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ランドクルーザーとプラドの違いを徹底比較!違いは価格、大きさ、エンジンだけじゃない!【SUV 比較】

車の比較&試乗記

こんにちは!青空ひつじ(♂)です。

今回は、大型で耐久性に優れ、世界的に信頼性の高い本格派SUVトヨタ「ランドクルーザー」と、派生モデルで小型化された「ランドクルーザー プラド」の違いをまとめてみました。

ボディサイズや車両本体価格、パワートレインが違うのはご存知の方も多いかと思いますが、その他の細かな違いを徹底的に検証してみました。

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トヨタ ランドクルーザー・プラドとは


トヨタ「ランドクルーザー」公式HPより

ランドクルーザー・プラドの歴史

■ランドクルーザー
トヨタ「ランドクルーザー」は、戦後間もない1950年頃から販売されている歴史のあるSUVです。

2007年9月にフルモデルチェンジが行われ、現行(2019年時点)モデルとなっています。

2015年8月のマイナーチェンジで、以下の先進装備が採用されることにより安全性能が大幅に強化されています。

  • プリクラッシュセーフティ(歩行者[昼]検知機能付)
  • レーダークルーズコントロール(ブレーキ制御付)
  • レーンディパーチャーアラート
  • オートマチックハイビーム
  • クリアランスソナー&バックソナー
  • ブラインドスポットモニター
  • リヤクロストラフィックアラート
  • マルチテレインモニター

 

■ランドクルーザー プラド
トヨタ「ランドクルーザー プラド」は、1984年から販売されているSUVです。

2009年9月にフルモデルチェンジが行われ、現行(2019年時点)モデルとなっています。

2017年9月のマイナーチェンジで、以下の先進装備が採用されることにより安全性能が大幅に強化されています。

  • プリクラッシュセーフティ(歩行者[昼]検知機能付)
  • レーダークルーズコントロール(ブレーキ制御付)
  • レーンディパーチャーアラート
  • オートマチックハイビーム
  • クリアランスソナー&バックソナー
  • ブラインドスポットモニター
  • ドライブスタートコントロール
  • マルチテレインモニター

 

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ランドクルーザー・プラドの比較

ボディサイズの比較


トヨタ「ランドクルーザー」公式HPより
トヨタ「ランドクルーザー プラド」公式HPより

ボディサイズについて、比較していきます。

 

・ランドクルーザー
全長(mm):4,950
全幅(mm):1,980
全高(mm):1,880(最上位グレード「ZX」のみ1,870)
ホイールベース(mm):2,850
車両重量(kg):2,430~2,690(グレードにより異なります。)
最小回転半径(m):5.9
最低地上高(mm):225

室内長(mm):2,690(最廉価グレード「GX」のみ1,945)
室内幅(mm):1,640(最廉価グレード「GX」のみ1,615)
室内高(mm):1,200(最上位グレード「ZX」のみ1,170)

乗車定員:8人(最廉価グレード「GX」のみ5人)
使用燃料:プレミア
駆動方式:4WD

 

・ランドクルーザー プラド
全長(mm):4,825
全幅(mm):1,885
全高(mm):1,850(最上位グレード「TZ-G」のみ1,835)
ホイールベース(mm):2,790
車両重量(kg):2,050~2,330(グレードにより異なります。)
最小回転半径(m):5.8
最低地上高(mm):220

室内長(mm):2,520(5人乗りは1,825)
室内幅(mm):1,565
室内高(mm):1,240

乗車定員:5人 or 7人(最上位グレード「TZ-G」のみ5人乗り設定なし)
使用燃料:軽油 or レギュラー
駆動方式:4WD

 

「プラド」は「ランドクルーザー」が小型化されたモデルとはいえ、あまりボディサイズに違いはありません。

「ランドクルーザー」と比較して「プラド」の特徴的な点は以下です。

  • 300kg以上軽い
  • 室内長が17cm短いため、比較的狭い(※5人乗りだと12cm短い)
  • 3列目は2人しか乗れない(最大7人乗り)
  • ディーゼルが設定されており、ガソリン車もレギュラー

「ランドクルーザー」より「プラド」の方が経済的ですが、狭くなるといった感じですね。

 

ちなみに、3列目を重視したSUVが良いなら、マツダ「CX-8」がおすすめです。

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燃費性能の比較


トヨタ「ランドクルーザー プラド」公式HPより

燃費性能は、JC08モード、ユーザーが投稿した実燃費を集計したe燃費の値にて比較します。
※実燃費は季節や使用環境により異なります。

 

