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【新型 日産 エクストレイル】マイナーチェンジ(一部仕様向上)2020の違い・変更点!最も安全なSUVは!?

モデルチェンジ情報

こんにちは!青空ひつじ(♂)です。

今回は、2020年1月16日、2020年10月7日に発表された日産「エクストレイル」のマイナーチェンジ(一部仕様向上)による変更点をまとめてみました。

最大の変更点は安全性能が強化されたことですが、その他何が変わったのか!?

また、同クラスSUVのトヨタ「RAV4」・スバル「フォレスター」・マツダ「CX-5」などのライバル車と安全性能や価格を徹底比較してみました。

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「エクストレイル」マイナーチェンジ(一部仕様向上)による変更点


日産「エクストレイル」公式サイトより

日産「エクストレイル」一部仕様向上による変更点(2020年1月16日)

2020年1月16日に発表された日産「エクストレイル」のマイナーチェンジ(一部仕様向上)による変更点は、以下のとおりです。

 

■安全性能の強化

  • ミリ波レーダーの採用により「インテリジェント エマージェンシーブレーキ」の夜間時での性能が向上
  • ミリ波レーダーの採用により「プロパイロット」の性能も向上
  • 前方を走行する2台前の車両を検知し、自車の回避操作が必要と判断した場合に警報によってドライバーに注意を促す「インテリジェントFCW(前方衝突予測警報)」を新たに採用

■静粛性向上

  • 静音タイヤの採用と遮音性を高めたことなどにより静粛性を向上

■グレード設定の変更

  • 新グレードとして、「20Xi レザーエディション」、「20Xi HYBRID レザーエディション」を設定
  • 中間グレード「20X」・「20X HYBRID」を廃止
  • 特別仕様車「20Xi」・「20Xi HYBRID」を通常グレードとしてラインナップ
  • 上記に伴い、ガソリン車「20X」だけに設定されていた3列仕様を「20Xi」に設定
  • 最廉価グレード「20S」の2WD車設定を廃止

 

今回の一部仕様向上による最大の変更点は、安全性能が強化されたことでしょう。

ミリ波レーダーの採用により自動ブレーキや「プロパイロット」の性能が向上されたことも大きいですが、何と言っても「インテリジェントFCW(前方衝突予測警報)」が新たに採用されたことが大きな変更点です。

2台前の車両を検知し警告してくれる機能は、他メーカーにはあまり採用例はなく、同日産でもフラッグシップモデル「スカイライン」にしか搭載されていなかった先進機能です。日産「リーフ」や日産「セレナ」よりも先に搭載されたことになります。

 

静粛性については、元々同クラス他車と比較すると低かったため、向上というより改善といった方が正しい気がします。

 

グレード設定も大きく変更されており、レザーシートが標準装備された「20Xi レザーエディション」、「20Xi HYBRID レザーエディション」が新たに設定されています。

 

価格は、最廉価グレード「20S」は変更がないものの、「20Xi」は15万円前後上昇しています。

安全性能の強化などが行われたとはいえ、一部仕様向上としては大幅な価格上昇の様に感じます。最も人気があるグレードが価格上昇となっているため、「エクストレイル」の購入を考えていたほとんどの方に影響がありそうです。

「AUTECH」、「エクストリーマーX」、「助手席スライドアップシート」も同様の改良が行われおり、発売は2020年1月23日となっています。

 

日産「エクストレイル」一部仕様向上による変更点(2020年10月7日)

2020年10月7日に発表された日産「エクストレイル」のマイナーチェンジ(一部仕様向上)による変更点は、以下のとおりです。

 

■エクステリアの変更

  • 外装のフロントグリル、フロント・リアバンパー下部、ドアロアモール、バックドアフィニッシャーをダーククロームに変更
    ※「20S Vセレクション」、「20S HYBRID(4WD)」を除く
  • アウトドアハンドルを外装色と同色に変更
  • アルミホイールをダークカラーに変更

