こんにちは!青空ひつじ(♂)です。
今回は、2018年11月27日に発売されたレクサスのコンパクトSUV「UX」と、トヨタ「C-HR」、トヨタ「ハリアー」の違いを比較しながらご紹介します。
■「UX」、「C-HR」、「ハリアー」を徹底比較、評価
レクサスといえば、トヨタが展開する高級車ブランドです。最も安い車種でCセグメント「CT」が約384万円からとなっており、唯一300万円台から購入できるレクサス車でした。
しかし約397万円から購入できる「UX」は、300万円台から購入できるレクサス車のラインナップに加わり、レクサスで最も小さく最も安いコンパクトSUVとなっています。
そんな「UX」はトヨタ「C-HR」をベースに開発されており、「C-HR」と似ている部分も少なからずあります。また、サイズ的には1クラス上ではありますが、トヨタ「ハリアー」は「UX」と類似した価格帯となっています。
そんな似ている部分がある「UX」、「C-HR」、「ハリアー」を徹底比較、評価(レビュー)いたします。
レクサス UXとは
パワートレイン
パワートレインは、以下の2種類です。
- 2.0L直噴ガソリンエンジン(直列4気筒「M20A-FKS」型エンジン)
- 2.0L直噴ガソリンエンジン+モーターのハイブリッド(直列4気筒「M20A-FXS」型エンジン+「3NM」型モーター+「1MM」型リアモーター※リアはAWDのみ)
2.0L直噴ガソリンエンジン搭載車のトランスミッションは、発進用ギヤを採用した新型無段変速機「Direct Shift-CVT」となっています。
グレード間の装備差
「UX200」及び「UX250h」は、「アダプティブハイビームシステム[AHS]」、「ブラインドスポットモニター[BSM]」、「パーキングサポートブレーキ[PKSB](後方接近車両)」、「パノラミックビューモニター」、「雨滴感知式オートワイパー」、「パワーイージーアクセスシステム」、「ステアリングヒーター」、「運転席・助手席8Way調整式パワーシート」などが装備できません。シートも唯一ファブリックとなっています。
ちなみに「パワーイージーアクセスシステム」とは、エンジンスイッチのオン・オフやシートベルトの脱着により、運転席などが自動スライドしスムーズな乗り降りが可能になる装備です。
上記の各装備がなくても良いなら、最もお手軽に購入できるグレードです。ただ、大衆Cセグメント車でも装備されている「ブラインドスポットモニター」や「パーキングサポートブレーキ」が装備できないというのは、少し微妙な気もします。
「“version C”」は、上記の装備が標準またはオプションで装備されます。シートもファブリックではなく、L texシートになります。
安全装備も全て装備することが可能になり、最もお買い得なグレードです。
「“F SPORT”」のエクステリアは、メッシュタイプのフロントグリル、専用バンパー、18インチランフラットタイヤ&専用アルミホイールなどが装備されます。
インテリアは、パドルシフト付き専用本革ステアリングホイール、専用本革シフトノブ、専用8インチ液晶式メーター、専用アルミ製スポーツペダル、専用L texスポーツシートが装備されます。「ハンズフリーパワーバックドア」も標準装備されます。
「“version L”」は、「アダプティブハイビームシステム[AHS]」、「三眼フルLEDヘッドランプ」、「ハンズフリーパワーバックドア」、さらに本革シートが標準装備されます。
レクサス UX おすすめグレード
おすすめグレードは、比較的お手頃価格で装備も充実している「UX250h“version C”」です。
「UX200“version C”」の方が35万円程度安くなりますが、購入時の減税や維持費の差などで、価格差はなくなるか「UX250h“version C”」の方が安くなる可能性が高いです。
ハイブリッド車はレギュラーですが、ガソリン車はハイオクとなっているため、より維持費に差がでるでしょう。
※1年10,000キロ走行、ガソリン代レギュラー140円・ハイオク160円、10年使用した場合
販売台数状況
