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【ブーンとパッソの違いとは】おすすめグレード・マイナーチェンジ2018の変更点

モデルチェンジ情報

こんにちは!青空ひつじ(♂)です。

今回は、ダイハツ「ブーン」とトヨタ「パッソ」の違いについて、まとめてみました。

また、2018年10月10日に行われた「ブーン」と「パッソ」のマイナーチェンジによる変更点、おすすめグレードも合わせてご紹介します。

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ダイハツ「ブーン」、トヨタ「パッソ」とは


トヨタ「パッソ」公式HPより

【ブーン&パッソ】歴史

ダイハツ「ブーン」、トヨタ「パッソ」は2004年から販売されている車で、現行モデルで3代目となります。

元々はダイハツとトヨタで共同開発された車でしたが、2016年にフルモデルチェンジが行われた3代目より、開発から生産まで一貫してダイハツが担当することになったことで、「パッソ」は「ブーン」のOEM車となりました。

そんな「ブーン」と「パッソ」は、コンパクトカーの中でも特に小型なAセグメント車となります。

 

【ブーン・パッソ】2018年マイナーチェンジによる変更点

2018年10月10日に行われたダイハツ「ブーン」&トヨタ「パッソ」のマイナーチェンジによる変更点は、以下のとおりです。

 

  • 「スマートアシストIII」に改良
    ・衝突回避支援ブレーキ機能に歩行者検知機能を追加
    ・オートハイビームを追加
  • コーナーセンサー(車両前後のセンサーで障害物を検知、距離により警告音でお知らせする機能)の搭載
  • パノラマモニター(パノラミックビュー)の搭載
  • 【ブーンのみ】新グレード「STYLE」の追加
    ・専用デザインのフロントバンパーやリアバンパーの採用
    ・エンブレムは「Dマーク」から「STYLE」ロゴに変更
  • その他、専用色の追加、内外装の質感の向上

 

今回のマイナーチェンジにより、「スマートアシストIII」への改良やコーナーセンサーの搭載など、安全性能が強化され、内外装のデザインも変更されています。

また、「ブーン」だけ「STYLE」グレードが追加設定されました。

「STYLE」は「CILQ」の様なキリッとしたデザインではなく、”かわいい”デザインとなっており、2018年6月25日に発売された新型「ミラトコット」設定色「ジューシーピンクメタリック」が設定されるなど、女性ユーザー向けのデザインとなっています。

 

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【ブーン&パッソ】パワートレイン

パワートレインは、「ブーン」「パッソ」ともに1.0Lエンジン(直列3気筒「1KR-FE」型エンジン)のみです。

最高出力は「51kW〈69PS〉/6,000rpm」、最大トルクは「92N・m〈9.4kgf・m〉/4,400rpm」となっています。

ノンターボの軽自動車より若干パワーはありますが、ターボ付きの軽自動車にはパワーで負けてしまいます。普通乗用車で最もパワーがないエンジンといっても過言ではありません。

2代目まであった1.3Lエンジン(直列気筒「1NR-FE」型エンジン)は3代目には採用されていません。

 

ちなみに、「出力」と「トルク」の違いについては、以下を参照ください。

  • 出力:クルマの速さ
  • トルク:クルマの加速力

簡単に書くと、「最高出力」の値が高い車は速く走れる車で、「最大トルク」の値が高い車は加速が速い車ということですね。ただ、エンジンやモーターの特性、空力性能や車両重量などにより加速性能は全く異なりますので、単に”トルクの値が大きいから加速が速い”というわけではありません。

 

【ブーン&パッソ】ボディサイズ

ボディサイズは、以下のとおりです。

  • 全長(mm):3,650~3,680
  • 全幅(mm):1,665
  • 全高(mm):1,525
  • ホイールベース(mm):2,490
  • 車両重量(kg):910~960
  • 最小回転半径(m):4.6

 

