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ツーリングオーナーの新型トヨタ「カローラクロス」試乗記【辛口評価】

トヨタ カローラクロス 外装 エクステリア車の比較&試乗記

こんにちは!青空ひつじ(♂)です。

今回は、2021年9月14日に発売された新型トヨタ「カローラクロス」にがっつり試乗してきました。

そこで、新型「カローラクロス」を徹底評価!

良かった点、気になった点をご紹介します。

果たして、新型「カローラクロス」はおすすめSUVなのか!?

 

※掲載している「カローラクロス」の写真は「HYBRID Z」のアティチュードブラックマイカです。

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新型「カローラクロス」のエクステリア(外装)

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新型「カローラクロス」のエクステリア:デザインと質感

新型「カローラクロス」のエクステリアは、他カローラシリーズと異なり、SUVらしい無塗装のフェンダーアーチモールやサイドロアガーニッシュ、大きいリヤバンパーが装備されていることが特徴的で、タイヤは最大18インチと大きくなっています。

また、全幅と全高が他カローラシリーズよりかなり大きいため、1回り大きい印象があります。

 

大きいフロントグリルも特徴的で、メッシュの形状も他カローラシリーズと異なります。

「カローラクロス」のフロントグリルは海外仕様とデザインが異なり、日本仕様はCマークが採用されました。

事前情報で「カローラクロスカッコいい!」と思っていた方は、日本仕様のデザインを残念に思った方も少なくないでしょう。

フロントグリルメッシュ内を除くと見える黒い発泡スチロールは他カローラシリーズと同じく「カローラクロス」にも使われています。
※上から2枚目の写真

性能とコストからメリットがあるため使用しているものかと思われますが、見えてしまった瞬間少し残念な気持ちになってしまうため、できればもう少し見えない様に考慮してほしかったところですね。

 

ヘッドランプやリアコンビネーションランプは少し丸みを帯びた形状となっており、最上位グレードの「Z」であればシーケンシャルターンランプ、いわゆる“流れるウィンカー”が装備されることも「カローラクロス」の大きな特徴です。

ちなみに、同価格帯のSUVだとホンダ「ヴェゼル」の上位グレードが同じくフロントに、トヨタ「C-HR」の上位グレードならリヤに、シーケンシャルターンランプを採用しています。

 

ドアウィンドウ周辺は、クロームメッキのドアウィンドウフレームモールディングが上部だけですが装備されているため、比較的上質な印象です。

Cピラーに刻印された「COROLLA CROSS」の文字も特徴的です。

ちなみに、トヨタ「ヤリスクロス」はサイドロアガーニッシュに車名が刻印されています。

 

エクステリアの質感は、前後バンパーやフェンダーアーチモール、センターピラー、サイドロアガーニッシュなど無塗装樹脂パーツが多く、金属調塗装のフロントロアグリルやリヤロアバンパーなども特別質感高い印象はありません。

同価格帯のSUVだと、「C-HR」の上位グレードならセンターピラーは艶あり塗装となっており、「ヴェゼル」の上位グレードなら前後バンパーやフェンダーアーチモール、センターピラー、サイドロアガーニッシュなど、「カローラクロス」だと無塗装の部分の多くがクリアブラック塗装となっており、非常に上質になっています。

「カローラクロス」のエクステリアの質感は、クロームメッキのドアウィンドウフレームモールディングが設定されている点などから「ヤリスクロス」より上質なものの、「C-HR」や「ヴェゼル」より劣っているといえるでしょう。

 

ちなみに、筆者の「カローラツーリング」は「カローラスポーツ」のブラック艶あり塗装のセンターピラーガーニッシュを装備しています。

かなり見た目の印象が変わりますし、ディーラーで比較的安く装備できたため、非常に気に入っています。

「カローラクロス」も装備できる可能性があるため、気になる方はディーラーさんに相談してみましょう。

カローラツーリングのセンターピラーガーニッシュをブラック艶有り塗装にしてみた
トヨタ「カローラツーリング」のセンターピラーガーニッシュをブラック艶有り塗装のパーツに交換した詳細を写真とともにご紹介!交換を検討中の方は要チェック!

 

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新型「カローラクロス」のインテリア(内装)

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新型「カローラクロス」のインテリア:デザインと質感

新型「カローラクロス」のインテリアは、インサイドドアグリップの形状、助手席前インパネパネルの形状、フロントコンソールトレイの形状が異なる程度で、基本的に他カローラシリーズと共通のデザインとなっています。

 

「カローラクロス」のインテリアで特徴的なのは、何と言っても1,260mmと高い室内高にあります。

室内高が1,160mm前後となっている他カローラシリーズより10cm以上大きく、同価格帯のSUVの中で室内が広い「ヴェゼル」の1,225mmより3.5cmも大きくなっています。

当然、「C-HR」(1,210mm)や「ヤリスクロス」(1,205mm)よりも大きくなっています。

これにより、運転席・後部座席ともに頭上スペースは非常に開放的で、「C-HR」や「ヤリスクロス」より拳1つ分程度広くなっています

この点は「カローラクロス」の大きな魅力の1つといえるでしょう。

 

また、他カローラシリーズには設定できない「パノラマルーフ」が設定できることも大きな特徴の1つで、同価格帯のSUVだと「ヴェゼル」やマツダ「CX-30」など、一部の車種にしか設定できません。

「ヴェゼル」や「CX-30」と異なり、中間グレードにもオプション設定できる点は魅力的ですが、価格が11万円と高いことがネックです。
※「CX-30」は8.8万円

 

「カローラクロス」のインテリアの質感は、最上位グレード「Z」なら本革+ファブリックとなるため、一見上質な印象がありますが、直接見て触ってみると、触り心地や艶など「本当に本革シートなのか!?」と思ったほど質感が低い印象を受けました。

さらにドアアームレストは、フロントリヤともにパワーウインドウスイッチ部は無塗装樹脂で、アームレスト部も硬く、明らかに質感が低くなっています。

個人的には、このドアアームレストの質感の低さが「カローラクロス」の内装で最も気になった部分です。

室内の質感がかなり低い「ヤリスクロス」よりは上質なものの、「ヴェゼル」や「C-HR」、「CX-30」より大きく劣るといえるでしょう。

このインテリアの質感の低さは、「カローラクロス」の大きな欠点といえるでしょう。

上記は最上位グレードの話で、下位グレードになると一層質感の低さが強調される形になります。

 