「UX」の月間の販売台数は1,200台程度です。
トヨタ C-HRとは
C-HRの歴史
トヨタ「C-HR」は、2016年から販売されているコンパクトSUVです。
TNGAプラットフォームを採用したモデルとしては「プリウス」に続いての2車種目であり、現在のモデルでまだ1代目と若いクルマです。
2018年5月7日に一部改良が行われ、1.2Lターボ車にも2WDが追加設定され、「G」や「G-T」グレードに「Bi-Beam LEDヘッドランプ」などのLED装備が標準装備されました。
2019年10月18日にマイナーチェンジにより、デザインの変更、安全性能の強化、「ディスプレイオーディオ」の全車標準装備などが行われています。詳細は以下の記事にまとめています。
パワートレイン
パワートレインは、以下の2種類です。
- 1.2Lガソリンターボエンジン(直列4気筒1.2Lターボ「8NR-FTS」型エンジン)
- 1.8Lハイブリッド(直列4気筒1.8L「2ZR-FXE」型エンジン+「1NM」型モーター)
2018年6月から発売された「カローラスポーツ」と同じエンジンラインナップとなっています。
C-HR おすすめグレード
「C-HR」のおすすめグレードは、安全装備を全て装備できる「G-T」または「G」がおすすめです。
1.2Lターボ車かハイブリッド車のどちらが良いかということについては、”安くしたい”ということであれば、間違いなくハイブリッド車を選択した方が良いです。初期費用が30万円程高くても、購入時の減税や燃費性能を考えるとハイブリッド車を選択した方が安くなる可能性が高いからです。
※1年10,000キロ走行、ガソリン代140円、10年使用した場合
もちろん売れ筋は、圧倒的にハイブリッド車の方が人気です。
C-HR 販売台数状況
「C-HR」の月間の販売台数は5,300台程度です。
トヨタ ハリアーとは
ハリアーの歴史
トヨタ「ハリアー」は、1997年から販売されている高級SUVです。
2003年に発売された2代目は、海外ではレクサス「RX」として販売されていました。
2013年にて現行モデルでもある3代目となり、レクサス「RX」とは分離し、日本国内専売車種となりました。
初代「ハリアー」はトヨタ「カムリ」のプラットフォームをベースとしていましたが、3代目「ハリアー」よりトヨタ「カローラ」やトヨタ「プリウス」でも使用されていたMCプラットフォームが採用されています。
2017年のマイナーチェンジにより、2.0L直噴ガソリンターボエンジン搭載車が追加されています。
パワートレイン
パワートレインは、以下の3種類です。
- 2.0Lガソリンエンジン(直列4気筒「3ZR-FAE」型エンジン)
- 2.0L直噴ガソリンターボエンジン(直列4気筒「8AR-FTS」型エンジン)
- 2.5Lエンジン+モーターのハイブリッド(直列4気筒「2AR-FXE」型エンジン+「2JM」型モーター+「2FM」型リアモーター)
2.0L直噴ガソリンターボエンジン搭載車のトランスミッションは、CVTではなくスーパーインテリジェント6速AT(6 Super ECT)となっています。
グレード間の装備差
ガソリン車、ターボ車、ハイブリッド車のいずれも最廉価グレード「ELEGANCE」、中間グレード「PREMIUM」、上位グレード「PROGRESS」の3構成となっています。
さらに最廉価グレード「ELEGANCE」以外には、「“Metal and Leather Package”」というグレードがそれぞれ設定されています。
「“Metal and Leather Package”」は、本革シートや快適温熱シート、運転席などが自動スライドしスムーズな乗り降りが可能な「運転席オートスライドアウェイ」、内装の追加加飾などが標準装備されます。これらの豪華装備により、基本グレード(「PREMIUM」など)より35万円程度高くなっています。
また、GRスポーツ専用装備や専用チューニングされた「“GR SPORT”」が、ガソリン車とターボ車の最廉価グレード「ELEGANCE」にそれぞれ設定されています。
上記のほか、質感を向上させる装備が追加された特別仕様車が設定されています。
