こんにちは!青空ひつじ(♂)です。
今回は、2024年4月2日に一部改良が行われたトヨタ「カローラ」及び「カローラツーリング」と、2021年6月3日に一部改良が行われたトヨタ「プリウス」の違いを、ボディサイズ・加速性能・燃費性能・車内の広さ・インテリア・安全性能・価格など、各項目を徹底比較いたします。
果たしてどれほどの性能差があり、どっちが”買い”なのか!?
結論から言えば、筆者としては「カローラツーリング」が最もおすすめです!
その理由についてもご紹介します。
■筆者も「カローラツーリング」オーナーに!
筆者はついにスバル「インプレッサスポーツ」からトヨタ「カローラツーリング」に乗り換えました!
「カローラツーリング」の良い点や気になる点、実燃費や価格、各装備の使用感などを大量の写真とともに紹介していますの。是非参考にしてみてください。
※以降、「カローラ」及び「カローラツーリング」共通事項は「カローラ」と表記しております。
ボディサイズ・運転のしやすさの比較
両車のボディサイズを比較します。
・カローラ
全長(mm):4,495
全幅(mm):1,745
全高(mm):1,435
ホイールベース(mm):2,640
車両重量(kg):1,230~1,430
最小回転半径(m):5.0~5.3
最低地上高(mm):130
・カローラツーリング
全長(mm):4,495
全幅(mm):1,745
全高(mm):1,460
ホイールベース(mm):2,640
車両重量(kg):1,260~1,440
最小回転半径(m):5.0~5.3
最低地上高(mm):130
・プリウス
全長(mm):4,575
全幅(mm):1,760
全高(mm):1,470
ホイールベース(mm):2,700
車両重量(kg):1,320~1,460
最小回転半径(m):5.1~5.4
最低地上高(mm):130
「カローラ」と「プリウス」のボディサイズは、以下の点で異なります。
- 全長は「カローラ」の方が18.0cm小さい
- 全幅は「カローラ」の方が1.5cm小さい
- 最小回転半径は「カローラ」の方が小回りがきく
「カローラ」は新型となりボディサイズの巨大化が一部で嘆かれていますが、「プリウス」と比較すると小さい印象です。
特に全長が顕著に違います。
全幅もたった1.5cmではありますが小さくなっており、狭い道が多い日本では嬉しいところですね。
最小回転半径は、エントリーグレードと中間グレードが5.0m、最上位グレードでも5.3mとなっている「カローラ」の方が小回りがききます。
”運転のしやすさ”について、ほとんど差がない印象です。
フルモデルチェンジにより両車少しずつ拡大していますが、共に運転のしやすい部類に入るでしょう。
居住性・ラゲッジスペースの比較
居住性・ラゲッジスペース
両車の居住性・ラゲッジスペースの広さを比較します。
室内長の比較
トヨタ「カローラ」:1,830mm
トヨタ「カローラツーリング」:1,795mm
トヨタ「プリウス」:2,110mm
「プリウス」の方が+28.0cm~31.5cm広い
室内幅の比較
トヨタ「カローラ」:1,510mm
トヨタ「プリウス」:1,490mm
「カローラ」の方が+2cm広い
室内高の比較
トヨタ「カローラ」:1,160mm
トヨタ「プリウス」:1,195mm
「プリウス」の方が+3.5cm高い
ラゲッジスペースの比較
トヨタ「カローラ」:429ℓ
トヨタ「カローラツーリング」:392ℓ
トヨタ「プリウス」:502ℓ
「プリウス」の方が+73~110ℓ広い
車内の広さ比較 まとめ
室内の広さは上記の数値のとおり、「プリウス」の圧勝でしょう。
特に後部座席の足元スペースや頭上スペース、ラゲッジスペースが「カローラ」より圧倒的に広くなっています。
「プリウス」は他のCセグメント車と比較しても室内は広く、ファミリー向けの要素が強い印象です。
「カローラ」は比較的狭い部類に入りますが、圧迫感を感じるほど狭い印象はありません。
ちなみに「カローラ」シリーズで最も狭いのは「カローラスポーツ」です。
快適装備の比較
「カローラ」には、「プリウス」には無い以下の装備が搭載されています。
- 電動パーキングブレーキ
- ブレーキホールド
- エアクリーンモニター
- ステアリングヒーター
