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【新型】シエンタ・ライズの違い、比較まとめ~後悔しないのはどっち!?

トヨタ シエンタ 新型 外装 エクステリア車の比較&試乗記

こんにちは!青空ひつじ(♂)です。

今回は、2024年5月20日に一部改良が行われた新型トヨタ「シエンタ」と、2021年11月1日に一部改良が行われたトヨタ「ライズ」の違いを、エクステリア・インテリア・運転のしやすさ・車内の広さ・加速性能・燃費性能・安全性能・価格など、各項目で徹底比較いたします。

コンパクトクラスのクルマながら広い車内で人気の両車。

果たしてどれほどの違いがあり、どっちがおすすめなのか!?

 

2022年8月23日フルモデルチェンジ前の「シエンタ」と「ライズ」の比較は、以下の記事にまとめています。

トヨタ「ライズ」と「シエンタ」どっちがおすすめで後悔しない!?違い・比較まとめ
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新型「シエンタ」や「ライズ」の詳細、一部改良の詳細は、以下の記事にまとめています。

元ディーラーの新型「シエンタ」試乗記~辛口評価でわかった欠点・デメリット
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ボディサイズ・運転のしやすさの比較

■シエンタ(G・アーバンカーキ・ファンツールパッケージ&sientaギアセット)
トヨタ シエンタ 新型 外装 エクステリア

■ライズ


トヨタ「ライズ」公式HPより

ボディサイズについて、比較していきます。

 

・ライズ
全長(mm):3,995
全幅(mm):1,695
全高(mm):1,620
ホイールベース(mm):2,525
車両重量(kg):970~1,070
最小回転半径(m):4.9(Zは5.0)
最低地上高(mm):185

・シエンタ
全長(mm):4,260
全幅(mm):1,695
全高(mm):1,695(4WD車は1,715)
ホイールベース(mm):2,750
車両重量(kg):1,270~1,420
最小回転半径(m):5.0
最低地上高(mm):140

 

■共に運転のしやすいが、取り回しも良さは「ライズ」に軍配!
ボディサイズの違いは、以下のとおりです。

  • 全長は「シエンタ」が26.5cm長い
  • 全高は「シエンタ」が7.5cm大きい
  • 車両重量は「シエンタ」が300kg以上重い
  • 最小回転半径は「シエンタ」が最大10cm大きい
  • 最低地上高は「ライズ」が4.5cm高い

 

上記のとおり、最低地上高を除き「シエンタ」の方が大きくなっていることがわかります。

最小回転半径は、「ライズ」の最上位グレードを除き、「シエンタ」より10cmも小さくなっていますので、小回りの良さでは「ライズ」に軍配があがります。

「ライズ」の最小回転半径は、軽自動車の上位グレードとほぼ同じ値になっているため、「ライズ」は軽自動車並に小回りがきくともいえます。

そのため、取り回しの良いクルマに乗りたい、という方には「ライズ」がおすすめです。

また、「ライズ」は最低地上高が高いため、段差や障害物を乗り超える際などにバンパーを擦る心配がほとんどありません。

 

■「シエンタ」もフルモデルチェンジで運転のしやすさアップ!
とはいえ、両車ともに全幅1,700mm未満の5ナンバーサイズで、全長も比較的短いため、いずれも運転しやすいクルマとなっています。

「シエンタ」は2022年8月23日のフルモデルチェンジで最小回転半径が先代より大幅に小さくなり、フロントガラスの傾斜が比較的緩やかで、上方の視界も広ため、軽自動車に近いレベルだと感じました。

先代「シエンタ」も非常に運転しやすかったですが、さらに運転しやすくなった印象です。

 

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居住性・ラゲッジスペース、使い勝手の比較

居住性・ラゲッジスペース

■シエンタ(Z・フロマージュ)
トヨタ シエンタ 新型 2列目トヨタ シエンタ 新型 2列目トヨタ シエンタ 新型 3列目トヨタ シエンタ 新型 荷室トヨタ シエンタ 新型 荷室

■シエンタ(G・カーキ)
トヨタ シエンタ 新型 2列目トヨタ シエンタ 新型 荷室

■ライズ
ダイハツ ロッキー 内装 インテリアダイハツ ロッキー 荷室 ラゲッジスペースダイハツ ロッキー 荷室 ラゲッジスペース

室内長の比較

「ライズ」:1,955mm
「シエンタ」:2,030mm(7人乗り車は2,545mm

室内長は「シエンタ」が+7.5cm広い

室内幅の比較

「ライズ」:1,420mm
「シエンタ」:1,530mm

室内幅は「シエンタ」が+11cm広い

室内高の比較

「ライズ」:1,250mm
「シエンタ」:1,300mm

室内高は「シエンタ」が+5cm高い

ラゲッジスペースの比較

「ライズ」:369ℓ
※アンダーラゲッジを含めるとガソリン2WD車で449ℓ、ハイブリッド車で386ℓ、4WD車で407ℓ
「シエンタ」:449ℓ(7人乗り車は157ℓ)

