こんにちは!青空ひつじ(♂)です。
今回は、おすすめのDセグメント車をご紹介します。今回の車種は新型ボルボ(VOLVO)「V60」とプジョー(PEUGEOT)「508」です。
両車ともに似たようなサイズのセダンまたはステーションワゴンで、価格帯も似ています。新型「V60」にはプラグインハイブリッド(PHEV)モデルが追加されましたが、新型「508」にもプラグインハイブリッド(PHV)モデルも発売されるとのこと。
そんな新型ボルボ「V60」とプジョー「508」の最新フルモデルチェンジ情報をご紹介します。
また、国産Dセグメント車情報も合わせて、ご紹介します。
国産Dセグメント車といえばトヨタ「カムリ」、マツダ「アテンザ」、スバル「レガシィ」などがあります。各車の最新モデルチェンジ情報も合わせてご紹介します。
新型ボルボ(VOLVO) V60 フルモデルチェンジ情報
V60 フルモデルチェンジ 変更点・変更内容
ボルボ(VOLVO)「V60」は、2010年から発売されている車で、2018年9月25日にフルモデルチェンジされ2代目となります。初代「V60」より全長が+125mm、全幅が-15mm、全高が-45mmとなっています。
安全装備では、自動ブレーキ「City Safety」にボルボ初の「対向車対応機能」が追加されました。
「対向車対応機能」は、対向車の接近を検知し、衝突を回避できないと判断された場合、衝突による被害を最小限に抑えるため、自動的にブレーキを作動させる機能です。つまり正面衝突事故に対する機能です。
さらに駐車時からバックする際の安全装備「クロス・トラフィック・アラート」に自動ブレーキ機能が追加されています。
パワートレインは、2.0Lガソリンターボエンジン、2.0Lガソリンターボエンジンとモーターを組み合わせプラグインハイブリッド(PHEV)の2種となっており、ディーゼルモデルは日本未発売となっています。
そんなディーゼルですが、「V60」より小さいモデルには今後ディーゼルの設定はせず、プラグインハイブリッド(PHEV)を展開していくとのことです。現在、Cセグメント車の「V40」にはディーゼルモデルがありますが、次期型へとフルモデルチェンジされた際にはなくなってしまうのでしょう。
V60 ボディサイズ
全長(mm):4,760
全幅(mm):1,850
全高(mm):1,435
ホイールベース(mm):2,870
車両重量(kg):1,700
最小回転半径(m):5.7(「T5 Momentum」だけ5.5)
最低地上高(mm):145
V60 エンジン性能・燃費性能
■「T5 Momentum」、「T5 Inscription」
エンジン
→最高出力 187kW〈254PS〉/5,500rpm
→最大トルク 350N・m〈35.7kgf・m〉/1,500~4,800rpm
→燃費(JC08) 12.9km/L
■「T6 Twin Engine AWD Inscription」
エンジン
→最高出力 186kW〈253PS〉/5,500rpm
→最大トルク 350N・m〈35.7kgf・m〉/1,700~5,000rpm
モーター
→最高出力 (前)34kW/2,500rpm(後)65kW/7,000rpm
→最大トルク (前)160N・m/0~2,500rpm(後)240N・m/0~3,000rpm
→燃費(JC08) ーkm/L
■「T8 Twin Engine AWD Inscription」
エンジン
→最高出力 238kW〈318PS〉/6,000rpm
→最大トルク 400N・m〈40.8kgf・m〉/2,200~5,400rpm
モーター
→最高出力 (前)34kW/2,500rpm(後)65kW/7,000rpm
→最大トルク (前)160N・m/0~2,500rpm(後)240N・m/0~3,000rpm
→燃費(JC08) ーkm/L
