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新型セレナ/ステップワゴン/ヴォクシー2・3列目、荷室比較まとめ

ホンダ ステップワゴン 新型 2列目車の比較&試乗記

こんにちは!青空ひつじ(♂)です。

今回は、2022年11月28日にフルモデルチェンジが行われた新型日産「セレナ」、2022年5月26日にフルモデルチェンジが行われた新型ホンダ「ステップワゴン」、2022年1月13日にフルモデルチェンジが行われた新型トヨタ「ノア」・「ヴォクシー」の2列目・3列目・荷室(ラゲッジスペース)を比較してみました

果たして、ミニバンで最も室内の使い勝手が良いのはどのクルマなのか!?

 

※TOPの写真は、新型「ステップワゴン SPADA(7人乗り)」

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新型セレナ、ステップワゴン、ノア・ヴォクシーの2・3列目の使い勝手

新型「ノア」・「ヴォクシー」の2列目・3列目の使い勝手

■トヨタ「ノア Z(7人乗り)」
トヨタ ノア 後部座席 2列目トヨタ ノア 後部座席 2列目トヨタ ノア 内装 インテリア

■トヨタ「ノア S-G(7人乗り)」
トヨタ ノア 外装 エクステリア

■トヨタ「ヴォクシー HYBRID S-G(7人乗り)」
トヨタ ヴォクシー 後部座席 2列目トヨタ ヴォクシー 後部座席 2列目トヨタ ヴォクシー 後部座席 2列目トヨタ ヴォクシー 後部座席 2列目トヨタ ヴォクシー 後部座席 2列目トヨタ ヴォクシー 後部座席 2列目トヨタ ヴォクシー 内装 インテリアトヨタ ヴォクシー 内装 インテリアトヨタ ヴォクシー 内装 インテリア

■トヨタ「ヴォクシー S-Z(7人乗り)」
トヨタ ヴォクシー 後部座席 2列目トヨタ ヴォクシー 後部座席 2列目トヨタ ヴォクシー 内装 インテリア
新型トヨタ「ノア」と「ヴォクシー」7人乗り車の2列目は、従来と異なりシートを一旦横にスライドさせることなく、スライド量745mmと超ロングスライドさせることができる点が魅力です。

また、最上位グレードに「快適利便パッケージ(High)」を設定すれば、同クラスミニバン初となるオットマンやシートヒーター、折りたたみ式大型サイドテーブルが設定できることも大きな魅力です。

2列目の快適性は「30系アルファード」並で、シートヒーターを設定できる点では「30系アルファード」の下位グレードより快適性は高いといえなくもありません。

折りたたみ式大型サイドテーブルには、カップホルダーが4個、充電用USB端子(タイプC)2個も設置されているため、2列目シートを後退させている状態でも使い勝手が優れています。

最上位グレードを除き7人乗りと8人乗りが選択できますが、上記のとおり7人乗り2列目の快適性は非常に優れているため、7人乗りの方が人気となっています。

2列目と3列目のウォークスルーが可能な点も、7人乗りの大きな魅力です。

 

一方、気になるのはセットオプションの価格設定です。

最上位グレードに設定できる「快適利便パッケージ(High)」は、2列目シートヒーター、オットマン、パワーバックドア、キック動作でスライドドアが開閉するハンズフリーデュアルパワースライドドア、ナノイーXなどとセットで、価格はハイブリッド車で約14.9万円、ガソリン車で約15.2万円と、かなり高価です。

同様に中間グレードに設定できる「快適利便パッケージ(Mid)」は、リヤヒーターや快適温熱シート(運転席・助手席)、キック動作でスライドドアが開閉するハンズフリーデュアルパワースライドドア、ナノイーXなどとセットで、価格はハイブリッド車で約17.3万円、ガソリン車で約17.8万円と高い価格設定となっています。

運転席側のパワースライドドアの価格を抜いて考えても11万円程度となりますので、かなり高価です。

 

