こんにちは!青空ひつじ(♂)です。
今回は、2020年2月10日に発売された新型トヨタ「ヤリス(ヴィッツ)」のフルモデルチェンジによる変更点をまとめてみました。
車名が従来の「ヴィッツ」から「ヤリス」に変更された以外に、どう変わり、どれだけ進化したのか!?
「ヴィッツ」との違い、「新型ヤリス」の良い点・欠点、「新型ヤリス」は”買い”だと感じた理由をご紹介します。
トヨタ「ヤリス(ヴィッツ)」フルモデルチェンジによる変更点
【ヴィッツとの違い】新型「ヤリス」と「ヴィッツ」のエクステリアを比較!
新型「ヤリス」は「ヴィッツ」より、ヘッドライトがよりシャープになり、フロントグリルが強調されています。
リヤは、水平基調のリヤコンビネーションランプに、バンパー部が強調されています。
ボディサイズは、全長3,940mm、全幅1,695mm、全高1,500mm、ホイールベース2,550mmとなっており、「ヴィッツ」と比較すると全長-5mm、ホイールベース+40mmとなっています。
【ヴィッツとの違い】フルモデルチェンジによる変更点
2020年2月20日に発売されるトヨタ「ヤリス(ヴィッツ)」のフルモデルチェンジによる変更点は、以下のとおりです。
■車名
- 従来の「ヴィッツ」から「ヤリス」に変更
■プラットフォーム
- コンパクトカー向けTNGAプラットフォーム(GA-B)を初採用
- 従来型に比べ車両重量を50kg軽量化、ねじり剛性を30%以上強化、重心高を15mm下げ、優れた操縦安定性と上質な乗り心地を両立
■エンジン、トランスミッション、サスペンション
- 新開発の「直列3気筒1.5Lダイナミックフォースエンジン」を初採用
- 新世代1.5Lハイブリッドシステムをトヨタ初採用
- ハイブリッド車のEV走行可能車速を70km/hから130km/hへ拡大
- ハイブリッド車のシステム最高出力は従来の73kW(100PS)から85kW(116PS)に上昇
- 「直列3気筒1.0Lエンジン」は高タンブル流や高排気再循環率、フリクション低減などを改良
- トランスミッションは、新1.5Lエンジンに適応した発進用ギヤ付きのDirect Shift-CVT及び6速MT、1.0Lエンジン用に新開発したSuper CVT-iを採用
- トヨタのコンパクトカーとして初めてE-Four(電気式4WDシステム)を設定
- パワートレインは、1.5Lガソリン車(Direct Shift-CVT)、1.5Lガソリン車(6速MT)、1.5Lハイブリッド車、1.0Lガソリン車の計4種類
※1.3Lガソリン車の廃止
※1.5Lガソリン車(6速MT)は2WDのみ - サスペンションは、フロントがマクファーソンストラット式、リヤはトーションビーム式、4WDまたはE-Fourのリヤは2リンク・ダブルウィッシュボーン式を採用
■燃費性能
- ハイブリッド車の燃費性能はクラス世界トップレベルとなる36km/L、最上位グレードでも35.4km/L
※上記は共にWLTCモードによる数値
■エクステリア
- ボディカラーは新色「コーラルクリスタルシャイン」、「アイスピンクメタリック」を含む全12色を設定、ブラックまたはホワイトのルーフ色と組み合わせたツートーンカラーを全6色設定
■インテリア
- ステアリングホイールを従来より小径化
- フードレス双眼デジタルTFTメーターをトヨタ初採用
- インパネにソフトパッドを採用するなど、1クラス上の質感を再現
- 最上位グレード「Z」は、合成皮革×ファブリックシートをオプション設定可
- ヘッドアップディスプレイ(HUD)の採用
■安全性能
- 歩行者検知(昼間・夜間)および自転車運転者検知(昼間)可能な「プリクラッシュセーフティ」に右折時の対向直進車や右左折後の横断歩行者も検知機能をトヨタ初採用
- さらに、低速時の事故予防をサポートする「低速時加速抑制」機能をトヨタ初採用
- 上記の他、「レーントレーシングアシスト[LTA]、「レーダークルーズコントロール」、ブラインドスポットモニター[BSM]、リヤクロストラフィックオートブレーキ[パーキングサポートブレーキ(後方接近車両)]、「ロードサインアシスト[RSA]」、「パノラミックビューモニター」を新たに採用
