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トヨタ「ヤリスクロス」と「C-HR」どっちのSUVがおすすめ!?違いを徹底比較!

トヨタ ヤリスクロス 外装 エクステリア車の比較&試乗記

こんにちは!青空ひつじ(♂)です。

今回は、2024年1月17日に一部改良が行われたトヨタ「ヤリスクロス」と、2020年8月4日に一部改良が行われたトヨタ「C-HR」の違いを徹底比較してみました。

 

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同じトヨタのコンパクトSUVで価格帯も近い両車。

そんな「ヤリスクロス」と「C-HR」のどっちを買った方が後悔しないのか!?

燃費性能・加速性能・安全性能・運転のしやすさ・エクステリア・インテリア・車内の広さ・価格など、徹底検証いたします。

 

※掲載している「ヤリスクロス」の写真は「HYBRID Z」(ブラックマイカ)及び「HYBRID G」(ブラックマイカ×センシュアルレッドマイカ)です。

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ボディサイズ・運転のしやすさ・エクステリアの比較

ボディサイズ・運転のしやすさ


トヨタ「ヤリスクロス」公式HPより
トヨタ「C-HR」公式HPより

ボディサイズについて、比較していきます。

 

・ヤリスクロス
全長(mm):4,180~4,200
全幅(mm):1,765
全高(mm):1,580~1,590
ホイールベース(mm):2,560
車両重量(kg):1,110~1,270
最小回転半径(m):5.3
最低地上高(mm):170

・C-HR
全長(mm):4,385(“GR SPORT”は4,390)
全幅(mm):1,795
全高(mm):1,550(4WDは1,565)
ホイールベース(mm):2,640
車両重量(kg):1,390~1,470
最小回転半径(m):5.2
最低地上高(mm):140(4WDは155)

 

■全長は「C-HR」の方が大きいけど、最小回転半径は「ヤリスクロス」の方が大きい
同じコンパクトSUVの両車ですがボディサイズは全く異なります。

全長は「C-HR」の方が18.5cm以上長く、全幅は「C-HR」の方が3cm大きく、ホイールベースも「C-HR」の方が8cm大きくなっていますが、最小回転半径は「ヤリスクロス」の方が10cm大きくなっています。

そのため、「ヤリスクロス」の方がコンパクトで取り回しが良さそうに見えますが、「C-HR」の方が僅かに取り回しが良いといえます。

また、車両重量は大きく異なり、「C-HR」の方が約300kgも重くなっています。

最低地上高は「ヤリスクロス」が17cmと比較的余裕があるのに対し、「C-HR」は最大でも15.5cmとSUVとしては低くなっていることも特徴的です。

 

運転のしやすさ、視界の広さは「ヤリスクロス」の方が優れており、運転が苦手な方には「ヤリスクロス」の方がおすすめです。

「C-HR」が運転しにくいわけではありませんが、「ヤリスクロス」の方がコンパクトカーと同様の感覚で運転できます。

“SUVが欲しいけど「RAV4」や「カローラクロス」だと大きすぎて運転しにくい”と感じていた方にもおすすめです。

 

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エクステリア

■ヤリスクロス:「HYBRID G」(ブラックマイカ×センシュアルレッドマイカ)
トヨタ ヤリスクロス 外装 エクステリアトヨタ ヤリスクロス 外装 エクステリアトヨタ ヤリスクロス 外装 エクステリア

 

■C-HR:「G」


トヨタ「C-HR」公式HPより

「ヤリスクロス」のエクステリアデザインは、車名に「ヤリス」と付いていますが「ヤリス」とはフロントデザインが結構異なります。

フロントグリルが大きい「ヤリス」に対して、「ヤリスクロス」のフロントグリルは小さく、ヘッドランプもよりシャープになっています。

また、フロントフォグランプとは別に設定されている縦長のデイタイムランニングランプ(ターンランプ)や、ドア下モールディングの車名プレートが全車標準装備されている点も特徴的です。

リヤデザインは、リヤコンビネーションランプの形状など、比較的「ヤリス」と似たデザインになっています。

 

「C-HR」のエクステリアデザインは、シャープなヘッドランプに大きいフロントグリルが特徴的で、リヤデザインは一目で「C-HR」だと分かる特徴的なリヤコンビネーションランプとなっています。

SUVとスポーツクーペを融合させた様なデザインとなっています。

 

「ヤリスクロス」のエクステリアの質感は、ピラーの艶有り塗装やドアベルトモールディングのメッキ加飾などはないため、特別質感高い印象はなく、クラス標準的といった印象です。

「ヤリス」と比較すると、艶有り塗装部分が若干少なくなっていますが、大きな質感差があるわけではありません。

上位グレード「Z」と中間グレード「G」の質感差(装備差)は、「Z」のみに設定されている切削光輝のアルミホイール、ピアノブラックのアッパーグリル程度しかなく、それほど大きな違いはありません。