中間グレードの場合、標準装備だとリヤクーラーは設定されるものの、クーラーの起動や温度設定が後席でできないため利便性が悪く、ヒーターは使用できません。

「快適利便パッケージ(Mid)」を設定すれば装備されるリヤオートエアコンなら、エアコンの起動や温度設定が後席でできるため、利便性が高くなります。

上の写真のとおり、リヤクーラーは操作パネルもアナログで簡素なのに対して、リヤオートエアコンは先進的で艶感もあり質感高い印象もあります。

 

上記のとおり、利便性や快適性が大きく向上するものの、予算がないと中々設定しづらくなっています。

安全装備はより顕著ですが、セットオプションにより付けたい装備が付けにくい設定となっているため、今後の改良でできればバラで設定できるようにしてほしいところです。

 

その他、2列目乗り込み時に気になったのはステップ高の高さです。

ステップ高は標準だと40cm前後あり、小さな子どもや高齢の方、お子さんを抱っこした状態の大人などは段差が大きいため、車内に乗り込みにくい印象があります。

そこで便利なのが「ユニバーサルステップ」です。

「ユニバーサルステップ」は上の写真のとおり、スライドドアの開閉と連動してステップが展開、格納する仕組みになっており、電動ではない“からくり”により動作することも発売当時話題になりました。

「ユニバーサルステップ」によりステップ高は20cmと標準の半分程度になるため、非常に乗り込みやすく、かつ降りやすくなります

同様の装備は他社のミニバンにも設定されていますが、電動となっていることから20万円前後と価格が高いことがネックとなっています。

一方、「ユニバーサルステップ」は電動ではなく“からくり”となっていることから、3.3万円と価格が非常に安く設定されています。この点も非常に魅力的だといえるでしょう。

助手席側にしか設定できない点は少し残念だといえますが、個人的には、必須オプションだと考えます。

乗り降りのしやすさは段違いです。

 

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■トヨタ「ノア G(8人乗り)」
トヨタ ノア 8人乗り 後部座席 2列目トヨタ ノア 8人乗り 後部座席 2列目
新型トヨタ「ノア」と「ヴォクシー」8人乗り車の2列目は、7人乗り車同様にスライド量705mmと超ロングスライドさせることができる点が魅力です。

8人乗り車2列目の魅力は、上の写真のとおりチップアップ機構により、2列目を7人乗り車よりさらに前にすることができるため、ラゲッジスペースをより広く使える魅力があります。
※後方へのスライド量は7人乗り車より劣る

また、7人乗り車の場合、2列目シートバックを倒してフラットにした際、座席間に隙間ができるのに対して、8人乗り車は隙間ができません。

そのため、車中泊をする際は7人乗り車より利便性や快適性が高いといえるでしょう。

その他、5人家族(親2人+子ども3人)の場合、1人だけ3列目に座らさせる形となってしまいますが、8人乗り車であれば、2列目までに全員座ることができます。

お子さんが2人の場合でも、親1人とお子さん2人が2列目に一緒に座ることもできます。

 

装備面では、7人乗り車だと設定できる折りたたみ式サイドテーブルは設定できませんが、代わりに助手席シートバックテーブルと2列目座席中央に格納式センターボックスが設定されます。

充電用USB端子はセンターコンソールボックスを設定すれば、センターコンソール裏に2個設定されますが、折りたたみ大型サイドテーブルを設定できないため、後席用の充電用USB端子の数としては7人乗り車より2つ少なく、2列目を後ろにスライドさせている状態での使い勝手も劣る形になります。

 

上記より、装備面で劣る点はあるものの、車中泊や2列目に多くの方が乗車したい場合は、7人乗り車ではなく、あえて8人乗り車を選択するメリットがあるといえるでしょう。

一般的に8人乗り車より7人乗り車が上位グレードに設定されることが多く、人気も7人乗り車の方が高い傾向にありますが、全てのユーザーにとって7人乗り車が正解というわけではありません。

クルマの使い方によって、どちらが良いか見極めましょう。

 

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■トヨタ「ノア Z(7人乗り)」
トヨタ ノア 後部座席 3列目

