こんにちは!青空ひつじ(♂)です。
今回は、2021年12月16日に行われたスバル「SUBARU XV」のマイナーチェンジ(F型改良)による変更点をまとめてみました。
また、今回の改良で追加された特別仕様車「Advance Style Edition」と他グレードの違いもまとめてみました。
「Advance」や「2.0e-S EyeSight」より特別仕様車がお得!?
スバル「SUBARU XV」マイナーチェンジによる変更点
2021年12月16日に行われたスバル「SUBARU XV」のマイナーチェンジ(F型改良)による変更点は、以下のとおりです。
- SUBARU XV誕生10周年を記念した特別仕様車「Advance Style Edition」を新たに設定
- 「2.0e-S EyeSight」、「Advance」にフロントシートヒーターを標準装備化
- 特別仕様車「2.0e-L EyeSight Smart Edition」がカタロググレード化
- 「2.0e-L EyeSight」のメーカーセットオプションの変更
- 1.6Lガソリン車はボディカラー「ラピスブルー・パール」を「サファイアブルー・パール」に変更
モデル末期ということもあり、今回の改良は非常に小ぶりな内容となっています。
最大の変更点は、特別仕様車「Advance Style Edition」の追加、フロントシートヒーターの標準装備化といえるでしょう。
フロントシートヒーターは従来、本革シートとのセットオプションとなっているため価格が高く、他車と異なり手軽に設定できないデメリットがありました。
今回の改良を受け、フロントシートヒーターが「2.0e-S EyeSight」・「Advance」に標準装備化され、e-BOXER搭載車は運転席/助手席パワーシート等とセットオプションになったことで、従来より設定しやすくなっています。
とはいえ、パワーシートや各種メモリー機能とのセットオプションのため、約20万円と相変わらず高額です。
「SUBARU XV」に限った話ではありませんが、高額なセットオプションをやめ、もう少しオプションを個別に設定できるようにしてくれれば、ユーザーにとってメリットが大きいと感じます。
フロントシートヒーターの標準装備化により、「2.0e-S EyeSight」・「Advance」は3万円程度価格が上昇しています。
上記の他、地味に大きな変更点と言えるのが「2.0e-L EyeSight」のメーカーセットオプションの変更です。
従来、パワーシートや各種メモリー機能を設定しないと安全装備「アイサイトセイフティプラス」を設定できない仕様になっていましたが、今回の改良でLEDヘッドランプ・クリアビューパック・アイサイトセイフティプラスのセットオプションが追加設定されました。
それにより、安全装備「アイサイトセイフティプラス」を設定する最低価格が、従来の27.5万円から18.7万円に減額されました。
これは、パワーシートや各種メモリー機能は不要だけど、安全装備「アイサイトセイフティプラス」は設定したい、という方には嬉しいニュースです。
「2.0e-L EyeSight Smart Edition」の登場により存在が希薄になっていた「2.0e-L EyeSight 」ですが、上記の点で重要なグレードに戻ったといえるでしょう。
特別仕様車「Advance Style Edition」の詳細は、後述しています。
特別仕様車「Advance Style Edition」の違いとは
今回の改良の目玉の1つであるSUBARU XV誕生10周年を記念した特別仕様車「Advance Style Edition」。
そんな特別仕様車「Advance Style Edition」と他グレードの違いをみていきましょう。
ベース車「Advance」との違い
特別仕様車「Advance Style Edition」の特別装備は、以下のとおりです。
■ベース車「Advance」
■価格:約296万円→約292万円
・エクステリア
- 18インチアルミホイール:切削光輝 → ダークガンメタリック塗装
- ドアミラー:カラード → グレーメタリック
- フロントグリル:ブルー加飾付シルバー塗装 → グレーメタリック塗装
- フロントバンパーガード:シルバー塗装 → グレーメタリック塗装
- フロントフォグランプカバー:シルバー加飾 → グレーメタリック塗装