アッパーグリルの違いはよく見ないと分からないレベルなので、エクステリアの最大の違いはアルミホイールといえそうです。

アルミホイールのデザインは当然「Z」の方がカッコよくなっていますが、2インチもタイヤサイズが大きくなるためタイヤ代が4本で12,000円前後異なりますし、燃費性能にも影響してくるため、一長一短あると思います。

両グレードともにフォグランプはオプションとなっていますが、”フタ”がされている箇所がそれほど目立っていないこと、LEDヘッドランプが非常に明るいことを考慮すると、5万円前後のフォグランプをわざわざ設定する必要はないかと個人的には考えます。

 

中間グレード「G」で気になる点は、LEDヘッドランプ(約7万円)がオプション設定となっている点で、今どきハロゲンヘッドランプというのは軽自動車より劣る装備内容といえるでしょう。

そのため、LEDヘッドランプのオプション装備は必須だと考えます。

とはいえ、アルミホイールが全グレードでオプション設定となっている「ヤリス」よりは大分マシといえます。

「ヤリス」よりも上位グレードと中間グレードの質感差が少なくなっていることも好印象です。

 

「ヤリスクロス」は、2022年7月19日の一部改良にて新たに「Z”Adventure”」が追加されました。

「Z”Adventure”」は、「Z」にはないシルバー塗装の前後バンパー、ルーフレールが設定されることにより、“よりSUVらしい”力強いデザインとなっています。

 

「C-HR」のエクステリアの質感は、上位グレード「G」であればドアウインドゥフレームモールディングがピアノブラック塗装となり、ドアベルトモールディングがメッキとなっているため、上質な印象です。

「ヤリスクロス」より1クラス上である「C-HR」の方が質感高いことは間違いありません。

ただ、エントリーグレード「S」になると、上記のピアノブラックやメッキの加飾がなくなり、アルミホイールの質感も大きく落ちるため、「ヤリスクロス」との質感差が縮まります。

そのため、エクステリアだけでも「G」の方がおすすめです。

 

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インテリア・居住性・ラゲッジスペースの比較

インテリア

■ヤリスクロス:「HYBRID Z」(合成皮革+ツィード調ファブリック[ダークブラウン])
※2024年1月17日改良前

トヨタ ヤリスクロス 内装 インテリアトヨタ ヤリスクロス 内装 インテリアトヨタ ヤリスクロス 内装 インテリアトヨタ ヤリスクロス 内装 インテリアトヨタ ヤリスクロス 内装 インテリアトヨタ ヤリスクロス 内装 インテリア

 

■ヤリスクロス:「HYBRID Z”Adventure”」(合成皮革[サドルタン])
※2024年1月17日改良後


トヨタ「ヤリスクロス」公式HPより

 

■C-HR:「G」


トヨタ「C-HR」公式HPより

「ヤリスクロス」のインテリアデザインは、エクステリアと異なり「ヤリス」とほとんど同じです。

ただ、メーターは2024年1月17日の改良で全グレード7.0インチTFTカラーマルチインフォメーションディスプレイに統一されたため、下位グレードで4.2インチTFTカラーマルチインフォメーションディスプレイを採用している「ヤリス」とは異なります。

 

「C-HR」のインテリアデザインは、スポーティな2眼メーターに4.2インチマルチインフォメーションディスプレイ、そして8インチディスプレイオーディオと、非常にシンプルでシックな印象があります。

ハイブリッド車やCVT車においても、シフトノブがMT車の様な丸い形状になっていることも特徴的です。

 

「ヤリスクロス」のインテリアの質感は「ヤリス」とほぼ同じで、従来のコンパクトカーと比較すると質感高くなっています。

しかし、上位グレードなら上級ファブリック+本革シートとなり、ステアリングやセンターコンソールなど各所がピアノブラック塗装となる「C-HR」の方が圧倒的に上質です。

2024年1月17日の改良でコンソールボックス付フロントソフトアームレストが採用されていますが、上の写真のとおり「プリウス」や「カローラ」などCセグメントクラス以上のクルマに採用されている“ちゃんとした”センターアームレストとは異なり、収納スペースも限定的です。

「C-HR」は上質なセンターコンソールボックスが全車標準装備されており、「ヤリスクロス」と「ライズ」との大きな違いの1つです。

上記の点は、「ヤリスクロス」の欠点の1つといえます。

「ヤリス」についても、同時期に発売されたホンダ「フィット」と比較すると質感の低さが欠点の1つとなっていましたので、その点では「ヤリスクロス」も同様です。

 

「ヤリスクロス」の上位グレード「Z」と中間グレード「G」の質感差(装備差)は、シート表皮、パワーシート、シートヒーター程度で、「ヤリス」と比較するとそれほど多くはありません。

「Z」グレードは内装色によって見え方が異なりますが、「Z」と「G」に大きな質感差はありません。

「ヤリス」の場合、中間グレード以下だと“ヘッドレスト一体型のシート”となっており、今どき軽自動車でもスズキ「アルト」やダイハツ「ミライース」程度しかない非常に廉価な装備で、大きな欠点となっていました。

