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ホンダ CR-Vとヴェゼルはどう違うのか!?試乗、比較、評価してみた~1.5Lターボ&i-MMD,i-DCDの違い【SUV おすすめ 2019】

車の比較&試乗記

こんにちは!青空ひつじ(♂)です。

今回は、2018年に発売されたホンダのミドルサイズSUV「CR-V」と、ホンダのコンパクトSUV「ヴェゼル」を、試乗した上で徹底比較、評価(レビュー)します。

「ヴェゼル」より1クラス上である「CR-V」の方が全てにおいて上質であることは間違いないです。
しかし、2019年1月に「ヴェゼル」にも「1.5L VTEC TURBOエンジン」モデルが追加されたことにより、価格やパワートレインなど、かなり類似してきました。

そんな2車がどれくらい違うのか!?隅々まで徹底検証いたします。

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ホンダ CR-Vとは


ホンダ「CR-V」公式HPより

CR-Vの歴史

ホンダ「CR-V」は、1995年から販売されているSUVです。初代「CR-V」は同時期に発売されたトヨタ「RAV4」とともに都会的でスタイリッシュなSUV車の人気の火付けとしてヒットしました。

しかし、日本では徐々に人気がなくなり、4代目「CR-V」はマイナーチェンジを受けることなく2016年3月31日に生産終了となりました。

日本で2018年8月31日に発売された5代目「CR-V」は、海外では2016年10月から既に発売されており、2017年は世界で約75万台販売される等、世界的に人気車なのです。
※1位トヨタ「カローラ」(約116万台)、2位ホンダ「シビック」(約83万台)、3位フォルクスワーゲン「ゴルフ」(約79万台)、4位トヨタ「RAV4」(約79万台)、5位ホンダ「CR-V」(約75万台)

 

【試乗記】2.0L i-MMDハイブリッドと1.5L VTEC TURBOを徹底比較!

「2.0L i-MMDハイブリッド」と「1.5L VTEC TURBOエンジン」を全く同じ道でどれくらい走りの違いがあるか、試乗にて試してみました!

正直、試乗するまでは圧倒的に「2.0L i-MMDハイブリッド」の方が面白いだろうと思っていました。

しかし、実際乗ってみたら、一般道(時速60km程度まで)での比較だと加速性能はほぼ同じに感じました。いや、むしろ「1.5L VTEC TURBOエンジン」の方が加速は面白くさえ感じました

「2.0L i-MMDハイブリッド」も加速はスムーズで、踏み込むと結構頭を後ろに持っていかれる感じはありましたが、「1.5L VTEC TURBOエンジン」も負けないくらい加速します。

ディーラーさん曰く、ハイブリッド車はラグジュアリーに造られている一方、ターボ車はスポーティよりに造られているとのこと。そのため、走り好きな方には「1.5L VTEC TURBOエンジン」の方が受けは良いようです。

最大トルクの数値的には「2.0L i-MMDハイブリッド」の方が圧倒しているだけに、かなり意外な結果でした。
「1.5L VTEC TURBOエンジン」かなり面白いです。

ディーラーさん曰く、時速100km以上となると2.0Lエンジンを搭載しているハイブリッド車の方が伸びは良いということです。また、静粛性はハイブリッド車の方がもちろん静かです。

ただ、両モデルとも静粛性は高く、乗り心地もかなり良かったです。後部座席のシートの座り心地も良く、家族にも大変好評でした。「CR-V」の前に試乗した日産「エクストレイル」と比較すると、走りもですが乗り心地も「CR-V」が勝っています。また、後部座席の足元中央の出っ張りが他車よりも小さめだったのも好印象です。

3列目は正直狭くて、あまり実用的ではないという印象で、ラゲッジスペースも若干狭くなってしまうみたいなので、個人的には2列シート車の方が良いと感じました。

「2.0L i-MMDハイブリッド」と「1.5L VTEC TURBOエンジン」の燃費性能を比較すると、実燃費で6.0km/Lくらい差がでるかと思いますが、パワーだけなら「1.5L VTEC TURBOエンジン」もかなり優秀です!