ラゲッジスペースは「シエンタ」が最大+80ℓ広い

車内の広さ比較 まとめ

上記の数値のとおり、全てにおいて「シエンタ」の方が圧倒的に広くなっています。

「シエンタ」の後部座席は、先代「シエンタ」よりも2列目足元スペースは8cm、頭上スペースは2.5cm広くなっています。

コンパクトSUVとしてはトップクラスの車内の広さを誇る「ライズ」ですが、後部座席の広さは「シエンタ」が勝るでしょう。

いずれも後部座席がリクライニングできるようになっていますが、「ライズ」は非常に僅かにしか倒せないため、快適性でも「シエンタ」が勝ります。

また、前席を後ろに倒してフラットにできるなど、シートアレンジが豊富な点も魅力です。

ちなみに、「シエンタ」の2列目は7人乗り車と5人乗り車で若干仕様が異なり、7人乗り車は前後スライドとリクライニングがそれぞれ可能ですが、5人乗り車はリクライニングと連動してシートが前後にスライドする形となっており、“スライド操作だけ行うのは無理”な仕様となっています。

「シエンタ」の5人乗り車と7人乗り車の2列目の広さは、ディーラーさん曰く違いはないという話でしたが、試乗した印象では5人乗り車の方が僅かに足元スペースが広いと感じました。

 

ラゲッジスペースも、「シエンタ」は「ライズ」の1.2倍以上広くなっています。

荷室高は、865mmの「ライズ」に対して「シエンタ」は最大1,105mmとなっているため、27インチの大人用自転車など背の高い荷物の積載も可能です。

このラゲッジスペースの広さも「シエンタ」の魅力です。

また、大容量のデッキアンダートレイ、6つあるユーテリティホールなど、使い勝手も優れています。

 

さらに、「シエンタ」は7人乗り車を選択できるメリットも大きいでしょう。

ただ、足元スペースが先代より広くなった2列目と異なり、3列目は全く広くなっていません。

一部ユーザーからは、むしろ狭くなったという意見もあります。

2列目を1番後ろまでスライドさせた状態だと、3列目の足元スペース(膝前スペース)は完全になくなってしまい、大人だけでなく子どもすら乗車できません

2列目を1番前までスライドさせた場合、膝前に拳1つ分程度の余裕ができる広さですが、3列目の長時間乗車は子どもでも厳しいといえるでしょう。

 

何れにしても、昨今ボディサイズは大きいのに車内が狭いクルマが増えている中、両車ともにボディサイズは小さいのに車内が広い素晴らしいクルマとなっています。

どちらが良いか迷った際は“どこまで広さを求めるか”がポイントになるでしょう。

5人以上乗車する機会がある方、車中泊を快適に行いたい方は間違いなく「シエンタ」がおすすめです。

ただ、個人的には「ライズ」でも十分だと考えます。

 

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使い勝手の比較

■シエンタ(Z・フロマージュ)
トヨタ シエンタ 新型 内装 インテリアトヨタ シエンタ 新型 収納トヨタ シエンタ 新型 パーキングブレーキ
使い勝手を比較してみましょう。

 

「ライズ」には、「シエンタ」には無い以下の装備が搭載されています。

  • 電動パーキングブレーキ
  • ブレーキホールド
  • 助手席シートアンダートレイ
  • 車速連動ドアロック
  • シフト操作連動オートドアロック
  • ウェルカムドアロック解除(解錠範囲に入ると自動解錠)
  • アンロック状態で押すと開く給油口

 

「シエンタ」には、「ライズ」には無い以下の装備が搭載されています。

  • フロントシートウォークスルー
  • ハンズフリーパワースライドドア
  • 予約ロック機能
  • 天井サーキュレーター
  • ナノイーX
  • 後席用サンシェード
  • 運転席アッパーボックス、1Lサイズのペットボトルが入るドアポケットなど豊富な収納
  • 左右独立リヤシートスライド機構(7人乗り車)
  • ユーティリティホール(5人乗り車)
  • コネクティッドサービス(リモート確認/操作、リモートスタート、マイセッティング、車内Wi-Fiなど)

 

「ライズ」には、車速連動ドアロック、シフト操作連動オートドアロック、ウェルカムドアロック解除(解錠範囲に入ると自動解錠)、アンロック状態で押すと開く給油口など、ドアロックに関する便利装備が豊富に搭載されています。