- ローマウントタイプルーフレール(ブラック塗装):オプション → 標準装備
- シャークフィンアンテナ:オプション(カラード) → 標準装備(グレーメタリック塗装)
- ルーフスポイラー(センター):ブラック塗装 → グレーメタリック塗装
・インテリア
- シートステッチ:ネイビー・ブルー → グレー・ライトグレー・ブラック・イエロー
- 本革巻ステアリングホイール:ブルーステッチ → ブラックラスト塗装ベゼル、イエローステッチ
- インパネセンターバイザー:ブルーステッチ → イエローステッチ
- 本革巻ステアリングホイール:ブルーステッチ → ブラックラスト塗装ベゼル、イエローステッチ
- 本革巻シフトレバー:ピアノブラック調加飾付 → ブラックラスト塗装加飾付
- シフトパネル:ピアノブラック調 → ブラックラスト塗装加飾
- シフトブーツ:ブルーステッチ → イエローステッチ
- マルチインフォメーションディスプレイ付メーター:文字盤ブルーグラデーション → イエロー加飾付
- メーターバイザーリング:シルバー塗装 → ブラックラスト塗装
- インパネ加飾パネル:ダークシルバー金属調 → ブラックラスト塗装
- インパネアッパートリム:ブルーステッチ → イエローステッチ
- 表皮巻センタートレイ加飾:ブルーステッチ → イエローステッチ
- フロアコンソールリッド:ネイビー表皮巻、ブルーステッチ → ブラック表皮巻、イエローステッチ
- フロント&リヤドアアームレスト:ネイビー表皮、ブルーステッチ → ブラック表皮、イエローステッチ
- インナードアハンドル加飾パネル(フロント) ダークシルバー金属調 → ブラックラスト塗装
- ベンチレーショングリル:シルバー加飾 → ブラックラスト塗装加飾
- 前席カップホルダー(2ヶ):シルバーリング付 → ブラックラスト塗装リング付
・安全装備
- アイサイトセイフティプラス(運転支援):オプション → 標準装備
- アイサイトセイフティプラス(視界拡張):オプション → 標準装備
上記のとおり、エクステリアはシルバー塗装部やドアミラーがグレーメタリック塗装となり、アルミホイールもダークガンメタリック塗装となるなど、ベース車よりシックでタフな印象があります。
インテリアは、ブルーステッチがイエローステッチとなる他、多くのシルバー加飾がブラックラスト加飾となることで、ブラックをベースにイエローのアクセントが入ったデザインとなっています。
また、ローマウントタイプルーフレールやシャークフィンアンテナ、安全装備「アイサイトセイフティプラス」が標準装備されています。
さらに、価格はベース車より4.4万円も安くなっています。
上記のとおり、良いところ尽くめの特別仕様車に見えますが、デメリットもあります。
特別仕様車「Advance Style Edition」は、ベース車の「Advance」にある以下の装備がオプション設定、または一部加飾が廉価になります。
- 運転席&助手席8ウェイパワーシート:標準装備 → オプション装備
- アクセスキー対応運転席シートポジションメモリー機能:標準装備 → オプション装備
- フロントシートヒーター:標準装備 → オプション装備
- リバース連動ドアミラー:標準装備 → オプション装備
- ドアミラーメモリー&オート格納機能:標準装備 → オプション装備
- サイドクラッディング:シルバー塗装 → シルバー塗装レス
- ウインドゥモール:光輝 → ブラック
- ルーフスポイラー(サイド):ブラック → 無塗装ブラック
サイドクラッディングのシルバー塗装、光輝ウインドゥモールがなくなるため、ベース車より若干廉価な印象となりますが、その他は標準装備がオプション装備になるだけですので、必要であれば設定することが可能です。
先程ベース車より4.4万円安いと記載しましたが、両車同装備内容となるように特別仕様車「Advance Style Edition」にはパワーシートや各種メモリー機能を、「Advance」には「アイサイトセイフティプラス」を設定して価格を比較すると、ベース車より特別仕様車の方が8.8万円も安いことになります。
これは大きな魅力です。
そのため、特別仕様車「Advance Style Edition」は「Advance」の購入を検討していた方、特にルーフレール装着車の検討をしていた方には非常におすすめのグレードであると考えます。
