こんにちは！青空ひつじ(♂)です。
今回は、2019年6月17日に行われたスズキ「ラパン」のマイナーチェンジ（一部仕様変更）による変更点をまとめてみました。
また、ライバル車であるダイハツ「ミラ トコット」とどう違うのか！？安全装備や価格など、徹底比較してみました。
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スズキ「アルト ラパン」マイナーチェンジ2019による変更点
2019年6月17日に行われたスズキ「ラパン」のマイナーチェンジ（一部仕様変更）による変更点は、以下のとおりです。
■安全装備
- ミリ波レーダー方式の衝突被害軽減ブレーキ「レーダーブレーキサポート」からレーザーレーダー+単眼カメラ方式の「デュアルセンサーブレーキサポート」に変更
- 「後退時ブレーキサポート」の搭載（標準装備）
- 「誤発進抑制機能」の搭載（標準装備）
- 「後方誤発進抑制機能」の搭載（標準装備）
- 「車線逸脱警報機能」の搭載（標準装備）
- 「ふらつき警報機能」の搭載（標準装備）
- 「先行車発進お知らせ機能」の搭載（標準装備）
- 「ハイビームアシスト」の搭載（標準装備）
- 「標識認識機能（車両進入禁止、はみ出し通行禁止、最高速度）」の搭載（標準装備）
- 「リヤパーキングセンサー」の搭載（標準装備）
- 廉価グレード「G」及び「L」にも「オートライトシステム」を採用
■快適装備
- 廉価グレード「G」（2WD車）にも運転席シートヒーターを採用
- 廉価グレード「G」（4WD車）にも助手席シートヒーターを採用
- 最上位グレード「X」に選べる2種類のシート表皮「キャメル」と「スカーレット」設定
※「ベージュ」から「スカーレット」に変更 - 「L」・「S」・「X」にメーカーオプション設定だったオーディオレス仕様を全車標準化
上記のとおり、今回のマイナーチェンジ（一部仕様変更）による最大の変更点は先進安全装備の搭載です。
基本である自動ブレーキは、これまでなかった歩行者検知機能が付き、先進の装備に変更されています。さらに誤発進抑制機能は、これまでの前方に作動する装備だけでなく、後方に作動する装備が追加されています。
また、他車の軽自動車ではまだ採用していないケースが多い後退時の自動ブレーキ「後退時ブレーキサポート」が搭載されている点も大きな変更点です。
何れの装備も上位モデルである「スペーシア」にも搭載されている装備ですが、一部装備は「アルト」や「ムーヴ」、「ハスラー」には搭載されていない先進装備が含まれています。改良後の「ラパン」には、「アダプティブクルーズコントロール」や「ヘッドアップディスプレイ」などを除く、スズキの先進安全装備がほとんど搭載されているのです。
改良前の「ラパン」には、自動ブレーキと前方の誤発進抑制機能程度しか安全装備が設定されていませんでしたので、大幅に安全性能が向上されたといえるでしょう。
安全装備の他、廉価グレードに設定がなかったシートヒーターの採用や、最上位グレード「X」に2種類のシート表皮が新たに設定されるなど、デザイン性や快適性も向上されています。
今回の改良により、価格は2～3万円程度上昇しています。
「アルト ラパン」と「ミラ トコット」を比較！
これまで、スズキ「ラパン」の改良内容をご紹介しましたが、ライバルであるダイハツ「ミラ トコット」とどう違うのか！？
両車の共通点は多く、最も安い軽自動車である「アルト」及び「ミラ イース」の派生モデルであり、女性向けデザインで、価格も似たような設定となっています。
そんな、まさにライバル車である両車を比較してみましょう。
安全性能を比較
まずは、安全性能について、比較していきます。
下表に各車の安全装備を整理しています。同機能の装備を同行に示しています。
| アルト ラパン | ミラ トコット |
| デュアルセンサーブレーキサポート | 衝突回避支援ブレーキ機能（対車両・対歩行者） |
| 後退時ブレーキサポート | － |
| 誤発進抑制機能 | 誤発進抑制制御機能（前方） |
| 後方誤発進抑制機能 | 誤発進抑制制御機能（後方） |
| 車線逸脱警報機能 | 車線逸脱警報機能 |
| ふらつき警報機能 | － |
| 先行車発進お知らせ機能 | 先行車発進お知らせ機能 |
| ハイビームアシスト | オートハイビーム |
| 標識認識機能 | － |
| 全方位モニター用カメラ | パノラマモニター |
| リヤパーキングセンサー | コーナーセンサー（フロント4個/リヤ2個、接近お知らせ表示付） |
