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【どっちが買い!?】トヨタ「カローラアクシオ」とホンダ「グレイス」を比較、評価してみた

車の比較&試乗記

こんにちは!青空ひつじ(♂)です。

今回は、”5ナンバーセダン”であるトヨタ「カローラアクシオ」とホンダ「グレイス」が一体どう違うのか!?

ボディサイズ・運転のしやすさ・燃費性能・エンジン性能・室内の広さ・安全性能・価格など、各項目で徹底比較、評価(レビュー)いたします。

 

■5ナンバーとは?、3ナンバーとは?
今更ですが、5ナンバーと3ナンバーの違いについて、まとめてみました。

「全長4.7メートル以下」、「全幅1.7メートル以下」、「全高2.0メートル以下」、「ガソリン車の場合は総排気量が2000cc以下」を全て満たしていた場合5ナンバーとなります。1項目でも上回れば3ナンバーとなります。3ナンバーだから税金が高くなるということはありません。

最近の車は大きくなっていく傾向にありますので、Cセグメントクラス以上で5ナンバーの車は貴重な存在になってきています。日本の狭い道には5ナンバーの方が適しているでしょう。

 

■「カローラアクシオ」は2019年にフルモデルチェンジ!「カローラ」へ
「カローラアクシオ」は2019年にフルモデルチェンジされ、「カローラ」へと車名も変更されました。「カローラツーリング」や「カローラスポーツ」との違い、変更点は以下の記事でまとめています。

トヨタ カローラ・カローラツーリング・カローラスポーツの違いを徹底比較してみた
こんにちは!青空ひつじ(♂)です。 今回は、2019年9月17日に発売されたトヨタ「カローラ」と「カローラツーリング」のフルモデルチェンジによる主な変更点についてまとめてみました。 また、「カローラ」、「カローラツーリング」、「カローラスポ...

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トヨタ カローラアクシオとは


トヨタ「カローラアクシオ」公式HPより

カローラアクシオの歴史

トヨタ「カローラ」は、1966年から販売されている車です。販売当初よりセダンモデルはずっとありましたが、「カローラアクシオ」の名称で販売が開始されたのは2006年からです。「カローラアクシオ」は日本とその他一部アジア市場の専用車です。世界的にみると同じ「カローラ」の名称でも結構デザインは異なっています。

2012年にフルモデルチェンジが行われ、現行の2代目「カローラアクシオ」が発売されます。

2013年に2代目「カローラアクシオ」にハイブリッドモデルが追加されました。

2015年3月のマイナーチェンジで、フロントグリルやヘッドランプなどのデザインが大幅に変更され、フルモデルチェンジされた当初デザインよりも、かなりスタイリッシュになっています。

少し脱線しますが、中古車の購入を検討されている方は、上記の2015年3月マイナーチェンジ以降のモデルがおすすめです。

 

パワートレイン

パワートレインは、以下の3種類です。

  • 1.3Lガソリンエンジン(直列4気筒「1NR-FE」型エンジン)
  • 1.5Lガソリンエンジン(直列4気筒「2NR-FKE」型エンジン)
  • 1.5Lハイブリッド(直列4気筒「1NZ-FXE」型エンジン+「1LM」型モーター)

 

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グレード、価格

グレード(価格)は、以下の7種類です。

 

■「1.3Lガソリン」モデル
①「1.3X」
2WD/5人乗り(約153万円)

 

■「1.5Lガソリン」モデル
②「1.5X」
2WD/5人乗り(約163万円)
2WD/5人乗り(約151万円)※MT
4WD/5人乗り(約177万円)

③「1.5G」
2WD/5人乗り(約186万円)
2WD/5人乗り(約172万円)※MT
4WD/5人乗り(約200万円)

④「1.5G“W×B”」
2WD/5人乗り(約208万円)
4WD/5人乗り(約222万円)

 

■「1.5Lハイブリッド」モデル
⑤「HYBRID」
2WD/5人乗り(約207万円)

⑥「HYBRID G」
2WD/5人乗り(約230万円)

⑦「HYBRID G“W×B”」
2WD/5人乗り(約248万円)

 

