こんにちは!青空ひつじ(♂)です。
今回は、2024年5月20日に一部改良が行われた新型トヨタ「シエンタ」と、2020年9月15日にマイナーチェンジが行われたトヨタ「ルーミー」の違いを、エクステリア・インテリア・運転のしやすさ・車内の広さ・加速性能・燃費性能・安全性能・価格など、各項目で徹底比較いたします。
コンパクトクラスのスライドドア車として人気の両車。
果たしてどれほどの違いがあり、どっちが後悔しないのか!?
2022年8月23日フルモデルチェンジ前の「シエンタ」と「ルーミー」の比較は、以下の記事にまとめています。
新型「シエンタ」の詳細、「ルーミー」マイナーチェンジの詳細は、以下の記事にまとめています。
ボディサイズ・運転のしやすさ・エクステリアの比較
ボディサイズの比較
■シエンタ(G・アーバンカーキ・ファンツールパッケージ&sientaギアセット)
■ルーミー
「ルーミー」と「シエンタ」のボディサイズを比較してみましょう。
・ルーミー
全長(mm):3,700(カスタムは3,705)
全幅(mm):1,670
全高(mm):1,735
ホイールベース(mm):2,490
車両重量(kg):1,080~1,140
最小回転半径(m):4.6(最上位グレードのみ4.7)
最低地上高(mm):130
・シエンタ
全長(mm):4,260
全幅(mm):1,695
全高(mm):1,695(4WD車は1,715)
ホイールベース(mm):2,750
車両重量(kg):1,270~1,420
最小回転半径(m):5.0
最低地上高(mm):140
ボディサイズは1クラス上の「シエンタ」の方が1回り大きくなっています。
特に全長は最大で56cmも異なるため、軽自動車とは多少運転の感覚は異なります。
視界の良さは共に優れていますが、Aピラー(フロントガラス)の角度が緩く、ガラスエリアが広い分、「ルーミー」が勝ります。
また、小回りでは、最小回転半径が最大で40cmも小さい「ルーミー」の圧勝です。
上記から、運転のしやすさは「ルーミー」の方が優れているといえるでしょう。
「ルーミー」は軽自動車からの乗り換えの方でも問題なく運転でき、運転に自信がない方にもおすすめです。
一方、全高は「ルーミー」の方が4cm高くなっているため、車内の広さではメリットがありますが、その分空力性能では不利なため、横風の影響を受けやすくなっています。
エクステリアの比較
■シエンタ(Z・ホワイトパールクリスタルシャイン)
■ルーミー
「ルーミー」と「シエンタ」のエクステリアを比較してみましょう。
「ルーミー」はスタンダードモデルとカスタムモデルで大きく印象が異なります。
スタンダードモデルはメッシュのフロントグリルが特徴的で、どことなくトヨタ「ライズ」に似た印象があります。
カスタムモデルはメッキのフロントグリルが特徴的で、いわゆる“オラオラ顔”となっています。
こちらはトヨタ「アルファード」に似た印象がありますね。
一方「シエンタ」は、ほっこりする優しいフロントデザインとなっています。
フロントデザインは、新型「アクア」や「パッソ」と似た印象があります。
ボディサイズが大きく見えないデザインとなっていること、かつ全高が先代「シエンタ」より2cm低くなったことで、全長や全幅に違いはないものの先代「シエンタ」よりボディサイズがコンパクトになった印象もあります。
四角く丸いデザインの“シカクマル”をコンセプトとしており、バンパーコーナープロテクターなどにより“ツール感”も強調されています。
エクステリアの質感は、フロントグリルやバックドアガーニッシュがメッキとなっている「ルーミー」のカスタムモデルが比較的上質な印象です。
唯一、アルミホイールが標準装備されている点も良いですね。
ただスタンダードモデルは、標準だと樹脂フルキャップであったり、フォグランプ部にフタがしてあったりと、廉価な印象が目立ちます。
「シエンタ」のエクステリアの質感は、全体的に艶感のある加飾がほとんどなく、質感高い印象はありません。
全グレードでスチールホイール(樹脂フルキャップ)が標準装備となっている点は廉価な印象もあります。
その他、ファンツールパッケージを選択することでセンターピラーがボディ同色となり、内装色がカーキとなります。
個人的には“より廉価な印象になる”ため、ファンツールパッケージを選択するメリットは少ないを考えます。
インテリア・居住性・ラゲッジスペースの比較
インテリアの比較
■シエンタ(Z・フロマージュ)
■ルーミー
「ルーミー」と「シエンタ」のインテリアを比較してみましょう。
「ルーミー」のインテリアデザインは、全体的にカクカクしたデザインとなっています。
また、オプティトロンメーター、センターに設定されたマルチインフォメーションディスプレイ、そして最大9インチのディスプレイオーディオ(またはナビ)と、3つのディスプレイで構成されていることが特徴的です。
