こんにちは!青空ひつじ(♂)です。
今回は、2022年1月13日にフルモデルチェンジが行われたトヨタ「ノア」・「ヴォクシー」を長距離試乗、徹底分析した上で、良かった点、気になった点をご紹介します。
果たして、「ノア」・「ヴォクシー」はおすすめミニバンなのか!?
※掲載している「ノア」の写真は「Z(7人乗り)」のスティールブロンドメタリック、「S-G(7人乗り)」のホワイトパールクリスタルシャイン、「G(8人乗り)」のスティールブロンドメタリックです。
※掲載している「ヴォクシー」の写真は「HYBRID S-G(7人乗り)」のマッシブグレー、「S-Z(7人乗り)」のホワイトパールクリスタルシャインです。
- 新型「ノア」・「ヴォクシー」のエクステリア(外装)
- 新型「ノア」・「ヴォクシー」のインテリア(内装)
- 新型「ノア」・「ヴォクシー」の後部座席
- 新型「ノア」・「ヴォクシー」のラゲッジスペース(荷室)
- 新型「ノア」・「ヴォクシー」のボディサイズ、運転のしやすさ
- 新型「ノア」・「ヴォクシー」の加速性能
- 新型「ノア」・「ヴォクシー」の乗り心地、静粛性
- 新型「ノア」・「ヴォクシー」の燃費性能
- 新型「ノア」・「ヴォクシー」の安全性能
- 新型「ノア」・「ヴォクシー」のおすすめグレード・オプション
- 新型「ノア」・「ヴォクシー」の見積もり額・値引き額
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- まとめ
新型「ノア」・「ヴォクシー」のエクステリア(外装)
■トヨタ「ノア Z(7人乗り)」スティールブロンドメタリック
■トヨタ「ノア S-G(7人乗り)」ホワイトパールクリスタルシャイン
■トヨタ「ヴォクシー HYBRID S-G(7人乗り)」マッシブグレー
■トヨタ「ヴォクシー S-Z(7人乗り)」ホワイトパールクリスタルシャイン
新型トヨタ「ノア」のエクステリア(外装)
新型トヨタ「ノア」のエクステリアは、シンプルなノーマルモデルとフロントグリルが強調されたエアロモデルの2モデルが設定されており、最大の違いはフロントフェイスです。
メッキ加飾が少ないノーマルモデルに対して、エアロモデルはフロントグリルやバンパーなどメッキ加飾が多く採用されており、フロントグリルの一部がボディカラー同色となっているノーマルモデルに対して、エアロモデルはブラック塗装となっていることで大きく印象が異なります。
上の写真では、ノーマルモデルのフードモールディングがメッキとなっていますが、これは最上位グレードの「Z」だけの仕様で、下位グレードだとエアロモデルと同じブラック塗装となります。
リヤは、バンパーとサイドマッドガードなどが異なりますが、フロントほどの違いはありません。
その他、タイヤサイズが16インチとなっているノーマルモデルに対して、エアロモデルは最上位グレード「S-Z」(2WD車)なら17インチとなる違いもあります。
アルミホイールにも違いがあり、特にエアロモデルの最上位グレード「S-Z」は切削光輝+ブラック塗装となっているため、シンプルなデザインのノーマルモデルとは大きく異なります。
※上の写真「ヴォクシー S-Z(7人乗り)」のアルミホイールとデザインは同じ
これはあくまで個人的な感想ですが、「ノア」ノーマルモデルのアルミホイールは少し地味な印象を受けました。
下位グレードならともかく最上位グレードの「Z」は切削光輝にするなど、もう少しオシャレにしてほしかったところです。
デザインは好みが分かれるところですが、エアロモデルの方が人気が高い傾向にあります。
“カッコいい”という観点からだと圧倒的にエアロモデルの「S-Z」が最も優れているでしょう。
新型トヨタ「ヴォクシー」のエクステリア(外装)
新型トヨタ「ヴォクシー」のエクステリアは、「ノア」エアロモデルよりさらに強調されたフロントグリルが特徴的で、グリルは艶あり塗装やメッキ加飾により「ノア」エアロモデル以上に質感高い印象があります。
また、「ノア」と異なりLEDヘッドランプとLEDクリアランスランプが上下に分かれており、フロントグリル左右下側に薄暮灯が設置されていることも大きな違いです。
「ノア」ノーマルモデル最上位グレードの「Z」とエアロモデルなら標準装備されるLEDフロントフォグランプが「ヴォクシー」には設定されない違いもあります。
リヤはネームプレートが異なるだけでなく、リアコンビネーションランプやバックドアガーニッシュのデザインが上の写真のとおり異なります。
「ヴォクシー」のリヤはフロントフェイスと異なり水平基調でシンプルなデザインとなっており、あくまで昼での話ですが、リヤは「ノア」エアロモデルの方がスタイリッシュな印象を受けました。
リヤバンパーやサイドマッドガードは「ノア」エアロモデルと「ヴォクシー」に違いはありません。
タイヤサイズやアルミホイールのデザインは「ノア」エアロモデルと「ヴォクシー」に違いはありませんが、「S-G」ならシルバーメタリック塗装、「S-Z」ならブラック塗装となっている「ノア」に対して、「ヴォクシー」は「S-G」ならミディアムグレーメタリック塗装、「S-Z」ならダークグレーメタリック塗装となっていることで、「ノア」よりシックな印象となっています。
「ノア」と「ヴォクシー」のエクステリア(外装)はどっちが良い!?
上記のとおり、「ノア」より「ヴォクシー」の方が僅かに質感高く、シックな印象が強くなっています。
一方、“「ヴォクシー」のフロントグリルはやり過ぎ”と考える方も少なくないでしょう。
好みが分かれるところですが、人気は「ノア」のエアロモデルと「ヴォクシー」で2分されている状況です。
当初筆者も“「ヴォクシー」のフロントグリルはやり過ぎ”と考えていましたが、実車を見るとスタイリッシュで上質な印象に変わりました。
「ノア」エアロモデルも「ヴォクシー」に近い印象を受けましたが、「ノア」ノーマルモデルは少し地味な印象を受けました。
やはりクルマは実車を見て・触って・乗ってみると大きく印象が変わることが多いため、迷っている方は是非実車を確認することをおすすめします。
個人的には、「ノア」エアロモデルと「ヴォクシー」がおすすめです!
ちなみに、「ノア」ノーマルモデル・エアロモデル、「ヴォクシー」のいずれも、最上位グレードであればドアベルトモールディングがブラックからステンレスとなるため、僅かに質感が向上します。
また、「ノア」と「ヴォクシー」のエクステリアは、トヨタの上位モデルである「クラウン」や「アルファード」、「ハリアー」などと同じ「セルフリストアリングコート」が全車に設定されています。
「セルフリストアリングコート」は、ボディに付いた小さな傷を自然復元するもので、新車時から5~8年もの長い期間効果が持続する優れものです。
高級車と同じ傷が付きにくい塗装となっている点は「ノア」・「ヴォクシー」の魅力といえます。
「ノア」と「ヴォクシー」のエクステリア(外装)を他車と比較すると!?
