こんにちは!青空ひつじ(♂)です。
今回は、2015年2月に発売されたマツダ「CX-3」と、2017年2月にフルモデルチェンジされたマツダ「CX-5」を、2018年に行われたマイナーチェンジ後の最新モデルで徹底比較いたします。
ボディサイズとエンジンが異なることは明らかですが、それ以外で両車がどう違うのか!?試乗した上で加速性能・燃費性能・車内の広さ・快適装備・安全性能・価格など、評価(レビュー)いたします。
マツダ CX-3とは
CX-3の歴史
マツダ「CX-3」は、2015年から販売されているSUVです。
2016年11月の商品改良で、自動ブレーキ「アドバンスト・スマート・シティ・ブレーキ・サポート」が歩行者検知可能となり、後退時自動ブレーキ「スマートシティブレーキサポート [後退時]」、「交通標識認識システム」、「アダプティブ・LED・ヘッドライト」、「G-ベクタリング コントロール」」などが新たに設定され、安全性能が大幅に強化されています。その他、静粛性や乗り心地の向上なども行われています。
2017年6月に2.0Lガソリンエンジンモデルが追加、
さらに、2018年5月には以下の大幅な改良が行われました。
- ディーゼルエンジンを1.5Lから1.8Lに変更
- 2.0Lガソリンエンジンの最高出力、最大トルクを強化
- 「SKYACTIV-VEHICLE DYNAMICS G-ベクタリング コントロール」の採用
- 「電動パーキングブレーキ」の採用
- リヤシートにカップホルダー付アームレストが装備
- 自動ブレーキ「アドバンスト・スマート・シティ・ブレーキ・サポート」が夜間歩行者検知可能に改良
- 「マツダ・レーダー・クルーズ・コントロール」は全車速追従機能付に改良
- 特別仕様車「Exclusive Mode」発売
- その他、静粛性や乗り心地の向上など
2018年5月の改良の最大のポイントは新開発の1.8Lディーゼルに変更されたことですが、装備面もかなり先進的なものへと生まれ変わっています。安全性能も大幅に強化されていますので、中古車を検討されている方は2018年5月以降のモデルがおすすめです。
パワートレイン
パワートレインは、2.0L直噴ガソリンエンジン(直列4気筒「PE-VPS/PE-VPR」型エンジン)、1.8L直噴ディーゼルエンジン(直列4気筒「S8-DPTS/S8-DPTR」型エンジン)の2種類です。
トランスミッションは、6速ATと6速MTです。
グレード、価格
グレード(価格)は、以下の8種類と、2種類の特別仕様車です。
※全てATの価格
■2.0L直噴ガソリン
①「20S」
2WD(約213万円)、4WD(約235万円)
②「20S PROACTIVE」
2WD(約233万円)、4WD(約256万円)
③「20S PROACTIVE S Package」
2WD(約243万円)、4WD(約266万円)
④「20S L Package」
2WD(約257万円)、4WD(約279万円)
特別仕様車「20S Exclusive Mode」
2WD(約260万円)、4WD(約282万円)
■1.8L直噴ディーゼル
⑤「XD」
2WD(約244万円)、4WD(約266万円)
⑥「XD PROACTIVE」
2WD(約263万円)、4WD(約286万円)
⑦「XD PROACTIVE S Package」
2WD(約273万円)、4WD(約295万円)
⑧「XD L Package」
2WD(約284万円)、4WD(約306万円)
特別仕様車「XD Exclusive Mode」
2WD(約287万円)、4WD(約309万円)
CX-3 おすすめグレード
おすすめグレードは、安全装備が全て搭載できて最も安い「20S PROACTIVE」と「XD PROACTIVE」が最もおすすめです。
「XD PROACTIVE」と「20S PROACTIVE」の燃費性能差は実燃費で6.0km/L近くあるため、年間1万km走行した場合、10年間で46万円の差となります。
※「XD PROACTIVE」の実燃費は18.5km/L前後、「20S PROACTIVE」の実燃費は12.5km/L前後
※レギュラーガソリン代140円、軽油代120円で計算した場合
そのため、年間7千km以上走行する様な方は「XD PROACTIVE」を、年間7千km未満の方は「20S PROACTIVE」を選択した方が安くなる可能性が高いです。
CX-3 販売台数状況
「CX-3」の月間の販売台数は1,400台程度です。
販売台数を他車と比較すると、「CX-3」はあまり売れていません。「CX-5」は日産「エクストレイル」やトヨタ「ハリアー」に次いで売れていますが、「CX-3」は同クラスのトヨタ「C-HR」やホンダ「ヴェゼル」に大きな差を付けて負けており、マツダ車の中で売れていない部類に入ります。
マツダ CX-5とは
CX-5の歴史
マツダ「CX-5」は、2012年から発売されているSUVです。
最新(2018年時点)の2代目「CX-5」は2017年2月2日に発売されました。
