こんにちは!青空ひつじ(♂)です。
今回は、2023年10月25日のマイナーチェンジ(年次改良)にてD型となったスバル「WRX S4」と、スバル「レヴォーグ」の違いをまとめてみました。
プラットフォームやパワートレイン、装備など、似ている部分が多い「レヴォーグ」と「WRX S4」はどこが違うのか!?
エクステリア・インテリアの違い
まずは、エクステリア・インテリアの違いをみていきましょう。
「レヴォーグ」と「WRX S4」の最大の違いの1つは、エクステリアです。
フロントヘッドランプやエアインテーク(空気取り入れ口)、フロントグリルなど一部は似たデザインとなっていますが、フロントバンパーの形状が異なり、ブラックアウトされた前後のフェンダーや、メインのボディカラーをオレンジ系にするなど、「WRX S4」はSUVのような力強い印象のエクステリアデザインとなっていることが特徴です。
リアデザインは、リヤコンビランプやリヤバンパーの形状が大きく異なり、マフラー2本出しの「レヴォーグ」に対して「WRX S4」は4本出しになっているなど、「WRX S4」の方が“よりスポーティ”なデザインで、フロント以上に違いがあります。
一方のインテリアは、ほとんど同じデザインとなっています。
インテリアにおける最大の違いは、「レヴォーグ」だと設定できないRECAROシートを「WRX S4」は設定できることでしょう。
22万円と非常に高価なオプションなものの、フロントシートの座り心地は「WRX S4」の方が優れています。
ボディサイズ・運転のしやすさの比較
次は、両車のボディサイズの違いをみていきましょう。
・レヴォーグ
全長(mm):4,755
全幅(mm):1,795
全高(mm):1,500
ホイールベース(mm):2,670
車両重量(kg):1,570~1,640
最小回転半径(m):5.5
最低地上高(mm):145
・WRX S4
全長(mm):4,670
全幅(mm):1,825
全高(mm):1,465
ホイールベース(mm):2,675
車両重量(kg):1,600~1,610
最小回転半径(m):5.6
最低地上高(mm):135
■運転のしやすさに大きな違いはない!
「レヴォーグ」と「WRX S4」のボディサイズを比較すると、全長と全高は「レヴォーグ」の方が大きいものの、全幅と最小回転半径は「WRX S4」の方が大きくなっています。
上記のとおりボディサイズに大きな違いはないため、“運転のしやすさ”はそこまで変わりません。
■ボディサイズが大きいのに運転しやすいのは、視界が良いから!
そもそも、スバル車は視界性能が非常に優れているため、「レヴォーグ」や「WRX S4」など比較的大きなクルマでも、全長や車幅の感覚をつかみやすいため、運転しやすくなっています。
スバルが「0次安全」と掲げているだけあって、スバル車はアイポイントが高く、フロントウィンドウとリヤウィンドウの面積が広いことが特徴的です。
そのため死角が少なく、そもそもヒヤリとする瞬間が少なくなる様に設計されていると感じます。
昨今、デザイン優先でリヤウィンドウの面積が小さくなるなど視界性能が低いクルマも少なくありませんが、一方でスバル車は視界性能にこだわり続けているところは、非常に評価すべき点だと考えます。
室内の広さ・ラゲッジスペースの広さ・使い勝手の比較
室内の広さ・ラゲッジスペースの広さを比較
次は、両車の室内の広さ・ラゲッジスペースの広さを比較してみましょう。
室内長の比較
スバル「レヴォーグ」:1,900mm
スバル「WRX S4」:1,925mm
「WRX S4」の方が+2.5cm広い
室内幅の比較
スバル「レヴォーグ」:1,515mm
スバル「WRX S4」:1,515mm
室内幅に違いはない
室内高の比較
スバル「レヴォーグ」:1,205mm
スバル「WRX S4」:1,205mm
室内高に違いはない
ラゲッジスペースの比較
スバル「レヴォーグ」:561ℓ
スバル「WRX S4」:460ℓ
「レヴォーグ」の方が+101ℓ広い
室内の広さ比較 まとめ
室内の広さは上記の数値のとおり、後部座席の足元スペースは「WRX S4」が僅かに広く、ラゲッジスペースは「レヴォーグ」が圧倒的に広くなっています。
