こんにちは!青空ひつじ(♂)です。
今回は、2019年10月3日に行われたホンダ「N-BOX」のマイナーチェンジ(一部改良)による違いや変更点をまとめてみました。
最大の変更点は、安全性能が強化されたことですが、その他何が変わったのか!?
また、ダイハツ「タント」やスズキ「スペーシア」と安全性能を徹底比較してみました。
人気の軽スーパーハイトワゴンの中で最も安全性能が高いのはどのクルマなのか!?
「N-BOX」マイナーチェンジ(一部改良)2019の変更点
2019年10月3日に行われたホンダ「N-BOX」のマイナーチェンジ(一部改良)による変更点は、以下のとおりです。※発売は2019年10月4日
■安全性能の強化
- 衝突軽減ブレーキ(CMBS)に横断自転車検知機能を追加、また夜間の歩行者検知機能を強化
- リアワイドカメラの画素数を従来の30万画素から100万画素に向上
■快適装備の設定変更
- 従来4WD車のみに採用していた「運転席&助手席シートヒーター」を標準装備化
- ターボ車のみに採用していた「左右独立式リアセンターアームレスト」を標準装備化
※「G・Honda SENSING(FF)」、「G・スロープ Honda SENSING(FF)」を除く
■質感の向上
- 「N-BOX Custom」のターボ車に「本革巻セレクトノブ」を新たに採用
今回のマイナーチェンジ(一部改良)による最大の変更点は、安全性能が強化されたことでしょう。
衝突軽減ブレーキ(CMBS)の性能は、2019年8月に発売された新型「N-WGN」と同様の性能となっています。また、リアカメラの映像もキレイで見やすくなっています。
その他、「運転席&助手席シートヒーター」や「左右独立式リアセンターアームレスト」が標準装備化された点も大きく、ライバルであるダイハツ「タント」やスズキ「スペーシア」にはない設定となっています。
※助手席シートヒーターは4WD車のみという設定が多い
※左右独立式リアセンターアームレストは、そもそも採用していない軽自動車が多い
今回の改良により、価格は1万円程度上昇しています。
【安全性能を比較!】「N-BOX」×「タント」×「スペーシア」
今回改良された「N-BOX」と、ライバルであるダイハツ「タント」、スズキ「スペーシア」の安全性能を比較してみました。
N-BOX | タント | スペーシア |
衝突軽減ブレーキ(横断自転車&夜間の歩行者検知機能付) | 衝突警報機能、衝突回避支援ブレーキ機能 | デュアルセンサーブレーキサポート |
- | ブレーキ制御付誤発進抑制機能(後方) | 後退時ブレーキサポート |
誤発進抑制機能 | ブレーキ制御付誤発進抑制機能(前方) | 誤発進抑制機能 |
後方誤発進抑制機能 | ブレーキ制御付誤発進抑制機能(後方) | 後方誤発進抑制機能 |
路外逸脱抑制機能 | 車線逸脱警報機能 | 車線逸脱警報機能、ふらつき警報機能 |
路外逸脱抑制機能 | 車線逸脱抑制制御機能 | - |
LKAS<車線維持支援システム> | LKC(レーンキープコントロール) | - |
歩行者事故低減ステアリング | - | - |
アダプティブ・クルーズ・コントロール | 全車速追従機能付ACC | クルーズコントロール |
オートハイビーム | オートハイビーム | ハイビームアシスト |
- | ADB(アダプティブドライビングビーム) | - |
- | サイドビューランプ | - |
先行車発進お知らせ機能 | 先行車発進お知らせ機能 | 先行車発進お知らせ機能 |
- | - | ヘッドアップディスプレイ |
標識認識機能 | 標識認識機能(進入禁止) | 標識認識機能 |
- | パノラマモニター | 全方位モニター用カメラ |
- | スマートパノラマパーキングアシスト | - |
上記のとおり、「タント」は多くの先進安全装備が搭載されていることが分かります。
特に以下の点で優秀でしょう。
- 後退時の自動ブレーキ(衝突被害軽減ブレーキ)が搭載されている
- 高速道路上(60km/h以上)で、ほぼ自動運転となる「レーンキープコントロール」が搭載されている
- 「全車速追従機能付ACC(アダプティブクルーズコントロール)」が搭載されている
- オートハイビームより先進的な「ADB(アダプティブドライビングビーム)」が搭載されている
- 夜間の歩行者を見つけやすい「サイドビューランプ」が搭載されている
- SRSサイドエアバッグ、SRSカーテンシールドエアバッグが全車標準装備されている
ただし、2019年10月の改良にて「N-BOX」の自動ブレーキに横断自転車&夜間の歩行者検知機能が強化されたことにより、自動ブレーキの性能は「N-BOX」が最も先進的であるといえます。また、「歩行者事故低減ステアリング」も搭載されているため、歩行者事故に対する安全性能は高いといえます。
衝突事故への安全性
