こんにちは!青空ひつじ(♂)です。
今回は、軽自動車を除く普通乗用車の中で2018年年間販売台数1位となった日産「ノート」と、日本だけでなく、欧州などの各国で電気自動車販売台数1位となっている日産「リーフ」を徹底比較いたします。
価格が高い「リーフ」の方が全てが上質なのは当然として、じっくり乗ってみた上でどれくらい違うのか!?
10年間使用したと想定した場合、どれくらいの金額差があるのか!?など、隅々まで徹底検証、評価(レビュー)いたします。
日産 リーフとは
リーフの歴史
日産「リーフ」は、2010年から販売されている電気自動車です。初代「リーフ」といえば、見た目もカッコイイという感じではなく、航続距離もJC08モードで220km程度でした。
しかし、2017年にフルモデルチェンジを行い、見た目はスタイリッシュになり、フル充電からの航続距離もJC08モードで400kmと大幅に長くなりました。※40kWhモデルの数値です。
さらにアクセルペダルのみの操作で、発進・加速・減速・停止保持が可能な「e-Pedal(eペダル)」、「プロパイロット」、自動で駐車を行う「プロパイロット パーキング」など、先進的な装備もたくさん盛り込まれました。
電気自動車のもう1つの魅力でもある、モーターによる高トルク(320N・m〈32.6kgf・m〉)も実現しています。※40kWhモデルの数値です。
また、日産「リーフ」はクリーンエネルギー自動車導入事業費補助金の対象であり、新車購入時に40万円の補助金が国から貰えるのです!
※自治体によっては、さらに追加の補助金が貰える地域もあります。
※中古車は対象になりません。自動車税、重量税、取得税の減税は中古車でも対象となります。
■追加グレード
2018年7月19日に「NISMO」が追加、2019年5月23日には「AUTECH」が追加、2019年7月25日にお得な特別仕様車「X Vセレクション」が追加発売されました。
ちなみに「NISMO」だと、フル充電からの航続距離が350kmと短くなってしまいます。そのため、補助金も35万円と5万円減ってしまいます。
■「リーフ」の詳細を動画付きで解説
以下の記事で「リーフ」の加速性能(0-100km/h)やプロパイロット、プロパイロット パーキングなどを動画付きで解説していますので、より「リーフ」を隅々まで確認したい方は是非読んでみてください。
2019年1月 リーフ 62kWhモデル「e+」発売!!
2019年1月23日に総電力量62kWhとなったモデル「e+」が追加発売されました。
追加グレードは、「e+ X」と「e+ G」の2つで、装備設定は「X」と「G」とほぼ変わりありません。
航続距離は、40kWhモデルより170km伸びて570km(JC08モード)となります。
走りもパワーアップされ、最高出力は160kW〈218PS〉、最大トルクは340N・m〈34.7kgf・m〉となります。最大トルクは微増ですが、最高出力は40kWhモデルより50kW〈68PS〉もパワーアップされています。これはトヨタ「クラウン」の2.0Lターボに近いパワーなんです。
ただし当然価格も上がっており、「e+ X」が約441万円、「e+ G」が約500万円と、価格までクラウン級となってしまっています。この価格だったら40kWhモデルの方が良いという方も多そうですね。
ちなみに、補助金の額は62kWhモデル「e+」も40kWhモデルと同じ40万円でした。
「e+」のもう1つの違いとして、シートやドアトリム、ステアリングホイールなどに鮮やかなブルーのステッチが施されています。また、最大100kwの急速充電にも対応できるようになっています(40kWhモデルは最大50kw)。
今回の「e+」発売に伴い、安全装備「踏み間違い衝突防止アシスト」と「LEDヘッドランプ」が全車標準装備となり、中間グレード「X」には16インチアルミホイールも標準装備となっています。
さらにNissanConnectナビゲーションシステムは「Android Auto」も対応可能となり、NissanConnect EVアプリは充電スポット満空情報を確認できる様になっています。
2019年12月16日にZESP2(ゼスプ2)からZESP3(ゼスプ3)に改定!
2019年12月16日に「日産ゼロ・エミッションサポートプログラム」がZESP2(ゼスプ2)からZESP3(ゼスプ3)に改定となったことで、「使いホーダイプラン」は廃止されています。
これまで月2,000円(税別)で乗り放題と圧倒的に維持費が安かったことを考えると、実質の値上げとなっています。
それでも維持費は安めで、ガソリン車で必要なエンジンオイル交換やオイルフィルター交換なども不要です。
初回購入時のメンテプロパック(約6万円程度)で初回車検費用までの点検費用は含まれているとのことで、この辺りも安いですよね。
2020年2月にマイナーチェンジ!