- ラゲッジ側面に設置された、引けば後部座席が倒れるレバー(ツーリングのみ)
- 3.0A充電用USB端子3個
- 最大10.5インチのディスプレイオーディオ、及び最新のコネクティッドサービス
「プリウス」には、「カローラ」には無い以下の装備が搭載されています。
- 運転席8ウェイパワーシート
- 運転席電動ランバーサポート
- 運転席&助手席シートベンチレーション
- リバース連動ドアミラー(オプション)
- 雨滴感知式オートワイパー
- オーバーヘッドコンソール
両車いくつか装備差がありました。どの装備を重視するかによって、どちらが良いかは異なるでしょう。
「カローラ」は電動パーキングブレーキとブレーキホールドが搭載されているため、パーキングブレーキの操作が不要になり、停車保持が非常に楽になります。
その点、「プリウス」は足踏み式のパーキングブレーキとなっています。
また、「カローラ」はスマートフォンの充電設備が多いのも特徴的です。
「プリウス」は、パワーシートやシートベンチレーションが搭載されており、シートの快適性が高くなっています。
リバース連動ドアミラーがオプション設定できるのも嬉しいですね。
そして、最大の違いは、メーターとシフトノブでしょう。
「プリウス」は、センターデジタルメーター、ハイブリッド特有のシフトノブとなっており、「カローラ」は運転席前に設置された最大12.3インチのデジタルメーター、ガソリン車と共通のシフトノブとなっています。
完全に好みが分かれるところですが、筆者的には「カローラ」のメーター及びシフトノブの方が好印象です。
ハイブリッド車特有のシフトノブが誤発進の原因になっているとは個人的には考えていませんが、操作性や見た目は良くないかと思います。
「カローラ」は、2022年の改良でディスプレイオーディオは10.5インチと大きくなり、コネクティッドサービスもエアコンの温度調整や窓の開閉が音声操作で可能なエージェント、月1,100円で無制限使い放題の車内Wi-Fi、スマホやスマートキーによりドライバー毎のメーター表示やディスプレイ表示などの設定を復元できるマイセッティングなど、便利なコネクティッドサービスが増えています。
コネクティッドナビが標準装備されたため、追加のナビ代は不要となるメリットも大きいでしょう。
燃費性能の比較
燃費性能は、WLTCモード、ユーザーが投稿した実燃費を集計したe燃費の値にて比較します。
※実燃費は季節や使用環境により異なります。
※補足:WLTCモードとは
JC08モードはエンジンが温まった状態からの測定結果を75%、エンジンが冷えた状態からの測定結果を25%の比率で燃費を算出していました。WLTCモードでは、エンジンが冷えた状態からの測定結果のみを使用し、乗員や積載物の重量も考慮されることになり、これまでのJC08モードよりも実燃費値に近い条件となります。
- WLTCモード:市街地、郊外、高速道路の平均的な使用時間配分で構成した国際的な走行モード
- 市街地モード(WLTC-L):信号や渋滞等の影響を受ける比較的低速な走行を想定
- 郊外モード(WLTC-M):信号や渋滞等の影響をあまり受けない走行を想定
- 高速道路モード(WLTC-H):高速道路等での走行を想定
・カローラ
・1.5Lガソリン ※カローラG
→19.4km/L(WLTCモード)
→15.63km/L(e燃費より)
・1.8Lハイブリッド ※カローラHYBRID G・2WD
→30.2km/L(WLTCモード)
→25.03km/L(e燃費より)
・プリウス
・1.8Lハイブリッド ※E・2WD
→32.1km/L(WLTCモード)
→25.35km/L(e燃費より)
燃費性能は、「プリウス」の方が優秀でしょう。
「カローラ」のガソリン車と比較すれば大差がありますが、ハイブリッド車で比較しても僅かに「プリウス」に及びません。
「プリウス」の最廉価グレード「E」ではなく売れ筋グレードの「A」で比較したとしても、WLTCモードで30.8km/Lなので、「カローラ」より優れていることは明らかです。
ただ、2022年の改良で「カローラ」には第5世代1.8Lハイブリッドシステムが採用、燃費性能も劇的に向上したため、「プリウス」との差が減少、「プリウス」のツーリングセレクションより「カローラ」が全グレードで上回る結果となっています。