- SRSカーテンシールドエアバッグは全車標準装備
- SRSエアバッグのセンサーが衝突を検知して作動したとき、自動的にブレーキと制動灯を制御する「セカンダリーコリジョンブレーキ」を採用
- 最新鋭の高度駐車支援システム「Advanced Park」をトヨタ初採用
事前に駐車位置を登録すると、白線のない駐車場でも使用が可能(世界初設定)
■快適装備
- ドライビングポジションをマニュアル操作で復帰できる「イージーリターンシート」をトヨタ初採用
- 運転席および助手席のシートが回転&チルトする「ターンチルトシート」をトヨタ初採用
- アクセサリーコンセント(1,500W)をハイブリッド車にオプション設定
- コネクティッドサービスやスマートフォン連携が可能なディスプレイオーディオ、DCMを全車標準装備
■グレード
- グレード構成は廉価グレードから「X」、「G」、「Z」の3種、1.0Lガソリン車は「X“B package”」、「X」、「G」の3種
■その他
- 月販目標台数は7,800台
- 販売店は全国のネッツ店
上記のとおり、従来の「ヴィッツ」から、かなり大規模進化を遂げています!
見て分かるとおり、トヨタ初採用の装備が多いことが特徴的です。
月販目標台数は7,800台ということですが、筆者的には1万台を超えるものと考えており、普通車1位になることは当然として軽スーパーハイトワゴンに迫る勢いで売れると予想しています。
そんな新型「ヤリス」の何がすごいのかは以下にまとめています。
【新型「ヤリス」の良い点1】加速性能と燃費性能が大幅進化!
新型「ヤリス」のガソリン車は走りと燃費を両立!
まず楽しみなのは、新開発の「直列3気筒1.5Lダイナミックフォースエンジン」と発進用ギヤ付きDirect Shift-CVTの組合せた1.5Lガソリン車でしょう。
ダイナミックフォースエンジンとDirect Shift-CVTの組合せといえば、トヨタ「RAV4」の2.0Lガソリン車で採用されたものと同じですね。
Direct Shift-CVTは「RAV4」の試乗で体感しましたが、CVTにありがちな発進時や加速時のもっさり感はなく、レスポンスの良い加速感があります。
「ヴィッツ」とスペックを比較してみましょう。
・新型ヤリス
・1.5Lガソリン
→最高出力 88kW〈120PS〉/6,600rpm
→最大トルク 145N・m〈14.8kgf・m〉/4,800~5,200rpm
・ヴィッツ
・1.3Lガソリン
→最高出力 73kW〈99PS〉/6,000rpm
→最大トルク 121N・m〈12.3kgf・m〉/4,400rpm
「ヴィッツ」と同程度の車両重量でありながら、上記のとおりスペック的にも上昇しているため、なかなか面白い走りをしてくれることは間違いありません!
新型「ヤリス」は「ヴィッツ」と同じ1.0Lガソリン車は残しているものの、1.3Lガソリン車を廃止しており、”走り”に重きを置いているのが感じられます。
気になる燃費性能は以下のとおりです。
・新型ヤリス
・1.0Lガソリン
→20.2km/L(WLTCモード)
・1.5Lガソリン ※2WD
→21.6km/L(WLTCモード)
・ヴィッツ
・1.0Lガソリン
→24.0km/L(JC08モード)
・1.3Lガソリン
→25.0km/L(JC08モード)
JC08モードとWLTCモードと計測方法が異なるため単純比較はできませんが、「ヴィッツ」の1.3Lガソリン車の実燃費が15.86km/L、新型「ヤリス」の実燃費はおそらく16.0~17.0km/L前後になると思われるため、燃費性能は向上していると思われます。
※実燃費は季節や使用環境により異なります。
排気量が大きくなっているにも関わらず燃費性能が向上している点は素晴らしいですね。
ただ1点気になるのは、新型「ヤリス」のガソリン車にアイドリングストップ装置が搭載されていないことです。アイドリングストップ装置がないにも関わらず燃費性能が優秀なことにも驚きですが、今どきアイドリングストップ装置が搭載されていないのは珍しい設定といえます。
新型「ヤリス」のハイブリッド車の実燃費は30km/L以上!
