こんにちは!青空ひつじ(♂)です。
今回は、レクサスのクロスオーバーSUVである「UX」・「NX」・「RX」の違いを、加速性能・燃費性能・車内の広さ・安全性能・価格など、各項目を徹底比較いたします。
レクサスのSUVで最もおすすめな車は一体どれなのか!?
また、2019年・2020年に行われた各車のマイナーチェンジ情報もまとめています。
レクサス「UX・NX・RX」マイナーチェンジによる変更点まとめ
2019年5月6日に行われたレクサス「NX」の一部改良による変更点、2019年8月29日に行われたレクサス「RX」のマイナーチェンジによる変更点は、以下の記事に整理しています。

2020年7月16日に行われたレクサス「NX」の一部改良による変更点、2020年7月22日に行われたレクサス「RX」の一部改良による変更点は、以下の記事に整理しています。

2020年10月1日、2021年8月19日に行われたレクサス「UX」の一部改良による変更点は、以下の記事に整理しています。


レクサス「UX」・「NX」・「RX」の比較
ボディサイズの比較
ボディサイズについて、比較していきます。
・UX
全長(mm):4,495
全幅(mm):1,840
全高(mm):1,540
ホイールベース(mm):2,640
車両重量(kg):1,580~1,915
最小回転半径(m):5.2
最低地上高(mm):160
・NX
全長(mm):4,640
全幅(mm):1,845
全高(mm):1,645
ホイールベース(mm):2,660
車両重量(kg):1,740~1,850
最小回転半径(m):5.3~5.7
最低地上高(mm):165(ガソリン車)、170(ハイブリッド車)
・RX
全長(mm):4,890(「RX450hL」は5,000)
全幅(mm):1,895
全高(mm):1,710(「RX450hL」は1,725)
ホイールベース(mm):2,790
車両重量(kg):1,890~2,240
最小回転半径(m):5.9
最低地上高(mm):200
「UX」はトヨタ「C-HR」程度、「NX」はトヨタ「RAV4」程度、「RX」はマツダ「CX-8」程度のボディサイズです。
「RX」は、全長が5m、全幅が1.9m程度ありますので、日本の狭い道路では少し大きすぎます。そのため、運転に自信がない方には「UX」または「NX」がおすすめです。
基本的に全車5人乗りですが、「RX」の最上位グレード「RX450hL」は7人乗りとなっています。
燃費性能の比較
燃費性能は、JC08モード、WLTCモード、ユーザーが投稿した実燃費を集計したe燃費の値にて比較します。
※実燃費は季節や使用環境により異なります。
※補足:WLTCモードとは
JC08モードはエンジンが温まった状態からの測定結果を75%、エンジンが冷えた状態からの測定結果を25%の比率で燃費を算出していました。WLTCモードでは、エンジンが冷えた状態からの測定結果のみを使用し、乗員や積載物の重量も考慮されることになり、これまでのJC08モードよりも実燃費値に近い条件となります。
- WLTCモード:市街地、郊外、高速道路の平均的な使用時間配分で構成した国際的な走行モード
- 市街地モード(WLTC-L):信号や渋滞等の影響を受ける比較的低速な走行を想定
- 郊外モード(WLTC-M):信号や渋滞等の影響をあまり受けない走行を想定
- 高速道路モード(WLTC-H):高速道路等での走行を想定
・UX
・2.0Lハイブリッド(「UX250h」他) ※2WD
→27.0km/L(JC08モード)
→22.8km/L(WLTCモード)
→19.27km/L(e燃費)
・2.0Lガソリン(「UX200」他)
→17.2km/L(JC08モード)
→16.4km/L(WLTCモード)
→11.27km/L(e燃費)
・NX
・2.5Lハイブリッド(「NX300h」、「“I package”」) ※2WD
→21.0km/L(JC08モード)
→17.8km/L(WLTCモード)
→13.94km/L(e燃費)
・2.0Lターボ(「NX300」他) ※2WD
→12.8km/L(JC08モード)
→12.6km/L(WLTCモード)
→9.76km/L(e燃費)
・RX
・3.5Lハイブリッド(「RX450h」他)
→18.8km/L(JC08モード)
→15.6km/L(WLTCモード)
→12.98km/L(e燃費)
・2.0Lターボ(「RX300」他) ※2WD
→11.8km/L(JC08モード)
→10.9km/L(WLTCモード)
→8.90km/L(e燃費)
燃費性能を比較すると、コンパクトSUVである「UX」が最も優秀です。
「UX」は、2.0Lハイブリッド車の燃費性能も優秀ですが、2.0Lガソリン車の燃費性能も優れており、「NX」や「RX」のハイブリッド車と同等の燃費性能となっています。
