こんにちは!青空ひつじ(♂)です。
今回は、2021年12月16日に行われたスバル「インプレッサスポーツ」、「インプレッサG4」のマイナーチェンジ(F型改良)による変更点をまとめてみました。
また、今回の改良で追加された特別仕様車「1.6i-S EyeSight AccentBlack」と他グレードの違いもまとめてみました。
1.6Lガソリン車を買うなら、特別仕様車がお得!?
スバル「インプレッサスポーツ/G4」マイナーチェンジによる変更点
2021年12月16日に行われたスバル「インプレッサスポーツ」、「インプレッサG4」のマイナーチェンジ(F型改良)による変更点は、以下のとおりです。
- インプレッサ誕生30周年を記念した特別仕様車「1.6i-S EyeSight AccentBlack」を新たに設定
- 「2.0i-S EyeSight」、「Advance」、「STI Sport」にフロントシートヒーターを標準装備化
- 「1.6i-S EyeSight」のインストルメントパネル各部に加飾を追加
- 「Advance」専用ボディカラーに「ラグーンブルー・パール」を新たに設定
- 「STI Sport」専用ボディカラーに「クールグレーカーキ」を新たに設定
- その他、ボディカラー「ラピスブルー・パール」を「サファイアブルー・パール」に変更
モデル末期ということもあり、今回の改良は非常に小ぶりな内容となっています。
最大の変更点は、特別仕様車「1.6i-S EyeSight AccentBlack」の追加、フロントシートヒーターの標準装備化といえるでしょう。
フロントシートヒーターは従来、本革シートとのセットオプションとなっているため価格が高く、他車と異なり手軽に設定できないデメリットがありました。
今回の改良を受け、フロントシートヒーターが「2.0i-S EyeSight」・「Advance」・「STI Sport」に標準装備化され、2.0Lガソリン車とe-BOXER搭載車は運転席/助手席パワーシート等とセットオプションになったことで、従来より設定しやすくなっています。
とはいえ、パワーシートや各種メモリー機能とのセットオプションのため、約20万円と相変わらず高額です。
「インプレッサ」に限った話ではありませんが、高額なセットオプションをやめ、もう少しオプションを個別に設定できるようにしてくれれば、ユーザーにとってメリットが大きいと感じます。
フロントシートヒーターの標準装備化により、「2.0i-S EyeSight」・「Advance」・「STI Sport」は3万円程度価格が上昇しています。
特別仕様車「1.6i-S EyeSight AccentBlack」の詳細は、後述しています。
特別仕様車「1.6i-S EyeSight AccentBlack」の違いとは
今回の改良の目玉の1つであるインプレッサ誕生30周年を記念した特別仕様車「1.6i-S EyeSight AccentBlack」。
そんな特別仕様車「1.6i-S EyeSight AccentBlack」と他グレードの違いをみていきましょう。
ベース車「1.6i-S EyeSight」との違い
特別仕様車「1.6i-S EyeSight AccentBlack」の特別装備は、以下のとおりです。
■ベース車「1.6i-S EyeSight」
- 17インチアルミホイール:ダークグレーメタリック塗装→ダークメタリック塗装
- フロントグリル:メッキ加飾→ブラック塗装加飾
- ルーフスポイラー:カラード→ブラック塗装 ※SPORTのみ
- ルーフアンテナ:カラード→ブラック塗装
- ドアミラー:カラード→ブラック
- シート:シルバーステッチ→グレー/ブラック、シルバーステッチ
- 価格:約224万円→約219万円
上記のとおり、エクステリアはメッキ加飾やボディカラー同色部分がブラック塗装となっていることが特徴です。
特にブラック塗装のアルミホイール、ルーフスポイラー、ドアミラーがポイントで、シックでスポーティな印象となっています。
また、価格がベース車より5.5万円も安くなっていることも嬉しいポイントの1つです。
上記のとおり、良いところ尽くめの特別仕様車に見えますが、デメリットもあります。
特別仕様車「1.6i-S EyeSight AccentBlack」は、ベース車の「1.6i-S EyeSight」にある以下の装備が設定できません。また、一部加飾が廉価になります。
- リバース連動ドアミラー
- ドアミラーメモリー&オート格納機能
- 運転席&助手席8ウェイパワーシート
- アクセスキー対応運転席シートポジションメモリー機能
- 表皮巻センタートレイ加飾(シルバーステッチ)
- ソフトパッドトリム(ブラック表皮巻)のフロアコンソールリッド
- ソフトパッドトリム(ブラック表皮巻)のフロント&リヤドアアームレスト
- シルバー塗装のドアミラースイッチ
- メーターバイザーリング:シルバー塗装→ピアノブラック調
- パワーウインドゥスイッチ:メッキ加飾→ピアノブラック調加飾
リバース連動ドアミラー、ドアミラーメモリー&オート格納機能、運転席&助手席8ウェイパワーシートが設定できないため利便性がベース車より悪くなります。
また、ドアアームレストのソフトパッドが硬い樹脂に変更されるため、非常に廉価な印象となります。