「カローラクロス」の快適装備は、他カローラシリーズなら全ドア照明付となっているパワーウインドウスイッチが、「カローラクロス」は運転席のみとなっています。

ただ、全ドア自動全開閉できますので、「ヴェゼル」の下位グレードより利便性は高くなっています。

「ヤリスクロス」や「C-HR」、「ヴェゼル」にはない運転席8ウェイパワーシートも設定されています。

一方、充電用USB端子が上位グレードだと後部座席用の2つしかなく、最上位グレード「Z」なら「おくだけ充電」がオプション設定できるものの、標準装備だと充電設備が乏しい印象があります。

前後に充電用USB端子が設定され、「ワイヤレス充電器」もオプション設定できる「ヴェゼル」の方が充電設備が充実しているといえます。

そのため、「カローラクロス」の前席でスマホなどの充電を行いたい場合は、ディーラーオプションの電源BOXを設定しましょう。

 

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新型「カローラクロス」の後部座席の広さ

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新型「カローラクロス」の室内の広さを、同価格帯のSUVと比較してみましょう。

 

■カローラクロス

→室内長:1,800mm/室内幅:1,505mm/室内高:1,260mm

■ヤリスクロス

→室内長:1,845mm/室内幅:1,430mm/室内高:1,205mm

■C-HR

→室内長:1,800mm/室内幅:1,455mm/室内高:1,210mm

■ヴェゼル

→室内長:1,930mm/室内幅:1,485mm/室内高:1,225mm

 

上記の数値のとおり、「カローラクロス」は室内幅と室内高が他車より高くなっています。

「カローラクロス」の後部座席は、高い室内高により頭上スペースが広く、室内幅が広いため3人乗車時でも横幅に余裕があります。

この点は「カローラクロス」の大きな魅力の1つといえるでしょう。

 

一方、足元スペースは他カローラシリーズとほとんど変わりません。

「ヤリスクロス」や「C-HR」より広いものの、170cm程度のドライバーが前席に座った場合の後部座席足元スペースが拳3個分は優にある「ヴェゼル」の方が圧倒的に広くなっています。

そのため、「カローラクロス」の後部座席は「ヴェゼル」より拳1個分以上狭い印象です。

また、他カローラシリーズで欠点としてあげている後席ドアの開閉度の狭さについて、残念ながら「カローラクロス」も改善されていません。

高い室内高により他カローラシリーズより乗り込みやすくなっているものの、「ヴェゼル」と比較すると劣るでしょう。

 

「カローラクロス」の後部座席の快適装備として特徴的なのは、後席エアコン吹き出し口、そしてリクライニング機能です。

「カローラクロス」の後部座席は2段階のリクライニングが可能となっており、上の写真のとおり比較的倒せるようになっています。

他車だと日産「ノート」などはほとんど倒せないものになっていますが、比較的倒せるスバル「レヴォーグ」と同等か、それ以上倒せるようになっておいます。

倒し方は座席を前に倒す際と同じ肩口のレバーで後ろに下げる形なので、座席横のレバーで倒せる「レヴォーグ」と比較すると使い勝手は今ひとつです。

とはいえ、後席の快適性は向上するため、同価格帯のSUVにはない大きな魅力の1ついえるでしょう。

また、後席エアコン吹き出し口により暑い夏場は快適です。後席エアコン吹き出し口は、同価格帯のSUVだと「ヴェゼル」の上位グレードや「CX-30」にしか設定されていません。

 

リクライニングできる点、後席エアコン吹き出し口がある点、高い室内高による開放感などから、「ヤリスクロス」や「C-HR」より後部座席の快適性は高いと考えます。

一方、後部座席の足元スペースの狭さ、後席ドアの開閉度の狭さという欠点があるため、総合的に考えると後部座席の快適性は「ヴェゼル」より劣る印象です。

 

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新型「カローラクロス」の荷室の広さ

トヨタ カローラクロス 荷室 ラゲッジスペーストヨタ カローラクロス 荷室 ラゲッジスペース
トヨタ カローラクロス 荷室 ラゲッジスペース
新型「カローラクロス」の荷室(ラゲッジスペース)の広さを、同価格帯のSUVと比較してみましょう。

 

■カローラクロス

→ラゲッジスペース:487ℓ

■ヤリスクロス

→ラゲッジスペース:390ℓ

■C-HR

→ラゲッジスペース:318ℓ

■ヴェゼル

→ラゲッジスペース:-

 

上記のとおり、「カローラクロス」のラゲッジスペースは非常に広くなっています。

比較的広い「ヤリスクロス」や「ヴェゼル」よりも約1.2倍広くなっています
※「ヴェゼル」は前モデルの数値393ℓを参考

奥行きが広いというより、やはり室内高が高いことにより広くなっている形です。

「カローラクロス」のラゲッジスペースは、スバル「フォレスター」の509ℓに迫る広さとなりますので、相当広いことが分かりますね。

ラゲッジスペースが広いことも、「カローラクロス」の大きな魅力の1つといえるでしょう。

 

そして、「カローラクロス」のラゲッジスペースの大きな魅力は「ハンズフリーパワーバックドア」が設定できることでしょう。

「ハンズフリーパワーバックドア」によりボタン1つでバックドアの開閉が可能で、クルマのロックまで可能と非常に便利です。

また、運転席ハンドル右下に設置されたボタンでもバックドアの開閉が可能で、当然キック動作でも開閉可能です。

パワーバックドアがないと、度々半ドアになったり、逆に強くバックドアをしめてしまい「バンッ」と嫌な音を出してしまうことがありますが、パワーバックドアがあれば“そんな憂い”から開放されます。

そのため、「カローラクロス」の大きな魅力の1つといえるでしょう。

同価格帯のSUVだと「ヴェゼル」や「CX-30」など、一部の車種にしか設定できません。

 

トヨタ「カローラクロス」公式HPより

ライバル車より圧倒的に広く、使い勝手も優れた「カローラクロス」のラゲッジスペースですが、標準だと後席を倒した際に段差ができてしまいます。

約2.8万円と高価なディーラーオプション「ラゲージアクティブボックス」を設定すればフラットにすることができますが、この点は欠点といえるでしょう。
※上2枚目の写真

