こんにちは!青空ひつじ(♂)です。
今回は、2020年に欧州及び日本で発売される新型コンパクト電気自動車「ホンダe」のスペック(ボディサイズ・各種性能)・先進装備・価格など、最新情報をまとめてみました。
電気自動車の中で最も売れている日産「リーフ」と比較しながらご紹介します。
新型「ホンダe」のスペック
まずは、新型「ホンダe」のスペックをまとめてみました。
- 全長:3,900mm
- 全幅:1,750mm
- 全高:1,500mm
- 最小回転半径:4.3m
- 前後サスペンション:マクファーソンストラット式
- 総電力量:35.5kWh
- 航続可能距離:220km
- 最高出力:100kW〈136PS〉、113kW〈154PS〉
- 最大トルク:315N・m〈32.1kgf・m〉
- 0-100km/h加速:8秒前後
- 駆動方式:RR
※上記の情報は一部未確定の情報も含まれます。
※上記の情報は欧州仕様のため、日本仕様は異なる可能性があります。
ボディサイズ的には、Bセグメントにあたるコンパクトカーです。
総電力量は35.5kWhとなっており、日産「リーフ」が40kWh・62kWhのバッテリーを搭載していますので、最高出力・最大トルク・0-100km/h加速・航続可能距離では一歩劣ることになります。
急速充電を利用すれば、30分で80%まで充電可能な様です。ちなみに「リーフ」は40kWhで40分、62kWhで60分かかります。総電力量が小さいため、必然的に「ホンダe」の方が早くなっています。
注目は、駆動用モーターをリアサスペンション付近に搭載し後輪駆動とした「RR」となっている点です。前後重量バランスは50対50となっており、メーカーのコメントとして”「ホンダe」はスポーツカーである”という発言があるほど走行性能はこだわって造られている様です。
そのため、走行性能では「リーフ」を上回るものかと予想されます。
新型「ホンダe」の先進装備
次は、新型「ホンダe」の先進装備をまとめてみました。
- 音声操作が可能な「ホンダ・パーソナル・アシスタント」
- 2つの大型タッチパネルモニター「デュアル12.3インチLCDタッチスクリーン」
- スマホによるドアロックやリモートアクセス
- サイドカメラミラーシステム
- ポップアウト式のフロントドアハンドル
- ワンペダルドライブ「シングルペダルコントロール」
- アラウンドビューモニター
- 電子ルームミラー
- SOSコール
- 最高出力1500Wまで対応した230V AC電源
■「OK、ホンダ!」で音声操作
音声操作が可能な「ホンダ・パーソナル・アシスタント」が搭載されているため、「OK、ホンダ!」で各種操作や必要な情報を取得できます。
■タブレット感覚で使用できる2つの大型タッチパネルモニター
助手席前に設置された「デュアル12.3インチLCDタッチスクリーン」は、フリック操作にも対応したタッチスクリーンで、ナビゲーションやオーディオなどのアプリが使用できます。ドラッグ&ドロップでアイコン(ナビ、オーディオ、動画などのアプリ)を入れ替えることも可能となっています。運転席と助手席で別のアプリも使用可能なため、運転席側でナビゲーションを、助手席側で動画を視聴するといったことも可能になっています。
運転席前には、8.8インチTFTデジタルメーターディスプレイが設置されており、電力や充電状態、走行モードや安全機能の詳細など、車両情報が表示されます。
Wi-Fiも利用可能で、ゲームやストリーミング動画も視聴可能となっています。通信モジュールは標準搭載され、無料と有料の2種類のプランが用意される様です。
■スマホで施錠/解錠、リモートアクセスも可能
スマートフォンのアプリより、車の状態の確認、充電設定、エアコンのON/OFF操作やタイマー設定、充電スタンドやナビゲーションの検索結果をスマホから車に送信することも可能となっています。盗難被害にあった場合、オーナーに通知するセキュリティ機能も搭載されている様です。
さらに、スマホをキーとして使用できるため、施錠/解錠もスマホをドアにかざすだけで行なえます。
■サイドカメラミラーシステムをコンパクトカーとしては初採用
従来のサイドミラーとは異なる「サイドカメラミラーシステム」が採用されており、車内の両脇に設置された2つの6インチモニターに映像が映し出され車両側方部を確認できます。従来のサイドミラーより死角を減らすことができ、安全性能が高められています。また、降雨時でもカメラに水滴がかからないように設計されているとのこと。
レクサス「ES」で初めて採用されたデジタルアウターミラーですが、コンパクトカーとしては「ホンダe」が初採用となります。
■ポップアウト式のフロントドアハンドルにより空力性能アップ
フロントドアハンドルはポップアウト式となっており、「サイドカメラミラーシステム」とともに、空力特性や電費性能に有利で、風切り音も大幅に低減されています。
リアドアハンドルは「ヴェゼル」同様、ピラーマウントドアハンドルとなっています。
■日産だけじゃない!ワンペダルドライブ!
ワンペダルドライブといえば、日産「リーフ」や「ノート」などで話題になりましたが、「ホンダe」にも搭載されます。名称は「シングルペダルコントロール」で、日産と同様、アクセルを離すと自動回生ブレーキが働いて減速されます。
その他、アラウンドビューモニター、電子ルームミラー、SOSコール、などが搭載されます。
リアシートは6:4分割可倒式ではなく一体可倒式となる様です。倒した際「リーフ」と異なりフラットにはなりますが、一体可倒式というのは少し残念ですね。また、センターコンソールボックス(中央のペットボトルを置けるスペース)は「ノート」の様な廉価な感じになる見込みです。最終的にどうなるかは不明ですが、価格を考えるとこちらも少し残念です。
新型「ホンダe」の価格
次は、新型「ホンダe」の価格をまとめてみました。
- 136PS仕様のエントリーグレードが約350万円
- 154PS仕様の上位グレード「アドバンス」が約380万円
日産「リーフ」と同価格帯となっています。
上位グレード「アドバンス」は、駐車支援システムや高性能ステレオなどが搭載される様です。
新型「ホンダe」は売れるのか!?
新型「ホンダe」は売れるのか!?
これは筆者の個人的な意見ですが、エクステリアと先進のインテリアを気に入れば”買い”だとは思いますが、自動運転技術などの先進安全装備、そして定額サービスがなければ売れないのではないかと考えています。
日産「リーフ」が素晴らしいのは、モーターによる”走り”、静粛性、「プロパイロット」などの先進安全装備、そして充電の定額サービスがあることが大きいように思います。
そのため、先進のインテリアや走行性能が「ホンダe」の圧勝でも、自動運転技術や”維持費の安さ”がなければ「リーフ」に勝つのは難しいのではないかと思うのです。
上記により、筆者は「リーフ」をおすすめしています。上位グレード「G」でも中古車なら220万円程度で購入できる点も魅力的です。
電気自動車は、充電時間の問題や航続可能距離の問題など、まだまだ成熟しきっていないため、ハイブリッドカー大人気の日本で”売れる状況”になるのは、まだ先だと考えています。
航続可能距離も伸び、充電時間も給油並になり、充電スタンドもガソリンスタンド並に増えれば、”電気自動車最強”となるかとは思います。
”安くて”、”静かで”、”速ければ”、よほどの車好きでなければ電気自動車の方が良いとなるでしょうからね。
何れにしても、今後各メーカーが電気自動車を競い合い、価格の低下や技術の進歩につながれば嬉しいですね。
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まとめ
今回は、新型電気自動車「ホンダe」最新情報をご紹介しました。
まだまだ全貌が明らかになっていない「ホンダe」。
また新しい情報が入りましたら、更新いたします。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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