そのため、維持費の差はほとんどないといえるでしょう。
エンジン性能の比較
エンジン性能を比較します。
その前に「出力」と「トルク」の違いについて、簡単に説明します。
- 出力:クルマの速さ
- トルク:クルマの加速力
簡単に書くと、「最高出力」の値が高い車は速く走れる車で、「最大トルク」の値が高い車は加速が速い車ということですね。ただ、エンジンやモーターの特性、空力性能や車両重量などにより加速性能は全く異なりますので、単に”トルクの値が大きいから加速が速い”というわけではありません。
・カローラ
・1.5Lガソリン
→最高出力 88kW〈120PS〉/6,600rpm
→最大トルク 145N・m〈14.8kgf・m〉/4,800~5,200rpm
・1.8Lハイブリッド
エンジン
→最高出力 72kW〈98PS〉/5,200rpm
→最大トルク 142N・m〈14.5kgf・m〉/3,600rpm
フロントモーター
→最高出力 70kW〈95PS〉
→最大トルク 185N・m〈18.9kgf・m〉
リヤモーター
→最高出力 30kW〈41PS〉
→最大トルク 84N・m〈8.6kgf・m〉
→システム最高出力 103kW〈140PS〉
・プリウス
・1.8Lハイブリッド
エンジン
→最高出力 72kW〈98PS〉/5,200rpm
→最大トルク 142N・m〈14.5kgf・m〉/3,600rpm
フロントモーター
→最高出力 53kW〈72.0PS〉
→最大トルク 163N・m〈16.6kgf・m〉
リアモーター
→最高出力 5.3kW〈7.2PS〉
→最大トルク 55N・m〈5.6kgf・m〉
→システム最高出力 90kW〈122PS〉
「エンジン性能」を比較すると、2022年の改良で第5世代1.8Lハイブリッドシステムが採用された「カローラ」の方が優れています。
従来は同じハイブリッドシステムを搭載していたため性能差はありませんでしたが、システム最高出力は90kW〈122PS〉の「プリウス」に対して、「カローラ」は103kW〈140PS〉に向上、フロントモーターの最大トルクは163N・m〈16.6kgf・m〉の「プリウス」に対して、「カローラ」は185N・m〈18.9kgf・m〉に向上しています。
あくまで参考値ですが、0-100km/h加速が10秒~11秒前後の「プリウス」より1秒程度「カローラ」の方が速いイメージです。
「カローラ」のガソリン車は、2022年の改良で1.8L及び1.2Lターボから1.5Lに変更されたため、パワーダウン感は否めません。
街乗りで極端なパワー不足を感じることは少ないと思いますが、上り坂や追い越し時はパワー不足感が顕著にあります。
加速性能はハイブリッド車の方が優れており、特に発進時の加速性能はモーターによるアシストがあるハイブリッド車が滑らかです。
燃費性能や静粛性、乗り心地も優れているため、総合的にハイブリッド車の方が優れていると考えます。
安全性能の比較
安全性能の比較
安全性能を比較します。
下表に各車の安全装備を整理しています。同機能の装備を同行に示しています。
カローラ | プリウス |
オートマチックハイビーム | オートマチックハイビーム |
発進遅れ告知機能 | 先行車発進告知機能 |
レーントレーシングアシスト | レーントレーシングアシスト |
ドライバー異常時対応システム | - |
プリクラッシュセーフティ[交差点右左折支援・低速時加速抑制機能・緊急時操操舵支援] | プリクラッシュセーフティ |
プロアクティブドライビングアシスト | - |
ドライブスタートコントロール | ドライブスタートコントロール |
パーキングサポートブレーキ(後方接近車両・前後方静止物) | インテリジェントクリアランスソナー(前後方静止物)、リヤクロストラフィックアラート |
ブラインドスポットモニター | ブラインドスポットモニター |
安心降車アシスト | - |
- | パノラミックビューモニター |
ロードサインアシスト | ロードサインアシスト |
レーダークルーズコントロール(全車速追従機能・カーブ速度抑制機能付) | レーダークルーズコントロール(全車速追従機能付) |
防眩インナーミラー | 自動防眩インナーミラー |
- | シンプルインテリジェントパーキングアシスト |
- | ITS Connect |