排気量や車両重量の関係から燃費性能は「RX」が最も悪く、「UX」と比較すると4.0km/L程度、「NX」と比較すると1.0km/L程度、差があります。
また、ガソリン車は全てハイオク仕様となっていますが、ハイブリッド車は「RX」のみハイオク仕様で、「UX」と「NX」はレギュラー仕様となっています。
そのため、1ヶ月800km走行した場合のガソリン代は、「UX」の方が4,000円ほど安く、「NX」の方が1,800円ほど安くなります。
※レギュラー140円、ハイオク160円、各ハイブリッド車の実燃費で計算した場合
※「UX」:5,812円、「NX」:8,034円、「RX」:9,861円
エンジン性能の比較
エンジン性能について、比較していきます。
その前に「出力」と「トルク」の違いについて、簡単に説明します。
- 出力:クルマの速さ
- トルク:クルマの加速力
簡単に書くと、「最高出力」の値が高い車は速く走れる車で、「最大トルク」の値が高い車は加速が速い車ということですね。ただ、エンジンやモーターの特性、空力性能や車両重量などにより加速性能は全く異なりますので、単に”トルクの値が大きいから加速が速い”というわけではありません。
・UX
・2.0Lハイブリッド(「UX250h」他)
エンジン
→最高出力 107kW〈146PS〉/6,000rpm
→最大トルク 188N・m〈19.2kgf・m〉/4,400rpm
モーター(フロント)
→最高出力 80kW〈109PS〉
→最大トルク 202N・m〈20.6kgf・m〉
モーター(リア)
→最高出力 5kW〈7PS〉
→最大トルク 55N・m〈5.6kgf・m〉
→システム最高出力 135kW〈184PS〉
・2.0Lガソリン(「UX200」他)
エンジン
→最高出力 128kW〈174PS〉/6,600rpm
→最大トルク 209N・m〈21.3kgf・m〉/4,000~5,200rpm
・NX
・2.5Lハイブリッド(「NX300h」他)
エンジン
→最高出力 112kW〈152PS〉/5,700rpm
→最大トルク 206N・m〈21.0kgf・m〉/4,400~4,800rpm
モーター(フロント)
→最高出力 105kW〈143PS〉
→最大トルク 270N・m〈27.5kgf・m〉
モーター(リア)
→最高出力 50kW〈68PS〉
→最大トルク 139N・m〈14.2kgf・m〉
→システム最高出力 145kW〈197PS〉
・2.0Lターボ(「NX300」他)
エンジン
→最高出力 175kW〈238PS〉/4,800~5,600rpm
→最大トルク 350N・m〈35.7kgf・m〉/1,650~4,000rpm
・RX
・3.5Lハイブリッド(「RX450h」他)
エンジン
→最高出力 193kW〈262PS〉/6,000rpm
→最大トルク 335N・m〈34.2kgf・m〉/4,600rpm
モーター(フロント)
→最高出力 123kW〈167PS〉
→最大トルク 335N・m〈34.2kgf・m〉
モーター(リア)
→最高出力 50kW〈68PS〉
→最大トルク 139N・m〈14.2kgf・m〉
→システム最高出力 230kW〈313PS〉
・2.0Lターボ(「RX300」他)
エンジン
→最高出力 175kW〈238PS〉/4,800~5,600rpm
→最大トルク 350N・m〈35.7kgf・m〉/1,650~4,000rpm
「エンジン性能」を比較すると、圧倒的に「RX」が優秀ですね。
しかし、一般道で300馬力を超える「RX450h」のパワーが必要になることはそうないでしょう。「NX」のハイブリッド車、ターボ車も素晴らしい加速性能を発揮します。
「UX」は、「RX」や「NX」と比較するとパワーでは負けていますが、2.0Lハイブリッドは街中でパワー不足を感じることはないですし、2.0Lガソリンも発進用ギアが追加された「Direct Shift-CVT」が採用されているため、CVTにありがちな発進時や加速時のもっさり感はなく、レスポンスの良い加速感があります。
居住性(後部座席、ラゲッジスペース)の比較
居住性について、比較していきます。
室内長の比較
レクサス「UX」:1,830mm
レクサス「NX」:2,080mm
レクサス「RX」:2,230mm(「RX450hL」は2,775m)
上記の数値のとおり、室内長は「RX」が最も広いでしょう。3列シート車「RX450hL」も設定されているため、圧倒的に広いです。
同クラスの他車と比較すると「RX」や「NX」は広め、「UX」は狭めとなっています。
室内幅の比較
レクサス「UX」:1,520mm
レクサス「NX」:1,520mm
レクサス「RX」:1,590mm
