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【最新】ヤリスクロス・RAV4どっちがおすすめ!?違いを比較した結果

車の比較&試乗記

こんにちは!青空ひつじ(♂)です。

今回は、2024年1月17日に一部改良が行われたトヨタ「ヤリスクロス」と、2022年10月4日に一部改良が行われたトヨタ「RAV4」の違いを徹底比較してみました。

 

同じトヨタのSUVで悪路走破性に優れた両車。

そんな「ヤリスクロス」と「RAV4」のどっちを買った方が後悔しないのか!?

燃費性能・加速性能・安全性能・運転のしやすさ・エクステリア・インテリア・車内の広さ・価格など、徹底検証いたします。

 

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※掲載している「ヤリスクロス」の写真は「HYBRID Z」(ブラックマイカ)及び「HYBRID G」(ブラックマイカ×センシュアルレッドマイカ)です。

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ボディサイズ・運転のしやすさ・エクステリアの比較

ボディサイズ・運転のしやすさ


トヨタ「ヤリスクロス」公式HPより
トヨタ「RAV4」公式HPより

ボディサイズについて、比較していきます。

 

・ヤリスクロス
全長(mm):4,180~4,200
全幅(mm):1,765
全高(mm):1,580~1,590
ホイールベース(mm):2,560
車両重量(kg):1,110~1,270
最小回転半径(m):5.3
最低地上高(mm):170

・RAV4
全長(mm):4,600(Adventureは4,610)
全幅(mm):1,855(Adventureは1,865)
全高(mm):1,685(Adventure・”Z package”は1,690、Zは1,695)
ホイールベース(mm):2,690
車両重量(kg):1,500~1,920
最小回転半径(m):5.5(Adventure・G”Z package”・Zは5.7)
最低地上高(mm):200(Adventure、”Z package”、Z)、195(その他ガソリン車)、190(ハイブリッド車)

 

■「RAV4」は大きすぎ!?運転が苦手な方には「ヤリスクロス」がおすすめ!
ボディサイズは全く異なります。

そもそも、「ヤリスクロス」はコンパクトSUV、「RAV4」はミディアムクラスSUVであるため、2クラス以上異なります。

全長は最大43cm、全幅は最大10cm、全高は最大10cm、ホイールベースは13cmも「RAV4」の方が大きくなっています。

車両重量は、約400kgも「RAV4」の方が重くなっています。

そのため、燃費や加速の面でも「ヤリスクロス」の方が有利です。

最小回転半径は最大40cmも「ヤリスクロス」の方が小さいため、小回りの良さは圧勝です。

一方、最低地上高は「RAV4」の方が最大3cmも大きいため、「ヤリスクロス」よりもさらにゆとりがあります。

 

上記のとおり、ボディサイズが大きく異なるため、運転のしやすさでは「ヤリスクロス」の方が圧倒的に優れており、運転が苦手な方には「ヤリスクロス」の方がおすすめです。

国道や高速道路などの大きな道では運転のしやすさに大きな違いはありませんが、生活道路の様な細い道では「RAV4」は大きすぎて運転しにくいと感じる方も多いでしょう。

その点、「ヤリスクロス」の方がコンパクトカーと同様の感覚で運転できますので、安心です。

「RAV4」より「ヤリスクロス」の方が人気であることの理由の1つに、“「RAV4」だと大きすぎて運転しにくい”ということも挙げられるでしょう。

 

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エクステリア

■ヤリスクロス:「HYBRID G」(ブラックマイカ×センシュアルレッドマイカ)
トヨタ ヤリスクロス 外装 エクステリア

トヨタ ヤリスクロス 外装 エクステリアトヨタ ヤリスクロス 外装 エクステリア

 

■RAV4:「Adventure」、「G ”Z package”」、「Z」


トヨタ「RAV4」公式HPより

「ヤリスクロス」のエクステリアデザインは、車名に「ヤリス」と付いていますが「ヤリス」とはフロントデザインが結構異なります。

フロントグリルが大きい「ヤリス」に対して、「ヤリスクロス」のフロントグリルは小さく、ヘッドランプもよりシャープになっています。

また、フロントフォグランプとは別に設定されている縦長のデイタイムランニングランプ(ターンランプ)や、ドア下モールディングの車名プレートが全車標準装備されている点も特徴的です。

リヤデザインは、リヤコンビネーションランプの形状など、比較的「ヤリス」と似たデザインになっています。

 

「ヤリスクロス」のエクステリアの質感は、ピラーの艶有り塗装やドアベルトモールディングのメッキ加飾などはないため、特別質感高い印象はなく、クラス標準的といった印象です。

「ヤリス」と比較すると、艶有り塗装部分が若干少なくなっていますが、大きな質感差があるわけではありません。

上位グレード「Z」と中間グレード「G」の質感差(装備差)は、「Z」のみに設定されている切削光輝のアルミホイール、ピアノブラックのアッパーグリル程度しかなく、それほど大きな違いはありません。

アッパーグリルの違いはよく見ないと分からないレベルなので、エクステリアの最大の違いはアルミホイールといえそうです。

アルミホイールのデザインは当然「Z」の方がカッコよくなっていますが、2インチもタイヤサイズが大きくなるためタイヤ代が4本で12,000円前後異なりますし、燃費性能にも影響してくるため、一長一短あると思います。

両グレードともにフォグランプはオプションとなっていますが、“フタ”がされている箇所がそれほど目立っていないこと、LEDヘッドランプが非常に明るいことを考慮すると、5万円前後のフォグランプをわざわざ設定する必要はないかと個人的には考えます。

 

中間グレード「G」で気になる点は、LEDヘッドランプ(約7万円)がオプション設定となっている点で、今どきハロゲンヘッドランプというのは軽自動車より劣る装備内容といえるでしょう。

そのため、LEDヘッドランプのオプション装備は必須だと考えます。

とはいえ、アルミホイールが全グレードでオプション設定となっている「ヤリス」よりは大分マシといえます。

「ヤリス」よりも上位グレードと中間グレードの質感差が少なくなっていることも好印象です。

 