プラスサポート(急アクセル時加速抑制) | プラスサポート(急アクセル時加速抑制) |
エアバッグ(ニー、サイド、カーテンシールド) | エアバッグ(サイド、カーテンシールド) |
電動パーキングブレーキ | 足踏み式パーキングブレーキ |
ブレーキホールド | - |
ドライブレコーダー(前方)+録画機能付バックガイドモニター | - |
ソフトウェアアップデート | - |
2022年の一部改良で「カローラ」に最新のToyota Safety Senseが採用されたため、安全性能差は大幅に広がっています。
「カローラ」の良い点
- 自動ブレーキが最新で優秀
交差点右左折時の隣接2レーンまでの対向車、歩行者、自転車に対しても衝突警報や自動ブレーキが作動、さらに交差点の出合い頭時にも自車速度5~60km/hと幅広く作動する国産車トップクラスの性能
低速走行時にアクセルペダルを強く踏むと、出力を抑制、または弱いブレーキをかけて加速を抑制
歩行者と衝突する可能性が高い際に自車線内に回避するスペースがある際、ドライバーの回避操作をアシスト、車線逸脱抑制に寄与 - 後退時に後側方から接近する車両に対して、警告だけでなく自動ブレーキも作動する
- 「プロアクティブドライビングアシスト」により、衝突のリスクを大幅に低減
歩行車や自転車が横断する場合や、側道に歩行者や自転車、駐車車両がいる場合、ステアリング操作やブレーキ操作支援による衝突を事前に抑制
先行車や前方のカーブに対して減速操作をサポートし、頻繁な踏みかえ操作を軽減 - 「安心降車アシスト」により降車時の安全性が高い
後方から接近する車両や自転車を検知して、降車乗員と衝突する危険性がある場合、ドアミラーインジケーターの点滅、ブザー音での警告、ディスプレイ表示などが行われる - 「ドライバー異常時対応システム」により、高速道路での“もしも”に備えられる
レーントレーシングアシスト作動中にドライバーの無操作状態が続くとハザードランプやストップランプの点灯、ホーンを鳴らし、自車線内で停止、ドア解錠を行い、緊急車両の手配まで行う - レーダークルーズコントロールにカーブ速度抑制機能があるため、使い勝手が良い
ステアリングの切り始めを検知し、速度を抑制 - 赤信号の見落としや、赤信号への切り替わりをお知らせしてくれる
- ドライバーの膝付近を保護するニーエアバッグが搭載されている
- パーキングブレーキの操作が不要になる「電動パーキングブレーキ」が搭載されている
- 赤信号などでの停止時にブレーキペダルを踏み続ける必要がない「ブレーキホールド」が搭載されている
- ドライブレコーダーが標準装備されている
- ソフトウェアアップデートにより、Toyota Safety Senseに機能の追加や更新があった場合、DCM(通信)でアップデート
まず、「電動パーキングブレーキ」と「ブレーキホールド」の搭載が大きいと個人的には考えます。
これらの装備を安全装備としてカウントしてよいか迷うところでしたが、非常に便利な装備で、運転時の負担軽減という意味では非常に重宝する装備です。
「電動パーキングブレーキ」はパーキングブレーキの操作が不要になるだけでなく、パーキングブレーキのかけ忘れや、解除し忘れも防ぐことができ、安全にも寄与します。
「ブレーキホールド」は赤信号などでの停止時にブレーキペダルを踏み続ける必要がないため、非常に楽で便利な装備です。
筆者も普段使用していますが、もう従来のパーキングブレーキには戻れないと感じるほど快適です。
今後発売される新型車には「電動パーキングブレーキ」と「ブレーキホールド」は搭載されていて当たり前の装備となってきますので、足踏みのパーキングブレーキとなっている「プリウス」は装備的に遅れている印象があります。
そして、2022年の改良で自動ブレーキの性能が大幅に進化しています。
「プリウス」の自動ブレーキは、交差点右左折時ではプリクラッシュセーフティが作動しない(しない可能性がある)レベルですが、2022年の改良で交差点右左折時でも対向車や歩行者、自転車に対しても作動するようになっています。
また、低速時加速抑制機能、緊急時操舵支援が追加、交差点の出合い頭時にも対応できるようになっています。
