こんにちは!青空ひつじ(♂)です。
今回は、2020年9月15日にマイナーチェンジが行われたトヨタ「ルーミー」と、2020年6月2日に一部改良が行われたトヨタ「シエンタ」の違いを、エクステリア・インテリア・運転のしやすさ・車内の広さ・加速性能・燃費性能・安全性能・価格など、各項目で徹底比較いたします。
コンパクトクラスのスライドドア車として人気の両車。
果たしてどれほどの違いがあり、どっちが後悔しないのか!?
2022年8月23日にフルモデルチェンジが行われた新型「シエンタ」と「ルーミー」の比較は、以下の記事にまとめています。
各マイナーチェンジや一部改良の詳細は、以下の記事にまとめています。
ボディサイズ・運転のしやすさ・エクステリアの比較
ボディサイズの比較
「ルーミー」と「シエンタ」のボディサイズを比較してみましょう。
・ルーミー
全長(mm):3,700(カスタムは3,705)
全幅(mm):1,670
全高(mm):1,735
ホイールベース(mm):2,490
車両重量(kg):1,080~1,140
最小回転半径(m):4.6(最上位グレードのみ4.7)
最低地上高(mm):130
・シエンタ
全長(mm):4,260
全幅(mm):1,695
全高(mm):1,675(4WD車は1,695)
ホイールベース(mm):2,750
車両重量(kg):1,320~1,380
最小回転半径(m):5.2
最低地上高(mm):145(4WD車は135)
ボディサイズは1クラス上の「シエンタ」の方が1回り大きくなっています。
特に全長は最大で56cmも異なるため、軽自動車とは多少運転の感覚は異なります。
視界の良さは共に優れていますが、Aピラー(フロントガラス)の角度が緩く、ガラスエリアが広い分、「ルーミー」が勝ります。
また、小回りでは、最小回転半径が最大で60cmも小さい「ルーミー」の圧勝です。
上記から、運転のしやすさは「ルーミー」の方が優れているといえるでしょう。
「ルーミー」は軽自動車からの乗り換えの方でも問題なく運転でき、運転に自信がない方にもおすすめです。
一方、全高は「ルーミー」の方が6cm高くなっているため、車内の広さではメリットがありますが、その分空力性能では不利なため、横風の影響を受けやすくなっています。
エクステリアの比較
「ルーミー」と「シエンタ」のエクステリアを比較してみましょう。
「ルーミー」はスタンダードモデルとカスタムモデルで大きく印象が異なります。
スタンダードモデルはメッシュのフロントグリルが特徴的で、どことなくトヨタ「ライズ」に似た印象があります。
カスタムモデルはメッキのフロントグリルが特徴的で、いわゆる”オラオラ顔”となっています。こちらはトヨタ「アルファード」に似た印象がありますね。
一方「シエンタ」は、選択するボディカラーやエクステリアオプションによって、スポーティでカッコいい印象にもなりますし、逆に虫っぽい印象にもなってしまう、非常に特徴的なデザインといえます。
そのため、ボディカラーは奇抜な色ではなく、ホワイトパールクリスタルシャインやブラックマイカなど、人気の色を選択した方が無難でしょう。
リセールバリューも、上記のボディカラーを選択した方が期待できます。
エクステリアの質感は、フロントグリルやバックドアガーニッシュがメッキとなっている「ルーミー」のカスタムモデルが比較的上質な印象です。唯一、アルミホイールが標準装備されている点も良いですね。
ただスタンダードモデルは、標準だと樹脂フルキャップであったり、フォグランプ部にフタがしてあったりと、廉価な印象が目立ちます。
インテリア・居住性・ラゲッジスペースの比較
インテリアの比較
「ルーミー」と「シエンタ」のインテリアを比較してみましょう。
インテリアデザインは、全体的にカクカクした印象のある「ルーミー」に対して、「シエンタ」はまるっとした印象になっています。
「ルーミー」は昨今の新型車の流れをくむデザインとなっていますが、「シエンタ」は少し古いデザインといえます。
また「ルーミー」は、ハンドル前のオプティトロンメーター、センターに設定されたマルチインフォメーションディスプレイ、そして最大9インチのディスプレイオーディオ(またはナビ)と、3つのディスプレイで構成されていることも特徴的です。