中間グレード「PREMIUM」と上位グレード「PROGRESS」との価格差が約50万円もあるという、特徴的な価格設定ですね。
最廉価グレード「ELEGANCE」は、「アダプティブハイビームシステム[AHS]」や「パノラミックビューモニター」、ハイビームやコーナリングランプなど各種LEDライト、「自動防眩インナーミラー」、「パワーバックドア」、「ナノイー」などが装備できません。
しかし、最廉価グレードとしては比較的装備が充実している方だと思います。
中間グレード「PREMIUM」は、上記の「パノラミックビューモニター」を除き、全て標準装備されます。
上位グレード「PROGRESS」は、「パノラミックビューモニター」の他、「T-Connect SDナビゲーションシステム」と11スピーカーのプレミアムサウンドシステムが標準装備されます。中間グレードとの約50万円の価格差は、ナビゲーションシステムとプレミアムサウンドシステムによるものが大半となっています。
また、ターボ車は唯一パフォーマンスダンパーが装備されます。
ハリアー おすすめグレード
「ハリアー」のおすすめグレードは、2.0Lガソリン車(2WD)の「ELEGANCE」です。人気売れ筋グレードも同グレードとなっています。
上記でも記述した様に、「ELEGANCE」は最廉価グレードでありながら比較的装備が充実しているため、最もお手軽に「ハリアー」を所有できるメリットがあります。
悩ましいのが「ガソリン」なのか「ターボ」なのか「ハイブリッド」なのかという点ですね。
ガソリン車とハイブリッド車の価格差が82万円程度あり、実燃費(e燃費)もガソリン車が11.61km/Lなのに対して、ハイブリッド車が14.49km/Lとそこまでの差はありません。購入時の税金や維持費を考慮してもハイブリッド車の方が安くなる可能性は低いです。
※1年10,000キロ走行、ガソリン代140円、10年使用した場合
走りが最も良いのは、間違いなく2.0Lターボ車です。実燃費(e燃費)は11.09km/Lとガソリン車とほぼ同じですが、唯一ハイオク仕様になっているため、維持費は最も高くなります。
ハリアー 販売台数状況
「ハリアー」の月間の販売台数は3,500台程度です。
UX、C-HR、ハリアーの比較
ボディサイズの比較
ボディサイズについて、比較していきます。
・UX
全長(mm):4,495
全幅(mm):1,840
全高(mm):1,540
ホイールベース(mm):2,640
車両重量(kg):1,580~1,915
最小回転半径(m):5.2
最低地上高(mm):160
・C-HR
全長(mm):4,385(“GR SPORT”は4,390)
全幅(mm):1,795
全高(mm):1,550(4WDは1,565)
ホイールベース(mm):2,640
車両重量(kg):1,390~1,470
最小回転半径(m):5.2
最低地上高(mm):140(4WDは155)
・ハリアー
全長(mm):4,725
全幅(mm):1,835
全高(mm):1,690
ホイールベース(mm):2,660
車両重量(kg):1,580~1,810
最小回転半径(m):5.3~5.7
最低地上高(mm):160~190
当然ですが、1クラス上のトヨタ「ハリアー」が全体的に大きくなっています。
レクサス「UX」はトヨタ「C-HR」をベースにしていますが、全高を除く全ての数値が「C-HR」より大きくなっています。
そしてSUVで重要な最低地上高ですが、「ハリアー」のガソリン車が最も高く190mmとなっています。次いで高いのも「ハリアー」のハイブリッド車で175mm、「ハリアー」のターボ車と「UX」は同じ160mm、「C-HR」は最低地上高が最大でも155mmと低くなっています。
燃費性能の比較
燃費性能は、JC08モード、WLTCモード、ユーザーが投稿した実燃費を集計したe燃費の値にて比較します。
※実燃費は季節や使用環境により異なります。
※補足:WLTCモードとは