2020年2月にマイナーチェンジが行われ、安全性能やコネクティッドサービス「NissanConnect」が大幅に進化しています。
リーフの売れ筋グレード
「リーフ」の売れ筋グレードは、「プロパイロット」や「プロパイロット パーキング」などの先進装備を全て備えた「G」、次いで「プロパイロット」や「プロパイロット パーキング」をオプションで選択できる「e+ X」、「X」となっています。
最廉価グレード「S」は、「プロパイロット」だけでなく「RCTA(後退時車両検知警報)」や「BSW(後側方車両検知警報)」、「インテリジェント LI(車線逸脱防止支援システム)」が装備できない点が痛いですね。
販売台数状況
日産「リーフ」の月間の販売台数は1,800台程度です。
日産 ノートとは
ノートの歴史
日産「ノート」は、2005年から販売されている車で、現行モデルでまだ2代目と若い車です。
初代「ノート」が発売から8年経ってフルモデルチェンジとなっているので、2代目「ノート」も2020年頃にフルモデルチェンジとなるかもしれません。
そんな「ノート」は2016年11月に「e-POWER」モデルを追加設定して、トヨタ「アクア」やホンダ「フィット」を抜き去り1位と大ヒットしています。
「e-POWER」といえば、アクセルペダルだけで操作できる「e-POWER Drive」も話題になっていますが、めちゃくちゃ便利です!もちろん状況によっては、NORMALモードにした方が良い場面もありますが、慣れると便利です。私は試乗ですぐ慣れましたので、慣れは早いかと思います。
バリエーションも豊富で、2017年10月30日には、SUVテイストの特別仕様車「C-Gear(シーギア)」を発売、2018年7月5日には、カスタマイズカー「AUTECH(オーテック)」を発売しています。
また、2018年9月25日に日産「セレナ e-POWER」と同しモーターを搭載した「ノート e-POWER NISMO S」が発売、2018年12月10日に特別仕様車「C-Gear(シーギア)リミテッド」を発売しています。
ノートの売れ筋グレード
「ノート」の売れ筋グレードは、「e-POWER」モデルの上位グレード「e-POWER MEDALIST」です。次いで人気なのが「e-POWER X」となっています。
「e-POWER X」になくて「e-POWER MEDALIST」にある装備は以下のとおりです。
- LEDヘッドランプ(標準装備)
- フォグランプ(標準装備)
- 本革巻きステアリング
- ステアリングスイッチ(標準装備)
- 助手席シートバックポケット
- シートがトリコットからジャカード織物/合皮に変更
- 運転席&後席アームレスト(カップホルダー2個付)
- フロントメッキバンパーロアグリルフィニッシャー
- ヒーター付きドアミラー(標準装備)
価格差が約23万円あるため、質感などが気にならない方や安くしたい方は「e-POWER X」でも良いと思います。ただ、上記で標準装備と書いていない装備は「e-POWER X」にはオプションでも装備できないですし、「ノート」の質感は正直かなり低めなので、少しでも改善したい方は「e-POWER MEDALIST」が良いでしょう。
さらにデザインにこだわる方は特別仕様車「C-Gear(シーギア)」や「NISMO」を選択するのが良いと思います。明らかに他人の「ノート」を差をつけられるでしょう。
販売台数状況
日産「ノート」の月間の販売台数は11,000台程度です。
軽自動車を除くと、トップクラスの人気です。
リーフ、ノートの比較
ボディサイズの比較
ボディサイズについて、比較していきます。
・リーフ
全長(mm):4,480
全幅(mm):1,790
全高(mm):1,540~1,560
ホイールベース(mm):2,700
車両重量(kg):1,490~1,680
最小回転半径(m):5.2~5.4
最低地上高(mm):150(62kWhモデルは135、NISMOは165)
・ノート
全長(mm):4,100~4,165
全幅(mm):1,695(C-Gearは1,705)
全高(mm):1,515~1,550
ホイールベース(mm):2,600
車両重量(kg):1,030~1,310
最小回転半径(m):4.7~5.2
最低地上高(mm):120~155
当然ですが、ボディサイズは「リーフ」は全体的に大きくなっています。