グレードの違いについては、まず廉価グレードの「1.3X」や「1.5X」、「HYBRID」は外装がスチールホイールキャップやハロゲンヘッドランプ、内装もウレタンのステアリングホイールに、今どきスマートエントリーシステムも装備されていないので、あまりおすすめできません。

「1.5G」は本革巻きステアリングホイールになり、「HYBRID G」になると加えてスマートエントリーシステムも装備されます。若干質感や利便性が良くなっています。

「“W×B”」になると、16インチアルミホイール、メッシュパターンのフロントグリル、LEDヘッドランプ、シート表皮もファブリック&合皮となりステッチが入るなど、内外装の質感がかなり向上されます。

安全装備は「1.3X」や「1.5X」、「HYBRID」で「インテリジェントクリアランスソナー」がオプション装備となっている以外は全車標準装備されています。MT車は「インテリジェントクリアランスソナー」と「ドライブスタートコントロール」が装備できません。

その他安全装備で気になるのは、サイドエアバッグシステムが標準装備なのは良いのですが、今どきアダプティブクルーズコントロールが装備されておらず、クルーズコントロールもハイブリッドモデルにしか装備されていないなど、装備に古さが目立ちます。安全装備の詳細については後述します。

どのグレードにもパドルシフトの装備がないこと、最上位グレードでもスピーカー数は4つで6つとならないという装備内容は、価格帯を考えると他車では装備されていることが多い装備なので少し残念ですね。装備内容は、Cセグメント車よりも1クラス下の「ヴィッツ」や「アクア」などBセグメント車と近いです

 

カローラフィールダー おすすめグレード

おすすめグレードは、「HYBRID G“W×B”」が最もおすすめです。人気・売れ筋グレードは「HYBRID G」となっています。

初期費用を抑えるために「1.5G“W×B”」という選択肢もありですが、燃費差を考慮すると初期費用+維持費で差は確実に縮まり、あまりなくなることは間違いありません。

装備差や静粛性などを考慮しても、「HYBRID G“W×B”」がおすすめです。

 

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ホンダ グレイスとは


ホンダ「グレイス」公式HPより

グレイスの歴史

ホンダ「グレイス」は、2014年から発売が開始されました。発売当初はハイブリッドモデルのみの設定でしたが、遅れて2015年にガソリンモデルも発売されます。

発売以降、「Honda SENSING」の装備などの改良は行われていますが、大規模なマイナーチェンジは行われていません。

「グレイス」は、2014年に生産終了となった2代目ホンダ「インサイト」や過去に販売されていたホンダ「フィットアリア」、ホンダ「シビックハイブリッド」の後継とも言われています。

ちなみに、3代目「インサイト」は2018年12月に日本復活となりました。

 

パワートレイン

パワートレインは、以下の2種類です。

  • 1.5L直噴ガソリンエンジン(直列4気筒「L15B」型エンジン)
  • 1.5Lハイブリッド(直列4気筒「LEB」型エンジン+「H1」型モーター)

 

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グレード、価格

グレード(価格)は、以下の6種類です。

 

■「1.5L直噴ガソリン」モデル
①「LX」
2WD/5人乗り(約177万円)
4WD/5人乗り(約199万円)

 

■「1.5Lハイブリッド」モデル
②「HYBRID DX」
2WD/5人乗り(約198万円)
4WD/5人乗り(約220万円)

③「HYBRID LX・Honda SENSING」
2WD/5人乗り(約224万円)
4WD/5人乗り(約245万円)

④「HYBRID LX・Honda SENSING 特別仕様車 ブラックスタイル」
2WD/5人乗り(約230万円)
4WD/5人乗り(約251万円)

⑤「HYBRID EX・Honda SENSING」
2WD/5人乗り(約235万円)
4WD/5人乗り(約257万円)

⑥「HYBRID EX・Honda SENSING 特別仕様車 ブラックスタイル」
2WD/5人乗り(約239万円)
4WD/5人乗り(約260万円)

 

※上記のほか、2018年12月14日に、内外装をスポーティなスタイルにした特別仕様車「ブラックスタイル」が追加発売されました。ベースは上位グレード「HYBRID LX・Honda SENSING」と「HYBRID EX・Honda SENSING」です。

 

グレードの違いについてですが、「LX」は唯一のガソリンエンジンモデルですが、「Honda SENSING」やLEDヘッドランプ、サイドエアバッグシステムなどはオプション装備で、アルミホイールは装備できません。