その点、「ヤリスクロス」はエントリーグレードを除きヘッドレストセパレート型のシートとなっているなど、「ヤリス」よりも上位グレードと中間グレードの差が少なくなっています。

 

「C-HR」の上位グレード「G」とエントリーグレード「S」の質感差(装備差)は、ステアリングホイール(本革シ or ウレタン)、シート表皮(上級ファブリック+本革 or ファブリック)、センターコンソールアッパー加飾(ピアノブラック or ブラック)など、エクステリア以上に質感差(装備差)があります。

グレード間の価格差は30万円程度ありますが、エクステリアやインテリアの質感差だけでなく、快適装備や安全装備の差がかなりあるため、妥協せず「G」を選択した方が無難で、後悔しないでしょう。

快適装備や安全装備の詳細については、後述しています。

 

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居住性・ラゲッジスペース

■ヤリスクロス:「HYBRID G」

トヨタ ヤリスクロス 内装 インテリアトヨタ ヤリスクロス 内装 インテリア

ここからは、室内の広さを比較してみましょう。

 

室内長の比較

  • 「ヤリスクロス」:1,845mm
  • 「C-HR」:1,800mm

室内長は「ヤリスクロス」の方が+4.5cm広くなっています。

 

室内幅の比較

  • 「ヤリスクロス」:1,430mm
  • 「C-HR」:1,455mm

室内幅は「C-HR」の方が+2.5cm広くなっています。

 

室内高の比較

  • 「ヤリスクロス」:1,205mm
  • 「C-HR」:1,210mm

室内高は「C-HR」の方が+0.5cm広くなっています。

 

ラゲッジスペースの比較

  • 「ヤリスクロス」:390ℓ
  • 「C-HR」:318ℓ

ラゲッジスペースは「ヤリスクロス」の方が+72ℓ広くなっています。

 

車内の広さ比較 まとめ

室内の広さは上記の数値のとおり、室内幅や室内高は「C-HR」が僅かに広くなっているものの、室内長は「ヤリスクロス」が広くなっており、特にラゲッジスペース広さは「ヤリスクロス」の圧勝です。

 

「ヤリスクロス」も同クラスのSUVと比較すると決して広い部類には入りませんが、「C-HR」よりは広く、特に後部座席の足元スペースに余裕があります。

また、ラゲッジスペースは「C-HR」の1.2倍広いため、後部座席やラゲッジスペースを多様する場合は「ヤリスクロス」の方が快適でしょう。

 

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快適装備の比較


トヨタ「ヤリスクロス」公式HPより

快適装備を比較してみましょう。

 

「ヤリスクロス」には、「C-HR」には無い以下の装備が搭載されています。

  • 運転席ターンチルトシート
  • 助手席シートアンダートレー
  • 4:2:4分割可倒式リヤシート(リヤセンターアームレスト付[ボトルホルダー2個付])
  • ハンズフリーパワーバックドア
  • 最新のコネクティッドサービス

 

「C-HR」には、「ヤリスクロス」には無い以下の装備が搭載されています。

  • センターコンソールボックス ※「ヤリスクロス」も小容量のコンソールボックスあり
  • オートワイパー(雨滴感応式)
  • 電動ランバーサポート(運転席)
  • シートバックポケット(運転席)
  • 左右独立温度コントロールフルオートエアコン

 

「ヤリスクロス」はハンズフリーパワーバックドアが採用されている点で魅力的でしょう。

ハンズフリーパワーバックドアはトヨタのコンパクトSUVでは初採用で、従来車よりも約2倍のスピードで開閉する最新仕様となっています。

また、2024年1月の改良で常時最新の地図状態を維持できるコネクティッドナビ、エアコンの温度調整や窓の開閉が音声操作で可能なエージェント、月1,100円で無制限使い放題の車内Wi-Fi、スマホやスマートキーによりドライバー毎のメーター表示やディスプレイ表示などの設定を復元できるマイセッティングなど、最新のコネクティッドサービスが使用できるメリットもあります。

 

一方「C-HR」は、雨滴感応式オートワイパー、電動ランバーサポート、左右独立温度コントロールフルオートエアコンなど、Cセグメントクラス以上のクルマに多く採用されている快適装備が豊富に設定されています。

また、上質で大きいセンターコンソールボックスが設定されているため、快適性が高いだけでなく、インテリアの質感差にも大きく影響しています。

 

上記のとおり、両車一長一短ありますが、決め手はハンズフリーパワーバックドアとセンターコンソールボックスだと筆者は考えます。

どちらを重視するかで、どちらが良いかは変わってくるでしょう。

 

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燃費性能の比較

トヨタ ヤリスクロス 外装 エクステリア
※ヤリスクロス:「HYBRID Z」(ブラックマイカ)

 