上記の数値のとおり、室内幅も「RX」が最も広いでしょう。「UX」と「NX」は同じ室内幅となっています。
室内高の比較
レクサス「UX」:1,170mm
レクサス「NX」:1,180mm
レクサス「RX」:1,200mm
上記の数値のとおり、室内高も「RX」が最も高いでしょう。
しかし各車の差は僅かで、各車同クラスの他車と比較すると低めになっています。
ラゲッジスペースの比較
ラゲッジスペースの数値は各車不明ですが、広さはボディサイズ順に「RX」>「NX」>「UX」となるでしょう。
車内の広さ比較 まとめ
室内の広さは、ボディサイズに準じて「RX」が最も広く、次いで「NX」、「UX」となるでしょう。
大人5人が快適に乗車したいということであれば、「NX」や「RX」がおすすめです。
快適装備の比較
快適装備は、上位モデルである「NX」や「RX」にしかない装備がいくつかあります。
■「NX」
- 後席6:4分割可倒式シート (電動リクライニング&電動格納機能付)
■「RX」
- 後席4:2:4分割可倒式シート (電動リクライニング&電動格納機能付)
- 自動的に暖めすぎや冷やしすぎなどを抑制する先進の空調システム「レクサス クライメイトコンシェルジュ」
- フロントシートのシートバックに、11.6インチの高精細ディスプレイを2台設置
外部機器を接続することで独立した映像も視聴可能、角度調整 (0°~50°)も可能
リクライニングやリヤシートを倒す動作をスイッチにより自動て行えるのは「さすが高級車」といった感じですね。
また、「RX」になるとエアコンの暖めすぎや冷やしすぎまで自動制御する機能、後部座席用のディスプレイが装備されています。
その他、USB端子は「UX」と「RX」はフロントに2つとリアに2つの合計4つ設置されてありますが、「NX」のみフロントに2つとなっています。
「UX」・「NX」・「RX」の装備差は上記程度で、そこまで快適装備に差はなさそうです。
安全性能の比較
安全性能について、比較していきます。
下表に各車の安全装備を整理しています。同機能の装備を同行に示しています。
UX | NX | RX |
アダプティブハイビームシステム | アダプティブハイビームシステム | アダプティブハイビームシステム |
LEDコーナリングランプ | LEDコーナリングランプ | LEDコーナリングランプ |
オートマチックハイビーム | オートマチックハイビーム | オートマチックハイビーム |
レーントレーシングアシスト | レーントレーシングアシスト | レーントレーシングアシスト |
プリクラッシュセーフティ(歩行者[昼夜]・自転車運転者[昼]検知機能付) | プリクラッシュセーフティ(歩行者[昼夜]・自転車運転者[昼]検知機能付) | プリクラッシュセーフティ(歩行者[昼夜]・自転車運転者[昼]検知機能付) |
ドライブスタートコントロール | ドライブスタートコントロール | ドライブスタートコントロール |
パーキングサポートブレーキ(静止物+後方接近車両) | パーキングサポートブレーキ(静止物)、リヤクロストラフィックアラート | パーキングサポートブレーキ(静止物+後方接近車両) |
ブラインドスポットモニター | ブラインドスポットモニター | ブラインドスポットモニター |
ロードサインアシスト | ロードサインアシスト | ロードサインアシスト |
レーダークルーズコントロール(全車速追従機能付) | レーダークルーズコントロール(全車速追従機能付) | レーダークルーズコントロール(全車速追従機能付) |
自動防眩インナーミラー | 自動防眩ルームミラー | 自動防眩ルームミラー |
先行車発進告知機能 | 先行車発進告知機能 | 先行車発進告知機能 |
パノラミックビューモニター | パノラミックビューモニター | パノラミックビューモニター |
アクティブコーナリングアシスト | アクティブコーナリングアシスト | アクティブコーナリングアシスト |
まず、後方の安全性能で比較すると、後方接近車両に対して自動的にブレーキをかける装備(パーキングサポートブレーキ(後方接近車両))が「UX」や「RX」には装備されているため優秀です。
また、「RX」にはブレードスキャン式アダプティブハイビームシステム(AHS)が採用されているため、夜間の安全性が最も高いといえるでしょう。
最新の安全装備が搭載されている「RX」が最も優秀ですが、そこまで大きく装備差はないため、「UX」・「NX」・「RX」ともに安全性能はトップクラスであるといえます。
価格の比較
価格について、比較します。
各車、概ね同様の装備内容になるグレードで比較します。
UXのおすすめグレード&価格
