こんにちは!青空ひつじ(♂)です。
今回は、2024年1月17日に一部改良が行われたトヨタ「ヤリス」と、2021年11月1日に一部改良が行われたトヨタ「ライズ」を徹底比較してみました。
ボディタイプはハッチバックとSUVで異なるものの同じBセグメントのコンパクトカーで、2022年普通車人気TOP5に入る両車。
そんな「ヤリス」と「ライズ」のどっちを買った方が後悔しないのか!?
燃費性能・加速性能・安全性能・運転のしやすさ・エクステリア・インテリア・車内の広さ・価格など、徹底検証いたします。
ボディサイズ・運転のしやすさ・エクステリアの比較
ボディサイズ・運転のしやすさ
ボディサイズについて、比較していきます。
・ヤリス
全長(mm):3,950
全幅(mm):1,695
全高(mm):1,495(4WDは1,515)
ホイールベース(mm):2,550
車両重量(kg):940~1,180
最小回転半径(m):4.8(HYBRID Z・Z・4WD車は5.1)
最低地上高(mm):145(1.0ガソリン車は140、1.5Lガソリン4WD車は130、1.5Lハイブリッド4WD車は160)
・ライズ
全長(mm):3,995
全幅(mm):1,695
全高(mm):1,620
ホイールベース(mm):2,525
車両重量(kg):970~1,070
最小回転半径(m):4.9(Zは5.0)
最低地上高(mm):185
■ボディサイズはほぼ同じ!違いは全高と最低地上高!
ボディサイズの内、全長・全幅・ホイールベース・車両重量などは、ほぼ同じです。
最大の違いは、「ライズ」の方が全高が12cm程度高く、最低地上高が4cm程度高くなっていることです。
全高が高い点は走行性能的に不利になりますが、最低地上高が高いため悪路や水害時などでの走破性が高くなっています。
両車コンパクトサイズなため取り回しが良く、視界も良好なため、運転のしやすさは同レベルです。
最小回転半径もほとんど同じですが、最上位グレードと4WD車を除くと「ヤリス」の方が10cm小さくなっていますので、小回りの良さは僅かに「ヤリス」が優れています。
何れにしても、「ヤリス」も「ライズ」も非常に運転しやすいため、運転が苦手な方に最適なクルマといえるでしょう。
エクステリア
■ヤリス:「HYBRID Z」(シアンメタリック)
※2024年1月17日改良前
■ヤリス:「HYBRID Z」(コーラルクリスタルシャイン)
※2024年1月17日改良後
■ライズ:「Z」(マスタードイエローマイカメタリック)
「ヤリス」は最上位グレードと中間グレード以下で質感差が激しい
「ヤリス」のエクステリアは、非常にスポーティなフロントデザインとなっています。
リアはコンビネーションランプが特徴的な水平基調のデザインとなっているため、「ヤリス」だと一目で分かるデザインになっています。
2024年1月17日の改良でフロントラジエーターグリルのデザインが上の写真のとおり変更されています。
横基調だった改良前のフロントグリルに対して、改良後はドットパターンのようなデザインとなっています。
最上位グレード「Z」であれば、光沢感もあって、より印象的なフロントグリルとなっています。
ただ、この手のフロントグリルは“カッコいいけど洗うのが(拭き上げが)大変”という印象が強いです。
また、同日の改良で上の写真にもある「ヤリス」のイメージカラーでもあったボディカラー「シアンメタリック」が廃止されています。
質感は、フロントグリル(ロアアンダーグリルを除く)、リヤグリルやリヤルーフが艶有りブラック塗装となっており、ドアベルトモールディングにサテンクロムメッキ加飾が施されているなど、比較的質感高い印象です。
また、ドアを閉めた際の音は、従来(ヴィッツ)の軽い安っぽい感じではなく、比較的重めで上質な印象です。
さらに、ディーラーオプションのLEDフォグランプを設定するとフォグランプ周辺が艶有りブラック塗装となり、より質感が向上します。
フォグランプなしだと塗装なしのフタが装着されている状態で、質感が高いとは言えません。質感を向上させたい方はLEDフォグランプを設定するのがおすすめです。
※上の写真はフォグランプ装着車
ただ気になるのは、中間グレード以下の質感です。
上記は全て最上位グレードのみの設定で、中間グレード以下になると質感や装備内容は大きく減少します。
特に、今どきハロゲンヘッドランプというのは軽自動車より劣る装備内容といえるでしょう。
仮にLEDヘッドランプ(約8万円)を設定すると、最上位グレードとの価格差は10万円程度になりますので、エクステリアだけみても最上位グレードが最もおすすめであると個人的には考えます。
また、アルミホイールが全グレードでオプション設定となっている点も気になります。
「ライズ」の質感は同クラス標準
「ライズ」のエクステリアデザインは「RAV4」に似ていると言われていますが、横並べで見ると明らかにコンパクトで印象が大きく異なります。
質感は、バックドアガーニッシュが艶有り塗装となっている点、ドアアウターハンドルがメッキとなっている点など、一部質感高くなっています。
また、2トーンカラーのルーフ部(ブラックマイカメタリック)が艶のある感じになっていたため、好印象です。
そのため、質感的には廉価な印象はなく、同クラス標準レベルです。
ただし、ホンダ「ヴェゼル」やトヨタ「C-HR」と比較すると劣ります。
印象的だったのは、ドアの締めやすさやドアを閉めた音が比較的上質であったことです。
ちょっと重めな音で、感覚的には1クラス上のCセグメントクラスなイメージです。
「ヤリス」と「ライズ」に大きな質感差はなし!