後部座席の足元スペースに大きな違いはないため、ラゲッジスペースの広さが最大の違いとなります。
全長が大きい「レヴォーグ」ですが、その恩恵はほとんどラゲッジスペースが受けており、「WRX S4」より約1.2倍も広くなっています。
ラゲッジスペースは広いだけでなく、使い勝手も非常に優れているため、ラゲッジスペースを多様する方には「レヴォーグ」がおすすめです。
※使い勝手の詳細は後述しています。
後部座席の広さでは僅かに負ける「レヴォーグ」ですが、「レヴォーグ」には「WRX S4」にはないリヤシートリクライニングが設定されているメリットがあります。
リヤシートリクライニングは、シート横のレバーで操作できる様になっているため、操作性が良いことも良い点の1つです。
使い勝手の比較
次は、使い勝手を比較してみましょう。
結論から述べると、使い勝手は「レヴォーグ」の方が圧倒的に優れています。
まず、「レヴォーグ」には“肘で開けられる”新しい「ハンズフリーオープンパワーリヤゲート」が設定されています。
この装備は“肘で開けられる”だけでなく、「フォレスター」に装備されてるものより開閉スピードが僅かに早くなっています。
実際試してみると、肘だと反応しづらく、手の平の方が反応しやすい感じでした。
また、エンブレムと手が近すぎると反応しない様になっているため、少し離れた方が反応しやすいようです。
上記のとおり、少しコツがいる装備となっていますが、手がふさがった状態でもリヤゲートの開閉ができるメリットは大きいでしょう。
「ハンズフリーオープンパワーリヤゲート」は“肘で開けられる”だけでなく、車内のスイッチやアクセスキーのボタンでリヤゲートを開けられたり、メモリー機能により開度を設定できたり、リヤゲートを閉めると同時に全ドアを施錠できる点も便利です。
ラゲッジスペースが広いことは前述の通りですが、さらにカーゴフロアボード下のサブトランクが広く深くなっており、サブトランクも含めた荷室高は1,105mmもあるため、背の高い荷物を積載することが可能になっています。
また、カーゴフロアボードをリヤゲート上部に引っかけることもできるため荷物を積載する際に便利ですし、標準装備のトノカバーをサブトランクに格納することもできます。
上記より、「レヴォーグ」のラゲッジスペースの使い勝手は「WRX S4」を圧倒しているでしょう。
燃費性能の比較
次は、燃費性能の違いを、WLTCモード、ユーザーが投稿した実燃費(e燃費)の値にて比較してみましょう。
※実燃費は季節や使用環境により異なります。
※補足:WLTCモードとは
JC08モードはエンジンが温まった状態からの測定結果を75%、エンジンが冷えた状態からの測定結果を25%の比率で燃費を算出していました。WLTCモードでは、エンジンが冷えた状態からの測定結果のみを使用し、乗員や積載物の重量も考慮されることになり、これまでのJC08モードよりも実燃費値に近い条件となります。
- WLTCモード:市街地、郊外、高速道路の平均的な使用時間配分で構成した国際的な走行モード
- 市街地モード(WLTC-L):信号や渋滞等の影響を受ける比較的低速な走行を想定
- 郊外モード(WLTC-M):信号や渋滞等の影響をあまり受けない走行を想定
- 高速道路モード(WLTC-H):高速道路等での走行を想定
・レヴォーグ
・1.8Lターボ
→13.5km/L(WLTCモード)
→11.43km/L(e燃費より)
・2.4Lターボ
→11.0km/L(WLTCモード)
→9.99km/L(e燃費より)
・WRX S4
・2.4Lターボ
→10.8km/L(WLTCモード)
→9.77km/L(e燃費より)
上記のとおり、燃費性能は1.8Lターボ車の設定がある「レヴォーグ」の方が僅かに優れています。
ただし、その差は2.0km/L程度で、同じ2.4Lターボ車なら違いは0.2km/Lしかありません。
燃費性能の差は限定的なものの、使用燃料がレギュラーとなっている1.8Lターボ車に対して、2.4Lターボ車はプレミアとなっているため、維持費の差は大きくなります。
では、上記の実燃費より維持費(ガソリン代)を比較してみます。
※年間走行距離8,000km、ガソリン代(レギュラー)140円、ガソリン代(ハイオク)150円の場合