新型「ヤリス」のハイブリッド車は、新世代1.5Lハイブリッドシステムの搭載により、モーター出力やシステム出力が向上しています。
さらにEV走行可能車速を70km/hから130km/hへ拡大されたことにより、”走り”もそうですが燃費性能が大幅進化を遂げています。
「ヴィッツ」とスペックを比較してみましょう。
・新型ヤリス
・1.5Lハイブリッド
エンジン
→最高出力 67kW〈91PS〉/5,500rpm
→最大トルク 120N・m〈12.2kgf・m〉/3,800~4,800rpm
モーター
→最高出力 59kW〈80PS〉
→最大トルク 141N・m〈14.4kgf・m〉
リアモーター
→最高出力 3.9kW〈5.3PS〉
→最大トルク 52N・m〈5.3kgf・m〉
→システム最高出力 85kW〈116PS〉
・ヴィッツ
・1.5Lハイブリッド
エンジン
→最高出力 54kW〈74PS〉/4,800rpm
→最大トルク 111N・m〈11.3kgf・m〉/3,600~4,400rpm
モーター
→最高出力 45kW〈61PS〉
→最大トルク 169N・m〈17.2kgf・m〉
→システム最高出力 73kW〈100PS〉
上記のとおり、モーターの最大トルクは「ヴィッツ」の方が上ですが、システム最高出力は12kW〈16PS〉上昇しています。
なんとフロントモーターの出力は「カローラ」に搭載されている1.8Lハイブリッドの出力よりも上なんです!
システム最高出力や最大トルクは劣っているものの、その分車両重量は300kg以上軽いため、なかなか面白い走りをしてくれることは間違いありません!
※「カローラ」:フロントモーターの最高出力 53kW〈72.0PS〉、最大トルク 163N・m〈16.6kgf・m〉、システム最高出力 90kW〈122PS〉
気になる燃費性能は以下のとおりです。
・新型ヤリス
・1.5Lハイブリッド ※2WD
→36.0km/L(WLTCモード)
・ヴィッツ
・1.5Lハイブリッド
→34.4km/L(JC08モード)
JC08モードとWLTCモードと計測方法が異なるため単純比較はできませんが、「ヴィッツ」の実燃費が25.34km/L、新型「ヤリス」の実燃費はおそらく30km/L以上になると思われるため、燃費性能は大幅に向上しているといえます。
※実燃費は季節や使用環境により異なります。
クラストップレベルの燃費性能ということですが、従来のハイブリッド車の燃費性能を考えれば、もはや異次元の燃費性能です!
これが新型「ヤリス」の最大の魅力の1つであるといえます。
【新型「ヤリス」の良い点2】安全性能は一部「カローラ」超え!
「カローラ」や「RAV4」にはないトヨタ初採用となる機能が搭載
個人的に最も驚いたのは、安全性能の大幅進化です。
「カローラ」や「RAV4」に搭載されている各機能が搭載されているだけでなく、「カローラ」や「RAV4」にはないトヨタ初採用となる機能が搭載されています。
- 歩行者検知(昼間・夜間)および自転車運転者検知(昼間)可能な「プリクラッシュセーフティ」に右折時の対向直進車や右左折後の横断歩行者も検知機能をトヨタ初採用
- さらに、低速時の事故予防をサポートする「低速時加速抑制」機能をトヨタ初採用
- 最新鋭の高度駐車支援システム「Advanced Park」をトヨタ初採用
事前に駐車位置を登録すると、白線のない駐車場でも使用が可能(世界初設定)
自動ブレーキの性能は左右折時の安全性能が強化され、「低速時加速抑制」機能により誤発進の安全性能がさらに強化されています。