個人的にはかなり大好きな「1.5L VTEC TURBOエンジン」。おすすめです!

 

CR-V おすすめグレード

「CR-V」のおすすめグレードは、「HYBRID EX」です。

前述の通り、加速はスムーズですし、静粛性も高い、そしてガソリン車より圧倒的に燃費性能が良い「2.0L i-MMDハイブリッド」は素晴らしいです。

ただし・・・価格が高い!!

他社のミドルサイズSUVと比較しても、50万円程度は高いです。トヨタ「ハリアー」か1クラス上のマツダ「CX-8」が買えるレベルの金額になってきます。

予算に余裕がない場合は、「EX」もかなりおすすめです。

前述の通り、「2.0L i-MMDハイブリッド」に全く負けていない加速性能があり、税金や維持費の面で、他社2.0LクラスのミドルサイズSUVより有利なので、お得です。

 

販売台数状況

「CR-V」の月間の販売台数は1,000台前後です。月間販売台数目標は1,200台とのことですので、若干届かずといったところでしょうか。

ライバルであるトヨタ「RAV4」には大敗で、同じホンダの「インサイト」同様厳しい状況にあるといえます。

 

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ホンダ ヴェゼルとは


ホンダ「ヴェゼル」公式HPより

ヴェゼルの歴史

ホンダ「ヴェゼル」は、2013年から販売されているコンパクトSUVです。現在のモデルでまだ1代目と若いクルマです。

2014年から2016年まで3年連続SUV新車登録台数1位と圧倒的な人気を誇っていましたが、2017年及び2018年はトヨタ「C-HR」に抜かれ2位となっています。

2018年2月15日のマイナーチェンジにて、Honda SENSINGの全車標準装備やフロントバンパーのデザイン変更などが行われ、2019年1月31日に「1.5L VTEC TURBOエンジン」搭載車が追加されています。

【最新】新型ヴェゼル モデルチェンジ情報2019(1.5Lターボモデル「TOURING」&フルモデルチェンジ情報)
こんにちは!青空ひつじ(♂)です。 今回は、2019年1月31日に発売されたホンダ「ヴェゼル」の1.5L VTEC TURBO エンジン搭載モデル情報、そして新型となる次期「ヴェゼル」のフルモデルチェンジ情報、それぞれの最新情報をまとめてみ...

 

グレード間の装備差

最廉価グレード「G」及び「HYBRID」は、サイドエアバッグシステムがない、フルホイールキャップ、フォグランプなし、など安全性も内外装の質感もかなり低くなっています。

 

「X」及び「HYBRID X」となると、サイドエアバッグシステムは装備され、16インチアルミホイール、ハロゲンフォグランプ、本革巻きステアリングホイール、自動防眩ルームミラーの装備など、安全性や内外装の質感が上がります。

比較的装備は充実しながらも価格は安めなため、お得に「ヴェゼル」を購入したいなら、このグレードが最もおすすめです。

 

「HYBRID Z」となると、LEDフォグランプや専用のコンビシート、リバース連動ドアミラー、全ドアワンタッチ式パワーウィンドウの装備など、質感がかなり向上し利便性の高い装備が追加されます。さらに乗り心地を良くすることができるパフォーマンスダンパーも装備されます。

「RS」及び「HYBRID RS」となると、エキパイフィニッシャーやステンレス製スポーツペダル、VGR(可変ステアリングギアレシオ)などスポーティな装備が追加されます。

「TOURING」には、TOURING専用のエクステリア、専用コンビシート、左右2本出しのエキパイフィニッシャーやアジャイルハンドリングアシストなどが装備されます。

 

ヴェゼル おすすめグレード

「ヴェゼル」のおすすめグレードは、「HYBRID RS」です。

「HYBRID Z」も良いのですが、「カラードボディロアガーニッシュ」により車全てがほぼ1色となってしまいます。アクセントがなくなるのは個人的にはどうかと思うため「HYBRID RS」としました。