■インテリアの変更、快適装備の標準装備化

  • 運転席、助手席のパワーシートを標準装備化
    ※「20S Vセレクション」を除く
  • 「本革巻マニュアルモード付きシフトノブ」を全車標準装備化
  • 「20Xiレザーエディション」、「20Xiレザーエディション Vセレクション」、「20Xi HYBRIDレザーエディション」は従来のタン仕様に加えブラック仕様の選択が可能に

■グレード設定の変更

  • ガソリン4WD車は「20S Vセレクション」、「20Xi Vセレクション」、「20Xi レザーエディション Vセレクション」に改名
    ※今回の改良(パワーシートの標準装備など)による”価格上昇なし”とした特別仕様車
  • 「20S HYBRID」は4WDのみの設定に変更

■AUTECH、エクストリーマーX

  • ブルーステッチを施したシフトブーツを新たに採用(AUTECH)
  • 漆黒フロントグリルを採用、ボディ下部やアウトサイドドアハンドルをグロスブラックに変更(エクストリーマーX)

 

今回の一部仕様向上による最大の変更点は、快適装備の標準装備化でしょう。

特にガソリン4WD車は、パワーシートや本革巻マニュアルモード付きシフトノブが標準装備されたにも関わらず、”価格上昇なし”としています。

つまり、ガソリン4WD車は実質値引きされたことになります。

その他のグレードの価格は11万円程度上昇しています。2020年1月の一部仕様向上時の価格上昇を合わせて考えれば、26万円程度上昇していることになります。

そろそろフルモデルチェンジかと思われた時期での価格上昇ですので、販売にも影響がでそうですね。

発売は2020年11月5日となっています。

 

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「エクストレイル」とライバル車の安全性能を徹底比較!


日産「エクストレイル」公式サイトより

2020年1月16日の一部仕様向上を受けて、「エクストレイル」とライバル車を改めて徹底比較いたします。

まず、大きく変更された”安全性能”ついて、比較してみましょう。

 

RAV4フォレスターエクストレイルCX-5
アダプティブドライビングビームアダプティブ・LED・ヘッドライト
オートマチックハイビームアダプティブドライビングビームハイビームアシストハイ・ビーム・コントロールシステム
レーントレーシングアシスト(車線逸脱警報機能)車線逸脱警報LDW(車線逸脱警報)車線逸脱警報システム
レーントレーシングアシスト(車線中央走行支援)ツーリングアシスト、車線逸脱抑制プロパイロット、インテリジェント LI(車線逸脱防止支援システム)レーンキープ・アシスト・システム
プリクラッシュセーフティプリクラッシュブレーキインテリジェント エマージェンシーブレーキアドバンスト・スマート・シティ・ブレーキ・サポート
インテリジェント FCW(前方衝突予測警報)
ドライブスタートコントロールAT誤発進(後進)抑制制御踏み間違い衝突防止アシスト[低速加速抑制機能(前進時/後退時)]AT誤発進抑制制御[前進時][後退時]
インテリジェントクリアランスソナー(パーキングサポートブレーキ)後退時ブレーキアシスト踏み間違い衝突防止アシスト[低速衝突軽減ブレーキ機能(後退時)]スマート・シティ・ブレーキ・サポート[後退時]
リヤクロストラフィックオートブレーキスバルリヤビークルディテクションRCTA(後退時車両検知警報)リア・クロス・トラフィック・アラート
ブラインドスポットモニタースバルリヤビークルディテクションBSW(後側方車両検知警報)ブラインド・スポット・モニタリング
パノラミックビューモニターフロント・サイドビューモニターインテリジェント アラウンドビューモニター(移動物 検知機能付)+フロント&バックソナー
360°ビュー・モニター+フロントパーキングセンサー
ロードサインアシスト 進入禁止標識検知交通標識認識システム
先行車発進告知機能先行車発進お知らせ機能- - 
レーントレーシングアシスト(ふらつき警報機能)ドライバーモニタリングシステム、ふらつき警報インテリジェント DA(ふらつき警報)ドライバー・アテンション・アラート
レーダークルーズコントロール(全車速追従機能付)全車速追従機能付クルーズコントロールクルーズコントロールマツダ・レーダー・クルーズ・コントロール(全車速追従機能付)
自動防眩インナーミラー防眩式ルームミラー自動防眩ルームミラー
デジタルインナーミラースマートリヤビューミラーインテリジェント ルームミラー
ステアリング連動ヘッドランプ
インテリジェント パーキングアシスト(駐車支援システム)