「ヤリスクロス」は、2022年7月19日の一部改良にて新たに「Z”Adventure”」が追加されました。

「Z”Adventure”」は、「Z」にはないシルバー塗装の前後バンパー、ルーフレールが設定されることにより、“よりSUVらしい”力強いデザインとなっています。

ただ、「RAV4」の「Adventure」ほどの違いはありません。

 

「RAV4」のエクステリアデザインは、「Adventure」とその他のグレードでフロントグリルやスキッドプレート、フロントフォグランプの形状が異なっています。

また、「G」(G ”Z package”、G、HYBRID G)ではフロントグリルにガンメタリック塗装が施され、リヤサイドスポイラーにはブラック塗装、高輝度シルバー塗装のバックドアガーニッシュ、メッキモール付アウトサイドドアハンドルなど、エントリーグレード「X」や「Adventure」より質感高くなっています。

デザインの好みは人によって異なると思いますが、質感高いグレードが良いなら「G」(G ”Z package”、G、HYBRID G)がおすすめです。

「G ”Z package”」と「G」のエクステリアの違いは、アルミホイールの大きさ(19 or 18インチ)とデザイン(スーパークロームメタリック塗装 or ダークプレミアムメタリック塗装)が異なる程度です。

アルミホイールのデザインは「G ”Z package”」より下位グレードの「G」の方がシックな印象でカッコいいと考えます。タイヤ交換時にタイヤサイズが1インチ小さいことから安く購入できることもメリットとしてあるでしょう。

 

同クラス他車と比較すると、前後バンパーやフェンダーアーチモール、センターピラー、ドア下ロッカーモールなど無塗装樹脂パーツが多くなっている点が気になりますが、質感的には同クラス標準レベルです。

ちなみに、「Z(RAV4 PHEV)」だと上記の部分が全て艶ありブラック塗装となるため、非常に上質になっています。

 

「ヤリスクロス」と「RAV4」のエクステリアを比較すると、「RAV4」の「Z」や「G」(G ”Z package”、G、HYBRID G)であれば「ヤリスクロス」より質感高い印象がありますが、その他のグレードであれば「ヤリスクロス」と「RAV4」の質感差はそこまでないでしょう。

デザインは好みが分かれるところですが、個人的にはシュッとした「RAV4」の方が好印象です。

 

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インテリア・居住性・ラゲッジスペースの比較

インテリア

■ヤリスクロス:「HYBRID Z」(合成皮革+ツィード調ファブリック[ダークブラウン])
※2024年1月17日改良前

トヨタ ヤリスクロス 内装 インテリアトヨタ ヤリスクロス 内装 インテリアトヨタ ヤリスクロス 内装 インテリアトヨタ ヤリスクロス 内装 インテリアトヨタ ヤリスクロス 内装 インテリアトヨタ ヤリスクロス 内装 インテリア

 

■ヤリスクロス:「HYBRID Z”Adventure”」(合成皮革[サドルタン])
※2024年1月17日改良後


トヨタ「ヤリスクロス」公式HPより

 

■RAV4:「Adventure」


トヨタ「RAV4」公式HPより

「ヤリスクロス」のインテリアデザインは、エクステリアと異なり「ヤリス」とほとんど同じです。

ただ、メーターは2024年1月17日の改良で全グレード7.0インチTFTカラーマルチインフォメーションディスプレイに統一されたため、下位グレードで4.2インチTFTカラーマルチインフォメーションディスプレイを採用している「ヤリス」とは異なります。

 

「ヤリスクロス」のインテリアの質感は「ヤリス」とほぼ同じで、従来のコンパクトカーと比較すると質感高くなっています。

しかし、中間グレード以降なら合成皮革シートとなり、ドアトリムショルダーやオープントレイなど各所にソフトパッドが多用されている「RAV4」の方が圧倒的に上質です。

「ヤリスクロス」は、従来設定されていなかったコンソールボックス付フロントソフトアームレストが2024年1月17日の改良で採用されていますが、上の写真のとおり「プリウス」や「カローラ」などCセグメントクラス以上のクルマに採用されている“ちゃんとした”センターアームレストとは異なり、収納スペースも限定的です。

インパネやドアトリムなどの質感も大きく異なりますが、センターコンソールボックスも「ヤリスクロス」と「RAV4」との大きな違いの1つです。

上記の点は、「ヤリスクロス」の欠点の1つといえます。

「ヤリス」についても、同時期に発売されたホンダ「フィット」と比較すると質感の低さが欠点の1つとなっていましたので、その点では「ヤリスクロス」も同様です。

 

「ヤリスクロス」の上位グレード「Z」と中間グレード「G」の質感差(装備差)は、シート表皮、パワーシート、シートヒーター程度で、「ヤリス」と比較するとそれほど多くはありません。

「Z」グレードは内装色によって見え方が異なりますが、「Z」と「G」に大きな質感差はありません。

「ヤリス」の場合、中間グレード以下だと“ヘッドレスト一体型のシート”となっており、今どき軽自動車でもスズキ「アルト」やダイハツ「ミライース」程度しかない非常に廉価な装備で、大きな欠点となっていました。

その点、「ヤリスクロス」はエントリーグレードを除きヘッドレストセパレート型のシートとなっているなど、「ヤリス」よりも上位グレードと中間グレードの差が少なくなっています。

 

「RAV4」のインテリアデザインは、2022年の一部改良で採用された「ヤリスクロス」より大きい12.3インチのカラーメーター+マルチインフォメーションディスプレイ、10.5インチのディスプレイオーディオ、SUVらしいインサイドドアグリップ、大型のセンターコンソールが特徴的です。
※エントリーグレード「X」は、オプティトロンメーターと7.0インチのマルチインフォメーションディスプレイ、8インチのディスプレイオーディオ

 

上記のとおり、エントリーグレードと中間グレード以降でメーター類が異なっていますが、それ以上に質感が異なります。

中間グレード以降だと、シート表皮はファブリックではなく合成皮革となり、ステアリングホイールやシフトノブはウレタンではなく本革巻き、センターコンソールボックスは合成皮革巻き、ドアトリムショルダーやオープントレイにはソフトパッドが使用されるなど質感高くなっており、エクステリア以上にエントリーグレードと中間グレード以降で質感差が大きくなっています。

