こんにちは!青空ひつじ(♂)です。
今回は、2022年8月4日に商品改良が行われたマツダ「MAZDA3(マツダ3)」と、2021年12月16日の年次改良にてF型となったスバル「インプレッサ」を、エクステリア・インテリア・加速性能・燃費性能・車内の広さ・安全性能・価格など、各項目を徹底比較いたします。
果たしてどれほどの性能差があり、どっちが”おすすめ”なのか!?
「インプレッサ」オーナーの筆者が徹底検証いたします。
ボディサイズ・エクステリアの比較
ボディサイズ
・MAZDA3 FASTBACK
全長(mm):4,460
全幅(mm):1,795
全高(mm):1,440
ホイールベース(mm):2,725
車両重量(kg):1,320~1,520
最小回転半径(m):5.3
・インプレッサスポーツ
全長(mm):4,475
全幅(mm):1,775
全高(mm):1,480~1,515
ホイールベース(mm):2,670
車両重量(kg):1,300~1,400、e-BOXER搭載車は1,520~1,530
最小回転半径(m):5.3~5.4
・MAZDA3 SEDAN
全長(mm):4,660
全幅(mm):1,795
全高(mm):1,445
ホイールベース(mm):2,725
車両重量(kg):1,350~1,520
最小回転半径(m):5.3
・インプレッサG4
全長(mm):4,640
全幅(mm):1,775
全高(mm):1,455
ホイールベース(mm):2,670
車両重量(kg):1,300~1,400
最小回転半径(m):5.3
「MAZDA3(マツダ3)」と「インプレッサ」のボディサイズは瓜二つですね。
”運転のしやすさ”について、「アクセラ」までは「インプレッサ」の方が視界の広く、運転しやすい印象でした。
筆者が「アクセラ」ではなく「インプレッサ」を購入した際の理由の1つでもあります。
しかし「MAZDA3(マツダ3)」になったことで、その差はほとんどなくなったと感じています。
エクステリア
エクステリアの質感については、フロントグリルやリアルーフスポイラー、リアバンパー、センターピラーなど、各場所にピアノブラック塗装が施されている「MAZDA3(マツダ3)」の方が、ツヤ感があって高級感があります。
ボディカラーの質感も「MAZDA3(マツダ3)」の方が高いため、エクステリアの質感は「MAZDA3(マツダ3)」の圧勝でしょう。
「インプレッサ」の質感が低いというより、「MAZDA3(マツダ3)」の質感が1クラス上という印象です。
インテリア・居住性・ラゲッジスペースの比較
インテリア
インテリアの質感については、革素材が多く用いられ、メッキ加飾も多く、安い素材がほとんど使用されていない「MAZDA3(マツダ3)」の方が上質です。
「インプレッサ」の質感が低いわけではありませんが、ステアリングなど各パーツの触り心地であったり、8スピーカーのオーディオシステムであったり、「MAZDA3(マツダ3)」はすごい細かい所までこだわって造られているなと感じられます。
「MAZDA3(マツダ3)」は、8.8インチディスプレイやカメラ(フロント・サイド・バック)の画質もかなり綺麗です。
これは実際見ないと分からないと思いますが、圧倒的に綺麗です。
シートの座り心地も「MAZDA3(マツダ3)」の方が長時間座っていても疲れにくいだろうなと感じました。
上記より、インテリアの質感は「MAZDA3(マツダ3)」の圧勝でしょう。
居住性・ラゲッジスペース
室内長の比較
マツダ「MAZDA3(マツダ3)」:1,820mm
スバル「インプレッサ」:2,085mm
「インプレッサ」の方が+26.5cm広い
室内幅の比較
マツダ「MAZDA3(マツダ3)」:1,490mm
スバル「インプレッサ」:1,520mm
「インプレッサ」の方が+3cm広い
室内高の比較
マツダ「MAZDA3(マツダ3)」:1,160mm
スバル「インプレッサ」:1,200mm
「インプレッサ」の方が+4cm広い
ラゲッジスペースの比較
マツダ「MAZDA3 FASTBACK」:358ℓ
スバル「インプレッサスポーツ」:385ℓ(e-BOXER搭載車は340ℓ)