- レヴォーグ 1.8Lターボ車:97,988円
- レヴォーグ 2.4Lターボ車:120,120円
- WRX S4 2.4Lターボ車:122,825円
上記のとおり、2.4Lターボ車は1.8Lターボ車より年2万円以上ガソリン代が高いことがわかります。
当然ですが、ガソリン代が高ければ価格差は拡大し、走行距離が多くても価格差は拡大します。
また、自動車税は年3.6万円の1.8Lターボ車に対して、2.4Lターボ車は年4.35万円と7,500円も高くなります。
ガソリン代と合わせると2.4Lターボ車は1.8Lターボ車より年3万円以上維持費が高いことがわかります。
そのため、維持費などのコストを重視する方には「レヴォーグ」の1.8Lターボ車がおすすめだといえるでしょう。
何れにしても、燃費性能はスバル車全体の弱点であり欠点であることは間違いありません。
他社のハイブリッド車と比較すると、実燃費は倍以上、車種によっては3倍以上の違いがあります。
そのため、維持費も2倍、3倍と変わってきます。
今後、より電動車が主体となり、燃費・環境基準もより厳しくなる中で、電動化や燃費・環境性能の向上はスバルの喫緊の課題といえるでしょう。
エンジン性能の比較
次は、エンジン性能の違いをみていきましょう。
その前に「出力」と「トルク」の違いについて、簡単に説明します。
- 出力:クルマの速さ
- トルク:クルマの加速力
簡単に書くと、「最高出力」の値が高い車は速く走れる車で、「最大トルク」の値が高い車は加速が速い車ということですね。ただ、エンジンやモーターの特性、空力性能や車両重量などにより加速性能は全く異なりますので、単に”トルクの値が大きいから加速が速い”というわけではありません。
・レヴォーグ
・1.8Lターボ
→最高出力 130kW〈177PS〉/5,200~5,600rpm
→最大トルク 300N・m〈30.6kgf・m〉/1,600~3,600rpm
・2.4Lターボ
→最高出力 202kW〈275PS〉/5,600rpm
→最大トルク 375N・m〈38.2kgf・m〉/2,000~4,800rpm
・WRX S4
・2.4Lターボ
→最高出力 202kW〈275PS〉/5,600rpm
→最大トルク 375N・m〈38.2kgf・m〉/2,000~4,800rpm
上記のとおり、2.4Lターボ車のスペックは全く同じです。
あくまで参考値ですが、0-100km/h加速は「レヴォーグ」の2.4Lターボ車が7秒前後、1.8Lターボ車が8秒前後、「WRX S4」が5~6秒前後となっています。
そのため、加速性能は「WRX S4」が優れているといえるでしょう。
この加速性能の違いも、「レヴォーグ」と「WRX S4」の最大の違いの1つです。
「WRX S4」より劣る「レヴォーグ」ですが、多くのユーザーは「レヴォーグ」の1.8Lターボ車で十分ではないかと考えます。
「レヴォーグ」の1.8Lターボ車は、低回転域から最大トルクが発生するため、踏み込んだ瞬間に鋭い加速力があります。
急な坂道や追い越し時でも、スバル「インプレッサ」なら2,000回転、またはそれ以上エンジンを回す必要があるところを「レヴォーグ」なら1,100回転程度で走行できる程パワーに余裕があります。
「インプレッサ」だと、発進時や追い越し時、坂道などでパワー不足を感じることが“ちょこちょこ”ありますが、「レヴォーグ」ならそういったストレスは一切ありません。
より“走り”にこだわる方は「レヴォーグ」の2.4Lターボ車が、さらにこだわる方には「WRX S4」がおすすめですが、多くのユーザーは「レヴォーグ」の1.8Lターボ車で十分だと考えます。
安全性能の比較
「レヴォーグ」と「WRX S4」の安全性能の違い
次は、安全性能の違いをみていきましょう。
「レヴォーグ」には自車後方をカメラの映像で確認できる「スマートリヤビューミラー」が設定できる点、「WRX S4」にはエンジンパワーを活かしたトラクションモードが選べるマルチモードVDCが装備されている点など一部違いはありますが、アイサイトやアイサイトXなどの主な安全装備に違いはありません。
「レヴォーグ」・「WRX S4」の安全性能は、ともに国産車トップクラスの性能となっています。
アイサイトだけでも安全性能は国産車トップクラス!