・ランドクルーザー

・「ZX」
→6.7km/L(JC08モード)
→7.79km/L(e燃費より)

 

・ランドクルーザー プラド

・「TX(2.8Lディーゼル)」
11.8km/L(JC08モード)
10.13km/Le燃費より)

・「TX(2.7Lガソリン)」
→9.0km/L(JC08モード)
→7.33km/L(e燃費より)

 

燃費性能を比較すると、当然ですが「プラド」のディーゼルモデルが最も優秀です。

ガソリン車で比較すると、実燃費(e燃費)だと「ランドクルーザー」の方が良い結果となっています。使用環境やサンプル数などによって多少前後するため、ガソリン車だとあまり差はないということでしょう。

ただ、レギュラーとプレミアという差がありますので、やはり経済的なのは「プラド」です。

 

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エンジン性能の比較


トヨタ「ランドクルーザー」公式HPより

エンジン性能について、比較していきます。

その前に「出力」と「トルク」の違いについて、簡単に説明します。

  • 出力:クルマの速さ
  • トルク:クルマの加速力

簡単に書くと、「最高出力」の値が高い車は速く走れる車で、「最大トルク」の値が高い車は加速が速い車ということですね。ただ、エンジンやモーターの特性、空力性能や車両重量などにより加速性能は全く異なりますので、単に”トルクの値が大きいから加速が速い”というわけではありません。

 

・ランドクルーザー

・「ZX」、「AX」、「GX」(V8 4.6Lガソリン)
→最高出力 234kW〈318PS〉/5,600rpm
→最大トルク 460N・m〈46.9kgf・m〉/3,400rpm

 

・C-HR

・「TZ-G」、「TX」(2.8Lディーゼル)
→最高出力 130kW〈177PS〉/3,400rpm
→最大トルク 450N・m〈45.9kgf・m〉/1,600~2,400rpm

・「TX」(2.7Lガソリン)
エンジン
→最高出力 120kW〈163PS〉/5,200rpm
→最大トルク 246N・m〈25.1kgf・m〉/3,900rpm

 

エンジン性能を比較すると、「ランドクルーザー」の方が優秀です。

ただ、基本的に速く走ることを目的とした車ではないので、「ランドクルーザー」でも0-100km/h加速は9秒前後です。「プラド」の2.8Lディーゼルも2.7Lガソリンも12秒前後です。
※0-100km/h加速は使用環境により異なります。参考程度としてご確認ください。

速いSUVが良いならトヨタ「ハリアー」の2.0Lターボ車がおすすめです。「ランドクルーザー」より2秒~3秒くらい速いです。

 

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ドライビング装備、快適装備の比較

トヨタ「ランドクルーザー プラド」公式HPより

ドライビング装備、快適装備を比較します。

オフロード走行支援装備である「マルチテレインセレクト」、「KDSS」、「クロールコントロール」など、共通の装備が多い「ランドクルーザー」と「プラド」ですが、それぞれにしかない装備を以下にまとめました。

 

■ランドクルーザー

・快適装備

  • パワーイージーアクセスシステム(運転席)
  • ステアリングヒーター
  • 前後左右独立温度コントロールフルオートエアコン
  • センターコンソールボックス内にペットボトルなどを保冷することができる「クールボックス」
  • クッション長可変機構付パワーシート
  • パワーバックドア(イージークローザー+挟み込み防止機能付[上側のみ])
  • おくだけ充電

・セキュリティ装備

  • リモートセキュリティシステム(リモートイモビライザー)
  • 車内への侵入を超音波により検知する「侵入センサー付オートアラーム」
  • 施錠後に車両の持ち上げなどが行われると、警報を発する「傾斜センサー付オートアラーム」

・走行支援装備

  • 舵角センサーにより後輪内側のブレーキ油圧を制御することで、回頭性を高める「ターンアシスト機能」
  • サスペンションを自在に制御する「4-Wheel AHC&AVS」
  • 車速にあわせてステアリング操作のギヤ比を変えて、優れた操作性・走行安定性を実現する「VGRS」
  • ヒッチメンバー

 

■ランドクルーザー プラド

・走行支援装備

  • 電動リヤデフロック
  • 傾斜角モニター+タイヤ切れ角+4輪トラクション作動+デフロック作動表示機能
  • 3つの車高「ロー/ノーマル/ハイ」をスイッチにより選択できる「リヤ電子制御エアサスペンション」
  • 状況に応じて減衰力を制御するサスペンションシステム「AVS」とナビを融合させた「NAVI・AI-AVS」
  • ダウンヒルアシストコントロール制御

