ」の方が200mm短くなっています。
同様にホイールベースも「カローラスポーツ」の方が若干短いですが、最小回転半径はあまり変わりません。
全幅は、「カローラスポーツ」の方が30mm広くなっています。
車両重量はグレードによって幅はありますが、ほぼ同じです。
「プリウス」の中で車両重量が1,400kgを超えるのは、4WD車だけです。
2WD車で比較すると、「プリウス」の最廉価グレード「E」なら1,320kgですが、それ以外なら1,350~1,390kgなので、「カローラスポーツ」と20kg程度しか変わらないことがよくわかります。
燃費性能の比較
燃費性能は、JC08モード、WLTCモード、ユーザーが投稿した実燃費を集計したe燃費の値にて比較します。
※実燃費は季節や使用環境により異なります。
※補足:WLTCモードとは
JC08モードはエンジンが温まった状態からの測定結果を75%、エンジンが冷えた状態からの測定結果を25%の比率で燃費を算出していました。WLTCモードでは、エンジンが冷えた状態からの測定結果のみを使用し、乗員や積載物の重量も考慮されることになり、これまでのJC08モードよりも実燃費値に近い条件となります。
- WLTCモード:市街地、郊外、高速道路の平均的な使用時間配分で構成した国際的な走行モード
- 市街地モード(WLTC-L):信号や渋滞等の影響を受ける比較的低速な走行を想定
- 郊外モード(WLTC-M):信号や渋滞等の影響をあまり受けない走行を想定
- 高速道路モード(WLTC-H):高速道路等での走行を想定
・プリウス
・1.8Lハイブリッド(「E」)※2WD
→39.0km/L(JC08モード)
→32.1km/L(WLTCモード)
→25.35km/L(e燃費より)
・カローラスポーツ
・1.8Lハイブリッド(「HYBRID G」、「HYBRID G“X”」)
→34.2km/L(JC08モード)
→30.0km/L(WLTCモード)
→24.02km/L(e燃費より)
燃費性能を比較すると、やはり「プリウス」の方が優れていることがよくわかります。
「プリウス」最廉価グレードの「E」ではなく売れ筋グレードの「A」で比較したとしても、WLTCモードで30.8km/Lなので、「カローラスポーツ」より優れていることは明らかです。
エンジン性能の比較
エンジン性能について、比較していきます。
その前に「出力」と「トルク」の違いについて、簡単に説明します。
- 出力:クルマの速さ
- トルク:クルマの加速力
簡単に書くと、「最高出力」の値が高い車は速く走れる車で、「最大トルク」の値が高い車は加速が速い車ということですね。ただ、エンジンやモーターの特性、空力性能や車両重量などにより加速性能は全く異なりますので、単に”トルクの値が大きいから加速が速い”というわけではありません。
・プリウス
・1.8Lハイブリッド(「Aプレミアム」、「A」、「S」、「E」他)
エンジン
→最高出力 72kW〈98PS〉/5,200rpm
→最大トルク 142N・m〈14.5kgf・m〉/3,600rpm
モーター(フロント)
→最高出力 53kW〈72.0PS〉
→最大トルク 163N・m〈16.6kgf・m〉
モーター(リア) ※“HV4WD(E-Four)”のみ
→最高出力 5.3kW〈7.2PS〉
→最大トルク 55N・m〈5.6kgf・m〉
・カローラスポーツ
・1.8Lハイブリッド(「HYBRID G“Z”」、「HYBRID G」、「HYBRID G“X”」)
エンジン
→最高出力 72kW〈98PS〉/5,200rpm
→最大トルク 142N・m〈14.5kgf・m〉/3,600rpm
モーター
→最高出力 53kW〈72.0PS〉
→最大トルク 163N・m〈16.6kgf・m〉
「エンジン性能」を比較すると、搭載しているエンジンが同じであるため、数値的にも全く同じです。
ただし、現時点(2019年時点)では「カローラスポーツ」のハイブリッド車には4WD設定がありません。
※新型「カローラ」及び「カローラツーリング」には4WD(E-Four)設定あり
その点、「プリウス」にはハイブリッドの4WDモデル“HV4WD(E-Four)”が選択できますので、4WDが絶対条件である方は間違いなく「カローラスポーツ」より「プリウス」の方が良いことになります。
居住性(後部座席、ラゲッジスペース)の比較
居住性について、比較していきます。
トヨタ「プリウス」の室内長は2,110mm
トヨタ「カローラスポーツ」の室内長は1,795mm
上記の数値のとおり、「プリウス」の方が広いでしょう。
室内高で比較しても、「プリウス」が1,195mm、「カローラスポーツ」が1,155mmとなっていますので、「プリウス」の方が頭上スペースに余裕があります。
「カローラスポーツ」も数値の差ほど狭さは感じませんでしたが、それでも「プリウス」の方が広いことは間違いありません。
■ラゲッジスペース
ラゲッジスペースについて、比較します。
「プリウス」が502ℓ、「カローラスポーツ」が352ℓとなっていますので、「プリウス」の方が広いですね。
■インパネ
インパネについて、比較します。
※インパネとは、「インストルメントパネル」(instrument panel)の略で 日本語で言うと「計器盤」という意味です。メーター類が設置されるパネルのことです。
ただし今では助手席側、 ダッシュボードも含めたパネル全体を表すことが一般的です。
「プリウス」と「カローラスポーツ」は同じトヨタのハイブリッド車ですが、インパネは決定的に違います!!