「2.0e-S EyeSight」との違い
前述のとおり、ベース車よりお得な特別仕様車「Advance Style Edition」でしたが、1つ下のグレード「2.0e-S EyeSight」と比較すると、どうなのかみていきましょう。
「2.0e-S EyeSight」と「Advance」の違いは、インテリアは各所のシルバーステッチがブルーステッチとなり、エクステリアは光輝プロジェクターリングのLEDヘッドランプ、フロントバンパーガード、シルバー加飾付のフロントフォグランプカバー、シルバー塗装のサイドクラッディングが装備され、ルーフスポイラー(サイド)がブラック塗装となるなどの違いがありました。
装備差が限定的なため、価格差も5.5万円と僅かな差となっていました。
両車同装備内容となるように特別仕様車「Advance Style Edition」にはパワーシートや各種メモリー機能を、「2.0e-S EyeSight」には「アイサイトセイフティプラス」を設定して価格を比較すると、特別仕様車の方が3.3万円も安くなります。
特別仕様車「Advance Style Edition」には、「Advance」にあったシルバー塗装のサイドクラッディング、ブラック塗装のルーフスポイラー(サイド)はありませんが、光輝プロジェクターリングのLEDヘッドランプ、フロントバンパーガード、シルバー加飾付のフロントフォグランプカバーなどは設定されています。
「2.0e-S EyeSight」に設定されている光輝ウインドゥモールがない点は気になりますが、それを考慮しても特別仕様車「Advance Style Edition」は「2.0e-S EyeSight」と比較してもお得だと考えます。
一方、ローマウントタイプルーフレールやシャークフィンアンテナが不要な場合は、「2.0e-S EyeSight」の方が2.2万円安くなるため、設定するオプション設定によって、結果は若干異なってきます。
まとめ
特別仕様車「Advance Style Edition」は、ベー車の「Advance」や1つ下のグレード「2.0e-S EyeSight」と比較してもお得だと考えます。
e-BOXER搭載車の場合、「2.0e-L EyeSight」を除きパワーシートや各種メモリー機能を設定しないと安全装備「アイサイトセイフティプラス」を設定できない仕様になっていますが、特別仕様車「Advance Style Edition」は真逆の設定となっています。
そのため、パワーシートや各種メモリー機能は不要だけど、安全装備「アイサイトセイフティプラス」は設定したい、という方にも特別仕様車「Advance Style Edition」は非常におすすめだと考えます。
パワーシートや各種メモリー機能が不要な場合、「Advance」との価格差は17.6万円、「2.0e-S EyeSight」との価格差は12.1万円まで拡大し、「2.0e-L EyeSight Smart Edition」のルーフレール装着車より安く購入することも可能です。
さらに「SUBARU XV」を安く、お得に購入したい方は“新車同様の中古車”も検討してみましょう。
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まとめ
今回は、スバル「SUBARU XV」のマイナーチェンジ(F型改良)による変更点、特別仕様車「Advance Style Edition」と他グレードの違いをまとめてみました。
「SUBARU XV」は、他車の安全性能の向上により“ぶっちぎりで安全性能が優れたクルマ”ではなくなったものの、依然として高い安全性能を誇ります。
また、優れた視界性能により運転しやすく、広い後部座席によりファミリー向けにもおすすめのクルマとなっています。
さらに、価格は比較的安く設定されているため、初期購入費用を安く抑えられるメリットもあります。
燃費性能という欠点はあるものの、総合的に優れた“お得なクルマ”だといえるでしょう。
SUVの購入を検討している方は、新型「SUBARU XV」も検討してみましょう。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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