燃費性能は、WLTCモード、ユーザーが投稿した実燃費を集計したe燃費の値にて比較します。
※実燃費は季節や使用環境により異なります。

補足:WLTCモードとは
JC08モードはエンジンが温まった状態からの測定結果を75%、エンジンが冷えた状態からの測定結果を25%の比率で燃費を算出していました。WLTCモードでは、エンジンが冷えた状態からの測定結果のみを使用し、乗員や積載物の重量も考慮されることになり、これまでのJC08モードよりも実燃費値に近い条件となります。

  • WLTCモード:市街地、郊外、高速道路の平均的な使用時間配分で構成した国際的な走行モード
  • 市街地モード(WLTC-L):信号や渋滞等の影響を受ける比較的低速な走行を想定
  • 郊外モード(WLTC-M):信号や渋滞等の影響をあまり受けない走行を想定
  • 高速道路モード(WLTC-H):高速道路等での走行を想定

 

・ヤリスクロス

・1.5Lガソリン ※2WD
→19.8km/L(WLTCモード)
→13.92km/L(e燃費より)

・1.5Lハイブリッド ※2WD
→30.8km/L(WLTCモード)
→25.12km/L(e燃費より)

 

・C-HR

・1.2Lターボ ※2WD、CVT
→16.4km/L(JC08モード)
→14.9km/L(WLTCモード)
→12.12km/L(e燃費より)

・1.8Lハイブリッド
→30.4km/L(JC08モード)
→25.8km/L(WLTCモード)
→21.65km/L(e燃費より)

 

燃費性能を比較すると、ガソリン車は2.0km/L程度、ハイブリッド車は5.0km/L程度「ヤリスクロス」の方が優秀です。

「ヤリスクロス」はSUVトップクラスの燃費性能なのはもちろん、全車種でみても「ヤリス」、「アクア」、「プリウス」に次ぐ4番目に優秀な燃費性能となっています。
※PHV・PHEVを除く

実燃費は、両車ともに上記の数値よりもう少し伸びる印象がありますが、何れにしても「ヤリスクロス」の方が優秀なことは間違いありません。

また、ハイブリッド車の自動車税は「ヤリスクロス」の方が年5,500円安くなるため、維持費は「ヤリスクロス」の方が安くなります。

 

ちなみに、年間走行距離8,000km、ガソリン台140円だった場合の年間の維持費(燃料代+自動車税)は以下のとおりです。

  • 「ヤリスクロス」1.5Lガソリン車:80,000円+30,500円=110,500円
  • 「ヤリスクロス」1.5Lハイブリッド車:43,077円+30,500円=73,577円
  • 「C-HR」1.2Lターボ車:92,409円+30,500円=122,909円
  • 「C-HR」1.8Lハイブリッド車:51,732円+36,000円=87,732円

 

上記のとおり、ハイブリッド車で比較すると「ヤリスクロス」の方が1.4万円程度安く、ガソリン車で比較すると「ヤリスクロス」の方が1.2万円程度安くなります。

また、「ヤリスクロス」のハイブリッド車はガソリン車より約3.5万円安く、「C-HR」のハイブリッド車もガソリン車より約3.5万円安いことが分かります。

当然、年間走行距離が多ければ、金額差はさらに開くことになります。

つまり、維持費を安くしたいなら「ヤリスクロス」がおすすめといえるでしょう。

 

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エンジン性能・走行性能・乗り心地の比較

エンジン性能の比較

トヨタ ヤリスクロス 外装 エクステリア
※ヤリスクロス:「HYBRID Z」(ブラックマイカ)

 

エンジン性能について、比較していきます。

その前に「出力」と「トルク」の違いについて、簡単に説明します。

  • 出力:クルマの速さ
  • トルク:クルマの加速力

簡単に書くと、「最高出力」の値が高い車は速く走れる車で、「最大トルク」の値が高い車は加速が速い車ということですね。ただ、エンジンやモーターの特性、空力性能や車両重量などにより加速性能は全く異なりますので、単に”トルクの値が大きいから加速が速い”というわけではありません。

 

・ヤリスクロス

・1.5Lガソリン
→最高出力 88kW〈120PS〉/6,600rpm
→最大トルク 145N・m〈14.8kgf・m〉/4,800~5,200rpm

・1.5Lハイブリッド
エンジン
→最高出力 67kW〈91PS〉/5,500rpm
→最大トルク 120N・m〈12.2kgf・m〉/3,800~4,800rpm
モーター
→最高出力 59kW〈80PS〉
→最大トルク 141N・m〈14.4kgf・m〉

→システム最高出力 85kW〈116PS〉

 

・C-HR

・1.2Lターボ
→最高出力 85kW〈116PS〉/5,200~5,600rpm
→最大トルク 185N・m〈18.9kgf・m〉/1,500~4,000rpm

・1.8Lハイブリッド
エンジン
→最高出力 72kW〈98PS〉/5,200rpm
→最大トルク 142N・m〈14.5kgf・m〉/3,600rpm
モーター
→最高出力 53kW〈72PS〉
→最大トルク 163N・m〈16.6kgf・m〉

→システム最高出力 90kW〈122PS〉

 