まず、ハイブリッド車特有のダサいシフトノブは「カローラスポーツ」には採用されていません。
通常のガソリン車と同様のシフトノブになっています。
さらに「プリウス」、「アクア」と違い「カローラスポーツ」はセンターメーターでもありません。
気になる人はかなり気になるポイントだと思います。
また、「カローラスポーツ」は電動パーキングブレーキなのに対して、「プリウス」は足踏み式のパーキングブレーキとなっており、古臭さがあります。
さらに「カローラスポーツ」にのみある装備として、停止状態を維持する「ブレーキホールド」、「左右独立温度コントロールフルオートエアコン」などがあります。
インパネの点だけでも、「プリウス」は嫌!という人はいるでしょう。
そういった方は必然的に「カローラスポーツ」の方が良いということになります。
安全性能の比較
安全性能について、比較していきます。
下表に各車の安全装備を整理しています。同機能の装備を同行に示しています。
カローラスポーツ | プリウス |
オートマチックハイビーム | オートマチックハイビーム |
先行車発進告知機能 | 先行車発進告知機能 |
レーントレーシングアシスト | レーントレーシングアシスト |
プリクラッシュセーフティ[歩行者夜、自転車] | プリクラッシュセーフティ[歩行者夜、自転車] |
ドライブスタートコントロール | ドライブスタートコントロール |
インテリジェントクリアランスソナー(パーキングサポートブレーキ) | インテリジェントクリアランスソナー(パーキングサポートブレーキ) |
ブラインドスポットモニター | ブラインドスポットモニター |
リヤクロストラフィックオートブレーキ | リヤクロストラフィックアラート |
- | パノラミックビューモニター |
ロードサインアシスト | ロードサインアシスト |
レーダークルーズコントロール(全車速追従機能付) | レーダークルーズコントロール(全車速追従機能付) |
自動防眩インナーミラー | 自動防眩インナーミラー |
- | シンプルインテリジェントパーキングアシスト |
- | ITS Connect |
- | プラスサポート(急アクセル時加速抑制) |
エアバッグ(ニー、サイド、カーテンシールド) | エアバッグ(サイド、カーテンシールド) |
電動パーキングブレーキ | 足踏み式パーキングブレーキ |
ブレーキホールド | - |
2020年7月1日に行われた「プリウス」の一部改良前までは、圧倒的に「カローラスポーツ」の方が安全性能は優秀でした。
しかし一部改良後、「カローラスポーツ」との安全装備差が減少し、一部においてはむしろ「プリウス」の方が優れています。
「カローラスポーツ」の良い点、「プリウス」の良い点
両車の良い点は、以下のとおりです。
■「カローラスポーツ」が優れている点
- 後退時に後側方から接近する車両に対して、警告だけでなく自動ブレーキも作動する「リヤクロストラフィックオートブレーキ」が搭載されている
- ドライバーの膝付近を保護するニーエアバッグが搭載されている
- パーキングブレーキの操作が不要になる「電動パーキングブレーキ」が搭載されている
- 赤信号などでの停止時にブレーキペダルを踏み続ける必要がない「ブレーキホールド」が搭載されている
上記の中でも「電動パーキングブレーキ」と「ブレーキホールド」の搭載が大きいと個人的には考えます。
これらの装備を安全装備としてカウントしてよいか迷うところでしたが、非常に便利な装備で、運転時の負担軽減という意味では非常に重宝する装備です。
「電動パーキングブレーキ」はパーキングブレーキの操作が不要になるだけでなく、パーキングブレーキのかけ忘れや、解除し忘れも防ぐことができ、安全にも寄与します。
「ブレーキホールド」は赤信号などでの停止時にブレーキペダルを踏み続ける必要がないため、非常に楽で便利な装備です。
筆者も普段使用していますが、もう従来のパーキングブレーキには戻れないと感じるほど快適です。
今後発売される新型車には「電動パーキングブレーキ」と「ブレーキホールド」は搭載されていて当たり前の装備となってきますので、足踏みのパーキングブレーキとなっている「プリウス」は装備的に遅れている印象があります。