「タント」には、もしもの衝突事故を防ぐために、後退時自動ブレーキが搭載されている点、サイドエアバッグやカーテンエアバッグが全車標準装備されている点で安全性能が高いといえます。
「スペーシア」は後退時自動ブレーキは搭載されていますが、カーテンエアバッグは最上位グレードの「HYBRID XSターボ」にしか設定されていません。
夜間の安全性
「タント」には、対向車の部分のみ自動で遮光する先進ライト「ADB(アダプティブドライビングビーム)」、右左折時に左右方向を照らす補助灯を追加点灯させることで夜間の歩行者や自転車の視認性が向上される「サイドビューランプ」が搭載されていることで、夜間の安全性能が高いといえます。
ただ、自動ブレーキの夜間歩行者検知機能が強化された「N-BOX」も夜間の安全性能が高いといえます。
長距離ドライブ時の負担軽減
「タント」には、「スペーシア」に搭載されているただの「クルーズコントロール」、「N-BOX」に搭載されている30km/h以上でしか作動しない「アダプティブクルーズコントロール」と異なり、30km/h未満でも作動する「全車速追従機能付アダプティブクルーズコントロール」が搭載されていますので、長距離ドライブ時の負担軽減という意味でも優秀であるといえるでしょう。
「LKC(レーンキープコントロール)」は60km/h以上で作動する機能となっており、「ACC」と「LKC」を組み合わせることで、高速道路上では”ほぼ自動運転”となります。
「N-BOX」の「LKAS<車線維持支援システム>」も同様の機能であるため、この機能について能力差はほぼないでしょう。しかし、「スペーシア」には「ACC」と「LKC」共に搭載されていないので、自動運転技術では最も遅れていることになるでしょう。
駐車支援システムは、正直不要!?
「タント」に搭載されている「スマートパノラマパーキングアシスト」は、カメラが駐車枠の白線を検知し、ステアリング操作をアシストする機能です。ドライバーはアクセル・ブレーキ・シフトレバーの操作たけでよくなるため、周囲の安全確認に専念することができます。並列駐車・縦列駐車ともに対応可能です。
実際「スマートパノラマパーキングアシスト」を試してみましたが、駐車スペースの近くに止め、白線を自動検知して作動するシステムであるため、白線を誤認識(別の白線を認識)するケースがありました。また、最低でも一回は切り返しを行うそうなので、「自分で駐車した方が速い」となりそうです。
ただ、動作毎に行動指示がディスプレイに表示されるため、駐車が苦手な人には向けには良い支援システムだとは思います。
安全性能比較 まとめ
「タント」の安全性能は軽スーパーハイトワゴンの中でトップクラスであり、”安全な軽スーパーハイトワゴンが欲しければ「タント」がおすすめ”といえるでしょう。
ただ、日産「デイズ」に搭載されている「プロパイロット」や「自動防眩ルームミラー」、ホンダ「新型N-WGN」などに搭載されている「電子制御パーキングブレーキ」や「オートブレーキホールド機能」は搭載されていないため、”全てが最新装備”というわけではありません。
また、前述の通り、自動ブレーキの性能に関しては「N-BOX」が最も先進的です。
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- 修復歴車(事故車、事故歴ありの車)を販売していない
- 納車後、100日以内であれば返品可能
- ディーラーより長い10年保証(走行距離無制限、ハイブリッドカーのバッテリーなども保証)
ガリバーによると、修復歴車の約4割(39.4%)の車で何らかの故障が発生していたため、修復歴車の販売をやめたようです。そんな修復歴車を販売していないので、故障が発生するリスクが低いともいえますね。
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※中古車の販売金額は申込完了ページには表示されません。登録後、ガリバーから電話がかかってくるので、そこで詳しい話を聞いてみましょう。
まとめ
今回は、ホンダ「N-BOX」のマイナーチェンジ(一部改良)による変更点をまとめてみました。
2019年7月に新型「タント」が発売されたことにより、安全性能に関しては「タント」が一歩先を行っている形でしたが、今回の改良により自動ブレーキについては「N-BOX」がトップクラスの性能となりました。
軽スーパーハイトワゴン(というか全自動車)人気1位の座をかけた争いは「N-BOX」と「タント」で激化しており、今回の改良にて「N-BOX」がまた「タント」を突き放すきっかけになるかもしれませんね。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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