1代目と2代目の違いは、ボディサイズが全長が+5mm、全高は-15mmとなっており、ヘッドライトがかなりシャープなデザインに変更されました。
2018年2月の商品改良で各エンジンが大幅に改良され、
さらに、2018年11月には以下の大幅な改良が行われました。
- 2.5Lガソリンターボエンジンモデルの追加
- 最上位グレードの特別仕様車「Exclusive Mode(エクスクルーシブ モード)」を2.5Lガソリンターボモデル、2.2Lディーゼルモデルに追加
- 2.2Lディーゼルモデルに6速MT「SKYACTIV-MT」を追加
- ブレーキ制御を追加し、車両姿勢の安定と安心感のある動きを実現する「G-ベクタリング コントロール プラス(GVC Plus)」の全車標準装備
- アドバンスト・スマート・シティ・ブレーキ・サポート(アドバンストSCBS)に夜間の歩行者検知機能を追加
- 「マツダ コネクト」が「Apple CarPlay」「Android Auto」の全車標準対応
- その他、外装や内装の質感向上
このマイナーチェンジ(商品改良)の1番のポイントは、2.5Lガソリンターボエンジンモデルの追加ですね。
最高出力169kW〈230PS〉/4,250rpm、最大トルク420N・m〈42.8kgf・m〉/2,000rpmという素晴らしいパワーを発揮します。最高出力に至っては、2.2Lディーゼルモデルの140kW〈190PS〉を上回っています。
ただ、燃費を重視する方からすると、燃費12.6km/L(WLTCモード)であるため、燃費17.4km/L(WLTCモード)の2.2Lディーゼルモデルの方が魅力的であるかもしれません。
2.5L NAモデルと比較すると、最高出力は+29kW〈+40PS〉、最大トルクは+168N・m〈+17.1kgf・m〉という圧倒的パワーアップされ、価格差は+30万円程度です。
ガソリンエンジン車が良くて、2.5L NAではパワー不足に感じていた方にとっては、とても魅力的な車となります。
その他にも、MTモデルが欲しかった方には嬉しい2.2Lディーゼルモデルへの6速MTの追加、夜間の歩行者検知機能の追加、「G-ベクタリング コントロール プラス」の追加など、大規模なマイナーチェンジ(商品改良)となりました。
パワートレイン
パワートレインは以下のの4種類です。
- 2.0L直噴ガソリンエンジン(直列4気筒2.0L「PE-VPS」型エンジン)
- 2.5L直噴ガソリンエンジン(直列4気筒2.5L「PY-RPS」型エンジン)
- 2.5L直噴ガソリンターボエンジン(直列4気筒2.5Lターボ「PY-VPTS」型エンジン)
- 2.2L直噴ディーゼルターボエンジン(直列4気筒2.2Lディーゼルターボ「SH-VPTS」型エンジン)
トランスミッションは、6速ATと6速MTです。
グレード、価格
グレード(価格)は、以下の11種類です。
■「2.0L直噴エンジン」モデル
①「20S」
2WD/5人乗り(約257万円)
②「20S PROACTIVE」
2WD/5人乗り(約280万円)
■「2.5L直噴エンジン」モデル
③「25S」
4WD/5人乗り(約280万円)
④「25S PROACTIVE」
4WD/5人乗り(約303万円)
⑤「25S L Package」
2WD/5人乗り(約302万円)
4WD/5人乗り(約325万円)
■「2.5L直噴ターボエンジン」モデル
⑥「25T L Package」
2WD/5人乗り(約333万円)
4WD/5人乗り(約355万円)
⑦「25T Exclusive Mode」
2WD/5人乗り(約365万円)
4WD/5人乗り(約388万円)
■「2.2Lディーゼルターボ」モデル
⑧「XD」
2WD/5人乗り(約288万円)
4WD/5人乗り(約311万円)
⑨「XD PROACTIVE」
2WD/5人乗り(約312万円)
4WD/5人乗り(約334万円)
⑩「XD L Package」
2WD/5人乗り(約333万円)
4WD/5人乗り(約356万円)
⑪「XD Exclusive Mode」
2WD/5人乗り(約366万円)
4WD/5人乗り(約388万円)
各グレードの主な違いは、まず「XD」、「25S」、「20S」についてはACC(クルーズコントロール)等の安全装備の一部が装備できません。
そのためACC等の安全装備をフルで装備したい場合は、「PROACTIVE」か「L Package」にする必要があります。
「PROACTIVE」と「L Package」の違いは、フロントフォグランプやパワーシート等の内外装の違いです。こだわりがある方は「L Package」または最上位の「Exclusive Mode」の方が良いと思いますが、「PROACTIVE」との差が「L Package」で約20万円、「Exclusive Mode」で約50万円あるため、「PROACTIVE」で十分かと思います。
CX-5 おすすめグレード
おすすめモデルは、燃費性能と走りを両立させた「2.2Lディーゼルターボ」モデル!