上記から、最上位グレードであれば「ヤリス」の方が僅かに質感高い印象がありますが、中間グレード以下であれば「ライズ」の方が質感高い印象があります。
何れにしても、「ヤリス」と「ライズ」に大きな質感差はありません。
スポーティなスタイリングが好みな方は「ヤリス」、SUV的なデザインが好みな方は「ライズ」がおすすめです。
インテリア・居住性・ラゲッジスペースの比較
インテリア
■ヤリス:「HYBRID Z」(合成皮革+ツィード調ファブリック[ブラック])
■ライズ:「Z」(ロッキー:「Premium G」)
「ヤリス」のインテリアは質感が低い!
「ヤリス」のインテリアは、最上位グレードであれば本革巻きステアリングホイール、本革巻きシフトノブ、インパネにソフトパッドが設定され、シート表皮が合成皮革+ツィード調ファブリックとなるため、「ヴィッツ」から質感はかなり向上しています。
※革巻きステアリングホイール、革巻きシフトノブは他グレードでもオプション設定可能
特に、シート表皮が合成皮革になることで質感が大きく向上する印象があり、ファブリックと比較すると差は歴然です。
上記のとおり、「ヴィッツ」から質感は向上しているものの、まだまだ樹脂製の部分が多く、特にセンターコンソール付近の質感の低さが気になります。
ライバルである日産「ノート」やホンダ「フィット」、同トヨタの「アクア」は質感が大きく向上しており、インテリアの質感差は大きくなったといえるでしょう。
いずれのクルマもアームレスト付きセンターコンソールボックスが標準装備、またはオプション設定することが可能です。
「ヤリス」も軽自動車的なアームレストであればオプション設定可能です。
中間グレード以下では質感の低さがより強調され、特に“ヘッドレスト一体型のシート”となっている点が大きな欠点だといえます。
シートは最上位グレードと同じヘッドレストセパレート型に変更可能ですが、約5.6万円のコンフォートシートセットを設定する必要があります。
LEDヘッドランプ(約8万円)と合算すれば最上位グレードとの価格差は5万円程度になりますので、やはり最上位グレードが最もおすすめであると個人的には考えます。
「ライズ」のインテリアは特別質感高くはないが、「ヤリス」より上質
「ライズ」のインテリアは、SUVらしいフロントドアグリップが特徴的で、デジタルスピードメーターと7インチカラー液晶ディスプレイ、最大9インチのディスプレイオーディオまたはナビ、エアコンパネルと、シンプルなデザインになっています。
質感的には全体的に廉価な印象があります。
まず、最上位グレードであれば本革巻きとなるステアリングホイールですが、さわり心地は悪く、「C-HR」や「ヴェゼル」の本革巻きステアリングホイールと比較すると、非常に質感が低くなっています。
日産「キックス」などでも感じましたが、名前こそ本革巻きステアリングホイールとなっているものの、触った感触はウレタンに近いものになっています。
さらに気になったのは、ドアアームレスト周りの質感の低さです。
フロントドアアームレストについては最上位グレードであれば一応ソフトパッドとなっているようですが、フロント・リアのいずれも見た目も触った感触も非常に廉価な印象があります。
フロントドアアームレストがソフトパッドとなるのは最上位グレードのみなので、中間グレード以下だと質感はさらに低下することになります。
「ライズ」の発売当時は同クラスの中でも上質な部類に入っていましたが、「ライズ」の発売以降にフルモデルチェンジが行われたトヨタ「アクア」やホンダ「フィット」、日産「ノート」などが非常に上質になったため、廉価な立ち位置に変わった印象があります。
とはいえ、Bセグメントクラスの中ではまだまだ標準の質感で、「ヤリス」よりは圧倒的に優れています。
そのため、室内の質感は一部廉価な印象はあるものの、これまでCセグメントクラス以上のクルマに乗っていた方や、質感を特別気にする方でなければ問題ないレベルだと考えます。
姉妹車のダイハツ「ロッキー」の場合、最上位グレード「Premium G」のシート表皮がファブリック×ソフトレザー調となるため、インテリアは「ライズ」より上質になっています。
※上の写真は「ロッキー」の「Premium G」
インテリアの質感は「ライズ」の方が高い!