最近の新型車は、10インチを超えるようなディスプレイサイズの大型化、さらに視点移動の減少のため、ディスプレイ数を2つまでにしているケースが多くなっています。
そのため、「ルーミー」のインテリアは、ある意味1世代前のデザインともいえます。
「シエンタ」のインテリアは、水平貴重なインパネデザイン、ドアポケットやエアコン吹き出し口など新型「シエンタ」のコンセプトでもある“シカクマル”の形状で統一されていることが特徴です。
また、エクステリアもそうですが、フロントドアポケットのピクトグラムなど“ツール感”も強調されています。
ディスプレイオーディオは最大10.5インチ、メーターは7.0インチカラーマルチインフォメーションディスプレイ+オプティトロンメーターとなっており、ディスプレイ類のサイズは「ルーミー」より新型である「シエンタ」の方が全て大きく、見やすくなっています。
「ルーミー」のインテリアの質感は、エアコンパネルなどがピアノブラック塗装となっているカスタムモデルが、比較的上質な印象です。
一方、「ルーミー」のスタンダードモデルは、樹脂製の部分が目立ち、エクステリア以上に質感の低さが目立ちます。
そのため、一部軽自動車の上位グレードと比較しても劣る質感といえます。
質感を少しでも気にする方は、カスタムモデルを選択した方が無難です。
「シエンタ」のインテリアの質感は、最上位グレードであれば設定されるインパネ各所のファブリック加飾、ドアアームレストのファブリック加飾により、上質ではありませんがそこまで廉価な印象はなく、落ち着くリビングの様な印象を受けました。
一方、中間グレード以下では、ウレタンのステアリングホイール、樹脂感のあるインパネやドアトリム等よりプラスチッキーな印象があり、シート表皮もファブリックであることは共通ながら、最上位グレードとは質感差がある印象を受けました。
筆者が試乗した中間グレードが、ファンツールパッケージの設定された内装色カーキのクルマだったため、より廉価な印象を受けた可能性もあります。
インパネシフトである点、フロントシートウォークスルーである点など共通点がある一方、インテリアデザインは非常に対照的になっており、好みが分かれるところかと思います。
両車ともにインテリアの質感が特別低いわけではありませんが、中間グレード以下、またはノーマルモデルだと樹脂感やプラスチッキーな印象が強くなります。
インテリアは乗車時毎回目にする場所だけに、購入後後悔することになりかねません。
実際、筆者はケチって下位グレードのクルマを購入して非常に後悔したことがあります。
後悔しないためにも、少しでも気になる方はケチらず上位モデルを選択しましょう。
価格差はリセールバリューで回収できる可能性もあります。
車内の広さ・ラゲッジスペースの広さの比較
■シエンタ(Z・フロマージュ)
■シエンタ(G・カーキ)
■ルーミー
「ルーミー」と「シエンタ」の車内の広さ、ラゲッジスペースの広さを比較してみましょう。
室内長の比較
「ルーミー」:2,180mm
「シエンタ」:2,030mm(7人乗り車は2,545mm)
室内長は「シエンタ」が最大で+36.5cm広い。ただし、5人乗り車だと「ルーミー」が15.0cm広い。
室内幅の比較
「ルーミー」:1,480mm
「シエンタ」:1,530mm
室内幅は「シエンタ」が+5.0cm広い。
室内高の比較
「ルーミー」:1,355mm
「シエンタ」:1,300mm
室内高は「ルーミー」の方が+5.5cm高い。
ラゲッジスペースの比較
「ルーミー」:205ℓ
「シエンタ」:449ℓ(7人乗り車は157ℓ)
ラゲッジスペースは「シエンタ」が最大で+244ℓ広い
車内の広さ比較 まとめ
上記のとおり、全長や全幅の数値的には「シエンタ」が広くなっています。
しかし、「ルーミー」の後部座席はかなり後ろまでスライド可能(最大で24.0cm)となっており、室内高も「ルーミー」の方がかなり高いため、後部座席の広さは「ルーミー」が勝るでしょう。
後部座席が70°もリクライニング可能な点も魅力です。
ちなみに「シエンタ」の2列目は、7人乗り車と5人乗り車で若干仕様が異なり、7人乗り車は前後スライドとリクライニングがそれぞれ可能ですが、5人乗り車はリクライニングと連動してシートが前後にスライドする形となっており、“スライド操作だけ行うのは無理”な仕様となっています。
「シエンタ」の5人乗り車と7人乗り車の2列目の広さは、試乗した印象では5人乗り車の方が僅かに足元スペースが広いと感じました。
先代「シエンタ」よりも、2列目足元スペースは8cm、頭上スペースは2.5cm広くなっています。
ただ、前述のとおり、「ルーミー」よりは狭い印象です。