パワーシートや運転席シートポジションメモリー機能、快適温熱シートやステアリングヒーターなどの快適装備もエントリーグレードでは設定されないため、快適性も大きく異なります。
※快適装備についての詳細は後述しています。

そのため、質感や快適装備にこだわるなら、中間グレード以降を選択した方が良いでしょう。

 

「RAV4」はエントリーグレードだと「ヤリスクロス」との質感差が縮まりますが、何れにしても「RAV4」の方が質感高いことは間違いありません。

 

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居住性・ラゲッジスペース

■ヤリスクロス:「HYBRID G」

 

■RAV4:「Adventure」


トヨタ「RAV4」公式HPより

ここからは、室内の広さを比較してみましょう。

 

室内長の比較

  • 「ヤリスクロス」:1,845mm
  • 「RAV4」:1,890mm

室内長は「RAV4」の方が+4.5cm広くなっています。

 

室内幅の比較

  • 「ヤリスクロス」:1,430mm
  • 「RAV4」:1,515mm

室内幅は「RAV4」の方が+8.5cm広くなっています。

 

室内高の比較

  • 「ヤリスクロス」:1,205mm
  • 「RAV4」:1,230mm

室内高は「RAV4」の方が+2.5cm広くなっています。

 

ラゲッジスペースの比較

  • 「ヤリスクロス」:390ℓ
  • 「RAV4」:580ℓ

ラゲッジスペースは「RAV4」の方が+190ℓ広くなっています。

 

車内の広さ比較 まとめ

室内の広さは上記の数値のとおり、圧倒的に「RAV4」の方が広くなっており、「RAV4」の圧勝です。

室内長は「RAV4」も決して広い部類に入るわけではありませんが、それでも「ヤリスクロス」よりは広いため、後部座席の足元スペースに余裕があります。

また、室内高や室内幅も「RAV4」の方がかなり広いため、後部座席に3人乗車した際の横スペース、頭上スペースにも余裕があります。

さらに「RAV4」は後部座席のリクライニングが可能で、後部座席用のエアコン吹き出し口や充電用USB端子も装備されているため、後部座席の快適性は「RAV4」の方が圧倒的に優れています。
※快適装備の比較は次項で詳細をまとめています。

ラゲッジスペースの広さはクラストップレベルの「ヤリスクロス」ですが、「RAV4」はさらに1.5倍程度広くなっており、荷物をたくさん載せたい方にも「RAV4」はおすすめです。

 

「ヤリスクロス」は、同トヨタの「C-HR」よりは車内は広いものの、やはり車内は狭めなため、5人フル乗車で快適に使用したいなら「RAV4」の方がおすすめです。

ただ、前席に座る方は大柄でなければ、「ヤリスクロス」でも大きな問題はないでしょう。

何れにしても、昨今の新型車の多くが”ボディサイズは大型化しているにも関わらず車内は狭くなっている”傾向にあり、この点は改善してほしいところですね。

 

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快適装備の比較


トヨタ「RAV4」公式HPより

ここからは、快適装備を比較してみましょう。

 

「ヤリスクロス」には、「RAV4」には無い以下の装備が搭載されています。

  • 運転席ターンチルトシート
  • 助手席シートアンダートレー
  • 4:2:4分割可倒式リヤシート(リヤセンターアームレスト付[ボトルホルダー2個付])

 

「RAV4」には、「ヤリスクロス」には無い以下の装備が搭載されています。

  • 10.5インチディスプレイオーディオ(ヤリスクロスは8インチ)
  • 12.3インチカラーメーター+マルチインフォメーションディスプレイ
  • センターコンソールボックス ※「ヤリスクロス」も小容量のコンソールボックスあり
  • 運転席8ウェイパワーシート
  • 運転席シートポジションメモリー
  • 電動ランバーサポート(運転席)
  • シートベンチレーション(運転席・助手席)
  • 左右独立温度コントロールフルオートエアコン
  • リヤシートリクライニング機構
  • 後席用充電用USB端子2個(センターコンソールボックス裏)
  • 後席用エアコン吹き出し口(センターコンソールボックス裏)
  • リバース連動ドアミラー(オプション)
  • パノラマムーンルーフ(オプション)

 

上記のとおり、2クラスも異なるため、快適装備は圧倒的に「RAV4」が多くなっています

まず、インテリアの項目でも記載しましたが、「ヤリスクロス」にはない10.5インチディスプレイオーディオと12.3インチカラーメーター+マルチインフォメーションディスプレイは非常に先進的で、大きく見やすくなっています。

また、運転席シートポジションメモリー・電動ランバーサポート・シートベンチレーションなど、Cセグメントクラス以上のクルマに設定されることが多い快適装備が満載です。

前述の通り、リヤシートリクライニング機構・後席用充電用USB端子・後席用エアコン吹き出し口などが設定されているため、後部座席の快適性も「ヤリスクロス」より優れています。

一時的に、コネクティッドサービスの内容やCD・DVDデッキ有無の違いがありましたが、2024年1月17日に行われた「ヤリスクロス」の一部改良で、コネクティッドサービスの内容は統一され、両車ともにCD・DVDデッキが設定できなくなっています。

 

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燃費性能の比較

トヨタ ヤリスクロス 外装 エクステリア
※ヤリスクロス:「HYBRID Z」(ブラックマイカ)

 

燃費性能は、WLTCモード、ユーザーが投稿した実燃費を集計したe燃費の値にて比較します。
※実燃費は季節や使用環境により異なります。

補足:WLTCモードとは
JC08モードはエンジンが温まった状態からの測定結果を75%、エンジンが冷えた状態からの測定結果を25%の比率で燃費を算出していました。WLTCモードでは、エンジンが冷えた状態からの測定結果のみを使用し、乗員や積載物の重量も考慮されることになり、これまでのJC08モードよりも実燃費値に近い条件となります。

