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マツダ「CX-30 SKYACTIV-X」発売!最もおすすめなグレードは!?

モデルチェンジ情報

こんにちは!青空ひつじ(♂)です。

今回は、新型マツダ「CX-30」の「SKYACTIV-X」搭載車が2020年1月16日に発売されましたので、2.0Lガソリン車・1.8Lディーゼル車と徹底比較してみました。

果たして「CX-30」で最もおすすめなグレードは何なのか!?

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注目のパワートレイン「SKYACTIV-X」!性能は・・・


マツダ「CX-30」公式サイトより

「CX-30」のパワートレインは、2.0Lのガソリンエンジン、1.8Lのディーゼルエンジン、2.0Lの新開発エンジン「SKYACTIV-X」の3種類です。

「SKYACTIV-X」のスペックと、その他のエンジンのスペックは以下のとおりです。

 

「SKYACTIV-X」の燃費性能

・2.0Lガソリン(「20S PROACTIVE」等) ※2WD、AT車
→15.4km/L(WLTCモード)

・1.8Lディーゼル(「XD PROACTIVE」等) ※2WD車
→19.2km/L(WLTCモード)

・新世代エンジン「SKYACTIV-X」(「X PROACTIVE」等) ※2WD、AT車
16.8km/L(WLTCモード)

 

「MAZDA3(マツダ3)」のフルモデルチェンジ前にディーゼルエンジン並の燃費性能と謳っていたことを考えると、燃費性能に関しては思っていたより良くないなというのが個人的な感想です。2.0Lガソリン車と1.4km/Lしか差はありません。

「SKYACTIV-X」搭載車の実燃費は14.0km/L前後になる見込みで、1.8Lディーゼル車の実燃費が17.0km/L~18.0km/L程度、トヨタ「C-HR」の1.8Lハイブリッド車の実燃費が21.0km/L~22.0km/L程度であることを考えると、”燃費性能が良い”とはいえませんね。

 

さらに「SKYACTIV-X」搭載車の使用燃料はハイオク(プレミアガソリン)となっているため、維持費は2.0Lガソリン車とほぼ同じか、僅かに高くなる可能性があります。

初期費用が2.0Lガソリン車より70万円程度高いことを考慮すれば、「SKYACTIV-X」搭載車は「CX-30」の中で最もコストがかかるということが分かります。

 

「SKYACTIV-X」のエンジン性能

・2.0Lガソリン(「20S PROACTIVE」等)
→最高出力 115kW〈156PS〉/6,000rpm
→最大トルク 199N・m〈20.3kgf・m〉/4,000rpm

・1.8Lディーゼル(「XD PROACTIVE」等)
→最高出力 85kW〈116PS〉/4,000rpm
→最大トルク 270N・m〈27.5kgf・m〉/1,600~2,600rpm

・新世代エンジン「SKYACTIV-X」(「X PROACTIVE」等)
エンジン
→最高出力 132kW〈180PS〉/6,000rpm
→最大トルク 224N・m〈22.8kgf・m〉/3,000rpm
モーター
→最高出力 4.8kW〈6.5PS〉/1,000rpm
→最大トルク 61N・m〈6.2kgf・m〉/100rpm

 

エンジン性能については、マイルドハイブリッドシステム「M Hybrid(エム ハイブリッド)」を搭載している点は異なるものの、ホンダ「シビック」の「1.5L VTEC TURBO」エンジンと似たようなスペックとなっています。

・シビック

・1.5Lターボ(ハッチバック)
→最高出力 134kW〈182PS〉/5,500rpm
→最大トルク 240N・m〈24.5kgf・m〉/1,900~5,000rpm

・1.5Lターボ(セダン)
→最高出力 127kW〈173PS〉/5,500rpm
→最大トルク 220N・m〈22.4kgf・m〉/1,700~5,500rpm

 

あくまで参考値ですが、「シビック」の0-100km/h加速は7秒台という素晴らしい加速性能となっています。同様のスペックであることを考えると、「CX-30」の「SKYACTIV-X」搭載車も似たようなタイム(8秒台)となるでしょう。