さらに、“衝突する可能性があるかもしれない”という状況を予測してステアリング操作やブレーキ操作を支援する「プロアクティブドライビングアシスト」も先進的で、この機能により事故を“もっと手前で”防いでくれます。
これらの機能は、新型「ノア」・「ヴォクシー」から採用されたもので、トヨタ「ハリアー」や「RAV4」には一部採用されていない機能も「カローラ」には採用されています。
※交差点右左折時の自転車検知、交差点の出合い頭時の対応、プロアクティブドライビングアシストなど
「カローラ」の自動ブレーキは、2022年時点でトップクラスの性能となっており、一部性能ではスバル「レヴォーグ」すら上回っています。
高速運転支援も優秀です。
「プリウス」のレーダークルーズコントロールは設定速度のままカーブを走行しようとするため、速度を自分で落とす必要がありましたが、今回の改良で自動的に速度が抑制されるようになっています。
また、前方認識範囲を拡大したことで無駄な加速・減速をなくせるようになっています。
そのため、レーダークルーズコントロールの利便性が大きく向上したといえます。
レーントレーシングアシストは、カーブや車両などの回避動作に対応できるようになっており、使用中にドライバーの無操作状態が続くと緊急車両の手配まで行うドライバー異常時対応システムが追加されています。
これにより、“もしも”の際の安心感が向上しています。
さらに、「カローラ」は降車時の安全性も高くなっています。
降車時の事故を予防する「安心降車アシスト」は、「ブラインドスポットモニター」のセンサーを活用し後方から接近する車両や自転車を検知して、降車乗員と衝突する危険性がある場合、ドアミラーインジケーターの点滅、ブザー音での警告、ディスプレイ表示などが行われる機能で、これにより降車時の事故を防ぐことにつながります。
また、地味に魅力的なのがToyota Safety Senseのソフトウェアアップデート機能の有無です。
これにより、購入後の一部改良などで安全装備が追加されても自動的にアップデートしてくれますので、改良前後での安全装備差が減少することになります。
そして、昨今のトヨタ車の流れを組んでいるのがドライブレコーダーの標準装備化です。
何と言っても最大のメリットは、購入後別途ドライブレコーダーを設置する必要がないことでしょう。
その他、ディスプレイオーディオで録画映像を確認できたり、スマートフォンに録画映像を転送して確認できたりできることもメリットでしょう。
画質は若干カクカクしているものの、証拠映像としては問題ないレベルだと考えます。
ただし、「カローラ」に採用されたドライブレコーダーは新型「シエンタ」などに採用されたものとは性能が異なります。
まず、前方のドライブレコーダーは新型「シエンタ」などと同じ車載カメラを使用したものですが、新型「シエンタ」などでは可能な駐車録画ができません。
さらに、後方は専用のカメラを使用したものではなくバックガイドモニターを使用した簡易なものになっています。
新型「シエンタ」に採用されたドライブレコーダーですら、録画時間が100分と短い、衝撃を検知した後から録画が開始されるタイプなため衝突時の映像は録画できない、衝撃が軽い人や自転車との接触の場合は保存されない、などとなっているため、気になる方は結局別途ドライブレコーダーを設置することになります。
トヨタ車に採用が進んでいるドライブレコーダーの標準装備化ですが、性能や仕様が車種によってバラバラなため、注意が必要になっています。
「プリウス」の良い点
- 車両の周囲を確認できるカメラ(パノラミックビューモニター)が搭載されている
- 後続車からのヘッドランプによる眩しさを自動的に軽減してくれる「自動防眩インナーミラー」が搭載されている
- 自動駐車機能「シンプルインテリジェントパーキングアシスト」が搭載されている
- 赤信号注意喚起、緊急車両存在通知などの機能がある「ITS Connect」が搭載されている
上記の中でも「パノラミックビューモニター」の搭載が大きいと個人的には考えます。
「カローラ」はフルモデルチェンジにより大型化したことを受け、死角カメラの搭載の要望もありますが、2022年の改良でも採用されていません。
昨今の新型車の多くに死角カメラが搭載可能ですが、「カローラ」は搭載できず、この点は「カローラ」の欠点ともいえます。
「カローラ」と「プリウス」のどっちが安全なのか!?