ラゲッジスペースは、同じ5人乗り車なら「ルーミー」の倍以上の広さがある「シエンタ」の方が圧倒的に広く、大容量のデッキアンダートレイや6つあるユーテリティホールなど、使い勝手も優れています。
また、「シエンタ」は7人乗り車を選択できるメリットも大きいでしょう。
ただ、足元スペースが先代より広くなった2列目と異なり、3列目は全く広くなっていません。
一部ユーザーからは、むしろ狭くなったという意見もあります。
2列目を1番後ろまでスライドさせた状態だと、3列目の足元スペース(膝前スペース)は完全になくなってしまい、大人だけでなく子どもすら乗車できません。
2列目を1番前までスライドさせた場合、膝前に拳1つ分程度の余裕ができる広さですが、3列目の長時間乗車は子どもでも厳しいといえるでしょう。
上記のとおり、室内の広さはそれぞれ一長一短あります。
最大4人乗車でラゲッジスペースを多様しない場合は「ルーミー」を、最大4人乗車でラゲッジスペースを多様する場合は「シエンタ」の5人乗り車を、5人以上乗る機会がある場合は「シエンタ」の7人乗り車を選択するのがおすすめです。
ドライビング装備・快適装備の比較
■シエンタ(Z・フロマージュ)
「ルーミー」と「シエンタ」のドライビング装備、快適装備を比較してみましょう。
「ルーミー」には、「シエンタ」には無い以下の装備が搭載されています。
- 電動パーキングブレーキ
※「シエンタ」は足踏み式パーキングブレーキ - ブレーキホールド
- ウェルカムパワースライドドア
- ウェルカムドアロック解除
「シエンタ」には、「ルーミー」には無い以下の装備が搭載されています。
- ハンズフリーパワースライドドア
- 天井サーキュレーター
- ナノイーX
- 充電用USB端子3個(前席用1個+後席用2個、ルーミーは1個)
- アクセサリーコンセント(AC100V・1500W、ハイブリッド車のみ)
- コネクティッドサービス(リモート確認/操作、リモートスタート、マイセッティング、車内Wi-Fiなど)
上記のとおり、いくつか装備差がありますが、まず最大の違いとなるのは「ルーミー」に電動パーキングブレーキとブレーキホールドが搭載されていることでしょう。
「ルーミー」は2020年9月15日のマイナーチェンジで電動パーキングブレーキとブレーキホールドが追加されています。
上記の装備により、パーキングブレーキを操作する機会がなくなり、パーキングブレーキのかけ忘れや解除し忘れがなくなります。
また、信号などでの停止時にブレーキペダルを踏み続ける必要がなくなるため、長距離ドライブ時の負担軽減となります。
昨今発売されている新型車の多くに採用されており、もはや“当たり前の装備”になりつつありますので、上記の装備差は大きいでしょう。
「シエンタ」は、2022年8月23日のフルモデルチェンジでも電動パーキングブレーキの採用が見送られており、この点は「ヤリス」や「アクア」と同じで、非常に残念な点だといえるでしょう。
一方の「シエンタ」は、暑い夏場でも後席がより早く、より涼しくすることができる天井サーキュレーターが設定できる点が大きな魅力といえます。
また、新型車だけに充電用USB端子の数も多く、通信用を除き全てタイプCとなっています。
ハイブリッド車ならアクセサリーコンセント(AC100V・1500W)を設定できるメリットも大きいでしょう。
そして、「シエンタ」の大きな魅力は、最新のコネクティッドサービスを使用できる点でしょう。
従来のスマートフォンでドアのドアロック状態の確認や操作、駐車位置の確認、スマートフォンによるエアコンなどのリモート操作ができるだけでなく、以下の最新サービスが使用できます。
- コネクティッドナビ
従来の車載ナビではなく、通信で取得した常に最新の地図を保持したナビゲーションシステム - エージェント
「Hey、トヨタ」といえば、エアコンの温度調整や窓の開閉が可能 - 車内Wi-Fi
車内Wi-Fiが月1,100円で無制限使い放題
また、ディスプレイオーディオでWebサイトの閲覧が可能 - マイセッティング
スマホやスマートキーによりドライバー毎のメーター表示やディスプレイ表示などの設定を復元
特に需要が高いのは車内Wi-Fiでしょう。
月1,100円で使い放題というのは他社と比較しても圧倒的に安い価格設定で、非常に魅力的なサービスといえます。
音声操作でエアコンやウィンドウ操作ができる点も非常に先進的です。
また、コネクティッドナビにより常時最新の地図状態を維持できることも大きな魅力です。
従来からあるマップオンデマンドサービスでも、通信により最新の地図状態にすることができましたが、2週間前後の時間差がある点がネックでした。