■トヨタ「ヴォクシー HYBRID S-G(7人乗り)」
トヨタ ヴォクシー 後部座席 3列目トヨタ ヴォクシー 後部座席 3列目
新型トヨタ「ノア」と「ヴォクシー」の3列目は、トヨタ「シエンタ」やホンダ「フリード」などコンパクトミニバンより圧倒的に広く、快適なものの、シートバックが背中中央程度までしかなく(ヘッドレストは伸ばせる)、座り心地も2列目と比較するとかなり悪いため、大人が長時間座るには厳しい印象があります。

そのため、コンパクトミニバンや3列SUVよりは快適なものの、トヨタ「30系アルファード」と比較すると快適性が大きく劣ります

 

一方、従来と異なり3列目を片手ワンタッチで格納、及び展開が可能な点は大きな魅力です。

ロック操作も固定バンドなども必要ないため非常に楽で、リヤクォーターガラスにすっぽり収まるため、3列目格納時も出っ張りが少なく邪魔にならない魅力があります。

これらの点は、特に「30系アルファード」や日産「セレナ」と比較した際に大きなメリットとなってきます。

ホンダ「ステップワゴン」は肩口のストラップを引いて床下に格納できるため、操作性や邪魔にならないという点では、そこまで大きな差はない印象です。

 

その他、「セレナ」や「ステップワゴン」の場合、3列目にも充電用USBが設定されているのに対して、「ノア」・「ヴォクシー」は設定されていません。

3列目で充電する場合は、センターコンソールボックス裏、2列目折りたたみ式大型サイドテーブル、いずれの設定もない場合は、前席シフトノブ左からケーブルを引っ張ってくる必要があるため、この点ではライバル車より劣るといえます。

 

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新型ホンダ「ステップワゴン」の2列目・3列目の使い勝手

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新型ホンダ「ステップワゴン」の2列目(セカンドシート)は、「ノア」・「ヴォクシー」の745mmより35mm長い780mmとロングスライドとなっています。

ただし、ロングスライドさせるには2列目(セカンドシート)を内寄せする必要があるため、使い勝手では「ノア」・「ヴォクシー」が勝ります。

新型「ステップワゴン」で便利なのは、ピラーに設置したスイッチでスライドドアを開閉できる点です。

これにより、2列目(セカンドシート)の位置がどこでも開閉操作がしやすくなっています。

一方、2列目(セカンドシート)の位置がどこでも使用しやすい「折りたたみ式サイドテーブル」が設定できる点、3.3万円と比較的安い価格設定となっている「ユニバーサルステップ」を設定できる点では、「ノア」・「ヴォクシー」の方が利便性が高いといえます。

 

新型ホンダ「ステップワゴン」の3列目(サードシート)は、シートクッションが「ノア」・「ヴォクシー」よりも厚みがある点が大きな魅力です。

そのため、座り心地が良く、乗り心地も2列目ほどではないものの、「ノア」・「ヴォクシー」より補助席感が少ない印象を受けました。

さらに、3列目の足元スペースも「ノア」・「ヴォクシー」より拳半分くらい広くなっています。

 

その他、新型「ステップワゴン」3列目両サイドの肘置きはソフトパッドとなっており、3列目用のUSB端子(タイプC)が設定されている点も魅力です。

「ノア」・「ヴォクシー」の場合、2列目の折りたたみ式大型サイドテーブルに設置されているUSB端子を使用する形になるため、3列目での充電のしやすさは新型「ステップワゴン」が勝るでしょう。

ただ残念ながら、エントリーグレードの「AIR(エアー)」だと設定されません。

この点は上位グレード(Z、S-Z)にしか折りたたみ式大型サイドテーブルを設定できない「ノア」・「ヴォクシー」と同じですね。

充電設備でいうと、「ノア」・「ヴォクシー」のハイブリッド車ならAC100V・1500Wのアクセサリーコンセントがセンターコンソールボックス裏に1つ、ラゲッジ左後ろに1つ設定可能なため、幅広い電化製品をクルマで使用できる点では「ノア」・「ヴォクシー」が勝ります。

 

いずれにしても、3列目(サードシート)の快適性は「ノア」・「ヴォクシー」より、新型「ステップワゴン」が優れていると考えます。

 