「ノア」・「ヴォクシー」のエクステリアの質感は、同クラスミニバンと比較すると同等といった印象です。
一方、上位モデルであるトヨタ「アルファード」と比較すると、フロントグリルのメッキ加飾の多さなどから「アルファード」の方が高級な印象があり、特に「ノア」・「ヴォクシー」のBピラーやCピラーが未塗装となっていることから、エクステリアサイドの質感差が大きい印象があります。
新型「ノア」・「ヴォクシー」のインテリア(内装)
■トヨタ「ノア Z(7人乗り)」
■トヨタ「ヴォクシー HYBRID S-G(7人乗り)」
■トヨタ「ヴォクシー S-Z(7人乗り)」
新型「ノア」と「ヴォクシー」のインテリア(内装)
新型トヨタ「ノア」と「ヴォクシー」のインテリアは、昨今の他トヨタ新型車同様、非常にシンプルなデザインで、質感高くなっています。
メーターは、トヨタ「カローラ」などと同様のマルチインフォメーションディスプレイ、オプティトロンメーターが採用されており、ディスプレイオーディオは8インチが標準装備なものの、オプションでトヨタ「アクア」などにも採用されている大型の10.5インチディスプレイが採用されています。
シフトノブは、中間グレード以降のハイブリッド車に安全装備「アドバンストパーク」+「パーキングサポートブレーキ」+「パノラミックビューモニター」を設定すると、従来のガソリン車同様の装備から先進的な「エレクトロシフトマチック」に変更されます。
※※上の写真「ヴォクシー HYBRID S-G(7人乗り)」
トヨタ「プリウス」や「アクア」などハイブリッド車特有の操作方法となるため、操作感は標準装備のシフトノブの方が優れている印象がありますが、慣れの問題かと思います。
「エレクトロシフトマチック」が装備される場合、「アドバンストパーク」でスマートフォンで操作可能なリモート機能が追加され、シフト操作も自動化されます。
インパネは、ディスプレイオーディオ周りが艶有りブラックとなっており、助手席前が中間グレード以降であれば合成皮革巻き、フロントドアアームレストはソフトレザーとなっているなど、中間グレードから比較的質感高くなっています。
シート表皮は、中間グレードに設定されている上級ファブリックが絨毯のような触り心地で一般的なファブリックより上質になっており、シート側面や背面が革製になっているなど比較的上質になっています。
最上位グレードであればシート表皮が上級ファブリックから合成皮革に、ドアトリムがソフトレザーになるなど、さらに質感高くなりますが、大きな違いはシート表皮とメーター程度で、中間グレードでも満足できるユーザーが多いだろうと考えます。
最上位グレードと中間グレードはインサイドドアハンドルやインパネアッパーオーナメントの違いもありますが、最上位グレードに設定されるシルバー塗装のインサイドドアハンドルは質感が低い印象があるため、中間グレードとの質感差がほとんどなく、インパネアッパーオーナメントも触らなければ違いが分からないレベルです。
そのため、最上位グレード(S-Z、Z)と中間グレード(S-G、G)の質感差はそこまで大きくない印象です。
「カローラ」など一部トヨタ車は最上位グレードと中間グレードの質感差が大きくなっているのに対して、「ノア」・「ヴォクシー」は非常に限定的です。
この点は「ノア」・「ヴォクシー」の良い点といえるでしょう。
収納面では、助手席アッパーボックスや助手席オープントレイなど豊富で、中間グレードハイブリッド車以降であれば独立型センターコンソールボックス、またはインパネ一体型センターコンソールボックスが設定されます。
インパネ一体型センターコンソールボックスは、2段階引き出し式センターホルダーより使い勝手の良いカップホルダー2個が追加されるため、独立型センターコンソールボックスより使い勝手が優れています。
※上の写真「ノア Z(7人乗り)」、「ヴォクシー S-Z(7人乗り)」が独立型センターコンソールボックス、「ヴォクシー HYBRID S-G(7人乗り)」がインパネ一体型センターコンソールボックス
センターコンソールボックスは、収納が増える点やカップホルダーの使い勝手は良いものの、設定されると前後席間での移動ができなくなるデメリットがあるため、一長一短あるといえるでしょう。
シフトノブ左にある小物入れにはスマートフォン通信用のUSB端子(タイプA)1個と充電用USB端子(タイプC)1個が標準装備されており、インパネ一体型センターコンソールボックスを設定すると、さらに後席充電用USB端子(タイプC)2個がコンソールボックス裏に設定されます。
「ノア」・「ヴォクシー」に設定される充電用USB端子は通信用を除き、最大合計5個設定され、いずれも3A出力の急速充電対応となっている点は嬉しいところですが、マイクロBとなっている古いスマートフォンやタブレットは使用できないため、注意が必要です。
スピーカーは、中間グレード以下で最大で4スピーカーとなっている点はライバル車と比較して劣る点ではありますが、最上位グレードに「10.5インチディスプレイオーディオ(ディスプレイオーディオPlus)」を設定すると12スピーカーとなる点は大きな魅力です。
12スピーカーにすると後席の天井にもスピーカーが設置されるため、映画や音楽などを包み込まれるような迫力のあるサウンドで楽しむことができます。
通常の前後ドアスピーカー+ツィーターとは全く異なる音響となるため、映画や音楽を車内で楽しみたい方には、非常におすすめです。
「ノア」と「ヴォクシー」のインテリアの違いは内装色を除き、ほとんどありません。
内装色は、「ノア」ノーマルモデルエントリーグレードの「X」ならダークグレー、中間グレードの「G」ならフロマージュ、最上位グレードの「Z」ならダークブラウンが選べるようになっており、ブラックしか選択できないる「ノア」エアロモデルと「ヴォクシー」と異なります。
※「ノア X」はブラックの選択不可
※上の「ノア」の写真は最上位グレード「Z」ダークブラウン
ソフトレザーや合成皮革となっている箇所の多くがブラウンやフロマージュとなっているため、同じ素材でもブラックとなっている「ノア」エアロモデルや「ヴォクシー」より僅かに上質な印象を受けました。
ただ、エクステリアほどの大きな違いではありません。
「ノア」と「ヴォクシー」のインテリア(内装)を他車と比較すると!?