「HYBRID DX」は、同様に「Honda SENSING」やLEDヘッドランプ、サイドエアバッグシステムなどはオプション装備ですが、アルミホイールだけでなく本革巻きステアリングホイールも装備できません。

「HYBRID LX・Honda SENSING」となると、「Honda SENSING」やLEDヘッドランプ、サイドエアバッグシステム、本革巻きステアリングホイールは標準装備となります。足回りはフルホイールキャップですが、オプションで15インチアルミホイールが装備できます。

「HYBRID EX・Honda SENSING」は、「HYBRID LX・Honda SENSING」の装備に加えて、8スピーカー、コンビシート、遮音フロントガラス、16インチアルミホイール、パドルシフトなどが標準装備され、かなり上質な装備となります。

特別仕様車「ブラックスタイル」は、ダーククロームメッキを施したフロントグリルやアウタードアハンドル、本革巻きステアリングホイールには専用グレーステッチが入るなど、内外装の質感が高められています。また、「HYBRID LX・Honda SENSING 特別仕様車 ブラックスタイル」には、15インチアルミホイールが標準装備されます。

 

グレイス おすすめグレード

おすすめグレードは、「HYBRID EX・Honda SENSING」が最もおすすめです。

ハイブリッドモデルの中間グレードである「HYBRID LX・Honda SENSING」と比較して、装備はかなり上質になるのに対して、10万円程度しか価格差がないためです。

ちなみにガソリンモデルである「LX」に「Honda SENSING」やLEDヘッドランプ、サイドエアバッグシステムのオプションを全て装備させると約202万円となります。「HYBRID EX・Honda SENSING」との価格差は約33万円に縮まります。

 

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カローラアクシオ、グレイスの比較

ボディサイズの比較


トヨタ「カローラアクシオ」公式HPより
ホンダ「グレイス」公式HPより

ボディーサイズについて、比較していきます。

 

・カローラアクシオ
全長(mm):4,400
全幅(mm):1,695
全高(mm):1,460(4WD車は1,485)
ホイールベース(mm):2,600
車両重量(kg):1,050~1,180(グレード、2WD or 4WDで異なります。)
最小回転半径(m):4.9(“W×B”は5.5)
最低地上高(mm):155(4WD車は135)

・グレイス
全長(mm):4,450
全幅(mm):1,695
全高(mm):1,475(4WD車は1,500)
ホイールベース(mm):2,600
車両重量(kg):1,110~1,260(グレード、2WD or AWDで異なります。)
最小回転半径(m):5.1(4WD車は5.3)
最低地上高(mm):135(4WD車は150)

 

かなり酷似したボディサイズとなっています。

しかし、コンパクトセダンで重視される最小回転半径は、“W×B”を除いて「カローラアクシオ」の方が小回りがききます。

あまりコンパクトセダンには要求されない点ですが、最低地上高は「カローラアクシオ」の方が高くなっています。2WD車の場合、「グレイス」は135mmなのに対して「カローラアクシオ」は155mmあります。

視界は両車ともに良く、運転しやすい車だと思います。フロントガラスの傾斜が「カローラアクシオ」の方が抑えられているので、圧迫感がなく好印象でした。

 

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燃費性能の比較


トヨタ「カローラアクシオ」公式HPより

燃費性能は、JC08モード、ユーザーが投稿した実燃費を集計したe燃費の値にて比較します。
※実燃費は季節や使用環境により異なります。

 

・カローラアクシオ

・1.3Lガソリン(「1.3X」)
→20.6km/L(JC08モード)
→-km/L(e燃費の投稿なし)

・1.5Lガソリン(「1.5G」他 ※2WD、CVT車)
→23.4km/L(JC08モード)
→17.12km/L(e燃費より)

・1.5Lハイブリッド(「HYBRID」他)
34.4km/L(JC08モード)
23.46km/Le燃費より)

 

・グレイス

・1.5Lガソリン(「LX」※2WD車)
→22.0km/L(JC08モード)
→-km/L(e燃費の投稿なし)

・1.5Lハイブリッド(「HYBRID DX」、「HYBRID LX・Honda SENSING」※2WD車)
34.8km/L(JC08モード)
22.93km/Le燃費より)