上記から、インテリアは「ライズ」の方が質感高くなっています。
中間グレード以下の「ヤリス」と比較した場合、その差は圧倒的です。
そのため、インテリアの質感を重視する方には「ライズ」がおすすめだといえるでしょう。
居住性・ラゲッジスペース
■ヤリス:「HYBRID Z」(合成皮革+ツィード調ファブリック[CLEAR TAUPE])
※2枚目の写真は「Z」(上級ファブリック[BLACK])
※2024年1月17日改良前
■ライズ:「Z」(ロッキー:「Premium G」)
ここからは、室内の広さを比較してみましょう。
室内長の比較
- 「ヤリス」:1,845mm
- 「ライズ」:1,955mm
室内長は「ライズ」の方が+11cm広くなっています。
室内幅の比較
- 「ヤリス」:1,430mm
- 「ライズ」:1,420mm
室内幅は「ヤリス」の方が+1cm広くなっています。
室内高の比較
- 「ヤリス」:1,190mm
- 「ライズ」:1,250mm
室内高は「ライズ」の方が+6cm広くなっています。
ラゲッジスペースの比較
- 「ヤリス」:270ℓ
- 「ライズ」:369ℓ
※アンダーラゲッジを含めるとガソリン2WD車で449ℓ、ハイブリッド車で386ℓ、4WD車で407ℓ
ラゲッジスペースは「ライズ」の方が+99~179ℓ広くなっています。
車内の広さ比較 まとめ
室内の広さは上記の数値のとおり、「ライズ」の方が圧倒的に広くなっています。
特に後部座席の足元スペース・頭上スペース、ラゲッジスペースは圧倒的に違います。
「ヤリス」はお世辞にも広いとは言えません。
「ライズ」は同クラスの中でも室内が広めなのに対して、「ヤリス」は狭めなため、その差は歴然です。
また、「ライズ」はアンダーラゲッジが非常に広くなっているため(80ℓ)、背の高い荷物の収納にも便利です。
上記より、3人以上乗る機会が多い方、荷物を多く積む方は「ライズ」の方が快適でしょう。
ちなみに、「ライズ」は後部座席が僅かにリクライニングできるようになっていますが、上の写真のとおり非常に僅かなため、大きなメリットはありません。
快適装備の比較
快適装備を比較してみましょう。
「ヤリス」には、「ライズ」には無い以下の装備が搭載されています。
- カラーヘッドアップディスプレイ
- テレスコピックステアリング
- 運転席・助手席ターンチルトシート
- 照明付運転席・助手席バニティミラー付サンバイザー ※「ライズ」は照明なし
- ナノイーX
- コネクティッドサービスの内容
「ライズ」には、「ヤリス」には無い以下の装備が搭載されています。
- 電動パーキングブレーキ
- ブレーキホールド
- センターコンソールボックス ※「ヤリス」もアームレストは設定可能
- 後部座席用充電USB端子(リヤ2個) ※「ヤリス」はフロント1個
- 車速連動ドアロック
- シフト操作連動オートドアロック
- ウェルカムドアロック解除(解錠範囲に入ると自動解錠)
- アンロック状態で押すと開く給油口
快適装備は上記の違いがありますが、最大の違いは「ライズ」に搭載されている電動パーキングブレーキとブレーキホールドでしょう。
従来は「ヤリス」と同じレバー式パーキングブレーキとなっていましたが、2021年11月1日の一部改良で新たに採用されています。
電動パーキングブレーキが搭載されたことによる最大のメリットは、“パーキングブレーキの操作が一切不要”になることにあります。
まず、ギアをD(ドライブ)にしてアクセルを踏むと、自動的にパーキングブレーキが解除されます。
そして、ギアをP(パーキング)にすることで自動的にパーキングブレーキがかかります。
これにより、パーキングブレーキの解除し忘れ、かけ忘れを防げます。
さらに、電動パーキングブレーキの搭載により、全車速追従機能付アダプティブクルーズコントロールの停止保持が可能となります。
また、ブレーキホールドにより赤信号などでブレーキを踏んでクルマが停止した際、停止状態が維持され、ブレーキペダルを踏み続ける必要がなくなります。
そのため、信号が多い街乗りや渋滞時など、ブレーキペダルをよく踏む機会の負担軽減につながります。
上記のとおり、「電動パーキングブレーキ」は非常に便利な必須装備となっています。昨今の新型車の多くに採用が進んでおり、今後搭載されているのが“当たり前の装備”となるでしょう。
「ヤリス」はライバルの「フィット」や「ノート」に電動パーキングブレーキが搭載されている中、採用されませんでした。この点は「ヤリス」の欠点ともいえるでしょう。
その他「ライズ」には、車速連動ドアロック、シフト操作連動オートドアロック、ウェルカムドアロック解除(解錠範囲に入ると自動解錠)、アンロック状態で押すと開く給油口など、ドアロックに関する便利装備が豊富に搭載されています。
また、「ライズ」には「ヤリス」にはないセンターコンソールボックスや後席用の充電用USB端子が設定されていることも魅力です。
利便性だけでなくセンターコンソールボックスはインテリアの見栄えにも影響してきますし、後部座席用のUSB端子はスマートフォンやタブレットの充電に便利で、昨今発売されている新型車の多くに採用されています。
一方の「ヤリス」は、ディスプレイオーディオとコネクティッドサービスの内容が優れています。