「カローラ」と「プリウス」のどちらが安全なのか!?と聞かれれば、間違いなく「カローラ」です。
2022年の改良で決的的な差がつきました。
「パノラミックビューモニター」を搭載できないデメリットはありますが、安全性能を重視するなら「カローラ」がおすすめだといえるでしょう。
価格の比較
価格を比較します。
カローラのおすすめグレード&価格
「カローラ」のおすすめグレードは、1.5Lガソリン車なら「W×B」(約252万円)、ハイブリッド車なら「HYBRID W×B」(約287万円)です。
オプションに、アクセサリーコンセント(ハイブリッド車のみ)、パーキングサポートブレーキなどの安全装備、ディスプレイオーディオPlusを加えると、「W×B」が約277万円、「HYBRID W×B」が約317万円となります。
※上記の価格は税金などの諸費用を足していません。諸費用を足すと+10~20万円程度の価格になります。
カローラツーリングのおすすめグレード&価格
「カローラツーリング」のおすすめグレードは、1.5Lガソリン車なら「W×B」(約257万円)、ハイブリッド車なら「HYBRID W×B」(約292万円)です。
オプションに、アクセサリーコンセント(ハイブリッド車のみ)、パーキングサポートブレーキなどの安全装備、ディスプレイオーディオPlusを加えると、「W×B」が約282万円、「HYBRID W×B」が約322万円となります。
※上記の価格は税金などの諸費用を足していません。諸費用を足すと+10~20万円程度の価格になります。
プリウスのおすすめグレード&価格
「プリウス」のおすすめグレードは、特別仕様車「S“Safety Plus Ⅱ”」(約281万円)、または「A ツーリングセレクション」(約317万円)です。
メーカーオプションのパノラミックビューモニター、ディーラーオプションのT-Connectナビキット、リバース連動ミラー、ETC代を加えると、特別仕様車「S“Safety Plus Ⅱ”」が約302万円、「A ツーリングセレクション」が約338万円となります。
※上記の価格は税金などの諸費用を足していません。諸費用を足すと+15万円程度の価格になります。
価格比較 結果
上記の価格は税金などの諸費用を足していませんが、値引き額で相殺されるでしょう。ハイブリッド車は購入時の諸費用が減税となるため、ガソリン車よりもお得になります。
上記のハイブリッド車の価格を比較すると、「カローラ」の方が約15万円~20万円程度安いことがわかります。
「プリウス」の特別仕様車「S“Safety Plus Ⅱ”」と比較すると逆転しますが、パワートレインや安全装備差を考慮すれば「カローラ」の方がコスパが高いといえます。
また、「カローラツーリング」よりも「カローラ」の方が5万円安く設定されています。
■維持費を考慮しても「カローラ」の方が安い!?
燃費性能は「プリウス」の特別仕様車「S“Safety Plus Ⅱ”」が30.8km/L、「A ツーリングセレクション」が27.2km/Lで、「カローラ」の「HYBRID W×B」が27.9km/Lですので、「プリウス」の「A ツーリングセレクション」が総合的にコストが最もかかることは明確です。
燃費性能が優れ、価格も安い「プリウス」の特別仕様車「S“Safety Plus Ⅱ”」が最も安くなるでしょう。
ただし、「カローラ」の中間グレード「HYBRID S」の燃費性能は30.2km/Lとなり、購入時の価格も「プリウス」より安くなるため、安さを重視するなら「カローラ」の中間グレードが良いでしょう。
■ハイブリッド車とガソリン車 どっちが安くなる?