従来のディスプレイオーディオでナビを使用する場合、T-Connectナビキットの設定に11万円必要でしたが、コネクティッドナビは標準装備されているため、価格的メリットも大きいでしょう。
基本サービスは5年間無料、6年目以降は月330円という点は従来と同じですが、コネクティッドナビを6年目以降も使用する場合、月880円かかる点は気になります。
ナビを使用するだけに年10,560円かかるわけですから、高価な印象です。
その点「10.5インチディスプレイオーディオ(ディスプレイオーディオPlus)」を設定しておけば、車載ナビが設定されるため、コネクティッドナビを使用しないという対応ができるメリットがあります。
上記のとおり、新型である「シエンタ」の方が先進装備が豊富で、快適性や利便性が高くなっています。
一方、やはり大きな装備差となるのが電動パーキングブレーキの有無でしょう。
逆にこの点で「ルーミー」に大きな魅力があるともいえます。
燃費性能の比較
■シエンタ(G・アーバンカーキ・ファンツールパッケージ&sientaギアセット)
「ルーミー」と「シエンタ」の燃費性能を比較してみましょう。
燃費性能は、WLTCモード、ユーザーが投稿した実燃費を集計したe燃費の値にて比較します。
※実燃費は季節や使用環境により異なります。
※補足:WLTCモードとは
JC08モードはエンジンが温まった状態からの測定結果を75%、エンジンが冷えた状態からの測定結果を25%の比率で燃費を算出していました。WLTCモードでは、エンジンが冷えた状態からの測定結果のみを使用し、乗員や積載物の重量も考慮されることになり、これまでのJC08モードよりも実燃費値に近い条件となります。
- WLTCモード:市街地、郊外、高速道路の平均的な使用時間配分で構成した国際的な走行モード
- 市街地モード(WLTC-L):信号や渋滞等の影響を受ける比較的低速な走行を想定
- 郊外モード(WLTC-M):信号や渋滞等の影響をあまり受けない走行を想定
- 高速道路モード(WLTC-H):高速道路等での走行を想定
・ルーミー
・1.0Lガソリン(2WD)
→18.4km/L(WLTCモード)
→14.29km/L(e燃費より)
・1.0Lターボ
→16.8km/L(WLTCモード)
→13.78km/L(e燃費より)
・シエンタ
・1.5Lガソリン
→18.4km/L(WLTCモード)
→14.98km/L(e燃費より)
・1.5Lハイブリッド(2WD)
→28.8km/L(WLTCモード)
→24.50km/L(e燃費より)
燃費性能を比較すると、燃費性能が優れているのは「シエンタ」となっています。
ハイブリッド車はもちろん、ガソリン車も排気量が1.5Lながら優れています。
実燃費は、使用環境やサンプル数によって異なるため、あくまで参考値ですが、「シエンタ」のハイブリッド車は24.0km/Lを、ガソリン車は14.0km/Lを超えることは難しくなさそうです。
「シエンタ」の燃費性能は、同トヨタの「ヤリスクロス」に近い性能となっており、ハイブリッド車であれば郊外で30.0km/Lを超えることも難しくないでしょう。
ちなみに、筆者はトヨタのハイブリッド車に乗っていますが、「シエンタ」より劣る燃費性能(WLTCモード:25.6km/L)ながら、郊外なら30.0km/Lを超えることはしょっちゅうで、40.0km/Lを超えることも珍しくありません。
燃費性能で劣る「ルーミー」ですが、自動車税が「シエンタ」より5,500円安いメリットがあります。
では、年間走行距離8,000km、ガソリン代160円で維持費を試算してみましょう。
■シエンタ(ハイブリッド車)
- ガソリン代:52,245円
- 自動車税:30,500円
- 合計:82,745円
■シエンタ(ガソリン車)
- ガソリン代:85,447円
- 自動車税:30,500円
- 合計:115,947円
■ルーミー(ガソリン車)
- ガソリン代:89,573円
- 自動車税:25,000円
- 合計:114,573円
■ルーミー(ターボ車)
- ガソリン代:92,888円
- 自動車税:25,000円
- 合計:117,888円
上記のとおり、「シエンタ」のハイブリッド車が圧倒的に優れています。
燃費性能や自動車税の違いはありますが、その他の維持費は概ね横ばいとなっています。
上記から、維持費を安くしたいなら「シエンタ」のハイブリッド車が良いといえるでしょう。
加速性能の比較
■シエンタ(Z・フロマージュ)
「ルーミー」と「シエンタ」の加速性能を比較してみましょう。
その前に「出力」と「トルク」の違いについて、簡単に説明します。
- 出力:クルマの速さ
- トルク:クルマの加速力
簡単に書くと、「最高出力」の値が高い車は速く走れる車で、「最大トルク」の値が高い車は加速が速い車ということですね。ただ、エンジンやモーターの特性、空力性能や車両重量などにより加速性能は全く異なりますので、単に”トルクの値が大きいから加速が速い”というわけではありません。