 

燃費性能を比較すると、JC08モード数値は「カローラアクシオ」ハイブリッドより「グレイス」ハイブリッドの方が若干優秀です。しかし実燃費(e燃費)では逆転して、僅かに「カローラアクシオ」ハイブリッドが「グレイス」ハイブリッドを上回っています。ただし、使用環境やサンプル数などによって多少数値が前後するため、あまり差はないと思って間違いないでしょう。

ガソリンエンジンモデルもハイブリッドモデルと同じ様にあまり差はありませんは、僅かに「カローラアクシオ」の方が優秀です。

 

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エンジン性能の比較


ホンダ「グレイス」公式HPより

エンジン性能について、比較していきます。

その前に「出力」と「トルク」の違いについて、簡単に説明します。

  • 出力:クルマの速さ
  • トルク:クルマの加速力

簡単に書くと、「最高出力」の値が高い車は速く走れる車で、「最大トルク」の値が高い車は加速が速い車ということですね。ただ、エンジンやモーターの特性、空力性能や車両重量などにより加速性能は全く異なりますので、単に”トルクの値が大きいから加速が速い”というわけではありません。

 

・カローラアクシオ

・1.3Lガソリン(「1.3X」)
→最高出力 70kW〈95PS〉/6,000rpm
→最大トルク 121N・m〈12.3kgf・m〉/4,000rpm

・1.5Lガソリン(「1.5G」他 ※2WD、CVT車)
→最高出力 80kW〈109PS〉/6,000rpm
→最大トルク 136N・m〈13.9kgf・m〉/4,400rpm

・1.5Lハイブリッド(「HYBRID」他)
エンジン
→最高出力 54kW〈74PS〉/4,800rpm
→最大トルク 111N・m〈11.3kgf・m〉/3,600~4,000rpm
モーター
→最高出力 45kW〈61PS〉
→最大トルク 169N・m〈17.2kgf・m〉

→システム最高出力 73kW〈100PS〉

 

・グレイス

・1.5Lガソリン(「LX」)
→最高出力 97kW〈132PS〉/6,600rpm
→最大トルク 155N・m〈15.8kgf・m〉/4,600rpm

・1.5Lハイブリッド(「HYBRID DX」他)
エンジン
→最高出力 81kW〈110PS〉/6,000rpm
→最大トルク 134N・m〈13.7kgf・m〉/5,000rpm
モーター
→最高出力 22kW〈29.5PS〉/1,313~2,000rpm
→最大トルク 160N・m〈16.3kgf・m〉/0~1,313rpm

→システム最高出力 101kW〈137PS〉

 

「エンジン性能」を比較すると、ハイブリッドモデルの場合は間違いなく「グレイス」の方が加速性能は高いです。100km/hまで到達する時間が「カローラアクシオ」の場合は10秒以上かかりますが、「グレイス」は10秒以下の9秒前後で到達します。あくまで参考値ですが、「グレイス」の方が優秀でしょう。

ガソリンエンジンモデルも、間違いなく「グレイス」の方が加速性能は高いです。

 

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居住性(後部座席、ラゲッジスペース)の比較


トヨタ「カローラアクシオ」公式HPより


ホンダ「グレイス」公式HPより

居住性について、比較していきます。

トヨタ「カローラアクシオ」の室内長は1,945mm
ホンダ「グレイス」の室内長は2,040mm

室内長で比較すると、「グレイス」の方が広いです。

室内高で比較すると、「カローラアクシオ」が1,200mm、「グレイス」が1,230mmとなっており、「グレイス」の方が頭上スペースに余裕があります。

また、「カローラアクシオ」の場合、後部座席中間の床がフラットになっているため、移動がスムーズにできます。

「グレイス」は後部座席側にもエアコンの吹出口が装備されていますので、エアコンの効果が後部座席にも効きやすく快適です。

 

■ラゲッジスペース
ラゲッジスペースについて、比較します。

「カローラアクシオ」が461ℓ、「グレイス」は430ℓとなっており、「カローラアクシオ」の方がラゲッジスペースは広くなっています。

 