前述の理由から、おすすめグレードは「XD PROACTIVE」です!
ガソリンエンジンモデルの中では、「25S PROACTIVE」が最もおすすめです。
「2.0L直噴エンジン」モデルの場合、車両重量を考えるとやはりパワー不足感は否めません。
もちろん、最も走りが面白いのは2.5L直噴ターボエンジンモデルですが、価格が50万円程度高く、燃費性能も悪くなります。個人的には、2.5L直噴エンジンでもパワー不足感はあまりありません。
ちなみに、「XD PROACTIVE」と「20S PROACTIVE」の燃費性能差は実燃費で4.0km/L近くあるため、年間1万km走行した場合、10年間で48万円の差となります。
※「XD PROACTIVE」の実燃費は14.5km/L前後、「20S PROACTIVE」の実燃費は10.5km/L前後
※レギュラーガソリン代140円、軽油代120円で計算した場合
そのため、年間7千km以上走行する様な方は「XD PROACTIVE」を、年間7千km未満の方は「20S PROACTIVE」を選択した方が安くなる可能性が高いです。
CX-5 販売台数状況
「CX-5」の月間販売台数は3,000台程度です。
CX-3・CX-5の比較
ボディサイズの比較
ボディサイズについて、比較していきます。
・CX-3
全長(mm):4,275
全幅(mm):1,765
全高(mm):1,550
ホイールベース(mm):2,570
車両重量(kg):1,230~1,390
最小回転半径(m):5.3
最低地上高(mm):160
・CX-5
全長(mm):4,545
全幅(mm):1,840
全高(mm):1,690
ホイールベース(mm):2,700
車両重量(kg):1,520~1,680
最小回転半径(m):5.5
最低地上高(mm):210
「CX-5」は「CX-3」より全てにおいて1回り大きくなっています。
全長は27cm、全幅は7.5cm、全高は14cm、ホイールベースは13cm、車両重量は約290kg、最小回転半径は20cm、最低地上高は5cm、「CX-5」の方が大きくなっています。
「CX-3」はSUVとしては最低地上高が低い160mmとなっていますが、「CX-5」は210mmと十分余裕を確保しています。
一方、運転が苦手な方からしたら1,800mmを超える「CX-5」の全幅の大きさが気になるかもしれません。
車内の広さについての詳細は後述しておりますが、車体の大きい「CX-5」の方が車内は広いため、車内の広さと最低地上高を優先される方は「CX-5」を、運転が苦手で小回りを優先される方は「CX-3」の方が良いですね。
また、「CX-5」は全高が高いため一部の立体駐車場で停められない可能性もありますし、重量税の価格も5,000円程度高くなるというデメリットもあります。
燃費性能の比較
燃費性能は、JC08モード、WLTCモード、ユーザーが投稿した実燃費を集計したe燃費の値にて比較します。
※実燃費は季節や使用環境により異なります。
※補足:WLTCモードとは
JC08モードはエンジンが温まった状態からの測定結果を75%、エンジンが冷えた状態からの測定結果を25%の比率で燃費を算出していました。
WLTCモードでは、エンジンが冷えた状態からの測定結果のみを使用し、乗員や積載物の重量も考慮されることになり、これまでのJC08モードよりも実燃費値に近い条件となります。
2018年10月よりJC08モードと併記する形で義務化される予定です。
- WLTCモード:市街地、郊外、高速道路の各走行モードを平均的な使用時間配分で構成した国際的な走行モード
- 市街地モード(WLTC-L):信号や渋滞等の影響を受ける比較的低速な走行を想定
- 郊外モード(WLTC-M):信号や渋滞等の影響をあまり受けない走行を想定
- 高速道路モード(WLTC-H):高速道路等での走行を想定
・CX-3
・ガソリンエンジンモデル ※2WD、AT車
(「20S L Package」、「20S PROACTIVE」、「20S」等)
→16.0km/L(WLTCモード)
→12.61km/L(e燃費より)
・ディーゼルエンジンモデル ※2WD、AT車
(「XD L Package」、「XD PROACTIVE」、「XD」等)