利便性の高い装備やスポーティな装備よりもコスパを重視するのであれば、「HYBRID X」もおすすめです。

ガソリン車かハイブリッド車のどちらが良いかということについては、燃費などの維持費はもちろん、走りを考えてもハイブリッド車の方がおすすめです。初期費用が30万円程高くても、購入時の減税や燃費性能を考えるとハイブリッド車を選択した方が安くなる可能性が高いです。
※1年10,000キロ走行、ガソリン代140円、10年使用した場合

走りが最も良いのは「TOURING」です。価格は最も高く、燃費性能も最も悪くなってしまいますが、走りにこだわる人には「TOURING」が最もおすすめです。

 

ヴェゼル 販売台数状況

「ヴェゼル」の月間の販売台数は5,500台程度です。

 

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CR-V、ヴェゼルの比較

ボディサイズの比較

ホンダ「CR-V」公式HPより
ホンダ「ヴェゼル」公式HPより

ボディサイズについて、比較していきます。

 

・CR-V
全長(mm):4,605
全幅(mm):1,855
全高(mm):1,680(4WDは1,690)
ホイールベース(mm):2,660
車両重量(kg):1,520~1,700
最小回転半径(m):5.5
最低地上高(mm):190~210

・ヴェゼル
全長(mm):4,330(「RS」、「TOURING」は4,340)
全幅(mm):1,770(「RS」、「TOURING」は1,790)
全高(mm):1,605
ホイールベース(mm):2,610
車両重量(kg):1,180~1,390
最小回転半径(m):5.3(「RS」、「TOURING」は5.5)
最低地上高(mm):185(4WD車、「TOURING」は170)

 

1クラス上であるため「CR-V」の方が大きいのは当然ですが、試乗して特に気になったのは「CR-V」の全幅の大きさです。大きさの割には意外に運転しやすく、視界も良好だと感じましたが、どうしても全幅の大きさが気になりました。

ボディサイズにおける「CR-V」と「ヴェゼル」の最大の違いは、車両重量でしょう。ガソリン車でもハイブリッド車でも「ヴェゼル」より「CR-V」の方が約300kg重くなっています。

走りについての詳細は後述しておりますが、車両重量が軽い「ヴェゼル」の方が有利なため、特に「1.5L VTEC TURBOエンジン」モデルでは差がでてきます。また、当然ですが燃費性能でも差がでてきます。

 

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燃費性能の比較


ホンダ「ヴェゼル」公式HPより

燃費性能は、JC08モード、WLTCモード、ユーザーが投稿した実燃費を集計したe燃費の値にて比較します。
※実燃費は季節や使用環境により異なります。

補足:WLTCモードとは
JC08モードはエンジンが温まった状態からの測定結果を75%、エンジンが冷えた状態からの測定結果を25%の比率で燃費を算出していました。WLTCモードでは、エンジンが冷えた状態からの測定結果のみを使用し、乗員や積載物の重量も考慮されることになり、これまでのJC08モードよりも実燃費値に近い条件となります。

  • WLTCモード:市街地、郊外、高速道路の平均的な使用時間配分で構成した国際的な走行モード
  • 市街地モード(WLTC-L):信号や渋滞等の影響を受ける比較的低速な走行を想定
  • 郊外モード(WLTC-M):信号や渋滞等の影響をあまり受けない走行を想定
  • 高速道路モード(WLTC-H):高速道路等での走行を想定

 

・CR-V

・2.0L i-MMDハイブリッド(「HYBRID EX」他)※2WD
→25.8km/L(JC08モード)
→21.2km/L(WLTCモード)
→18.36km/L(e燃費より)

 

・ヴェゼル

・1.5L i-DCDハイブリッド(「HYBRID・Honda SENSING」)※2WD
27.0km/L(JC08モード)
18.93km/Le燃費より)

 

燃費性能を比較すると、やはり車両重量が軽い「ヴェゼル」のハイブリッド車の方が優秀です。

しかし、約300kgある差を考えると「CR-V」の燃費性能もかなり優秀で、ミドルサイズSUVとしてはトップクラスの燃費性能です。

ちなみに、「1.5L VTEC TURBOエンジン」モデルで比較すると、以下のようになります。

 