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新型日産「セレナ」の2列目・3列目の使い勝手

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新型日産「セレナ」の2列目(セカンドシート)は、「スマートマルチセンターシート」により、キャプテンシートのような2列目、8人乗りミニバンのような2列目に切り替え可能な点が魅力です。

シーンに合わせて使い方を変更できるため、ゆったり座りたい場合はスマートマルチセンターシートを前にスライドさせる、2列目に3人乗車したい場合や小さいお子さんと一緒に乗車する場合はスマートマルチセンターシートを後ろにスライドさせるなど、他のミニバンの7人乗り車と8人乗り車の魅力を合わせ持っているといえるでしょう。

8人乗りミニバンだと面倒な2列目から3列目の移動も楽で、ガソリン車なら1列目から2列目の移動も可能です。

e-POWER車の場合、ガソリン車と異なり運転席と助手席の間にフロントセンタートレイが設置されます。

2列目の助手席側を右横にスライドできるため、チャイルドシートに座った子供のお世話や3列目に乗車する場合にも利用できます。

個人的には、2列目の助手席側を右横にスライドさせた状態より、2列目中央からの方が3列目に移動しやすい印象を受けました。

一方、スマートマルチセンターシートを前方にスライドさせた場合、上の写真のとおり2列目側に出っ張るデメリットがあります。

e-POWER車の場合、モーター(フロントセンタートレイ)による影響でガソリン車よりさらに20cm程度後方に出っ張る形になります。

また、2列目中央(スマートマルチセンターシート)は、座席間の隙間やシートベルトキャッチャーによる座り心地が悪い点も気になります。

 

新型日産「セレナ」の3列目(サードシート)は、室内長がミニバントップクラスとなっているだけあって、足元スペースに余裕があり、圧迫感が少なくなっています。

「ノア」・「ヴォクシー」より補助席感が抑えられている印象です。

「ノア」・「ヴォクシー」や「ステップワゴン」にはないシートスライド機構があることも特徴的です。

また、3列目からでも助手席側からスライドドアを開けられるようになっており、どの席にいてもスライドドア操作ができるメリットがあります。

 

その他、足で開くハンズフリーオートスライドドアは、先代「セレナ」より感度が良く、利便性が高くなっています。

充電設備はフロントインパネにタイプCが1つ、2列目は運転席と助手席背面にそれぞれ1つ、3列目は左右のカップホルダー横にそれぞれ1つ、合計5つも設定されており、3列目での充電のしやすさは「ステップワゴン」と同じく優れています。

ただ、エントリーグレード「X」だと2列目と3列目は設置されません。

この点も「ステップワゴン」と共通です。

また、新型「ノア」・「ヴォクシー」同様、100V AC電源をオプション設定可能ですが、1つはラゲッジスペース(荷室)に設置されますが、もう1つはフロントセンタートレイの前方に設置されるため、新型「ノア」・「ヴォクシー」と比較するとフロント側は使用しにくい印象です。
※「ノア」・「ヴォクシー」はセンターコンソールボックス裏とラゲッジスペース(荷室)

 

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新型セレナ、ステップワゴン、ノア・ヴォクシーの荷室の使い勝手

新型「ノア」・「ヴォクシー」のラゲッジスペース(荷室)の使い勝手

■トヨタ「ノア Z(7人乗り)」
トヨタ ノア 荷室 ラゲッジスペース

■トヨタ「ノア G(8人乗り)」
トヨタ ノア 荷室 ラゲッジスペース

■トヨタ「ヴォクシー HYBRID S-G(7人乗り)」
トヨタ ヴォクシー 荷室 ラゲッジスペーストヨタ ヴォクシー 荷室 ラゲッジスペーストヨタ ヴォクシー 荷室 ラゲッジスペース
新型トヨタ「ノア」と「ヴォクシー」のラゲッジスペース(荷室)は、何と言っても「パワーバックドア」と「フリーストップバックドア」が最大の魅力です。

 

「フリーストップバックドア」は、バックドア開閉時に任意の角度で保持できるを世界初採用となる装備で、車両後方にスペースがない場合でも、バックドアからの荷物の出し入れが簡単に行えるメリットがあります。