「ノア」・「ヴォクシー」のインテリアは、インパネやドアアームレストなど、同クラスミニバンより「ノア」・「ヴォクシー」の方が質感高い印象があります。
一方、上位モデルである「アルファード」と比較すると、デザインは新型である「ノア」・「ヴォクシー」の方が先進的であるものの、シートやインパネ、センターコンソールボックスやドアアームレストなど、各所において「アルファード」の方が質感高くなっています。
その差はエクステリア以上で、100万円以上の価格差分、「アルファード」とのインテリアの質感差は圧倒的になっています。
新型「ノア」・「ヴォクシー」の後部座席
新型「ノア」・「ヴォクシー」の後部座席(7人乗り・2列目)
■トヨタ「ノア Z(7人乗り)」
■トヨタ「ノア S-G(7人乗り)」
■トヨタ「ヴォクシー HYBRID S-G(7人乗り)」
■トヨタ「ヴォクシー S-Z(7人乗り)」
新型トヨタ「ノア」と「ヴォクシー」7人乗り車の2列目は、従来と異なりシートを一旦横にスライドさせることなく、スライド量745mmと超ロングスライドさせることができる点が魅力です。
また、最上位グレードに「快適利便パッケージ(High)」を設定すれば、同クラスミニバン初となるオットマンやシートヒーター、折りたたみ式大型サイドテーブルが設定できることも大きな魅力です。
2列目の快適性は「アルファード」並で、シートヒーターを設定できる点では「アルファード」の下位グレードより快適性は高いといえなくもありません。
折りたたみ式大型サイドテーブルには、カップホルダーが4個、充電用USB端子(タイプC)2個も設置されているため、2列目シートを後退させている状態でも使い勝手が優れています。
最上位グレードを除き7人乗りと8人乗りが選択できますが、上記のとおり7人乗り2列目の快適性は非常に優れているため、7人乗りの方が人気となっています。
2列目と3列目のウォークスルーが可能な点も、7人乗りの大きな魅力です。
一方、気になるのはセットオプションの価格設定です。
最上位グレードに設定できる「快適利便パッケージ(High)」は、2列目シートヒーター、オットマン、パワーバックドア、キック動作でスライドドアが開閉するハンズフリーデュアルパワースライドドア、ナノイーXなどとセットで、価格はハイブリッド車で約14.9万円、ガソリン車で約15.2万円と、かなり高価です。
同様に中間グレードに設定できる「快適利便パッケージ(Mid)」は、リヤヒーターや快適温熱シート(運転席・助手席)、キック動作でスライドドアが開閉するハンズフリーデュアルパワースライドドア、ナノイーXなどとセットで、価格はハイブリッド車で約17.3万円、ガソリン車で約17.8万円と高い価格設定となっています。
運転席側のパワースライドドアの価格を抜いて考えても11万円程度となりますので、かなり高価です。
中間グレードの場合、標準装備だとリヤクーラーは設定されるものの、クーラーの起動や温度設定が後席でできないため利便性が悪く、ヒーターは使用できません。
「快適利便パッケージ(Mid)」を設定すれば装備されるリヤオートエアコンなら、エアコンの起動や温度設定が後席でできるため、利便性が高くなります。
上の写真のとおり、リヤクーラーは操作パネルもアナログで簡素なのに対して、リヤオートエアコンは先進的で艶感もあり質感高い印象もあります。
上記のとおり、利便性や快適性が大きく向上するものの、予算がないと中々設定しづらくなっています。
安全装備はより顕著ですが、セットオプションにより付けたい装備が付けにくい設定となっているため、今後の改良でできればバラで設定できるようにしてほしいところです。
その他、2列目乗り込み時に気になったのはステップ高の高さです。
ステップ高は標準だと40cm前後あり、小さな子どもや高齢の方、お子さんを抱っこした状態の大人などは段差が大きいため、車内に乗り込みにくい印象があります。
そこで便利なのが「ユニバーサルステップ」です。
「ユニバーサルステップ」は上の写真のとおり、スライドドアの開閉と連動してステップが展開、格納する仕組みになっており、電動ではない“からくり”により動作することも発売当時話題になりました。
「ユニバーサルステップ」によりステップ高は20cmと標準の半分程度になるため、非常に乗り込みやすく、かつ降りやすくなります。
同様の装備は他社のミニバンにも設定されていますが、電動となっていることから20万円前後と価格が高いことがネックとなっています。
一方、「ユニバーサルステップ」は電動ではなく“からくり”となっていることから、3.3万円と価格が非常に安く設定されています。この点も非常に魅力的だといえるでしょう。
助手席側にしか設定できない点は少し残念だといえますが、個人的には、必須オプションだと考えます。
乗り降りのしやすさは段違いです。
新型「ノア」・「ヴォクシー」の後部座席(8人乗り・2列目)
■トヨタ「ノア G(8人乗り)」
新型トヨタ「ノア」と「ヴォクシー」8人乗り車の2列目は、7人乗り車同様にスライド量705mmと超ロングスライドさせることができる点が魅力です。
8人乗り車2列目の魅力は、上の写真のとおりチップアップ機構により、2列目を7人乗り車よりさらに前にすることができるため、ラゲッジスペースをより広く使える魅力があります。
※後方へのスライド量は7人乗り車より劣る
また、7人乗り車の場合、2列目シートバックを倒してフラットにした際、座席間に隙間ができるのに対して、8人乗り車は隙間ができません。
そのため、車中泊をする際は7人乗り車より利便性や快適性が高いといえるでしょう。
その他、5人家族(親2人+子ども3人)の場合、1人だけ3列目に座らさせる形となってしまいますが、8人乗り車であれば、2列目までに全員座ることができます。
お子さんが2人の場合でも、親1人とお子さん2人が2列目に一緒に座ることもできます。
装備面では、7人乗り車だと設定できる折りたたみ式サイドテーブルは設定できませんが、代わりに助手席シートバックテーブルと2列目座席中央に格納式センターボックスが設定されます。
充電用USB端子はセンターコンソールボックスを設定すれば、センターコンソール裏に2個設定されますが、折りたたみ大型サイドテーブルを設定できないため、後席用の充電用USB端子の数としては7人乗り車より2つ少なく、2列目を後ろにスライドさせている状態での使い勝手も劣る形になります。
上記より、装備面で劣る点はあるものの、車中泊や2列目に多くの方が乗車したい場合は、7人乗り車ではなく、あえて8人乗り車を選択するメリットがあるといえるでしょう。
一般的に8人乗り車より7人乗り車が上位グレードに設定されることが多く、人気も7人乗り車の方が高い傾向にありますが、全てのユーザーにとって7人乗り車が正解というわけではありません。
クルマの使い方によって、どちらが良いか見極めましょう。
新型「ノア」・「ヴォクシー」の後部座席(3列目)
■トヨタ「ノア Z(7人乗り)」
■トヨタ「ヴォクシー HYBRID S-G(7人乗り)」
新型トヨタ「ノア」と「ヴォクシー」の3列目は、トヨタ「シエンタ」やホンダ「フリード」などコンパクトミニバンより圧倒的に広く、快適なものの、シートバックが背中中央程度までしかなく(ヘッドレストは伸ばせる)、座り心地も2列目と比較するとかなり悪いため、大人が長時間座るには厳しい印象があります。
そのため、コンパクトミニバンや3列SUVよりは快適なものの、トヨタ「アルファード」と比較すると快適性が大きく劣ります。
一方、従来と異なり3列目を片手ワンタッチで格納、及び展開が可能な点は大きな魅力です。
ロック操作も固定バンドなども必要ないため非常に楽で、リヤクォーターガラスにすっぽり収まるため、3列目格納時も出っ張りが少なく邪魔にならない魅力があります。
これらの点は、特に「アルファード」や日産「セレナ」と比較した際に大きなメリットとなってきます。
ホンダ「ステップワゴン」は肩口のストラップを引いて床下に格納できるため、操作性や邪魔にならないという点では、そこまで大きな差はない印象です。