・ルーミー
・1.0Lガソリン
→最高出力 51kW〈69PS〉/6,000rpm
→最大トルク 92N・m〈9.4kgf・m〉/4,400rpm
・1.0Lターボ
→最高出力 72kW〈98PS〉/6,000rpm
→最大トルク 140N・m〈14.3kgf・m〉/2,400~4,000rpm
・シエンタ
・1.5Lガソリン
→最高出力 88kW〈120PS〉/6,600rpm
→最大トルク 145N・m〈14.8kgf・m〉/4,800~5,200rpm
・1.5Lハイブリッド
エンジン
→最高出力 67kW〈91PS〉/5,500rpm
→最大トルク 120N・m〈12.2kgf・m〉/3,800~4,800rpm
フロントモーター
→最高出力 59kW〈80PS〉
→最大トルク 141N・m〈14.4kgf・m〉
リヤモーター
→最高出力 2.2kW〈3.0PS〉
→最大トルク 44N・m〈4.5kgf・m〉
→システム最高出力 85kW〈116PS〉
「加速性能」を比較すると、「シエンタ」が優秀です。
「シエンタ」は、ハイブリッド車・ガソリン車ともに先代より加速性能が大きく向上しており、非常に軽やかに加速してくれます。
先代「シエンタ」は比較的加速が遅い部類に入り、加速性能に不満がある方も少なからずいたかと思いますが、新型「シエンタ」なら街中で不満を感じることは少ないでしょう。
1.0L車の設定しかない「ルーミー」と比較すると、当然ですが加速は軽やかです。
あくまで参考程度ですが、0-100km/h加速は「シエンタ」が10秒前後、「ルーミー」の1.0Lターボ車が11秒前後、「ルーミー」の1.0Lガソリン車は17秒前後とかなり遅くなっています。
発信時の加速性能はモーターのアシストがある分「シエンタ」のハイブリッド車が優れていますが、走りの楽しさでは「シエンタ」のガソリン車が勝ります。
何れにしても、加速性能を重視するなら「ルーミー」の1.0Lガソリン車はおすすめできません。
「ルーミー」の1.0Lガソリン車は、軽自動車のノンターボ車と同等、またはそれ以下の加速性能となっています。
安全性能の比較
■シエンタ(Z・フロマージュ)
「ルーミー」と「シエンタ」の安全性能を比較してみましょう。
下表に各車の安全装備を整理しています。同機能の装備を同行に示しています。
ルーミー | シエンタ |
衝突警報機能(対車両・対歩行者[昼夜])/衝突回避支援ブレーキ機能(対車両・対歩行者[昼夜]) | プリクラッシュセーフティ[交差点右左折支援・低速時加速抑制機能・緊急時操操舵支援] |
ブレーキ制御付誤発進抑制機能(前方・後方)、コーナーセンサー(フロント2個/リヤ2個) | パーキングサポートブレーキ(後方接近車両・前後方静止物、周囲静止物、後方歩行者)、ドライブスタートコントロール |
- | プロアクティブドライビングアシスト |
車線逸脱警報機能、路側逸脱警報機能、ふらつき警報 | レーンディパーチャーアラート |
- | レーントレーシングアシスト |
- | ブラインドスポットモニター |
全車速追従機能付ACC(アダプティブクルーズコントロール) | レーダークルーズコントロール(全車速追従機能・カーブ速度抑制機能付) |
ドライバー異常時対応システム | |
先行車発進お知らせ機能 | 発進遅れ告知機能 |
標識認識機能(進入禁止/最高速度/一時停止) | ロードサインアシスト |
AHB(オートハイビーム) | オートマチックハイビーム |
ADB(アダプティブドライビングビーム) | - |
サイドビューランプ | - |
パノラマモニター | パノラミックビューモニター(床下透過表示機能付) |
- | トヨタチームメイト アドバンスト パーク |
- | ドライブレコーダー(前後方) |
- | プラスサポート(急アクセル時加速抑制) |
防眩インナーミラー | 防眩インナーミラー |
上記のとおり、安全性能は「シエンタ」が優れています。
その差は圧倒的で、安全性能で選ぶなら「シエンタ」1択といえます。
具体的に、以下の点で「シエンタ」が優れています。
■自動ブレーキ、衝突回避操舵支援
- プリクラッシュセーフティ
自動ブレーキが夜間自転車と昼自動二輪車も検知可能となり、交差点右左折時の対向車や歩行者、自転車に対しても作動し、対向車については2レーンまで対応可能
さらに交差点の出合い頭時にも自車速度5~60km/hと幅広く作動する国産車トップクラスの性能 - パーキングサポートブレーキ(周囲静止物、後方歩行者)