「ライズ」のディスプレイオーディオはナビ機能を搭載することができず、コネクティッドサービスも使用できません。
「ヤリス」はディスプレイオーディオが標準装備されており、2024年1月の改良以降は5年間は無料で使えるコネクティッドナビも使用できます。
「ライズ」でナビを使用する場合、スマホのナビアプリを使用するか、コネクティッドサービスを使用できるナビだと15万円以上するT-Connectナビを別途設定する必要があります。
さらに、「ライズ」のコネクティッドサービスには以下の機能が搭載されていません。
- ドアロックなどのリモート確認、操作が行える「うっかり通知/リモート確認/リモート操作」
- エンジンオイル、ガソリン残量の確認が行える「ヘルスチェック」
- 自分の運転を診断できる「ドライブ診断」
- スマートフォンでエンジン及びエアコンの始動が行える「リモートスタート」
※トヨタ「ハリアー」から採用された新機能、ハイブリッド車のみ使用可能 - 月1,100円で使い放題「車内Wi-Fi」
- スマホがキーになる「デジタルキー」
- スマホで運転者を認識しドライバーごとの設定を自動で行う「マイセッティング」
価格については、「ヤリス」は標準サービスは5年間無料で6年目以降年3,960円、または月330円となっています。
「ライズ」とサービス内容を合わせ「オペレーターサービス」を含めても、5年間は年3,960円、6年目以降は年7,960円となります。
※「オペレーターサービス」は年3,930円または、月330円
一方「ライズ」は、一時期よりDCMの搭載がなくなり、スマホやWi-Fi通信機を使用してコネクティッドサービスを使用する形に変更されました。
基本料金がかからないため使い方によっては「ライズ」の方が安くなりますが、使用時にスマホやWi-Fi通信機と接続する煩わしさがあります。
いずれにしても、コネクティッドサービスの内容や使い勝手は「ヤリス」の方が優れています。
燃費性能の比較
燃費性能は、WLTCモード、ユーザーが投稿した実燃費を集計したe燃費の値にて比較します。
※実燃費は季節や使用環境により異なります。
※補足:WLTCモードとは
JC08モードはエンジンが温まった状態からの測定結果を75%、エンジンが冷えた状態からの測定結果を25%の比率で燃費を算出していました。WLTCモードでは、エンジンが冷えた状態からの測定結果のみを使用し、乗員や積載物の重量も考慮されることになり、これまでのJC08モードよりも実燃費値に近い条件となります。
- WLTCモード:市街地、郊外、高速道路の平均的な使用時間配分で構成した国際的な走行モード
- 市街地モード(WLTC-L):信号や渋滞等の影響を受ける比較的低速な走行を想定
- 郊外モード(WLTC-M):信号や渋滞等の影響をあまり受けない走行を想定
- 高速道路モード(WLTC-H):高速道路等での走行を想定
・ヤリス
・1.0Lガソリン
→20.2km/L(WLTCモード)
→15.22km/L(e燃費より)
・1.5Lガソリン ※2WD、CVT
→21.3km/L(WLTCモード)
→17.01km/L(e燃費より)
・1.5Lハイブリッド ※2WD
→36.0km/L(WLTCモード)
→31.30km/L(e燃費より)
・ライズ
・1.2Lガソリン
→20.7km/L(WLTCモード)
→14.96km/L(e燃費より)
・1.0Lターボ
→17.4km/L(WLTCモード)
→14.02km/L(e燃費より)
・1.2Lハイブリッド
→28.0km/L(WLTCモード)
→22.32km/L(e燃費より)
燃費性能を比較すると、「ヤリス」の1.5Lハイブリッド車が圧倒的に優秀です。
「ヤリス」のハイブリッド車の燃費性能は、これまでのハイブリッド車の1歩先をいっています。PHEVなどを除くとダントツトップの燃費性能です。
次いで優秀なのは、2021年11月1日の一部改良で追加された「ライズ」の1.2Lハイブリッド車です。
「ヤリス」のハイブリッド車には及ばないものの、トヨタ「アクア」や「ヤリスクロス」に次ぐ燃費性能となっており、非常に優れています。
同じく一部改良で追加された「ライズ」の1.2Lガソリン車の燃費性能も、「ヤリス」の1.5Lガソリン車に匹敵する燃費性能となっています。
上記のとおり、2021年11月1日以降「ヤリス」と「ライズ」の燃費性能差は大きく縮まっています。
ちなみに、年間走行距離8,000km、ガソリン台140円だった場合の年間の維持費は以下のとおりです。
- 「ヤリス」1.5Lハイブリッド車:35,783円+30,500円=66,283円
- 「ヤリス」1.5Lガソリン車:65,844円+30,500円=96,344円
- 「ライズ」1.2Lハイブリッド車:ガソリン代 44,800円+自動車税 30,500円=75,300円
- 「ライズ」1.2ガソリン車:ガソリン代 70,000円+自動車税 30,500円=100,500円
上記のとおり、ハイブリッド車は年1万円近い差がありますが、ガソリン車は僅か年4千円程度しかありません。
いずれにしても、維持費を安くしたいなら「ヤリス」のハイブリッド車がおすすめです。