マツダ「MAZDA3 SEDAN」:450ℓ
スバル「インプレッサG4」:460ℓ
車内の広さ比較 まとめ
室内の広さは上記の数値のとおり、「インプレッサ」の圧勝でしょう。
「MAZDA3(マツダ3)」だけでなく、「インプレッサ」はCセグメントクラス他車と比較しても室内は広く、ファミリー向けの要素が強い印象です。
私も家族3人で使用していますが、狭いと感じることは少ないです。
「MAZDA3(マツダ3)」は比較的狭い部類に入りますが、圧迫感を感じるほど狭い印象はありません。
快適装備の比較
「MAZDA3(マツダ3)」には、「インプレッサ」には無い以下の装備が搭載されています。
- アクティブ・ドライビング・ディスプレイ
- コネクティッドサービス
■アクティブ・ドライビング・ディスプレイ
フロントガラスに速度や交通標識などが表示される「アクティブ・ドライビング・ディスプレイ」は、トヨタ「カローラ」の「カラーヘッドアップディスプレイ」よりもフロントガラスの上の方(先の方)に投射されるため、視界を下げることなく認識できるため好印象です。
■コネクティッドサービス
「MAZDA3(マツダ3)」には、緊急車両の手配や専用アプリ「MyMazda」でクルマの状況やドアの閉め忘れなどを通知するコネクティッドサービスが設定されています。
「カローラ」などと同様の機能で、3年間は無料で4年目以降は有料となります。
燃費性能の比較
燃費性能は、WLTCモード、ユーザーが投稿した実燃費を集計したe燃費の値にて比較します。
※実燃費は季節や使用環境により異なります。
※補足:WLTCモードとは
JC08モードはエンジンが温まった状態からの測定結果を75%、エンジンが冷えた状態からの測定結果を25%の比率で燃費を算出していました。WLTCモードでは、エンジンが冷えた状態からの測定結果のみを使用し、乗員や積載物の重量も考慮されることになり、これまでのJC08モードよりも実燃費値に近い条件となります。
- WLTCモード:市街地、郊外、高速道路の平均的な使用時間配分で構成した国際的な走行モード
- 市街地モード(WLTC-L):信号や渋滞等の影響を受ける比較的低速な走行を想定
- 郊外モード(WLTC-M):信号や渋滞等の影響をあまり受けない走行を想定
- 高速道路モード(WLTC-H):高速道路等での走行を想定
・MAZDA3(マツダ3)
・1.5Lガソリン ※2WD、6AT
→16.6km/L(WLTCモード)
→14.27km/L(e燃費より)
・2.0Lマイルドハイブリッド(e-SKYACTIV G 2.0) ※2WD、6AT
→16.4km/L(WLTCモード)
→13.22km/L(e燃費より)
・1.8Lディーゼル ※2WD
→21.5km/L(WLTCモード)
→17.77km/L(e燃費より)
・2.0Lマイルドハイブリッド(e-SKYACTIV X) ※2WD、6AT
→17.4km/L(WLTCモード)
→14.24km/L(e燃費より)
・インプレッサ
・1.6Lガソリン ※2WD
→14.1km/L(WLTCモード)
→13.17km/L(e燃費より)
・2.0Lガソリン ※2WD
→14.0km/L(WLTCモード)
→12.35km/L(e燃費より)
・2.0Lマイルドハイブリッド(e-BOXER)
→15.2km/L(WLTCモード)
→13.85km/L(e燃費より)
ガソリン車だけで比較しても「MAZDA3(マツダ3)」の方が1.0km/L程度優秀であることがわかります。
また、燃料代が安く、燃費性能も優秀なディーゼル車の設定がありますので、燃費性能は「MAZDA3(マツダ3)」の圧勝でしょう。
「e-SKYACTIV X」搭載車は1.5Lガソリン車より燃費性能が優秀ですが、使用燃料がハイオク(プレミアガソリン)となっているため、維持費は1.5Lガソリン車より高くなります。
年間走行距離が1万km程度、レギュラー140円、ハイオク160円の場合、「e-SKYACTIV X」搭載車の方が年間6,600円程度高くなります。維持費的には2.0Lガソリン車とあまり変わりません。
「インプレッサ」においても最も燃費性能が良いのはe-BOXER搭載車ですが、初期費用が高いため、差額を回収するのは難しいでしょう。