そして「ライズ」の大きなメリットとなるのが、電動パーキングブレーキとブレーキホールドの搭載です。

電動パーキングブレーキが搭載されたことによる最大のメリットは、“パーキングブレーキの操作が一切不要”になることにあります。

まず、ギアをD(ドライブ)にしてアクセルを踏むと、自動的にパーキングブレーキが解除されます。

そして、ギアをP(パーキング)にすることで自動的にパーキングブレーキがかかります。

これにより、パーキングブレーキの解除し忘れ、かけ忘れを防げます。

また、ブレーキホールドにより赤信号などでブレーキを踏んでクルマが停止した際、停止状態が維持され、ブレーキペダルを踏み続ける必要がなくなります。

そのため、信号が多い街乗りや渋滞時など、ブレーキペダルをよく踏む機会の負担軽減につながります。

昨今発売されている新型車の多くに採用されており、もはや“当たり前の装備”になりつつありますので、上記の装備差は大きいでしょう。

「シエンタ」は、2022年8月23日のフルモデルチェンジでも電動パーキングブレーキの採用が見送られており、この点は「ヤリス」や「アクア」と同じで、非常に残念な点だといえるでしょう。

 

一方の「シエンタ」は、暑い夏場でも後席がより早く、より涼しくすることができる天井サーキュレーターが設定できる点が大きな魅力といえます。

また、フロントシートウォークスルー、ハンズフリーパワースライドドア、後席用サンシェード、運転席アッパーボックスなど豊富な収納、左右独立リヤシートスライド機構、ユーティリティホールなどにより、車内の使い勝手では「ライズ」を圧倒しています。

USB端子の数は「ライズ」と同じですが、新型車だけに通信用を除き全てタイプCとなっていることも特徴的です。

 

そして、「シエンタ」の大きな魅力は、最新のコネクティッドサービスを使用できる点でしょう。

従来のスマートフォンでドアのドアロック状態の確認や操作、駐車位置の確認、スマートフォンによるエアコンなどのリモート操作ができるだけでなく、以下の最新サービスが使用できます。

  • コネクティッドナビ
    従来の車載ナビではなく、通信で取得した常に最新の地図を保持したナビゲーションシステム
  • エージェント
    「Hey、トヨタ」といえば、エアコンの温度調整や窓の開閉が可能
  • 車内Wi-Fi
    車内Wi-Fiが月1,100円で無制限使い放題
    また、ディスプレイオーディオでWebサイトの閲覧が可能
  • マイセッティング
    スマホやスマートキーによりドライバー毎のメーター表示やディスプレイ表示などの設定を復元

 

特に需要が高いのは車内Wi-Fiでしょう。

月1,100円で使い放題というのは他社と比較しても圧倒的に安い価格設定で、非常に魅力的なサービスといえます。

音声操作でエアコンやウィンドウ操作ができる点も非常に先進的です。

また、コネクティッドナビにより常時最新の地図状態を維持できることも大きな魅力です。

従来からあるマップオンデマンドサービスでも、通信により最新の地図状態にすることができましたが、2週間前後の時間差がある点がネックでした。

従来のディスプレイオーディオでナビを使用する場合、T-Connectナビキットの設定に11万円必要でしたが、コネクティッドナビは標準装備されているため、価格的メリットも大きいでしょう。

 

基本サービスは5年間無料、6年目以降は月330円という点は従来と同じですが、コネクティッドナビを6年目以降も使用する場合、月880円かかる点は気になります。

ナビを使用するだけに年10,560円かかるわけですから、高価な印象です。

その点「10.5インチディスプレイオーディオ(ディスプレイオーディオPlus)」を設定しておけば、車載ナビが設定されるため、コネクティッドナビを使用しないという対応ができるメリットがあります。

 

上記のとおり、新型である「シエンタ」の方が先進装備が豊富で、快適性や利便性が高くなっています。

一方、やはり大きな装備差となるのが電動パーキングブレーキの有無でしょう。

逆にこの点で「ライズ」に大きな魅力があるともいえます。

 

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燃費性能の比較

■シエンタ(Z・フロマージュ)
トヨタ シエンタ 新型 内装 インテリア
燃費性能は、WLTCモード、ユーザーが投稿した実燃費を集計したe燃費の値にて比較します。
※実燃費は季節や使用環境により異なります。

補足:WLTCモードとは
JC08モードはエンジンが温まった状態からの測定結果を75%、エンジンが冷えた状態からの測定結果を25%の比率で燃費を算出していました。WLTCモードでは、エンジンが冷えた状態からの測定結果のみを使用し、乗員や積載物の重量も考慮されることになり、これまでのJC08モードよりも実燃費値に近い条件となります。