「カローラ」のガソリン車とハイブリッド車の価格差が40万円程度ありますが、ハイブリッド車は税金関係で10万円程度お得になるため、実質価格差は30万円程度に縮まります。
ガソリン車とハイブリッド車の燃費性能は実燃費で10.0km/L程度違いますので、年間走行距離が8,000km程度であれば10年で価格差が概ね埋まります。逆に年間走行距離が5,000km未満などく極端に短い場合は間違いなくガソリン車の方が安くなるでしょう。
※燃料代を160円で計算した場合
リセールバリューも考慮すれば、ハイブリッド車の方が安くなる可能性も十分あります。
さらに安くお得に購入したい方は、“新車同様の中古車”も検討してみましょう。
“新車同様の中古車”なら、年式2024年、走行距離10km未満、修復歴なしと好条件の「プリウス S ツーリングセレクション」が約269万円で、「カローラツーリング HYBRID W×B」なら約262万円で買えるクルマもあります!
【PR】車の下取り価格を25万円以上アップさせるコツ!
新車を購入する際、現在の車をディーラーで下取りに出す方も多いと思います。
しかし、中古車買取サービスを使用することで現在の車を25万円以上高く売ることも可能です!
中古車買取サービスは、他社買取業者より高い買取価格がつく楽天Car車買取がおすすめです。
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楽天Car車買取が高価買取できる理由は、楽天が主催するネットオークションに車を直接出品するため、中間コストをカットできることにあります。
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実際の高価買取実績は楽天Car車買取公式HPにて掲載しているため、気になる方は確認してみましょう。
■楽天グループが運営する車買取サービスのため安心
楽天Car車買取は、楽天グループの楽天カー株式会社のサービスとなっています。
2023年に発覚したビッグモーターの不正問題など、中古車業界を激震させる事件がありましたが、楽天カー株式会社は売上高が年間1兆円を超えるインターネット関連企業最大手の楽天グループの会社のため、安心感があるといえるでしょう。
■査定を受ける回数は1回のみ!個人情報が流れない!
楽天Car車買取は、いわゆる一括査定サービスと異なり、査定を受ける回数は1回のみとなっています。
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個人情報も各社に流れてしまうため、プライバシー保護の観点からみても良くありません。
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※進呈される最新のポイント数は楽天Car車買取公式HPにてご確認ください。
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■あなたの愛車の価格を知り、さらに高く売りましょう!
高価買取実績のある楽天Car車買取で無料査定することにより、あなたの愛車が高く売れる可能性は大きく広がります。
高値がつけば楽天Car車買取でそのまま売ってしまっても良いですし、さらに楽天Car車買取で出された査定額を用いてディーラーで価格交渉の材料に使う手もあります。
私はスズキ「スペーシア カスタム」を売る際、ディーラーで下取りに出した後に楽天Car車買取を知り、「もっと高く売れたなぁ」と大変後悔しました。
私のような後悔をしないためにも楽天Car車買取に出品して、現在の車を少しでも高く売って、新しい車を安く買いましょう。
【PR】“新車同様の中古車”なら、新車より60万円以上安い!
車は基本的に新車で買うもの!私はずっとそう考えていました。
しかし、新古車・未使用車や走行距離1,000km程度の車は新車同様です。
さらに、モノによっては普通に新車を買う場合より60万円以上安く買えるケースも多数あります!
上記を考えると、新車購入を検討中の方は“新車同様の中古車を探してみる”という選択肢も大いにありだと思いませんか?!