車両前後方のみならず側方に対しても衝突の危険性がある際は自動ブレーキが作動し、後退時に歩行者と接触する危険性が高い場合にも自動ブレーキも作動 - プロアクティブドライビングアシスト
歩行車や自転車が横断する場合や、側道に歩行者や自転車、駐車車両がいる場合、ステアリング操作やブレーキ操作支援による衝突を事前に抑制
先行車や前方のカーブに対して減速操作をサポートし、頻繁な踏みかえ操作を軽減
■駐車支援
- トヨタ チームメイト[アドバンストパーク]
従来のステアリング、アクセル、ブレーキ、シフトの全操作を自動で行う駐車機能に、並列駐車時の前向き駐車、前向き出庫、バック出庫機能を追加
スマートフォンを操作による駐車および出庫が可能なリモート機能を追加 - パノラミックビューモニター
床下透過機能(サイドクリアランスビュー、コーナリングビュー)を追加
さらに、自動表示する地点の登録機能や音声操作に対応
■高速運転支援
- ドライバー異常時対応システム
「レーントレーシングアシスト」や「アドバンストドライブ」作動中にドライバーの無操作状態が続くとハザードランプやストップランプの点灯、ホーンを鳴らし、自車線内で停止、ドア解錠を行い、緊急車両の手配まで行う
■運転サポート
- ロードサインアシスト
信号が青に変わるとブザー音やディスプレイ表示でお知らせする機能を追加、方向指示器側の信号にも対応
上記の装備はいずれもライバルのホンダ「フリード」や「ルーミー」にはない先進安全装備となっており、スライドドアが装備されたBセグメントクラスのクルマの中では最も安全性能が優れたクルマとなっています。
中でも、自動ブレーキの性能が非常に優れています。
2021年までは、交差点右左折時の対向車や歩行者、自転車に対しても作動するか、交差点などの出合い頭にも作動するかが先進自動ブレーキの基準となっており、自動ブレーキの性能は2021年時点で「レヴォーグ」などスバル車が一時リードしていました。
しかし「シエンタ」の自動ブレーキは、上記の性能に加え自動二輪車や後方歩行者に対しても作動するようになっており、さらに1歩先にいった形です。
また、交差点の出合い頭時の自動ブレーキについても、「レヴォーグ」は作動範囲が自車速度1~20km/hとなっているのに対して、「シエンタ」は自車速度5~60km/hと幅広く作動し、さらに自動二輪車も検知可能となっています。
さらに、歩行者が飛び出してくるかもしれない、ぶつかるかもしれない、という状況を予測してステアリング操作やブレーキ操作を支援する「プロアクティブドライビングアシスト」も「レヴォーグ」にはない先進安全装備で非常に先進的です。
この機能により、接触する危険性を“もっと手前で”防いでくれるため、自動ブレーキの1歩先の機能ともいえます。
高速運転支援も非常に先進的です。
レーダークルーズコントロールは、先行車との車間を自動調整するだけでなく、カーブを走行する際は自動的に速度が抑制されるようになっています。
また、従来より前方認識範囲を拡大したことで、無駄な加速・減速をなくせるようになっています。
高速走行中にステアリングをアシストするレーントレーシングアシストは、カーブや車両などの回避動作に対応可能で、使用中にドライバーの無操作状態が続くと緊急車両の手配まで行うドライバー異常時対応システムも採用されています。
その他、ドライブレコーダーの標準装備化も大きな魅力です。
前方のドライブレコーダーはToyota Safety Senseの車載カメラを、後方は専用のカメラを使用しています。
何と言っても最大のメリットは、購入後別途ドライブレコーダーを設置する必要がないことでしょう。
その他、ディスプレイオーディオで録画映像を確認できたり、スマートフォンに録画映像を転送して確認できたりできることもメリットでしょう。
画質は若干カクカクしているものの、証拠映像としては問題ないレベルだと考えます。
一方、録画時間が100分と短く、衝撃を検知した後から録画が開始されるタイプなため、衝突時の映像は録画できません。
また、衝撃が軽い人や自転車との接触の場合は保存されない、など一般的なドライブレコーダーと比較するといくつか欠点があるため、気になる方は結局別途ドライブレコーダーを設置した方が良いでしょう。
自動駐車機能であるアドバンスト パークは、スイッチ1つで駐車が可能となっており、スイッチを押したあとはハンドル・アクセル・ブレーキ・シフト操作が一切不要で、座っているだけで駐車が完了します。
駐車後、クルマの後方にはクルマ止めまでかなりスペースが空いており、自分で駐車したらもっと寄せられたのにと思う様なことはありましたが、設定時間や駐車時間の早さを考えれば、非常に実用的な機能だと感じました。
ただ、「ノア」・「ヴォクシー」に設定されているスマートフォンで駐車操作が可能なリモート機能はなく、ハイブリッド車の最上位グレードにしか設定できない設定となっています。
