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【最新】ライズ・ロッキーの内装は安っぽい?違いは?

ダイハツ ロッキー 内装 インテリア車の比較&試乗記

こんにちは!青空ひつじ(♂)です。

今回は、2021年11月1日の一部改良にて追加されたトヨタ「ライズ」・ダイハツ「ロッキー」の1.2Lハイブリッド車、及び1.2Lガソリン車にがっつり試乗してきました。

そこで、「ライズ」・「ロッキー」を内装を徹底評価!

良かった点や気になった点、「ライズ」と「ロッキー」の違いなど、隅々までご紹介します。

 

※掲載している「ライズ」の写真は「Z」のマスタードイエローマイカメタリックです。
※掲載している「ロッキー」の写真は「Premium G HEV」のブラックマイカメタリック×スムースグレーマイカメタリック、「Premium G」のシャイニングホワイトパールです。

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「ライズ」・「ロッキー」のインテリア(内装)

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「ライズ」・「ロッキー」のインテリア:デザインと質感

トヨタ「ライズ」・ダイハツ「ロッキー」のインテリアは、SUVらしいフロントドアグリップが特徴的で、デジタルスピードメーターと7インチカラー液晶ディスプレイ、最大9インチのディスプレイオーディオまたはナビ、エアコンパネルと、シンプルなデザインになっています。

「ライズ」と「ロッキー」の違いは、エクステリアと異なりメーカーエンブレムが異なる以外、ほとんどありません。

最大の違いは、「ロッキー」の最上位グレードならシート表皮がソフトレザー調となることにあります。

上の写真のとおり、座面を除く部分がレザーのような素材となっているため、全面ファブリックとなっている「ライズ」より「ロッキー」の方が上質になっています。

 

ただし、上質に感じたのはソフトレザー調シート程度で、その他は全体的に廉価な印象があります。

まず、最上位グレードであれば本革巻きとなるステアリングホイールですが、さわり心地は悪く、トヨタ「C-HR」やホンダ「ヴェゼル」の本革巻きステアリングホイールと比較すると、非常に質感が低くなっています。

日産「キックス」などでも感じましたが、名前こそ本革巻きステアリングホイールとなっているものの、触った感触はウレタンに近いものになっています。

 

さらに気になったのは、ドアアームレスト周りの質感の低さです。

フロントドアアームレストについては最上位グレードであれば一応ソフトパッドとなっているようですが、フロント・リアのいずれも見た目も触った感触も非常に廉価な印象があります。

フロントドアアームレストがソフトパッドとなるのは最上位グレードのみなので、中間グレード以下だと質感はさらに低下することになります。

室内の質感については、質感が非常に低いトヨタ「ヤリス」や「ヤリスクロス」よりは大分マシなものの、「ヴェゼル」や「C-HR」と比較すると、圧倒的に劣るといえるでしょう。

 

「ライズ」・「ロッキー」の発売当時は同クラスの中でも上質な部類に入っていましたが、「ライズ」・「ロッキー」の発売以降にフルモデルチェンジが行われたトヨタ「アクア」やホンダ「フィット」、日産「ノート」などが非常に上質になったため、廉価な立ち位置に変わった印象があります。

とはいえ、Bセグメントクラスの中ではまだまだ標準の質感で、前述のとおり「ヤリス」や「ヤリスクロス」よりも圧倒的に優れています。

そのため、室内の質感は一部廉価な印象はあるものの、これまでCセグメントクラス以上のクルマに乗っていた方や、質感を特別気にする方でなければ問題ないレベルだと考えます。

 

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「ライズ」・「ロッキー」のインテリア:快適装備

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2021年11月1日の一部改良の大きな変更点の1つとなるのが、電動パーキングブレーキとブレーキホールドの追加です。

上の写真のとおり、ハイブリッド車とガソリン車でシフトポジションの種類は異なりますが、電動パーキングブレーキとブレーキホールドの機能に違いはありません。

 

電動パーキングブレーキが搭載されたことによる最大のメリットは、“パーキングブレーキの操作が一切不要”になることにあります。

 

まず、ギアをD(ドライブ)にしてアクセルを踏むと、自動的にパーキングブレーキが解除されます。

これにより、パーキングブレーキを解除し忘れてアクセルを踏んで「ガガッ」と嫌な音をさせることはなくなります。

例えば、ナビを使用するために一旦パーキングブレーキをかけて、信号が変わったため急いでアクセルを踏んで「ガガッ」ということがなくなります。
※これは筆者の体験談です。

 