ただ、上記の例より走行距離が少ない場合は各車の差が縮まるため、車両本体価格が安い「ヤリス」・「ライズ」のガソリン車の方が総コストで安くなる可能性が高くなります。
加速性能・乗り心地の比較
加速性能の比較
エンジン性能について、比較していきます。
その前に「出力」と「トルク」の違いについて、簡単に説明します。
- 出力:クルマの速さ
- トルク:クルマの加速力
簡単に書くと、「最高出力」の値が高い車は速く走れる車で、「最大トルク」の値が高い車は加速が速い車ということですね。ただ、エンジンやモーターの特性、空力性能や車両重量などにより加速性能は全く異なりますので、単に”トルクの値が大きいから加速が速い”というわけではありません。
・ヤリス
・1.0Lガソリン
→最高出力 51kW〈69PS〉/6,000rpm
→最大トルク 92N・m〈9.4kgf・m〉/4,400rpm
・1.5Lガソリン
→最高出力 88kW〈120PS〉/6,600rpm
→最大トルク 145N・m〈14.8kgf・m〉/4,800~5,200rpm
・1.5Lハイブリッド
エンジン
→最高出力 67kW〈91PS〉/5,500rpm
→最大トルク 120N・m〈12.2kgf・m〉/3,800~4,800rpm
モーター
→最高出力 59kW〈80PS〉
→最大トルク 141N・m〈14.4kgf・m〉
→システム最高出力 85kW〈116PS〉
・ライズ
・1.2Lガソリン
→最高出力 64kW〈87PS〉/6,000rpm
→最大トルク 113N・m〈11.5kgf・m〉/4,500rpm
・1.0Lターボ
→最高出力 72kW〈98PS〉/6,000rpm
→最大トルク 140N・m〈14.3kgf・m〉/2,400~4,000rpm
・1.2Lハイブリッド
エンジン
→最高出力 60kW〈82PS〉/5,600rpm
→最大トルク 105N・m〈10.7kgf・m〉/3,200~5,200rpm
モーター
→最高出力 78kW〈106PS〉
→最大トルク 170N・m〈17.3kgf・m〉
「エンジン性能」を比較すると、スペック的には「ヤリス」の方が優れています。
あくまで参考値ですが、0-100km/h加速は何れも9秒~10秒前後で、あまり差はありません。
試乗で感じた印象は以下のとおりです。
■「ヤリス」
「ヤリス」は新開発の1.5Lダイナミックフォースエンジンと新世代1.5Lハイブリッドシステムが採用されており、ハイブリッド車のシステム最高出力は「ヴィッツ」の73kW(100PS)から85kW(116PS)に上昇しています。
1.5Lガソリン車は、「RAV4」などにも設定されている発進用ギヤ付きのDirect Shift-CVTが設定されたため、発進時のもっさり感などはなくスムーズに加速してくれます。
1,000kg前後の車両重量には十分なパワーで、街中でパワー不足を感じることはないでしょう。
1.5Lハイブリッド車と1.5Lガソリン車を比較すると、発進時の加速性能はハイブリッド車の方が滑らかな印象があります。モーターのアシストにより加速性能が向上しているものかと思います。
ただ、その後の加速感は1.5Lガソリン車の方がガソリン車特有の面白さがある様に感じましたが、それほど大きな差は感じにくく、燃費性能の圧倒的な違いに勝るほどの差はない様に感じました。
静粛性なども考慮すれば、ハイブリッド車の方が総合的に優れているといえるでしょう。
■「ライズ」
1.2Lガソリン車は、アクセルを軽く踏み込むと軽やかに加速し、強く踏み込むと体を持っていかれるほどの加速性能を発揮します。
ただ、加速性能を発揮するにはエンジンを3,000回転以上回す形となるためエンジン音が大きく、昨今の新型車とは思えないほどうるさいというデメリットがあります。
スペック的には従来から搭載されている1.0Lターボ車より劣りますが、加速性能的には遜色なく、同等の加速性能を誇ります。
正直、走りは全く期待していなかった1.2Lガソリン車だけに、これほどパワフルで面白い加速を発揮することに非常に驚きました。
ただ、前述のとおり“最もうるさいパワートレイン”となっているため、静粛性の観点からは最も劣ります。
総合的に考えれば、1.0Lターボ車の方が優れているといえるでしょう。
1.2Lハイブリッド車は、1.2Lガソリン車とは対照的に非常に静かで、リニアに加速します。
ただ、日産e-POWER(ノート)と同程度の加速性能を期待していると、ガッカリすることになります。
街乗りでは十分の加速性能ではあるものの、1.2Lガソリン車と比較すると明らかに加速性能は劣ります。
そのため、急な坂道や追い越し時はパワー不足を顕著に感じます。
加速性能は「ヤリス」の1.5Lハイブリッド車が最も優れており、次いで両ガソリン車となりでしょう。
ただ、大きな差はないため、エンジン性能は引き分けとしておきます。
乗り心地の比較
「ヤリス」の乗り心地や静粛性は、「ヴィッツ」とは比べ物のならないほど良くなっています。
凹凸をキレイにいなして、コンパクトカー(Bセグメントクラスのクルマ)とは思えない乗り心地となっています。
感覚的には一昔前のCセグメントクラスのクルマの乗り心地といった印象で、従来のコンパクトカーと比較すると圧勝であるといえます。
シートの座り心地も良く、通常のファブリックシートより合成皮革+ツィード調ファブリックシートの方が快適な印象です。