・CR-V

・1.5Lターボ(「EX」)※2WD、5人乗り
→15.8km/L(JC08モード)
→11.59km/L(e燃費より)

 

・ヴェゼル

・1.5Lターボ(「TOURING」)
17.6km/L(JC08モード)
→13.80km/L(e燃費より)

 

「1.5L VTEC TURBOエンジン」モデルで比較しても、やはり「ヴェゼル」の方が優秀です。

実燃費で1.0km/L~2.0km/L程度差がでそうです。

 

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エンジン性能の比較


ホンダ「ヴェゼル」公式HPより

エンジン性能について、比較していきます。

その前に「出力」と「トルク」の違いについて、簡単に説明します。

  • 出力:クルマの速さ
  • トルク:クルマの加速力

簡単に書くと、「最高出力」の値が高い車は速く走れる車で、「最大トルク」の値が高い車は加速が速い車ということですね。ただ、エンジンやモーターの特性、空力性能や車両重量などにより加速性能は全く異なりますので、単に”トルクの値が大きいから加速が速い”というわけではありません。

 

・CR-V

・2.0L i-MMDハイブリッド(「HYBRID EX」他)
エンジン
→最高出力 107kW〈145PS〉/6,200rpm
→最大トルク 175N・m〈17.8kgf・m〉/4,000rpm
モーター
→最高出力 135kW〈184PS〉/5,000~6,000rpm
→最大トルク 315N・m〈32.1kgf・m〉/0~2,000rpm

・1.5Lターボ(「EX」他)
→最高出力 140kW〈190PS〉/5,600rpm
→最大トルク 240N・m〈24.5kgf・m〉/2,000~5,000rpm

 

・ヴェゼル

・1.5L i-DCDハイブリッド(「HYBRID・Honda SENSING」他)
エンジン
→最高出力 97kW〈132PS〉/6,600rpm
→最大トルク 156N・m〈15.9kgf・m〉/4,600rpm
モーター
→最高出力 22kW〈29.5PS〉/1,313~2,000rpm
→最大トルク 160N・m〈16.3kgf・m〉/0~1,313rpm

→システム最高出力 112kW〈152.0PS〉

・1.5Lガソリン(「G・Honda SENSING」他)
→最高出力 96kW〈131PS〉/6,600rpm
→最大トルク 155N・m〈15.8kgf・m〉/4,600rpm

・1.5Lターボ(「TOURING・Honda SENSING」)
→最高出力 127kW〈172PS〉/5,500rpm
→最大トルク 220N・m〈22.4kgf・m〉/1,700~5,500rpm

 

「エンジン性能」を比較すると、ハイブリッド車では間違いなく「2.0L i-MMDハイブリッド」を搭載している「CR-V」の方が加速性能は上でしょう。

ガソリン車で比較すると、「ヴェゼル」は車両重量が軽いですがパワーで「CR-V」に劣るため、「CR-V」とほぼ同じか、僅かに劣る印象です。そのため、ガソリン車でも「CR-V」の方が加速性能は上でしょう。

 

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居住性(後部座席、ラゲッジスペース)の比較


ホンダ「CR-V」公式HPより

居住性について、比較していきます。

ホンダ「CR-V」の室内長は1,970mm
ホンダ「ヴェゼル」の室内長は1,930mm

上記の数値のとおり、僅かに「CR-V」の方が広いでしょう。

ただ、室内高で比較すると、「CR-V」が1,230mm、「ヴェゼル」が1,265mmとなっていますので、意外にも「ヴェゼル」の方が頭上スペースにゆとりがあります。

ボディサイズを考えると、「ヴェゼル」はかなり広いということが分かりますね。

上記の数値はあくまでも5人乗りモデルであり、「CR-V」には7人乗りモデルがあります。7人乗りモデルの場合は室内長が2,520mmと圧倒的に広くなります。ただ、3列目は正直狭くて、あまり実用的ではない印象で、ラゲッジスペースも若干狭くなってしまうので、個人的には5人乗りモデルの方が良いと感じました。