→20.2km/L(WLTCモード)
→18.73km/L(e燃費より)
・CX-5
・ガソリンエンジンモデル
(「20S PROACTIVE」、「20S」)
→16.0km/L(JC08モード)
→14.6km/L(WLTCモード)
→10.92km/L(e燃費より)
・ディーゼルエンジンモデル ※2WD、AT車
(「XD L Package」、「XD PROACTIVE」、「XD」等)
→17.4km/L(WLTCモード)
→14.55km/L(e燃費より)
「燃費性能」で比較すると、「CX-3」の方が優秀です。
ガソリンエンジンモデルだとあまり差はありませんが、ディーゼルエンジンモデルだと4.0km/L程度差があります。
ディーゼルエンジンモデルの10年間の維持費を比較すると、「CX-3」が約64万円、「CX-5」が約82万円で18万円程度の差となります。
※年間1万km走行、レギュラーガソリン代140円、軽油代120円で計算した場合
車両本体価格も「CX-5」の方が高いため、選択するグレードによりますが、車両本体価格+10年間の維持費合計で70万円程度「CX-3」の方が安くなりそうです。
エンジン性能の比較
エンジン性能について、比較していきます。
その前に「出力」と「トルク」の違いについて、簡単に説明します。
- 出力:クルマの速さ
- トルク:クルマの加速力
簡単に書くと、「最高出力」の値が高い車は速く走れる車で、「最大トルク」の値が高い車は加速が速い車ということですね。ただ、エンジンやモーターの特性、空力性能や車両重量などにより加速性能は全く異なりますので、単に”トルクの値が大きいから加速が速い”というわけではありません。
・CX-3
・ガソリンエンジンモデル(「20S」等)
→最高出力 110kW〈150PS〉/6,000rpm
→最大トルク 195N・m〈19.9kgf・m〉/2,800rpm
・ディーゼルエンジンモデル(「XD」等)
→最高出力 85kW〈116PS〉/4,000rpm
→最大トルク 270N・m〈27.5kgf・m〉/1,600-2,600rpm
・CX-5
・ガソリンエンジンモデル(「20S」等)
→最高出力 115kW〈156PS〉/6,000rpm
→最大トルク 199N・m〈20.3kgf・m〉/4,000rpm
・ガソリンエンジンモデル(「25S」等)
→最高出力 138kW〈188PS〉/6,000rpm
→最大トルク 250N・m〈25.5kgf・m〉/4,000rpm
・ガソリンターボエンジンモデル(「25T L Package」等)
→最高出力 169kW〈230PS〉/4,250rpm
→最大トルク 420N・m〈42.8kgf・m〉/2,000rpm
・ディーゼルエンジンモデル(「XD」等)
→最高出力 140kW〈190PS〉/4,500rpm
→最大トルク 450N・m〈45.9kgf・m〉/2,000rpm
「エンジン性能」を比較すると、圧倒的に「CX-5」が優れています。
あくまで参考値ですが、「CX-5」の2.5Lガソリンターボの0-100km/h加速は7秒前後、2.2Lディーゼルは8秒前後、2.5Lガソリンは9秒前後となっており、比較的加速が速い部類に入ります。
「CX-3」は全モデル10~11秒前後となっており、走りが特別優れているというわけではありません。
そのため、”走り”で選ぶなら間違いなく「CX-5」がおすすめです。
ただ、同じ2.0Lガソリンモデルであれば、車両重量が軽い「CX-3」の方が軽やかに加速します。
居住性(後部座席、ラゲッジスペース)の比較
居住性について、比較していきます。
マツダ「CX-3」の室内長は1,810mm
マツダ「CX-5」の室内長は1,890mm
室内長で比較すると、「CX-5」の方が8cm広くなっています。
室内高で比較すると、「CX-3」が1,210mm、「CX-5」が1,265mmとなっており、「CX-5」の方が5.5cm頭上スペースに余裕があります。
室内幅で比較すると、「CX-3」が1,435mm、「CX-5」が1,540mmとなっており、全幅が大きい「CX-5」の方が10.5cmも広くなっています。
上記のとおり「CX-3」の方が狭く、特に後部座席が比較的狭いため、ファミリー向けという意味では「CX-5」の方が圧倒的におすすめです。