その他、「リヤクロストラフィックアラート」より優秀な「リヤクロストラフィックオートブレーキ」が搭載されている点でも魅力的です。
■「プリウス」が優れている点
- 車両の周囲を確認できるカメラ(パノラミックビューモニター)が搭載されている
- 自動駐車機能「シンプルインテリジェントパーキングアシスト」が搭載されている
- 赤信号注意喚起、緊急車両存在通知などの機能がある「ITS Connect」が搭載されている
- 進行方向に障害物がないという条件下でも加速抑制が行われる「プラスサポート」が搭載されている
上記の中でも「パノラミックビューモニター」の搭載が大きいと個人的には考えます。
昨今の新型車の多くに死角カメラが搭載可能ですが、「カローラスポーツ」には搭載できず、この点は「カローラスポーツ」の欠点ともいえます。
その他、やはり高齢者の方には「プラスサポート(急アクセル時加速抑制)」が搭載できる点は大きな魅力でしょう。
「カローラスポーツ」と「プリウス」のどっちが安全なのか!?
「カローラスポーツ」と「プリウス」のどちらが安全なのか!?と聞かれれば、両車一長一短あるといった感じです。
「プリウス」は、死角カメラや「プラスサポート」が搭載されている点で非常に魅力的ですが、足踏み式パーキングブレーキとなっている点は最新のクルマと比較すると劣ります。
「カローラスポーツ」は、やはり死角カメラが搭載できない点が欠点といえるでしょう。
そのため、どの装備を重視するかによって、どちらが良いかは異なってきます。
運転が苦手な方・高齢者の方には「プリウス」が、若い方・先進装備を重視し少しでも日々の運転の負担を軽減したい方は「カローラスポーツ」がおすすめだといえるでしょう。
価格の比較
価格について、比較します。
プリウスおすすめグレード&価格
「プリウス」のおすすめグレードは、特別仕様車「S“Safety Plus Ⅱ”」(約276万円)、または「A ツーリングセレクション」(約308万円)です。
メーカーオプションのパノラミックビューモニター付ナビレディセット、ITS Connect、ディーラーオプションの9インチT-Connectナビ、リバース連動ミラー、ETC代を加えると、特別仕様車「S“Safety Plus Ⅱ”」が約312万円、「A ツーリングセレクション」が約345万円となります。
※上記の価格は税金などの諸費用を足していません。諸費用を足すと+15万円程度の価格になります。
カローラスポーツのおすすめグレード&価格
「カローラスポーツ」のおすすめグレードは、ハイブリッド車なら「HYBRID G“Z”」(約284万円)です。
メーカーオプションの9インチディスプレイ、ブラインドスポットモニターなどの安全装備、ディーラーオプションのナビキット、ETC代を加えると、「HYBRID G“Z”」が約304万円となります。
※上記の価格は税金などの諸費用を足していません。諸費用を足すと+15万円程度の価格になります。
価格比較 結果
上記の価格は税金などの諸費用を足していませんが、値引き額で概ね相殺されるでしょう。
上記金額を比較すると、「カローラスポーツ」より「プリウス」の方が10万円~40万円以上高いことが分かります。
「プリウス」はナビ代によりオプション総額が高くなる点がネックです。
購入時の諸費用の減税(免税)は同じで、さらに燃費性能もあまり変わらないため、維持費の差もあまりありません。
そのため、初期費用の分だけ「カローラスポーツ」が安くなるでしょう。
さらにお得に購入したい方は、”新車同様の中古車”も検討してみましょう。
中古車市場では「プリウス」の人気が高く、リセールバリューも高いため、そういった意味では「プリウス」はお得です。「カローラスポーツ」より「プリウス」の方が安い車を見つけやすいというメリットもあります。
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私のような後悔をしないためにも楽天Car車買取に出品して、現在の車を少しでも高く売って、新しい車を安く買いましょう。
【PR】“新車同様の中古車”なら、新車より60万円以上安い!