インパネシフトである点、フロントシートウォークスルーである点など共通点がある一方、インテリアデザインは非常に対照的になっており、好みが分かれるところかと思います。
インテリアの質感については、最上位グレードであればシート表皮が合成皮革×スエード調となり、フロントドアトリムやフロントドアアームレストが上級ファブリック巻きとなる点で「シエンタ」の方が上質な印象です。
一方、インパネの質感が低い「シエンタ」に対して、エアコンパネルなどがピアノブラック塗装となる点で「ルーミー」のカスタムモデルの方が上質な印象です。
「ルーミー」のスタンダードモデルは、樹脂製の部分が目立ち、エクステリア以上に質感の低さが目立ちます。一部軽自動車の上位グレードと比較しても劣る質感といえます。
そのため、質感を少しでも気にする方は、カスタムモデルを選択した方が無難です。
インテリアは乗車時毎回目にする場所だけに、購入後後悔することになりかねません。
実際、筆者はケチって下位グレードのクルマを購入して非常に後悔したことがあります。
後悔しないためにも、少しでも気になる方はケチらず上位モデルを選択しましょう。
価格差はリセールバリューで回収できる可能性もあります。
車内の広さ・ラゲッジスペースの広さの比較
「ルーミー」と「シエンタ」の車内の広さ、ラゲッジスペースの広さを比較してみましょう。
室内長の比較
「ルーミー」:2,180mm
「シエンタ」:3,045mm(2列シート車は2,310mm)
室内長は「シエンタ」の方が最大で+86.5cm、2列シート車でも+13cm広い
室内幅の比較
「ルーミー」:1,480mm
「シエンタ」:1,490mm(3列シート車は1,470m)
室内幅は3列シート車なら「シエンタ」の方が+1cm広く、2列シート車なら「ルーミー」の方が+1cm広い
室内高の比較
「ルーミー」:1,355mm
「シエンタ」:1,280mm
室内高は「ルーミー」の方が+7.5cm高い
ラゲッジスペースの比較
「ルーミー」:205ℓ
「シエンタ」:551ℓ(3列シート車は152ℓ)
ラゲッジスペースは「シエンタ」の方が最大で+346ℓ広い
車内の広さ比較 まとめ
上記のとおり、室内の広さは「シエンタ」の圧勝でしょう。
全長が56cmも長いこともあり、室内長とラゲッジスペースは圧倒的な差があります。
しかし、「ルーミー」の後部座席はかなり後ろまでスライド可能(最大で24.0cm)となっており、室内高も「ルーミー」の方がかなり高くなっていますので、後部座席の広さは「ルーミー」が勝るでしょう。
後部座席は70°もリクライニング可能で、前席を倒してフルフラットにできる点でも快適です。
一方ラゲッジスペースは、同じ2列シート車なら「ルーミー」の倍以上の広さがある「シエンタ」の方が圧倒的に広く、大容量のデッキアンダートレイや9つあるユーテリティホールなど、使い勝手も優れています。
また、「シエンタ」は3列シート車を選択できるメリットも大きいでしょう。
3列目は大人が快適に座れる広さはありませんが、小さなお子さんが座る分には問題ないため、6人以上乗る機会がある場合は「シエンタ」の3列シート車1択といえます。
上記のとおり、室内の広さはそれぞれ一長一短あります。
最大5人乗車でラゲッジスペースを多様しない場合は「ルーミー」を、最大5人乗車でラゲッジスペースを多様する場合は「シエンタ」の2列シート車を、6人以上乗る機会がある場合は「シエンタ」の3列シート車を選択するのがおすすめです。
ドライビング装備・快適装備の比較
「ルーミー」と「シエンタ」のドライビング装備、快適装備を比較してみましょう。
「ルーミー」には、「シエンタ」には無い以下の装備が搭載されています。
- 電動パーキングブレーキ
※「シエンタ」は足踏み式パーキングブレーキ - ブレーキホールド
- ウェルカムドアロック解除
- シートバックテーブル
- 格納式リヤサンシェード
- Apple CarPlay、Android Auto