また、ラゲージルームランプが標準だとハロゲンとなっているため、夜は暗くて見にくくなっています。

同価格帯のSUVだと「ヴェゼル」や「CX-30」はLEDが標準装備となっていますので、この点も劣る形になります。

ディーラーオプションでバックドアに設置するLEDランプを設定可能ですが、約3万円と非常に高価なため、ラゲージルームランプをLED化したい場合は外品を購入することをおすすめします。

 

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新型「カローラクロス」の走行性能

新型「カローラクロス」のボディサイズ、運転のしやすさ

トヨタ「カローラクロス」公式HPより

新型「カローラクロス」のボディサイズ、運転のしやすさを、同価格帯のSUVと比較してみましょう。

 

■カローラクロス

→全長:4,490mm/全幅:1,825mm/全高:1,620mm/最低地上高:160mm/最小回転半径:5.2m

■ヤリスクロス

→全長:4,180mm/全幅:1,765mm/全高:1,590mm/最低地上高:170mm/最小回転半径:5.3m

■C-HR

→全長:4,385mm/全幅:1,795mm/全高:1,550mm/最低地上高:140~155mm/最小回転半径:5.2m

■ヴェゼル

→全長:4,330mm/全幅:1,790mm/全高:1,580mm/最低地上高:170~195mm/最小回転半径:5.3~5.5m

 

上記のとおり、同価格帯のSUVとボディサイズを比較すると、「カローラクロス」は全長・全幅・全高が大きくなっていることがわかります。

中でも全幅が大きいことが特徴的です。

「カローラクロス」の全幅は「フォレスター」の1,815mmより大きくなっていますので、ミドルクラスSUV並の大きさであることがわかります。

そのため、“全幅が大きすぎる!”と思っている方も少なくないでしょう。

個人的に「RAV4」も大きすぎる印象がありましたが、「カローラクロス」も全幅が少し大き過ぎると考えます。できれば1,800mmは超えないでほしかったところです。

 

「カローラクロス」は、アイポイントが高いため見晴らしが良く、視界性能は非常に優れています。

ただ、視界性能について「C-HR」を除き各車優れており、運転のしやすさについては全幅が比較的小さい「ヤリスクロス」や「ヴェゼル」が優れています。

道幅が広い高速道路や国道では大きな違いはありませんが、全幅が1,800mmを超えている「カローラクロス」は、生活道路や山道の様な細い道では運転しにくくなります。

実際、試乗してみた印象としても、トヨタ「ヤリス」やホンダ「フィット」と同じような感覚で運転できた「ヤリスクロス」や「ヴェゼル」と比較すると、「カローラクロス」はやはり横幅の大きさが気になりました。

これまで軽自動車やBセグメントクラスのクルマにしか乗ってこなかった方、生活道路の様な細い道をよく走る方は、「ヤリスクロス」や「ヴェゼル」の方が無難だと考えます。

 

一方、「カローラクロス」の最小回転半径はボディサイズが小さい「ヤリスクロス」よりも10cm小さくなっており、ボディサイズは大きいですが小回りは優れていることがわかります。

 

「カローラクロス」の最低地上高は、「C-HR」よりは高くなっているものの、「ヤリスクロス」より1cm小さく、「ヴェゼル」より最大で3.5cmも小さくなっています。

都会派SUVですので最低地上高の高さを気にする方は少ないかと思いますが、最低地上高が高いことによりバンパーを擦る心配は低減します。

そういう意味では、都会派SUVながら最低地上高が高い「ヴェゼル」の方が魅力的です。

 

新型「カローラクロス」の加速性能

トヨタ「カローラクロス」公式HPより

新型「カローラクロス」のパワートレインは、他カローラシリーズと同じ1.8Lハイブリッドと1.8Lガソリンの2種になっています。1.2Lターボは設定されていません。

スペック的にも他カローラシリーズと全く変わりません。

 

では、エンジン性能を同価格帯のSUVと比較してみましょう。

・カローラクロス

・1.8Lガソリン
→最高出力 103kW〈140PS〉/6,200rpm
→最大トルク 170N・m〈17.3kgf・m〉/3,900rpm

・1.8Lハイブリッド
エンジン
→最高出力 72kW〈98PS〉/5,200rpm
→最大トルク 142N・m〈14.5kgf・m〉/3,600rpm
モーター
→最高出力 53kW〈72PS〉
→最大トルク 163N・m〈16.6kgf・m〉

→システム最高出力 90kW〈122PS〉

 

・ヤリスクロス

・1.5Lガソリン
→最高出力 88kW〈120PS〉/6,600rpm
→最大トルク 145N・m〈14.8kgf・m〉/4,800~5,200rpm

・1.5Lハイブリッド
エンジン
→最高出力 67kW〈91PS〉/5,500rpm
→最大トルク 120N・m〈12.2kgf・m〉/3,800~4,800rpm
モーター
→最高出力 59kW〈80PS〉
→最大トルク 141N・m〈14.4kgf・m〉

→システム最高出力 85kW〈116PS〉

 

・C-HR

・1.2Lターボ
→最高出力 85kW〈116PS〉/5,200~5,600rpm
→最大トルク 185N・m〈18.9kgf・m〉/1,500~4,000rpm

・1.8Lハイブリッド
エンジン
→最高出力 72kW〈98PS〉/5,200rpm
→最大トルク 142N・m〈14.5kgf・m〉/3,600rpm
モーター
→最高出力 53kW〈72PS〉
→最大トルク 163N・m〈16.6kgf・m〉

→システム最高出力 90kW〈122PS〉

 

・ヴェゼル

・1.5Lガソリン
→最高出力 87kW〈118PS〉/6,600rpm
→最大トルク 142N・m〈14.5kgf・m〉/4,600rpm

・1.5Lハイブリッド(e:HEV)
エンジン
→最高出力 97kW〈106PS〉/6,000~6,400rpm
→最大トルク 127N・m〈13.0kgf・m〉/4,500~5,000rpm
モーター
→最高出力 96kW〈131PS〉/4,000~8,000rpm
→最大トルク 253N・m〈25.8kgf・m〉/0~3,500rpm

 

上記のとおり、同じ1.8Lハイブリッドを搭載している「C-HR」とはスペック的にも違いはありません。

一見「カローラクロス」の方が重そうですが、車両重量的には「C-HR」の方が50kg前後重くなっています。

とはいえ、「カローラクロス」と「C-HR」の加速性能に大きな違いはありません。

あくまで参考値ですが、いずれも0-100km/h加速は10秒前後となっており、特別加速性能が優れている印象はありません。

100km/hを超えるような高速時での追い越しや、急な上り坂では若干パワー不足を感じるシーンもあります。

 