また、中古車の場合は納期待ちが長い車と異なり、すぐに納車されます。人気車種の場合は納車に1年以上かかるケースがあることも考えると、魅力的ではないでしょうか。
■中古車のメリット、デメリット
“新車同様の中古車”を買う場合のメリットは何といってもその「安さ」が魅力ですが、デメリットは「自分の付けたいオプションが選べない」という点でしょう。
ただし、上記はメーカーオプションの場合のみで、ディーラーオプションの場合は後付けも可能です。
そのため、中古車を選ぶ際は車のカラー及びメーカーオプションを妥協しないようにしましょう。
■中古車を買うなら中古車販売台数トップクラスのガリバーがおすすめ!
中古車を買うなら、中古車販売台数トップクラスのガリバーがおすすめです。
中古車業界の最大手で、知名度も高く、信頼性が高いため安心です。
さらに、ガリバーは以下のメリットもあります。
- 修復歴車(事故車、事故歴ありの車)を販売していない
- 納車後、100日以内であれば返品可能
- ディーラーより長い10年保証(走行距離無制限、ハイブリッドカーのバッテリーなども保証)
ガリバーによると、修復歴車の約4割(39.4%)の車で何らかの故障が発生していたため、修復歴車の販売をやめたようです。そんな修復歴車を販売していないので、故障が発生するリスクが低いともいえますね。
特に驚きなのが、100日以内であれば返品可能というところではないでしょうか。これなら、仮に購入した車に問題があった場合や、急に車の使用シーンが大きく変わっても安心ですよね。
その他、ディーラーよりも長い10年保証というのも心強いです。ハイブリッドカーのバッテリーなども保証対象なのでさらに安心です。走行距離が何kmでも保証対象です。
■中古車は早いもの勝ち!非公開在庫もある!
中古車は基本的に1台限りのものですので、良い車も早く問い合せしないと売れてしまう可能性があります。
また、ガリバーでは毎日約500台の車を買取しており、まだネット上で公開されていない車(非公開在庫)もたくさんあります。
ガリバー 公式サイトに登録すれば、自分で検索するだけでは見つけられない”あなたに最適な車”をガリバーが探し出してくれます。さらに「非公開在庫」も優先的に紹介してもらえます。
気になった車、欲しい車がある方はガリバーに登録して探してもらいましょう!
※中古車の販売金額は申込完了ページには表示されません。登録後、ガリバーから電話がかかってくるので、そこで詳しい話を聞いてみましょう。
まとめ
今回は、トヨタ「カローラ」とトヨタ「プリウス」を比較しながらご紹介しました。
「カローラ」と「プリウス」の比較結果を以下にまとめてみました。
- 運転のしやすさ:引き分け
- 車内の広さ:「プリウス」の圧勝
- 快適装備:シートの快適装備が多いのは「プリウス」、先進的なのは「カローラ」
- 燃費性能:「プリウス」が僅かに優秀
- エンジン性能:「カローラ」が優秀
- 安全性能:「カローラ」が圧倒的に先進的に優秀
- 価格の安さ:「カローラ」の方が15~20万円程度安い
どの部分を優先するかによりますが、筆者としては「カローラ」の方がおすすめです。
その最大の理由は、プリウスより走りが良くて、安全で、安いからです!
その他にも、ハイブリッド車特有のシフトノブではない点、センターメーターではない点、足踏み式ではなく電動パーキングブレーキである点、ブレーキホールドが搭載されている点、なども大きな要因です。
デメリットとしては、“車内が狭い”ということがありますが、そこまで不満を感じるレベルではありません。気になるのはパノラミックビューモニターがない点程度です。
「カローラ」シリーズの中では、横から見た印象がスバル「レヴォーグ」の様にスポーティな印象で格好良く、使い勝手が優れた「カローラツーリング」が最もおすすめです。
ただ、どの点を重視するかによって、どちらが良いかは変わってくると思います。
あなたが最も欲しいと思った車を購入する様にしてください。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
コメント
私もカローラツーリングとプリウス迷いましたがここに書かれている通り安全装備の充実さ、ワゴン車なのにSUVにはない低重心のカッコ良さ、ショールームでプリウスに乗り込もうとした時ピラーで頭をガツンと打ち付けた時、無条件でカローラツーリングを発注してました。私は個人的にはカローラツーリングの方がカッコ良く見えて仕方有りません。