「UX」のおすすめグレードは、ハイブリッド車なら「UX250h“version C”」(2WD/5人乗り)で約457万円、ガソリン車なら「UX200“version C”」(2WD/5人乗り)で約422万円です。
メーカーオプションの「パーキングサポートブレーキ」や「パノラミックビューモニター」など約12.1万円を足すと、「UX250h“version C”」は約469万円、「UX200“version C”」は約434万円となります。
※上記の価格は税金などの諸費用を足していません。諸費用を足すと+15~25万円程度の価格になります。
NXのおすすめグレード&価格
「NX」のおすすめグレードは、ハイブリッド車なら「NX300h“I package”」(2WD/5人乗り)で約537万円、ガソリン車なら「NX300“I package”」(2WD/5人乗り)で約473万円です。
メーカーオプションの「パノラミックビューモニター」、「ブラインドスポットモニター」など約12.1万円を足すと、「NX300h“I package”」は約549万円、「NX300“I package”」は約484万円となります。
※上記の価格は税金などの諸費用を足していません。諸費用を足すと+15~25万円程度の価格になります。
RXのおすすめグレード&価格
「RX」のおすすめグレードは、ハイブリッド車なら「RX450h」(2WD/5人乗り)で約638万円、ガソリン車なら「RX300」(2WD/5人乗り)で約524万円です。
メーカーオプションの「ブレードスキャンアダプティブハイビームシステム」、「パノラミックビューモニター」、本革シートなど約56.2万円を足すと、「RX450h」は約694万円、「RX300」は約580万円となります。
※上記の価格は税金などの諸費用を足していません。諸費用を足すと+15~25万円程度の価格になります。
価格比較 結果
上記金額を比較すると、レクサスのSUVの中で唯一「UX」だけ全込み500万円以下で購入できます。
「UX」が最も安いのは当然ですが、ガソリン車とハイブリッド車で金額差が異なります。「NX」との金額差はガソリン車で50万円程度の金額差ですが、ハイブリッド車は80万円程度と金額差が大きくなっています。
さらに、「RX」は「NX」よりもガソリン車で100万円程度、ハイブリッド車で140万円以上高くなります。車両本体価格が高いだけでなく、オプションの総額が高いことが影響しています。
当然ですが、レクサスはその他の国産車と比較すると高めです。
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- 修復歴車(事故車、事故歴ありの車)を販売していない
- 納車後、100日以内であれば返品可能
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ガリバーによると、修復歴車の約4割(39.4%)の車で何らかの故障が発生していたため、修復歴車の販売をやめたようです。そんな修復歴車を販売していないので、故障が発生するリスクが低いともいえますね。
特に驚きなのが、100日以内であれば返品可能というところではないでしょうか。これなら、仮に購入した車に問題があった場合や、急に車の使用シーンが大きく変わっても安心ですよね。
その他、ディーラーよりも長い10年保証というのも心強いです。ハイブリッドカーのバッテリーなども保証対象なのでさらに安心です。走行距離が何kmでも保証対象です。
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※中古車の販売金額は申込完了ページには表示されません。登録後、ガリバーから電話がかかってくるので、そこで詳しい話を聞いてみましょう。
まとめ
今回は、レクサスのクロスオーバーSUVである「UX」・「NX」・「RX」の違いを徹底比較してみました。
■筆者的には「UX」が最もおすすめ!
加速性能と車内の広さをそこまで求めないなら、コンパクトで扱いやすく、安全性能も高く、最もお手軽に”レクサスのSUV”を所有できる「UX」が最もおすすめです。
加速性能や車内の広さがもう少し欲しい方には、「NX」がおすすめです。
「RX」は、価格の高さほど装備差がある様に感じませんし、ボディサイズの大きさもネックです。そのため、個人的にはあまりおすすめできません。
上記はあくまで筆者の考えによるものです。クルマを購入する優先順位やこだわりによって、どのクルマが良いかは変わってくると思います。あなたが最も欲しいと思ったクルマを購入する様にしてください。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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