「シエンタ」には、「ルーミー」には無い以下の装備が搭載されています。
- リヤシートリマインダー
- 充電用USB端子2個(センターロアパネル、ルーミーは1個)
- アクセサリーコンセント(AC100V・1500W、ハイブリッド車のみ)
同じトヨタのスライドドア車なため、比較的似た装備内容となっており、装備差は少なめです。
いくつか装備差がありましたが、最大の違いは「ルーミー」に電動パーキングブレーキとブレーキホールドが搭載されていることでしょう。
「ルーミー」は2020年9月15日のマイナーチェンジで電動パーキングブレーキとブレーキホールドが追加されています。
上記の装備により、パーキングブレーキを操作する機会がなくなり、パーキングブレーキのかけ忘れや解除し忘れがなくなります。
また、信号などでの停止時にブレーキペダルを踏み続ける必要がなくなるため、長距離ドライブ時の負担軽減となります。
昨今発売されている新型車の多くに採用されており、もはや”当たり前の装備”になりつつありますので、上記の装備差は大きいでしょう。
その他「ルーミー」には、日常的によく使用する格納式リヤサンシェード、Apple CarPlayやAndroid Autoも設定されています。
先進装備が多い点では「ルーミー」に劣る形になる「シエンタ」ですが、ハイブリッド車には屋外で使用できるアクセサリーコンセント(AC100V・1500W)を設定できるメリットがあります。
災害時にも非常電源として使用できるため、もしもの時に安心です。
燃費性能の比較
「ルーミー」と「シエンタ」の燃費性能を比較してみましょう。
燃費性能は、WLTCモード、ユーザーが投稿した実燃費を集計したe燃費の値にて比較します。
※実燃費は季節や使用環境により異なります。
※補足:WLTCモードとは
JC08モードはエンジンが温まった状態からの測定結果を75%、エンジンが冷えた状態からの測定結果を25%の比率で燃費を算出していました。WLTCモードでは、エンジンが冷えた状態からの測定結果のみを使用し、乗員や積載物の重量も考慮されることになり、これまでのJC08モードよりも実燃費値に近い条件となります。
- WLTCモード:市街地、郊外、高速道路の平均的な使用時間配分で構成した国際的な走行モード
- 市街地モード(WLTC-L):信号や渋滞等の影響を受ける比較的低速な走行を想定
- 郊外モード(WLTC-M):信号や渋滞等の影響をあまり受けない走行を想定
- 高速道路モード(WLTC-H):高速道路等での走行を想定
・ルーミー
・1.0Lガソリン(2WD)
→18.4km/L(WLTCモード)
→15.33km/L(e燃費より)
・1.0Lターボ
→16.8km/L(WLTCモード)
→13.10km/L(e燃費より)
・シエンタ
・1.5Lガソリン(2WD)
→20.0km/L(JC08モード)
→17.0km/L(WLTCモード)
→14.00km/L(e燃費より)
・1.5Lハイブリッド
→28.8km/L(JC08モード)
→22.8km/L(WLTCモード)
→19.66km/L(e燃費より)
燃費性能を比較すると、ハイブリッド車が設定されている「シエンタ」の方が優れています。
「ルーミー」とは最大で約4.0km/L優れているため、年間走行距離が8,000km程度なら「シエンタ」の方が燃料代が15,000円程度安くなります。
ただし、自動車税は「ルーミー」の方が5,500円安いため、維持費の差は10,000円程度になります。
当然ですが、年間走行距離が8,000kmより多い場合は上記の金額差は拡大し、「シエンタ」のお得さが増します。
自動車税が異なるため、最も維持費が高くなるのは「シエンタ」のガソリン車となることは確実でしょう。
上記から、維持費を安くしたいなら「シエンタ」のハイブリッド車が良いといえるでしょう。
エンジン性能の比較
「ルーミー」と「シエンタ」の加速性能を比較してみましょう。
その前に「出力」と「トルク」の違いについて、簡単に説明します。
- 出力:クルマの速さ
- トルク:クルマの加速力