また、最新鋭の高度駐車支援システム「Advanced Park」により、ハンドルだけでなく、アクセルやブレーキも自動制御し、駐車に必要な操作を支援してくれます。シフト操作は必要ですが万一の場合は警報とブレーキ制御で接触回避も支援してくれます。
事前に駐車位置を登録しておけば、白線のない駐車場でも使用が可能など、使用範囲が広がっています。
駐車支援システムは慣れている人からすれば不要な機能かもしれませんが、苦手な人には嬉しい装備ですよね。
その他、SRSカーテンシールドエアバッグが全車標準装備された点も安心です。
上記により、安全性能はコンパクトカーの中でトップクラスになったことになります。
「ヴィッツ」はこれまで安全性能が低めでしたが、一気にトップクラスのマツダ「MAZDA2(マツダ2)」と並ぶ安全性能を有したことになります。
新型「ヤリス」と「MAZDA2(マツダ2)」の安全性能を比較
新型「ヤリス」と「MAZDA2(マツダ2)」の安全性能を比較すると、両車一長一短あります。
「MAZDA2(マツダ2)」は、全車速追従機能付の「マツダ・レーダー・クルーズ・コントロール」、「オートマチックハイビーム」より先進的な「アダプティブ・LED・ヘッドライト」が搭載されていることで新型「ヤリス」より優秀です。
新型「ヤリス」は、60km/h以下でも作動する「レーントレーシングアシスト」、自動ブレーキも作動する「リヤクロストラフィックオートブレーキ」、先進的な自動ブレーキ、駐車支援システムが搭載されていることで「MAZDA2(マツダ2)」より優秀です。
【新型「ヤリス」の良い点3】先進的な快適装備が満載!
トヨタ初採用「イージーリターンシート」、「ターンチルトシート」
快適装備もトヨタ初採用となる装備「イージーリターンシート」、「ターンチルトシート」が設定されています。
ディスプレイオーディオとDCMが全車標準装備されたことによるメリット
さらに、コネクティッドサービスやスマートフォン連携が可能なディスプレイオーディオ、DCMが全車標準装備されたことにより、以下のメリットがあります。
- スマートフォンと連携し、ナビアプリや音声操作が可能な「SmartDeviceLink」が使用可能
- ディスプレイオーディオは標準装備のため、トヨタのナビゲーションエンジンを搭載した「TCスマホナビ」、「LINEカーナビ」を使うなら、追加のナビ代が不要
- 上記ナビが不満でも、オプション約3.3万円で「Apple CarPlay」、「Android Auto」が使用可能なため、Googleマップを使用できる
- 従来のナビ機能を使用したい場合でも、6.6万円~11万円で使用可能
- CD・DVDデッキを、約4.1万円でオプション設定可能
- ボタン、またはエアバッグが作動すると自動的に専門オペレーターが警察や消防に取り次ぎ、迅速な緊急車両の手配を行う
- 車の状態をスマホから確認でき、ドアロックの締め忘れ等を確認でき、ドアロックやエンジン始動が可能
- 走行中でもステアリングの音声認識スイッチより、24時間365日オペレーターに接続、ナビの目的地設定や車の状態確認等が可能(※オプション「オペレーターサービス」)
- 盗難時など車両の位置追跡や警備員の派遣が可能(※オプション「マイカーサーチPlus」)
※車両の追跡や警備員の派遣を依頼する場合は、警察に被害届の提出が必要、また警備員は車両追跡のみで車両の確保は不可
標準サービスは購入後5年間は無料で、6年目以降は3,300円/年(税抜)が必要です。2,200円/年(税抜)の「マイカーサーチPlus」を追加すれば車両追跡や緊急車両の手配などもできるので、保険として利用できます。
ディスプレイオーディオやコネクティッドサービスなどの内容は「カローラ」と同じです。
ラゲッジスペースはフルフラットになる!