スペック的に劣る「ヤリスクロス」ですが、車両重量は「カローラクロス」より200kg前後軽いため、加速性能は「カローラクロス」や「C-HR」より軽やかになっています。

そのため、0-100km/h加速も1秒前後「カローラクロス」や「C-HR」より速くなっています。

 

同価格帯のSUVの中で、最も加速性能が優れているのは「ヴェゼル」のe:HEV搭載車となっています。

軽くアクセルを踏み込んだ際の加速感は車両重量が軽い「ヤリスクロス」の方が軽やかな印象もありますが、ドライブモードをSPORTにした際や、アクセルを強く踏んだ際の加速性能が優れており、0-100km/h加速は最も速い8秒前後となっています。

1.5Lガソリン車の加速性能は、他ガソリン車と大きな違いはありません。

 

上記のとおり、同価格帯のSUVと比較すると“「カローラクロス」の加速性能は控えめ”だといえます。

そのため、加速性能を重視する方にとっては、この点も欠点といえるでしょう。

加速性能を重視する方は、「ヴェゼル」のe:HEV搭載車、1クラス上のトヨタ「RAV4」の方が良いでしょう。

とはいえ、多くの方がストレスを感じるほど加速性能が劣っているわけではありませんので、個人的には大きな欠点ではないと考えます。

 

新型「カローラクロス」の乗り心地、静粛性

トヨタ「カローラクロス」公式HPより

新型「カローラクロス」乗り心地は、2WD車のリヤサスペンションがトーションビームとなっているため、ダブルウィッシュボーンの「カローラツーリング」などより大きく劣ると思って試乗しました。

ところが、結果的には全く逆で、「カローラクロス」の乗り心地は非常にソフトな印象がありました。

後部座席シートの硬度が「カローラツーリング」などより柔らかいこともあり、乗り心地が良く感じた可能性もありますが、いずれにしても“トーションビームだから乗り心地悪い”なんてことは全くありません。

同様に静粛性も優れており、ロードノイズや風切り音は、かなり抑えられています。

同価格帯のSUVと比較しても、「ヴェゼル」や「C-HR」に全く負けていない性能となっています。

乗り心地については、「ヤリスクロス」が最も劣る印象です。

 

新型「カローラクロス」の燃費性能

トヨタ「カローラクロス」公式HPより

新型「カローラクロス」の燃費性能は、他カローラシリーズより3.0km/L程度劣るものの、CセグメントクラスのSUVとしては非常に優れています。

では、燃費性能を同価格帯のSUVと比較してみましょう。

 

・カローラクロス

・1.8Lガソリン
→14.4km/L(WLTCモード)
→12.00km/L(e燃費より)

・1.8Lハイブリッド ※2WD
→26.2km/L(WLTCモード)
→23.37km/L(e燃費より)

 

・ヤリスクロス

・1.5Lガソリン ※2WD
→20.2km/L(WLTCモード)
→13.92km/L(e燃費より)

・1.5Lハイブリッド ※2WD
→30.8km/L(WLTCモード)
→25.12km/L(e燃費より)

 

・C-HR

・1.2Lターボ ※2WD、CVT
→14.9km/L(WLTCモード)
→12.12km/L(e燃費より)

・1.8Lハイブリッド
→25.8km/L(WLTCモード)
→21.65km/L(e燃費より)

 

・ヴェゼル

・1.5Lガソリン ※2WD
→17.0km/L(WLTCモード)
→13.52km/L(e燃費より)

・1.5Lハイブリッド(e:HEV) ※2WD
→25.0km/L(WLTCモード)
→22.15km/L(e燃費より)

 

上記のとおり、「カローラクロス」のハイブリッド車は30.0km/Lを超える未来的な燃費性能となっている「ヤリスクロス」に次いで優秀であることがわかります。

実燃費は使用環境や季節によって異なりますが、筆者の「カローラツーリング HYBRID W×B」でも平均25.0km/Lとなっているため、「カローラクロス」も25.0km/Lを狙えると考えています。

同様に「ヤリスクロス」の実燃費ももう少し伸びる印象がありますが、いずれにしても「ヤリスクロス」の方が2.0km/L~3.0km/L程度優れているでしょう。

「ヤリスクロス」よりは劣るものの、「カローラクロス」の燃費性能は「ヴェゼル」や「C-HR」より0.5km/L~1.0km/L程度優れています。

一方、「カローラクロス」のガソリン車は燃費性能が非常に低いため、加速性能と合わせて考えても魅力は低くなっています。

 

ちなみに、年間走行距離8,000km、ガソリン代140円で維持費を計算すると、以下のようになります。

  • 「カローラクロス ガソリン」:自動車税3.6万円+ガソリン代約9.3万円=年約12.9万円
  • 「カローラクロス ハイブリッド」:自動車税3.6万円+ガソリン代約4.8万円=年約8.4万円
  • 「ヤリスクロス ガソリン」:自動車税3.05万円+ガソリン代約8.0万円=年約11.0万円
  • 「ヤリスクロス ハイブリッド」:自動車税3.05万円+ガソリン代約4.5万円=年約7.5万円
  • 「ヴェゼル ガソリン」:自動車税3.05万円+ガソリン代約8.3万円=年約11.3万円
  • 「ヴェゼル ハイブリッド」:自動車税3.05万円+ガソリン代約5.0万円=年約8.1万円

 

「カローラクロス」はハイブリッド車はガソリン車より年約4.5万円も維持費が安くなっています

前述のとおり、「カローラクロス」のガソリン車を選択するメリットは非常に小さいといえます。

一方、燃費性能の優れた「ヤリスクロス」や「ヴェゼル」のハイブリッド車と維持費を比較すると、「カローラクロス」は「ヤリスクロス」より年約9千円程度高く、「ヴェゼル」より年約3千円程度高くなっています。

燃費性能よりも自動車税が「カローラクロス」より年5,500円安いことが大きくなっています。

上記の価格差をどう考えるかはユーザーによって異なりますが、維持費の安さだけで「ヤリスクロス」や「ヴェゼル」を選択するほど、価格差は大きくないと考えます。

上記より、「カローラクロス」の維持費は比較的安いといえます。

この点も「カローラクロス」の大きな魅力といえるでしょう。

 