実際試してみましたが、バックドアを少し押すだけで角度を保持できるため、操作性は非常に優れています。

とはいえ、後方にスペースがない場所では屈んで荷物の出し入れをする必要があるため、バックドアの上半分が開く日産「セレナ」の「デュアルバックドア」と比較すると、使い勝手は一長一短ある印象です。
※「デュアルバックドア」の場合、高い位置から荷物の出し入れをするため、重い荷物の積載には不便

 

やはり、「セレナ」と比較して最大の魅力となるのは「パワーバックドア」でしょう。
※トヨタ「アルファード」やホンダ「ステップワゴン」には設定可

今やコンパクトSUVにも設定が進んでいるパワーバックドアですが、バックドアが大きく重いミニバンこそ、その真価を発揮するといえます。

「ノア」・「ヴォクシー」は、車両側面両側にパワーバックドアスイッチが設置されていることにより、後ずさりすることなく使用可能で、任意の位置で停止が可能なため、狭い場所でも使い勝手が良くなっています。

パワースライドドア同様、予約ロック機能が搭載されているため、閉まるまで待つ必要もありません。

標準装備されているフリーストップバックドアも狭い場所で便利ではありますが、やはりパワーバックドアには利便性では劣ります。

 

上記の他、104Lもの容量を確保したスーパーラゲージボックス(床下収納スペース)が便利で、高さのあるものやスーツケース、ベビーカーなどの収納が可能となっています。

また、ハイブリッド車の場合、センターコンソールボックス裏とラゲッジスペース左側の2箇所に「アクセサリーコンセント(AC100V・1500W)」の設定が可能で、災害時に非常電源となるだけでなく、通常のアクセサリーソケットでは使用できない電子レンジやポットなどが使用できるメリットもあります。

 

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新型ホンダ「ステップワゴン」のラゲッジスペース(荷室)の使い勝手

ホンダ ステップワゴン 新型 荷室ホンダ ステップワゴン 新型 荷室ホンダ ステップワゴン 新型 荷室
新型ホンダ「ステップワゴン」の3列目展開時の荷室スペースは、足元スペースが広い分「ノア」・「ヴォクシー」より僅かに縦に狭い印象がありますが、底が深いため高さはあります。

ただ、「ノア」・「ヴォクシー」もデッキボードを持ち上げて固定、またはデッキボードを取り外すことも可能なため、3列目展開時の荷室は「ノア」・「ヴォクシー」が勝る印象です。

 

新型「ステップワゴン」の3列目格納方法は、先代の「ステップワゴン」と同じく、背もたれ調整ストラップを引き上げてシートバックを前に倒し、後方に引くことで床下に格納することができます。

スペースアップレバーの片手操作で格納できる「ノア」・「ヴォクシー」も非常に楽ですが、新型「ステップワゴン」もほぼ片手操作が可能で、床下に格納できるため格納後に3列目が邪魔にならないメリットがあります。

「ノア」・「ヴォクシー」も新型となったことで、格納後の3列目は大分邪魔にならないようになりましたが、依然として「ステップワゴン」が勝ると考えます。

3列目の中央ヘッドレストを設置する機会が多くないため、大きなメリットとはいえませんが、3列目中央のヘッドレストを設置したままで、格納できる点でも「ステップワゴン」が勝ります。

「ノア」・「ヴォクシー」の場合、3列目中央のヘッドレストをラゲッジ左下に格納してからでないと、3列目を格納することはできません。

 

その他、AC100V・1500Wのアクセサリーコンセントがラゲッジ左後ろに1つ設定可能なため、幅広い電化製品をラゲッジスペースで使用できる点では「ノア」・「ヴォクシー」が勝ります。

また、何と言っても「ノア」・「ヴォクシー」は、「フリーストップバックドア」が便利です。

「フリーストップバックドア」は、バックドア開閉時に任意の角度で保持できるを世界初採用となる装備で、車両後方にスペースがない場合でも、バックドアからの荷物の出し入れが簡単に行えるメリットがあります。