「ルーミー」は、先行車や対向車の部分的に遮光する先進ライト「ADB(アダプティブドライビングビーム)」や、ステアリングを切った方向にヘッドランプを照らす「サイドビューランプ」が搭載されている点で優れていますが、前述のとおり安全性能で選ぶなら「シエンタ」1択です。
価格の比較
「ルーミー」と「シエンタ」の価格を比較してみましょう。
ルーミーのおすすめグレード&価格
「ルーミー」のおすすめグレードは、「カスタムG-T」で約205万円です。
ノーマルモデルではなくカスタムモデルを選択した理由は、電動パーキングブレーキ・ブレーキホールド・全車速追従機能付ACC(アダプティブクルーズコントロール)をカスタムモデルにしか設定できないためです。
ターボ車を選択した理由は、加速性能が大きく異なるからです。
コンフォートパッケージ、パノラミックビュー対応ナビレディパッケージ、ナビ、ETC代等を30万円ほど足すと、「カスタムG-T」の価格は約235万円となります。
※上記の価格は税金などの諸費用を足していません。諸費用を足すと+15万円程度の価格になります。
シエンタのおすすめグレード&価格
「シエンタ」のおすすめグレードは、ガソリン車なら「Z」(約265万円)、ハイブリッド車なら「HYBRID Z」(約300万円)が最もおすすめです。
※上記はいずれも5人乗り車の価格。7人乗り車は+4万円程度。
5人乗り or 7人乗りは、家族構成や5人以上乗車する機会があるかないかで異なるかと思います。
3列目は子どもでも長時間乗車は厳しいため、あくまで補助席的な扱いです。
7人乗りだと2列目を倒した時に“隙間”ができてしまうため、フラットにしたときの荷室の使い勝手は5人乗りの方が優れています。
5人乗りは2列目のスライドができないものの、リクライニングと連動して座面がスライドするようになっています。
それが要因かは不明ですが、7人乗りより2列目足元スペースが少し広い印象があります。
上記より、5人以上乗車する機会がない場合は、5人乗り車が最もおすすめだと考えます。
各グレードの違い、おすすめグレードの詳細は、以下の記事にまとめています。
オプションにアルミホイール、ドライブレコーダー、天井サーキュレーター、アクセサリーコンセント(ハイブリッド車のみ)、ディスプレイオーディオPlus(Gのみ)を設定すると、「Z」の価格は約280万円、「HYBRID Z」の価格は約319万円となります。
※上記の価格は税金などの諸費用を足していません。諸費用を足すと+15万円程度の価格になります。
価格比較 結果
上記金額を比較すると、「ルーミー」は「シエンタ」のガソリン車より40万円程度安く、「シエンタ」のハイブリッド車より80万円程度安いことが分かります。
維持費は「シエンタ」のハイブリッド車が最も優れていましたが、維持費を含めて考えても間違いなく「ルーミー」が最も安くなるでしょう。
「シエンタ」の1つ下のグレードと比較した場合、価格差は20万円程度減少するものの、「ルーミー」の方が安くなる結果は変わりません。
予算が250万円以下という場合は、「ルーミー」1択といえるでしょう。
いずれにしても、全込み200万円以上、「シエンタ」のハイブリッド車なら350万円以上の価格となる場合もありますので、決して安いクルマではありません。
少しでも安く、お得に購入したい方は“新車同様の中古車”も検討してみましょう。
新車だと納車を半年以上待たないといけない場合もありますが、中古車なら新車と異なり“すぐに納車される”ことも大きな魅力です。
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2023年に発覚したビッグモーターの不正問題など、中古車業界を激震させる事件がありましたが、楽天カー株式会社は売上高が年間1兆円を超えるインターネット関連企業最大手の楽天グループの会社のため、安心感があるといえるでしょう。
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私はスズキ「スペーシア カスタム」を売る際、ディーラーで下取りに出した後に楽天Car車買取を知り、「もっと高く売れたなぁ」と大変後悔しました。
私のような後悔をしないためにも楽天Car車買取に出品して、現在の車を少しでも高く売って、新しい車を安く買いましょう。
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車は基本的に新車で買うもの!私はずっとそう考えていました。
しかし、新古車・未使用車や走行距離1,000km程度の車は新車同様です。
さらに、モノによっては普通に新車を買う場合より60万円以上安く買えるケースも多数あります!