  • WLTCモード:市街地、郊外、高速道路の平均的な使用時間配分で構成した国際的な走行モード
  • 市街地モード(WLTC-L):信号や渋滞等の影響を受ける比較的低速な走行を想定
  • 郊外モード(WLTC-M):信号や渋滞等の影響をあまり受けない走行を想定
  • 高速道路モード(WLTC-H):高速道路等での走行を想定

 

・ライズ

・1.2Lガソリン
20.7km/L(WLTCモード)
→14.96km/L(e燃費より)

・1.0Lターボ
→17.4km/L(WLTCモード)
→14.02km/L(e燃費より)

・1.2Lハイブリッド
→28.0km/L(WLTCモード)
→22.32km/L(e燃費より)

 

・シエンタ

・1.5Lガソリン
→18.4km/L(WLTCモード)
→14.98km/L(e燃費より)

・1.5Lハイブリッド(2WD)
28.8km/L(WLTCモード)
→24.50km/L(e燃費より)

 

燃費性能を比較すると、ガソリン車では「ライズ」が、ハイブリッド車では「シエンタ」が優れています

とはいえ、その差は僅かで、実燃費では1.0~2.0km/L程度の違いしかないでしょう。

両車ともに燃費性能は非常に優秀な部類に入り、トヨタ「ヤリスクロス」に近い燃費性能です。

また、「ライズ」の1.0Lターボ車は自動車税が「シエンタ」より年5,500円安いメリットがあります。

 

では、年間走行距離8,000km、ガソリン代160円だった場合の維持費(ガソリン代と自動車税のみ)の違いを試算してみましょう。

  • ライズ(1.0Lターボ車):ガソリン代 91,298円+自動車税 25,000円=116,298円
  • ライズ(1.2ガソリン車):ガソリン代 85,561円+自動車税 30,500円=116,061円
  • ライズ(1.2Lハイブリッド車):ガソリン代 57,348円+自動車税 30,500円=87,848円
  • シエンタ(ガソリン車):ガソリン代 85,447円+自動車税 30,500円=115,947円
  • シエンタ(ハイブリッド車):ガソリン代 52,245円+自動車税 30,500円=82,745円

 

最も維持費が安いのは、「シエンタ」のハイブリッド車です。

ただ、次いで安い「ライズ」のハイブリッド車との差は僅か年5,000円程度なので、ほとんど差はないといえます。

ガソリン車も同様で、各車差はほどんどありません。

いずれも、ハイブリッド車はガソリン車より年3万円前後、維持費が安くなるため、維持費を安くしたいならハイブリッド車がおすすめだといえるでしょう。

車両本体価格は当然ハイブリッド車の方が高くなりますが、長く乗った場合は維持費の差で、5年程度で乗り換えた場合でもリセールバリューの差から元を取れる、または逆転する可能性も十分にあるでしょう。
※価格の詳細は後述しています。

 

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加速性能の比較

■ライズ(1.2Lハイブリッド)
ダイハツ ロッキー 内装 インテリア
加速性能について、比較していきます。

その前に「出力」と「トルク」の違いについて、簡単に説明します。

  • 出力:クルマの速さ
  • トルク:クルマの加速力

簡単に書くと、「最高出力」の値が高い車は速く走れる車で、「最大トルク」の値が高い車は加速が速い車ということですね。ただ、エンジンやモーターの特性、空力性能や車両重量などにより加速性能は全く異なりますので、単に”トルクの値が大きいから加速が速い”というわけではありません。

 

・ライズ

・1.2Lガソリン
→最高出力 64kW〈87PS〉/6,000rpm
→最大トルク 113N・m〈11.5kgf・m〉/4,500rpm

・1.0Lターボ
→最高出力 72kW〈98PS〉/6,000rpm
→最大トルク 140N・m〈14.3kgf・m〉/2,400~4,000rpm

・1.2Lハイブリッド
エンジン
→最高出力 60kW〈82PS〉/5,600rpm
→最大トルク 105N・m〈10.7kgf・m〉/3,200~5,200rpm
モーター
→最高出力 78kW〈106PS〉
→最大トルク 170N・m〈17.3kgf・m〉

 

・シエンタ

・1.5Lガソリン
→最高出力 88kW〈120PS〉/6,600rpm
→最大トルク 145N・m〈14.8kgf・m〉/4,800~5,200rpm

・1.5Lハイブリッド
エンジン
→最高出力 67kW〈91PS〉/5,500rpm
→最大トルク 120N・m〈12.2kgf・m〉/3,800~4,800rpm
フロントモーター
→最高出力 59kW〈80PS〉
→最大トルク 141N・m〈14.4kgf・m〉
リヤモーター
→最高出力 2.2kW〈3.0PS〉
→最大トルク 44N・m〈4.5kgf・m〉