結局最も低コストになるのは1.6Lガソリン車となります。
ちなみに、燃費性能が1.0km/L違うと、年間走行距離1万kmの場合で、年間5千円異なることになります。
エンジン性能・乗り心地の比較
エンジン性能
エンジン性能について、比較していきます。
その前に「出力」と「トルク」の違いについて、簡単に説明します。
- 出力:クルマの速さ
- トルク:クルマの加速力
簡単に書くと、「最高出力」の値が高い車は速く走れる車で、「最大トルク」の値が高い車は加速が速い車ということですね。ただ、エンジンやモーターの特性、空力性能や車両重量などにより加速性能は全く異なりますので、単に”トルクの値が大きいから加速が速い”というわけではありません。
・MAZDA3(マツダ3)
・1.5Lガソリン
→最高出力 82kW〈111PS〉/6,000rpm
→最大トルク 146N・m〈14.9kgf・m〉/3,500rpm
・2.0Lマイルドハイブリッド(e-SKYACTIV G 2.0)
エンジン
→最高出力 115kW〈156PS〉/6,000rpm
→最大トルク 199N・m〈20.3kgf・m〉/4,000rpm
モーター
→最高出力 5.1kW〈6.9PS〉/1,800rpm
→最大トルク 49N・m〈5.0kgf・m〉/100rpm
・1.8Lディーゼル
→最高出力 95kW〈130PS〉/4,000rpm
→最大トルク 270N・m〈27.5kgf・m〉/1,600~2,600rpm
・2.0Lマイルドハイブリッド(e-SKYACTIV X)
エンジン
→最高出力 140kW〈190PS〉/6,000rpm
→最大トルク 240N・m〈24.4kgf・m〉/4,500rpm
モーター
→最高出力 4.8kW〈6.5PS〉/1,000rpm
→最大トルク 61N・m〈6.2kgf・m〉/100rpm
・インプレッサ
・1.6Lガソリン
→最高出力 85kW〈115PS〉/6,200rpm
→最大トルク 148N・m〈15.1kgf・m〉/3,600rpm
・2.0Lガソリン
→最高出力 113kW〈154PS〉/6,000rpm
→最大トルク 196N・m〈20.0kgf・m〉/4,000rpm
・2.0Lマイルドハイブリッド(e-BOXER)
エンジン
→最高出力 107kW〈145PS〉/6,000rpm
→最大トルク 188N・m〈19.2kgf・m〉/4,000rpm
モーター
→最高出力 10kW〈13.6PS〉
→最大トルク 65N・m〈6.6kgf・m〉
あくまで参考値ですが、0-100km/h加速は1.5Lガソリン及び1.6Lガソリン、2.0Lマイルドハイブリッド、1.8Lディーゼルの何れも10秒~11秒前後といったイメージです。
「e-SKYACTIV X」搭載車のスペックは、マイルドハイブリッドシステム「M Hybrid(エム ハイブリッド)」を搭載している点は異なるものの、ホンダ「シビック」の1.5L VTEC TURBOエンジンと似たようなスペックとなっています。
「シビック」の0-100km/h加速は7秒台という素晴らしい加速性能となっており、同様のスペックであることを考えると「MAZDA3(マツダ3)」の「e-SKYACTIV X」搭載車も似たようなタイム(8秒台)となっています。
1.5Lガソリン車は、決してトルクフルでパワーがあるという印象はありませんが、街乗りでパワー不足を感じることはないと思います。
ただ、上り坂や追い越し時はパワー不足を顕著に感じるため、2.0Lマイルドハイブリッド車(e-SKYACTIV G 2.0)の方がおすすめです。
1.8Lディーゼル車は、加速が“鋭い”というより”力強い”印象で、アクセルを踏み込む上り坂や追い越し時などに低回転域で力強く加速する感じです。
逆に、平坦路などアクセルを浅く踏んだ際の加速感は悪く言えば重く、ガソリン車の方が軽いと感じました。好みはあると思いますが、個人的にはガソリン車の方が走りは面白いと感じました。
そのため、数値的に低回転域から高トルクですが、同様に出だしから高トルクである電動車(e-POWERやe:HEVなど)やガソリンターボ車(シビックなど)と比べると、加速感はあまりありません。