その他、「セレナ」や「ステップワゴン」の場合、3列目にも充電用USBが設定されているのに対して、「ノア」・「ヴォクシー」は設定されていません。
3列目で充電する場合は、センターコンソールボックス裏、2列目折りたたみ式大型サイドテーブル、いずれの設定もない場合は、前席シフトノブ左からケーブルを引っ張ってくる必要があるため、この点ではライバル車より劣るといえます。
新型「ノア」・「ヴォクシー」のラゲッジスペース(荷室)
■トヨタ「ノア Z(7人乗り)」
■トヨタ「ノア G(8人乗り)」
■トヨタ「ヴォクシー HYBRID S-G(7人乗り)」
新型トヨタ「ノア」と「ヴォクシー」のラゲッジスペース(荷室)は、何と言っても「パワーバックドア」と「フリーストップバックドア」が最大の魅力です。
「フリーストップバックドア」は、バックドア開閉時に任意の角度で保持できるを世界初採用となる装備で、車両後方にスペースがない場合でも、バックドアからの荷物の出し入れが簡単に行えるメリットがあります。
実際試してみましたが、バックドアを少し押すだけで角度を保持できるため、操作性は非常に優れています。
とはいえ、後方にスペースがない場所では屈んで荷物の出し入れをする必要があるため、バックドアの上半分が開く日産「セレナ」の「デュアルバックドア」と比較すると、使い勝手は一長一短ある印象です。
※「デュアルバックドア」の場合、高い位置から荷物の出し入れをするため、重い荷物の積載には不便
やはり、「セレナ」と比較して最大の魅力となるのは「パワーバックドア」でしょう。
※トヨタ「アルファード」やホンダ「ステップワゴン」には設定可
今やコンパクトSUVにも設定が進んでいるパワーバックドアですが、バックドアが大きく重いミニバンこそ、その真価を発揮するといえます。
「ノア」・「ヴォクシー」は、車両側面両側にパワーバックドアスイッチが設置されていることにより、後ずさりすることなく使用可能で、任意の位置で停止が可能なため、狭い場所でも使い勝手が良くなっています。
パワースライドドア同様、予約ロック機能が搭載されているため、閉まるまで待つ必要もありません。
標準装備されているフリーストップバックドアも狭い場所で便利ではありますが、やはりパワーバックドアには利便性では劣ります。
上記の他、104Lもの容量を確保したスーパーラゲージボックス(床下収納スペース)が便利で、高さのあるものやスーツケース、ベビーカーなどの収納が可能となっています。
また、ハイブリッド車の場合、センターコンソールボックス裏とラゲッジスペース左側の2箇所に「アクセサリーコンセント(AC100V・1500W)」の設定が可能で、災害時に非常電源となるだけでなく、通常のアクセサリーソケットでは使用できない電子レンジやポットなどが使用できるメリットもあります。
新型「ノア」・「ヴォクシー」のボディサイズ、運転のしやすさ
■トヨタ「ノア Z(7人乗り)」
新型トヨタ「ノア」・「ヴォクシー」のボディサイズ、運転のしやすさを、他車と比較してみましょう。
■ノア・ヴォクシー
→全長:4,695mm/全幅:1,730mm/全高:1,895mm(4WD車は1,925mm)/最小回転半径:5.5m
■アルファード
→全長:4,935~4,950mm/全幅:1,850mm/全高:1,935~1,950mm/最小回転半径:5.6~5.8m
■セレナ
※下段はエアロ
→全長:4,685mm/全幅:1,695mm/全高:1,865mm/最小回転半径:5.5m
→全長:4,770mm/全幅:1,740mm/全高:1,865mm/最小回転半径:5.5~5.7m
先代や日産「セレナ」と比較した場合、最大の違いとなるのは全車3ナンバーサイズとなったことでしょう。
「セレナ」と比較して、全幅は最大3.5cm大きくなっており、この点をネガティブに考えるユーザーも少なからずいるでしょう。
しかし、「ノア」・「ヴォクシー」は、運転席のアイポイントが高いことにより上から見下ろす形となり、結果全幅を確認しやすく、非常に運転しやすい印象を受けました。
先代と比較して運転しにくくなった印象はなく、5ナンバーサイズの「セレナ」と比較しても、むしろ運転しやすい印象すらありました。
そのため、3ナンバーサイズになったことによるデメリットはないと筆者は考えます。
「アルファード」と比較した場合、全長は最大25.5cm、全幅は12cm、最小回転半径は最大30cmも大きいため、運転のしやすさは「ノア」・「ヴォクシー」の圧勝といえます。
また、狭い道での接触回避や幅寄せ、縦列駐車時などにも役立つ「サイドクリアランスビュー」や「コーナリングビュー」などが使用できる最新の「パノラミックビューモニター」、自動駐車機能「アドバンストパーク」など、駐車支援機能が豊富に設定できることも「ノア」・「ヴォクシー」の大きな魅力です。
先進安全装備では「アルファード」や「セレナ」を圧倒しています。
※詳細は後述(安全性能の項目に記載)しています。
以上から、運転が苦手な方には「ノア」・「ヴォクシー」がおすすめだと考えます。
新型「ノア」・「ヴォクシー」の加速性能
■トヨタ「ノア Z(7人乗り)」
■トヨタ「ヴォクシー HYBRID S-G(7人乗り)」
新型トヨタ「ノア」・「ヴォクシー」のパワートレインは、第5世代となる最新の1.8Lハイブリッドシステム、トヨタ「RAV4」から採用されているDirect Shift-CVTと組み合わせた2.0Lダイナミックフォースエンジンの2種になっています。
従来、新世代ハイブリッドシステムが搭載されるのはトヨタ「プリウス」からと決まっていたため、「ノア」・「ヴォクシー」発売当時は非常に話題になりました。
第5世代ハイブリッドシステムは、燃費性能が向上しているだけでなく加速性能も向上しており、システム最高出力は先代の100kW〈136PS〉から103kW〈140PS〉に向上しています。
E-Four(電気式4輪駆動方式)は、従来最高30km/hまでしか使えない補助的なものに留まっていたのに対し、後輪モーターの出力を約6倍に増加させ、最高150km/hまでで使える本格的な4輪駆動システムとなっています。
ガソリン車も同様に加速性能が向上しており、最高出力は112kW〈152PS〉から125kW〈170PS〉に、最大トルクは193N・m〈19.7kgf・m〉から202N・m〈20.6kgf・m〉に向上しています。
では、エンジン性能を他車と比較してみましょう。
・ノア、ヴォクシー
・2.0Lガソリン
→最高出力 125kW〈170PS〉/6,600rpm
→最大トルク 202N・m〈20.6kgf・m〉/4,900rpm
・1.8Lハイブリッド
エンジン
→最高出力 72kW〈98PS〉/5,200rpm
→最大トルク 142N・m〈14.5kgf・m〉/3,600rpm
フロントモーター
→最高出力 70kW〈95PS〉
→最大トルク 185N・m〈18.9kgf・m〉
リヤモーター
→最高出力 30kW〈41PS〉
→最大トルク 84N・m〈8.6kgf・m〉
→システム最高出力 103kW〈140PS〉
・アルファード
・2.5Lガソリン
→最高出力 134kW〈182PS〉/6,000rpm
→最大トルク 235N・m〈24.0kgf・m〉/4,100rpm
・3.5Lガソリン
→最高出力 221kW〈301PS〉/6,600rpm
→最大トルク 361N・m〈36.8kgf・m〉/4,600~4,700rpm
・2.5Lハイブリッド
エンジン
→最高出力 112kW〈152PS〉/5,700rpm
→最大トルク 206N・m〈21.0kgf・m〉/4,400~4,800rpm
フロントモーター
→最高出力 105kW〈143PS〉
→最大トルク 270N・m〈27.5kgf・m〉
リヤモーター
→最高出力 50kW〈68PS〉
→最大トルク 139N・m〈14.2kgf・m〉
→システム最高出力 145kW〈197PS〉
・セレナ
・2.0Lマイルドハイブリッド(スマートシンプルハイブリッド)
エンジン