「エンジン性能」を比較すると、スペック的には「C-HR」の方が優れていますが、「C-HR」は「ヤリスクロス」より車両重量が200kg前後重くなっています。

そのため、加速性能は「ヤリスクロス」の方が軽やかになっています。

「C-HR」は車両重量の割にパワートレインが少し弱いため、加速は少し重く、控えめになっています。

あくまで参考値ですが、0-100km/h加速は何れも9秒~10秒前後で、1秒前後「C-HR」より「ヤリスクロス」の方が速くなっています。

 

「ヤリスクロス」の中でも1.5Lガソリン車より1.5Lハイブリッド車の方が加速性能は優れているでしょう。

特に発進時の加速性能はハイブリッド車の方が滑らかで、モーターのアシストにより加速性能が向上しているものかと思われます。

静粛性なども考慮すれば、ハイブリッド車の方が総合的に優れているといえるでしょう。

この点は「C-HR」も共通です。

 

「ヤリスクロス」の1.5Lガソリン車は、「RAV4」などにも設定されている発進用ギヤ付きのDirect Shift-CVTが設定されたため、発進時のもっさり感などはなくスムーズに加速してくれます。

1,100kg前後の車両重量には十分なパワーで、街中でパワー不足を感じることはないでしょう。

 

両車ともにスポーツモード(パワーモード)を使用すると発進時の加速性能が一気に高くなり、山道で使用するとアクセルレスポンスが早くなることで気持ちよく登ってくれますし、旋回も少しクイックに曲がってくれます。

踏み込んだ際の加速感もリニアで、スーッと加速する感覚があります。

そのため、走りは面白くないと言われがちな両車ですが、スポーツモード(パワーモード)を使用すれば“走りの楽しさ”も味わえます。

 

走行性能の比較

「ヤリスクロス」のガソリン車には、「RAV4」にも採用されている4WDシステム「ダイナミックトルクコントロール4WD」や「マルチテレインセレクト」、「ダウンヒルアシストコントロール」などが採用されており、「RAV4」並の悪路走破性を誇ります。

「ヤリスクロス」のハイブリッド車には、「RAV4」と同じ「TRAILモード」や「SNOWモード」が採用されており、まさにコンパクト「RAV4」といった感じです。

ロードクリアランス的にも「ヤリスクロス」の方が最大3cm余裕があり、悪路走破性を高める装備も豊富に搭載されています。

そのため、悪路走破性は「ヤリスクロス」の方が優れているでしょう。

 

乗り心地の比較

「ヤリスクロス」の乗り心地は、「ヴィッツ」とは比べ物のならないほど良くなっています。

凹凸をキレイにいなして、コンパクトカー(Bセグメントクラスのクルマ)とは思えない乗り心地となっています。

感覚的には一昔前のCセグメントクラスのクルマの乗り心地といった印象で、従来のコンパクトカーと比較すると圧勝であるといえます。

シートの座り心地も良く、通常のファブリックシートより合成皮革+ツィード調ファブリックシートの方が快適な印象です。

 

ただ、サスペンションの性能は、やはり1クラス上の「C-HR」の方が優秀だと感じました。

路面の凹凸による突き上げなどを感じにくく、同様にサスペンション性能が高いと感じたトヨタ「カローラ」と似たような印象です。

静粛性については、「ヤリスクロス」も静かで1クラス上な印象ではありましたが、「C-HR」には及ばない印象です。

以上のことを総合して、乗り心地は「C-HR」の方が優秀でしょう。

 

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安全性能の比較

トヨタ ヤリスクロス 内装 インテリア
※ヤリスクロス:「HYBRID G」2024年1月17日改良前

 

ここからは、安全性能について、比較してみましょう。

下表に各車の安全装備を整理しています。同機能の装備を同行に示しています。

ヤリスクロスC-HR
アダプティブハイビームシステム
オートマチックハイビームオートマチックハイビーム
レーンディパーチャーアラートレーントレーシングアシスト
レーントレーシングアシストレーントレーシングアシスト
プリクラッシュセーフティ(交差点左右折支援機能、低速時加速抑制機能、緊急時操舵支援機能)プリクラッシュセーフティ(交差点左右折支援機能、低速時加速抑制機能、緊急時操舵支援機能)
プロアクティブドライビングアシスト
パーキングサポートブレーキ(後方歩行者、周囲静止物)
パーキングサポートブレーキ(前後方静止物)、ドライブスタートコントロールパーキングサポートブレーキ(前後方静止物)、ドライブスタートコントロール
パーキングサポートブレーキ(後方接近車両)パーキングサポートブレーキ(後方接近車両)
ブラインドスポットモニター、安心降車アシストブラインドスポットモニター
ロードサインアシストロードサインアシスト
レーダークルーズコントロール(全車速追従機能付)、ドライバー異常時対応システムレーダークルーズコントロール(全車速追従機能付)
発進遅れ告知機能先行車発進告知機能
防眩インナーミラー自動防眩付インナーミラー
パノラミックビューモニター(床下透過表示機能付)パノラミックビューモニター
トヨタ チームメイト[アドバンスト パーク])