簡単に書くと、「最高出力」の値が高い車は速く走れる車で、「最大トルク」の値が高い車は加速が速い車ということですね。ただ、エンジンやモーターの特性、空力性能や車両重量などにより加速性能は全く異なりますので、単に”トルクの値が大きいから加速が速い”というわけではありません。
・ルーミー
・1.0Lガソリン
→最高出力 51kW〈69PS〉/6,000rpm
→最大トルク 92N・m〈9.4kgf・m〉/4,400rpm
・1.0Lターボ
→最高出力 72kW〈98PS〉/6,000rpm
→最大トルク 140N・m〈14.3kgf・m〉/2,400~4,000rpm
・シエンタ
・1.5Lガソリン
→最高出力 80kW〈109PS〉/6,000rpm
→最大トルク 136N・m〈13.9kgf・m〉/4,400rpm
・1.5Lハイブリッド
エンジン
→最高出力 54kW〈74PS〉/4,800rpm
→最大トルク 111N・m〈11.3kgf・m〉/3,600~4,400rpm
モーター
→最高出力 45kW〈61PS〉
→最大トルク 169N・m〈17.2kgf・m〉
→システム最高出力 73kW〈100PS〉
「エンジン性能」を比較すると、スペック的には「シエンタ」が優れている様に見えます。
しかし、その分車両重量が200kg以上「ルーミー」より重いため、「ルーミー」の1.0Lガソリン車を除くとそれほど加速性能は変わりません。
あくまで参考程度ですが、0-100km/h加速は「シエンタ」と「ルーミー」の1.0Lターボ車が11秒前後、「ルーミー」の1.0Lガソリン車は17秒前後とかなり遅くなっています。
発信時の加速性能はモーターのアシストがある分「シエンタ」のハイブリッド車が優れていますが、その後の加速性能はガソリン車が勝ります。
何れにしても、加速性能を重視するなら「ルーミー」の1.0Lガソリン車はおすすめできません。
「ルーミー」の1.0Lガソリン車は、軽自動車のノンターボ車と同等、またはそれ以下の加速性能となっています。
そのため、加速性能をよっぽど気にしない方以外は、「ルーミー」の1.0Lターボ車か「シエンタ」を選択した方が無難です。
安全性能の比較
「ルーミー」と「シエンタ」の安全性能を比較してみましょう。
下表に各車の安全装備を整理しています。同機能の装備を同行に示しています。
ルーミー | シエンタ |
衝突警報機能(対車両・対歩行者[昼夜])/衝突回避支援ブレーキ機能(対車両・対歩行者[昼夜]) | プリクラッシュセーフティ(歩行者者[昼]検知機能付) |
ブレーキ制御付誤発進抑制機能(前方・後方)、コーナーセンサー(フロント2個/リヤ2個) | インテリジェントクリアランスソナー(パーキングサポートブレーキ[静止物])、ドライブスタートコントロール |
車線逸脱警報機能 | レーンディパーチャーアラート |
路側逸脱警報機能 | - |
ふらつき警報 | - |
先行車発進お知らせ機能 | 先行車発進告知機能 |
標識認識機能(進入禁止/最高速度/一時停止) | - |
AHB(オートハイビーム) | オートマチックハイビーム |
ADB(アダプティブドライビングビーム) | - |
サイドビューランプ | - |
全車速追従機能付ACC(アダプティブクルーズコントロール) | クルーズコントロール |
パノラマモニター | パノラミックビューモニター |
防眩インナーミラー | 防眩インナーミラー |
安全性能で比較すると、「ルーミー」の方が先進的で圧倒的に優秀です。
「ルーミー」が優秀な点は以下のとおりです。
- 自動ブレーキが夜間の歩行者、及び自転車も検知可能
- 車線がない路側も検知する「路側逸脱警報機能」や「ふらつき警報」が搭載されている
- 先行車や対向車の部分的に遮光する先進ライト「ADB(アダプティブドライビングビーム)」が搭載されている
- ステアリングを切った方向にヘッドランプを照らす「サイドビューランプ」が搭載されている
- 先行車との車間調整が可能なアダプティブクルーズコントロールが搭載されており、30km/h以下の低速時でも作動し、停止保持まで可能
「ルーミー」は2020年9月15日のマイナーチェンジを受け、安全性能が一気に向上しました。