ただし、「リーフ」の方が運転しにくいという印象は全然ありません。「ノート」とほぼ同じ感覚で運転できると思います。最小回転半径も大きく違うように見えますが、「ノート」の「e-POWER」モデルは概ね5.2mなので「リーフ」とほとんど同じです。
その他、「リーフ」と「ノート」の「e-POWER」モデルとでは車両重量が300kg程度異なるので、パワーで負けている「ノート」でも「リーフ」に近い走りを実現することができます。走りについては、エンジン性能の項目で詳細を記載しています。
見た目は好みがあると思いますが、個人的には「リーフ」の方が格好良いと思います。
燃費性能の比較
燃費性能は、JC08モード、ユーザーが投稿した実燃費を集計したe燃費の値にて比較します。
※実燃費は季節や使用環境により異なります。
ただし、日産「リーフ」の場合は燃費ではなく電費となります。
また、実際の航続距離を検証したオートックワンの記事を引用し、検証します。
・リーフ ※40kWhモデルの数値
- カタログ値:10.0km/kWh(航続可能距離:400km)
- 平均:7.9km/kWh(航続可能距離計算値:316km)
- 航続可能距離テスト値:227~243km
・市街地:8.2km/kWh
・郊外:8.1km/kWh
・高速道路:7.6km/kWh
・ノート
・「e-POWER S」(2WD)
→37.2km/L(JC08モード)
→19.37km/L(e燃費より)
日産 リーフの実航続距離
衝撃的なのが、「リーフ」の実航続距離が240km程度ということですね。使用する条件などで違いはあるかと思いますが、アメリカで公表されている「リーフ」の航続距離が240kmであることから、近い値になるのでしょう。
このあたりは、ガソリン車のカタログ燃費(JC08モード)と実燃費の差と同じ様なものですが、あまりにも乖離しているため落胆してしまいますよね。
62kWhモデル「e+」は40kWhモデルよりも航続距離が長くなっていますが、カタログ航続距離と実航続距離の比率を40kWhモデルと同じで考えると、340km程度ということになります。これは実際テストしてみないと何ともいえませんが、350~400km前後の値になりそうです。
日産 リーフの充電時間
充電に時間がかかることも、かなり気になるポイントです。
3%から97%に充電するのに88分もかかる様では、長距離運転には不向き、というか予定外の渋滞に巻き込まれた場合のリスクを考えると怖いという印象ですよね。小まめに充電する必要がありそうです。
※40kWhモデルの充電時間テスト値
また、私が実際1日程度「リーフ」をお借りして気になったポイントは、急速充電スポットの少なさです。ショッピングセンターなどの急速充電スポットは人気が高くて、結構常時埋まっています。もちろん地域差はあると思いますし、日産のディーラーに行けば大体空いていますが、高速道路だとより困りそうだなと感じました。
さらに、急速充電は使用時間が決められているところも多く、大体20分~30分くらいしか連続して使用できません。なので充電しっぱなしみたいなのは無理です。
普通充電だと混んでいないことが多いですが、1時間で10%程度しか充電できませんでした。
日産 リーフのバッテリー劣化
もう1つ気になるのが、バッテリーの劣化。
「リーフ」オーナーさんのコメントを見ると、「バッテリーの劣化はある(航続距離が減る)が、走行距離10万kmで80%程度は残るため大丈夫」というコメントが多くあります。
また「8年160,000km」保証されていますので、安心な気もしますが、試乗時にディーラーで聞いたところ、「日産の審査を通れば」という話でしたので、若干不安な気がします。
保証内容は以下のとおりです。
”バッテリー容量計が9セグメントを割り込んだ(8セグメントになった)場合に、修理や部品交換を行い9セグメント以上へ復帰することを保証”
セグメントというのは、バッテリー残量の表示がMAX12段階の目盛りで表示していることで、それが8セグメントまでしか充電されなくなったら、修理してくれるということでしょう。
ちなみにバッテリーの価格は60万円程度だそうなので、決して安い金額ではありません。
燃費性能 まとめ
「リーフ」は定額料金サービスとなっていますので、維持費は「リーフ」の方が安くなるでしょう。
ただ、バッテリーのことを良く調べてみると、まだ電気自動車は早いのかなという印象が強いです。
街乗りが中心で長距離走行などをしない方は問題ないと思いますが、長距離走行が度々ある人は不安が残る結果となりました。