安全性能を比較すると、「ヤリスクロス」の方が先進的で優秀です。

2024年に行われた「ヤリスクロス」の一部改良により、一気に「C-HR」を突き放した印象です。

 

「ヤリスクロス」が優秀な点

  • 自動ブレーキが交差点右左折時の隣接2レーンまで対向車、歩行者、自転車も検知可能(プリクラッシュセーフティ)※多くのクルマはハンドル操作中は自動ブレーキが作動しない(しない可能性がある)
  • 自動ブレーキが交差点の出合い頭時にも作動する(プリクラッシュセーフティ)
  • 歩行車や自転車が横断する場合や、側道に歩行者や自転車、駐車車両がいる場合、ステアリング操作やブレーキ操作支援による衝突を事前に抑制(プロアクティブドライビングアシスト)
  • 車両前側方に対しても衝突の危険性がある際は自動ブレーキが作動し、後退時に歩行者と接触する危険性が高い場合にも自動ブレーキが作動(パーキングサポートブレーキ[周囲静止物、後方歩行者])
  • クルーズコントロールがステアリングの切り始めを検知し、速度を抑制(レーントレーシングアシスト)
  • レーントレーシングアシスト作動中にドライバーの無操作状態が続くとハザードランプやストップランプの点灯、ホーンを鳴らし、自車線内で停止、ドア解錠を行い、緊急車両の手配まで行う(ドライバー異常時対応システム)
  • 車両周辺をサイドクリアランスビュー、コーナリングビューなどクルマを透かしたような映像を表示でき、自動表示する地点の登録、音声操作に対応(パノラミックビューモニター[床下透過表示機能付])
  • 後方から接近する車両や自転車を検知して、降車乗員と衝突する危険性がある場合、ドアミラーインジケーターの点滅、ブザー音での警告、ディスプレイ表示などが行われる(安心降車アシスト)
  • 信号が青に変わるとブザー音やディスプレイ表示でお知らせする(発進遅れ告知機能)
  • 赤信号を見落とし交差点に進入した場合、ディスプレイの点滅やブザー音で警告(ロードサインアシスト)
  • アクセル、ブレーキ、ステアリングを自動操作する自動駐車機能(アドバンストパーク)
  • 横風対応制御付きのS-VSC

 

「ヤリスクロス」の自動ブレーキは、交差点右左折時の隣接2レーンまで歩行者・自転車・対向車に対しても作動するようになっており、交差点の出合い頭時にも作動します。

交差点右左折時では自動ブレーキが作動しない(しない可能性がある)多くのクルマよりも圧倒的に優れています

さらに、“衝突する可能性があるかもしれない”という状況を予測してステアリング操作やブレーキ操作を支援する「プロアクティブドライビングアシスト」も先進的で、この機能により事故を“もっと手前で”防いでくれます。

後退時の自動ブレーキも、歩行者に対して、車両前後方のみならず側方に対しても作動するようになっています。

これらの機能は、新型「ノア」・「ヴォクシー」から採用されたもので、トヨタ「ハリアー」や「RAV4」には一部採用されていない機能も「ヤリスクロス」には採用されています。
※交差点右左折時の自転車検知、交差点の出合い頭時の対応、プロアクティブドライビングアシストなど

「ヤリスクロス」の自動ブレーキは、2024年時点でトップクラスの性能となっており、一部性能ではスバル「レヴォーグ」すら上回っています

 

もう1つ大きく異なるのが、高速運転支援です。

多くのクルマのアダプティブクルーズコントロール(レーダークルーズコントロール)は設定速度のままカーブを走行しようとするため、速度を自分で落とす必要がありましたが、「ヤリスクロス」は自動的に速度が抑制されるようになっています。

また、2024年1月の改良で前方認識範囲を拡大したことで、無駄な加速・減速をなくせるようになっています。

そのため、レーダークルーズコントロールの利便性が大きく異なります。

さらに、「ヤリスクロス」のレーントレーシングアシストは、カーブや車両などの回避動作に対応できるようになっており、使用中にドライバーの無操作状態が続くと緊急車両の手配まで行うドライバー異常時対応システムが採用されています。

これにより、“もしも”の際の安心感が「C-HR」より優れているといえるでしょう。

 

降車時の安全性能も「C-HR」より優れています。

「ヤリスクロス」の「安心降車アシスト」は、「ブラインドスポットモニター」のセンサーを活用し後方から接近する車両や自転車を検知して、降車乗員と衝突する危険性がある場合、ドアミラーインジケーターの点滅、ブザー音での警告、ディスプレイ表示などが行われる機能で、これにより降車時の事故を防ぐことにつながります。

 

その他、「ロードサインアシスト」や「発進遅れ告知機能」は赤信号の変化にも対応している点も、大きな違いの1つです。

 

「C-HR」には「自動防眩インナーミラー」が搭載されている点で「ヤリスクロス」より優れていますが、総合的に「ヤリスクロス」の方が優れていることは間違いありません。

そのため、安全性能が高いSUVが欲しい方には、「ヤリスクロス」は非常におすすめだといえるでしょう。

ちなみに、「ヤリスクロス」も以前の改良で「ドライブレコーダー付自動防眩インナーミラー」が採用されていたのですが、2024年1月の改良で廃止、防眩インナーミラーに格下げされています。

 

「ヤリスクロス」の自動駐車機能「アドバンストパーク」を試してみた!