上記を考えると、新車購入を検討中の方は“新車同様の中古車を探してみる”という選択肢も大いにありだと思いませんか?!
また、中古車の場合は納期待ちが長い車と異なり、すぐに納車されます。人気車種の場合は納車に1年以上かかるケースがあることも考えると、魅力的ではないでしょうか。
■中古車のメリット、デメリット
“新車同様の中古車”を買う場合のメリットは何といってもその「安さ」が魅力ですが、デメリットは「自分の付けたいオプションが選べない」という点でしょう。
ただし、上記はメーカーオプションの場合のみで、ディーラーオプションの場合は後付けも可能です。
そのため、中古車を選ぶ際は車のカラー及びメーカーオプションを妥協しないようにしましょう。
■中古車を買うなら中古車販売台数トップクラスのガリバーがおすすめ!
中古車を買うなら、中古車販売台数トップクラスのガリバーがおすすめです。
中古車業界の最大手で、知名度も高く、信頼性が高いため安心です。
さらに、ガリバーは以下のメリットもあります。
- 修復歴車(事故車、事故歴ありの車)を販売していない
- 納車後、100日以内であれば返品可能
- ディーラーより長い10年保証(走行距離無制限、ハイブリッドカーのバッテリーなども保証)
ガリバーによると、修復歴車の約4割(39.4%)の車で何らかの故障が発生していたため、修復歴車の販売をやめたようです。そんな修復歴車を販売していないので、故障が発生するリスクが低いともいえますね。
特に驚きなのが、100日以内であれば返品可能というところではないでしょうか。これなら、仮に購入した車に問題があった場合や、急に車の使用シーンが大きく変わっても安心ですよね。
その他、ディーラーよりも長い10年保証というのも心強いです。ハイブリッドカーのバッテリーなども保証対象なのでさらに安心です。走行距離が何kmでも保証対象です。
■中古車は早いもの勝ち!非公開在庫もある!
中古車は基本的に1台限りのものですので、良い車も早く問い合せしないと売れてしまう可能性があります。
また、ガリバーでは毎日約500台の車を買取しており、まだネット上で公開されていない車(非公開在庫)もたくさんあります。
ガリバー 公式サイトに登録すれば、自分で検索するだけでは見つけられない”あなたに最適な車”をガリバーが探し出してくれます。さらに「非公開在庫」も優先的に紹介してもらえます。
気になった車、欲しい車がある方はガリバーに登録して探してもらいましょう!
※中古車の販売金額は申込完了ページには表示されません。登録後、ガリバーから電話がかかってくるので、そこで詳しい話を聞いてみましょう。
まとめ
今回は、トヨタ「シエンタ」と、トヨタ「ルーミー」を徹底比較してみました。
「シエンタ」と「ルーミー」の比較結果を以下にまとめてみました。
- 運転のしやすさ:「ルーミー」の方が視界が良く、取り回しも良い
- エクステリアやインテリアの質感:「ルーミー」のカスタム、「シエンタ」の最上位グレードが上質
- 車内の広さ:後部座席は「ルーミー」が広く、ラゲッジスペースは「シエンタ」が広い
- 快適装備:「シエンタ」は先進装備が豊富、「ルーミー」は電動パーキングブレーキあり
- 燃費性能:「シエンタ」のハイブリッド車が優秀
- 加速性能:「シエンタ」が優秀
- 安全性能:「シエンタ」の圧勝
- 価格の安さ:「ルーミー」が最大80万円程度安い
上記のとおり、運転のしやすさや後部座席の広さでは「ルーミー」が勝りますが、それ以外の各性能面では新型である「シエンタ」が全て勝る結果となっています。
加速性能や燃費性能、特に安全性能では「シエンタ」が圧倒的に優れています。
一方「ルーミー」は、「シエンタ」にない電動パーキングブレーキが搭載されており、何と言っても価格が安い!
これが最大の魅力といえるでしょう。
安全性能を重視せず、5人以上乗車する機会がないなら、「ルーミー」を選択するのがおすすめです。
価格差がありすぎるため、コスパでは「ルーミー」が優れているといえるでしょう。
先代「シエンタ」との比較より価格差が大きく拡大したため、予算があるなら「シエンタ」、ないなら「ルーミー」と、あまり迷いようのない結果となった印象です。
クルマの購入で後悔しないためには、あなたが重視する項目は何なのか、よく確認しておくことが重要です。
売れているから何となく選んだ、燃費性能が良いから何となくハイブリッド車にした、などの安易なクルマ選びをしない様にしましょう。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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