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新型「カローラクロス」の安全性能

トヨタ カローラクロス 内装 インテリア
新型「カローラクロス」の安全装備は、他カローラシリーズと概ね同じ装備内容となっていますが、他カローラシリーズにはない「パノラミックビューモニター」を設定できる魅力があります。

 

同価格帯のSUVと比較すると、「ヤリスクロス」や「C-HR」とも概ね同じ装備内容となっていますが、自動ブレーキの性能が大きく異なります。

「ヤリスクロス」や「C-HR」の自動ブレーキには、「カローラクロス」にはない以下の性能があります。

  • 交差点右左折時に直進してくる対向車、右左折時に対向方向から横断してくる歩行者を検知可能
  • 低速時の事故予防をサポートする「低速時加速抑制機能」がある
  • 衝突回避操作後にステアリングをアシストし車線逸脱を抑制する「緊急時操舵支援機能」がある

 

上記の中でも、交差点右左折時に対向車や歩行者を検知できる点が最大の違いとなっています。

「ヤリスクロス」や「C-HR」は、上記の性能を備えた最新の自動ブレーキとなっており、「カローラクロス」より優れています。

さらに「ヤリスクロス」には、「オートハイビーム」より先進的な「アダプティブハイビームシステム」、アクセル、ブレーキ、ステアリングを自動操作する自動駐車機能「アドバンストパーク」、横風対応制御付きのS-VSCが搭載されている点でも優れています。

そのため、「カローラクロス」の安全性能は「ヤリスクロス」や「C-HR」よりも劣る形になります。

 

「ヴェゼル」と比較した場合、後退時に後側方から接近する車両を検知し自動ブレーキが作動する「パーキングサポートブレーキ(後方接近車両)」、クルーズコントロール作動中の全車速域で車線中央維持支援が可能な「レーントレーシングアシスト」が装備されている点で「カローラクロス」の方が優れています。

「ヴェゼル」の「車線維持支援システム(LKAS)」は65km/h以上でしか作動しないため渋滞時には作動しませんし、後退時に後側方から接近する車両を検知して作動する自動ブレーキは搭載されていません。

一方、「ヴェゼル」には40km/h以下の低速時に歩行者と衝突の危険性がある際にステアリングアシストが作動する「歩行者事故低減ステアリング」、「LEDアクティブコーナリングライト」が搭載されている点で「カローラクロス」より優れています。

上記の中だと「レーントレーシングアシスト」や「LEDアクティブコーナリングライト」が最も多様する装備となりますが、どの装備を重視するかはユーザーによって異なるでしょう。

いずれにしても、「カローラクロス」と「ヴェゼル」に大きな安全性能差はないと考えます。

 

「カローラクロス」の安全装備は概ね最新の内容となっていますが、自動ブレーキの性能が1世代古い内容となっている点が気になります

これは、「カローラクロス」のみならず、「RAV4」や「ハリアー」も同じです。

 

安全性能には含まれませんが、「ヤリスクロス」のガソリン車には4WDシステム「ダイナミックトルクコントロール4WD」や「マルチテレインセレクト」、「ダウンヒルアシストコントロール」が、ハイブリッド車には「TRAILモード」や「SNOWモード」が採用されており、「カローラクロス」にはない悪路走破性を高める装備が満載です。

コネクティッドサービスでは、スマホでエンジンやエアコンの始動ができる「リモートスタート」が設定できる点で、「カローラクロス」より「ヤリスクロス」の方が利便性が高くなっています。

 

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新型「カローラクロス」のおすすめグレード・オプション、見積額

トヨタ「カローラクロス」公式HPより

新型「カローラクロス」のおすすめグレード

新型「カローラクロス」のおすすめグレードは「HYBRID Z」です。

各グレードの違い、おすすめグレードの詳細は、以下の記事にまとめています。

【カローラクロス】各グレードの違いまとめ~おすすめグレードは!?
2021年9月14日に発売された新型トヨタ「カローラクロス」の各グレードの違いをまとめてみました。また、“おすすめグレード”も徹底検証してみました。

 

新型「カローラクロス」のおすすめオプション

次は、新型「カローラクロス」のおすすめオプションについて、考えてみましょう。

 

9インチディスプレイオーディオは必須!

まずは、メーカーオプションの「9インチディスプレイオーディオ」です。これは必須装備といえるでしょう。

「カローラクロス」は、上位グレードでも7インチディスプレイオーディオ+4スピーカーが標準装備となっており、同クラス他車と比較すると装備内容的に劣ります。

ディスプレイサイズが小さくことによりナビや動画の視認性が下がるだけでなく、質感的にも低下する印象があります。

価格は28,600円とメーカーオプションとしては比較的安く設定されているため、ケチらず装備するようにしましょう。

 

ブラインドスポットモニター+パーキングサポートブレーキ(後方接近車両)

次は、メーカーオプションの「ブラインドスポットモニター+パーキングサポートブレーキ(後方接近車両)」です。

「パーキングサポートブレーキ(後方接近車両)」は、後退時に後側方から接近してきた車両に対して自動ブレーキは作動する装備です。

自動ブレーキですので、普段の運転で恩恵を受ける機会は多くはありませんが、“もしも”の際の安心感があります。

筆者の「カローラツーリング」にも搭載しており、アラートは何度か作動したことがありますが、自分が気づいていない接近車両を警告してくれるので安全性に寄与しています。

しかも、ちゃんとクルマ後方から警告音が鳴るように設計されていますので、直感的にも分かりやすくなっています。

 

「ブラインドスポットモニター」は、走行時に後側方から接近してきた車両を検知してドアミラーのインジケーターが点滅する装備で、車線変更時の安全性に寄与します。

以前筆者は“なくても問題ない装備”だと考えていましたが、実際使用してみると、ドアミラーでクルマを目視確認するより早くインジケーターの点滅によりクルマの存在を把握できるため、非常に便利です。

ドアミラーの点滅がチカチカと光って結構目に入るため、クルマの確認が早くなります。

さらに、後側方から接近する車両がある状態で方向指示器を操作すると警告音が鳴るだけでなく、車線逸脱抑制機能が作動する仕組みになっているため、車線変更時の事故を大幅に抑制する効果があります。

 

“なくても大丈夫だろう”と思う方も多いかもしれませんが、“もしも”は突然訪れます。

絶対に事故を起こさないと言い切れる人はいないでしょう。

“もしも”が起きる確率を下げるためにも、装備していると安心です。

 