個人的に驚いたのは、「ヴィッツ」ではリヤシートを倒した際に段差ができることがネックでしたが、新型「ヤリス」はフルフラットになります。この点でホンダ「フィット」との差はなくなったといえます。
【新型「ヤリス」の良い点4】車両本体価格が安い
そして何といっても車両本体価格が抑えられていることが新型「ヤリス」の良い点でしょう。
「ヴィッツ」と比較すると、エントリーグレードで20万円程度上昇、ガソリン車上位グレード(「Z」と「1.3U」)で10万円程度上昇、ハイブリッド車上位グレード(「HYBRID Z」と「HYBRID U」)で18万円程度上昇していますが、装備差を考慮すれば妥当でしょう。
燃費性能や安全性能がコンパクトカートップクラスでありながら、他社コンパクトカーの価格と同水準をキープしていることは非常に評価できるといえます。
新型「ヤリス」の気になる点・・・
新型「ヤリス」の気になる点一覧
ここまで新型「ヤリス」の良い点をご紹介してきましたが、気になる点もあります。
「レーダークルーズコントロール」が全車速追従機能付ではない- 電動パーキングブレーキ及びブレーキホールドが採用されていない
- インテリアの質感は向上されているものの、中央のカップホルダー部など廉価な部分がある
- オプションでもセンターコンソールボックスを設定できない(※アームレストは可能)
- リアセンターアームレストが設定されていない
- 車内が「ヴィッツ」よりも狭くなっている
- アルミホイール標準装備グレードがなく、オプション設定価格が高い
- 安全装備のオプション価格が高く、オプション総額が高くなる
- 中間グレードだと質感がさらに下がる
※1は2021年5月10日に行われた一部改良でレーダークルーズコントロール(全車速追従機能付)となりました。
【新型「ヤリス」の気になる点】レバー式パーキングブレーキ
電動パーキングブレーキ及びブレーキホールドが採用されていないため、利便性は新型「フィット」や日産「デイズ」やホンダ「N-WGN」などの軽自動車よりも劣ります。
レバー式のパーキングブレーキとなっているため古臭さがあるだけでなく、邪魔になるというデミリットもあります。
【新型「ヤリス」の気になる点】インテリアの質感、車内の広さ
インテリアの質感についても、もう少し頑張ってほしかったところです。
新型「フィット」に設定されているセンターコンソールボックスやリアセンターアームレストがなく、アルミホイール標準装備グレードがないことも気になります。
また、新型「ヤリス」の車内は室内長1,845mm・室内幅1,430mm・室内高1,190mmとなっており、「ヴィッツ」の室内長1,920mm・室内幅1,390mm・室内高1,240mmよりも室内長が-75mm、室内高が-50mm狭くなっています。
特に後部座席の広さに影響があり「カローラ」同様新型になって狭くなった印象です。
【新型「ヤリス」の気になる点】オプション設定と価格
最も気になるのがオプション設定と、その価格です。
以下に人気のあるオプションと価格をまとめてみました。
- 純正アルミホイール:中間グレードは約6万円、上位グレードは約8万円
- LEDフォグランプ:約5万円
- 「ブラインドスポットモニター」・「リヤクロストラフィックオートブレーキ」・「インテリジェントクリアランスソナー」のセット:約10万円
- 高度駐車支援システム「アドバンスト パーク(パノラミックビューモニター付き)」:約8万円
「パノラミックビューモニター」単体:約3万円 - 合成皮革+ツィード調ファブリックシート:約1万円
- TV+Apple CarPlay+Android Auto:約3万円
- T-Connectナビキット:11万円、エントリーナビキット:6.6万円
- CD・DVDデッキ:約4万円
- ETC車載器:約2万円、ETC2.0車載器:約3万円
最も気になるのは、アルミホイールと安全装備の価格です。
アルミホイール標準装備グレードがないことも気になりますが、オプション設定した場合の価格が約8万円と高いことも気になります。後側方車両に対する安全装備も約10万円と比較的高い設定です。
仮にハイブリッド車の最上位グレード「HYBRID Z」に上記のオプションを全て設定すると約280万円となります。
280万円となれば、燃費性能や一部安全装備で「カローラ」より先進的なものの、自動運転装備やパーキングブレーキ、質感や乗り心地などを考慮すれば「カローラ」を購入した方が良いといえるでしょう。
あくまで個人的にな考えですが、LEDフォグランプ、アドバンスト パーク、CD・DVDデッキ、TV+Apple CarPlay+Android Autoは抜いても問題ないかと思います。抜いた場合の価格は約264万円となり、ある程度抑えられた印象ですが、それでもオプション総額34万円と高めです。
【新型「ヤリス」の気になる点】中間グレードの装備内容
上記のとおり、オプションにより高価になる印象でしたが、1つグレードを落とすとどうなるのか!?