■ラゲッジスペース
ラゲッジスペースについて、比較します。
「CX-3」が350ℓ、「CX-5」が505ℓとなっていますので、「CX-5」の方がかなり広いです。
■快適装備
快適装備について、比較します。
上位モデルである「CX-5」の方が快適装備は充実しています。
「CX-5」にしかない主な装備は以下のとおりです。
- 「パワーリフトゲート」
- 「助手席6Wayパワーシート」
- 「運転席&助手席シートベンチレーション」
- 「4:2:4分割可倒式シートバック&リモコンレバー」
- リアシート「リクライニング機能」
- リアシート「シートヒーター」
- 「リアベンチレーター(風向調整式)」
- 「カラクリトノカバー」
- フルオートエアコン「運転席/助手席独立コントロール機能」
- 「Apple CarPlay」、「Android Auto」
- 「車速感応式オートドアロック」
「デミオ」と「CX-3」以上に、「CX-3」と「CX-5」には装備差がありましたね。
特にリアシートの快適装備がかなり豊富な印象です。リアシート「リクライニング機能」と「リアベンチレーター(風向調整式)」なんかは毎回使用する快適装備ですよね。「Apple CarPlay」と「Android Auto」に対応している点も先進的です。
上記のとおり、快適装備は「CX-5」の方が多く、快適性は圧倒的に「CX-5」の方が優秀です。
安全性能の比較
安全性能について、比較していきます。
下表に各車の安全装備を整理しています。同機能の装備を同行に示しています。
CX-3 | CX-5 |
アダプティブ・LED・ヘッドライト | アダプティブ・LED・ヘッドライト |
ハイ・ビーム・コントロールシステム | ハイ・ビーム・コントロールシステム |
車線逸脱警報システム | 車線逸脱警報システム |
ー | レーンキープ・アシスト・システム |
アドバンスト・スマート・シティ・ブレーキ・サポート(夜間歩行者検知機能付) | アドバンスト・スマート・シティ・ブレーキ・サポート(夜間歩行者検知機能付) |
AT誤発進抑制制御[前進時][後退時] | AT誤発進抑制制御[前進時][後退時] |
スマート・シティ・ブレーキ・サポート[後退時] | スマート・シティ・ブレーキ・サポート[後退時] |
ブラインド・スポット・モニタリング&リア・クロス・トラフィック・アラート | ブラインド・スポット・モニタリング&リア・クロス・トラフィック・アラート |
360°ビュー・モニター+フロントパーキングセンサー | 360°ビュー・モニター+フロントパーキングセンサー |
交通標識認識システム | 交通標識認識システム |
ドライバー・アテンション・アラート | ドライバー・アテンション・アラート |
マツダ・レーダー・クルーズ・コントロール(全車速追従機能付) | マツダ・レーダー・クルーズ・コントロール(全車速追従機能付) |
ヒル・ローンチ・アシスト | ヒル・ローンチ・アシスト |
リアパーキングセンサー | リアパーキングセンサー |
自動防眩ルームミラー | 自動防眩ルームミラー |
安全機能で比較すると、「CX-5」の方が優秀です。
「CX-5」が優秀な点は、「レーンキープ・アシスト・システム」とブレーキ制御が追加された最新の車両運動制御技術「G-ベクタリング コントロール プラス(GVC Plus)」が装備されている点です。
レーンキープアシスト機能については、同クラス他車では当たり前になりつつある装備ですので、「CX-3」にも装備してほしいところですね。
しかし、1クラス上の車との装備差がこれだけ少ないという点は、素晴らしいです。
価格の比較
価格について、比較します。
CX-3のおすすめグレード&価格
マツダ「CX-3」のおすすめグレードは、ディーゼルモデルであれば、安全機能が全て搭載できる「XD PROACTIVE」で約263万円です。さらに「360°ビュー・モニター」、「CD/DVDプレーヤー」、「ナビゲーション用SDカードPLUS」、ETCなどを加えると「XD PROACTIVE」は約279万円となります。