→最高出力 110kW〈150PS〉/6,000rpm
→最大トルク 200N・m〈20.4kgf・m〉/4,400rpm
モーター
→最高出力 1.9kW〈2.6PS〉
→最大トルク 48N・m〈4.9kgf・m〉
・1.2Lハイブリッド(e-POWER)
エンジン
→最高出力 62kW〈84PS〉/6,000rpm
→最大トルク 103N・m〈10.5kgf・m〉/3,200~5,200rpm
モーター
→最高出力 100kW〈136PS〉
→最大トルク 320N・m〈32.6kgf・m〉
まず、ハイブリッド車から比較してみましょう。
「ノア」・「ヴォクシー」の1.8Lハイブリッド車は、先代の加速が重い印象とは異なり、発進から軽やかに加速してくれるため、街乗りでは十分の加速性能となっています。
車両重量が重く、空力性能が低いミニバンながら、感覚的にはハッチバックような軽やかさだと感じました。
また、追い越し時や登坂時はパワーモードにすることで、鋭い加速性能を発揮してくれます。
上記のとおり、先代より改善された加速性能ですが、急な上り坂だとエンジンが唸ってパワー不足な印象で、ライバルである日産「セレナ e-POWER」やホンダ「ステップワゴン e:HEV」、「アルファード 2.5Lハイブリッド」と比較すると、加速性能は大きく劣ります。
一方のガソリン車は、10速シーケンシャルシフトマチックが搭載されていることもあって、加速時はCVTというよりATに近い変速感を味わえ、ハイブリッド車以上に走りが面白い印象があります。
Direct Shift-CVTにより、発進加速や中間加速も優れており、加速性能はハイブリッド車より優れていると感じました。
他車と比較すると、「アルファード」の3.5Lガソリン車よりは劣るものの、2.5Lガソリン車や「セレナ」の2.0Lマイルドハイブリッド車よりも加速性能が優れていることは間違いありません。
感覚的にはホンダ「ステップワゴン」の1.5Lターボ車に近い印象があります。
以上から、“走り”を重視するなら2.0Lガソリン車がおすすめだと考えます。
1.8Lハイブリッド車は新世代ハイブリッドシステムを搭載したということもあって期待していた分、少し残念な印象でしたが、特別期待していなかった2.0Lガソリン車の加速性能には驚きました。
新型「ノア」・「ヴォクシー」の乗り心地、静粛性
■トヨタ「ノア Z(7人乗り)」
■トヨタ「ヴォクシー HYBRID S-G(7人乗り)」
新型トヨタ「ノア」・「ヴォクシー」乗り心地は、先代と比較すると大きく向上しています。
ただ、同価格帯のハッチバックやセダン、SUVと比較すると、明らかに劣るでしょう。
感覚的には、トヨタ「アクア」など新型Bセグメントクラスと同等だと考えます。
そのため、乗り心地や静粛性では上位モデルのトヨタ「アルファード」には当然及びません。
とはいえ、同価格帯ミニバンの日産「セレナ」と比較すると、乗り心地・静粛性ともに優れているため、乗り心地が悪いと感じるユーザーは少ないかと考えます。
ハイブリッド車とガソリン車の静粛性を比較すると、エンジン停止時やモーター走行時は当然ハイブリッド車の方が静かですが、ガソリン車の方がパワーの余裕があり低回転域で走行できるため、上り坂などアクセルを踏み込んでエンジン走行した際の静粛性はガソリン車の方が優れている印象です。
乗り心地に違いはありません。
新型「ノア」・「ヴォクシー」の燃費性能
■トヨタ「ヴォクシー HYBRID S-G(7人乗り)」
新型トヨタ「ノア」・「ヴォクシー」の燃費性能は、第5世代となる最新の1.8Lハイブリッドシステム、2.0Lダイナミックフォースエンジンの搭載により、大幅に向上しています。
では、燃費性能を他車と比較してみましょう。
・ノア、ヴォクシー
・2.0Lガソリン ※2WD
→15.0km/L(WLTCモード)
→11.12km/L(e燃費より)
・1.8Lハイブリッド ※2WD
→23.0km/L(WLTCモード)
→19.36km/L(e燃費より)
・アルファード
・2.5Lガソリン ※2WD
→10.8km/L(WLTCモード)
→8.17km/L(e燃費より)
・3.5Lガソリン ※2WD
→10.2km/L(WLTCモード)
→7.78km/L(e燃費より)
・2.5Lハイブリッド
→14.8km/L(WLTCモード)
→10.86km/L(e燃費より)
・セレナ
・2.0Lマイルドハイブリッド(スマートシンプルハイブリッド) ※2WD
→13.2km/L(WLTCモード)
→10.44km/L(e燃費より)
・1.2Lハイブリッド(e-POWER)
→18.0km/L(WLTCモード)
→15.68km/L(e燃費より)
上記のとおり、ハイブリッド車もガソリン車も「ノア」・「ヴォクシー」が最も優れています。
ガソリン車は、日産「セレナ」よりもWLTCモードで1.8km/L、トヨタ「アルファード」とは4.2km/L以上優れており、自動車税も年7,500円以上安いため、維持費は「ノア」・「ヴォクシー」が圧倒的に安くなります。
ハイブリッド車は、「セレナ」よりもWLTCモードで5.0km/L、「アルファード」とは8.2km/Lも優れており、自動車税も年7,500円安いため、「アルファード」と比較すると維持費は「ノア」・「ヴォクシー」が圧倒的に安くなります。
一方、「セレナ」e-POWERは「ノア」・「ヴォクシー」より自動車税が年5,500円安いメリットがあります。
では、年間走行距離8,000km、ガソリン代150円の場合を例に、年間の維持費(ガソリン代+自動車税)の違いをみていきましょう。
「アルファード」の3.5Lガソリン車は、燃費性能が最も悪いだけでなく、ハイオク仕様となっているため、割愛します。
- 「ノア」・「ヴォクシー」2.0Lガソリン車:143,914円
- 「ノア」・「ヴォクシー」1.8Lハイブリッド車:97,983円
- 「セレナ」2.0Lマイルドハイブリッド車:150,943円
- 「セレナ」1.2Lハイブリッド車:107,031円
- 「アルファード」2.5Lガソリン車:190,379円
- 「アルファード」2.5Lハイブリッド車:153,997円
「アルファード」の2.5Lガソリン車は年20万円近い維持費と圧倒的に高くなっており、「アルファード」の2.5Lハイブリッド車と「ノア」・「ヴォクシー」の2.0Lガソリン車や「セレナ」の2.0Lマイルドハイブリッド車の維持費がほぼ同じであることがわかります。
つまり、「アルファード」は維持費が高いといえます。「ノア」・「ヴォクシー」や「セレナ」より車両重量が500kg以上重いこと、ハイブリッド車に4WDの設定しかないことが主な要因です。
「ノア」・「ヴォクシー」と「セレナ」を比較すると、ガソリン車もハイブリッド車も1万円前後「ノア」・「ヴォクシー」が安い結果となっています。
ハイブリッド車は燃費性能差が大きくなっていましたが、自動車税が年5,500円安いことから、差が縮まっています。
とはいえ、唯一年間の維持費が10万円を下回る「ノア」・「ヴォクシー」のハイブリッド車は非常に魅力的です。
当然ですが、走行距離が多ければ多いほど、ガソリン代が高ければ高いほど、維持費の差は拡大していくため、維持費を安くしたいなら、「ノア」・「ヴォクシー」のハイブリッド車がおすすめだといえるでしょう。
年間走行距離にもよりますが、ハイブリッド車とガソリン車の価格差は維持費の差とリセールバリューの差で回収、または逆転する可能性が高いため、お得に購入したいならハイブリッド車がおすすめです。
価格の詳細については後述しています。
新型「ノア」・「ヴォクシー」の安全性能
■トヨタ「ノア Z(7人乗り)」
新型「ノア」・「ヴォクシー」の安全性能は国産車トップクラス!
新型トヨタ「ノア」・「ヴォクシー」の安全性能は2022年時点で国産車トップクラスの性能となっています。
同じく安全性能がトップクラスのスバル「レヴォーグ」と比較しても全く負けれおらず、むしろ一部では上回っています。
では具体的に「ノア」・「ヴォクシー」の安全性能はどこがすごいのか!?