実際試してみましたが、バックドアを少し押すだけで角度を保持できるため、操作性は非常に優れています。

また、「ノア」・「ヴォクシー」のパワーバックドアは、車両側面両側にパワーバックドアスイッチが設置されていることにより、後ずさりすることなく使用可能な点も魅力です。

 

以上から、3列目格納後の荷室空間の広さは新型「ステップワゴン」が勝りますが、快適装備では「ノア」・「ヴォクシー」が勝ると考えます。

 

新型日産「セレナ」のラゲッジスペース(荷室)の使い勝手

日産 セレナ 新型 荷室日産 セレナ 新型 荷室日産 セレナ 新型 荷室日産 セレナ 新型 デュアルバックドア
新型日産「セレナ」の3列目展開時の荷室スペースは、3列目足元スペースが広い分、少し狭い印象があります。

一方、ラゲッジアンダースペースは非常に深くなっており、ラゲッジボードをフックで固定することも可能です。

 

新型「セレナ」の3列目格納方法は、座面下にあるストラップを引いて持ち上げ、シート固定バンドをフックにかける必要があります。

座面を持ち上げる動作そのものは楽ですが、やはりフックにかける動作が煩わしい印象です。

そのため、3列目格納方法は「ノア」・「ヴォクシー」や「ステップワゴン」と比較して、明らかな欠点といえるでしょう。

“3列目格納時に邪魔になる”という点においても、「ノア」・「ヴォクシー」や「ステップワゴン」と比較して明らかな欠点です。

 

バックドアについては、バックドア上半分だけを開閉可能な「デュアルバックドア」が大きな魅力です。

先代「セレナ」より開口時のサイズが小さくなったことで、より狭い駐車スペースにおいても使用できるようになっています。

ラゲッジスペースの床面との高さはありますが、限定的なため、出し入れもしやすくなっています。

また、軽いため開けやすいことも特徴です。

一方、「ノア」・「ヴォクシー」や「ステップワゴン」にあるパワーバックドアが設定できない点は欠点といえるでしょう。

 

まとめると、ラゲッジスペース(荷室)面では「ノア」・「ヴォクシー」や「ステップワゴン」と比較して欠点が多い印象があります。

ただ、3列目の格納や展開をあまり行わない、価格が高いパワーバックドアは必要ない、というユーザーには影響のないデメリットだと考えます。

 

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新型セレナ、ステップワゴン、ノア・ヴォクシーの見積もり額・値引き額

ホンダ ステップワゴン 内装 ナビ
※ステップワゴン e:HEV SPADA

最後に、新型「セレナ」、「ステップワゴン」、「ノア」・「ヴォクシー」の見積り額をみていきましょう。

 

新型セレナの乗り出し価格、値引き額

■e-POWER車

  • X:約354万円
  • XV:約386万円
  • ハイウェイスターV:約405万円
  • LUXION(ルキシオン):約470万円

■ガソリン車

  • X:約324万円
  • XV:約360万円
  • ハイウェイスターV:約378万円

 

上記は、オプションに下位グレードならプラズマクラスター搭載オートエアコンやリヤオートエアコンのセットオプション、アラウンドビューモニターやインテリジェントルームミラーのセットオプション、中間グレードならNissanConnectナビゲーションシステムのセットオプション(プロパイロットパーキングなし)、全グレードにフロアカーペットを設定した場合の全込み価格です。

オプション総額は55万円前後となっています。
※LUXION(ルキシオン)はフロアカーペット代(約6.6万円)のみ

オプション総額が高い印象もありますが、先進装備が豊富で、セットオプション設定により高額になりやすいトヨタ「ノア」・「ヴォクシー」よりは安めだといえます。

上記の他、メンテナンスパックは毎年点検代を払うよりお得なため付けるべきかと思いますが、メンテナンスパックの価格は“先に払っているだけ”なため、上記の価格からは抜いています。

気になる値引き額は30万円でした。時期によってはもっと引き出すことも可能でしょう。

【新型 日産セレナ オプション】おすすめアクセサリー5選!
2022年11月28日にフルモデルチェンジが行われた新型日産「セレナ」のおすすめオプション・アクセサリーをご紹介します。果たして新型「セレナ」に必要なオプションとは!?