アイサイトXが搭載されているから優れているというより、アイサイト自体の性能が優れています。
特に自動ブレーキの性能は、2023年時点で国産車トップクラスの性能となっています。
自動ブレーキが右左折時の歩行者や自転車、自動二輪車に対しても作動可能なのはスバル車や、2022年以降に発売された新型トヨタ「ノア」・「ヴォクシー」、「プリウス」など、まだまだ多くはありません。
さらに、出会い頭車両に対しても作動可能で、自動ブレーキでも回避できなかった場合はステアリングアシストを行い回避動作、及び自車線内から逸脱しない様に抑制する機能まで搭載されています。
つまり、自動ブレーキの性能だけでもスバル車はかなり優秀なことがわかります。
ただ、出会い頭車両に対して作動する自動ブレーキは他車にはないスゴイ機能ながら、作動車速が20km/h以下、2輪車や歩行者の検知はできないなど、まだ性能的に発展途上な面も残っています。
※警報は60km/h以下で作動します。
自動ブレーキ以外だと、「青信号お知らせ機能」も他車にはない先進的な機能です。
先行車発進お知らせ機能は各車搭載が当たり前になっていますが、青信号をカメラで検知してお知らせする機能は「レヴォーグ」が初めての搭載となります。
この機能のおかげで、青信号に気づかず後続車からクラクションを鳴らされることもなくなるでしょう。
そもそもスバルのクルーズコントロールには従来より赤信号を検知し、加速を緩やかにする機能が搭載されていましたので、「レヴォーグ」のフルモデルチェンジ以前からカメラの検知能力は他社より優れていたといえるでしょう。
その他、ドライバーモニタリングシステム」も先進的な機能でしょう。
「フォレスター」から搭載された「ドライバーモニタリングシステム」は、居眠りや脇見を検知し注意を促してくれるため、疲労が溜まりやすい長距離ドライブ時などで安心です。
アイサイトXは必須装備!
上記のとおり、アイサイトだけでも優れた安全性能となっていますが、アイサイトXの設定は必須だと考えます。
アイサイトXの機能の中も「渋滞時ハンズオフアシスト」が最も有名な機能でしょう。
この機能と「渋滞時発進アシスト」により、渋滞時はまさに“何もしなくてよい”わけですから、渋滞に巻き込まれた際は非常に楽になるでしょう。
楽すぎて眠ってしまいそうですね。
※眠ってしまった場合「ドライバー異常時対応システム」により機能が解除されますので注意が必要です。
アイサイトXの中でも使用頻度が最も高いのは「アクティブレーンチェンジアシスト」、「カーブ前・料金所前速度制御」でしょう。
「アクティブレーンチェンジアシスト」は、ハンズオフで使用できる機能ではないため自動車線変更機能ではありませんが、車線中央維持機能の様な形でハンドル操作をアシストしてくれます。
隣接車線の安全を確保できたタイミングで作動するため、車線変更時の安全性は非常に高いといえるでしょう。
また、筆者が最も活躍する機能だと考えるのは「カーブ前・料金所前速度制御」です。
多くのアダプティブクルーズコントロール(ACC)は、カーブ時や料金所前でも減速せず、そのままのスピードで突っ込むため、ブレーキを踏むなどしてアダプティブクルーズコントロール(ACC)を解除する場面が度々でてきます。
しかし、「カーブ前・料金所前速度制御」により速度が自動で制御されるため、高速道路の出口までアダプティブクルーズコントロール(ACC)を解除する必要性がありません。
この機能により、従来のアダプティブクルーズコントロール(ACC)よりも、さらに気を使う必要がなくなるため、長距離ドライブでのさらなる負担軽減となることは間違いありません。
これだけ“高速道路上での自動化”が進んでいるだけに、急病など“もしも”の時の対応が心配になりますが、「ドライバー異常時対応システム」が搭載されているため、後続車や周辺車両への警告、停車までシステムが行ってくれるため、安心です。
アイサイトXがなくても「レヴォーグ」と「WRX S4」の安全性能はトップクラスの性能ではありますが、この非常に便利で先進的な「アイサイトX」は搭載するべき装備だといえるでしょう。