  • WLTCモード:市街地、郊外、高速道路の平均的な使用時間配分で構成した国際的な走行モード
  • 市街地モード(WLTC-L):信号や渋滞等の影響を受ける比較的低速な走行を想定
  • 郊外モード(WLTC-M):信号や渋滞等の影響をあまり受けない走行を想定
  • 高速道路モード(WLTC-H):高速道路等での走行を想定

 

・ヤリスクロス

・1.5Lガソリン ※2WD、CVT
→19.8km/L(WLTCモード)
→13.92km/L(e燃費より)

・1.5Lハイブリッド ※2WD
→30.8km/L(WLTCモード)
→25.12km/L(e燃費より)

 

・RAV4 ※PHEV車を除く

・2.0Lガソリン ※2WD
→15.8km/L(WLTCモード)
→12.19km/L(e燃費より)

・2.5Lハイブリッド ※2WD
→21.4km/L(WLTCモード)
→17.41km/L(e燃費より)

 

燃費性能を比較すると、「ヤリスクロス」の方が圧倒的に優れています

「ヤリスクロス」は、SUVトップクラスの燃費性能なのはもちろん、全車種でみても「ヤリス」、「アクア」、「プリウス」に次ぐ4番目に優秀な燃費性能となっています。
※PHEVを除く

実燃費は、両車ともに上記の数値よりもう少し伸びる印象がありますが、何れにしても「ヤリスクロス」の方が優秀なことは間違いありません。

また、自動車税は「ヤリスクロス」の方が年5,500円以上安くなるため、維持費は「ヤリスクロス」の方が安くなります。

 

ちなみに、年間走行距離8,000km、ガソリン台140円だった場合の年間の維持費(燃料代+自動車税)は以下のとおりです。

  • 「ヤリスクロス」1.5Lガソリン車:80,459円+30,500円=110,959円
  • 「ヤリスクロス」1.5Lハイブリッド車:44,585円+30,500円=75,085円
  • 「RAV4」2.0Lガソリン車:91,879円+36,000円=127,879円
  • 「RAV4」2.5Lハイブリッド車:64,331円+43,500円=107,831円

 

上記のとおり、ハイブリッド車で比較すると「ヤリスクロス」の方が3万円以上安く、ガソリン車で比較すると「ヤリスクロス」の方が1.7万円程度安くなります。

また、「ヤリスクロス」のハイブリッド車はガソリン車より約3.5万円安く、「RAV4」のハイブリッド車はガソリン車より約2.0万円安いことが分かります。

当然、年間走行距離が多ければ、金額差はさらに開くことになります。

つまり、維持費を安くしたいなら「ヤリスクロス」がおすすめといえるでしょう。

 

今回比較対象外としてましたが、「RAV4 PHEV」を電気のみで(ガソリンを使用せず)走行、かつ自宅で夜間のお得な電気代(1kWh単価 12円)の時間帯に充電した場合で計算すると、維持費は年6.5万円程度となります。

ただ、車両本体価格と合わせた総コストで考えれば、間違いなく「ヤリスクロス」のハイブリッド車の方が安くなります。

 

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エンジン性能・走行性能・乗り心地の比較

エンジン性能の比較


トヨタ「RAV4」公式HPより

エンジン性能について、比較していきます。

その前に「出力」と「トルク」の違いについて、簡単に説明します。

  • 出力:クルマの速さ
  • トルク:クルマの加速力

簡単に書くと、「最高出力」の値が高い車は速く走れる車で、「最大トルク」の値が高い車は加速が速い車ということですね。ただ、エンジンやモーターの特性、空力性能や車両重量などにより加速性能は全く異なりますので、単に”トルクの値が大きいから加速が速い”というわけではありません。

 

・ヤリスクロス

・1.5Lガソリン
→最高出力 88kW〈120PS〉/6,600rpm
→最大トルク 145N・m〈14.8kgf・m〉/4,800~5,200rpm

・1.5Lハイブリッド
エンジン
→最高出力 67kW〈91PS〉/5,500rpm
→最大トルク 120N・m〈12.2kgf・m〉/3,800~4,800rpm
モーター
→最高出力 59kW〈80PS〉
→最大トルク 141N・m〈14.4kgf・m〉

→システム最高出力 85kW〈116PS〉

 

・RAV4

・2.0Lガソリン
→最高出力 126kW〈171PS〉/6,600rpm
→最大トルク 207N・m〈21.1kgf・m〉/4,800rpm

・2.5Lハイブリッド
エンジン
→最高出力 131kW〈178PS〉/5,700rpm
→最大トルク 221N・m〈22.5kgf・m〉/3,600~5,200rpm
フロントモーター
→最高出力 88kW〈120PS〉
→最大トルク 202N・m〈20.6kgf・m〉
リヤモーター
→最高出力 40kW〈54PS〉
→最大トルク 121N・m〈12.3kgf・m〉

→システム最高出力:2WD 160kW〈218PS〉
→システム最高出力:4WD 163kW〈222PS〉

・2.5Lプラグインハイブリッド
エンジン
→最高出力 130kW〈177PS〉/6,000rpm
→最大トルク 219N・m〈22.3kgf・m〉/3,600rpm
モーター(フロント)
→最高出力 134kW〈182PS〉
→最大トルク 270N・m〈27.5kgf・m〉
モーター(リア)
→最高出力 40kW〈54PS〉
→最大トルク 121N・m〈12.3kgf・m〉

→システム最高出力 225kW〈306PS〉

 

「エンジン性能」を比較すると、「RAV4」のプラグインハイブリッド車が最も優れています

あくまで参考値ですが、0-100km/h加速は「RAV4」のプラグインハイブリッド車が6秒、ハイブリッド車が7.8秒、2.0Lガソリン車が8.5秒前後、「ヤリスクロス」の1.5L車ハイブリッド車が8.5秒前後、1.5L車ガソリン車が9.5秒前後となっています。

試乗で感じた印象は以下のとおりです。

 

■「ヤリスクロス」
1.5Lハイブリッド車は、1.5Lダイナミックフォースエンジンと新世代1.5Lハイブリッドシステムが採用されており、ハイブリッド車のシステム最高出力は「ヴィッツ」など旧世代1.5Lハイブリッドシステムの73kW(100PS)から85kW(116PS)に上昇しています。