JC08モードはエンジンが温まった状態からの測定結果を75%、エンジンが冷えた状態からの測定結果を25%の比率で燃費を算出していました。WLTCモードでは、エンジンが冷えた状態からの測定結果のみを使用し、乗員や積載物の重量も考慮されることになり、これまでのJC08モードよりも実燃費値に近い条件となります。
- WLTCモード:市街地、郊外、高速道路の平均的な使用時間配分で構成した国際的な走行モード
- 市街地モード(WLTC-L):信号や渋滞等の影響を受ける比較的低速な走行を想定
- 郊外モード(WLTC-M):信号や渋滞等の影響をあまり受けない走行を想定
- 高速道路モード(WLTC-H):高速道路等での走行を想定
・UX
・2.0Lハイブリッド(「UX250h」他)※2WD
→27.0km/L(JC08モード)
→22.8km/L(WLTCモード)
→19.27km/L(e燃費)
・C-HR
・1.8Lハイブリッド(「G」、「S」)
→30.4km/L(JC08モード)
→25.8km/L(WLTCモード)
→21.65km/L(e燃費より)
・ハリアー
・2.5Lハイブリッド(「ELEGANCE」他)
→21.4km/L(JC08モード)
→14.49km/L(e燃費より)
燃費性能を比較すると、「C-HR」が最も優秀です。次いで「UX」が優秀でしょう。
「UX」には「先読みエコドライブ」という機能が装備されており、ナビが減速・停止する位置を学習し効率的にエネルギーを回生するように制御してくれます。さらに、長い下り坂を見つけた場合、下り坂走行中の充電量を増加させ燃費の向上に貢献してくれたり、渋滞に入る前に積極的にハイブリッドバッテリーを充電してくれてりと、かなりハイテクな燃費向上システムが装備されています。
最も排気量が大きく、ハイブリッド車に4WDの設定しかない「ハリアー」は燃費性能では不利ですね。
各ガソリン車で比較すると、以下のようになります。
・UX
・2.0Lガソリン(「UX200」他)
→17.2km/L(JC08モード)
→16.4km/L(WLTCモード)
→13.38km/L(e燃費)
・C-HR
・1.2Lターボ(「G-T」、「S-T」)※2WD、CVT
→16.4km/L(JC08モード)
→12.42km/L(e燃費より)
・ハリアー
・2.0Lガソリン(「ELEGANCE」他)
→16.0km/L(JC08モード)
→11.61km/L(e燃費より)
ガソリン車の燃費性能を比較すると、「UX」が比較的優秀です。
しかし各車の差はあまりなく、実燃費だと各車12.0km/L前後となりそうです。
エンジン性能の比較
エンジン性能について、比較していきます。
その前に「出力」と「トルク」の違いについて、簡単に説明します。
- 出力:クルマの速さ
- トルク:クルマの加速力
簡単に書くと、「最高出力」の値が高い車は速く走れる車で、「最大トルク」の値が高い車は加速が速い車ということですね。ただ、エンジンやモーターの特性、空力性能や車両重量などにより加速性能は全く異なりますので、単に”トルクの値が大きいから加速が速い”というわけではありません。
・UX
・2.0Lハイブリッド(「UX250h」他)
エンジン
→最高出力 107kW〈146PS〉/6,000rpm
→最大トルク 188N・m〈19.2kgf・m〉/4,400rpm
モーター(フロント)
→最高出力 80kW〈109PS〉
→最大トルク 202N・m〈20.6kgf・m〉
モーター(リア)
→最高出力 5kW〈7PS〉
→最大トルク 55N・m〈5.6kgf・m〉
→システム最高出力 135kW〈184PS〉
・2.0Lガソリン(「UX200」他)
→最高出力 128kW〈174PS〉/6,600rpm
→最大トルク 209N・m〈21.3kgf・m〉/4,000~5,200rpm
・C-HR
・1.8Lハイブリッド(「G」、「S」他)
エンジン
→最高出力 72kW〈98PS〉/5,200rpm
→最大トルク 142N・m〈14.5kgf・m〉/3,600rpm
モーター
→最高出力 53kW〈72PS〉
→最大トルク 163N・m〈16.6kgf・m〉
