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【カムリ】マイナーチェンジ(一部改良)2019による変更点~カローラ&プリウスと安全性能を比較してみた

モデルチェンジ情報

こんにちは!青空ひつじ(♂)です。

今回は、2019年9月30日に行われたトヨタ「カムリ」のマイナーチェンジ(一部改良)による変更点をまとめてみました。

最大の変更点は「ディスプレイオーディオ」が全車標準装備されたことですが、新型「カローラ」とはナビオプションが多少異なります。

また、新型「カローラ」や「プリウス」と安全性能を徹底比較してみました。

トヨタの人気セダンの中で最も安全性能が高いのはどのクルマなのか!?

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「カムリ」マイナーチェンジ(一部改良)2019の変更点


トヨタ「カムリ」公式サイトより

2019年9月30日に行われたトヨタ「カムリ」のマイナーチェンジ(一部改良)による変更点は、以下のとおりです。

 

■コネクティッド機能の拡大

  • 従来のナビ設定を廃止し、新たにスマートフォンとの連携が可能な「ディスプレイオーディオ」(8インチ)およびDCMを全車に標準装備
  • 「ディスプレイオーディオ」では、音声操作が可能な「SmartDeviceLink」、「Apple CarPlay」、「Android Auto」が使用可能
  • ドアロックが遠隔操作できるリモート機能など、コネクティッドサービスが使用可能
  • 上記に伴い、コネクティッドサービスの利用料金の設定変更
    ※標準サービスは5年間無料、6年目以降は3,300円/年(税抜)または、300円/月(税抜)
    ※「マイカーサーチPlus」は2,200円/年(税抜)または、200円/月(税抜)
    ※「オペレーターサービス」は3,300円/年(税抜)または、300円/月(税抜)
    ※「オペレーターサービスPlus」は5,500円/年(税抜)または、500円/月(税抜)
  • 「“レザーパッケージ”」はT-Connectナビキット(約11万円)が標準装備
  • CD・DVDデッキ(約4.1万円)をオプション設定可能

 

■走行性能の強化

  • E-Four(電気式4WDシステム)搭載車を新たに設定
  • フロント、リヤサスペンションのスポーツ仕様は「WS」の2WD車だけに変更

 

■安全装備の設定変更

  • 安全装備「ブラインドスポットモニター」、「リヤクロストラフィックオートブレーキ」を「“レザーパッケージ”」で標準装備化
    ※その他グレードでは「ブラインドスポットモニター」だけの設定はできない様に変更
  • バックガイドモニター(バックカメラ)を全車標準装備化
  • ディーラーオプション「マルチビューバックガイドモニター」、「ブラインドコーナーモニター」、「コーナービューモニター」、ナビ連動タイプのドライブレコーダーの設定がなくなった

※発売は2019年10月1日、E-Four(電気式4WDシステム)搭載車は12月16日

 

今回のマイナーチェンジ(一部改良)による最大の変更点は、「ディスプレイオーディオ」が全車に標準装備されたことでしょう。

これは新型「カローラ」から採用されたもので、ほぼ同様の設定となっています。コネクティッドサービスの料金設定も全く同じです。

ただ、「ディスプレイオーディオ」に変わった影響で「ブラインドコーナーモニター」や「コーナービューモニター」の設定がなくなった点は、少し痛いですね。

ライバル車に設定のあるフロントカメラ、サイドビューカメラ、360°ビューカメラの設定が全くなくなったことになります。

価格は、税抜6万円する安全装備「ブラインドスポットモニター」などが標準装備された「“レザーパッケージ”」は約2.5万円上昇しています。「ディスプレイオーディオ」が標準装備された「WS」や「G」は約12万円上昇しています。

 

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「ディスプレイオーディオ」全車標準装備によるメリット


トヨタ「カムリ」公式サイトより

「ディスプレイオーディオ」およびDCMが全車に標準装備されたことで、以下のメリットがあります。

 

  • スマートフォンにて、ドアロックの閉め忘れなどのリモート確認、ドアロックやハザードランプ消灯などが行えるリモート操作が可能
  • 8インチディスプレイであれば標準装備で、「SmartDeviceLink」も標準装備のため、トヨタのナビゲーションエンジンを搭載した「TCスマホナビ」、「LINEカーナビ」を使うなら、追加のナビ代が不要
  • 上記ナビが不満でも、オプション約3万円で「Apple CarPlay」、「Android Auto」が使用可能なため、Googleマップを使用できる
  • 従来のナビ機能を使用したい場合でも、6.6万円~11万円で使用可能

 