価格は44,000円と決して安くはありませんが、安全は何物にも代えがたいものです。

10年間乗ると考えれば1年あたり4,400円ですし、リセールバリューの価格アップにも繋がりますので、ケチらず設定することをおすすめします。

 

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パノラミックビューモニター

次は、メーカーオプションの「パノラミックビューモニター」です。

 

駐車の際に自車を上から見下ろした様なカメラ映像を確認できるだけでなく、走行中に自車の前、または横のカメラ映像を確認することができるため、細い道路への進入時や幅寄せの際にも便利です。

日産やマツダの360°カメラの様に障害物を検知して自動的にカメラが作動する仕組みはありませんが、車速が10km/h以下になると自動表示する設定は可能になっています。

価格は27,500円と360°カメラとしては比較的安めな価格設定になっていますので、運転に自信がある方しか運転しない場合を除いて、設定すべきオプションといえるでしょう。

 

ハンズフリーパワーバックドア

次は、メーカーオプションの「ハンズフリーパワーバックドア」です。

最上位グレードの「Z」であれば標準装備されていますが、中間グレードの「S」の場合はオプション設定となっています。

 

「ハンズフリーパワーバックドア」は、いわゆる“足で開閉できる”バックドアです。

手がふさがっているときでも、バックドアを開閉できるメリットは大きいでしょう。

ただ、筆者は上記以上に、スイッチでバックドアの開閉ができ、閉じると同時に全ドアをロックできる機能が便利だと考えます。

これにより、狭いスペースだと開けにくいバックドアを、スイッチ1つで開けることが可能になります。

また、閉める際は強く閉めすぎると嫌な音が、優しく閉めすぎると半ドアになるという手動バックドアの欠点から開放されます。

キーのスイッチや運転席ハンドル右下のボタンなどでもバックドアを操作できるため、利便性が非常に高い装備だといえるでしょう。

 

価格は77,000円と比較的高価なメーカーオプションですが、予算に余裕があるなら付けておきたいオプションの1つです。

 

アクセサリーコンセント(AC100V・1500W)

次は、メーカーオプションの「アクセサリーコンセント(AC100V・1500W)」です。

ハイブリッド車専用のオプションとなっています。

 

「アクセサリーコンセント(AC100V・1500W)」は、今やトヨタ「プリウス」、「アルファード」などは標準装備となっており、トヨタはハイブリッド車は災害時に非常電源になるということをプッシュしています。

何と言っても最大の魅力は、災害時に最大4日間も電力供給できるという安心感でしょう。

1500W以下の電化製品も使用できるため、通常アクセサリーソケットでは使用できない電子レンジやポットなどが使用できるメリットもあります。

 

しかも、それだけでなく、ラゲッジスペースで電源があるというメリットも追加されます。

ラゲッジスペース内で何らかの電化製品を使用する場合、センターコンソールボックス内にあるアクセサリーソケットがUSB端子から長いケーブルを引っ張ってくる必要があります。

稀に使用するならそれでも問題ないかもしれませんが、頻繁に使用する場合はケーブルを固定しておきたいところですが、前から後ろまで引っ張ってくるためケーブルが非常に邪魔になってしまうのです。

その点、「アクセサリーコンセント(AC100V・1500W)」を設定すれば、アクセサリーソケットがラゲッジスペースにも搭載されるため、ケーブルが邪魔にならずにすむのです。

例えば、自分でリヤ用ドライブレコーダーを設置する場合でもケーブルが邪魔にならずに快適です。

 

価格は44,000円となっており、使用用途が決まっていなければ節約して付けない方も多いでしょう。

しかし、「アクセサリーコンセント(AC100V・1500W)」はメーカーオプションのため、購入後改めて設定することはできません。

筆者はケチって設定しなかったため、購入後非常に後悔しました

そのため、筆者の様に後悔しないためにも、購入時に設定する様にしましょう。

 

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T-CONNECTナビキット

次は、ディーラーオプションの「T-CONNECTナビキット」です。

 

トヨタ「カローラ」のフルモデルチェンジから搭載が始まったディスプレイオーディオは、スマホ連携(スマホのナビアプリ)により追加のナビ代が0円でナビゲーションを使用できることがメリットの1つです。

しかし、スマホのアプリを使用する以上、スマホの容量を使用するわけですから容量制限があります。

また、圏外になるような場所では、そもそもナビを使用できないという問題も発生します。

 

上記のことを考慮すると、ナビキットを設定するメリットは大きいといえるでしょう。

価格は66,000円から110,000円で、0円と比較すると高く感じるかもしれませんが、よくあるメーカー純正のナビ代は安くても14万円程度、高いものなら30万円以上するナビも多くある中で、最大で11万円というのはかなり安い部類に入ります。

 

エントリーナビキットとT-CONNECTナビキットの違いは、以下のコネクティッドサービスの違いです。

  • ナビデータ(道路情報)を自動でアップデートしてくれる(マップオンデマンド)
  • ビッグデータを活用した最適なナビゲーション(ハイブリッドナビ)
  • ナビやニュースなど、音声による操作(エージェント)
  • アプリをナビにインストールできる(Apps)
  • オペレーターとの会話でナビの目的地設定などができる(オペレーターサービス)
    ※有料オプション

 

上記の中で、マップオンデマンドとAppsが便利です。

マップオンデマンドは、かなりマメにアップデートしてくれるため、最新の地図状態を維持できます。

また、Appsは、ナビ画面上にオービスの位置を表示し近づいたら音声でお知らせしてくれるアプリなど、便利なアプリを使用できます。

ただ、アプリの数事態は比較的少ない(30個程度の)ため、スマホアプリのような感覚で考えているとがっかりするかもしれません。

何れにしても、最新の地図状態を維持できるだけでも大きな魅力のため、エントリーナビキットよりT-CONNECTナビキットの方がおすすめです!

