こんにちは!青空ひつじ(♂)です。
今回は、2021年前半に日本で発売予定であるレクサス初の電気自動車「UX300e」が、「UX200」や「UX250h」とどう違うのか!?徹底比較してみました。
「UX300e」と「UX200」及び「UX250h」の違い
「UX300e」と「UX200」及び「UX250h」の違いは、以下のとおりです。
■走行性能
- 最大トルクは、「UX250h」の202Nm(20.6Kgf・m)を約98Nm(10Kgf・m)上回る約300Nm(30.6Kgf・m)を発揮
- システム最高出力は、「UX250h」の135kW(184PS)を約15kw(20PS)上回る約150kw(204PS)を発揮
- バッテリー容量は54.3kWhで、航続距離は400km(NEDCで計測した数値)
■エクステリア・インテリア
- 専用アルミホイール
- 専用床下空力カバー
- 専用シフトノブ
■コネクティッドサービス
- 専用アプリより、バッテリー残量や走行可能距離表示、充電完了までの時間を把握、出発時刻に合わせて充電が完了するようタイマーを設定することが可能
- エアコンやシートヒーター、デフロスターなどを車外から稼働させることが可能
「UX300e」は電気自動車(EV)ですので、「UX200」や「UX250h」より最大トルクが高いことが特徴的です。
バッテリー容量は54.3kWhとなっており、同じ電気自動車である日産「リーフ」の42kWhモデルと62kWhモデルの中間に位置しています。
最高出力については「リーフ」の62kWhモデルに近い数値となっていますが、最大トルクについては「リーフ」の42kWhモデルよりも劣っています。
※「リーフ」40kWhモデル:最高出力150PS、最大トルク32.6Kgf・m
※「リーフ」62kWhモデル:最高出力218PS、最大トルク34.7Kgf・m
何れにしても、「リーフ」の42kWhモデルで0-100km/h加速が7秒台とかなり速いため、「UX200」や「UX250h」より加速性能が優れていることは間違いありません。
航続距離について、上記はカタログ燃費で計測方法もJC08モードやWLTCモードと異なるため何とも言えませんが、実際の航続距離はおそらく300km~350kmの間でしょう。
エクステリアやインテリアは、一部変更はあるものの大きな違いはなさそうです。
その他、「リーフ」にも搭載されているタイマー充電やエアコンのリモート操作なども行えます。
個人的に気になったのは、電気自動車としては珍しくパドルシフトが搭載されていることです。パドルシフトにより減速度を4段階選択可能で、ガソリン車のエンジンブレーキと同じように減速操作が行える様になっています。
上記のとおり、見た目や装備の差は少なく、最大の違いはパワートレイン(走り、充電)でしょう。
「UX300e」の価格は「UX250h」の50~100万円高!?
「UX300e」の価格は現時点では不明ですが、他車の価格から予想すると「UX250h」より50~100万円高い価格となる可能性が考えられます。
では、「UX200」及び「UX250h」の価格を改めて見てみましょう。
■「UX200」
- 「UX200」:2WD(約397万円)
- 「“version C”」:2WD(約422万円)
- 「“F SPORT”」:2WD(約451万円)
- 「“version L”」:2WD(約483万円)
■「UX250h」
- 「UX250h」:2WD(約433万円)、AWD(約459万円)
- 「“version C”」:2WD(約457万円)、AWD(約484万円)
- 「“F SPORT”」:2WD(約487万円)、AWD(約513万円)
- 「“version L”」:2WD(約518万円)、AWD(約545万円)
「UX250h」より50~100万円高い価格となれば500万円オーバーは確定のため、「リーフ」の62kWhモデルより高くなることは間違いなさそうです。
価格帯としてはテスラ「モデル3」(約511万円~約717万円)と同じで、「モデル3」のSUV版である「モデルY」がライバルとなるかもしれません。
「UX」のおすすめグレード
「UX300e」は、電気自動車ならではの圧倒的な加速性能や高い静粛性が大きな魅力です。
しかし、充電時間や(ガソリンスタンドと比べて)充電スポットの少なさがネックとなり、価格が高さも気になります。
その点、「UX200」及び「UX250h」であれば上記の懸念がなく、さらに「UX250h」なら実燃費も19.17km/Lと非常に優秀です。
※実燃費は走行環境や計測時期によって異なります。
そのため、現時点では電気自動車よりハイブリッド車の方が良いと個人的には考えています。
では、「UX」のおすすめグレードは何なのか!?