「MAZDA3(マツダ3)」のトランスミッションは6速ATとなっているため、個人的には国産車に多いCVTより好印象でした。スポーツモードにするとより面白いです。
「e-BOXER」搭載車は、モーターによるアシストが加わるものの、その分車両重量が200kgも重くなっているため加速が重い印象があります。
試乗した印象では、加速感は”e-SKYACTIV X>2.0Lマイルドハイブリッド(e-SKYACTIV G 2.0)>1.6Lガソリン>1.5Lガソリン>1.8Lディーゼル>e-BOXER”という印象です。
上記より、エンジン性能は「MAZDA3(マツダ3)」の圧勝でしょう。
ただ、「e-SKYACTIV X」搭載車を除けば、あまり差はない印象です。
乗り心地
サスペンションの性能は、両車甲乙つけがたい感じです。
しかし、「MAZDA3(マツダ3)」は「G-ベクタリング コントロール プラス」のおかげか、ブレーキを踏んだ際に発生する前後のGや、カーブ時に発生する横Gを感じにくく、頭が振られない(揺れない)ため、乗り心地が良く、酔いにくい印象です。
乗り心地が良く感じたのは、シート形状が良いことも要因の1つだと思います。
「MAZDA3(マツダ3)」のサスペンションは、比較的安いトーションビーム式となっていますので、期待していなかっただけに衝撃でした。
静粛性についても、車内でかなりの大音量で音楽を再生させても外に漏れない(逆に外からの音も聞こえない)というのを体験させてもらい、その静粛性の高さを感じました。
以上のことを総合して、乗り心地は「MAZDA3(マツダ3)」の方が優秀です。
安全性能の比較
安全性能について、比較していきます。
下表に各車の安全装備を整理しています。同機能の装備を同行に示しています。
MAZDA3(マツダ3) | インプレッサ |
アダプティブ・LED・ヘッドライト | アダプティブドライビングビーム |
ハイ・ビーム・コントロールシステム | - |
車線逸脱警報システム | 車線逸脱警報&先行車発進お知らせ機能 |
クルージング&トラフィック・サポート、レーンキープ・アシスト・システム | ツーリングアシスト、車線逸脱抑制 |
スマート・ブレーキ・サポート | プリクラッシュブレーキ |
AT誤発進抑制制御[前進時][後退時] | AT誤発進(後進)抑制制御 |
スマート・ブレーキ・サポート[後退時] | 後退時ブレーキアシスト |
ブラインド・スポット・モニタリング | スバルリヤビークルディテクション |
前側方接近車両検知(FCTA) | - |
後側方接近車両検知(RCTA)、スマート・ブレーキ・サポート[後進時左右接近物] | スバルリヤビークルディテクション |
360°ビュー・モニター | フロント&サイドビューモニター |
交通標識認識システム | - |
ドライバー・アテンション・アラート | ふらつき警報 |
ドライバー・モニタリング | - |
マツダ・レーダー・クルーズ・コントロール 全車速追従機能付 | 全車速追従機能付クルーズコントロール |
自動防眩ルームミラー | - |
- | ステアリング連動ヘッドランプ |
自動ブレーキは、共に夜間歩行者及び自転車検知機能が付いており、大きな差はありません。
先進ライトは、2019年10月10日のマイナーチェンジにて「インプレッサ」にも「アダプティブドライビングビーム」が搭載されたため、両車に大きな差はありません。
後退時の自動ブレーキは、後側方から車両が接近した際に自動ブレーキがかかる装備を有している「MAZDA3(マツダ3)」の方が優秀でしょう。
レーンキープは、2020年11月19日の商品改良までステアリングアシスト機能がAT車:約55km/h未満、MT車:約30~55km/hのみの対応となっていた「MAZDA3(マツダ3)」の「クルージング&トラフィック・サポート」が劣っていましたが、商品改良により高速域でも作動可能となったため、「インプレッサ」の「ツーリングアシスト」と同等の性能となりました。