特に自動ブレーキの性能が向上した点、そして「全車速追従機能付ACC(アダプティブクルーズコントロール)」が搭載されている点で「シエンタ」との差は圧倒的といえるでしょう。
「シエンタ」の自動ブレーキは夜間での安全性が低く、自転車も検知できません。
また、未だに先行車との車間調整もできない”ただの”クルーズコントロールしか搭載されておらず、安全装備は一昔前の内容となっています。
「シエンタ」の安全性能は、「ルーミー」より劣っているだけでなく、軽自動車と比較しても劣っています。
そのため、安全性能を重視するなら「ルーミー」1択といえるでしょう。
価格の比較
「ルーミー」と「シエンタ」の価格を比較してみましょう。
ルーミーのおすすめグレード&価格
「ルーミー」のおすすめグレードは、「カスタムG-T」で約205万円です。
ノーマルモデルではなくカスタムモデルを選択した理由は、電動パーキングブレーキ・ブレーキホールド・全車速追従機能付ACC(アダプティブクルーズコントロール)をカスタムモデルにしか設定できないためです。
ターボ車を選択した理由は、加速性能が大きく異なるからです。
コンフォートパッケージ、パノラミックビュー対応ナビレディパッケージ、ナビ、ETC代等を30万円ほど足すと、「カスタムG-T」の価格は約235万円となります。
※上記の価格は税金などの諸費用を足していません。諸費用を足すと+15万円程度の価格になります。
シエンタのおすすめグレード&価格
「シエンタ」のおすすめグレードは特別仕様車「FUNBASE G“Safety Edition Ⅱ”」で、ガソリン車が約211万円、ハイブリッド車が約248万円です。
※比較のため2列シート車を選択しています。3列シート車だと約4万円価格が上昇します。
理由は、最上位グレード「G Cuero」との装備差が合成皮革×スエード調のシート表皮、フロントドアトリムやフロントドアアームレストの上級ファブリック巻き程度で、同装備内容にしても「G Cuero」より約5万円安く購入でき、同様にベース車「G」より約2万円安く購入できるからです。
ブラックのドアミラーとブラックのスチールホイールにより足回りが最もカッコいいグレードとなっていることも大きな理由です。
LEDランプパッケージ、ナビ、ETC代等を28万円ほどを足すと、「FUNBASE G“Safety Edition Ⅱ”」(ガソリン車)の価格は約239万円、「FUNBASE G“Safety Edition Ⅱ”」(ハイブリッド車)の価格は約275万円となります。
※上記の価格は税金などの諸費用を足していません。諸費用を足すと+15万円程度の価格になります。
価格比較 結果
上記の価格は税金などの諸費用を足していませんが、値引き額で概ね相殺されるでしょう。
上記金額を比較すると、「ルーミー」は「シエンタ」のガソリン車より4万円程度安く、「シエンタ」のハイブリッド車より40万円程度安いことが分かります。
ただし、「シエンタ」ハイブリッド車は諸費用が5万円程度お得なため、差は35万程度まで減少します。
では、維持費も含めて考えてみましょう。
「シエンタ」のハイブリッド車が最も燃費性能が優れていましたが、年間走行距離が8,000km程度なら10年間使用しても間違いなく「ルーミー」の方が安くなるでしょう。
年間走行距離が15,000km前後の場合は、「シエンタ」のハイブリッド車の方が安くなる可能性がでてきます。15,000kmを超える様な場合は、間違いなく「シエンタ」のハイブリッド車の方が安くなるでしょう。
ちなみに、「シエンタ」のガソリン車とハイブリッド車の価格差は35万円程度ありますが、諸費用の差から価格差は30万円程度まで減少します。
年間走行距離が8,000km程度なら10年間使用しても「シエンタ」のガソリン車が安くなるでしょう。
年間走行距離が12,000kmを超える様な場合は、「シエンタ」のハイブリッド車が安くなるでしょう。
さらに安く、お得に購入したい方は、”新車同様の中古車”も検討してみましょう。
【PR】車の下取り価格を25万円以上アップさせるコツ!