昨今、コンパクトカー(Bセグメント)でもドアアームレストにソフトパッドや本革が採用されていることを考慮すると、コンパクトカー(Bセグメント)以下といっても過言ではありません。
上記のとおり、利便性だけでなく質感も低下し、それでいて価格差は5.5万円と限定的なため、特別仕様車「1.6i-S EyeSight AccentBlack」よりベース車の「1.6i-S EyeSight」の方がおすすめだと考えます。
エントリーグレード「1.6i-L EyeSight」との違い
特別仕様車「1.6i-S EyeSight AccentBlack」でベース車より廉価になっている装備は、いずれもエントリーグレードである「1.6i-L EyeSight」と同じです。
そのため、特別仕様車「1.6i-S EyeSight AccentBlack」は「1.6i-L EyeSight」と「1.6i-S EyeSight」の中間グレードといえるでしょう。
特別仕様車「1.6i-S EyeSight AccentBlack」に標準装備されている各種装備(キーレスアクセス、本革巻ステアリング、LEDランプなど)を「1.6i-L EyeSight」に設定した場合、価格は約219万円となります。
つまり、エントリーグレード「1.6i-L EyeSight」と特別仕様車「1.6i-S EyeSight AccentBlack」の価格差は実質ほとんどないことがわかります。
それでいて特別仕様車「1.6i-S EyeSight AccentBlack」は、エントリーグレード「1.6i-L EyeSight」にはない、以下の装備が設定されています。
- 17インチアルミホイール
- リヤスタビライザー
- LEDサイドターンランプ&ターンインジケーター付ドアミラー
- メッキ加飾付フロントフォグランプカバー
- サイドシルスポイラー
- ピアノブラック調のシフトパネル
- シフトブーツ
- アルミパッド付スポーツペダル
- 6スピーカー(フロント4+リヤ2)
- ダークシルバー金属調+カーボン調加飾パネル付メッキインナードアハンドル(フロント)
エクステリアは、17インチアルミホイールやメッキ加飾付フロントフォグランプカバー、サイドシルスポイラー等が設定されるため、エントリーグレード「1.6i-L EyeSight」より上質でスポーティな印象になります。
インテリアは、ピアノブラック調のシフトパネルやシフトブーツ、アルミパッド付スポーツペダルが装備されるため上質で、6スピーカーとなることも非常に嬉しいポイントです。
つまり、特別仕様車「1.6i-S EyeSight AccentBlack」はエントリーグレードの「1.6i-L EyeSight」よりお得だといえるでしょう。
「1.6i-L EyeSight」をノーオプションで購入する場合は別ですが、基本的に「1.6i-L EyeSight」を選択するメリットはないと考えます。
まとめ
特別仕様車「1.6i-S EyeSight AccentBlack」は、エントリーグレードの「1.6i-L EyeSight」よりお得なものの、装備差や価格差を考慮すれば、ベース車の「1.6i-S EyeSight」の方がおすすめだと考えます。
「1.6i-S EyeSight」との価格差がもう少し多ければ、結論は変わったかと思います。
ただし、上記はユーザーによって判断が分かれるところかと思いますし、ブラック塗装のエクステリアによりシックでスポーティな印象となることは大きな魅力だといえるでしょう。
いずれにしても、「インプレッサ」を購入する場合、e-BOXER搭載車より1.6Lガソリン車の方がお得です。
燃費性能差は僅かなものの、価格差は30万円以上と大きいため、価格差を回収することは不可能だからです。
特に2WD車の購入を検討している方は、1.6Lガソリン車が間違いなくお得です。
さらに「インプレッサ」を安く、お得に購入したい方は“新車同様の中古車”も検討してみましょう。
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まとめ
今回は、スバル「インプレッサスポーツ」、「インプレッサG4」のマイナーチェンジ(F型改良)による変更点、特別仕様車「1.6i-S EyeSight AccentBlack」と他グレードの違いをまとめてみました。
スバル「インプレッサ」は、他車の安全性能の向上により“ぶっちぎりで安全性能が優れたクルマ”ではなくなったものの、依然として高い安全性能を誇ります。
また、優れた視界性能により運転しやすく、広い後部座席によりファミリー向けにもおすすめのクルマとなっています。
さらに、価格は比較的安く設定されているため、初期購入費用を安く抑えられるメリットもあります。
昨今、性能の向上が凄まじいコンパクトカー(Bセグメント)ですが、価格的もかなり上昇しており、もはや「インプレッサ」より高くなっている状況です。
燃費性能という欠点はあるものの、総合的に優れた“お得なクルマ”だといえるでしょう。
コンパクトカー(Bセグメント)やCセグメントクラスのクルマの購入を検討している方は、新型「インプレッサ」も検討してみましょう。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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