→システム最高出力 85kW〈116PS〉

 

加速性能を比較すると、スペック的には「シエンタ」が勝りますが、車両重量が300kg程度「ライズ」より重くなっているため、加速性能は「ライズ」の方が軽やかです。

 

「ライズ」の1.0Lターボ車は、低回転域から最大トルクが発揮されるターボ車であるため発進時は比較的スムーズで、上り坂も2,000回転程度で登ってくれます。

そのため、1.0t前後の車両重量には十分な印象で、街中でパワー不足を感じることはあまりないと思います。

ただ、急な上り坂となれば3,000回転程度にはなりますし、高速道路の追い越し時などは若干パワー不足を感じるでしょう。

 

「ライズ」の1.2Lガソリン車は、アクセルを軽く踏み込むと軽やかに加速し、強く踏み込むと体を持っていかれるほどの加速性能を発揮します。

ただ、加速性能を発揮するにはエンジンを3,000回転以上回す形となるためエンジン音が大きく、昨今の新型車とは思えないほどうるさいというデメリットがあります。

スペック的には従来から搭載されている1.0Lターボ車より劣りますが、加速性能的には遜色なく、同等の加速性能を誇ります。

正直、走りは全く期待していなかった1.2Lガソリン車だけに、これほどパワフルで面白い加速を発揮することに非常に驚きました。

ただ、前述のとおり“最もうるさいパワートレイン”となっているため、静粛性の観点からは最も劣ります。

総合的に考えれば、1.0Lターボ車の方が優れているといえるでしょう。

 

「ライズ」の1.2Lハイブリッド車は、1.2Lガソリン車とは対照的に非常に静かで、リニアに加速します。

ただ、日産e-POWER(ノート)と同程度の加速性能を期待していると、ガッカリすることになります。

街乗りでは十分の加速性能ではあるものの、1.2Lガソリン車と比較すると加速性能は劣ります

そのため、急な坂道や追い越し時はパワー不足を顕著に感じます。

 

「シエンタ」は、ハイブリッド車・ガソリン車ともに先代より加速性能が大きく向上しており、非常に軽やかに加速してくれます。

先代「シエンタ」は比較的加速が遅い部類に入り、加速性能に不満がある方も少なからずいたかと思いますが、新型「シエンタ」なら街中で不満を感じることは少ないでしょう。

先代「シエンタ」との比較では圧倒的に「ライズ」が勝っていましたが、「シエンタ」のフルモデルチェンジでその差は非常に小さくなった印象です。

 

ドライビング装備として「ライズ」のハイブリッド車にはワンペダル操作が可能な「スマートペダル(S-PDL、S-Pedal)」が搭載されていますが、アクセルを離した際の減速感が非常に強いため、慣れるまでに時間がかかるかと思います。

ユーザーによって好みはあるかと思いますが、個人的には「スマートペダル(S-PDL、S-Pedal)」をオフにした状態の方が運転しやすいと感じました。

 

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安全性能の比較

■シエンタ(Z・フロマージュ)
トヨタ シエンタ 新型 ディスプレイオーディオ
「ライズ」と「シエンタ」の安全性能を比較してみましょう。

下表に各車の安全装備を整理しています。同機能の装備を同行に示しています。

 

ライズシエンタ
衝突警報機能(対車両・対歩行者[昼夜])/衝突回避支援ブレーキ機能(対車両・対歩行者[昼夜])プリクラッシュセーフティ[交差点右左折支援・低速時加速抑制機能・緊急時操操舵支援]
ブレーキ制御付誤発進抑制機能(前方・後方)、コーナーセンサー(フロント2個/リヤ2個)、RCTA(リヤクロストラフィックアラート)ドライブスタートコントロールパーキングサポートブレーキ(後方接近車両・前後方静止物、周囲静止物、後方歩行者)、ドライブスタートコントロール
プロアクティブドライビングアシスト
車線逸脱警報機能、路側逸脱警報機能、ふらつき警報、車線逸脱抑制制御機能レーンディパーチャーアラート
LKC(レーンキープコントロール)レーントレーシングアシスト
BSM(ブラインドスポットモニター)ブラインドスポットモニター
全車速追従機能付ACC(アダプティブクルーズコントロール)レーダークルーズコントロール(全車速追従機能・カーブ速度抑制機能付)
ドライバー異常時対応システム
先行車発進お知らせ機能発進遅れ告知機能
標識認識機能(進入禁止/最高速度/一時停止)ロードサインアシスト
AHB(オートハイビーム)オートマチックハイビーム
ADB(アダプティブドライビングビーム)
サイドビューランプ
コーナリングトレースアシスト
パノラミックビューパノラミックビューモニター(床下透過表示機能付)
スマートパノラマパーキングアシスト(駐車支援システム)トヨタチームメイト アドバンスト パーク
ドライブレコーダー(前後方)
プラスサポート(急アクセル時加速抑制)
防眩インナーミラー防眩インナーミラー