グレード間の装備差
「UX200」及び「UX250h」は、「アダプティブハイビームシステム[AHS]」、「ブラインドスポットモニター[BSM]」、「パーキングサポートブレーキ[PKSB](後方接近車両)」、「パノラミックビューモニター」、「雨滴感知式オートワイパー」、「パワーイージーアクセスシステム」、「ステアリングヒーター」、「運転席・助手席8Way調整式パワーシート」などが装備できません。シートも唯一ファブリックとなっています。
ちなみに「パワーイージーアクセスシステム」とは、エンジンスイッチのオン・オフやシートベルトの脱着により、運転席などが自動スライドしスムーズな乗り降りが可能になる装備です。
上記の各装備がなくても良いなら、最もお手軽に購入できるグレードです。ただ、大衆Cセグメント車でも装備されている「ブラインドスポットモニター」や「パーキングサポートブレーキ」が装備できないというのは、少し微妙な気もします。
「“version C”」は、上記の装備が標準またはオプションで装備されます。シートもファブリックではなく、L texシートになります。
安全装備も全て装備することが可能になり、最もお買い得なグレードです。
「“F SPORT”」のエクステリアは、メッシュタイプのフロントグリル、専用バンパー、18インチランフラットタイヤ&専用アルミホイールなどが装備されます。
インテリアは、パドルシフト付き専用本革ステアリングホイール、専用本革シフトノブ、専用8インチ液晶式メーター、専用アルミ製スポーツペダル、専用L texスポーツシートが装備されます。「ハンズフリーパワーバックドア」も標準装備されます。
「“version L”」は、「アダプティブハイビームシステム[AHS]」、「三眼フルLEDヘッドランプ」、「ハンズフリーパワーバックドア」、さらに本革シートが標準装備されます。
「UX」のおすすめグレードは「UX250h “version C”」
上記より、比較的お手頃価格で装備が充実している「UX250h “version C”」がおすすめです。
ガソリン車の「UX200 “version C”」の方が35万円程度安くなりますが、購入時の減税や維持費の差などで、「UX250h “version C”」の方が安くなる可能性が高いです。
※年間走行距離が1万km、ガソリン代レギュラー140円・ハイオク160円、10年使用した場合、47万円程度「UX250h “version C”」の方が安くなる
何れにしても、500万円前後する高価なクルマであるため、さらに安くお得に購入したい方は、”新車同様の中古車”も検討してみましょう。
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ただし、上記はメーカーオプションの場合のみで、ディーラーオプションの場合は後付けも可能です。
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- 納車後、100日以内であれば返品可能
- ディーラーより長い10年保証(走行距離無制限、ハイブリッドカーのバッテリーなども保証)
ガリバーによると、修復歴車の約4割(39.4%)の車で何らかの故障が発生していたため、修復歴車の販売をやめたようです。そんな修復歴車を販売していないので、故障が発生するリスクが低いともいえますね。
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その他、ディーラーよりも長い10年保証というのも心強いです。ハイブリッドカーのバッテリーなども保証対象なのでさらに安心です。走行距離が何kmでも保証対象です。
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まとめ
今回は、レクサス「UX」の電気自動車「UX300e」と、「UX200」及び「UX250h」の違いをまとめてみました。
「UX300e」は、電気自動車ならではの圧倒的な加速性能と高い静粛性が大きな魅力です。「UX300e」の詳細はまだ不明な点が多く、気になる点としてあげた充電時間や充電スポットの少なさ、価格が高さについては、発売時には全てクリアしている可能性もあります。そうなれば間違いなく”買い”でしょう!
「UX」の購入を検討している方は、「UX300e」の発売を待ってみるのも手かもしれませんよ。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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