1.5Lガソリン車は、「RAV4」などにも設定されている発進用ギヤ付きのDirect Shift-CVTが設定されたため、発進時のもっさり感などはなくスムーズに加速してくれます。

1,100kg前後の車両重量には十分なパワーで、街中でパワー不足を感じることはないでしょう。

 

1.5Lハイブリッド車と1.5Lガソリン車を比較すると、発進時の加速性能はハイブリッド車の方が滑らかな印象があります。モーターのアシストにより加速性能が向上しているものかと思います。

ただ、その後の加速感は1.5Lガソリン車の方がガソリン車特有の面白さがある様に感じましたが、それほど大きな差は感じにくく、燃費性能の圧倒的な違いに勝るほどの差はない様に感じました。

静粛性なども考慮すれば、ハイブリッド車の方が総合的に優れているといえるでしょう。

 

■「RAV4」
ハイブリッド車は、トヨタ「カローラ」などに設定されている1.8Lハイブリッドよりパワーのある2.5Lエンジンとモーターが搭載されているため、スムーズな発進と加速力があります。

トヨタの1.8Lハイブリッドとは比べ物にならない加速性能です。

ただ、ホンダ「CR-V」の2.0L e:HEVハイブリッドと比べると「RAV4」の方が僅かに劣る印象です。

プラグインハイブリッド車はハイブリッド車をさらに上回り、その加速性能はホンダ「シビック タイプR」やスバル「WRX STI」に迫るレベルです。

 

一方のガソリン車は、10速シーケンシャルシフトマチックが搭載されていることもあって、加速時はCVTというよりATに近い変速感を味わえ、Direct Shift-CVTにより発進加速や中間加速も優れています。

感覚的にはホンダの1.5Lターボ車に近く、ハイブリッド車以上に走りが面白い印象があります。

従来の2.0LガソリンSUVと比較すると、加速性能は非常に優れているといえるでしょう。

 

走行性能の比較

「RAV4」のガソリン車には、4WDシステム「ダイナミックトルクコントロール4WD」や「マルチテレインセレクト」、「ダウンヒルアシストコントロール」などが採用されており、優れた悪路走破性を誇ります。

同様に「RAV4」のハイブリッド車にも「TRAILモード」や「SNOWモード」が採用されています。

「ヤリスクロス」も「RAV4」とほぼ同じ4WDシステムが採用されていますが、唯一「RAV4」から新たに採用された「ダイナミックトルクベクタリングAWD」が採用されていないため、その点では劣ります。

また、ロードクリアランス的にも「RAV4」の方が最大3cm余裕があるため、悪路走破性は「RAV4」の方が優れているでしょう。

 

ただ、「ヤリスクロス」もコンパクトSUVの中ではトップクラスの悪路走破性を誇ります。

4WDシステムは「RAV4」と同様の装備が搭載されているため、まさにコンパクト「RAV4」といった感じです。

 

乗り心地の比較

「ヤリスクロス」の乗り心地は、「ヴィッツ」とは比べ物のならないほど良くなっています。

凹凸をキレイにいなして、コンパクトカー(Bセグメントクラスのクルマ)とは思えない乗り心地となっています。

感覚的には一昔前のCセグメントクラスのクルマの乗り心地といった印象で、従来のコンパクトカーと比較すると圧勝であるといえます。

シートの座り心地も良く、通常のファブリックシートより合成皮革+ツィード調ファブリックシートの方が快適な印象です。

 

ただ、サスペンションの性能は、やはり2クラス上の「RAV4」の方が優秀だと感じました。

路面の凹凸による突き上げなどを感じにくく、同様にサスペンション性能が高いと感じたトヨタ「カローラ」と似たような印象です。

静粛性については、「ヤリスクロス」も静かで1クラス上な印象ではありましたが、「RAV4」には僅かに及ばない印象です。

以上のことを総合して、乗り心地は「RAV4」の方が優秀でしょう。

 

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安全性能の比較

トヨタ ヤリスクロス 内装 インテリア
※ヤリスクロス:「HYBRID G」 2024年1月17日改良前

 

ここからは、安全性能について、比較してみましょう。

下表に各車の安全装備を整理しています。同機能の装備を同行に示しています。

ヤリスクロスRAV4
アダプティブハイビームシステム
オートマチックハイビームオートマチックハイビーム
レーントレーシングアシスト、レーンディパーチャーアラートレーントレーシングアシスト
ドライバー異常時対応システムドライバー異常時対応システム
ブラインドスポットモニター、安心降車アシストブラインドスポットモニター
パーキングサポートブレーキ(後方接近車両)パーキングサポートブレーキ(後方接近車両)
プリクラッシュセーフティ[交差点右左折支援・低速時加速抑制機能・緊急時操操舵支援]プリクラッシュセーフティ[交差点右左折支援・低速時加速抑制機能・緊急時操操舵支援]
プロアクティブドライビングアシスト
パーキングサポートブレーキ(後方歩行者、周囲静止物)
パーキングサポートブレーキ(前後方静止物)、ドライブスタートコントロールパーキングサポートブレーキ(前後方静止物)、ドライブスタートコントロール
パノラミックビューモニター(床下透過表示機能付)パノラミックビューモニター(床下透過表示機能付)
レーダークルーズコントロール(全車速追従機能・カーブ速度抑制機能付)レーダークルーズコントロール(全車速追従機能・カーブ速度抑制機能付)
発進遅れ告知機能先行車発進告知機能
ロードサインアシストロードサインアシスト
防眩インナーミラー前後方録画機能付デジタルインナーミラー
アドバンストパーク

安全性能を比較すると、「ヤリスクロス」の方が先進的で優秀です。

2024年に行われた「ヤリスクロス」の一部改良により、一気に「RAV4」を突き放した印象です。

 