 

「カローラクロス」にはTV・オペレーター付T-CONNECTナビキットという選択肢も含まれています。

価格的に、通常のT-CONNECTナビキットより49,500円高く設定されていますが、内33,000円はフルセグTV代となっていますので、実際の価格差は16,500円となります。

TV・オペレーター付T-CONNECTナビキットは、オペレーターサービスが5年間付与されたもので、5年間オペレーターサービスを使用した場合の価格(18,150円)より1,650円お得になっています。

そのため、オペレーターサービスを使用することを考えている方にはおすすめといえますが、自分でナビ設定を行える多くのユーザーには不要なサービスかと思います。

少しでも安くしたい方は通常のT-CONNECTナビキットで十分でしょう。

 

アームレスト(スライドタイプ)

次は、ディーラーオプションの「アームレスト(スライドタイプ)」です。

「カローラクロス」フロントセンターアームレストは、他カローラシリーズと異なり、標準では前方にスライドする仕組みが搭載されていません。

大柄な方などスライドしなくても問題ない場合もあるかと思いますが、小柄の方など運転席シートを比較的前にする場合は、アームレストがスライドすることで肘をかけられる様になり、快適性が大きく向上します。

約10cm前方にスライドできるようになっているため、多くのユーザーが肘をかけることができるでしょう。

価格は13,200円と比較的安く設定されていることもあり、おすすめです。

 

レインクリアリングブルーミラー

最後は、ディーラーオプションの「レインクリアリングブルーミラー」です。

 

これは、ドアミラーが雨により見にくい状態になるのを防ぐ装備です。

つまり、「ガラコ ミラーコートZERO」が施工されたドアミラーということですね。

しかも、親水性が太陽光により自己回復する優れものです。

毎回ガラコを施工していた方からすると、施工する手間が省け、非常に便利です。

 

言うまでもありませんが、ドアミラーが見えなければ、右左折時や車線変更時など、安全性が非常に低下していることになります。

そのため、「レインクリアリングブルーミラー」は安全装備の1つといえるでしょう。

 

価格は13,200円のため、「ガラコ ミラーコートZERO」20個分程度の価格です。

1年間に「ガラコ ミラーコートZERO」を何本購入するかによりますが、1年に2本以上購入するなら10年間で元が取れる計算になります。

 

「ガラコ ミラーコートZERO」を安く仕入れることができる方、施工が煩わしいと思わない方、などは不要かと思いますが、そうでない方にはドアミラーを見やすい状態に維持してくれる便利な装備なため、おすすめです。

 

その他

上記の他、フロアマット、ETC車載器は必須でしょう。

フロアマットについて、筆者はラグジュアリータイプを選択しましたが、安くしたいなら3Dレザー調やデラックスタイプを選択しましょう。

 

ETC車載器は必須ですが、ETC2.0車載器にする必要性はありません。

使用せずに言っているのではなく、筆者の前の愛車であるスバル「インプレッサスポーツ」でETC2.0車載器を数年使用した上で不要だと考えています。

というのも、ETC2.0車載器にするメリットがあまりにも少ない、または限定的だからです。

割引サービス、赤信号注意喚起などを行ってくれるDSSS(Driving Safety Support Systems)運転支援機能は一部地域でしか恩恵はなく、多くの地域で通常のETC車載器とサービス差がありません。

にも関わらず、価格はおよそ倍違うため、もはやお金を捨てている様なものです。

以上の理由から、サービスの恩恵を受けられる方は別ですが、そうでない方はETC車載器を選択することをおすすめします。

 

上記のオプション価格の総額は約33万円となります。
※「ハンズフリーパワーバックドア」を除く、「Z」の場合

新型「カローラクロス」は、安全装備など必要な多くの装備が標準装備となっているため、他車と比較してオプションが少なくなっています。

そのため、オプションで一気に価格が上がる様な心配はありません。

 

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新型「カローラクロス」の見積額

トヨタ カローラクロス 外装 エクステリア
最後は、新型「カローラクロス」の見積額をご紹介します。

 

■カローラクロス

  • S:約259万円
  • Z:約283万円
  • HYBRID S:約286万円
  • HYBRID Z:約310万円

 

上記の価格は、オプションにプラチナホワイトパールマイカ、9インチディスプレイオーディオ、ブラインドスポットモニターやパノラミックビューモニターなどの安全装備、マット、ETC車載器、T-CONNECTナビキット、スライドタイプのアームレスト等総額約30万円を設定し、値引き額33万円とした場合の全込み価格です。

点検パックは毎年点検代を払うよりお得なため付けるべきかと思いますが、点検パックの価格は“先に払っているだけ”なため、上記の価格からは抜いています。

「カローラクロス」の初回見積もり時の値引き額は20万円程度でしたが、交渉すれば他カローラシリーズと同じ33万円程度はいくだろうと想定して同じ価格としています。

 

「カローラツーリング」と最上位グレード同士で比較すると、「カローラツーリング」の方が20万円程度安いものの、「カローラクロス」の中間グレード「HYBRID S」と「カローラツーリング」の最上位グレード「HYBRID W×B」を比較すると、価格差はほとんどありません

「カローラクロス」の「Z」と「S」の違いが、主に本革シート、パワーシート、シートヒーター、電動ランバーサポート、シーケンシャルターンランプ、自動防眩インナーミラー、ハンズフリーパワーバックドアなど「カローラツーリング」には搭載されていない装備ばかりですので、装備を合わせれば「カローラツーリング」と「カローラクロス」に価格差はないといえなくありません。

ただ、「カローラツーリング」より「カローラクロス」の方が質感が低いため、シート表皮がファブリックとなることで、室内の質感差は拡大する形になります。

ガソリン車で比較しても、同様です。

【新型】カローラクロス・ツーリングの違いをオーナーが比較した結果~どっちがおすすめ!?
2022年10月3日に一部改良が行われた新型トヨタ「カローラツーリング」と「カローラクロス」の違いをオーナーの筆者が徹底比較!果たして、どっちがおすすめなのか!?