→システム最高出力 90kW〈122PS〉
・1.2Lターボ(「G-T」、「S-T」他)
→最高出力 85kW〈116PS〉/5,200~5,600rpm
→最大トルク 185N・m〈18.9kgf・m〉/1,500~4,000rpm
・ハリアー
・2.5Lハイブリッド(「ELEGANCE」他)
エンジン
→最高出力 112kW〈152PS〉/5,700rpm
→最大トルク 206N・m〈21.0kgf・m〉/4,400~4,800rpm
モーター(フロント)
→最高出力 105kW〈143PS〉
→最大トルク 270N・m〈27.5kgf・m〉
モーター(リア)
→最高出力 50kW〈68PS〉
→最大トルク 139N・m〈14.2kgf・m〉
→システム最高出力 145kW〈197PS〉
・2.0Lターボ(「ELEGANCE」他)
→最高出力 170kW〈231PS〉/5,200~5,600rpm
→最大トルク 350N・m〈35.7kgf・m〉/1,650~4,000rpm
・2.0Lガソリン(「ELEGANCE」他)
→最高出力 111kW〈151PS〉/6,100rpm
→最大トルク 193N・m〈19.7kgf・m〉/3,800rpm
「エンジン性能」を比較すると、圧倒的に「ハリアー」の2.0Lターボ車が優秀ですね。
ハイブリッド車のみで比較しても、「ハリアー」の2.5Lハイブリッド車が最も優秀です。フロントモーターはもちろんですが、リアモーターもかなりパワフルです。
ガソリン車のみで比較すると、同じ2.0Lでも直噴となっている「UX200」が優秀です。トランスミッションは発進用ギヤがある「Direct Shift-CVT」というのも魅力ですね。
何れにしても、エンジン性能は「C-HR」が最も劣るでしょう。
居住性(後部座席、ラゲッジスペース)の比較
居住性について、比較していきます。
レクサス「UX」の室内長は1,830mm
トヨタ「C-HR」の室内長は1,800mm
トヨタ「ハリアー」の室内長は1,965mm
上記の数値のとおり、「ハリアー」が最も広いでしょう。
室内高で比較すると、「UX」が1,170mm、「C-HR」が1,210mm、「ハリアー」が1,220mmとなっていますので、僅差ですが「ハリアー」が最も頭上スペースに余裕があります。
■ラゲッジスペース
ラゲッジスペースについて、比較します。
ラゲッジスペースで比較すると、「UX」は数値不明、「C-HR」が318ℓ、「ハリアー」が599ℓとなっています。「UX」は不明ですが、間違いなく「ハリアー」が最も広いですね。
居住性(後部座席、ラゲッジスペース)は、ボディサイズが1クラス上の「ハリアー」に軍配が上がりますね。
居住性とは関係ありませんが、「UX」や「ハリアー」には、エンジンスイッチのオン・オフやシートベルトの脱着により、運転席などが自動スライドしスムーズな乗り降りが可能になる装備(UXは「パワーイージーアクセスシステム」、ハリアーは「運転席オートスライドアウェイ」)が設定されています。
さらに、「UX」にはリヤバンパーの下に足を出し入れすることでバックドアの自動開閉が可能な「ハンズフリーパワーバックドア」が装備、「ハリアー」にはスイッチひとつでバックドアをオート全開・全閉・一時停止できる「パワーバックドア」が装備されています。
また、「UX」にはナビ操作やオーディオ操作を肘置き付近のタッチパッドとスイッチで行える装備が設定されています。
安全性能の比較
安全性能について、比較していきます。
下表に各車の安全装備を整理しています。同機能の装備を同行に示しています。
UX | C-HR | ハリアー |
アダプティブハイビームシステム | - | アダプティブハイビームシステム |
LEDコーナリングランプ | - | LEDコーナリングランプ |
オートマチックハイビーム | オートマチックハイビーム | オートマチックハイビーム |
レーントレーシングアシスト | レーンディパーチャーアラート | レーンディパーチャーアラート |