 

走行支援装備にも違いがありましたが、「ランドクルーザー」の方が快適装備、セキュリティ装備が多いのが特徴的です。

 

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安全性能の比較


トヨタ「ランドクルーザー」公式HPより

安全性能について、比較していきます。
下表に各車の安全装備を整理しています。同機能の装備を同行に示しています。

 

ランドクルーザーランドクルーザー プラド
プリクラッシュセーフティ(歩行者[昼]検知機能付)プリクラッシュセーフティ(歩行者[昼]検知機能付)
レーダークルーズコントロール(ブレーキ制御付)レーダークルーズコントロール(ブレーキ制御付)
レーンディパーチャーアラートレーンディパーチャーアラート
オートマチックハイビームオートマチックハイビーム
クリアランスソナー&バックソナークリアランスソナー&バックソナー
ブラインドスポットモニターブラインドスポットモニター
マルチテレインモニターマルチテレインモニター
リヤクロストラフィックアラート
ドライブスタートコントロール
自動防眩ルームミラー自動防眩ルームミラー

安全性能で比較すると、若干の違いがあります。

「ランドクルーザー」には、駐車場から後退する際に後方から接近する車両を検知して注意喚起する「リアクロストラフィックアラート」が装備されています。

「プラド」には、急発進や急加速を抑制する「ドライブスタートコントロール」が装備されています。

ただ、上位車種である「ランドクルーザー」の方が圧倒的に優秀!という感じではありません。

 

■第2世代型「Toyota Safety Sense」はかなり先進的!
トヨタには第2世代型「Toyota Safety Sense」が「カローラスポーツ」や「クラウン」には装備されています。

第2世代型「Toyota Safety Sense」にしかない装備は、以下のとおりです。

  • 車線かなはみ出さない様にステアリング支援する「レーントレーシングアシスト」
  • 夜の歩行者や昼の自転車も検知する「プリクラッシュセーフティ」
  • 後方の車両を検知し自動ブレーキも作動する「リヤクロストラフィックオートブレーキ」
  • 全車速追従機能付きの「レーダークルーズコントロール」

2018年から搭載され始めた先進装備のため「ランドクルーザー」や「プラド」に装備されていないのは当然かもしれませんが、「プラド」より安い「カローラスポーツ」に搭載されているのに、「ランドクルーザー」や「プラド」に装備されていないのは、少し悲しいですよね。

第2世代型「Toyota Safety Sense」は、スバルのEyeSightと遜色ない能力を有しています。

 

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価格の比較

トヨタ「ランドクルーザー プラド」公式HPより

価格を比較します。

「ランドクルーザー」の価格帯は約474万円~約685万円です。
「プラド」の価格帯は約354万円~約536万円です。

最低価格は約120万円の差最高価格は約149万円の差があります。

 

売れ筋グレードで比較すると、

「ランドクルーザー」の売れ筋グレードは「ZX」で約685万円です。
「プラド」の売れ筋グレードは「TX Lパッケージ(2.8Lディーゼル、5人乗り)」で約467万円です。

価格差は約218万円です。

 

装備差があるとはいえ、価格差は凄まじいですね。

 

比較まとめ


トヨタ「ランドクルーザー」公式HPより
トヨタ「ランドクルーザー プラド」公式HPより

ボディサイズや車両本体価格、パワートレイン以外にも、走行支援装備や快適装備の差、安全装備の差など、様々な違いがありましたね。

ただ、やはり最大の違いは”価格”であった様に感じました。

価格に関しては、両車ともに中古車でも人気が高い車ですので、少しでも安く購入したい場合は中古車も検討してみましょう。

 

ちなみに、かなりどうでもいいことですが、公式サイトの作りが「プラド」は新しいのに対して、「ランドクルーザー」は古いままでした。発売時期が違うこともあると思いますがトヨタのやる気の差を感じました。

 

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まとめ

今回はトヨタ「ランドクルーザー」と「ランドクルーザー プラド」の違いを比較しながらご紹介しました。

総合的に「ランドクルーザー」の方が優れていると思うのですが、「プラド」も十二分に優れた悪路走破性を有した本格派SUVですので、価格差を考慮すると個人的には「プラド」の方が良いのではないかなと思います。

車を購入する優先順位やこだわりによって、どの車が良いかは変わってくると思います。

あなたが最も欲しいと思った車を購入する様にしてください。

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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