 

新型ノア・ヴォクシーの乗り出し価格、値引き額

■ハイブリッド車

  • 「ノア G」:約390万円
  • 「ノア Z」:約415万円
  • 「ノア S-G」:約395万円
  • 「ノア S-Z」:約425万円
  • 「ヴォクシー S-G」:約400万円
  • 「ヴォクシー S-Z」:約430万円

■ガソリン車

  • 「ノア G」:約360万円
  • 「ノア Z」:約390万円
  • 「ノア S-G」:約367万円
  • 「ノア S-Z」:約400万円
  • 「ヴォクシー S-G」:約370万円
  • 「ヴォクシー S-Z」:約405万円

 

上記は、アドバンストドライブやアドバンストパーク、アダプティブハイビームシステムなどの先進安全装備、ハンズフリースライドドアやパワーバックドア、オットマンなどの快適装備、ディスプレイオーディオPlus(10.5インチナビ)、マットなど、オプションをフルで設定した場合の価格です。

オプション総額は68万円~75万円と非常に高額になっています。

もちろん、ライバルのホンダ「ステップワゴン」や日産「セレナ」より高額です。

「ノア」・「ヴォクシー」は、先進装備が豊富に設定できる点は非常に魅力的ですが、セットオプション設定により価格が釣り上げられる点が大きな欠点だと考えます。

上記の他、メンテナンスパックは毎年点検代を払うよりお得なため付けるべきかと思いますが、メンテナンスパックの価格は“先に払っているだけ”なため、上記の価格からは抜いています。

気になる値引き額は30万円でした。時期によってはもっと引き出すことも可能でしょう。

【新型ノア・ヴォクシー オプション】おすすめオプション8選!
2022年1月13日にフルモデルチェンジが行われたトヨタ「ノア」・「ヴォクシー」のおすすめオプションをご紹介!果たして、ノア・ヴォクシーに必要なオプションとは!?

 

新型ステップワゴンの乗り出し価格、値引き額

■ハイブリッド車

  • 「AIR(エアー)」:約359円
  • 「SPADA(スパーダ)」:約385万円
  • 「SPADA PREMIUM LINE(スパーダ プレミアム ライン)」:約405万

 

■ガソリン車

  • 「AIR(エアー)」:約328万円
  • 「SPADA(スパーダ)」:約354万円
  • 「SPADA PREMIUM LINE(スパーダ プレミアム ライン)」:約380万

 

上記は、オプションに11.4インチHonda CONNECTナビ、マット、ETC車載器、を設定した場合の価格です。

オプション総額は39万円となっています。

先進装備が豊富で、セットオプション設定により高額になりやすいトヨタ「ノア」・「ヴォクシー」、「セレナ」と比較すると、オプション総額は安目だといえます。

上記の他、メンテナンスパックは毎年点検代を払うよりお得なため付けるべきかと思いますが、メンテナンスパックの価格は“先に払っているだけ”なため、上記の価格からは抜いています。

気になる値引き額は30万円でした。時期によってはもっと引き出すことも可能でしょう。

ただ、「ノア」・「ヴォクシー」や「セレナ」と比較すると、値引きが引き出しにくい印象があります。

とはいえ、先進安全装備が少ない分、価格の安さでは新型「ステップワゴン」が最も優れているといえるでしょう。

【新型ステップワゴン オプション】おすすめオプション7選!
こんにちは!青空ひつじ(♂)です。 今回は、2022年5月26日にフルモデルチェンジが行われた新型ホンダ「ステップワゴン」を長距離試乗、徹底分析した上で、おすすめオプション・不要なオプションをご紹介します。 果たして、新型「ステップワゴン」...

 

いずれにしても、全込み300万円以上、場合によっては500万円以上する価格となりますので、決して安いクルマではありません。

新型「セレナ」、「ステップワゴン」、「ノア」・「ヴォクシー」を少しでも安く、お得に購入したい方は“新車同様の中古車”も検討してみましょう。

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さらに、モノによっては普通に新車を買う場合より60万円以上安く買えるケースも多数あります!