「ヤリスクロス」が優秀な点

  • 自動ブレーキが交差点右左折時の隣接2レーンまで対向車、歩行者、自転車も検知可能(プリクラッシュセーフティ)※多くのクルマはハンドル操作中は自動ブレーキが作動しない(しない可能性がある)
  • 自動ブレーキが交差点の出合い頭時にも作動する(プリクラッシュセーフティ)
  • 歩行車や自転車が横断する場合や、側道に歩行者や自転車、駐車車両がいる場合、ステアリング操作やブレーキ操作支援による衝突を事前に抑制(プロアクティブドライビングアシスト)
  • 車両前側方に対しても衝突の危険性がある際は自動ブレーキが作動し、後退時に歩行者と接触する危険性が高い場合にも自動ブレーキが作動(パーキングサポートブレーキ[周囲静止物、後方歩行者])
  • 後方から接近する車両や自転車を検知して、降車乗員と衝突する危険性がある場合、ドアミラーインジケーターの点滅、ブザー音での警告、ディスプレイ表示などが行われる(安心降車アシスト)
  • 信号が青に変わるとブザー音やディスプレイ表示でお知らせする(発進遅れ告知機能)
  • 赤信号を見落とし交差点に進入した場合、ディスプレイの点滅やブザー音で警告(ロードサインアシスト)
  • アクセル、ブレーキ、ステアリングを自動操作する自動駐車機能(アドバンストパーク)
  • 横風対応制御付きのS-VSC

 

「ヤリスクロス」の自動ブレーキは、交差点右左折時の隣接2レーンまで歩行者・自転車・対向車に対しても作動するようになっており、交差点の出合い頭時にも作動します。

交差点右左折時では自動ブレーキが作動しない(しない可能性がある)多くのクルマよりも圧倒的に優れています

さらに、“衝突する可能性があるかもしれない”という状況を予測してステアリング操作やブレーキ操作を支援する「プロアクティブドライビングアシスト」も先進的で、この機能により事故を“もっと手前で”防いでくれます。

後退時の自動ブレーキも、歩行者に対して、車両前後方のみならず側方に対しても作動するようになっています。

これらの機能は、新型「ノア」・「ヴォクシー」から採用されたもので、交差点右左折時の自転車検知、交差点の出合い頭時の対応、プロアクティブドライビングアシストなど、トヨタ「ハリアー」や「RAV4」には一部採用されていない機能も「ヤリスクロス」には採用されています。

「ヤリスクロス」の自動ブレーキは、2024年時点でトップクラスの性能となっており、一部性能ではスバル「レヴォーグ」すら上回っています

 

降車時の安全性能も「RAV4」より優れています。

「ヤリスクロス」の「安心降車アシスト」は、「ブラインドスポットモニター」のセンサーを活用し後方から接近する車両や自転車を検知して、降車乗員と衝突する危険性がある場合、ドアミラーインジケーターの点滅、ブザー音での警告、ディスプレイ表示などが行われる機能で、これにより降車時の事故を防ぐことにつながります。

 

その他、「ロードサインアシスト」や「発進遅れ告知機能」は赤信号の変化にも対応している点も、大きな違いの1つです。

 

「RAV4」には「前後方録画機能付デジタルインナーミラー」が採用されている点で「ヤリスクロス」より優れています。

ちなみに、「ヤリスクロス」も以前の改良で「ドライブレコーダー付自動防眩インナーミラー」が採用されていたのですが、2024年1月の改良で廃止、防眩インナーミラーに格下げされています。

 

上記より、安全性能が高いSUVが欲しい方には、「ヤリスクロス」は非常におすすめだといえるでしょう。

 

「ヤリスクロス」の自動駐車機能「アドバンストパーク」を試してみた!

「ヤリスクロス」の自動駐車機能「アドバンストパーク」を試乗で試してみました。

従来(「ライズ」や日産「リーフ」)の自動駐車機能より使いやすくなっており、特に駐車箇所の設定がほとんど不要だった(自動で空間を認識する)点に衝撃を受けました。

その後は指示に従って操作するだけで、映像も伴っているためゲーム感覚で操作ができます。駐車にかかる時間も短くスムーズで、切り返しも少なくなっています。

ただ、駐車場の状況によっては時間がかかることもあるでしょうし、慣れている方であれば自分がした方が早いことは確実です。

何れにしても、性能はかなり向上しているため、駐車が苦手な方には嬉しい装備といえるでしょう。

ガソリン車には設定できないため、欲しい方は必然的にハイブリッド車を選択する必要があります。

 

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価格の比較

トヨタ ヤリスクロス 外装 エクステリア
※ヤリスクロス:「HYBRID Z」(ブラックマイカ)

価格について、比較します。

 

ヤリスクロスのおすすめグレード&価格

「ヤリスクロス」のおすすめグレードは、ガソリン車なら「Z」(2WD)で約244万円、ハイブリッド車なら「HYBRID Z」(2WD)で約281万円です。

価格差は10万円程度ありますが、SUVらしいエクステリアにしたい方には、専用フロントバンパーとリアバンパー、そしてルーフレールが設定されることで“よりSUVらしい”力強いデザインになる「Z”Adventure”」がおすすめです。

 

オプションに、アクセサリーコンセント(約4.5万円)、ハンズフリーパワーバックドア(約7.7万円)、アドバンスト パーク+床下透過表示機能付パノラミックビューモニター(約5.5万円)、ディスプレイオーディオPlus(約6.1万円)、マット(約1.5万円)、合計25万円程度を設定すると、「Z」は約264万円「HYBRID Z」は約296万円となります。
※上記は値引き額が20万円だった場合の全込み価格です。

 

ちなみに、「HYBRID Z”Adventure”」(約293万円)に同様のオプション設定した場合の価格は、「HYBRID Z”Adventure”」が約307万円となります。
※上記は値引き額が20万円だった場合の全込み価格です。

 

【トヨタ ヤリスクロス オプション】おすすめ&不要なオプション8選!おすすめグレードも徹底解説!
2024年1月17日に一部改良が行われたトヨタ「ヤリスクロス」のおすすめオプション、不要なオプションを、長距離試乗で全て試した上で徹底検証!使用感も合わせてご紹介!