新車を購入する際、現在の車をディーラーで下取りに出す方も多いと思います。
しかし、中古車買取サービスを使用することで現在の車を25万円以上高く売ることも可能です!
中古車買取サービスは、他社買取業者より高い買取価格がつく楽天Car車買取がおすすめです。
■楽天Car車買取が高価買取できる理由
楽天Car車買取が高価買取できる理由は、楽天が主催するネットオークションに車を直接出品するため、中間コストをカットできることにあります。
そのため、ディーラーの下取りや他社買い取り業者より高い買取価格がつく可能性が高くなっているのです。
実際の高価買取実績は楽天Car車買取公式HPにて掲載しているため、気になる方は確認してみましょう。
■楽天グループが運営する車買取サービスのため安心
楽天Car車買取は、楽天グループの楽天カー株式会社のサービスとなっています。
2023年に発覚したビッグモーターの不正問題など、中古車業界を激震させる事件がありましたが、楽天カー株式会社は売上高が年間1兆円を超えるインターネット関連企業最大手の楽天グループの会社のため、安心感があるといえるでしょう。
■査定を受ける回数は1回のみ!個人情報が流れない!
楽天Car車買取は、いわゆる一括査定サービスと異なり、査定を受ける回数は1回のみとなっています。
私は一括査定サービスに登録した経験がありますが、各業者からの山の様なメールと電話が来て大変鬱陶しい思いをすることになりました。
個人情報も各社に流れてしまうため、プライバシー保護の観点からみても良くありません。
楽天Car車買取は、そういった心配は無用といえるでしょう。
また、査定までの全ての工程を楽天カー株式会社が担当するため、複数の業者と話をする必要はありません。
■楽天ポイントが最大5,000ポイントもらえる!
車の売却成立で1,000ポイント、さらにマイカー割のメンバー登録を行うと合計5,000ポイントが貰えます。
※進呈される最新のポイント数は楽天Car車買取公式HPにてご確認ください。
マイカー割は、お得なメルマガが届いたり、車関連のサービスでポイントが追加で貰えたり、車用品などに使えるクーポンが貰えるキャンペーンとなっているため、入って損はありません。
楽天ポイントは売却価格とは一切関係ありませんので、楽天で車を売るだけで5,000円貰えると言っても過言ではありません。
■あなたの愛車の価格を知り、さらに高く売りましょう!
高価買取実績のある楽天Car車買取で無料査定することにより、あなたの愛車が高く売れる可能性は大きく広がります。
高値がつけば楽天Car車買取でそのまま売ってしまっても良いですし、さらに楽天Car車買取で出された査定額を用いてディーラーで価格交渉の材料に使う手もあります。
私はスズキ「スペーシア カスタム」を売る際、ディーラーで下取りに出した後に楽天Car車買取を知り、「もっと高く売れたなぁ」と大変後悔しました。
私のような後悔をしないためにも楽天Car車買取に出品して、現在の車を少しでも高く売って、新しい車を安く買いましょう。
【PR】“新車同様の中古車”なら、新車より60万円以上安い!
車は基本的に新車で買うもの!私はずっとそう考えていました。
しかし、新古車・未使用車や走行距離1,000km程度の車は新車同様です。
さらに、モノによっては普通に新車を買う場合より60万円以上安く買えるケースも多数あります!
上記を考えると、新車購入を検討中の方は“新車同様の中古車を探してみる”という選択肢も大いにありだと思いませんか?!
また、中古車の場合は納期待ちが長い車と異なり、すぐに納車されます。人気車種の場合は納車に1年以上かかるケースがあることも考えると、魅力的ではないでしょうか。
■中古車のメリット、デメリット
“新車同様の中古車”を買う場合のメリットは何といってもその「安さ」が魅力ですが、デメリットは「自分の付けたいオプションが選べない」という点でしょう。
ただし、上記はメーカーオプションの場合のみで、ディーラーオプションの場合は後付けも可能です。
そのため、中古車を選ぶ際は車のカラー及びメーカーオプションを妥協しないようにしましょう。
■中古車を買うなら中古車販売台数トップクラスのガリバーがおすすめ!