ガソリンモデルであれば、安全機能が全て搭載できる「20S PROACTIVE」で約233万円です。さらに「360°ビュー・モニター」、「CD/DVDプレーヤー」、「ナビゲーション用SDカードPLUS」、ETCなどを加えると「20S PROACTIVE」は約250万円となります。
CX-5のおすすめグレード&価格
「CX-5」のおすすめグレードは、「25S PROACTIVE」、「XD PROACTIVE」です
「25S PROACTIVE」(4WD/5人乗り)が約303万円、「XD PROACTIVE」(FF/5人乗り)が約312万円です。
メーカーオプションの「360°ビュー・モニター」と「CD/DVDプレーヤー」、さらにディーラーオプションの「ナビゲーション用SDカードPLUS」、ETCなどを加えると「25S PROACTIVE」は約319万円、「XD PROACTIVE」は約328万円となります。
ちなみに2.0Lガソリンモデルの「20S PROACTIVE」(2WD/5人乗り、約280万円)に同様のオプションを装備すると約296万円、2.5Lターボモデルの「25T L Package」(2WD/5人乗り、約333万円)は約349万円となります。
価格比較 結果
※上記は購入時の税金関係を含めていませんが、ディーゼルモデルであれば取得税と重量税が免税となります。
価格で比較すると、「CX-3」の方が50万円程度安くなります。
維持費を含めて安くしたいということであれば間違いなく「CX-3」の方が良いでしょう。
しかし、価格差分の装備差はあるため、”走り”や快適性を求めるなら間違いなく「CX-5」の方が良いでしょう。
「CX-3」も「CX-5」も比較的安い中古車が多く、新車同様の中古車でも”かなり安い”車も存在します。さらに安くお得に購入したい方は中古車も検討してみましょう!
【PR】車の下取り価格を25万円以上アップさせるコツ!
新車を購入する際、現在の車をディーラーで下取りに出す方も多いと思います。
しかし、中古車買取サービスを使用することで現在の車を25万円以上高く売ることも可能です!
中古車買取サービスは、他社買取業者より高い買取価格がつく楽天Car車買取がおすすめです。
■楽天Car車買取が高価買取できる理由
楽天Car車買取が高価買取できる理由は、楽天が主催するネットオークションに車を直接出品するため、中間コストをカットできることにあります。
そのため、ディーラーの下取りや他社買い取り業者より高い買取価格がつく可能性が高くなっているのです。
実際の高価買取実績は楽天Car車買取公式HPにて掲載しているため、気になる方は確認してみましょう。
■楽天グループが運営する車買取サービスのため安心
楽天Car車買取は、楽天グループの楽天カー株式会社のサービスとなっています。
2023年に発覚したビッグモーターの不正問題など、中古車業界を激震させる事件がありましたが、楽天カー株式会社は売上高が年間1兆円を超えるインターネット関連企業最大手の楽天グループの会社のため、安心感があるといえるでしょう。
■査定を受ける回数は1回のみ!個人情報が流れない!
楽天Car車買取は、いわゆる一括査定サービスと異なり、査定を受ける回数は1回のみとなっています。
私は一括査定サービスに登録した経験がありますが、各業者からの山の様なメールと電話が来て大変鬱陶しい思いをすることになりました。
個人情報も各社に流れてしまうため、プライバシー保護の観点からみても良くありません。
楽天Car車買取は、そういった心配は無用といえるでしょう。
また、査定までの全ての工程を楽天カー株式会社が担当するため、複数の業者と話をする必要はありません。
■楽天ポイントが最大5,000ポイントもらえる!
車の売却成立で1,000ポイント、さらにマイカー割のメンバー登録を行うと合計5,000ポイントが貰えます。
※進呈される最新のポイント数は楽天Car車買取公式HPにてご確認ください。
マイカー割は、お得なメルマガが届いたり、車関連のサービスでポイントが追加で貰えたり、車用品などに使えるクーポンが貰えるキャンペーンとなっているため、入って損はありません。
楽天ポイントは売却価格とは一切関係ありませんので、楽天で車を売るだけで5,000円貰えると言っても過言ではありません。
■あなたの愛車の価格を知り、さらに高く売りましょう!