車は基本的に新車で買うもの!私はずっとそう考えていました。
しかし、新古車・未使用車や走行距離1,000km程度の車は新車同様です。
さらに、モノによっては普通に新車を買う場合より60万円以上安く買えるケースも多数あります!
上記を考えると、新車購入を検討中の方は“新車同様の中古車を探してみる”という選択肢も大いにありだと思いませんか?!
また、中古車の場合は納期待ちが長い車と異なり、すぐに納車されます。人気車種の場合は納車に1年以上かかるケースがあることも考えると、魅力的ではないでしょうか。
■中古車のメリット、デメリット
“新車同様の中古車”を買う場合のメリットは何といってもその「安さ」が魅力ですが、デメリットは「自分の付けたいオプションが選べない」という点でしょう。
ただし、上記はメーカーオプションの場合のみで、ディーラーオプションの場合は後付けも可能です。
そのため、中古車を選ぶ際は車のカラー及びメーカーオプションを妥協しないようにしましょう。
■中古車を買うなら中古車販売台数トップクラスのガリバーがおすすめ!
中古車を買うなら、中古車販売台数トップクラスのガリバーがおすすめです。
中古車業界の最大手で、知名度も高く、信頼性が高いため安心です。
さらに、ガリバーは以下のメリットもあります。
- 修復歴車(事故車、事故歴ありの車)を販売していない
- 納車後、100日以内であれば返品可能
- ディーラーより長い10年保証(走行距離無制限、ハイブリッドカーのバッテリーなども保証)
ガリバーによると、修復歴車の約4割(39.4%)の車で何らかの故障が発生していたため、修復歴車の販売をやめたようです。そんな修復歴車を販売していないので、故障が発生するリスクが低いともいえますね。
特に驚きなのが、100日以内であれば返品可能というところではないでしょうか。これなら、仮に購入した車に問題があった場合や、急に車の使用シーンが大きく変わっても安心ですよね。
その他、ディーラーよりも長い10年保証というのも心強いです。ハイブリッドカーのバッテリーなども保証対象なのでさらに安心です。走行距離が何kmでも保証対象です。
■中古車は早いもの勝ち!非公開在庫もある!
中古車は基本的に1台限りのものですので、良い車も早く問い合せしないと売れてしまう可能性があります。
また、ガリバーでは毎日約500台の車を買取しており、まだネット上で公開されていない車(非公開在庫)もたくさんあります。
ガリバー 公式サイトに登録すれば、自分で検索するだけでは見つけられない”あなたに最適な車”をガリバーが探し出してくれます。さらに「非公開在庫」も優先的に紹介してもらえます。
気になった車、欲しい車がある方はガリバーに登録して探してもらいましょう!
※中古車の販売金額は申込完了ページには表示されません。登録後、ガリバーから電話がかかってくるので、そこで詳しい話を聞いてみましょう。
まとめ
今回は、トヨタ「プリウス」のマイナーチェンジによる変更点、トヨタ「カローラスポーツ」との違いを比較しながらご紹介しました。
ボディサイズ、燃費性能、エンジン性能、安全性能、価格とかなり似ている「プリウス」と「カローラスポーツ」ですが、細かいところで違いがありました。
車内の広さや燃費性能、高齢者向けの安全装備が充実している「プリウス」、電動パーキングブレーキやディスプレイオーディオなど先進装備が豊富で、「プリウス」より価格や安い「カローラスポーツ」。
個人的には、電動パーキングブレーキが装備されている点や価格が安い点から「カローラスポーツ」の方がおすすめです。
ただ、車を選択する際の優先順位によって、どちらが良いかは変わってくるかと思います。
あなたに最もあった車を選択するようにしてください。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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