以下にまとめてみました。
■自動ブレーキ、衝突回避操舵支援
- プリクラッシュセーフティ
自動ブレーキが夜間自転車と昼自動二輪車も検知可能となり、交差点右左折時の対向車や歩行者、自転車に対しても作動し、対向車については2レーンまで対応可能
さらに交差点の出合い頭時にも自車速度5~60km/hと幅広く作動する国産車トップクラスの性能 - パーキングサポートブレーキ(周囲静止物、後方歩行者)
車両前後方のみならず側方に対しても衝突の危険性がある際は自動ブレーキが作動し、後退時に歩行者と接触する危険性が高い場合にも自動ブレーキも作動 - 緊急時操舵支援(アクティブ操舵機能付)
自車線内に回避スペースがある場合、システムが回避操舵を行い、衝突を回避する - フロントクロストラフィックアラート
交差点に進入する際、車両前方左右から接近する車両をレーダーで検知してブザー音とディスプレイ表示で警告する - プロアクティブドライビングアシスト
歩行車や自転車が横断する場合や、側道に歩行者や自転車、駐車車両がいる場合、ステアリング操作やブレーキ操作支援による衝突を事前に抑制
先行車や前方のカーブに対して減速操作をサポートし、頻繁な踏みかえ操作を軽減
■駐車支援
- 安心降車アシスト(ドアオープン制御付)
後方から接近する車両や自転車を検知して、降車乗員と衝突する危険性がある場合、ドアミラーインジケーターの点滅、パワースライドドアの一時停止、ブザー音での警告、ディスプレイ表示などが行われる - トヨタ チームメイト[アドバンストパーク]
従来のステアリング、アクセル、ブレーキ、シフトの全操作を自動で行う駐車機能に、並列駐車時の前向き駐車、前向き出庫、バック出庫機能を追加
スマートフォンを操作による駐車および出庫が可能なリモート機能を追加 - パノラミックビューモニター
床下透過機能(サイドクリアランスビュー、コーナリングビュー)を追加
さらに、自動表示する地点の登録機能や音声操作に対応
■高速運転支援
- トヨタ チームメイト[アドバンストドライブ]
40km/h以下で自動車専用道路ならハンズオフ走行が可能、停車後再発進もドライバーの操作は不要 - ドライバー異常時対応システム
「レーントレーシングアシスト」や「アドバンストドライブ」作動中にドライバーの無操作状態が続くとハザードランプやストップランプの点灯、ホーンを鳴らし、自車線内で停止、ドア解錠を行い、緊急車両の手配まで行う - レーンチェンジアシスト
自動車専用道路で方向指示器を操作すると、ハンドル操作をシステムがアシスト
■運転サポート
- ロードサインアシスト
信号が青に変わるとブザー音やディスプレイ表示でお知らせする機能を追加、方向指示器側の信号にも対応
上記の他にも先進安全装備は豊富に設定されていますが、トヨタ「ヤリス」や「アクア」から搭載されている安全装備は割愛しています。
「ノア」・「ヴォクシー」は従来のクルマには搭載されていなかった先進安全装備は豊富に搭載されており、上記の装備についてはトヨタ「アルファード」や日産「セレナ」にはない最新の安全装備となっています。
新型「ノア」・「ヴォクシー」の自動ブレーキはすごい!
上記の中でも、ハンズオフ走行が可能な「アドバンストドライブ」、自動駐車機能「アドバンストパーク」及びリモート機能が注目の安全装備といえるでしょう。
「アドバンストパーク」は初期設定がスムーズ(ほとんど不要)で、非常に実用的な装備となっており、リモート機能はスマートフォンで駐車できるだけでなく、パーキングブレーキをかけたり、ドアロックまで行えるようになっています。
一方、リモート機能は出庫を除き事前に車内での設定が必要なため、車外から完全リモート操作できるわけではありません。実際使用しているところを確認してみましたが、上手く操作できず結局乗り込んで駐車する結果となっており、まだまだ発展途上な印象です。
そのため、実際利用できるシーンは出庫程度だといえます。
また、「アドバンストドライブ」は自動車専用道路で自車速度が40km/h以下と使えるシーンが非常に限定的となっています。
上記のとおり、「アドバンストドライブ」と「アドバンストパーク」は非常に先進的なものの、中心となる安全装備ではないと考えます。
「ノア」・「ヴォクシー」の安全性能で最もすごいところは、自動ブレーキなど基本的な装備の性能が高い点にあります。
まず、何と言っても自動ブレーキの性能がすごい!
2021年までは、交差点右左折時の対向車や歩行者、自転車に対しても作動するか、交差点などの出合い頭にも作動するかが先進自動ブレーキの基準となっており、自動ブレーキの性能は2021年時点で「レヴォーグ」などスバル車が一時リードしていました。
しかし「ノア」・「ヴォクシー」の自動ブレーキは、上記の性能に加え自動二輪車や後方歩行者に対しても作動するようになっており、さらに1歩先にいった形です。
また、交差点の出合い頭時の自動ブレーキについても、「レヴォーグ」は作動範囲が自車速度1~20km/hとなっているのに対して、「ノア」・「ヴォクシー」は自車速度5~60km/hと幅広く作動し、さらに自動二輪車も検知可能となっています。
さらに、歩行者が飛び出してくるかもしれない、ぶつかるかもしれない、という状況を予測してステアリング操作やブレーキ操作を支援する「プロアクティブドライビングアシスト」も「レヴォーグ」にはない先進安全装備で非常に先進的です。
この機能により、接触する危険性を“もっと手前で”防いでくれるため、自動ブレーキの1歩先の機能ともいえます。
また、「フロントクロストラフィックアラート」により、交差点など前方左右の死角から接近してくる車両をレーダーで検知してブザー音とディスプレイ表示で警告してくれます。
「ノア」・「ヴォクシー」の自動ブレーキは出合い頭でも作動しますが、車両と接近するもっと手前でお知らせしてくれるため、より安心だといえるでしょう。
ライバルのミニバンは、夜間自転車や昼自動二輪車、交差点右左折時や交差点の出合い頭時に自動ブレーキが作動しないものがほとんどで、「プロアクティブドライビングアシスト」と同様の装備は搭載されていません。
つまり、“自動ブレーキの性能でミニバンを選ぶなら「ノア」・「ヴォクシー」1択”と言っても過言ではないでしょう。
自動ブレーキのみならず、「ノア」・「ヴォクシー」は衝突を回避する技術も優れています。
その目玉となる機能が「緊急時操舵支援」です。
「緊急時操舵支援」は「アクア」や「ヤリスクロス」など、「ヤリス」などに搭載されている従来の「緊急時操舵支援機能」とは異なり、歩行者や車両と接触する恐れがある際、ドライバーによる回避操作がなくても、システムが回避操舵を行い、さらに車線逸脱を抑制する装備となっています。
従来との最大の違いは、何と言っても“システムが回避操舵を行う”部分にあります。
従来は回避操舵はドライバーが行う前提で、システムは回避操舵をアシストするにとどまっていたため、より安全性が向上した形になります。
簡単に言えば、クルマがブレーキもステアリングも自動的に制御して、衝突を回避してくれるわけですね。
小さいお子さんがいるユーザーに安心なのが「安心降車アシスト」でしょう。
「安心降車アシスト」は、「ブラインドスポットモニター」のセンサーを活用し後方から接近する車両や自転車を検知して、降車乗員と衝突する危険性がある場合、ドアミラーインジケーターの点滅、パワースライドドアの一時停止、ブザー音での警告、ディスプレイ表示などが行われる機能です。
これにより、降車時の事故を防ぐことにつながります。
その他、従来から搭載されている車線維持支援機能「レーントレーシングアシスト」は、カーブや車両などの回避動作に対応できるようになっており、車線逸脱警報機能「レーンディパーチャーアラート」も車両などの回避動作に対応、「レーダークルーズコントロール」は前方認識範囲を拡大したことで無駄な加速・減速をなくし、カーブ速度抑制機能も追加するなど、進化しています。
つまり、従来からある安全装備についても、他車とは性能が段違いなのです。
ちなみに、「先行車発進告知機能」は「発進遅れ告知機能」と名前を変え信号の変化にも対応、「レーントレーシングアシスト」の機能の内、車線維持支援機能を除く機能は「レーンディパーチャーアラート」に移行、「ふらつき警報機能」も「休憩提案機能」に名前が変更されています。
上記のとおり、「ノア」・「ヴォクシー」の非常に高い安全性能を誇りますが、「アドバンストドライブ」と「ブラインドスポットモニター」と「緊急時操舵支援+フロントクロストラフィックアラート」、「アドバンストパーク」と「パノラミックビューモニター」と「パーキングサポートブレーキ(後方歩行者)」など、各種安全装備がセットオプション設定となっている点は大きな欠点といえます。
「アドバンストドライブ」のセットは約13.5万円、「アドバンストパーク」のセットは中間グレードガソリン車で11万円、中間グレードハイブリッド車で14.3万円、最上位グレードガソリン車で約9.4万円、最上位グレードハイブリッド車で約12.7万円と非常に高価です。
特に、従来からある「ブラインドスポットモニター」や「パノラミックビューモニター」だけ設定したいと考えるユーザーにとっては、元々3~7万円程度で設定できる装備だっただけに価格が上昇した印象があります。
快適装備同様、セットオプションにより付けたい装備が付けにくい設定となっているため、今後の改良でできればバラで設定できるようにしてほしいところです。
新型「ノア」・「ヴォクシー」はコネクティッドサービスもすごい!