 

RAV4のおすすめグレード&価格

「RAV4」のおすすめグレードは、ガソリン車なら「X」(2WD/5人乗り)で約294万円、ハイブリッド車なら「HYBRID X」(2WD/5人乗り)で約354万円です。

理由は、唯一2WD車を選択できるグレードであり、何と言っても“安い”からです。

中間グレードとは“価格が約70万円”も異なります。

 

ただし、その分以下の装備は設定できません。
※「X」と中間グレード「G」との装備差

  • シルバー塗装スキッドプレート(フロント、リヤ)
  • バックドアガーニッシュ(高輝度シルバー塗装)
  • パノラミックビューモニター
  • 自動防眩インナーミラー
  • 本革巻ステアリングホイール
  • 本革巻シフトノブ
  • ステアリングヒーター
  • 12.3インチのカラーメーター+マルチインフォメーションディスプレイ(Xは7.0インチ+オプティトロンメーター)
  • 10.5インチのディスプレイオーディオ(Xは8インチ)
  • 合成皮革シート(Xはファブリック)
  • 運転席8ウェイパワーシート
  • 運転席シートポジションメモリー機能
  • 電動ランバーサポート
  • 快適温熱シート
  • ドアトリム、オープントレイ、インサイトドアグリップ内側などのソフトパッド
  • 合成皮革巻センターコンソールボックス
  • 足元、オープントレイなどの照明
  • ハンズフリーパワーバックドア

 

価格差は70万円と大きいですが、「X」には革巻装備など質感を向上させる装備、パワーシートやハンズフリーパワーバックドアなどの快適装備が設定されず、特にパノラミックビューモニターを設定できない点が大きいでしょう。

ボディサイズが大きい「RAV4」には“付けておきたい装備”だけに、運転が苦手な方には特に痛い設定といえます。

とはいえ、“70万円追加で払ってまで欲しい装備”ではないと筆者は考えます。

 

オプションに、パーキングサポートブレーキ(後方接近車両)、ディスプレイオーディオPlus、マット等、合計12万円程度を設定すると、「X」は約290万円「HYBRID X」は約340万円となります。
※上記は値引き額が35万円だった場合の全込み価格です。

 

【最新!新型RAV4 オプション】おすすめオプション7選!
こんにちは!青空ひつじ(♂)です。 今回は、2022年10月4日にマイナーチェンジ(一部改良)が行われた新型トヨタ「RAV4」のおすすめオプションを徹底検証してみました。 果たして、新型「RAV4」に必要なオプションとは!?

 

価格比較 結果

上記価格を比較すると、「ヤリスクロス」の方が最大で45万円程度安いことが分かります。

特にハイブリッド車の価格差が大きくなっています。

ガソリン車を比較しても、「ヤリスクロス」の方が最大約25万円安くなることが分かります。

ただ、2024年1月17日に行われた一部改良で「ヤリスクロス」は20万円程度価格が上昇したこともあり、価格差は減少しています。

 

「RAV4」のガソリン車と「ヤリスクロス」のハイブリッド車の維持費の差は年間約5.3万円もあるため、仮に10年間使用した場合、上記に加えてさらに50万円分「ヤリスクロス」の方が安くなることが分かります。

ちなみに、ガソリン車なら年間約1.7万円、10年間で約17万円「ヤリスクロス」の方が安くなります。

つまり、ガソリン車にしてもハイブリッド車にしても、「ヤリスクロス」の方が総額40万円~50万円程度安くなることが分かります。

以上から、「ヤリスクロス」の方が圧倒的に安くなることは間違いありません。

 

1番安くなるのは!?

「ヤリスクロス」のガソリン車とハイブリッド車の価格差は30万円程度です。

燃費性能が圧倒的に異なるため、年間走行距離が1万km程度であれば10年で10万円ほどハイブリッド車の方が安くなるでしょう。

5千km程度であれば逆に10万円程度ガソリン車の方が安くなるでしょう。
※燃料代140円で計算した場合

そのため、年間走行距離7,500km程度を基準に、上回る場合はハイブリッド車を、下回る場合はガソリン車を選択した方がお得になる可能性が高くなります。

ご自分の年間走行距離によって、お得になる方を選択しましょう。

リセールバリューはハイブリッド車の方が高くなるため、走行距離が極端に短い場合を除き、ハイブリッド車の方がお得になる可能性が高いと考えます。

 

また、発進時の加速性能や静粛性などを考慮しても、ハイブリッド車がおすすめだと考えます。

ハイブリッド車には自動駐車機能「アドバンストパーク」の他、災害時などに役立つアクセサリーコンセントが設定可能な点でもメリットがあります。

 

さらに安く、お得に購入したい方は、“新車同様の中古車”も検討してみましょう。

「ヤリスクロス」や「RAV4」に限った話ではありませんが、深刻な納期待ちが発生しており、半年で買えれば早い方といった異常事態に陥っています。

そのため、今「ヤリスクロス」や「RAV4」を購入するなら、納期待ちがほとんどない中古車が非常におすすめです。

“新車同様の中古車”なら、年式2023年、走行距離10km未満、修復歴なしと好条件の「ヤリスクロス HYBRID Z」が250万円で、「ヤリスクロス Z」なら205万円で買えるクルマもあります!

 

また、上記の価格は現在の車の買取価格を含めていません。

買取価格を最大限上げたい方、安心して現在の車を売りたい方は、以下の記事を参考にしてみてください。

現在の車を少しでも高く売って、その資金を基に車を購入しましょう。

【車を高く売る方法】車の下取り価格を30万円以上アップさせるコツ!
車を少しでも高く売る方法をご紹介します。ディーラーで下取りに出すより、現在の車を30万円以上高く売ることも可能ですよ!

 

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【PR】“新車同様の中古車”なら、新車より60万円以上安い!


車は基本的に新車で買うもの!私はずっとそう考えていました。

しかし、新古車・未使用車や走行距離1,000km程度の車は新車同様です。

さらに、モノによっては普通に新車を買う場合より60万円以上安く買えるケースも多数あります!

上記を考えると、新車購入を検討中の方は“新車同様の中古車を探してみる”という選択肢も大いにありだと思いませんか?!

