こんにちは!青空ひつじ(♂)です。
今回は、2020年10月8日に行われたスバル「インプレッサ」のマイナーチェンジ(E型改良モデル)による変更点をまとめてみました。
最大の変更点はe-BOXERが搭載されたことですが、その他どこが変わったのか!?
また、新型「インプレッサ」の最新おすすめグレードは何なのか!?徹底検証してみました。
※F型改良の内容は、以下の記事にまとめています。
スバル「インプレッサ」マイナーチェンジ2020による変更点
2020年10月8日に行われたスバル「インプレッサ」のマイナーチェンジ(E型改良モデル)による変更点は、以下のとおりです。
■パワートレイン(スポーツのみ)
- e-BOXER(2.0L直噴ガソリンエンジン+モーター)搭載車を追加
■グレード(スポーツのみ)
- 上記に伴い、「2.0e-L EyeSight」、「Advance」を追加
※「2.0i-L EyeSight」のAWD車、及び「2.0i-S EyeSight」を廃止 - STIのチューニングが施された最上位グレード「STI Sport」を追加
※STI Sportシリーズ初となるFF車を設定
■走行性能(スポーツのみ)
- コーナーにて高いエンジン回転数を維持し、コーナー後はモーターアシストを作動させ力強い加速を実現するアダプティブ変速制御「e-Active Shift Control」を新たに採用
※e-BOXER搭載車「2.0e-L EyeSight」、「Advance」のみ
■ボディカラー(スポーツのみ)
- 「クォーツブルー・パール」を廃止し、「ホライゾンブルー・パール」を「2.0e-L EyeSight」、「Advance」専用色としてが新たに設定
■燃費性能(スポーツ、G4共通)
- 「2.0i-L EyeSight」、「2.0i-S EyeSight」の燃費性能(JC08モード)が0.5~1.0km/L程度低下
上記のとおり、主に変更されているのは「インプレッサスポーツ」で、「インプレッサG4」はほとんど変更がありません。
「インプレッサスポーツ」の今回のマイナーチェンジによる最大の変更点は、e-BOXER搭載車(「2.0e-L EyeSight」、「Advance」)が追加されたこと、STIのチューニングが施された最上位グレード「STI Sport」が追加されたことでしょう。
「インプレッサスポーツ」にもe-BOXER搭載車が追加されたことにより、「SUBARU XV」との違いは最低地上高やX-MODEの有無程度で、より少なくなった形になります。
今回のマイナーチェンジで少し残念なのは、以下の点です。
- 「ドライバーモニタリングシステム」の搭載が見送られた
- 「スマートリヤビューミラー(自動防眩機能付)」の搭載が見送られた
- 燃費性能がダウンした(「2.0i-L EyeSight」・「2.0i-S EyeSight」のみ)
「フォレスター」フルモデルチェンジ時に搭載された「ドライバーモニタリングシステム」や「スマートリヤビューミラー」も今回の改良に合わせて搭載してほしかったところです。
特に「自動防眩ルームミラー」は、ライバル車には概ね搭載されていますので、改良してほしかったところです。
また、一部グレードではありますが、ネックポイントである燃費性能がさらに悪くなったというのは、あまり心象的によくありませんね。
今回の改良による既存グレードの価格上昇はありません。
月間販売目標は2,000台となっており、2019年の2,200台から200台下方修正されています。
新グレード「2.0e-L EyeSight」・「Advance」・「STI Sport」は買いなのか!?
今回のマイナーチェンジ(E型改良モデル)では、新グレード「2.0e-L EyeSight」・「Advance」・「STI Sport」が追加されたことが最大の変更点です。
では、それぞれの新グレードが買いなのか!?検証してみましょう。
「2.0e-L EyeSight」と「2.0i-L EyeSight」の違いは!?