また、ギアをP(パーキング)にすることで自動的にパーキングブレーキがかかります。

これにより、パーキングブレーキのかけ忘れを防げます。

ニュースなどを見ていると、パーキングブレーキをかけ忘れたことによりドライバー下車後にクルマが勝手に進み、線路内に入って大事故になった、なんてことも耳にしますが、電動パーキングブレーキの搭載により、そんな事故はおきなくなります。

 

さらに、電動パーキングブレーキの搭載により、全車速追従機能付アダプティブクルーズコントロールの停止保持が可能となります。

これにより、アダプティブクルーズコントロール使用中に渋滞に巻き込まれて停止しても、停止状態を保持してくれます。

電動パーキングブレーキが搭載されていないクルマの場合、アダプティブクルーズコントロールが停止までは行ってくれますが数秒後に動き出してしまうため、知らなければ追突してしまう危険性もあります。

 

さらに、「ブレーキホールド」が非常に便利です。

ブレーキホールドは、赤信号などでブレーキを踏んでクルマが停止した際、停止状態が維持され、ブレーキペダルを踏み続ける必要がなくなります。

そのため、信号が多い街乗りや渋滞時など、ブレーキペダルをよく踏む機会の負担軽減につながります。

多くのクルマがエンジンオフで上記の機能がリセットされるため、エンジンオンの度にブレーキホールドスイッチを押す必要はありますが、非常に快適なため、筆者は毎回使用しています。

 

上記のとおり、「電動パーキングブレーキ」は非常に便利な必須装備となっています。

ただ、残念ながらガソリン車は最上位グレードにしか設定できません。

そのため、電動パーキングブレーキとブレーキホールドを設定したい方は、ガソリン車の最上位グレードかハイブリッド車を選択しましょう。

 

電動パーキングブレーキとブレーキホールド以外にも、押すと飛び出てくる運転席・助手席用カップホルダーが非常に便利だと感じました。

使用しないときは格納しておけるため邪魔にならず、ハンドルとほぼ同位置に設置されていることから、視界を大きく下げる必要がないため、使い勝手が優れている感じました。

 

また、車速連動ドアロック、シフト操作連動オートドアロック、ウェルカムドアロック解除(解錠範囲に入ると自動解錠)、アンロック状態で押すと開く給油口など、便利装備が豊富に搭載されています。

Cセグメントクラス以上のクルマでも車速連動ドアロックすら搭載されていないこともありますので、「ライズ」・「ロッキー」はドアロックに関する便利装備が非常に豊富であることがわかります。

 

充電設備は、前席にスマホ連携用USB端子が1つ、HDMI端子が1つ、後部座席に充電用USB端子が2つ装備されています。

また、ハイブリッド車であれば、多くのトヨタハイブリッド車同様、AC100V・1500Wのアクセサリーコンセントをラゲッジスペースに設置することが可能ですので、クルマでも家電製品を使用できるメリットがあります。

他車と比較しても、「ライズ」・「ロッキー」は充電設備が豊富に設定されているといえるでしょう。

 

「ライズ」と「ロッキー」の快適装備の違いは、スピーカー及び助手席シートアンダートレイの設定にあります。

「ライズ」はエントリーグレード(X)だけ2スピーカー、中間グレード以降は6スピーカーとなっている一方、「ロッキー」はエントリーグレード(L)は2スピーカー、中間グレード(X)は4スピーカー、最上位グレード(Premium)は6スピーカーという違いがあります。

また、助手席シートアンダートレイは、「ライズ」なら中間グレード以降に標準装備されている一方、「ロッキー」は最上位グレードのみ標準装備となっています。

そのため、中間グレード比では「ライズ」の方が装備が充実しているといえるでしょう。

 

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「ライズ」・「ロッキー」のおすすめグレード・おすすめオプション

ダイハツ ロッキー 外装 エクステリア

「ライズ」・「ロッキー」のおすすめグレード

トヨタ「ライズ」のおすすめグレードは「Z」ダイハツ「ロッキー」のおすすめグレードは「Premium G」及び「Premium G HEV」だと考えます。

理由は、安全装備や電動パーキングブレーキなどの先進装備を全て搭載できるグレードだからです。

ハイブリッド車とガソリン車の装備差は、アルミホイールのデザイン、「ロッキー」ならフロントグリルのデザインやガンメタリック塗装となる違いがあります。

 

ハイブリッド車とガソリン車ののどちらが良いかは、ユーザーによって異なります。

静粛性を重視する方、年間走行距離が7,000kmより多い方、10年以上乗り続けるようと考えている方は1.2Lハイブリッド車を、そうでない方や加速性能・初期コストを抑えたい方は1.2Lガソリン車がおすすめです。