 

■ラゲッジスペース
ラゲッジスペースについて、比較します。

「CR-V」は不明、「ヴェゼル」が393ℓとなっています。
「CR-V」は詳細な数値が不明ですが、ラゲッジスペースは「CR-V」の方が広いでしょう。

その他、「ヴェゼル」は後席の座面をはね上げることできる「チップアップ機構」を採用しているなど、室内の使い勝手は良いです。

 

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快適性、静粛性、乗り心地の比較


ホンダ「CR-V」公式HPより

■ドライビング装備、快適装備など
「ヴェゼル」にはない「CR-V」の快適装備を以下にまとめました。

  • エレクトリックギアセレクター(※ハイブリッドモデルのみ)
  • 8スピーカー(4スピーカー+4ツィーター)
  • 充電専用USBジャック(センターコンソールボックス後部に2つ、2列目用)
  • リアエアコンアウトレット
  • アクティブノイズコントロール、アクティブサウンドコントロール
  • 減速セレクター(※ハイブリッドモデルのみ)
  • 7インチHondaインターナビ(リアワイドカメラ、ETC2.0車載器などのセット)
  • ハンズフリーアクセスパワーテールゲート

 

他にもあるかもしれませんが、気になった特徴的な装備をまとめてみました。

「CR-V」のみに装備される「エレクトリックギアセレクター」は、従来のシフトノブと全く異なりスイッチになるので、慣れるまでは戸惑うかもしれませんね。同ホンダの「インサイト」や「アコード」と共通の装備です。

「CR-V」のみの装備で地味に嬉しいのが、センターコンソールボックス後部に2つ付いている「充電専用USBジャック」ではないでしょうか。1列目用にも1つ装備されているので計3個装備されています。

「リアエアコンアウトレット」も便利で、後部座席に座る人が夏場なかなか涼しくならないという問題を解消してくれます。

また、「CR-V」のハイブリッド車には「減速セレクター」も装備されていて、アクセルオフ時の減速度を3段階変更可能です。試乗で使用してみましたが、そこまで急激に減速されるわけではありません。あくまでスバル「インプレッサ」のパドルシフトとの比較ですが、3速または2速にシフトダウンしたときの様な減速(エンジンブレーキ)感はありませんでした。同ホンダの「インサイト」や「アコード」と共通の装備です。

その他、「CR-V」には「アクティブノイズコントロール」や「アクティブサウンドコントロール」が装備されており、静粛性が高められています。

さらに、7インチHondaインターナビ、リアワイドカメラ、ETC2.0車載器などが標準装備されていますので、追加のオプション装備はほとんど必要ありません。

 

■静粛性や乗り心地
静粛性や乗り心地は「CR-V」の方が良いでしょう。静粛性はハイブリッド車の方が上ですが、ガソリン車もかなり静かです。「CR-V」は車内の質感もかなり高くなっていて好印象です。

 

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安全性能の比較


ホンダ「CR-V」公式HPより

安全性能について、比較していきます。
下表に各車の安全装備を整理しています。同機能の装備を同行に示しています。

 

CR-Vヴェゼル
オートハイビーム- 
衝突軽減ブレーキ(CMBS)衝突軽減ブレーキ(CMBS)
路外逸脱抑制機能路外逸脱抑制機能
LKAS(車線維持支援システム)LKAS(車線維持支援システム)
歩行者事故低減ステアリング歩行者事故低減ステアリング
誤発進抑制機能誤発進抑制機能
渋滞追従機能付ACC(アダプティブ・クルーズ・コントロール)ACC(アダプティブ・クルーズ・コントロール)
ブラインドスポットインフォメーション- 
標識認識機能標識認識機能
ドライバー注意力モニター 
自動防眩ルームミラー自動防眩ルームミラー
先行車発進お知らせ機能先行車発進お知らせ機能
アジャイルハンドリングアシストアジャイルハンドリングアシスト