高価買取実績のある楽天Car車買取で無料査定することにより、あなたの愛車が高く売れる可能性は大きく広がります。
高値がつけば楽天Car車買取でそのまま売ってしまっても良いですし、さらに楽天Car車買取で出された査定額を用いてディーラーで価格交渉の材料に使う手もあります。
私はスズキ「スペーシア カスタム」を売る際、ディーラーで下取りに出した後に楽天Car車買取を知り、「もっと高く売れたなぁ」と大変後悔しました。
私のような後悔をしないためにも楽天Car車買取に出品して、現在の車を少しでも高く売って、新しい車を安く買いましょう。
【PR】“新車同様の中古車”なら、新車より60万円以上安い!
車は基本的に新車で買うもの!私はずっとそう考えていました。
しかし、新古車・未使用車や走行距離1,000km程度の車は新車同様です。
さらに、モノによっては普通に新車を買う場合より60万円以上安く買えるケースも多数あります!
上記を考えると、新車購入を検討中の方は“新車同様の中古車を探してみる”という選択肢も大いにありだと思いませんか?!
また、中古車の場合は納期待ちが長い車と異なり、すぐに納車されます。人気車種の場合は納車に1年以上かかるケースがあることも考えると、魅力的ではないでしょうか。
■中古車のメリット、デメリット
“新車同様の中古車”を買う場合のメリットは何といってもその「安さ」が魅力ですが、デメリットは「自分の付けたいオプションが選べない」という点でしょう。
ただし、上記はメーカーオプションの場合のみで、ディーラーオプションの場合は後付けも可能です。
そのため、中古車を選ぶ際は車のカラー及びメーカーオプションを妥協しないようにしましょう。
■中古車を買うなら中古車販売台数トップクラスのガリバーがおすすめ!
中古車を買うなら、中古車販売台数トップクラスのガリバーがおすすめです。
中古車業界の最大手で、知名度も高く、信頼性が高いため安心です。
さらに、ガリバーは以下のメリットもあります。
- 修復歴車(事故車、事故歴ありの車)を販売していない
- 納車後、100日以内であれば返品可能
- ディーラーより長い10年保証(走行距離無制限、ハイブリッドカーのバッテリーなども保証)
ガリバーによると、修復歴車の約4割(39.4%)の車で何らかの故障が発生していたため、修復歴車の販売をやめたようです。そんな修復歴車を販売していないので、故障が発生するリスクが低いともいえますね。
特に驚きなのが、100日以内であれば返品可能というところではないでしょうか。これなら、仮に購入した車に問題があった場合や、急に車の使用シーンが大きく変わっても安心ですよね。
その他、ディーラーよりも長い10年保証というのも心強いです。ハイブリッドカーのバッテリーなども保証対象なのでさらに安心です。走行距離が何kmでも保証対象です。
■中古車は早いもの勝ち!非公開在庫もある!
中古車は基本的に1台限りのものですので、良い車も早く問い合せしないと売れてしまう可能性があります。
また、ガリバーでは毎日約500台の車を買取しており、まだネット上で公開されていない車(非公開在庫)もたくさんあります。
ガリバー 公式サイトに登録すれば、自分で検索するだけでは見つけられない”あなたに最適な車”をガリバーが探し出してくれます。さらに「非公開在庫」も優先的に紹介してもらえます。
気になった車、欲しい車がある方はガリバーに登録して探してもらいましょう!
※中古車の販売金額は申込完了ページには表示されません。登録後、ガリバーから電話がかかってくるので、そこで詳しい話を聞いてみましょう。
まとめ
今回は、マツダ「CX-3」と「CX-5」を比較しながらご紹介しました。
価格の安さや燃費性能は「CX-3」の方が優秀でしたが、加速性能や車内の広さ、快適性や安全性能など多くの項目で「CX-5」の方が優秀でした。
約50万円の価格差以上に「CX-5」に魅力を感じるかどうかがポイントになりますが、3人以上乗る機会が多く、”走り”も重視しているため、筆者的には「CX-5」の方が”買い”だと感じます。長距離走行も多いため、安全性能に「レーンキープ・アシスト・システム」が搭載されている点でも魅力を感じます。
しかし、車を購入する優先順位やこだわりによって、どの車が良いかは変わってくると思います。
あなたが最も欲しいと思った車を購入する様にしてください。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
コメント