「ライズ」の乗り心地も比較的良く、段差による突き上げもかなり抑えられている印象です。
そのため、両車の乗り心地に大きな差はないでしょう。
ガソリン車の静粛性は「ライズ」の方が劣りますが、ハイブリッド車に大きな違いはありません。
ただ、両車ともに2020年にフルモデルチェンジが行われたホンダ「フィット」や日産「ノート」、2021年にフルモデルチェンジが行われたトヨタ「アクア」と比較すると劣ります。
安全性能の比較
ここからは、安全性能について、比較してみましょう。
下表に各車の安全装備を整理しています。同機能の装備を同行に示しています。
ヤリス | ライズ |
- | ADB(アダプティブドライビングビーム) |
- | サイドビューランプ |
オートマチックハイビーム | オートハイビーム |
レーンディパーチャーアラート | 車線逸脱警報機能、ふらつき警報、路側逸脱警報 |
レーンディパーチャーアラート | 車線逸脱抑制制御機能 |
レーントレーシングアシスト | LKC(レーンキープコントロール) |
プリクラッシュセーフティ(交差点左右折支援機能、低速時加速抑制機能、緊急時操舵支援機能) | 衝突回避支援ブレーキ機能(対車両・対歩行者)、衝突警報機能(対車両・対歩行者) |
プロアクティブドライビングアシスト | - |
パーキングサポートブレーキ(後方歩行者、周囲静止物) | - |
パーキングサポートブレーキ(前後方静止物)、ドライブスタートコントロール | ブレーキ制御付誤発進抑制機能(前方・後方)、コーナーセンサー(フロント2個/リヤ2個)、ドライブスタートコントロール |
パーキングサポートブレーキ(後方接近車両) | RCTA(リヤクロストラフィックアラート) |
ブラインドスポットモニター、安心降車アシスト | BSM(ブラインドスポットモニター) |
ロードサインアシスト | 標識認識機能 |
レーダークルーズコントロール(全車速追従機能付)、ドライバー異常時対応システム | 全車速追従機能付ACC(アダプティブクルーズコントロール) |
発進遅れ告知機能 | 先行車発進お知らせ機能 |
防眩インナーミラー | 防眩インナーミラー |
パノラミックビューモニター(床下透過表示機能付) | パノラミックビュー |
トヨタ チームメイト[アドバンスト パーク]) | スマートパノラマパーキングアシスト(駐車支援システム) |
安全性能を比較すると、「ヤリス」の方が先進的で優秀です。
2024年に行われた「ヤリス」の一部改良により、一気に「ライズ」を突き放した印象です。
「ヤリス」が優秀な点
- 自動ブレーキが交差点右左折時の隣接2レーンまで対向車、歩行者、自転車も検知可能(プリクラッシュセーフティ)※多くのクルマはハンドル操作中は自動ブレーキが作動しない(しない可能性がある)
- 自動ブレーキが交差点の出合い頭時にも作動する(プリクラッシュセーフティ)
- 自動ブレーキに「緊急時操舵支援機能」が搭載されている(プリクラッシュセーフティ)
- 歩行車や自転車が横断する場合や、側道に歩行者や自転車、駐車車両がいる場合、ステアリング操作やブレーキ操作支援による衝突を事前に抑制(プロアクティブドライビングアシスト)
- 後側方から接近する車両を検知し、自動ブレーキが作動(パーキングサポートブレーキ[後方接近車両])
- 車両前側方に対しても衝突の危険性がある際は自動ブレーキが作動し、後退時に歩行者と接触する危険性が高い場合にも自動ブレーキが作動(パーキングサポートブレーキ[周囲静止物、後方歩行者])
- クルーズコントロールが作動中の全車速域で車線中央維持支援が可能、さらにステアリングの切り始めを検知し、速度を抑制(レーントレーシングアシスト)
- レーントレーシングアシスト作動中にドライバーの無操作状態が続くとハザードランプやストップランプの点灯、ホーンを鳴らし、自車線内で停止、ドア解錠を行い、緊急車両の手配まで行う(ドライバー異常時対応システム)
- 車両周辺をサイドクリアランスビュー、コーナリングビューなどクルマを透かしたような映像を表示でき、自動表示する地点の登録、音声操作に対応(パノラミックビューモニター[床下透過表示機能付])
- 後方から接近する車両や自転車を検知して、降車乗員と衝突する危険性がある場合、ドアミラーインジケーターの点滅、ブザー音での警告、ディスプレイ表示などが行われる(安心降車アシスト)
- 信号が青に変わるとブザー音やディスプレイ表示でお知らせする(発進遅れ告知機能)
- 赤信号を見落とし交差点に進入した場合、ディスプレイの点滅やブザー音で警告(ロードサインアシスト)
- アクセル、ブレーキ、ステアリングを自動操作する自動駐車機能(アドバンストパーク)
「ヤリス」の自動ブレーキは、交差点右左折時の隣接2レーンまで歩行者・自転車・対向車に対しても作動するようになっており、交差点の出合い頭時にも作動します。
交差点右左折時では自動ブレーキが作動しない(しない可能性がある)多くのクルマよりも圧倒的に優れています
さらに、“衝突する可能性があるかもしれない”という状況を予測してステアリング操作やブレーキ操作を支援する「プロアクティブドライビングアシスト」も先進的で、この機能により事故を“もっと手前で”防いでくれます。