「エクストレイル」は今回の改良により、2台前を走る車両を検知しディスプレイ表示とブザーにより警告してくれる「インテリジェント FCW」が搭載されている点で優秀です。この機能は他車には採用例が少なく、非常に先進的であるといえます。

「RAV4」は後退時に後側方から接近した車両に対して警告だけでなく自動ブレーキも作動する「リヤクロストラフィックオートブレーキ」が搭載されている点で優秀です。

自動運転技術では、「フォレスター」と「エクストレイル」は全車速追従機能付ACCと車線中央維持(全車速域)を組合せた「ツーリングアシスト」「プロパイロット」が搭載されており、長距離ドライブ時の負担軽減という意味で優秀です。「プロパイロット」は50km/h未満なら前車がいないとステアリングアシストが行われないため、その点では「ツーリングアシスト」の方が優秀であるといえるかもしれません。

「RAV4」も「レーントレーシングアシスト」が車線中央維持支援機能が全車速域に対応しているいるため、スバルの「ツーリングアシスト」と同様の機能を有しています。

各車、先進安全装備は一通り搭載されているため、上記の点が最も大きな違いになるでしょう。

 

その他、特徴的な先進装備としては、「フォレスター」に搭載されている「ドライバーモニタリングシステム」です。この装備は、ドライバーの顔をカメラで認識してシートポジションやドアミラー角度を自動的に再現する機能です。前回イグニッションOFFした際のマルチファンクションディスプレイ表示や、メーターディスプレイ表示、エアコン設定も再現するほか、登録したドライバーごとの平均燃費も表示されます。

日産やマツダの居眠り運転や不注意運転を検知する機能は、ステアリング操作により判断するところを、「フォレスター」はカメラにより「目を閉じているか、顔の向きを前方から外れているか」を判断します。

 

「エクストレイル」には、唯一「インテリジェント パーキングアシスト(駐車支援システム)」が装備されていますが、ステアリングが自動で操作されるだけで自分で駐車した方が早いため、使わない機能かと感じました。

また、「エクストレイル」は唯一サイドエアバッグとカーテンエアバッグがオプション装備となっている点も気になります。「RAV4」、「フォレスター」、「CX-5」は標準装備です。

 

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「エクストレイル」とライバル車の価格を徹底比較!


日産「エクストレイル」公式サイトより

次は”価格”ついて、比較してみましょう。

4WD車、同様の装備になるグレードで比較します。

 

エクストレイルのおすすめグレード&価格

「エクストレイル」のおすすめグレードは、ガソリン車なら「20Xi Vセレクション」(4WD/5人乗り)で約326万円、ハイブリッド車なら「20Xi HYBRID」(4WD/5人乗り)で約362万円です。

メーカーオプションのSRSサイドエアバッグ〈運転席・助手席〉+SRSカーテンエアバッグ(約8万円)、ディーラーオプションのナビ、ETC代等を約20万円足すと、「20Xi」は約354万円「20Xi HYBRID」は約390万円となります。
※上記の価格は税金などの諸費用を足していません。諸費用を足すと+15~25万円程度の価格になります。

ディーラーで聞いた話だと、値引きは25万円程度になりそうでした。

 

RAV4のおすすめグレード&価格

「RAV4」のおすすめグレードは、ガソリン車なら「X」(4WD/5人乗り)で約297万円、ハイブリッド車なら「HYBRID X」(E-Four/5人乗り)で約360万円です。