トヨタ「カローラアクシオ」公式HPより


ホンダ「グレイス」公式HPより

居住性とは関係ありませんが、「グレイス」はいわゆるハイブリッド用のシフトノブとなっていますが、「カローラアクシオ」はガソリンモデルと変わらないシフトノブとなっています。人によっては、このシフトノブだけでハイブリッド車が嫌な人もいるくらいです。あくまで好みの問題ですが、筆者は「カローラアクシオ」のシフトノブの方が好きです。

ちなみにパーキングブレーキは、両車ともにレバー式となっています。最近のCセグメント車やSUVは電動パーキングブレーキが増えています。将来的には両車ともに電動パーキングブレーキとなるかもしれません。

 

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安全性能の比較


ホンダ「グレイス」公式HPより

安全性能について、比較していきます。
下表に各車の安全装備を整理しています。同機能の装備を同行に示しています。

 

カローラアクシオグレイス
オートマチックハイビームオートハイビーム
レーンディパーチャーアラート路外逸脱抑制機能
LKAS<車線維持支援システム>
プリクラッシュセーフティシステム衝突軽減ブレーキ<CMBS>
ドライブスタートコントロール誤発進抑制機能
インテリジェントクリアランスソナー
歩行者事故低減ステアリング
先行車発進告知機能先行車発進お知らせ機能
クルーズコントロールアダプティブクルーズコントロール
標識認識機能

「グレイス」には、車線内をはみ出さないようにステアリング操作を支援する「LKAS<車線維持支援システム>」や「アダプティブクルーズコントロール」が装備されているため、「カローラアクシオ」と比較して長距離運転時の負担が大幅に少なくなっています。

また、歩行者との衝突回避を支援する「歩行者事故低減ステアリング」が装備されているため、もしもの際の回避操作も支援されます。

 

「カローラアクシオ」には、踏み間違いによる衝突を回避する「インテリジェントクリアランスソナー」が装備されているため、発進時の前方及び後方に衝突するリスクを回避することができます。

 

上記のとおり、踏み間違いによる衝突回避という意味では、「カローラアクシオ」の方が優秀です。
長距離運転をある程度自動化でき、長距離運転時の安全性が高いのは「グレイス」です。

また、「カローラアクシオ」はSRSサイドエアバッグとSRSカーテンシールドエアバッグが全車標準装備となっている点で、衝突安全性は高いといえます。「グレイス」の場合、ガソリンモデルはオプション装備、ハイブリッドモデルの上位2グレードは標準装備となっています。

 

ただ、Cセグメント車であるトヨタ「カローラスポーツ」やスバル「インプレッサ」、マツダ「MAZDA3(マツダ3)」などと比較すると、両車ともに装備数が少なく、安全性能は低いです。

 

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価格の比較


ホンダ「グレイス」公式HPより

価格について、比較します。

 

カローラアクシオのおすすめグレード&価格

「カローラアクシオ」のおすすめグレードは「HYBRID G“W×B”」で約248万円です。

メーカーオプションの「インテリジェントクリアランスソナー」とディーラーオプションのナビ、ETC、バックガイドモニター代等を加えると、「HYBRID G“W×B”」約268万円となります。

 

グレイスのおすすめグレード&価格

「グレイス」のおすすめグレードは「HYBRID EX・Honda SENSING」で約235万円です。

ディーラーオプションのナビ代等を加えると、「HYBRID EX・Honda SENSING」約249万円となります。

「グレイス」の場合、リアカメラやETCが上位2グレードには標準装備されているためお得です。

 

価格比較 結果

上記金額を比較すると、「グレイス」の方が安く購入できます。

上記金額は初期購入時の税期を含めていませんが、両車ともに取得税、重量税が免税となります。

維持費もほぼ同程度となるため、10年使用することを考えても「グレイス」の方が安くなりそうです。

中古車で考えると、両車ともに走行距離が少なく50万円程度安い車も多くあるため、より安く購入したい方は中古車も検討してみましょう。

 

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まとめ

今回は、国内でも貴重な存在となってきた”5ナンバーセダン”であるトヨタ「カローラアクシオ」とホンダ「グレイス」を比較しながらご紹介しました。

エンジン性能や車内の広さなど「グレイス」の方が勝っている部分が多かった結果となりましたが、車に対する優先順位により、どちらが良いかは変わってくると思います。

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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