安全機能で比較すると、「CR-V」の方が優秀です。

「CR-V」の方が優秀な点として、「オートハイビーム」、「渋滞追従機能付ACC(アダプティブ・クルーズ・コントロール)」、「ブラインドスポットインフォメーション」、「ドライバー注意力モニター」が装備されていることです。

「渋滞追従機能付ACC(アダプティブ・クルーズ・コントロール)」が装備されていることで、長距離運転時の負荷は軽減されますし、「ブラインドスポットインフォメーション」があることで後側方の車両を検知し、車線変更時の安全性を高めます。

「ヴェゼル」は、軽自動車でも標準装備されつつある「オートハイビーム」がない点で痛いですね。「N-BOX」に装備するなら「ヴェゼル」にも装備してほしいものですね。

両車ともに、後退時の誤発進抑制機能、後退時の自動ブレーキや車両検知機能が装備されれば、他社同クラスの車と遜色ない安全装備になると思います。

 

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価格の比較


ホンダ「ヴェゼル」公式HPより

価格について、比較します。
同条件とするため、ハイブリッド車と「1.5L VTEC TURBOエンジン」搭載車で比較します。

 

CR-Vのおすすめグレード&価格

「CR-V」のおすすめグレードは「EX」、「HYBRID EX」です。7人乗りモデルもありますが、比較のため5人乗りモデルで比較します。

「EX」(FF/5人乗り)が約329万円、「HYBRID EX」(FF/5人乗り)が約385万円です。

「CR-V」はカーナビやETC、リアカメラが全車標準装備のため、その他オプションを装備しない場合は上記金額と同じ「EX」は約329万円「HYBRID EX」は約385万円となります。
上記の価格は税金などの諸費用を足していません。諸費用を足すと+1525万円程度の価格になります。

ちなみに、ディーラーで確認したところ、値引きは15万円程度でした。

 

ヴェゼルのおすすめグレード&価格

「ヴェゼル」のおすすめグレードは「TOURING・Honda SENSING」、「HYBRID RS・Honda SENSING」です。

「TOURING・Honda SENSING」(FF/5人乗り)が約296万円、「HYBRID RS・Honda SENSING」(FF/5人乗り)が約286万円です。

「ヴェゼル」もETC、リアカメラ、ステアリングスイッチ等が標準装備されているため若干お得です。
※最廉価グレードを除く

ディーラーオプションのカーナビ代等を約15万円足すと、「TOURING・Honda SENSING」は約311万円「HYBRID RS・Honda SENSING」は約301万円となります。
上記の価格は税金などの諸費用を足していません。諸費用を足すと+1525万円程度の価格になります。

 

価格比較 結果

上記の価格は税金などの諸費用を足していませんが、値引き額で概ね相殺されるでしょう。ハイブリッド車は購入時の諸費用が減税となりますので、ガソリン車よりも6~10万円程度お得になります。

上記金額を比較すると、「ヴェゼル」のハイブリッド車が最も安く購入できます。

購入後の維持費などを考慮しても、「ヴェゼル」のハイブリッド車が最も安くなるでしょう。

「CR-V」のハイブリッド車は、とても良い車ですが価格の高さが気になります。

 

■「1.5L VTEC TURBOエンジン」搭載車で比較すると・・・
「1.5L VTEC TURBOエンジン」搭載車で比較すると、「CR-V」と「ヴェゼル」の価格差は約18万円となりました。この金額差であれば、安全装備や快適装備、質感などの差を考慮すると「CR-V」を購入した方が良いのではないかと思います。

 

さらに安く、お得に購入したい場合は、”新車同様の中古車”も検討してみましょう。

 

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まとめ

今回は、ホンダ「CR-V」とホンダ「ヴェゼル」の違いを比較しながらご紹介しました。

  • 維持費も含め、安くしたいなら「ヴェゼル」のハイブリッド車が良さそう
  • 「1.5L VTEC TURBOエンジン」搭載車なら装備差を考慮して「CR-V」の方がお得そう

ということがわかりました。

しかし、車を購入する優先順位やこだわりによって、どの車が良いかは変わってくると思います。

あなたが最も欲しいと思った車を購入する様にしてください。

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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