数年後には電気自動車がもっと普及し、バッテリー性能の向上や価格の低下、充電器設置箇所数も増えると思われますが、2019年時点では、まだ「ノート」などのハイブリッド車を選択する方が得策かと個人的には思います。
エンジン性能の比較
エンジン性能について、比較していきます。
その前に「出力」と「トルク」の違いについて、簡単に説明します。
- 出力:クルマの速さ
- トルク:クルマの加速力
簡単に書くと、「最高出力」の値が高い車は速く走れる車で、「最大トルク」の値が高い車は加速が速い車ということですね。ただ、エンジンやモーターの特性、空力性能や車両重量などにより加速性能は全く異なりますので、単に”トルクの値が大きいから加速が速い”というわけではありません。
・リーフ
・40kWhモデル「S」、「X」、「G」
モーター
→最高出力 110kW〈150PS〉/3,283~9,795rpm
→最大トルク 320N・m〈32.6kgf・m〉/0~3,283rpm
・62kWhモデル「e+ X」、「e+ G」
モーター
→最高出力 160kW〈218PS〉/4,600~5,800rpm
→最大トルク 340N・m〈34.7kgf・m〉/500~4,000rpm
・ノート
・「e-POWER」
エンジン
→最高出力 58kW〈79PS〉/5,400rpm
→最大トルク 103N・m〈10.5kgf・m〉/3,600~5,200rpm
モーター
→最高出力 80kW〈109.0PS〉/3,008~10,000rpm
→最大トルク 254N・m〈25.9kgf・m〉/0~3,008rpm
・「e-POWER NISMO S」
エンジン
→最高出力 61kW〈83PS〉/6,000rpm
→最大トルク 103N・m〈10.5kgf・m〉/3,600~5,200rpm
モーター
→最高出力 100kW〈136.0PS〉/3,008~10,000rpm
→最大トルク 320N・m〈32.6kgf・m〉/0~3,008rpm
■加速性能の比較
「エンジン性能」について、数値だけで比較すると圧倒的に「リーフ」の方が優秀です。「e-POWER NISMO S」と比較しても「リーフ」の40kWhモデルの方が優秀ですね。
ただ、前述の通り「ノート」は車両重量が軽いため、パワーが「リーフ」ほどなくてもスムーズに加速します。時速100km程度までなら「リーフ」とそこまでの差はない印象です。
ただ、「リーフ」を高速道路でも試してみましたが、踏み込むと怖いくらい加速します。フル加速を試してみましたが、完全に体を持っていかれます。
■「リーフ」の「e-Pedal(eペダル)」、「ノート」の「e-POWER Drive」の比較
「ノート」の「e-POWER Drive」の「Sモード」にすると加速性能が上がるというよりは、減速力が上がる感じで、ブレーキいらずのワンペダル操作ができるため非常に便利です。減速力は「リーフ」と比較するとそこまでないため、逆に扱いやすいかなぁという印象を受けました。「リーフ」の減速力は凄まじいため、慣れるのに時間がかかりそうなイメージです。
しかし、「リーフ」の「e-Pedal(eペダル)」もとても好印象で、停車時の車間調整などは若干慣れがいりますが、ワンペダルで全ての調整をできるのは、とても便利です。「e-Pedal(eペダル)」はON/OFF機能があり、嫌ならOFFにしておけます。
駐車時は「e-Pedal(eペダル)」だと操作しづらく、OFFにしてクリープを使用した方が簡単でした。そのため、駐車の度にOFFにするのは若干面倒かもしれません。
また、加速を楽しみたいなら、間違いなく「e-Pedal(eペダル)」をOFFにしておいた方が良いです。感覚的にいうと、同じアクセル開度だと「e-Pedal(eペダル)」をONの状態よりOFFの状態の方が2倍以上加速します。
■静粛性の比較
静粛性については、エンジンがない「リーフ」の方が間違いなく優秀です。本当にめちゃくちゃ静かです。
居住性(後部座席、ラゲッジスペース)の比較
居住性について、比較していきます。
日産「リーフ」の室内長は2,030mm
日産「ノート」の室内長は2,065mm
上記の数値だけみると、日産「ノート」の方が広いことになります。
天井の高さも若干ではありますが、「リーフ」が1,185mm、「ノート」が1,255mmとなっていますので、「ノート」の方がゆとりがあります。
クラス的には1クラス下なのに、「ノート」は素晴らしい広さです。
■ラゲッジスペース
ラゲッジスペースについて、比較します。