同Aセグメントのコンパクトカーであるスズキ「ソリオ」やスズキ「クロスビー」などよりも小さく、最も小さいコンパクトカーも部類に入ります。

ただし、室内長は1,975mm、室内高は1,270mmありますので、決して狭くはありません。マツダ「MAZDA2(デミオ)」などよりも広いのです。

 

【ブーン&パッソ】燃費性能

燃費性能は、以下のとおりです(全て2WDの数値)。ユーザーが投稿した実燃費を集計したe燃費の値も合わせて記載します。※実燃費は季節や使用環境により異なります。

  • WLTCモード:21.0km/L
  • 市街地モード:17.4km/L
  • 郊外モード:22.6km/L
  • 高速道路モード:22.6km/L
  • JC08モード:28.0km/L
  • 実燃費:19.95km/L(「ブーン」e燃費より)
  • 実燃費:18.45km/L(「パッソ」e燃費より)

 

実燃費だと「ブーン」の方が値が良くなっていますが、使用環境やサンプル数によって数値は前後するため、「ブーン」と「パッソ」の燃費性能の差はほとんどないと思われます。

ガソリン車でありながら、20.0km/Lに迫る燃費性能なので、かなり優秀です。

 

補足:WLTCモードとは
JC08モードはエンジンが温まった状態からの測定結果を75%、エンジンが冷えた状態からの測定結果を25%の比率で燃費を算出していました。WLTCモードでは、エンジンが冷えた状態からの測定結果のみを使用し、乗員や積載物の重量も考慮されることになり、これまでのJC08モードよりも実燃費値に近い条件となります。

  • WLTCモード:市街地、郊外、高速道路の平均的な使用時間配分で構成した国際的な走行モード
  • 市街地モード(WLTC-L):信号や渋滞等の影響を受ける比較的低速な走行を想定
  • 郊外モード(WLTC-M):信号や渋滞等の影響をあまり受けない走行を想定
  • 高速道路モード(WLTC-H):高速道路等での走行を想定

 

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【ブーン&パッソ】グレード、価格


ダイハツ「ブーン」公式HPより

グレード(価格)は、以下の7種類(トヨタ「パッソ」は6種類)です。
※写真は上から「STYLE」、「CILQ」、「X」です。

 

■ダイハツ「ブーン」
①「STYLE“SA Ⅲ”」
2WD/5人乗り(約155万円)、4WD/5人乗り(約175万円)

②「CILQ“Gパッケージ SA Ⅲ”」
2WD/5人乗り(約173万円)、4WD/5人乗り(約193万円)

③「CILQ“SA Ⅲ” 」
2WD/5人乗り(約156万円)、4WD/5人乗り(約176万円)

④「X“Gパッケージ SA Ⅲ”」
2WD/5人乗り(約150万円)、4WD/5人乗り(約170万円)

⑤「X“Lパッケージ SA Ⅲ”」
2WD/5人乗り(約138万円)、4WD/5人乗り(約157万円)

⑥「X“SA Ⅲ”」
2WD/5人乗り(約127万円)、4WD/5人乗り(約147万円)

⑦「X」
2WD/5人乗り(約120万円)、4WD/5人乗り(約140万円)

 

■トヨタ「パッソ」
①「MODA “G package”」
2WD/5人乗り(約173万円)、4WD/5人乗り(約190万円)

②「MODA」
2WD/5人乗り(約156万円)、4WD/5人乗り(約174万円)

③「X“G package”」
2WD/5人乗り(約150万円)、4WD/5人乗り(約168万円)

④「X“L package・S”」
2WD/5人乗り(約137万円)、4WD/5人乗り(約155万円)

⑤「X“S”」
2WD/5人乗り(約127万円)、4WD/5人乗り(約144万円)

⑥「X」
2WD/5人乗り(約120万円)、4WD/5人乗り(約138万円)

 

グレードの違いについてですが、CILQ(MODA)シリーズがキリッとしたデザインとなっており、Xシリーズがスタンダードなデザイン、「ブーン」のみある「STYLE」は”かわいい”デザインのとなっていますので、まず見た目の違いが大きくあります。CILQ(MODA)シリーズが上位グレード、Xシリーズが下位グレードとなっています。