新型トヨタ「ノア」・「ヴォクシー」は安全性能だけでなく、コネクティッドサービスも非常に先進的です。
- コネクティッドナビ
従来の車載ナビではなく、通信で取得した常に最新の地図を保持したナビゲーションシステム - エージェント
「Hey、トヨタ」といえば、エアコンの温度調整や窓の開閉が可能 - 車内Wi-Fi
車内Wi-Fiが月1,100円で無制限使い放題
また、ディスプレイオーディオでWebサイトの閲覧が可能 - マイセッティング
スマホやスマートキーによりドライバー毎のメーター表示やディスプレイ表示などの設定を復元 - デジタルキー
スマホでドアロックやアンロック、パワーオンが可能
従来のスマートフォンでドアのロック状態の確認や操作、駐車位置の確認、エアコンなどのリモート操作ができるだけでなく、上記の新しいサービスが追加されています。
特に需要が高いのは車内Wi-Fiでしょう。
月1,100円で使い放題というのは他社と比較しても圧倒的に安い価格設定で、非常に魅力的なサービスといえます。
音声操作でエアコンやウィンドウ操作ができる点も非常に先進的です。
また、コネクティッドナビにより常時最新の地図状態を維持できることも大きな魅力です。
従来からあるマップオンデマンドサービスでも、通信により最新の地図状態にすることができましたが、2週間前後の時間差がある点がネックでした。
従来のディスプレイオーディオでナビを使用する場合、T-Connectナビキットの設定に11万円必要でしたが、コネクティッドナビは標準装備されているため、価格的メリットも大きいでしょう。
基本サービスは5年間無料、6年目以降は月330円という点は従来と同じですが、コネクティッドナビを6年目以降も使用する場合、月880円かかる点は気になります。
ナビを使用するだけに年10,560円かかるわけですから、高価な印象です。
その点「10.5インチディスプレイオーディオ(ディスプレイオーディオPlus)」を設定しておけば、車載ナビが設定されるため、コネクティッドナビを使用しないという対応ができるメリットがあります。
デジタルキーは初回購入時に16,500円、4年目以降月550円かかるため、個人的には必要ないと考えます。
その他、TVとCD・DVDデッキがセットオプション設定で74,800円となった点も少し気になります。
どちらか一方を設定したい方にはデメリットでしかありません。
快適装備や安全装備と同じく、セットオプション設定が欠点といえます。
新型「ノア」・「ヴォクシー」のおすすめグレード・オプション
■トヨタ「ノア Z(7人乗り)」
新型「ノア」・「ヴォクシー」のおすすめグレード
次は、新型トヨタ「ノア」と「ヴォクシー」のおすすめグレードについて考えてみましょう。
おすすめグレードは「ノア」中間グレード「S-G」のハイブリッド車(7人乗り)だと考えます。
各グレードの違い、おすすめグレードについては、以下の記事にまとめています。
新型「ノア」・「ヴォクシー」のおすすめオプション
次は、新型トヨタ「ノア」と「ヴォクシー」のおすすめオプションについて考えてみましょう。
以下の記事に「ノア」・「ヴォクシー」のおすすめオプションをまとめています。
「ノア」・「ヴォクシー」は快適装備や安全装備がセットオプションとなっているため、全て設定すると非常に高額になってしまいます。
そのため、購入後後悔しないように必要なオプションは設定するものの、設定するオプションを必要最小限にとどめ、「ノア」・「ヴォクシー」をできるだけ安く購入できるようにしましょう。
新型「ノア」・「ヴォクシー」の見積もり額・値引き額
■トヨタ「ノア G(8人乗り)」スティールブロンドメタリック
最後に、新型トヨタ「ノア」と「ヴォクシー」の見積り額をみていきましょう。
■ガソリン車
- 「ノア G」:約390万円
- 「ノア Z」:約421万円
- 「ノア S-G」:約397万円
- 「ノア S-Z」:約429万円
- 「ヴォクシー S-G」:約402万円
- 「ヴォクシー S-Z」:約436万円
■ハイブリッド車
- 「ノア G」:約419万円
- 「ノア Z」:約446万円
- 「ノア S-G」:約426万円
- 「ノア S-Z」:約454万円
- 「ヴォクシー S-G」:約431万円
- 「ヴォクシー S-Z」:約461万円
上記は、アドバンストドライブやアドバンストパーク、アダプティブハイビームシステムなどの先進安全装備、ハンズフリースライドドアやパワーバックドア、オットマンなどの快適装備、ディスプレイオーディオPlus(10.5インチナビ)、マットなど、オプションをフルで設定した場合の価格です。
オプション総額は68万円~75万円と非常に高額になっています。
値引き額を含んでいない価格ではありますが、最も高い「ヴォクシー S-Z」だと450万円をオーバーしています。
もはや、トヨタ「アルファード」が買える価格になっています。
もちろん、ライバルのホンダ「ステップワゴン」や日産「セレナ」より高額です。
「ノア」・「ヴォクシー」は、先進装備が豊富に設定できる点は非常に魅力的ですが、セットオプション設定により価格が釣り上げられる点が大きな欠点だと考えます。
是非、今後の改良で直してほしいところです。
では、必要最小限のオプションを設定した場合の価格をみてみましょう。
■ガソリン車
- 「ノア G」:約314万円
- 「ノア Z」:約337万円
- 「ノア S-G」:約321万円
- 「ノア S-Z」:約345万円
- 「ヴォクシー S-G」:約326万円
- 「ヴォクシー S-Z」:約352万円
■ハイブリッド車
- 「ノア G」:約341万円
- 「ノア Z」:約359万円
- 「ノア S-G」:約348万円
- 「ノア S-Z」:約367万円
- 「ヴォクシー S-G」:約353万円
- 「ヴォクシー S-Z」:約374万円
先程の価格と比較すると、かなり現実的な価格になっていることがわかります。
オプションは、ディスプレイオーディオPlus(10.5インチナビ、CD・DVDデッキ、ETC2.0ユニット、Gならバックガイドモニターなど)、ユニバーサルステップ、Gならデュアルスライドドア、ハイブリッド車ならアクセサリーコンセント+インパネ一体型センターコンソールボックス、マット程度を設定しています。
「G」グレードのガソリン車ならオプション総額約32万円、「G」グレードのハイブリッド車ならオプション総額約37万円、「Z」グレードならオプション総額約28万円となります。
上記の他、メンテナンスパックは毎年点検代を払うよりお得なため付けるべきかと思いますが、メンテナンスパックの価格は“先に払っているだけ”なため、上記の価格からは抜いています。
気になる値引き額は40万円でした。時期によってはもっと引き出すことも可能でしょう。