「リーフ」が435ℓ、「ノート」の数値は不明ですが、間違いなく「リーフ」の方が広いでしょう。「リーフ」のラゲッジスペースは底が低く、たくさん収納できそうな印象でした。
ただ、「リーフ」の後部座席の中間足元にある凸凹は、バッテリーの関係か特別出っ張っているのは気になりました。※高さ18cm程度、幅22cm程度です。
乗り心地については、「リーフ」の方が良かったです。
安全性能の比較
安全性能について、比較していきます。
下表に各車の安全装備を整理しています。同機能の装備を同行に示しています。
リーフ | ノート |
プロパイロット | - |
プロパイロットパーキング | - |
ハイビームアシスト | ハイビームアシスト |
LDW(車線逸脱警報) | LDW(車線逸脱警報) |
インテリジェント LI(車線逸脱防止支援システム) | インテリジェント LI(車線逸脱防止支援システム) |
インテリジェント エマージェンシーブレーキ | インテリジェント エマージェンシーブレーキ |
踏み間違い衝突防止アシスト | 踏み間違い衝突防止アシスト |
RCTA(後退時車両検知警報) | - |
BSW(後側方車両検知警報) | - |
インテリジェント BSI(後側方衝突防止支援システム) | - |
インテリジェント アラウンドビューモニター(移動物 検知機能付) | インテリジェント アラウンドビューモニター(移動物 検知機能付) |
進入禁止標識検知 | - |
インテリジェント クルーズコントロール | インテリジェント クルーズコントロール |
インテリジェント DA(ふらつき警報) | - |
防眩式ルームミラー | - |
インテリジェントルームミラー | インテリジェント ルームミラー |
フロント&バックソナー | フロント&バックソナー |
価格が高いため当然かもしれませんが、「リーフ」の方が圧倒的に安全性能は優れています。
「リーフ」にしかない機能の中でも特に「プロパイロット」は便利でしょう。「プロパイロット」は全車速追従機能付ACCと車線中央維持(全車速域)を組合せた機能で、他社だとスバルの「ツーリングアシスト」やトヨタの「トレーシングアシスト」が同様の機能にあたります。
「プロパイロット」はかなり便利で、高速道路上だとアクセル・ブレーキ・ステアリング操作等ほとんど操作が不要になる感じで、”ほぼ自動運転”となります。一般道でも使ってみましたが、信号が多いところでは実用的ではありません。信号が少ないところだと使えそうです。
ただ、「プロパイロットパーキング」は、少し残念な感じです。駐車位置の隣に障害物などがあれば、切り返しを自動で何度か行った後、結局駐車できませんでした。もちろん場所によっては使えたのですが、あれなら自分で駐車した方が間違いなく早いです。
その他「リーフ」には、後方から接近する車両を検知する「RCTA」や「BSW」や「インテリジェント BSI(後側方衝突防止支援システム)」、「防眩式ルームミラー」が装備されていますので、ヒヤリとする瞬間を減らすことができるでしょう。
また、「リーフ」には「SRSサイドエアバッグシステム〈前席〉」や「SRSカーテンエアバッグシステム」も前車標準装備なので、衝突安全性も高いです。
価格の比較
価格について、比較します。
リーフのおすすめグレード&価格
「リーフ」の売れ筋グレードは40kWhモデルの最高グレード「G」(約419万円)、次いで62kWhモデルの「e+ X」(約441万円)となります。
「プロパイロット」と「プロパイロットパーキング」を両方使用したい場合は「G」を選択するしかありません。しかし、「プロパイロット」のみで良い場合は、「X」(約382万円)に「プロパイロット」や「アラウンドビューモニター」のセットオプションを装備させた方がお得です。オプション込みで約401万円となります。
同様に「e+ X」に「プロパイロット」や「アラウンドビューモニター」のセットオプションを装備させると約460万円となります。
さらに国から40万円の補助金があるため、「G」の価格は実質約379万円、「X」の価格は実質約361万円、「e+ X」の価格は実質約420万円となります。
※上記の価格は税金などの諸費用を足していません。諸費用を足すと+15万円程度の価格になります。
「リーフ」には、カーナビやETCユニットが標準装備されているため、お得です。
※最廉価グレード「S」はディーラーオプションです。
ノートのおすすめグレード&価格
日産「ノート」のおすすめグレードは、「e-POWER NISMO S」(約272万円)です!