プリクラッシュセーフティ(歩行者[昼夜]・自転車運転者[昼]検知機能付) | プリクラッシュセーフティ(歩行者[昼]検知機能付) | プリクラッシュセーフティ(歩行者[昼]検知機能付) |
ドライブスタートコントロール | ドライブスタートコントロール | ドライブスタートコントロール |
パーキングサポートブレーキ(静止物+後方接近車両) | リヤクロストラフィックオートブレーキ、インテリジェントクリアランスソナー | インテリジェントクリアランスソナー(パーキングサポートブレーキ) |
ブラインドスポットモニター | ブラインドスポットモニター | - |
ロードサインアシスト | - | - |
レーダークルーズコントロール(全車速追従機能付) | レーダークルーズコントロール(全車速追従機能付) | レーダークルーズコントロール(全車速追従機能付) |
自動防眩インナーミラー | 自動防眩インナーミラー | 自動防眩インナーミラー |
先行車発進告知機能 | - | - |
パノラミックビューモニター | パノラミックビューモニター | パノラミックビューモニター |
まず自動ブレーキ(衝突被害軽減ブレーキ)で比較すると、レクサス「UX」だけ自転車や夜の歩行者も検知可能なため優秀です。
さらに「レーンディパーチャーアラート」より先進的な車線維持支援機能「レーントレーシングアシスト」も装備されており、総合的に「UX」が最も安全性能は高いでしょう。
「C-HR」は、新型「RAV4」や「カローラ」などなどに搭載されている歩行者[昼夜]・自転車運転者[昼]検知機能付の「プリクラッシュセーフティ」、「レーントレーシングアシスト」、「アダプティブハイビームシステム」が装備されれば、「UX」の性能に近づきます。
「ハリアー」は、後側方エリアに存在する車両を検知する「ブラインドスポットモニター」が装備されていない点が痛いですね。「カローラ」や「C-HR」など、Cセグメントクラス以上の車には装備されていて当たり前になりつつある装備なので、是非今後の一部改良で装備してほしいものです。
その他は「C-HR」と同様で、歩行者[昼夜]・自転車運転者[昼]検知機能付の「プリクラッシュセーフティ」、「レーントレーシングアシスト」が装備されれば、「UX」の性能に近づきます。
価格の比較
価格について、比較します。
UXのおすすめグレード&価格
「UX」のおすすめグレードは、ハイブリッド車なら「UX250h“version C”」(2WD/5人乗り)で約457万円、ガソリン車なら「UX200“version C”」(2WD/5人乗り)で約422万円です。
メーカーオプションの「パーキングサポートブレーキ」や「パノラミックビューモニター」など約18.7万円を足すと、「UX250h“version C”」は約476万円、「UX200“version C”」は約441万円となります。
※上記の価格は税金などの諸費用を足していません。諸費用を足すと+15~25万円程度の価格になります。
C-HRのおすすめグレード&価格
「C-HR」のおすすめグレードは、ハイブリッド車なら「G」(2WD/5人乗り)で約300万円、ガソリン車なら「G-T」(2WD/5人乗り)で約267万円です。
メーカーオプションのリヤクロストラフィックオートブレーキやパノラミックビューモニターなどの安全装備、ディーラーオプションのナビキット、ETC代等を約20万円足すと、「G」は約320万円、「G-T」は約287万円となります。
※上記の価格は税金などの諸費用を足していません。諸費用を足すと+15~25万円程度の価格になります。
ハリアーのおすすめグレード&価格
「ハリアー」のおすすめグレードは、ハイブリッド車なら「ELEGANCE」(2WD/5人乗り)で約384万円、ガソリン車なら「ELEGANCE」(2WD/5人乗り)で約300万円です。
メーカーオプションの「インテリジェントクリアランスソナー」、ディーラーオプションのナビやETC代等を約20万円足すと、ハイブリッド車の「ELEGANCE」は約405万円、ガソリン車の「ELEGANCE」は約320万円となります。