| － | サイドエアバッグ＆カーテンシールドエアバッグ |
両車似たような装備内容となっていますが、最大の違いは以下となるでしょう。
- 「ラパン」には後退時の自動ブレーキ「後退時ブレーキサポート」が搭載されている
- 「ミラ トコット」には「サイドエアバッグ＆カーテンシールドエアバッグ」が全車標準装備されている
後退時の自動ブレーキは、前述の通り、採用していない軽自動車が多く、スズキの強みであるといえます。
一方、もしもの衝突の際にあると安心な「サイドエアバッグ＆カーテンシールドエアバッグ」が全車標準装備されている点で「ミラ トコット」の方が優秀です。「ラパン」については、オプションでも装備できませんので、この装備差は大きいでしょう。
その他装備の比較
その他、快適装備などを比較してみましょう。
■「ラパン」だけにある装備
- 分割可倒式リヤシート（「ミラ トコット」は一体可倒式）
- ナノイー搭載フルオートエアコン
- 6スピーカー ※最上位グレード「X」のみ
■「ミラ トコット」だけにある装備
- スイッチ式バックドアオープナー
- 2.1A充電対応のUSB電源ソケット（2口）
- ヘッドランプ自動消灯システム
他にもあるかもしれませんが、気になった装備は以上です。
リヤシートが分割可倒できる点では「ラパン」の方が便利です。リヤシートにチャイルドシートを設置している場合など、リヤシートを片方だけ倒して使用するシーンは結構ありますからね。
「ミラ トコット」は、軽自動車としては珍しい「スイッチ式バックドアオープナー」が搭載されています。特に便利なのは「2.1A充電対応のUSB電源ソケット」がある点ですね。「ラパン」はUSB電源ソケットが1口しかありませんし、2.1A充電対応ではありませんので充電に時間がかかります。
価格、実燃費の比較
価格を比較してみましょう。両車、フルオートエアコンとなる最上位グレードで比較します。
「ラパン」の最上位グレード「X」に「全方位モニター用カメラパッケージ」、ナビ、ETCなどを装備させると、諸費用込みで約177万円となります。
「ミラ トコット」の最上位グレード「G“SA Ⅲ”」にナビ、ETCなどを装備させると、諸費用込みで約162万円となります。
「ミラ トコット」の方が約15万円安い結果となりました。
「ナノイー搭載フルオートエアコン」や6スピーカー、アルミホイールなどの装備差はあるものの、車両本体価格の差約11万円と「全方位モニター用カメラパッケージ」の5万円により、結構大きな金額差となりましたね。
実燃費は、「ラパン」が22.05km/L、「ミラ トコット」が21.02km/Lとなっており、「ラパン」の方が優秀です。
※実燃費はユーザーが投稿した実燃費を集計したe燃費の値です。季節や使用環境により異なります。
ただし、年間走行距離が1万kmで年3,000円程度しか差はでないため、初期購入費の差を埋めることは難しいでしょう。
比較結果
装備差については、人によってどちらが良いか変わってくるかと思いますが、価格だけをみると「ミラ トコット」の方がお得に感じますね。
「ラパン」のデザインや「ラパン」のみにある装備に、如何に魅力を感じるかがポイントになりそうです。
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ガリバーによると、修復歴車の約4割（39.4％）の車で何らかの故障が発生していたため、修復歴車の販売をやめたようです。そんな修復歴車を販売していないので、故障が発生するリスクが低いともいえますね。
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まとめ
今回は、スズキ「ラパン」のマイナーチェンジ（一部仕様変更）による変更点、ライバル車であるダイハツ「ミラ トコット」との違いを比較しながらご紹介しました。
「ラパン」と「ミラ トコット」は、それぞれ一長一短あり、甲乙つけがたい感じでした。
何れにしても、両車ともに”先進の安全装備が搭載された軽自動車”となっていることは間違いありません。
かわいい軽自動車が欲しい方は、この記事を参考に「ラパン」、「ミラ トコット」を検討してみてください。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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