2023年の年次改良でアイサイトXなし(EXなし)グレードは廃止されましたが、中古車を検討している方は、「アイサイトX」搭載グレードを選択することをおすすめします。
詳細は以下の記事にまとめていますが、価格面でもアイサイトXなし(EXなし)グレードを選択するメリットはありません。
価格の比較
最後は、価格の違いをみていきましょう。
レヴォーグのおすすめグレード&価格
「レヴォーグ」のおすすめグレードは「Smart Edition EX」で約363万円となります。
理由は、上位グレード「GT-H EX」(約380万円)との価格差は約17万円ありますが、その主な違いは以下の快適装備のみで、価格差ほどの魅力はないと考えるからです。
- リバース連動ドアミラー
- ドアミラーメモリー&オート格納機能
- ハンズフリーオープンパワーリヤゲート
- アクセスキー対応運転席シートポジションメモリー機能
- 運転席シート自動後退機能
- 後席左右シートヒーター
LEDアクセサリーライナー、マット、ETC車載器代を加えると、「GT EX」は約378万円となります。
※値引き額が20万円程度だった場合の価格です。
「WRX S4」と同じ2.4Lターボ車なら「STI Sport R EX」(約503万円)がおすすめです。
LEDアクセサリーライナー、マット、ETC車載器代を加えると、「STI Sport R EX」は約521万円となります。
※値引き額が20万円程度だった場合の価格です。
WRX S4のおすすめグレード&価格
「WRX S4」のおすすめグレードは「GT-H EX」で約448万円となります。
理由は、最上位グレード「STI Sport R EX」(約503万円)との価格差は約55万円もありますが、その主な違いは以下の装備のみで、価格差ほどの魅力はないと考えるからです。
- アルミホイール(ブラック塗装+切削光輝)
- 電子制御ダンパー
- ドライブモードセレクト
- 本革巻ステアリングホイール(高触感革+ピアノブラック調加飾パネル)
- 本革シート
- RECAROシート(オプション設定可)
- ドアポケット(フェルトタイプ)
- フロントグリル(ダークグレーシリカ塗装)
- ハーマンカードンサウンドシステム
LEDアクセサリーライナー、マット、ETC車載器代を加えると、「GT-H EX」は約465万円となります。
仮に「レヴォーグ」と同じ「STI Sport R EX」(約503万円)とした場合、同オプションを設定すると、約521万円となります。
※値引き額が20万円程度だった場合の価格です。
価格比較 結果
上記の価格を比較すると、「レヴォーグ」の方が90万円前後安いことがわかります。
搭載エンジンが異なるだけでなく、「WRX S4」は「レヴォーグ」の「GT-H EX」と同装備内容となっていることから大きな価格差となっています。
仮に「レヴォーグ」の「GT-H EX」と比較した場合、上記と同オプションなら価格は約383万円となりますので、価格差は70万円前後まで縮まります。
同じグレードで比較しても、「レヴォーグ」が圧倒的に安いことがわかりますね。
一方、同じ2.4Lターボ車で比較した場合、1つ下のグレードが選択できることから「WRX S4」の方が55万円前後安いことがわかります。
同じグレードであれば価格差はほとんどありませんが、上記の理由から2.4Lターボ車なら「WRX S4」の方が安く購入できます。
普通に見積もりをお願いすると「レヴォーグ」でも400万円を超す価格になることが多く、2.4Lターボ車なら500万円を大きく超える価格を提示されることになるでしょう。
ディーラーに言われるがままの条件で購入すると、不要なオプションを付けられたり、値引き額が少ないままの価格となってしまうため、少しでも安くクルマを購入できる様に工夫しましょう。
新型は高すぎる!という方は、先代「レヴォーグ」や「WRX S4」の購入を検討するのも賢い選択だと考えます。