まず、「2.0e-L EyeSight」と「2.0i-L EyeSight」違いを確認してみましょう。
■スペック面
- 価格は「2.0e-L EyeSight」の方が約32万円高い
- 全高は「2.0e-L EyeSight」の方が3.5cm高い
- 車両重量は「2.0e-L EyeSight」の方が200kg重い
- 最小回転半径は「2.0e-L EyeSight」の方が10cm大きい
- ラゲッジスペース容量は「2.0e-L EyeSight」の方が狭い(2.0i-L:385L、2.0e-L:340L)
- 燃費性能は「2.0e-L EyeSight」の方が1.2km/L優れている(WLTCモード)
- 「2.0e-L EyeSight」は2WDを、「2.0i-L EyeSight」はAWDを選択できない
■装備面
- フロントベンチレーテッドディスクブレーキ(2.0i-L:15インチ、2.0e-L:16インチ)
- 「2.0e-L EyeSight」はアクティブグリルシャッター有り
- 「2.0e-L EyeSight」はLEDヘッドランプに光輝プロジェクターリング有り
- 「2.0e-L EyeSight」はフロントグリルグレーメタリック加飾付き
- 「2.0e-L EyeSight」はサイドシルスポイラー有り
- 「2.0e-L EyeSight」のACCは「ECOクルーズコントロール」付き
- 「2.0e-L EyeSight」は「アクティブ・トルク・ベクタリング」有り
- その他、各所にe-BOXERロゴ入り
上記のとおり装備差はほとんどなく、最大の違いはモーターが搭載されたことによる価格の違いと車両重量の違いといえるでしょう。
まず価格について、自動車税と重量税は「2.0e-L EyeSight」の方が3万円前後安くなりますが、オプション設定の違いはありませんので、「2.0e-L EyeSight」の方が約29万円高いことになります。
燃費性能は「2.0e-L EyeSight」の方が1.2km/L優れているため、年間走行距離が8,000km程度で年8,000円「2.0e-L EyeSight」の方が安くなります。
※ガソリン代140円で計算した場合
もはや計算するまでもありませんが、10年使用しても価格差が埋まることはなく、年間走行距離が2万kmでも埋まりません。
そのため、間違いなく「2.0i-L EyeSight」の方がお得だということがわかります。
続いて車両重量の違いについて、「2.0e-L EyeSight」は発進時や加速時にモーターによるアシストが加わりますが、その反面車両重量が200kgも重くなっていることにより、”加速が重い”印象があります。
上記のとおり、燃費性能の差もそこまでないため、e-BOXERにおける性能面でのメリットは少ないと筆者は考えます。これはe-BOXERのみならず、他のマイルドハイブリッド車と共通している話です。
そのため、加速性能などの性能面でも「2.0i-L EyeSight」の方が良いといえるでしょう。
「2.0e-L EyeSight」と「Advance」の違いは!?
次は、「2.0e-L EyeSight」と「Advance」違いを確認してみましょう。
■スペック面
- 価格は「Advance」の方が約22万円高い
- 車両重量は「Advance」の方が10kg重い
■装備面
- アルミホイールの塗装(2.0e-L:メタリック塗装+切削光輝、Advance:ダークグレーメタリック塗装)
- 「Advance」はLEDヘッドランプやアダプティブドライビングビームが標準装備
- 「Advance」はリバース連動ドアミラーやドアミラーメモリー機能が標準装備
- 「Advance」はクリアビューパックが標準装備
- 「Advance」はパワーシートや運転席シートポジションメモリー機能が標準装備
- 「Advance」はアルミパッド付スポーツペダル有り
- 「Advance」は光輝ウィンドウモール有り
- 「Advance」はシート材質の一部に合成皮革を使用
- 「Advance」のドアミラー、フォグランプカバー、ルーフスポイラーはグレーメタリック塗装
「2.0e-L EyeSight」と「2.0i-L EyeSight」の違い以上に装備差が多いことがわかります。
光輝ウィンドウモールや合成皮革シートにより質感が向上しており、各種メーカーオプションが標準装備されていることが主な違いです。
そのため、それぞれにアイサイトセイフティプラスを設定した場合、価格差は約5万円まで縮まります。
車内外の質感が「2.0e-L EyeSight」より向上していることを考慮すれば、「2.0e-L EyeSight」より「Advance」の方がおすすめだといえるでしょう。
「STI Sport」と他のグレードの違いは!?
最後は「STI Sport」と他のグレードの違いを確認してみましょう。
「STI Sport」は、ダークメタリック塗装の18インチアルミホイール、ブラック塗装のフロントグリルやドアミラー、室内にはブラックラスト塗装が施された加飾が多いなど、黒基調なデザインとなっています。
そして何と言っても、他のグレードとの最大の違いである「STIチューニング SHOWA製SFRDフロントダンパー」と「STIチューニング リヤダンパー」が設定されていることによる揺れの少なさや横Gの少なさにより、非常に優れた乗り心地になっています。
装備面では、最上位グレードだけにほとんどの装備が標準装備となっていますが、一部「Advance」のみにある装備があります。
※アクティブグリルシャッター、LEDヘッドランプの光輝プロジェクターリング、合成皮革シート、光輝ウィンドウモールなど
価格は「Advance」より7万円程度安くなっていますが、燃費性能は「インプレッサスポーツ」の中で最も悪いことなどを考慮すれば、全グレードの中でコスト(価格+維持費)が最も高くなることは間違いありません。
上記のとおり、価格面では最も高くなるデメリットはありますが、乗り心地を重視するなら間違いなく「STI Sport」がおすすめです!
”STI”と付いているため走り好きの人に向けたクルマの様な印象を受けがちですが、「STI Sport」は「インプレッサスポーツ」の中で最もシックで最も乗り心地が優れたグレードといえるでしょう。
新型「インプレッサ」(E型)のおすすめグレードを考えてみた
最後は、新型「インプレッサ」(E型)の最新おすすめグレードは何なのか!?徹底検証してみました。
コスパを重視するなら「1.6i-S EyeSight」がおすすめ!