中間グレード「G」だと、エクステリアや車内の質感がさらに下がり、ハロゲンヘッドランプやウレタンのステアリングホイール、ヘッドレスト一体型のシートとなってしまいます。
ウレタンのステアリングホイールはまだしも、今どきハロゲンヘッドランプやヘッドレスト一体型のシートというのはかなり廉価な印象です。
中間グレードと上位グレードの価格差が17万円ほどありますが、LEDヘッドランプが約8万円、革巻きステアリングが約2万円、革巻きシフトノブが約1万円ですので合計約11万円となります。
6万円安くなりますが、その他の装備差を考慮すればお得感はあまりありません。運転席イージーリターン機能やシートヒーターなどがセットのコンフォートシートセットが約6万円ですので、それも装着すれば上位グレードとの価格差はほとんどありません。
むしろ上位グレードを選択した方が、合成皮革+ファブリックのシートを設定できる分メリットがあります。
つまり、中間グレードは質感が下がるだけで選択するメリットが薄いと筆者は考えます。
新型「ヤリス」の良い点として車両本体価格の安さをあげましたが、最上位でないとある程度の質感がないグレード設定と高価なオプション設定のため、総額としては高い印象となってしまいました。
「新型ヤリス」が”買い”な理由
新型「ヤリス」は気になる点があるのも事実ですが、異次元の燃費性能とトップクラスの安全性能という魅力があり、オプション設定次第では価格を抑えることも可能なため、新型「ヤリス」は”買い”であると考えます。
新型「カローラ」だと大きくなり過ぎたと感じている方や、軽自動車だとパワー不足だと感じている方には非常におすすめであるといえます。
また、「イージーリターンシート」や「ターンチルトシート」など高齢者に便利な装備が豊富で、非常に運転しやすい魅力もあるため、高齢者や運転が苦手な方にもおすすめです。
2019年時点でのコンパクトカー人気No1は日産「ノート」ですが、新型「ヤリス」発売後はコンパクトカー人気No1は新型「ヤリス」となるでしょう!
「ヴィッツ」が欲しい方は、在庫がなくなる前に購入を検討しましょう。
さらに安く、お得に購入したい方は、”新車同様の中古車”も検討してみましょう。
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新車を購入する際、現在の車をディーラーで下取りに出す方も多いと思います。
しかし、中古車買取サービスを使用することで現在の車を25万円以上高く売ることも可能です!
中古車買取サービスは、他社買取業者より高い買取価格がつく楽天Car車買取がおすすめです。
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楽天Car車買取が高価買取できる理由は、楽天が主催するネットオークションに車を直接出品するため、中間コストをカットできることにあります。
そのため、ディーラーの下取りや他社買い取り業者より高い買取価格がつく可能性が高くなっているのです。
実際の高価買取実績は楽天Car車買取公式HPにて掲載しているため、気になる方は確認してみましょう。
■楽天グループが運営する車買取サービスのため安心
楽天Car車買取は、楽天グループの楽天カー株式会社のサービスとなっています。
2023年に発覚したビッグモーターの不正問題など、中古車業界を激震させる事件がありましたが、楽天カー株式会社は売上高が年間1兆円を超えるインターネット関連企業最大手の楽天グループの会社のため、安心感があるといえるでしょう。
■査定を受ける回数は1回のみ!個人情報が流れない!
楽天Car車買取は、いわゆる一括査定サービスと異なり、査定を受ける回数は1回のみとなっています。
私は一括査定サービスに登録した経験がありますが、各業者からの山の様なメールと電話が来て大変鬱陶しい思いをすることになりました。
個人情報も各社に流れてしまうため、プライバシー保護の観点からみても良くありません。
楽天Car車買取は、そういった心配は無用といえるでしょう。
また、査定までの全ての工程を楽天カー株式会社が担当するため、複数の業者と話をする必要はありません。
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※進呈される最新のポイント数は楽天Car車買取公式HPにてご確認ください。
マイカー割は、お得なメルマガが届いたり、車関連のサービスでポイントが追加で貰えたり、車用品などに使えるクーポンが貰えるキャンペーンとなっているため、入って損はありません。
楽天ポイントは売却価格とは一切関係ありませんので、楽天で車を売るだけで5,000円貰えると言っても過言ではありません。
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高価買取実績のある楽天Car車買取で無料査定することにより、あなたの愛車が高く売れる可能性は大きく広がります。
高値がつけば楽天Car車買取でそのまま売ってしまっても良いですし、さらに楽天Car車買取で出された査定額を用いてディーラーで価格交渉の材料に使う手もあります。
私はスズキ「スペーシア カスタム」を売る際、ディーラーで下取りに出した後に楽天Car車買取を知り、「もっと高く売れたなぁ」と大変後悔しました。
私のような後悔をしないためにも楽天Car車買取に出品して、現在の車を少しでも高く売って、新しい車を安く買いましょう。
【PR】“新車同様の中古車”なら、新車より60万円以上安い!