上記のとおり、安全性能は「シエンタ」が優れています

その差は圧倒的で、安全性能で選ぶなら「シエンタ」1択といえます。

 

具体的に、以下の点で「シエンタ」が優れています。

■自動ブレーキ、衝突回避操舵支援

  • プリクラッシュセーフティ
    自動ブレーキが夜間自転車と昼自動二輪車も検知可能となり、交差点右左折時の対向車や歩行者、自転車に対しても作動し、対向車については2レーンまで対応可能
    さらに交差点の出合い頭時にも自車速度5~60km/hと幅広く作動する国産車トップクラスの性能
  • パーキングサポートブレーキ(周囲静止物、後方歩行者)
    車両前後方のみならず側方に対しても衝突の危険性がある際は自動ブレーキが作動し、後退時に歩行者と接触する危険性が高い場合にも自動ブレーキも作動
  • プロアクティブドライビングアシスト
    歩行車や自転車が横断する場合や、側道に歩行者や自転車、駐車車両がいる場合、ステアリング操作やブレーキ操作支援による衝突を事前に抑制
    先行車や前方のカーブに対して減速操作をサポートし、頻繁な踏みかえ操作を軽減

■駐車支援

  • トヨタ チームメイト[アドバンストパーク]
    従来のステアリング、アクセル、ブレーキ、シフトの全操作を自動で行う駐車機能に、並列駐車時の前向き駐車、前向き出庫、バック出庫機能を追加
    スマートフォンを操作による駐車および出庫が可能なリモート機能を追加
  • パノラミックビューモニター
    床下透過機能(サイドクリアランスビュー、コーナリングビュー)を追加
    さらに、自動表示する地点の登録機能や音声操作に対応

■高速運転支援

  • ドライバー異常時対応システム
    「レーントレーシングアシスト」や「アドバンストドライブ」作動中にドライバーの無操作状態が続くとハザードランプやストップランプの点灯、ホーンを鳴らし、自車線内で停止、ドア解錠を行い、緊急車両の手配まで行う

■運転サポート

  • ロードサインアシスト
    信号が青に変わるとブザー音やディスプレイ表示でお知らせする機能を追加、方向指示器側の信号にも対応

 

上記の装備はいずれもライバルのホンダ「フリード」やトヨタ「ルーミー」にはない先進安全装備となっており、スライドドアが装備されたBセグメントクラスのクルマの中では最も安全性能が優れたクルマとなっています。

 

中でも、自動ブレーキの性能が非常に優れています

2021年までは、交差点右左折時の対向車や歩行者、自転車に対しても作動するか、交差点などの出合い頭にも作動するかが先進自動ブレーキの基準となっており、自動ブレーキの性能は2021年時点で「レヴォーグ」などスバル車が一時リードしていました。

しかし「シエンタ」の自動ブレーキは、上記の性能に加え自動二輪車や後方歩行者に対しても作動するようになっており、さらに1歩先にいった形です。

また、交差点の出合い頭時の自動ブレーキについても、「レヴォーグ」は作動範囲が自車速度1~20km/hとなっているのに対して、「シエンタ」は自車速度5~60km/hと幅広く作動し、さらに自動二輪車も検知可能となっています。

 

さらに、歩行者が飛び出してくるかもしれない、ぶつかるかもしれない、という状況を予測してステアリング操作やブレーキ操作を支援する「プロアクティブドライビングアシスト」も「レヴォーグ」にはない先進安全装備で非常に先進的です。

この機能により、接触する危険性を“もっと手前で”防いでくれるため、自動ブレーキの1歩先の機能ともいえます。

 

高速運転支援も非常に先進的です。

レーダークルーズコントロールは、先行車との車間を自動調整するだけでなく、カーブを走行する際は自動的に速度が抑制されるようになっています。

また、従来より前方認識範囲を拡大したことで、無駄な加速・減速をなくせるようになっています。

高速走行中にステアリングをアシストするレーントレーシングアシストは、カーブや車両などの回避動作に対応可能で、使用中にドライバーの無操作状態が続くと緊急車両の手配まで行うドライバー異常時対応システムも採用されています。