後退時の自動ブレーキも、歩行者に対して、車両前後方のみならず側方に対しても作動するようになっています。
これらの機能は、新型「ノア」・「ヴォクシー」から採用されたもので、トヨタ「ハリアー」や「RAV4」には一部採用されていない機能も「ヤリス」には採用されています。
※交差点右左折時の自転車検知、交差点の出合い頭時の対応、プロアクティブドライビングアシストなど
「ヤリス」の自動ブレーキは、2024年時点でトップクラスの性能となっており、一部性能ではスバル「レヴォーグ」すら上回っています。
もう1つ大きく異なるのが、高速運転支援です。
多くのクルマのアダプティブクルーズコントロール(レーダークルーズコントロール)は設定速度のままカーブを走行しようとするため、速度を自分で落とす必要がありましたが、「ヤリス」は自動的に速度が抑制されるようになっています。
また、2024年1月の改良で前方認識範囲を拡大したことで、無駄な加速・減速をなくせるようになっています。
そのため、レーダークルーズコントロールの利便性が大きく異なります。
さらに、「ヤリス」のレーントレーシングアシストは、カーブや車両などの回避動作に対応できるようになっており、使用中にドライバーの無操作状態が続くと緊急車両の手配まで行うドライバー異常時対応システムが採用されています。
これにより、“もしも”の際の安心感が「ライズ」より優れているといえるでしょう。
降車時の安全性能も「ライズ」より優れています。
「ヤリス」の「安心降車アシスト」は、「ブラインドスポットモニター」のセンサーを活用し後方から接近する車両や自転車を検知して、降車乗員と衝突する危険性がある場合、ドアミラーインジケーターの点滅、ブザー音での警告、ディスプレイ表示などが行われる機能で、これにより降車時の事故を防ぐことにつながります。
その他、「ロードサインアシスト」や「発進遅れ告知機能」は赤信号の変化にも対応している点も、大きな違いの1つです。
一方の「ライズ」は、対向車や先行車を部分的に遮光する先進ライト「アダプティブドライビングビーム」や「サイドビューランプ」を搭載している点、電動パーキングブレーキが搭載されている点で優れています。
先進ライトは、同クラスで搭載しているクルマはまだまだ少ないため、非常に先進的であるといえます。
前述のとおり、電動パーキングブレーキ及びブレーキホールドが搭載されていない点は、「ヤリス」の弱点・欠点だと考えます。
軽自動車も含め、新型車の多くに搭載されている装備ですので、是非今後の改良にて搭載してほしいところです。
価格の比較
価格について、比較します。
ヤリスのおすすめグレード&価格
「ヤリス」のおすすめグレードは、ガソリン車なら「Z」(2WD)で約215万円、ハイブリッド車なら「HYBRID Z」(2WD)で約250万円です。
理由は、中間グレード以下との質感差がとても大きいからです。
オプションに、ブラインドスポットモニター+パノラミックビューモニター(約8.5万円)、ディスプレイオーディオPlus(約6万円)、マット(約1.5万円)、アームレスト(約2万円)、アクセサリーコンセント(約4.5万円)、合計22万円程度を設定すると、「Z」は約230万円、「HYBRID Z」は約262万円となります。
※上記は値引き額が20万円だった場合の全込み価格です。
ライズのおすすめグレード&価格
「ライズ」のおすすめグレードは「Z」で、ガソリン車が約204万円、ハイブリッド車が約233万円です。
理由は、レーンキープコントロール、全車速追従機能付ACCなどの安全装備が「Z」でないと設定できないからです。低めなインテリアの質感もある程度カバーできることも大きな理由の1つです。
オプションに、ブラインドスポットモニター、パノラミックビュー対応ナビレディパッケージ、ディーラーオプションの9インチT-Connectナビ、マット、ETC車載器など総額約41万円を設定すると、「Z」(ガソリン車)は約231万円、「Z」(ハイブリッド車)は約260万円となります。
※上記は値引き額が23万円だった場合の全込み価格です。
価格比較 結果
上記価格を比較すると、ハイブリッド車・ガソリン車ともにほぼ同じ価格であるが分かります。
2024年1月に行われた「ヤリス」の一部改良までは、「ヤリス」の方が10万円前後安かったのですが、「ヤリス」の価格上昇により差がなくなっています。
「ヤリス」の場合、アルミホイールではなく樹脂フルキャップとなっている装備差はありますが、仮にアルミホイールを設定した場合、「ヤリス」の方が8万円程度高くなります。
車両本体価格が安い「ライズ」と「ヤリス」の価格が全く同じとなっている最大の要因はナビの価格です。
「ヤリス」はナビが標準装備、車載ナビが搭載されるディスプレイオーディオPlusも6万円と安いのに対して、「ライズ」の9インチナビは約25万円と20万円以上高くなっています。
もちろん、「ヤリス」のディスプレイオーディオPlusを外したり、「ライズ」に設定するナビを7インチにしたり、ディスプレイオーディオにしたりすることで価格差は変動しますし、値引き額によって大きく変わってきます。
ただ、いずれにしても価格差がほとんどないことは間違いありません。
1番安くなるのは!?