メーカーオプションの「リヤクロストラフィックオートブレーキ」やバックカメラ、ディーラーオプションのT-ConnectナビキットやETC代等を約25万円足すと、「X」は約322万円「HYBRID X」は約385万円となります。
※上記の価格は税金などの諸費用を足していません。諸費用を足すと+15~25万円程度の価格になります。

値引き額は、30万円程度でした。

 

フォレスターのおすすめグレード&価格

「フォレスター」のおすすめグレードは、ガソリン車なら「Touring」(AWD/5人乗り)で約286万円、ハイブリッド車なら「Advance」(AWD/5人乗り)で約316万円です。

メーカーオプションの「アイサイトセイフティプラス」(運転支援、視界拡張)、さらにディーラーオプションのナビ、ETC、リアカメラ代等を約25万円足すと、「Touring」は約333万円「Advance」は約348万円となります。
※上記の価格は税金などの諸費用を足していません。諸費用を足すと+15~25万円程度の価格になります。

ディーラーで確認したところ、値引きは27万円程度でした。

 

CX-5のおすすめグレード&価格

「CX-5」のおすすめグレードは、ガソリン車なら「25S PROACTIVE」」(4WD/5人乗り)で約309万円、ディーゼル車なら「XD PROACTIVE」(4WD/5人乗り)で約340万円です。

「CX-5」はマツダコネクトが全車標準装備のためナビ代は不要です。メーカーオプションの「360°ビュー・モニター」とCD/DVDプレーヤー(約8万)、さらにディーラーオプションのナビゲーション用SDカード、ETC代等を約9万円足すと、「25S PROACTIVE」は約325万円「XD PROACTIVE」は約356万円となります。
※上記の価格は税金などの諸費用を足していません。諸費用を足すと+15~25万円程度の価格になります。

 

価格比較 結果

上記の価格は税金などの諸費用を足していませんが、値引き額で概ね相殺されるでしょう。

上記金額を比較すると、ガソリン車なら「RAV4」が1番安く購入できることがわかります。次いで「CX-5」も安いですが、燃費性能も考慮すると「RAV4」が最もお得でしょう。

ハイブリッド車またはディーゼル車なら「フォレスター」が1番安く購入できますが、燃費性能(維持費)を考慮すると「CX-5」が最もお得でしょう。

 

「RAV4」のガソリン車と、「CX-5」のディーゼル車はどっちが安い?!

「RAV4」のガソリン車と「CX-5」のディーゼル車の価格差は35万円ほどありますが、税金関係の差で25万円ほどに縮まります。

その後、年間走行距離1万km程度で10年間使用した場合、年間のガソリン代は3.4万円ほど「CX-5」の方が安くなるため、「CX-5」の方が8万円ほど安くなります。
※「RAV4」の実燃費12.0km/L、「CX-5」の実燃費14.5km/L、レギュラー140円、軽油120円で計算した場合

ただ、年間走行距離が8千km程度であれば、上記の金額差がなくなります。そのため、「RAV4」のガソリン車と「CX-5」のディーゼル車は、ほぼ同じコストだといえます。

ちなみに、「RAV4」のハイブリッド車の場合、年間走行距離が2万km程度でやっと「RAV4」のガソリン車より安くなります。しかし、2万kmも走行するなら「CX-5」のディーゼル車の方が圧倒的に安くなります。

 

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まとめ

今回は、日産「エクストレイル」のマイナーチェンジ(一部仕様向上)による変更点、トヨタ「RAV4」・スバル「フォレスター」・マツダ「CX-5」などのライバル車と安全性能や価格を徹底比較してみました。

 

「エクストレイル」は、今回の改良により安全性能が強化され、より魅力的になったといえます。ただ、価格も結構上昇しており、個人的にはもう少し価格設定が安ければと思うところではあります。

「RAV4」・「フォレスター」・「CX-5」の購入を考えていた方は、新型「エクストレイル」も検討してみましょう!

 

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