※上記の価格は税金などの諸費用を足していません。諸費用を足すと+15~25万円程度の価格になります。
価格比較 結果
上記の価格は税金などの諸費用を足していませんが、値引き額で概ね相殺されるでしょう。ハイブリッド車は諸費用が減税となりますので、ガソリン車よりもお得になります。
上記金額を比較すると、最も安く購入できるのは「C-HR」の1.2ターボ車ですが、次いで安いのが「C-HR」のハイブリッド車と「ハリアー」のガソリン車という結果になりました。「C-HR」のハイブリッド車と「ハリアー」が同じ価格という結果になったのは意外でした。
購入時の税金と維持費を考慮すれば「C-HR」のハイブリッド車が最も安くなるのは間違いありません。
最も高いレクサス「UX」とハイブリッド車の「ハリアー」を比較すると、約40万円~約70万円ほど「UX」の方が高いという結果でした。燃費性能は「UX」のハイブリッド車の方が優秀なので、差は縮まるものかと思います。
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■中古車のメリット、デメリット
“新車同様の中古車”を買う場合のメリットは何といってもその「安さ」が魅力ですが、デメリットは「自分の付けたいオプションが選べない」という点でしょう。
ただし、上記はメーカーオプションの場合のみで、ディーラーオプションの場合は後付けも可能です。
そのため、中古車を選ぶ際は車のカラー及びメーカーオプションを妥協しないようにしましょう。
■中古車を買うなら中古車販売台数トップクラスのガリバーがおすすめ!
中古車を買うなら、中古車販売台数トップクラスのガリバーがおすすめです。
中古車業界の最大手で、知名度も高く、信頼性が高いため安心です。
さらに、ガリバーは以下のメリットもあります。
- 修復歴車(事故車、事故歴ありの車)を販売していない
- 納車後、100日以内であれば返品可能
- ディーラーより長い10年保証(走行距離無制限、ハイブリッドカーのバッテリーなども保証)
ガリバーによると、修復歴車の約4割(39.4%)の車で何らかの故障が発生していたため、修復歴車の販売をやめたようです。そんな修復歴車を販売していないので、故障が発生するリスクが低いともいえますね。
特に驚きなのが、100日以内であれば返品可能というところではないでしょうか。これなら、仮に購入した車に問題があった場合や、急に車の使用シーンが大きく変わっても安心ですよね。
その他、ディーラーよりも長い10年保証というのも心強いです。ハイブリッドカーのバッテリーなども保証対象なのでさらに安心です。走行距離が何kmでも保証対象です。
■中古車は早いもの勝ち!非公開在庫もある!
中古車は基本的に1台限りのものですので、良い車も早く問い合せしないと売れてしまう可能性があります。
また、ガリバーでは毎日約500台の車を買取しており、まだネット上で公開されていない車(非公開在庫)もたくさんあります。
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まとめ
今回は、レクサス「UX」、トヨタ「C-HR」、トヨタ「ハリアー」の違いを比較しながらご紹介しました。
3車の中では「UX」が最も高価ですが、質感や装備は最も豪華で、最もお手軽に”レクサスのSUV”を所有できるというメリットは大きいでしょう。
個人的には、「C-HR」と高級SUV「ハリアー」が同じ価格で購入できるということが、最も印象的でした。それなら「ハリアー」を買おうかなと思った方もいらっしゃるかもしれませんね。
ただ、取り回しの良さ、維持費の安さを重視すれば、間違いなく「C-HR」が最も良いでしょう。
何れにしても、車を購入する優先順位やこだわりによって、どの車が良いかは変わってくると思います。
あなたが最も欲しいと思った車を購入する様にしてください。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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