 

では、同価格帯のSUVと価格を比較してみましょう。

■ヤリスクロス

  • 「G」:約245万円
  • 「Z」:約257万円
  • 「HYBRID G」:約272万円
  • 「HYBRID Z」:約284万円

■ヴェゼル

  • 「G」約252万円
  • 「e:HEV X」約283万円
  • 「e:HEV Z」約307万円
  • 「e:HEV PLaY」約325万円

 

「カローラクロス」と「ヤリスクロス」の価格を比較すると、1クラス違うこともあり、15~30万円程度「ヤリスクロス」の方が安くなっています。

「ヤリスクロス」は快適装備や室内の質感が「カローラクロス」より大きく劣るため、妥当な価格差だといえるでしょう。

「カローラクロス」の中間グレード「HYBRID S」と「ヤリスクロス」の最上位グレード「HYBRID Z」の価格差がほとんどないため、「カローラクロス」の方がお得な印象もあります。

 

「カローラクロス」と「ヴェゼル」の価格を比較すると、同じ価格帯であることがわかります。

「カローラクロス」の最上位グレード「HYBRID Z」と「ヴェゼル」の上位グレード「e:HEV Z」の価格差がほとんどないため、エクステリア・インテリアの質感差から「ヴェゼル」の方がお得な印象もあります。

一方、中間グレードの「HYBRID S」と「e:HEV X」を比較すると、質感差はさほどないため、後部座席の広さとラゲッジスペースの広さのどちらを重視するか、見た目はどちらが良いか、などユーザーによって判断が分かれるところでしょう。

 

「ヤリスクロス」とは価格や質感が大きく異なるため、性能的に近い部分も多い「ヴェゼル」が最大のライバルとなりそうです。

いずれにしても、全込み300万円前後する価格となりますので、決して安いクルマではありません。

さらに安く、お得に購入したい方は、“新車同様の中古車”も検討してみましょう。

 

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【おすすめ】”新車同様の中古車”なら、新車より60万円以上安い!


車は基本的に新車で買うもの!私はずっとそう考えていました。

しかし、新古車・未使用車や走行距離1,000km程度の車は新車同様です。

さらに、モノによっては普通に新車を買う場合より60万円以上安く買えるケースも多数あります!

上記を考えると、新車購入を検討中の方は”新車同様の中古車を探してみる”という選択肢も大いにありだと思いませんか?!

また、中古車の場合は納期待ちが長い車と異なり、すぐに納車されます。人気車種の場合は納車に1年以上かかるケースがあることも考えると、魅力的ではないでしょうか。

 

■中古車のメリット、デメリット
”新車同様の中古車”を買う場合のメリットは何といってもその「安さ」が魅力ですが、デメリットは「自分の付けたいオプションが選べない」という点でしょう。

ただし、上記はメーカーオプションの場合のみで、ディーラーオプションの場合は後付けも可能です。

そのため、中古車を選ぶ際は車のカラー及びメーカーオプションを妥協しないようにしましょう。

 

■中古車を買うなら中古車販売台数No1のガリバーがおすすめ!
中古車を買うなら、中古車販売台数1位のガリバーがおすすめです。

中古車業界の最大手で、知名度も高く、信頼性が高いため安心です。

さらに、ガリバーは以下のメリットもあります。

  • 修復歴車(事故車、事故歴ありの車)を販売していない
  • 納車後、100日以内であれば返品可能
  • ディーラーより長い10年保証(走行距離無制限、ハイブリッドカーのバッテリーなども保証)

ガリバーによると、修復歴車の約4割(39.4%)の車で何らかの故障が発生していたため、修復歴車の販売をやめたようです。そんな修復歴車を販売していないので、故障が発生するリスクが低いともいえますね。

特に驚きなのが、100日以内であれば返品可能というところではないでしょうか。これなら、仮に購入した車に問題があった場合や、急に車の使用シーンが大きく変わっても安心ですよね。

その他、ディーラーよりも長い10年保証というのも心強いです。ハイブリッドカーのバッテリーなども保証対象なのでさらに安心です。走行距離が何kmでも保証対象です。

 

■中古車は早いもの勝ち!非公開在庫もある!
中古車は基本的に1台限りのものですので、良い車も早く問い合せしないと売れてしまう可能性があります。

また、ガリバーでは毎日約500台の車を買取しており、まだネット上で公開されていない車(非公開在庫)もたくさんあります。

ガリバー 公式サイトに登録すれば、自分で検索するだけでは見つけられない”あなたに最適な車”をガリバーが探し出してくれます。さらに「非公開在庫」も優先的に紹介してもらえます。

 

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※中古車の販売金額は申込完了ページには表示されません。登録後、ガリバーから電話がかかってくるので、そこで詳しい話を聞いてみましょう。

 

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【おすすめ】車の下取り価格を30万円以上アップさせるコツ!


新車を購入する際、現在の車をディーラーで下取りに出す方も多いと思います。

しかし、中古車買取サービスを使用することで現在の車を30万円以上高く売ることも可能です!

中古車買取サービスは、中古車の買取台数ランキング1位のガリバー無料査定がおすすめです。

買取台数No1なのには、それだけの高価買取実績サービスの良さ信頼性があります。

中古車販売台数も1位でしたが、中古車買取台数も1位のガリバーは、まさに中古車業界の”トヨタ”的存在です。

 

■ガリバーが支持される理由、高価買取できる理由
中古車買取台数が1位ということは、多くの人がガリバーで愛車を売っていることになりますが、ガリバーが支持される理由、高価買取できる理由は、以下のとおりです。

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■筆者の一括査定体験談
買取といえば一括査定というサービスもありますが、実際一括査定に登録してみたところ、各業者からの山の様なメールと電話が来て大変鬱陶しい思いをすることになりました。

また、個人情報も各社に流れてしまうためプライバシー保護の観点からみても良くありません。

上記のことから、一括査定サービスはあまりおすすめできません。

 

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高値がつけばガリバーでそのまま売ってしまっても良いですが、さらにガリバーで出された査定額を用いてディーラーで価格交渉の材料に使う手もあります。

何れにしも、無料ですのでガリバーで査定を行うデメリットはほとんどありません。

査定時にお車の情報を入力する必要がありますが、45秒程度で行えるため簡単です。

もちろん、とりあえず査定するだけもOKです。

 

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私のような後悔をしないためにもガリバー無料査定を行い、現在の車を少しでも高く売って、新しい車を安く買いましょう

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まとめ

新型「カローラクロス」は、高い室内高、広いラゲッジスペース、快適性の優れた後部座席、同クラストップレベルの燃費性能、何より比較的安い価格設定から“コスパが高いSUV”だといえます。

「ヤリスクロス」だと室内の質感が低すぎる、後部座席が狭すぎると考えている方や、「RAV4」や「ハリアー」だとボディサイズが大きすぎると考えている方には非常におすすめです。

 

一方、室内の質感の低さで目立つ部分があり、加速性能も控えめで、何より全幅が大きすぎる欠点があります。

特に最大のライバルとなる「ヴェゼル」と比較すると内外装の質感では大きく劣ることになり、全幅の大きさから「ヤリスクロス」を選択する方もいるでしょう。

個人的には、内外装の質感をもう少し向上させ、全幅をせめて1,800mm以内に収めていれば、より魅力的なSUVになると感じました。

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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