ガソリン車とハイブリッド車の価格差は30万円程度です。
燃費性能が圧倒的に異なるため、年間走行距離が1万km程度であれば10年で15万円ほどハイブリッド車の方が安くなるでしょう。5千km程度であれば逆に8万円程度ガソリン車の方が安くなるでしょう。
※燃料代160円で計算した場合
そのため、年間走行距離6,500km程度を基準に、上回る場合はハイブリッド車を、下回る場合はガソリン車を選択した方がお得になる可能性が高くなります。
ご自分の年間走行距離によって、お得になる方を選択しましょう。
リセールバリューはハイブリッド車の方が高くなるため、走行距離が極端に短い場合を除き、ハイブリッド車の方がお得になる可能性が高いと考えます。
さらに安く、お得に購入したい方は、“新車同様の中古車”も検討してみましょう。
「ヤリス」や「ライズ」に限った話ではありませんが、深刻な納期待ちが発生しており、半年で買えれば早い方といった異常事態に陥っています。
そのため、今「ヤリス」や「ライズ」を購入するなら、納期待ちがほとんどない中古車が非常におすすめです。
“新車同様の中古車”なら、年式2023年、走行距離10km未満、修復歴なしと好条件の「ヤリス HYBRID Z」が220万円で、「ライズ Z」なら199万円で買えるクルマもありますよ!
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“新車同様の中古車”を買う場合のメリットは何といってもその「安さ」が魅力ですが、デメリットは「自分の付けたいオプションが選べない」という点でしょう。
ただし、上記はメーカーオプションの場合のみで、ディーラーオプションの場合は後付けも可能です。
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中古車業界の最大手で、知名度も高く、信頼性が高いため安心です。
さらに、ガリバーは以下のメリットもあります。
- 修復歴車(事故車、事故歴ありの車)を販売していない
- 納車後、100日以内であれば返品可能
- ディーラーより長い10年保証(走行距離無制限、ハイブリッドカーのバッテリーなども保証)
ガリバーによると、修復歴車の約4割(39.4%)の車で何らかの故障が発生していたため、修復歴車の販売をやめたようです。そんな修復歴車を販売していないので、故障が発生するリスクが低いともいえますね。
特に驚きなのが、100日以内であれば返品可能というところではないでしょうか。これなら、仮に購入した車に問題があった場合や、急に車の使用シーンが大きく変わっても安心ですよね。
その他、ディーラーよりも長い10年保証というのも心強いです。ハイブリッドカーのバッテリーなども保証対象なのでさらに安心です。走行距離が何kmでも保証対象です。
■中古車は早いもの勝ち!非公開在庫もある!
中古車は基本的に1台限りのものですので、良い車も早く問い合せしないと売れてしまう可能性があります。
また、ガリバーでは毎日約500台の車を買取しており、まだネット上で公開されていない車(非公開在庫)もたくさんあります。
ガリバー 公式サイトに登録すれば、自分で検索するだけでは見つけられない”あなたに最適な車”をガリバーが探し出してくれます。さらに「非公開在庫」も優先的に紹介してもらえます。
気になった車、欲しい車がある方はガリバーに登録して探してもらいましょう!
※中古車の販売金額は申込完了ページには表示されません。登録後、ガリバーから電話がかかってくるので、そこで詳しい話を聞いてみましょう。
まとめ
今回は、トヨタ「ヤリス」とトヨタ「ライズ」を徹底比較してみました。
「ヤリス」と「ライズ」の比較結果を以下にまとめてみました。
- 運転のしやすさ:引き分け
- エクステリアやインテリアの質感:インテリアの質感は「ライズ」の方が上質
- 車内の広さ:「ライズ」の圧勝
- 快適装備:先進装備は「ライズ」、コネクティッドサービスは「ヤリス」が豊富
- 燃費性能:「ヤリス」が優秀
- 加速性能:引き分け
- 乗り心地:引き分け
- 安全性能:「ヤリス」の圧勝
- 価格の安さ:引き分け
上記のとおり、引き分けとなった項目が多くなっています。
どの項目を重視するかによりますが、筆者は「ライズ」がおすすめだと考えます。
最大の理由は、室内の質感と広さが優れていること、そしで電動パーキングブレーキが搭載されているからです。
従来から優れたクルマではありましたが、2021年11月1日の一部改良で1.2Lハイブリッド車や1.2Lガソリン車、そして電動パーキングブレーキが搭載されたことで、より魅力的なクルマになったといえます。
「ライズ」は大きな欠点がないということが、最大の魅力であると考えます。
一方「ヤリス」は安全性能が非常に優れているため、安全性能を重視する方は「ヤリス」が良いでしょう。
ハイブリッド車は国産車トップの燃費性能となっているため、維持費の安さという大きな魅力もあります。
何れにしても、2022年普通車人気TOP5に入る両車ですので、どちらを購入しても大きく後悔することはないでしょう。
クルマの購入で後悔しないためには、あなたが重視する項目は何なのか、よく確認しておくことが重要です。
SUVが流行っているから何となくSUVにした、燃費性能が良いから何となくハイブリッド車にした、などのクルマ選びをしない様にしましょう。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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