こんにちは!青空ひつじ(♂)です。
今回は、2024年10月16日に発売された新型スズキ「フロンクス」のボディサイズや室内寸法を、同BセグメントSUVのトヨタ「ヤリスクロス」、「ライズ」・「ロッキー」と徹底比較いたします。
新型フロンクス、ヤリスクロス、ライズ・ロッキーのボディサイズ
新型スズキ「フロンクス」のボディサイズ
では、新型スズキ「フロンクス」のボディサイズをみていきましょう。
■新型フロンクス
- 全長(mm):3,995
- 全幅(mm):1,765
- 全高(mm):1,550
- ホイールベース(mm):2,520
- 車両重量(kg):1,070~1,130
- 最小回転半径(m):4.8
- 最低地上高(mm):170
新型「フロンクス」のボディサイズは、全長4mを下回る非常にコンパクトなサイズとなっており、最小回転半径が圧倒的に小さい、つまり小回りに優れている点が特徴です。
ただ、全幅は1.7mを超えているため、3ナンバーサイズとなります。
新型「フロンクス」、「ヤリスクロス」、「ライズ」・「ロッキー」と比較!
次は、同BセグメントSUVのトヨタ「ヤリスクロス」、「ライズ」・「ロッキー」のボディサイズをみていきましょう。
■ヤリスクロス
- 全長(mm):4,180(Z“Adventure”は4,200、GR SPORTは4,185)
- 全幅(mm):1,765
- 全高(mm):1,590(GR SPORTは1,580)
- ホイールベース(mm):2,560
- 車両重量(kg):1,110~1,270
- 最小回転半径(m):5.3
- 最低地上高(mm):170
■ライズ・ロッキー
- 全長(mm):3,995
- 全幅(mm):1,695
- 全高(mm):1,620
- ホイールベース(mm):2,525
- 車両重量(kg):970~1,070
- 最小回転半径(m):4.9~5.0
- 最低地上高(mm):185
「ヤリスクロス」は、唯一全長が4.2m近くあり、「フロンクス」や「ライズ」・「ロッキー」よりホンダ「ヴェゼル」に近いサイズとなっています。
「ヤリスクロス」は最小回転半径が5.3mと3車の中で最も大きく、小回りでは最も劣ります。
「ライズ」・「ロッキー」は、「フロンクス」と非常に似たボディサイズとなっている一方、全幅が1.7m未満の5ナンバーサイズとなっています。
また、車両重量が3車の中で唯一1トンを下回っており、軽量であることも特徴です。
最低地上高は185mmと高くなっており、ロードクリアランスが「ライズ」・「ロッキー」が最も優れています。
「フロンクス」のボディサイズは、「ヤリスクロス」と「ライズ」・「ロッキー」の中間といった印象で、小回りが最も優れています。
全幅が大きい点は狭い道では若干不利ですが、“小さいクルマという印象を与えない”というデザイン性の面ではメリットがあると考えます。
新型フロンクス、ヤリスクロス、ライズ・ロッキーの室内寸法
新型スズキ「フロンクス」の室内寸法
では、新型スズキ「フロンクス」の室内寸法をみていきましょう。
■新型フロンクス
- 室内長(mm):1,975
- 室内幅(mm):1,425
- 室内高(mm):1,200
- ラゲッジスペース(ℓ):290(ラゲッジボードありで210)
新型「フロンクス」の室内寸法は、BセグメントクラスのSUVとしては、かなり広い部類に入ります。
後部座席の広さはトップクラスと言っても過言ではありません。
一方、ラゲッジスペースはかなり狭い印象があります。
例えば、コンパクトカーの日産「ノート」で340ℓ、トヨタ「ヤリス」で270ℓとなっており、ラゲッジボードを設置した状態だと「ヤリス」より狭いということになります。
このラゲッジスペースの狭さは「フロンクス」の欠点といえるでしょう。
新型「フロンクス」、「ヤリスクロス」、「ライズ」と比較!