コストを重視した場合、燃費性能はどのグレードでも大きな違いはないため、価格が安い1.6L車が最もお得になります。
最も安いエントリーグレードである「1.6i-L EyeSight」ですが、「1.6i-S EyeSight」との価格差はアイサイトセイフティプラスを設定した場合、約5万円まで縮まります。
「1.6i-L EyeSight」は、唯一リバース連動ドアミラーやパワーシートなどの快適装備の設定がなく、シフトブーツがない点や4スピーカーである点など、同クラス他車と比較して利便性や質感面で劣ります。
上記から、「1.6i-L EyeSight」より「1.6i-S EyeSight」の方がおすすめだといえるでしょう。
当然「1.6i-S EyeSight」より「2.0i-L EyeSight」の方が良い点も多くありますが、アイサイトセイフティプラスを設定した場合の価格差は17万円程度あるため、コスパを重視するなら「1.6i-S EyeSight」が最もおすすめだといえるでしょう。
総合的に最もおすすめなのは「2.0i-L EyeSight」!
コストを重視した場合「1.6i-S EyeSight」が最もおすすめではありますが、やはり”パワー不足感”は否めません。
筆者は元「インプレッサスポーツ」1.6L車オーナーでしたが、加速時のパワー不足は常に気になっており、特にエアコン作動時のパワー不足感は酷いものがありました。
「1.6i-S EyeSight」より約17万円高いデメリットはありますが、加速性能を考慮すれば「2.0i-L EyeSight」がおすすめです。
「2.0i-L EyeSight」にすれば、車内にソフトパッド部やメッキ加飾が多くなることで質感が向上し、遮音ガラスにより静粛性が向上するメリットもあります。
e-BOXER搭載車がおすすめでない理由は、前述の通りです。
上記より、総合的に考えれば「2.0i-L EyeSight」が最もおすすめだといえるでしょう。
乗り心地を重視するなら間違いなく「STI Sport」がおすすめ!
前述の通り、価格面では最も高くなるデメリットはありますが、乗り心地を重視するなら間違いなく「STI Sport」がおすすめです。
「インプレッサスポーツ」の乗り心地は同クラス他車と比較して優れているとはいえませんので、「STI Sport」を選択することで欠点を補い、長時間運転しても疲れにくいメリットがあります。
まとめ
新型「インプレッサ」(E型)は、e-BOXER搭載車が追加されたことによりe-BOXER搭載車がどうしても注目されがちですが、コストや性能を考慮すれば「1.6i-S EyeSight」・「2.0i-L EyeSight」・「STI Sport」がおすすめです。
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ただし、上記はメーカーオプションの場合のみで、ディーラーオプションの場合は後付けも可能です。
そのため、中古車を選ぶ際は車のカラー及びメーカーオプションを妥協しないようにしましょう。
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中古車を買うなら、中古車販売台数トップクラスのガリバーがおすすめです。
中古車業界の最大手で、知名度も高く、信頼性が高いため安心です。
さらに、ガリバーは以下のメリットもあります。
- 修復歴車(事故車、事故歴ありの車)を販売していない
- 納車後、100日以内であれば返品可能
- ディーラーより長い10年保証(走行距離無制限、ハイブリッドカーのバッテリーなども保証)
ガリバーによると、修復歴車の約4割(39.4%)の車で何らかの故障が発生していたため、修復歴車の販売をやめたようです。そんな修復歴車を販売していないので、故障が発生するリスクが低いともいえますね。
特に驚きなのが、100日以内であれば返品可能というところではないでしょうか。これなら、仮に購入した車に問題があった場合や、急に車の使用シーンが大きく変わっても安心ですよね。
その他、ディーラーよりも長い10年保証というのも心強いです。ハイブリッドカーのバッテリーなども保証対象なのでさらに安心です。走行距離が何kmでも保証対象です。
■中古車は早いもの勝ち!非公開在庫もある!
中古車は基本的に1台限りのものですので、良い車も早く問い合せしないと売れてしまう可能性があります。
また、ガリバーでは毎日約500台の車を買取しており、まだネット上で公開されていない車(非公開在庫)もたくさんあります。
ガリバー 公式サイトに登録すれば、自分で検索するだけでは見つけられない”あなたに最適な車”をガリバーが探し出してくれます。さらに「非公開在庫」も優先的に紹介してもらえます。
気になった車、欲しい車がある方はガリバーに登録して探してもらいましょう!
※中古車の販売金額は申込完了ページには表示されません。登録後、ガリバーから電話がかかってくるので、そこで詳しい話を聞いてみましょう。
まとめ
今回は、スバル「インプレッサ」のマイナーチェンジ(E型改良モデル)による変更点、最新おすすめグレードをご紹介しました。
昨今、ライバル車の安全性能も格段に向上しており、”安全性能が最も高いのはスバルのEyeSight”という状況ではなくなったものの、依然トップクラスの安全性能を誇ります。
また、「インプレッサ」は視界が広いため運転しやすく、車内が広いため居住性が高いというメリットもあります。これらのメリットは地味ではありますが、長く車を使う上では非常に重要なポイントです。この点ではライバル車よりも優れています。
昨今、新型コンパクトカーの価格上昇により、一部グレードでは「インプレッサ」よりトヨタ「ヤリス」の方が高いという逆転現象もおきています。車両本体価格が比較的安いことも「インプレッサ」の魅力でしょう。
コンパクトカーやCセグメントクラスのクルマを検討されている方は、これを機に「インプレッサ」も検討してみましょう。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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