パワートレインは、ベースの2.0Lガソリンターボエンジンだけでも十分に凄いパワーがあります。さらにモーターのパワーが足されたら、とんでもないですね。
プラグインハイブリッド(PHEV)モデルの燃費は、まだ申請中とのことで不明でした。
V60 安全性能
先程ご紹介した「対向車対応機能」付きの自動ブレーキ「City Safety」には夜間を含む歩行者と自転車を検知し、さらに大型動物すらも検知できるようです。これは日本車にはない性能です。
そんな凄い自動ブレーキの他に、以下の装備があります。
- インターセクション・サポート(右折時対向車検知機能)
- ステアリング・サポート(衝突回避支援機能)
- オートブレーキ機能付クロス・トラフィック・アラート
- オンカミング・レーン・ミティゲーション(対向車線衝突回避支援機能)
- 被追突時警告機能(静止時オートブレーキ機能付)
- BLIS(ブラインドスポット・インフォメーション・システム)
- 全車速追従機能付ACC(アダプティブ・クルーズ・コントロール)
- パイロット・アシスト(車線維持支援機能)
- LKA(レーン・キーピング・エイド)
- LCMA(レーン・チェンジ・マージ・エイド)
- RSI(ロード・サイン・インフォメーション)
- DAC(ドライバー・アラート・コントロール)
- パーク・アシスト・パイロット(縦列・並列駐車支援機能)
- 360°ビューカメラ
なんかもう盛りだくさん過ぎて、一つずつ説明できませんが、「オンカミング・レーン・ミティゲーション」と「被追突時警告機能」は日本車にはない先進装備です。
「オンカミング・レーン・ミティゲーション」は、対向車との正面衝突する危険性がある際は自動でステアリングを操作して回避してくれる機能です。
「被追突時警告機能」は、追突される可能性がある際にハザードランプを点滅させたり、自車が停止していた場合は自動ブレーキをかけて2次災害を防ぐ機能です。後ろの車が自動ブレーキ未装備車でも大丈夫!(絶対ではありません)ってことですね。
さらに「全車速追従機能付ACC」は、ウインカーを操作して追い越す意思を示すと、車両を一時的に加速させてスムーズな追い越しを支援する「追い越しアシスト」機能を備えており、日本車のACCよりも先進的です。
安全性能の高さは、さすがボルボ!といった感じです。安全性能だけでボルボ車を選択しても良いくらい素晴らしい性能です。
さらに衝突安全装備として以下の装備を備えています。
- WHIPS™(後部衝撃吸収リクライニング機構付 フロントシート)
- ランオフロード・ミティゲーション(道路逸脱回避支援機能)
- ランオフロード・プロテクション(道路逸脱事故時保護機能)
- 電動プリクラッシュ・テンショナー付フロントシートベルト
- 衝撃吸収機構付フロントシート
- 衝突時ブレーキペダルリリース機能
- アクティブボンネット(歩行者保護機能)
予防安全性能が高いだけでなく衝突安全性能も高いため「安全な車=ボルボ」といっても過言ではないですね。
V60 グレード・価格
各グレードの価格は、以下のとおりです。
- T5 Momentum(2WD、FF):499万円
- T5 Inscription(2WD、FF):599万円
- T6 Twin Engine AWD Inscription:749万円
- T8 Twin Engine AWD Inscription:819万円
素晴らしいエンジン性能に素晴らしい安全性能ですが、やはりお高い!
最もお手頃な「T5 Momentum」の価格と2018年6月にフルモデルチェンジが行われたトヨタ「クラウン」の2.0Lターボエンジンモデルの上位グレード「2.0 S“C package”」(約494万円)と同「クラウン」の2.5Lハイブリッドモデルの最廉価グレード「2.5 S」(約498万円)が同じ価格帯です。お高い「クラウン」よりさらにお高い!