車は基本的に新車で買うもの!私はずっとそう考えていました。
しかし、新古車・未使用車や走行距離1,000km程度の車は新車同様です。
さらに、モノによっては普通に新車を買う場合より60万円以上安く買えるケースも多数あります!
上記を考えると、新車購入を検討中の方は“新車同様の中古車を探してみる”という選択肢も大いにありだと思いませんか?!
また、中古車の場合は納期待ちが長い車と異なり、すぐに納車されます。人気車種の場合は納車に1年以上かかるケースがあることも考えると、魅力的ではないでしょうか。
■中古車のメリット、デメリット
“新車同様の中古車”を買う場合のメリットは何といってもその「安さ」が魅力ですが、デメリットは「自分の付けたいオプションが選べない」という点でしょう。
ただし、上記はメーカーオプションの場合のみで、ディーラーオプションの場合は後付けも可能です。
そのため、中古車を選ぶ際は車のカラー及びメーカーオプションを妥協しないようにしましょう。
■中古車を買うなら中古車販売台数トップクラスのガリバーがおすすめ!
中古車を買うなら、中古車販売台数トップクラスのガリバーがおすすめです。
中古車業界の最大手で、知名度も高く、信頼性が高いため安心です。
さらに、ガリバーは以下のメリットもあります。
- 修復歴車(事故車、事故歴ありの車)を販売していない
- 納車後、100日以内であれば返品可能
- ディーラーより長い10年保証(走行距離無制限、ハイブリッドカーのバッテリーなども保証)
ガリバーによると、修復歴車の約4割(39.4%)の車で何らかの故障が発生していたため、修復歴車の販売をやめたようです。そんな修復歴車を販売していないので、故障が発生するリスクが低いともいえますね。
特に驚きなのが、100日以内であれば返品可能というところではないでしょうか。これなら、仮に購入した車に問題があった場合や、急に車の使用シーンが大きく変わっても安心ですよね。
その他、ディーラーよりも長い10年保証というのも心強いです。ハイブリッドカーのバッテリーなども保証対象なのでさらに安心です。走行距離が何kmでも保証対象です。
■中古車は早いもの勝ち!非公開在庫もある!
中古車は基本的に1台限りのものですので、良い車も早く問い合せしないと売れてしまう可能性があります。
また、ガリバーでは毎日約500台の車を買取しており、まだネット上で公開されていない車(非公開在庫)もたくさんあります。
ガリバー 公式サイトに登録すれば、自分で検索するだけでは見つけられない”あなたに最適な車”をガリバーが探し出してくれます。さらに「非公開在庫」も優先的に紹介してもらえます。
気になった車、欲しい車がある方はガリバーに登録して探してもらいましょう!
※中古車の販売金額は申込完了ページには表示されません。登録後、ガリバーから電話がかかってくるので、そこで詳しい話を聞いてみましょう。
まとめ
今回は、新型トヨタ「ヤリス(ヴィッツ)」のフルモデルチェンジによる変更点、「ヴィッツ」との違い、「新型ヤリス」の良い点・欠点、「新型ヤリス」は”買い”だと感じた理由をご紹介しました。
「ヴィッツ」から大きく進化して、かなり魅力的になった新型「ヤリス」。
コンパクトカーを検討していた方はもちろん、トヨタ「カローラ」やマツダ「MAZDA3(マツダ3)」などのCセグメントを検討されている方も、検討してみる価値アリではないでしょうか!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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