各グレードの違い、おすすめグレードの詳細は、以下の記事にまとめています。

【最新】ライズ・ロッキー グレードの違い・比較まとめ~おすすめはグレードは?
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「ライズ」・「ロッキー」のおすすめオプション

「ライズ」・「ロッキー」のおすすめオプション・不要なオプションは、以下の記事にまとめています。

不要なオプションは少しでも減らしつつも、必要なオプションを設定できず、購入後後悔しないように注意しましょう。

特にメーカーオプションは購入後、設定することはできないため、より慎重に検討するようにしましょう。

【ライズ・ロッキー オプション】おすすめ&不要9選!カーナビはどれがいい?
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「ライズ」・「ロッキー」の見積額

トヨタ ライズ 外装 エクステリアダイハツ ロッキー 外装 エクステリア
最後は、トヨタ「ライズ」・ダイハツ「ロッキー」の見積額をご紹介します。

 

■ライズ

  • 「Z(ガソリン)」:約231万円
  • 「Z(ハイブリッド)」:約260万円

■ロッキー

  • 「Premium G」:約233万円
  • 「Premium G HEV」:約262万円

 

上記の価格は、オプションにブラインドスポットモニター、パノラミックビュー対応ナビレディパッケージ(パノラマモニター対応純正ナビ装着用アップグレードパック)、9インチナビ、マット、ETC車載器など総額約41万円を設定し、値引き額23万円とした場合の全込み価格です。

点検パックは毎年点検代を払うよりお得なため付けるべきかと思いますが、点検パックの価格は“先に払っているだけ”なため、上記の価格からは抜いています。

「ライズ」と「ロッキー」の価格を比較すると、「ライズ」の方が2万円程度安くなっています。

これは、シート表皮やフロントグリルの違いによるものかと思われます。

 

では、同価格帯のSUVと価格を比較してみましょう。

■ヤリスクロス

  • 「G」:約245万円
  • 「Z」:約257万円
  • 「HYBRID G」:約272万円
  • 「HYBRID Z」:約284万円

■ヴェゼル

  • 「G」約252万円
  • 「e:HEV X」約283万円
  • 「e:HEV Z」約307万円
  • 「e:HEV PLaY」約325万円

 

上記のとおり、ガソリン車なら10~20万円程度、ハイブリッド車なら10~60万円程度、「ライズ」・「ロッキー」の方が安いことがわかります。

価格が安い「ヤリスクロス」より“さらに安く買える”というのは、非常に魅力的だといえるでしょう。

「ヤリスクロス」であれば安全性能や走行性能、「ヴェゼル」であれば室内の質感や快適装備など、「ライズ」・「ロッキー」にはない装備が搭載されているため、価格が高くなるのは必然かと思います。

ただ、「ライズ」・「ロッキー」の装備で充分と考えるユーザーは多く、この価格の安さこそが「ライズ」・「ロッキー」の最大の魅力だと考えます。

 

いずれにしても、全込み250万円前後する価格となりますので、決して安いクルマではありません。

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まとめ

トヨタ「ライズ」・ダイハツ「ロッキー」は、2021年11月1日の一部改良前からコスパの高さで人気の高いSUVとなっていましたが、改良を受けてさらにコスパが高いSUVになったといえます。

運転しやすいボディサイズ、広い室内、優れた燃費性能、そして価格の安さが大きな魅力です。

トヨタ「ヤリスクロス」だと後部座席が狭い、室内の質感が低すぎる、ホンダ「ヴェゼル」やトヨタ「C-HR」だとボディサイズが大きい、価格が高すぎる、と考えている方には非常におすすめです。

 

敢えて欠点をあげると、安全性能や質感、乗り心地などがありますが、いずれもは同クラス標準レベルですので、大きな欠点とは言えません。

改良前までは、レバー式のパーキングブレーキ・燃費性能という欠点もありましたが、いずれも電動パーキングブレーキの搭載、1.2Lハイブリッド車や1.2Lガソリン車の追加で解消されています。

改良前までも欠点の少ないおすすめSUVだったのですが、改良後は欠点のないおすすめSUVに変貌したといえるでしょう。

 

以上から、コンパクトSUV中で「ライズ」・「ロッキー」が最もコスパが高いと言っても過言ではないと考えます。

コンパクトSUVの購入を検討している方は、「ライズ」・「ロッキー」も是非検討してみましょう。

「ライズ」と「ロッキー」だと「ライズ」の方が圧倒的に人気ですが、内外装の質感の高さから個人的には「ロッキー」がおすすめです。

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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