上記の価格をライバル車と比較すると、「セレナ」の「ハイウェイスターV」が約342万円、「e-POWER ハイウェイスターV」は約380万円なので、同価格帯だといえるでしょう。
上位モデルの「アルファード」と比較すると、ガソリン車1番人気の「S“Cパッケージ”」が約462万円、ハイブリッド車1番人気の「S“TYPE GOLDⅡ”」が約504万円なので、120万円前後高いことがわかります。
「アルファード」の年間維持費(ガソリン代、自動車税)は、年間走行距離8,000km、ガソリン代150円の場合で年5万円程度「ノア」・「ヴォクシー」より高いため、総コスト差がさらに拡大する形になります。
価格の安さだけでなく利便性や安全性についても「アルファード」より優れている「ノア」・「ヴォクシー」のコスパの高さは「アルファード」を上回ると考えます。
では、価格の安いガソリン車と燃費性能の優れたハイブリッド車のどちらが安くなるのか計算してみましょう。
燃費性能差は8km/L程度(ハイブリッド車19km/L、ガソリン車11km/L)異なりますが、年間走行距離8,000km・ガソリン代150円なら、年間のガソリン代は約4.6万円ハイブリッド車の方が安くなります。
ガソリン車とハイブリッド車の価格差は約22万円なため、5年程度で価格差は埋まる計算になります。
リセールバリューも考慮すれば、間違いなくハイブリッド車の方が安くなるでしょう。
仮に年間走行距離4,000kmなら5年乗っても価格差は11万円程度しか埋まりませんが、リセールバリューを考慮すればトントンになる可能性は十分あります。
つまり、ハイブリッド車の方が安くなる可能性が高いことは間違いないでしょう。
走りの面白さや中間加速など、ガソリン車の方が“走り”の点で魅力的な部分はありますが、価格を考慮すると総合的にハイブリッド車の方が魅力的だと考えます。
いずれにしても、全込み300万円以上、場合によっては450万円以上する価格となりますので、決して安いクルマではありません。
「ノア」・「ヴォクシー」を少しでも安く、お得に購入したい方は“新車同様の中古車”も検討してみましょう。
新車だと納車が半年、またはそれ以上待たないといけない場合もありますが、中古車なら新車と異なり“すぐに納車される”ことも大きな魅力です。
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車は基本的に新車で買うもの!私はずっとそう考えていました。
しかし、新古車・未使用車や走行距離1,000km程度の車は新車同様です。
さらに、モノによっては普通に新車を買う場合より60万円以上安く買えるケースも多数あります!
上記を考えると、新車購入を検討中の方は“新車同様の中古車を探してみる”という選択肢も大いにありだと思いませんか?!
また、中古車の場合は納期待ちが長い車と異なり、すぐに納車されます。人気車種の場合は納車に1年以上かかるケースがあることも考えると、魅力的ではないでしょうか。
■中古車のメリット、デメリット
“新車同様の中古車”を買う場合のメリットは何といってもその「安さ」が魅力ですが、デメリットは「自分の付けたいオプションが選べない」という点でしょう。
ただし、上記はメーカーオプションの場合のみで、ディーラーオプションの場合は後付けも可能です。
そのため、中古車を選ぶ際は車のカラー及びメーカーオプションを妥協しないようにしましょう。
■中古車を買うなら中古車販売台数トップクラスのガリバーがおすすめ!
中古車を買うなら、中古車販売台数トップクラスのガリバーがおすすめです。
中古車業界の最大手で、知名度も高く、信頼性が高いため安心です。
さらに、ガリバーは以下のメリットもあります。
- 修復歴車(事故車、事故歴ありの車)を販売していない
- 納車後、100日以内であれば返品可能
- ディーラーより長い10年保証(走行距離無制限、ハイブリッドカーのバッテリーなども保証)
ガリバーによると、修復歴車の約4割(39.4%)の車で何らかの故障が発生していたため、修復歴車の販売をやめたようです。そんな修復歴車を販売していないので、故障が発生するリスクが低いともいえますね。
特に驚きなのが、100日以内であれば返品可能というところではないでしょうか。これなら、仮に購入した車に問題があった場合や、急に車の使用シーンが大きく変わっても安心ですよね。
その他、ディーラーよりも長い10年保証というのも心強いです。ハイブリッドカーのバッテリーなども保証対象なのでさらに安心です。走行距離が何kmでも保証対象です。
■中古車は早いもの勝ち!非公開在庫もある!
中古車は基本的に1台限りのものですので、良い車も早く問い合せしないと売れてしまう可能性があります。
また、ガリバーでは毎日約500台の車を買取しており、まだネット上で公開されていない車(非公開在庫)もたくさんあります。
ガリバー 公式サイトに登録すれば、自分で検索するだけでは見つけられない”あなたに最適な車”をガリバーが探し出してくれます。さらに「非公開在庫」も優先的に紹介してもらえます。
気になった車、欲しい車がある方はガリバーに登録して探してもらいましょう!
※中古車の販売金額は申込完了ページには表示されません。登録後、ガリバーから電話がかかってくるので、そこで詳しい話を聞いてみましょう。
まとめ
新型トヨタ「ノア」・「ヴォクシー」は、先進安全装備が豊富に搭載されており、その安全性能は2022年トップクラスの性能となっています。
安全性能が高いスバル「レヴォーグ」と比較しても遜色なく、後退時の自動ブレーキや自動駐車機能など一部では「レヴォーグ」を上回っている状況です。
先代では欠点の1つだった加速性能も非常に向上しており、ミニバンによくある“加速が重い・遅い”という印象はほとんどありません。
使い勝手はライバル車と比較しても優れており、先代から優れた燃費性能はさらに進化しています。
さらに、内外装の質感も比較的高くなっており、欠点の少ない非常に優れたミニバンだといえるでしょう。
唯一欠点をあげるとすればセットオプションによる価格の高さがありますが、いずれもなければ困るレベルのオプションではなく、選択するグレードやオプションによってある程度価格が調整できるため、大きな欠点とまではいえないと考えます。
以上から、ミニバンを買うなら「ノア」・「ヴォクシー」を選べば間違いないと言っても過言ではないと考えます。
ミニバンの購入を検討している方は、「ノア」・「ヴォクシー」を是非検討してみましょう。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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