走行性能や安全性能は新型と比較すると落ちますが、多くの他車と比較すれば依然として優れています。
そのため、コスパ的には先代「レヴォーグ」や先代「WRX S4」を購入した方がお得ともいえます。
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“新車同様の中古車”を買う場合のメリットは何といってもその「安さ」が魅力ですが、デメリットは「自分の付けたいオプションが選べない」という点でしょう。
ただし、上記はメーカーオプションの場合のみで、ディーラーオプションの場合は後付けも可能です。
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特に驚きなのが、100日以内であれば返品可能というところではないでしょうか。これなら、仮に購入した車に問題があった場合や、急に車の使用シーンが大きく変わっても安心ですよね。
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■中古車は早いもの勝ち!非公開在庫もある!
中古車は基本的に1台限りのものですので、良い車も早く問い合せしないと売れてしまう可能性があります。
また、ガリバーでは毎日約500台の車を買取しており、まだネット上で公開されていない車(非公開在庫)もたくさんあります。
ガリバー 公式サイトに登録すれば、自分で検索するだけでは見つけられない”あなたに最適な車”をガリバーが探し出してくれます。さらに「非公開在庫」も優先的に紹介してもらえます。
気になった車、欲しい車がある方はガリバーに登録して探してもらいましょう!
※中古車の販売金額は申込完了ページには表示されません。登録後、ガリバーから電話がかかってくるので、そこで詳しい話を聞いてみましょう。
まとめ
今回は、スバル「レヴォーグ」とスバル「WRX S4」の違いをまとめてみました。
「レヴォーグ」と「WRX S4」の比較結果は、以下のとおりです。
- 運転のしやすさ:大きな違いはない
- 室内の広さ:後部座席が広いのは「WRX S4」、ラゲッジスペースが広いのは「レヴォーグ」
- 使い勝手の良さ:「レヴォーグ」が圧倒的に優秀
- 燃費性能:「レヴォーグ」が優秀
- エンジン性能:「WRX S4」が優秀
- 安全性能:大きな違いはない
- 価格の安さ:「レヴォーグ」の方が90万円前後安い
上記のとおり、「レヴォーグ」は広いラゲッジスペースと使い勝手に優れ、1.8Lターボ車の設定があることから維持費や安く、価格も圧倒的に安いというメリットがありました。
「WRX S4」は、「レヴォーグ」以上に走りに特化したクルマだけでに加速性能が優れており、2.4Lターボ車なら「レヴォーグ」より安く購入できるメリットがありました。
そのため、総合的に考えれば多くのユーザーには「レヴォーグ」がおすすめだと考えます。
セダンとワゴンという違いから使い勝手の面で大きな差があり、コスト面で大きなメリットがあるからです。
また、「WRX S4」には及ばないものの、「レヴォーグ」も優れた走行性能を有していることも大きな要因です。
一方、2.4Lターボ車の購入を検討している方には「WRX S4」がおすすめだと考えます。
「レヴォーグ」より優れた走行性能があり、何より2.4Lターボ車なら「レヴォーグ」より安く購入できる点が最大の理由です。
搭載エンジンやトランスミッション、内装のデザインや各種装備など、共通している部分は多いものの、エクステリアや価格など、大きく異なる部分がいくつもあるため、どちらが良いかはユーザーによって異なるでしょう。
クルマの購入で後悔しないためには、あなたが重視する項目は何なのか、よく確認しておくことが重要です。
安いから何となく選んだ、人気だから何となく選んだ、などの安易なクルマ選びをしない様にしましょう。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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