「X」は最廉価グレードで安全装備である「スマートアシストIII」が唯一装備できないグレードなので、おすすめできません。

次に「X“SA Ⅲ”」(「X“S”」)はエアコンがダイヤル式のマニュアル、リヤシートが6:4分割可倒ができないなど、かなり不便なので、このグレードもおすすめできません。

 

CILQ(MODA)シリーズ、Xシリーズともに“G package”にすると、以下の装備等が変更され、内外装の質感が向上されます。

  • タイヤ:14インチスチールホイール(樹脂フルキャップ)→14インチアルミホイール
  • ヘッドランプ:ハロゲン→LED(※CILQ(MODA)はともにBi-Beam LED)
  • フォグランプ:なし→LED(※CILQ(MODA)のみ標準、オプションで装備可)
  • スピーカー:2→4
  • ステアリングホイール:ウレタン→本革巻き

 

また、「ブーン」は、2019年10月1日にお得な特別仕様車「STYLE“ホワイトリミテッド SA Ⅲ”」及び「STYLE“ブラックリミテッド SA Ⅲ”」が発売されています。

ダイハツ「ブーン」2019年特別仕様車「リミテッド」は”お得なのか”検証してみた
こんにちは!青空ひつじ(♂)です。 今回は、2019年10月1日に発売されたダイハツ「ブーン」の特別仕様車「STYLE“ホワイトリミテッド SA Ⅲ”」及び「STYLE“ブラックリミテッド SA Ⅲ”」が”どれだけお得なのか!?”徹底検証し...

 

【ブーン&パッソ】販売台数

月間の販売台数は、「ブーン」が700台程度、「パッソ」が3,500程度のです。

圧倒的に「パッソ」の方は人気です。おそらく”「パッソ」がトヨタだから”でしょう。

 

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「ブーン」と「パッソ」の違い

ダイハツ「ブーン」公式HPより


トヨタ「パッソ」公式HPより

上述でも述べたように、トヨタ「パッソ」はダイハツ「ブーン」のOEM車となったことで、違いは、エンブレムとグレード名称の違い程度しかなくなりました。

しかし、2018年10月10日のマイナーチェンジにより、ダイハツ「ブーン」にのみ”かわいい”デザインの「STYLE」が追加されましたので、「STYLE」のデザインが良い方は「ブーン」を選択する必要があるといえます。

価格の違いについて、2WD車はほとんどありませんが、4WD車で比較すると、トヨタ「パッソ」の方が約2万円程度安くなっています。

 

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「ブーン」と「パッソ」のおすすめグレード


ダイハツ「ブーン」公式HPより

おすすめグレードは、ダイハツ「ブーン」なら「CILQ“Gパッケージ SA Ⅲ”」または「X“Gパッケージ SA Ⅲ”」です。トヨタ「パッソ」なら「MODA “G package”」または「X“G package”」です。

個人的には、見た目も含めて最上位グレードである「CILQ“Gパッケージ SA Ⅲ”」、「MODA “G package”」が最もおすすめですが、価格が23万円程度高くなるのがネックです。

デザインに特別こだわりがないのなら「X“Gパッケージ SA Ⅲ”」、「X“G package”」がお買い得なため、おすすすめです。

もちろん”かわいい”デザインの方が良い方は「ブーン」の「STYLE“SA Ⅲ”」で決まりです!

 

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まとめ

今回は、ダイハツ「ブーン」とトヨタ「パッソ」の違い、マイナーチェンジによる変更点、おすすめグレードをご紹介しました。

 

「ブーン」と「パッソ」の違いはほとんどありませんでしたが、エンブレムも含めて1つのデザインだと思いますので、そこは決定的な差でしょう。

今回ご紹介したおすすめグレードも参考にしていただき、あなたが最も欲しいと思った車(グレード)を購入する様にしてください。

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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