 

その他、ドライブレコーダーの標準装備化も大きな魅力です。

前方のドライブレコーダーはToyota Safety Senseの車載カメラを、後方は専用のカメラを使用しています。

何と言っても最大のメリットは、購入後別途ドライブレコーダーを設置する必要がないことでしょう。

その他、ディスプレイオーディオで録画映像を確認できたり、スマートフォンに録画映像を転送して確認できたりできることもメリットでしょう。

画質は若干カクカクしているものの、証拠映像としては問題ないレベルだと考えます。

一方、録画時間が100分と短く、衝撃を検知した後から録画が開始されるタイプなため、衝突時の映像は録画できません。

また、衝撃が軽い人や自転車との接触の場合は保存されない、など一般的なドライブレコーダーと比較するといくつか欠点があるため、気になる方は結局別途ドライブレコーダーを設置した方が良いでしょう。

 

自動駐車機能であるアドバンスト パークは、スイッチ1つで駐車が可能となっており、スイッチを押したあとはハンドル・アクセル・ブレーキ・シフト操作が一切不要で、座っているだけで駐車が完了します。

駐車後、クルマの後方にはクルマ止めまでかなりスペースが空いており、自分で駐車したらもっと寄せられたのにと思う様なことはありましたが、設定時間や駐車時間の早さを考えれば、非常に実用的な機能だと感じました。

ただ、「ノア」・「ヴォクシー」に設定されているスマートフォンで駐車操作が可能なリモート機能はなく、ハイブリッド車の最上位グレードにしか設定できない設定となっています。

 

「ライズ」は、先行車や対向車の部分的に遮光する先進ライト「ADB(アダプティブドライビングビーム)」や、ステアリングを切った方向にヘッドランプを照らす「サイドビューランプ」が搭載されている点で優れていますが、前述のとおり安全性能で選ぶなら「シエンタ」1択です。

 

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価格の比較

トヨタ ライズ 外装 エクステリア
価格について、比較します。

 

ライズのおすすめグレード&価格

「ライズ」のおすすめグレードは「Z」で、1.2Lガソリン車が約204万円、1.2Lハイブリッド車が約233万円です。

理由は、レーンキープコントロール、全車速追従機能付ACCなどの安全装備が「Z」でないと設定できないからです。低めなインテリアの質感もある程度カバーできることも大きな理由の1つです。

メーカーオプションのブラインドスポットモニター、パノラミックビュー対応ナビレディパッケージ、ディーラーオプションの9インチT-Connectナビ、ETC代等を約41万円足すと、「Z」(ガソリン車)は約245万円「Z」(ハイブリッド車)は約274万円となります。
※上記の価格は税金などの諸費用を足していません。諸費用を足すと+15万円程度の価格になります。

 

シエンタのおすすめグレード&価格

「シエンタ」のおすすめグレードは、ガソリン車なら「Z」(約265万円)、ハイブリッド車なら「HYBRID Z」(約300万円)が最もおすすめです。
※上記はいずれも5人乗り車の価格。7人乗り車は+4万円程度。

5人乗り or 7人乗りは、家族構成や5人以上乗車する機会があるかないかで異なるかと思います。

3列目は子どもでも長時間乗車は厳しいため、あくまで補助席的な扱いです。

7人乗りだと2列目を倒した時に“隙間”ができてしまうため、フラットにしたときの荷室の使い勝手は5人乗りの方が優れています。

5人乗りは2列目のスライドができないものの、リクライニングと連動して座面がスライドするようになっています。

それが要因かは不明ですが、7人乗りより2列目足元スペースが少し広い印象があります。

上記より、5人以上乗車する機会がない場合は、5人乗り車が最もおすすめだと考えます。

 

各グレードの違い、おすすめグレードの詳細は、以下の記事にまとめています。

【新型シエンタ】グレード(Z・G・X)の違い!おすすめは?
2024年5月20日に一部改良が行われた新型トヨタ「シエンタ」の各グレードの違い、おすすめグレードをまとめてみました。

 

オプションにアルミホイール、ドライブレコーダー、天井サーキュレーター、アクセサリーコンセント(ハイブリッド車のみ)、ディスプレイオーディオPlus(Gのみ)を設定すると、「Z」の価格は約280万円「HYBRID Z」の価格は約319万円となります。
※上記の価格は税金などの諸費用を足していません。諸費用を足すと+15万円程度の価格になります。

【新型シエンタ オプション】おすすめ・不要なオプション10選
2024年5月20日に一部改良が行われた新型トヨタ「シエンタ」のおすすめオプション・不要なオプションをご紹介!果たして、シエンタに必要なオプションとは!?