中古車を買うなら、中古車販売台数トップクラスのガリバーがおすすめです。
中古車業界の最大手で、知名度も高く、信頼性が高いため安心です。
さらに、ガリバーは以下のメリットもあります。
- 修復歴車(事故車、事故歴ありの車)を販売していない
- 納車後、100日以内であれば返品可能
- ディーラーより長い10年保証(走行距離無制限、ハイブリッドカーのバッテリーなども保証)
ガリバーによると、修復歴車の約4割(39.4%)の車で何らかの故障が発生していたため、修復歴車の販売をやめたようです。そんな修復歴車を販売していないので、故障が発生するリスクが低いともいえますね。
特に驚きなのが、100日以内であれば返品可能というところではないでしょうか。これなら、仮に購入した車に問題があった場合や、急に車の使用シーンが大きく変わっても安心ですよね。
その他、ディーラーよりも長い10年保証というのも心強いです。ハイブリッドカーのバッテリーなども保証対象なのでさらに安心です。走行距離が何kmでも保証対象です。
■中古車は早いもの勝ち!非公開在庫もある!
中古車は基本的に1台限りのものですので、良い車も早く問い合せしないと売れてしまう可能性があります。
また、ガリバーでは毎日約500台の車を買取しており、まだネット上で公開されていない車(非公開在庫)もたくさんあります。
ガリバー 公式サイトに登録すれば、自分で検索するだけでは見つけられない”あなたに最適な車”をガリバーが探し出してくれます。さらに「非公開在庫」も優先的に紹介してもらえます。
気になった車、欲しい車がある方はガリバーに登録して探してもらいましょう!
※中古車の販売金額は申込完了ページには表示されません。登録後、ガリバーから電話がかかってくるので、そこで詳しい話を聞いてみましょう。
まとめ
今回は、トヨタ「ルーミー」と、トヨタ「シエンタ」を徹底比較してみました。
「ルーミー」と「シエンタ」の比較結果を以下にまとめてみました。
- 運転のしやすさ:「ルーミー」の方が視界が良く、取り回しも良い
- エクステリアやインテリアの質感:「ルーミー」のカスタム、「シエンタ」の最上位グレードが上質
- 車内の広さ:後部座席は「ルーミー」が広く、ラゲッジスペースは「シエンタ」が広い
- 快適装備:「ルーミー」の方が先進装備が豊富
- 燃費性能:「シエンタ」のハイブリッド車が優秀
- エンジン性能:引き分け、「ルーミー」の1.0Lガソリン車が最も劣る
- 安全性能:「ルーミー」の圧勝
- 価格の安さ:「ルーミー」の方が最大35万円程度安い
上記のとおり、それぞれ良さがありましたが、「ルーミー」の方が先進性、安全性、コストなど、総合的に優れていると考えます。
特に、先進性や安全性では大差がついており、購入後他車と比較して後悔しないという点でも「ルーミー」の方がおすすめだと考えます。
軽自動車でも搭載が当たり前になりつつある便利な電動パーキングブレーキや全車速追従機能付ACCがないと、他車と比較して見劣りすることになるでしょう。
そして決定的なのが”コストの安さ”です。燃費性能では「シエンタ」より劣りますが、「ルーミー」は価格の安さと自動車税の安さが非常に魅力的です。
以上から、6人以上乗車する機会がある場合は別として、「ルーミー」の方がおすすめです。
一方、「シエンタ」も3列シート車を選択できるメリットがあり、ラゲッジスペースが広く利便性が高いことも魅力的です。
走行距離が多い場合は、「ルーミー」よりも維持費が安くなるコストメリットもあるでしょう。
上記性能とは別に、クルマを選択する際には”見た目”も非常に重要な要素の1つです。
購入される方の好みや使用環境を十分考慮し、後悔しないクルマ選びを行いましょう。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
コメント