ですが、万人におすすめできるグレードは「e-POWER MEDALIST」(約240万円)です。
理由は、LEDヘッドランプとフォグランプが標準装備、本革巻ステアリング、リヤスピーカー、インテリジェントクルーズコントロールの標準装備など、質感を向上させる装備が全て標準装備だからです。2トーンにしたい方は「e-POWER MEDALIST ブラックアロー」(約247万円)もおすすめです。
メーカーオプションに「インテリジェント アラウンドビューモニター」(約8万円)、「カーテンエアバッグ」(約5万円)を装備。ディーラーオプションにナビ(約17万円)、ETC(約3万円)を装備すると、「e-POWER MEDALIST」は約272万円となります。
※上記の価格は税金などの諸費用を足していません。諸費用を足すと+15万円程度の価格になります。
10年間使用した場合の概算費用で比較
上記の価格は税金などの諸費用を足していませんが、「ノート」は値引き額で概ね相殺されるでしょう。
上記の金額だけ見ると、圧倒的に「ノート」が安いことになります。
では、税金関係やその後の燃料代等の維持費を考えると、どれくらい差が縮まるのか検証してみました。
※全車共通でかかる自賠責保険などは含みません。
※車検費用は考慮しません。
※「リーフ」は最も安かった「X」、「ノート」は「e-POWER MEDALIST」で計算します。
■税金関係は両車ともにお得だが、「リーフ」はさらにお得!
まず、初期購入時の税金は「リーフ」と「ノート」ともに諸費用が免税となります。
さらに「リーフ」と「ノート」ともに2年目の自動車税が75%減税となります。3年目以降の自動車税は「リーフ」が25,000円、「ノート」が30,500円です。また、初回車検時の重量税についても、「リーフ」と「ノート」は免税となります。
■維持費は「リーフ」が安い
次は、10年間の概算燃料代(「リーフ」は電気代)です。
※燃費はe燃費の数値、ガソリン代140円、年間走行距離1万kmで計算
「ノート」は年間約7万円、10年間で約70万円ほどかかります。
※実燃費19.37km/L
「リーフ」はプレミアム10の場合月2,5000円(税別)で、月3回程度(1,050円)追加で急速充電を使用したと仮定した場合、10年間で約47万円ほどかかります。
■差額は縮まるが、初期費用が安い「ノート」の方が安くなる可能性が高い!
上記の10年間使用した場合の概算費用と初期購入費用と合算すると、「リーフ」が約435万円、「ノート」が約380万円となり、55万円程度の差に縮まりました。
ただし、「ノート」は初回購入時に値引きが入る(「リーフ」は補助金を受け取るために値引きは不可)ため、値引き額分金額差が増えると思われます。
※例:「ノート」の値引き額が25万円だった場合、80万円程度の差となります。
つまり、年間走行距離が2万km未満であれば「ノート」の方がお得、2万kmを超えるのであれば「リーフ」の方がお得であるということになるでしょう。
さらに安く、お得に購入したい方は、”新車同様の中古車”も検討してみましょう。「ノート」も安いクルマを多く見つけられますが、「リーフ」は「G」で220万円程度と100万円以上安いクルマも豊富ありますよ!
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しかし、新古車・未使用車や走行距離1,000km程度の車は新車同様です。
さらに、モノによっては普通に新車を買う場合より60万円以上安く買えるケースも多数あります!
上記を考えると、新車購入を検討中の方は“新車同様の中古車を探してみる”という選択肢も大いにありだと思いませんか?!
また、中古車の場合は納期待ちが長い車と異なり、すぐに納車されます。人気車種の場合は納車に1年以上かかるケースがあることも考えると、魅力的ではないでしょうか。
■中古車のメリット、デメリット
“新車同様の中古車”を買う場合のメリットは何といってもその「安さ」が魅力ですが、デメリットは「自分の付けたいオプションが選べない」という点でしょう。
ただし、上記はメーカーオプションの場合のみで、ディーラーオプションの場合は後付けも可能です。
そのため、中古車を選ぶ際は車のカラー及びメーカーオプションを妥協しないようにしましょう。
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まとめ
今回は、日産の電気自動車「リーフ」と、日産の電気で走る「ノート e-POWER」の違いを比較しながらご紹介しました。
維持費の安さや加速性能、安全性能、乗り心地など、ほとんどにおいて「リーフ」の方が優れていますが、
「ノート」は価格の安さだけでなく、バッテリーの持ちや劣化、充電時間、充電器設置箇所などを気にする必要がないというメリットがあります。
そのため、長距離ドライブが多い筆者としては「ノート」の方がおすすめであると考えます。
しかし、車を購入する優先順位やこだわりによって、どちらの車が良いかは変わってくると思います。
あなたが最も欲しいと思った車を購入する様にしてください。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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