新型プジョー(PEUGEOT) 508 フルモデルチェンジ情報
プジョー(PEUGEOT)「508」は、2011年から発売されている車で、2018年11月にフルモデルチェンジが行われ2代目となります。2018年11月時点ではセダンタイプの「508」のみのラインナップですが、今後ステーションワゴンタイプの「508 SW」も発売される見込みです。
セダンタイプである2代目「508」のボディサイズは以下のサイズとなります。
全長(mm):4,750
全幅(mm):1,847
全高(mm):1,404
ホイールベース(mm):2,793
2代目「508」は、初代より全長が-80mm短く、全高は約-50mmとかなり低くなっています。
ラゲッジスペースは487ℓ確保されます。
パワートレインは、ガソリンモデルとディーゼルモデルがあり、ガソリンモデルは1.6Lターボエンジンで最高出力は180PS、最大トルクは25.5kgf・mを発揮します。ディーゼルモデルは2.0Lターボエンジンで最高出力は177PS、最大トルクは40.8kgf・mを発揮します。
さらに今後、1.6Lガソリンターボエンジン+モーターのプラグインハイブリッド(PHV)も設定される予定です。モーターはフロント110PS、リア200PSの2つのモーターを組み合わせ、システム最高出力は400PS、0-100km/h加速は4.3秒という凄まじい性能を発揮するとのことです。また、50km程度のEV走行が可能ということです。
安全装備も、夜など視界が悪い状況でも赤外線カメラによって、車の前方200m先の物体を検知しヘッドアップディスプレイを通じて警告を表示する装備など、様々な先進安全装備が設定されます。
価格は、1.6Lガソリンターボモデルが約417万円~約459万円、2.0Lディーゼルターボモデルが約492万円となります。初代「508」の価格は約370万円~約430万円でしたので、60万円程度価格が上昇しています。
「508 SW」の価格はまだ不明ですが、初代「508 SW」の価格が約400万円~約460万円となっており、同様に若干の価格アップとなるものかと予想されます。
プラグインハイブリッド(PHV)モデルは「V60」同様ベース車より100~200万程度高く設定されるかもしれません。
先程ご紹介したボルボ「V60」とボディサイズは似たようなサイズとなりますが、価格は大分差がありますね。
国産Dセグメント セダン・ワゴン 最新情報
トヨタ カムリ 最新モデルチェンジ情報
トヨタ「カムリ」は、1980年から発売されている車で、2017年にフルモデルチェンジされた最新モデルで10代目となります。かなり歴史のある車です。
そんな「カムリ」は、2018年8月1日に新グレード「WS」の追加設定、及び一部改良が行われました。
「WS」は最上位グレードとして追加されました。内外装やサスペンションがスポーツ仕様に設定され、唯一パドルシフトが装備されています。さらに全長も通常グレードは4,885mmなのに対して「WS」は4,910mmとなり、同トヨタの「クラウン」と同じサイズとなっています。
一部改良の内容は、ドアミラーがオート電動格納式になり、安全装備が標準装備化(最廉価グレード「X」はオプションで選択可)となっています。
価格は、最廉価グレード「X」が約330万円、「G」が約353万円、「WS」が約367万円となっています。
10代目「カムリ」のパワートレインは、2.5Lエンジンとモーターの組み合わせたハイブリッドの1種類です。スペックは以下のとおりです。
エンジン
→最高出力 131kW〈178PS〉/5,700rpm
→最大トルク 221N・m〈22.5kgf・m〉/3,600~5,200rpm
モーター
→最高出力 88kW〈120PS〉
→最大トルク 202N・m〈20.6kgf・m〉
2.5Lガソリンエンジンは「クラウン」と同じ「A25A-FXS」型エンジンを使用していますが、最高出力 135kW〈184PS〉と「クラウン」は若干出力が高く設定されています。
モーターは「3NM」型を使用しており、「クラウン」の同2.5Lハイブリッドのモーターは「1KM」型で最高出力 105kW〈143PS〉、最大トルク 300N・m〈30.6kgf・m〉となっており「カムリ」よりパワーがあります。さらに3.5Lハイブリッドのモーターは「2NM」型で最高出力 132kW〈180PS〉とさらにパワフルです。
10代目「カムリ」のボディサイズは、以下のとおりです。
全長(mm):4,885(「WS」は4,910)
全幅(mm):1,840
全高(mm):1,445
ホイールベース(mm):2,825
車両重量(kg):1,540~1,630
最小回転半径(m):5.7(レザーパッケージは5.9)
最低地上高(mm):145
全長は「WS」を除いて「クラウン」の方が大きいのですが、全幅は「クラウン」が1,800mmとなっているので、「カムリ」の方が大きくなっています。
同じトヨタでボディサイズが似ている「クラウン」と比較しながらのご紹介となりましたが、価格は「クラウン」の2.5Lハイブリッドの最廉価グレードが約498万円と150万円程度「カムリ」の方が安く、お手頃です。