 

「SKYACTIV-X」の価格帯

・2.0Lガソリン(「20S PROACTIVE」等)
→約239万円~約303万円

・1.8Lディーゼル(「XD PROACTIVE」等)
→約289万円~約331万円

・新世代エンジン「SKYACTIV-X」(「X PROACTIVE」等)
約329万円~約371万円

 

加速性能は「CX-30」の中で最も素晴らしい性能を発揮する「SKYACTIV-X」搭載車ですが、問題は価格な気がします。

燃費性能がハイブリッド車やディーゼル車に及ばないため、他の同クラスSUVと比較してもかなり高めであることは否めません。発売当初は新エンジン搭載車ということである程度は売れても、一般ユーザーは中々買いにくいグレードであると筆者は感じます。

 

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「CX-30」で最もおすすめなグレードは!?


マツダ「CX-30」公式サイトより

筆者が選ぶ「CX-30」の最もおすすめなグレードは、1.8Lディーゼル車の「XD PROACTIVE Touring Selection」(約301万円)です。

 

1.8Lディーゼル車を選択した最大の理由は、やはりコストです。

パワートレイン間での価格差が、2.0Lガソリン車とは-27万円程度、「SKYACTIV-X」搭載車とは+40万円程度異なります。

しかし、ディーゼル車は諸費用がお得になるため、実質2.0Lガソリン車とは-17万円程度、「SKYACTIV-X」搭載車とは+50万円程度異なることになります。

さらに、グレード(同Touring Selection)間での装備差はほとんどないため、違いは”コスト”と”走り”しかないことになります。

 

2.0Lガソリン車と1.8Lディーゼル車の走りの好みは分かれるところかと思いますが、維持費が大きく異なります。

2.0Lガソリン車の方が初期費用は安いですが、維持費が1.8Lディーゼル車の方が安いため、年間走行距離が1万km程度で3年も使用すれば初期費用の価格差は埋まります。10年も使えば逆に1.8Lディーゼル車の方が30万円程度安くなります

 

「SKYACTIV-X」搭載車と比較した場合、走りは圧倒的に「SKYACTIV-X」搭載車が優れていますが、初期費用と維持費の差を合計すれば10年間で100万円程度「SKYACTIV-X」搭載車の方が高くなります

どんなに「SKYACTIV-X」搭載車の走りが良くても、走りの差以上にコスト差があり過ぎる印象です。

上記より、最もお得なディーゼル車が良いという結論に至ります。

ただし、年間走行距離がもっと少ない方や、ちょい乗りが多い方は2.0Lガソリン車の方が良いといえるでしょう。

 

「Touring Selection」を選択した理由は、「クルージング&トラフィック・サポート」と「360°ビュー・モニター」を両方装備でき、「PROACTIVE」にメーカーオプションを設定するよりお得だからです。

メーカーオプションの「360°セーフティパッケージ」、ナビゲーション用SDカードアドバンス、ETC代等を加えると、「XD PROACTIVE Touring Selection」が約321万円となります。

ちなみに、2.0Lガソリン車で同オプションを設定した場合、「20S PROACTIVE Touring Selection」が約293万円となります。

「SKYACTIV-X」搭載車で同オプションを設定した場合、「X PROACTIVE Touring Selection」が約362万円となります。

※上記の価格は税金などの諸費用を足していません。諸費用を足すと+15~25万円程度の価格になります。

 

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まとめ

今回は、「CX-30」の「SKYACTIV-X」搭載車を2.0Lガソリン車・1.8Lディーゼル車と徹底比較してみました。

 

「SKYACTIV-X」は画期的なエンジンではありますが、「CX-30」の良さは1クラス上の質感・輸入車の様な高級感があり、走行性能も高く、乗り心地も良く、安全装備も先進的で、欠点が本当に少ない完成度の高さにあると筆者は思います。

そのため、「SKYACTIV-X」の燃費性能と価格設定が微妙だったとしても、「CX-30」が素晴らしいクルマであることは間違いないでしょう。

 

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最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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