「ヤリスクロス」の自動駐車機能「アドバンストパーク」を試乗で試してみました。

従来(「ライズ」や日産「リーフ」)の自動駐車機能より使いやすくなっており、特に駐車箇所の設定がほとんど不要だった(自動で空間を認識する)点に衝撃を受けました。

その後は指示に従って操作するだけで、映像も伴っているためゲーム感覚で操作ができます。駐車にかかる時間も短くスムーズで、切り返しも少なくなっています。

ただ、駐車場の状況によっては時間がかかることもあるでしょうし、慣れている方であれば自分がした方が早いことは確実です。

何れにしても、性能はかなり向上しているため、駐車が苦手な方には嬉しい装備といえるでしょう。

ガソリン車には設定できないため、欲しい方は必然的にハイブリッド車を選択する必要があります。

 

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価格の比較


トヨタ「C-HR」公式HPより

最後は、「ヤリスクロス」と「C-HR」の価格を比較してみましょう。

 

ヤリスクロスのおすすめグレード&価格

「ヤリスクロス」のおすすめグレードは、ガソリン車なら「Z」(2WD)で約244万円、ハイブリッド車なら「HYBRID Z」(2WD)で約281万円です。

価格差は10万円程度ありますが、SUVらしいエクステリアにしたい方には、専用フロントバンパーとリアバンパー、そしてルーフレールが設定されることで“よりSUVらしい”力強いデザインになる「Z”Adventure”」がおすすめです。

 

オプションに、アクセサリーコンセント(約4.5万円)、ハンズフリーパワーバックドア(約7.7万円)、アドバンスト パーク+床下透過表示機能付パノラミックビューモニター(約5.5万円)、ディスプレイオーディオPlus(約6.1万円)、マット(約1.5万円)、合計25万円程度を設定すると、「Z」は約264万円「HYBRID Z」は約296万円となります。
※上記は値引き額が20万円だった場合の全込み価格です。

 

ちなみに、「HYBRID Z”Adventure”」(約293万円)に同様のオプション設定した場合の価格は、「HYBRID Z”Adventure”」が約307万円となります。
※上記は値引き額が20万円だった場合の全込み価格です。

 

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C-HRのおすすめグレード&価格

「C-HR」のおすすめグレードは、ガソリン車なら「G-T」(2WD/5人乗り)で約272万円、ハイブリッド車なら「G」(2WD/5人乗り)で約305万円です。

理由は、エントリーグレードとは価格差が30万円ありますが、その分質感差がとても大きく、リヤクロストラフィックオートブレーキなどの安全装備が「G-T」または「G」でないと設定できないからです。

 

「G-T」または「G」、「S-T」または「S」の主な装備差は、以下のとおりです。
※()内は、左が「G-T」または「G」、右が「S-T」または「S」

  • アルミホイール(切削光輝+ブラック塗装 or シルバーメタリック塗装)
  • リヤフェンダーライナー(あり or なし)
  • リヤリップスポイラー(大型ブラック or 小型ボディ同色)
  • ドアウィンドウフレームモールディング(ピアノブラック or ブラック)
  • ドアベルトモールディング(メッキ or ブラック)
  • ヘッドランプ(オートレベリング+LEDターンランプ+LEDデイライト or マニュアルレベリング)
  • リヤコンビネーションランプ(シーケンシャルターンランプ or バルブ式ターンランプ)
  • ドア足元イルミネーションランプ(あり or なし)
  • 自動防眩インナーミラー(あり or 手動)
  • ブラインドスポットモニター(あり or なし)
  • リヤクロストラフィックオートブレーキ(設定可 or 設定不可)
  • ステアリングホイール(本革 or ウレタン)
  • シート表皮(上級ファブリック+本革 or ファブリック)
  • 電動ランバーサポート(あり or なし)
  • 運転席・助手席快適温熱シート(あり or なし)
  • 運転席・助手席シートバックポケット(あり or なし)
  • インパネ加飾(ソフト塗装や金属調塗装 or ブラック)
  • センターコンソールアッパー、パワーウィンドウスイッチベース加飾(ピアノブラック or ブラック)
  • バニティミラー(照明付き or なし)
  • カップホルダー(LEDイルミネーション付き or なし)

価格差は30万円と大きいですが、前述の通り質感差や快適装備差、安全装備差も大きいため、「G-T」または「G」を選択した方が後悔しないでしょう。

 

オプションに、リヤクロストラフィックオートブレーキやパノラミックビューモニターなどの安全装備、T-CONNECTナビキット、ETC車載器、マット、合計21万円程度を設定すると、「G-T」は約281万円「G」は約304万円となります。
※上記は値引き額が30万円だった場合の全込み価格です。

 

価格比較 結果

上記価格を比較すると、「ヤリスクロス」の方が10~20万円程度安いことが分かります。

前述の通り、維持費も「ヤリスクロス」の方が安いため、「ヤリスクロス」の方が圧倒的に安くなるでしょう。

 

1番安くなるのは!?