その他、カメラでドライバーの状態をチェックし、眠気や疲れを検知し注意喚起を行ってくれる機能(ドライバー・モニタリング)や、前方左右の死角からの車両を検知する機能(前側方接近車両検知)など、「MAZDA3(マツダ3)」にしか搭載されていない機能がいくつかあります。
以上から、先進装備が豊富に搭載されている点で「MAZDA3(マツダ3)」の方が優秀でしょう。
ただ、「MAZDA3(マツダ3)」・「インプレッサ」ともに安全性能は先進的です。
価格の比較
価格について、比較します。
MAZDA3(マツダ3)のおすすめグレード&価格
「MAZDA3(マツダ3)」のおすすめグレードは、1.5Lガソリン車なら「15S Touring」(約238万円)、2.0Lマイルドハイブリッド車なら「20S PROACTIVE Touring Selection」(約270万円)、1.8Lディーゼル車なら「XD PROACTIVE Touring Selection」(約298万円)、e-SKYACTIV X搭載車なら「X Black Tone Edition」(約331万円)です。
「Touring Selection」を選択した理由は、「クルージング&トラフィック・サポート」が設定可能で、1つ下のグレード「PROACTIVE」より室内の質感、快適性ともに優れているからです。
メーカーオプションの「360°セーフティパッケージ」、ナビゲーション用SDカードアドバンス、ETC代等を加えると、「15S Touring」が約259万円、「20S PROACTIVE Touring Selection」が約291万円、「XD PROACTIVE Touring Selection」が約319万円、「X Black Tone Edition」が約363万円となります。
※「X Black Tone Edition」にはIRカットガラス(フロントガラス)+CD/DVDプレーヤーのセットオプション、ドライビング・ポジション・サポート・パッケージも設定
※上記の価格は税金などの諸費用を足していません。諸費用を足すと+10~20万円程度の価格になります。
■おすすめグレードは?
ガソリン車とディーゼル車の”走りの差”をどう感じるかによりますが、ガソリン車の走りが気に入ったのであれば「20S PROACTIVE Touring Selection」がおすすめです。
1.5Lより余裕のある走りがあり、安全装備も充実するからです。
ただ、1.5Lガソリン車に”設定できない装備”が不要で、走りも1.5Lで十分なら、最も安くなる「15S Touring」がおすすめです。
やはり”安い”といのは魅力的ですよね。
遠出が多く、年間走行距離が多い方は、最も安くなる可能性が高い「XD PROACTIVE Touring Selection」がおすすめです。
ちょい乗りが多い方は、結果的に燃費もあまり伸びないため、走行距離が多い方に向いています。
価格は高くなりますが、加速性能を重視するなら「X Black Tone Edition」1択です。
インプレッサのおすすめグレード&価格
「インプレッサ」のおすすめグレードは、「1.6i-S EyeSight」(約224万円)、「2.0i-L EyeSight」(約224万円)です。
メーカーオプションの「アイサイトセイフティプラス」、ディーラーオプションのナビ、ETC、リアカメラ代等を加えると、「1.6i-S EyeSight」が約252万円、「2.0i-L EyeSight」が約269万円となります。
※上記の価格は税金などの諸費用を足していません。諸費用を足すと+20万円程度の価格になります。
値引き額をディーラーで確認したところ、23万円程度でした。
価格比較 結果
上記の価格は税金などの諸費用を足していませんが、値引き額で相殺されるでしょう。
最も安くなるのが「MAZDA3(マツダ3)」の1.5Lガソリン車と「インプレッサ」の1.6Lガソリン車です。
次いで「インプレッサ」の2.0Lガソリン車、「MAZDA3(マツダ3)」の2.0Lマイルドハイブリッド(e-SKYACTIV G 2.0)車、「MAZDA3(マツダ3)」の1.8Lディーゼル車、「MAZDA3(マツダ3)」のe-SKYACTIV X搭載車となるでしょう。
■最も安くなるのは?