もちろん走りや安全装備など、各項目で「クラウン」の方が上質だとは思いますが、価格を考えると「カムリ」はお得です。
以下の記事でトヨタ「クラウン」と「カムリ」を徹底比較していますので、興味のある方は是非ご覧になってください。
マツダ アテンザ 最新モデルチェンジ情報
マツダ「アテンザ」は、2002年から発売されている車で、2012年にフルモデルチェンジされた最新モデルで3代目となります。セダンタイプとステーションワゴンタイプの2タイプ設定されています。
そんな「アテンザ」は、2018年5月のマイナーチェンジで、以下の変更が行われました。
- ガソリンエンジンモデル(2.5L)ディーゼルエンジンモデル(2.2L)の最高出力と最大トルクをパワーアップ
- 安全装備「アドバンスト・スマート・シティ・ブレーキ・サポート」に、マツダ車初採用となる夜間歩行者検知機能付に変更
- 安全装備「マツダ・レーダー・クルーズ・コントロール」の全車速追従機能付に変更
- その他、外装や内装のデザイン変更、ボディの剛性強化
かなり大幅な改良となりました。
同時期に行われて「CX-3」と同様の改良が施されています。
価格は、最廉価グレードの2.0Lガソリンモデル「20S」で約283万円、最上位グレードの2.2Lディーゼルターボモデル「XD L Package」で約400万円となっています。人気の高い2.2Lディーゼルターボモデルの「XD PROACTIVE」が約337万円で、トヨタ「カムリ」と同価格帯となっています。
3代目「アテンザ」のパワートレインは、2.0Lと2.5Lガソリンエンジン、2.2Lディーゼルターボエンジンの3種類となっています。最も走りの良い2.2Lディーゼルターボエンジンのスペックは以下のとおりです。
→最高出力 140kW〈190PS〉/4,500rpm
→最大トルク 450N・m〈45.9kgf・m〉/2,000rpm
3代目「アテンザ」のボディサイズは、以下のとおりです。
全長(mm):4,805(セダンは4,865)
全幅(mm):1,840
全高(mm):1,480(セダンは1,450)
ホイールベース(mm):2,750
車両重量(kg):1,510~1,710
最小回転半径(m):5.5(セダンは5.6)
最低地上高(mm):160
マツダ アテンザ 最新フルモデルチェンジ情報
「アテンザ」のフルモデルチェンジは早くても2020年頃となるでしょう。
スバル レガシィ 最新モデルチェンジ情報
スバル「レガシィ」は、1989年から発売されている車で、2014年にフルモデルチェンジされた最新モデルで6代目となります。5代目まではセダンタイプとステーションワゴンタイプの2タイプ設定されていましたが、6代目からステーションワゴンタイプがなくなり、セダンタイプだけとなりました。ステーションワゴンは同2014年に「レヴォーグ」として発売されています。派生型としてSUVタイプの「レガシィ アウトバック」が存在します。
そんな「レガシィ」は、2018年9月のマイナーチェンジで、以下の変更が行われました。
- アイサイト「プリクラッシュブレーキ」の改良
- 「オートビークルホールド」機能の追加(標準装備)
「オートビークルホールド」機能とは、ブレーキペダルから足を離しても車両の停止状態を保持する機能のことです。2018年の改良で「インプレッサ」、「SUBARU XV」にも追加された装備です。
価格は、「LEGACY B4 B-SPORT」が約314万円、「LEGACY B4 Limited」が約330万円となっています。「LEGACY B4 Limited」となると、本革シートを採用するなど内外装の質感が高く設定されています。
6代目「レガシィ」のパワートレインは、2.5Lガソリンエンジンの1種類のみとなっています。スペックは以下のとおりです。
→最高出力 129kW〈175PS〉/5,800rpm
→最大トルク 235N・m〈24.0kgf・m〉/4,000rpm
6代目「レガシィ」のボディサイズは、以下のとおりです。
全長(mm):4,800
全幅(mm):1,840
全高(mm):1,500
ホイールベース(mm):2,750
車両重量(kg):1,540
最小回転半径(m):5.6
最低地上高(mm):150
スバル レガシィ 最新フルモデルチェンジ情報
まとめ
今回は、新型ボルボ(VOLVO)「V60」とプジョー(PEUGEOT)「508」、国産Dセグメント車のトヨタ「カムリ」、マツダ「アテンザ」、スバル「レガシィ」をご紹介しました。
高級なボルボ「V60」やプジョー「508」はとても良い車ですが、国産のトヨタ「カムリ」やマツダ「アテンザ」、スバル「レガシィ」は比較すると価格もお手頃で、負けていません。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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