「ヤリスクロス」のガソリン車とハイブリッド車の価格差は30万円程度です。

燃費性能が圧倒的に異なるため、年間走行距離が1万km程度であれば10年で10万円ほどハイブリッド車の方が安くなるでしょう。

5千km程度であれば逆に10万円程度ガソリン車の方が安くなるでしょう。
※燃料代140円で計算した場合

そのため、年間走行距離7,500km程度を基準に、上回る場合はハイブリッド車を、下回る場合はガソリン車を選択した方がお得になる可能性が高くなります。

ご自分の年間走行距離によって、お得になる方を選択しましょう。

リセールバリューはハイブリッド車の方が高くなるため、走行距離が極端に短い場合を除き、ハイブリッド車の方がお得になる可能性が高いと考えます。

 

また、発進時の加速性能や静粛性などを考慮しても、ハイブリッド車がおすすめだと考えます。

ハイブリッド車には自動駐車機能「アドバンストパーク」の他、災害時などに役立つアクセサリーコンセントが設定可能な点でもメリットがあります。

 

さらに安く、お得に購入したい方は、“新車同様の中古車”も検討してみましょう。

「ヤリスクロス」に限った話ではありませんが、深刻な納期待ちが発生しており、半年で買えれば早い方といった異常事態に陥っています。

そのため、今「ヤリスクロス」や「C-HR」を購入するなら、納期待ちがほとんどない中古車が非常におすすめです。

“新車同様の中古車”なら、年式2023年、走行距離10km未満、修復歴なしと好条件の「C-HR G」が275万円で、「ヤリスクロス HYBRID Z」なら250万円で、「ヤリスクロス Z」なら205万円で買えるクルマもありますよ!

 

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  • 修復歴車(事故車、事故歴ありの車)を販売していない
  • 納車後、100日以内であれば返品可能
  • ディーラーより長い10年保証(走行距離無制限、ハイブリッドカーのバッテリーなども保証)

ガリバーによると、修復歴車の約4割(39.4%)の車で何らかの故障が発生していたため、修復歴車の販売をやめたようです。そんな修復歴車を販売していないので、故障が発生するリスクが低いともいえますね。

特に驚きなのが、100日以内であれば返品可能というところではないでしょうか。これなら、仮に購入した車に問題があった場合や、急に車の使用シーンが大きく変わっても安心ですよね。

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まとめ

今回は、トヨタ「ヤリスクロス」とトヨタ「C-HR」の違いを徹底比較してみました。

 

「ヤリスクロス」と「C-HR」の比較結果を以下にまとめてみました。

  • 運転のしやすさ:小回りの良さは「C-HR」、視界の広さや運転のしやすさは「ヤリスクロス」が優秀
  • エクステリアやインテリアの質感:「C-HR」の圧勝
  • 車内の広さ:後部座席やラゲッジスペースは「ヤリスクロス」が広い
  • 快適装備:引き分け(両車一長一短あり)
  • 燃費性能:「ヤリスクロス」の圧勝
  • エンジン性能:「ヤリスクロス」が速い
  • 走行性能:悪路走破性は「ヤリスクロス」の圧勝
  • 乗り心地:「C-HR」が優秀
  • 安全性能:「ヤリスクロス」が先進的で優秀
  • 価格の安さ:「ヤリスクロス」が10~20万円程度安い

 

上記のとおり、運転のしやすさ・車内の広さ・快適装備・燃費性能・悪路走破性・安全性能・価格の安さの項目では「ヤリスクロス」が、小回り・質感・乗り心地の項目では「C-HR」が優秀でした。

どの項目を重視するかによりますが、筆者的には「ヤリスクロス」がおすすめです。

理由は、質感では「C-HR」に圧倒的に劣るものの、その他の項目では「ヤリスクロス」の方が概ね優秀で、何よりも圧倒的に安いからです。

つまり、「ヤリスクロス」の方がコスパが高いと筆者は考えます。

 

ただ、質感や乗り心地を重視する方は「C-HR」も非常におすすめです。

「ヤリスクロス」より劣るものの「C-HR」も安全性能は先進的かつ優秀で、質感や価格など圧倒的な違いがある項目はあったものの、引き分け(僅かな差)となった項目が多く、どちらを購入しても大きく後悔することはないでしょう。

クルマの購入で後悔しないためには、あなたが重視する項目は何なのか、よく確認しておくことが重要です。

SUVが流行っているから何となくSUVにした、燃費性能が良いから何となくハイブリッド車にした、などの安易なクルマ選びをしない様にしましょう。

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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