次は、同BセグメントSUVのトヨタ「ヤリスクロス」、「ライズ」・「ロッキー」の室内寸法をみていきましょう。
■ヤリスクロス
- 室内長(mm):1,845
- 室内幅(mm):1,430
- 室内高(mm):1,205
- ラゲッジスペース(ℓ):390
■ライズ・ロッキー
- 室内長(mm):1,955
- 室内幅(mm):1,420
- 室内高(mm):1,250
- ラゲッジスペース(ℓ):369
上記のとおり、新型「フロンクス」の室内寸法はラゲッジスペースの広さを除き、「ライズ」・「ロッキー」と酷似していることがわかります。
後部座席の広さは「フロンクス」や「ライズ」・「ロッキー」がトップクラスの広さを誇ります。
後部座席の広さを重視する方には、「フロンクス」や「ライズ」・「ロッキー」がおすすめだといえるでしょう。
「ライズ」・「ロッキー」は頭上スペース(室内高)が高い点も魅力です。
一方、「ヤリスクロス」の後部座席は、かなり狭くなっており、「ヤリス」より頭上スペース(室内高)が少し高いだけといった印象です。
ラゲッジスペースの広さでは「ヤリスクロス」が勝ります。
とはいえ、「ライズ」・「ロッキー」も非常に広いため、室内の総合的な広さでは「ライズ」・「ロッキー」が最も優れているといえるでしょう。
前述のとおり、「フロンクス」はラゲッジスペースが狭くなっている点がネックです。
新型「フロンクス」の見積もり額・値引き額
最後に、新型スズキ「フロンクス」の見積り額をみていきましょう。
- フロンクス(2WD):約270万円
上記の価格は、ETC車載器、マットをオプション設定した場合の価格です。
オプション総額は約6万円と非常に安くなっています。
これは安全装備やナビなど、ほとんどの装備が標準設定されているためです。
その他、メンテパックを別途設定していますが、メンテパックは点検代を“先に払っているだけ”なため、上記の価格からは抜いています。
気になる値引き額は10万円でした。
値引き額は非常に控えめしたが、時期によってはもっと引き出すことも可能でしょう。
では、「ヤリスクロス」と「ライズ」・「ロッキー」の価格と比較してみましょう。
- ヤリスクロス Z:約264万円
- ヤリスクロス HYBRID Z:約296万円
- ライズ Z:約231万円
- ライズ HYBRID Z:約260万円
「ヤリスクロス」は、オプションにアクセサリーコンセント、ハンズフリーパワーバックドア、アドバンスト パーク+床下透過表示機能付パノラミックビューモニター、ディスプレイオーディオPlus、マットを設定、値引き額が20万円だった場合の価格です。
「ライズ」は、オプションにブラインドスポットモニター、パノラミックビュー対応ナビレディパッケージ、ディーラーオプションの9インチT-Connectナビ、マット、ETC車載器を設定、値引き額が23万円だった場合の価格です。
値引き額の違いはあるものの、「フロンクス」の価格は、「ヤリスクロス」の1.5Lガソリン車、「ライズ」の1.2Lハイブリッド車と概ね同じであることが分かりました。
燃費性能は、「フロンクス」が19.0km/L(WLTCモード)、「ヤリスクロス」の1.5Lガソリン車で19.8km/L(WLTCモード)、「ライズ」・「ロッキー」の1.2Lハイブリッド車で28.0km/L(WLTCモード)となっているため、維持費を含めて考えれば、「ライズ」・「ロッキー」の1.2Lハイブリッド車が最も安くなる可能性が高いでしょう。
また、「ライズ」・「ロッキー」の1.2Lガソリン車は、燃費性能が20.7km/L(WLTCモード)となっているため、初期費用と維持費の双方で「フロンクス」より優れている(安い)結果となります。
ちなみに、「ヤリスクロス」の1.5Lハイブリッド車の燃費性能は30.8km/L(WLTCモード)となっているため、走行距離が多い方はお得になる可能性もありますが、「ライズ」の1.2Lハイブリッド車の燃費性能も非常に優れているため、多くのケースで「ライズ」・「ロッキー」が最も安くしやすいことは間違いありません。
いずれにしても、全込み250万円前後、場合によっては300万円を超える価格となりますので、決して安いクルマではありません。
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- 納車後、100日以内であれば返品可能
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まとめ
今回は、新型スズキ「フロンクス」のボディサイズや室内寸法を、同BセグメントSUVのトヨタ「ヤリスクロス」、「ライズ」・「ロッキー」と徹底比較してみました。
新型「フロンクス」は、日本の狭い道で運転しやすいコンパクトなボディサイズで、クーペスタイルなスタイリッシュなSUVとなっています。
最小回転半径が圧倒的に小さいことにより小回りがきき、後部座席が広いことも大きな魅力です。
「ライズ」・「ロッキー」だと少し弱い安全性能については、「フロンクス」だと自動ブレーキが交差点右左折時の対向車、歩行者、自転車も検知可能で、交差点の出合い頭時にも作動するトヨタやスバルの自動ブレーキに匹敵する性能を誇ります。
その他、信号が青に変わるとブザー音やディスプレイ表示でお知らせする「先行車発進お知らせ機能」など、トヨタやスバルにしかない先進機能も備わっています。
一方、「ヤリスクロス」や「ライズ」・「ロッキー」にはあるハイブリッド車が設定されていない点で、燃費性能で劣ります。
ハイブリッド車より劣るだけでなく、ガソリン車と比較しても燃費性能で劣るため、どうしても維持費を含めてトータルコストでは両車に負けてしまいます。
コスト面とラゲッジスペースの広さでは劣る新型「フロンクス」ですが、それを上回る魅力があると考えます。
「ライズ」・「ロッキー」より優れた安全性能を持ち、「ヤリスクロス」より広い後部座席や上質な室内を持つ「フロンクス」は、両車の中間をいくクルマといえるでしょう。
見た目の好みはユーザーによって分かれますが、クーペスタイルでカッコいい点も新型「フロンクス」の大きな魅力でしょう。
BセグメントクラスのSUVを検討している方は、新型「フロンクス」を是非検討してみましょう。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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