また、中古車の場合は納期待ちが長い車と異なり、すぐに納車されます。人気車種の場合は納車に1年以上かかるケースがあることも考えると、魅力的ではないでしょうか。

 

■中古車のメリット、デメリット
“新車同様の中古車”を買う場合のメリットは何といってもその「安さ」が魅力ですが、デメリットは「自分の付けたいオプションが選べない」という点でしょう。

ただし、上記はメーカーオプションの場合のみで、ディーラーオプションの場合は後付けも可能です。

そのため、中古車を選ぶ際は車のカラー及びメーカーオプションを妥協しないようにしましょう。

 

■中古車を買うなら中古車販売台数トップクラスのガリバーがおすすめ!
中古車を買うなら、中古車販売台数トップクラスのガリバーがおすすめです。

中古車業界の最大手で、知名度も高く、信頼性が高いため安心です。

さらに、ガリバーは以下のメリットもあります。

  • 修復歴車(事故車、事故歴ありの車)を販売していない
  • 納車後、100日以内であれば返品可能
  • ディーラーより長い10年保証(走行距離無制限、ハイブリッドカーのバッテリーなども保証)

ガリバーによると、修復歴車の約4割(39.4%)の車で何らかの故障が発生していたため、修復歴車の販売をやめたようです。そんな修復歴車を販売していないので、故障が発生するリスクが低いともいえますね。

特に驚きなのが、100日以内であれば返品可能というところではないでしょうか。これなら、仮に購入した車に問題があった場合や、急に車の使用シーンが大きく変わっても安心ですよね。

その他、ディーラーよりも長い10年保証というのも心強いです。ハイブリッドカーのバッテリーなども保証対象なのでさらに安心です。走行距離が何kmでも保証対象です。

 

■中古車は早いもの勝ち!非公開在庫もある!
中古車は基本的に1台限りのものですので、良い車も早く問い合せしないと売れてしまう可能性があります。

また、ガリバーでは毎日約500台の車を買取しており、まだネット上で公開されていない車(非公開在庫)もたくさんあります。

ガリバー 公式サイトに登録すれば、自分で検索するだけでは見つけられない”あなたに最適な車”をガリバーが探し出してくれます。さらに「非公開在庫」も優先的に紹介してもらえます。

 

 

気になった車、欲しい車がある方はガリバーに登録して探してもらいましょう!

※中古車の販売金額は申込完了ページには表示されません。登録後、ガリバーから電話がかかってくるので、そこで詳しい話を聞いてみましょう。

 

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新車を購入する際、現在の車をディーラーで下取りに出す方も多いと思います。

しかし、中古車買取サービスを使用することで現在の車を30万円以上高く売ることも可能です!

中古車買取サービスは、中古車の買取台数トップクラスのガリバー無料査定がおすすめです。

買取台数がトップクラスな理由は、高価買取実績サービスの良さ信頼性にあります。

中古車買取台数だけでなく中古車販売台数もトップクラスのガリバーは、まさに中古車業界の“トヨタ”的存在です。

 

■ガリバーが支持される理由、高価買取できる理由
中古車買取台数がトップクラスということは、多くの人がガリバーで愛車を売っていることになりますが、ガリバーが支持される理由、高価買取できる理由は、以下のとおりです。

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■筆者の一括査定体験談
買取といえば一括査定というサービスもありますが、実際一括査定に登録してみたところ、各業者からの山の様なメールと電話が来て大変鬱陶しい思いをすることになりました。

また、個人情報も各社に流れてしまうためプライバシー保護の観点からみても良くありません。

上記のことから、一括査定サービスはあまりおすすめできません。

 

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まとめ

今回は、トヨタ「ヤリスクロス」とトヨタ「RAV4」の違いを徹底比較してみました。

 

「ヤリスクロス」と「RAV4」の比較結果を以下にまとめてみました。

  • 運転のしやすさ:「ヤリスクロス」の圧勝
  • エクステリアやインテリアの質感:「RAV4」が上質
  • 車内の広さ:「RAV4」の方が圧倒的に広い
  • 快適装備:「RAV4」が豊富
  • 燃費性能:「ヤリスクロス」の圧勝
  • エンジン性能:「RAV4 PHEV」、「RAV4 HYBRID」の圧勝
  • 走行性能:悪路走破性は「RAV4」が優秀優秀
  • 乗り心地:「RAV4」が優秀
  • 安全性能:「ヤリスクロス」が先進的で優秀
  • 価格の安さ:「ヤリスクロス」の方が最大45万円安い

 

上記のとおり、2クラス以上異なるため、大差がつく項目が多くありました。

運転のしやすさ・燃費性能・安全性能・価格の安さの項目では「ヤリスクロス」が、質感・車内の広さ・快適装備・エンジン性能・悪路走破性・乗り心地の項目では「RAV4」が優秀でした。

 

どの項目を重視するかによりますが、筆者的には「ヤリスクロス」がおすすめです。

理由は、車内の質感や広さでは「RAV4」に圧倒的に劣るものの、エンジン性能や乗り心地では大きな差はなく、逆に燃費性能や安全性能は「ヤリスクロス」の方が優秀で、何よりも運転しやすく、圧倒的に安いからです。

「RAV4」は良いクルマですが、やはり“大きすぎる”点と、最大45万円となる“価格差分の価値”を見いだせる方は少ないと考えたからです。

「ヤリスクロス」が「RAV4」より人気であることの最大の理由は、上記2つにあるでしょう。

つまり、「ヤリスクロス」の方がコスパが高いといえるでしょう。

 

ただ、車内の質感や広さ、悪路走破性を重視する方には「RAV4」がおすすめです。

両車ともに安全性能は先進的かつ優秀で、質感や価格など圧倒的な違いがある項目はあったものの、どちらを購入しても大きく後悔することはないでしょう。

クルマの購入で後悔しないためには、あなたが重視する項目は何なのか、よく確認しておくことが重要です。

SUVが流行っているから何となくSUVにした、燃費性能が良いから何となくハイブリッド車にした、などの安易なクルマ選びをしない様にしましょう。

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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