 

価格比較 結果

上記価格を比較すると、ガソリン車は35万円程度、ハイブリッド車は45万円程度「ライズ」の方が安くなっています。

維持費は「シエンタ」のハイブリッド車が最も優れていましたが、維持費を含めて考えても間違いなく「ライズ」が最も安くなるでしょう。

「シエンタ」の1つ下のグレードと比較した場合、価格差は20万円程度減少するものの、「ライズ」の方が安くなる結果は変わりません。

「ライズ」のハイブリッド車とガソリン車の価格差は30万円程度ありますが、諸費用の差・維持費の差・リセールバリューの差から、ハイブリッド車がお得になる可能性が高いと考えます。

ハイブリッド車は優れた静粛性や、アクセサリーコンセントを設定できるメリットもあるため、おすすめです。

 

いずれにしても、全込み200万円以上、「シエンタ」のハイブリッド車なら350万円以上の価格となる場合もありますので、決して安いクルマではありません。

少しでも安く、お得に購入したい方は“新車同様の中古車”も検討してみましょう。

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ただし、上記はメーカーオプションの場合のみで、ディーラーオプションの場合は後付けも可能です。

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  • 修復歴車(事故車、事故歴ありの車)を販売していない
  • 納車後、100日以内であれば返品可能
  • ディーラーより長い10年保証(走行距離無制限、ハイブリッドカーのバッテリーなども保証)

ガリバーによると、修復歴車の約4割(39.4%)の車で何らかの故障が発生していたため、修復歴車の販売をやめたようです。そんな修復歴車を販売していないので、故障が発生するリスクが低いともいえますね。

特に驚きなのが、100日以内であれば返品可能というところではないでしょうか。これなら、仮に購入した車に問題があった場合や、急に車の使用シーンが大きく変わっても安心ですよね。

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まとめ

今回は、トヨタ「シエンタ」とトヨタ「ライズ」を徹底比較してみました。

 

「シエンタ」と「ライズ」の比較結果を以下にまとめてみました。

  • 運転のしやすさ:取り回しは僅かに「ライズ」が良いが、大きな違いはない
  • 車内の広さ:「シエンタ」の圧勝
  • 使い勝手:「シエンタ」は先進装備が豊富、「ライズ」は電動パーキングブレーキあり
  • 燃費性能:「シエンタ」のハイブリッド車が優秀
  • 加速性能:「ライズ」が優秀
  • 安全性能:「シエンタ」の圧勝
  • 価格の安さ:「ライズ」が35~45万円程度安い

 

上記のとおり、車内の広さや使い勝手、安全性能など「シエンタ」が優れている項目が多くなっています。

ただ「ライズ」は、安全性能や車内の使い勝手を除き、「シエンタ」に大きく負けている項目がありません。

「ライズ」は元々欠点の少ないクルマとなっていましたが、2021年11月1日の一部改良により欠点がさらに少なくなっています。

そして、何と言っても価格が安い!

「シエンタ」はフルモデルチェンジで先進的で非常に魅力的なクルマになった一方、価格が上昇したため、コスパでは「ライズ」が勝ると考えます。

車内の広さや使い勝手では「シエンタ」に劣るものの、子育てや介護中の方以外は「ライズ」でも十分でしょう。

また、「ライズ」は悪路走破性も優れているためアウトドアにも最適です。

「ライズ」は、加速性能や走行性能、燃費性能や安全性能、車内の広さなど、総合的にバランスが取れており、デザインも無難でクセがないため万人受けしますし、流行りのハイブリッドSUVで非常に人気が高いためリセールバリューも期待できるでしょう。

 

一方「シエンタ」は、「ライズ」にはない車内の広さや使い勝手があり、何と言っても安全性能が圧倒的に優れています。

前述のとおり、安全性能で選ぶなら「シエンタ」1択です!

子育てや介護中の方、5人以上乗車する機会がある方、安全性能を重視する方は「シエンタ」がおすすめです。

トヨタ「ノア」・「ヴォクシー」だと大きすぎる、価格が高すぎる、顔がオラつき過ぎている、と感じる方にもおすすめです。

また、車中泊をする場合も「ライズ」より「シエンタ」の方が快適なため、おすすめです。

 

上記のとおり、ユーザーによってどちらが良いかは異なります。

クルマの購入で後悔しないためには、あなたが重視する項目は何なのか、よく確認しておくことが重要です。

1番売れてるから何となく選んだ、SUVが流行っているから何となくSUVにした、などの安易なクルマ選びをしない様にしましょう。

特にこだわりがないのであれば、総合力が高い「ライズ」を選択すれば後悔することはないと考えます。

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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