上記を考えると、新車購入を検討中の方は“新車同様の中古車を探してみる”という選択肢も大いにありだと思いませんか?!

また、中古車の場合は納期待ちが長い車と異なり、すぐに納車されます。人気車種の場合は納車に1年以上かかるケースがあることも考えると、魅力的ではないでしょうか。

 

■中古車のメリット、デメリット
“新車同様の中古車”を買う場合のメリットは何といってもその「安さ」が魅力ですが、デメリットは「自分の付けたいオプションが選べない」という点でしょう。

ただし、上記はメーカーオプションの場合のみで、ディーラーオプションの場合は後付けも可能です。

そのため、中古車を選ぶ際は車のカラー及びメーカーオプションを妥協しないようにしましょう。

 

■中古車を買うなら中古車販売台数トップクラスのガリバーがおすすめ!
中古車を買うなら、中古車販売台数トップクラスのガリバーがおすすめです。

中古車業界の最大手で、知名度も高く、信頼性が高いため安心です。

さらに、ガリバーは以下のメリットもあります。

  • 修復歴車(事故車、事故歴ありの車)を販売していない
  • 納車後、100日以内であれば返品可能
  • ディーラーより長い10年保証(走行距離無制限、ハイブリッドカーのバッテリーなども保証)

ガリバーによると、修復歴車の約4割(39.4%)の車で何らかの故障が発生していたため、修復歴車の販売をやめたようです。そんな修復歴車を販売していないので、故障が発生するリスクが低いともいえますね。

特に驚きなのが、100日以内であれば返品可能というところではないでしょうか。これなら、仮に購入した車に問題があった場合や、急に車の使用シーンが大きく変わっても安心ですよね。

その他、ディーラーよりも長い10年保証というのも心強いです。ハイブリッドカーのバッテリーなども保証対象なのでさらに安心です。走行距離が何kmでも保証対象です。

 

■中古車は早いもの勝ち!非公開在庫もある!
中古車は基本的に1台限りのものですので、良い車も早く問い合せしないと売れてしまう可能性があります。

また、ガリバーでは毎日約500台の車を買取しており、まだネット上で公開されていない車(非公開在庫)もたくさんあります。

ガリバー 公式サイトに登録すれば、自分で検索するだけでは見つけられない”あなたに最適な車”をガリバーが探し出してくれます。さらに「非公開在庫」も優先的に紹介してもらえます。

 

 

気になった車、欲しい車がある方はガリバーに登録して探してもらいましょう!

※中古車の販売金額は申込完了ページには表示されません。登録後、ガリバーから電話がかかってくるので、そこで詳しい話を聞いてみましょう。

 

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まとめ

今回は、新型日産「セレナ」、新型ホンダ「ステップワゴン」、新型トヨタ「ノア」・「ヴォクシー」の2列目・3列目・荷室(ラゲッジスペース)を比較してみました。

 

まとめると、それぞれ一長一短ある結果となったといえるでしょう。

新型「ノア」・「ヴォクシー」は、折りたたみ式大型サイドテーブル、ユニバーサルステップ、フリーストップバックドアなど、価格を抑えながら利便性の高い装備が豊富な点が魅力的でした。

一方、セットオプション設定により価格が高くなり、パワーバックドアなど設定したい装備が設定しにくいデメリットがありました。

新型「ステップワゴン」は、質感や居住性の高さが魅力ですが、利便性では大きな魅力は乏しい印象です。

新型「セレナ」は、スマートマルチセンターシートにより7人乗りと8人乗りを自由にアレンジできる点が大きな魅力で、デュアルバックドアも非常に便利です。

一方、3列目の格納やパワーバックドアが設定できないなど、気になるデメリットもありました。

 

どのクルマが良いかは、利用するシーンや家族構成などによって異なるといえるでしょう。

利用するシーンが決まっておらず、家族構成などが変わる可能性もある場合は、自由にアレンジが可能な新型「セレナ」がおすすめだと考えます。

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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