年間走行距離が1万km程度であれば10年間使用しても、ディーゼル車とガソリン車の差額は30~40万円程度しか縮まりません。
そのため、年間走行距離が1万km程度であれば、初期費用が安い「インプレッサ」の1.6Lガソリン車、または「MAZDA3(マツダ3)」の1.5Lガソリン車を選択した方が安くなる可能性が高くなります。
年間走行距離が2万km以上であれば、「MAZDA3(マツダ3)」のディーゼル車が最も安くなるでしょう。
さらに安く、お得に購入したい方は、”新車同様の中古車”も検討してみましょう。
「MAZDA3(マツダ3)」の場合、年式2022年、走行距離10km未満、修復歴なしと好条件の「X Black Tone Edition」が300万円で、「XD PROACTIVE Touring Selection」が255万円で、「20S PROACTIVE Touring Selection」が235万円で、「15S Touring」なら210万円で買えるクルマもありますよ!
「インプレッサ」の場合、走行距離1,000km未満、修復歴なしと好条件の「2.0i-L EyeSight」が200万円で、「1.6i-S EyeSight」なら190万円で買えるクルマもありますよ!
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■中古車のメリット、デメリット
“新車同様の中古車”を買う場合のメリットは何といってもその「安さ」が魅力ですが、デメリットは「自分の付けたいオプションが選べない」という点でしょう。
ただし、上記はメーカーオプションの場合のみで、ディーラーオプションの場合は後付けも可能です。
そのため、中古車を選ぶ際は車のカラー及びメーカーオプションを妥協しないようにしましょう。
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中古車業界の最大手で、知名度も高く、信頼性が高いため安心です。
さらに、ガリバーは以下のメリットもあります。
- 修復歴車(事故車、事故歴ありの車)を販売していない
- 納車後、100日以内であれば返品可能
- ディーラーより長い10年保証(走行距離無制限、ハイブリッドカーのバッテリーなども保証)
ガリバーによると、修復歴車の約4割(39.4%)の車で何らかの故障が発生していたため、修復歴車の販売をやめたようです。そんな修復歴車を販売していないので、故障が発生するリスクが低いともいえますね。
特に驚きなのが、100日以内であれば返品可能というところではないでしょうか。これなら、仮に購入した車に問題があった場合や、急に車の使用シーンが大きく変わっても安心ですよね。
その他、ディーラーよりも長い10年保証というのも心強いです。ハイブリッドカーのバッテリーなども保証対象なのでさらに安心です。走行距離が何kmでも保証対象です。
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まとめ
今回は、マツダ「MAZDA3(マツダ3)」とスバル「インプレッサ」を比較しながらご紹介しました。
「MAZDA3(マツダ3)」と「インプレッサ」の比較結果を以下にまとめてみました。
- 運転のしやすさ:引き分け
- エクステリアやインテリアの質感:「MAZDA3(マツダ3)」の圧勝
- 車内の広さ:「インプレッサ」の圧勝
- 快適装備:「MAZDA3(マツダ3)」の方が豊富で先進的
- 燃費性能:「MAZDA3(マツダ3)」の圧勝
- エンジン性能:「MAZDA3(マツダ3)」の圧勝(e-SKYACTIV Xを除けば引き分け)
- 乗り心地:「MAZDA3(マツダ3)」の方が優秀
- 安全性能:「MAZDA3(マツダ3)」の方が先進装備が豊富
- 価格の安さ:「インプレッサ」の方が安い
「MAZDA3(マツダ3)」の方が燃費性能は優秀で、先進装備が豊富、質感は1クラス上で高級感があります。「インプレッサ」の方が車内は広く、比較的安く購入できます。
どの部分を優先するかによりますが、筆者的には総合力が高い「MAZDA3(マツダ3)」の方がおすすめです。
「MAZDA3(マツダ3)」がおすすめな理由は、質感の高さももちろん素晴らしいのですが、”走る”・”曲がる”・”止まる”という車の基本的な性能もフォルクスワーゲン「ゴルフ」に近い印象を受けましたし、”所有する満足感”といった点においても「インプレッサ」を圧倒している様に感じたからです。
ただ、どの点を重視するかによって、どちらが良いかは変わってくると思います。
あなたが最も欲しいと思った車を購入する様にしてください。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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