「WS」や「G」は車両本体価格が約12万円上昇していますが、仮に「Android Auto」等のセット、T-Connectナビキット、CD・DVDデッキをオプション設定しても18万円程度なので、従来の8インチT-Connectナビ(約33万円)を設定するよりもお得感があります。

「“レザーパッケージ”」は車両本体価格が約2.5万円上昇していますが、税抜6万円する安全装備「ブラインドスポットモニター」などが標準装備されているためお得感があります。

しかし、元々CD・DVDデッキが標準装備でしたので、CD・DVDデッキをオプション設定すると、ちょうど同様の価格になることがわかります。つまり、「“レザーパッケージ”」はお得感が薄いといえますね。

 

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新型「カローラ」と異なる「ディスプレイオーディオ」の設定


トヨタ「カローラ」公式サイトより

新たに設定された「ディスプレイオーディオ」について、新型「カローラ」と異なる点は以下のとおりです。

  • 標準装備の「ディスプレイオーディオ」のサイズが少し大きい8インチ。ただし、9インチにはできない
  • CD・DVDデッキ(約4.1万円)をオプション設定可能
    ※「カローラ」も2020年よりオプション設定可能

 

標準装備の「ディスプレイオーディオ」が8インチなのは嬉しいですが、新型「カローラ」よりクラスが上であるにも関わらず9インチにできない点は少し残念ですね。

 

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【安全性能を比較!】「カムリ」×「プリウス」×新型「カローラ」


トヨタ「カローラ」公式サイトより

今回改良された「カムリ」と、1クラス下のセダン新型「カローラ」及び「プリウス」と安全性能を比較してみました。

 

カムリプリウスカローラスポーツ
オートマチックハイビームオートマチックハイビームオートマチックハイビーム
レーンディパーチャーアラート(ステアリング制御機能付)レーントレーシングアシスト(車線中央走行支援)レーントレーシングアシスト(車線中央走行支援)
プリクラッシュセーフティ(歩行者[昼]検知機能付)プリクラッシュセーフティ(歩行者[昼夜]・自転車運転者[昼]検知機能付)プリクラッシュセーフティ(歩行者[昼夜]・自転車運転者[昼]検知機能付)
インテリジェントクリアランスソナー(パーキングサポートブレーキ)、ドライブスタートコントロールインテリジェントクリアランスソナー(パーキングサポートブレーキ)、ドライブスタートコントロールインテリジェントクリアランスソナー(パーキングサポートブレーキ)、ドライブスタートコントロール
リヤクロストラフィックオートブレーキリヤクロストラフィックアラートリヤクロストラフィックオートブレーキ
ブラインドスポットモニターブラインドスポットモニターブラインドスポットモニター
ロードサインアシストロードサインアシスト
先行車発進告知機能先行車発進告知機能
レーダークルーズコントロール(全車速追従機能付)レーダークルーズコントロール(全車速追従機能付)レーダークルーズコントロール(全車速追従機能付)
自動防眩インナーミラー自動防眩インナーミラー防眩インナーミラー
電子インナーミラー ※ディーラーオプション電子インナーミラー ※ディーラーオプション
パノラミックビューモニター
シンプルインテリジェントパーキングアシスト 
プラスサポート(急アクセル時加速抑制) 

上記のとおり、2020年7月に一部改良が行われた「プリウス」と新型「カローラ」が優秀です。

 

「カムリ」より「プリウス」や「カローラ」が優れている主な点は、以下です。

  • 自動ブレーキ(衝突被害軽減ブレーキ)が夜間時の歩行者にも有効
  • 自動ブレーキ(衝突被害軽減ブレーキ)が自転車にも有効
  • 車線中央走行支援機能により、全車速域にてステアリングをアシスト

新型「カローラ」は上記のとおり自動ブレーキの性能が優秀です。さらに、全車速域で対応できる車線維持支援機能(レーントレーシングアシスト)があるため、高速道路上では”ほぼ自動運転”となります。スバルの「ツーリングアシスト」や日産の「プロパイロット」と同様の機能を有しています。

 

「プリウス」のみの装備として、自動で駐車してくれる「シンプルインテリジェントパーキングアシスト」があります。駐車が苦手な人にとっては、嬉しい装備ですよね。

しかし、駐車に慣れている人からしたら「自分でした方が早い!」となるかもしれません。

また、「パノラミックビューモニター」が設定できるため、車両の周囲をカメラで確認できます。

さらに、2020年7月の一部改良にて進行方向に障害物がなくても加速抑制制御が作動する「プラスサポート」が搭載されており、高齢者の方には安心の装備となっています。

 

「カムリ」のみにある機能はなく、「リヤクロストラフィックオートブレーキ」や「自動防眩インナーミラー」がある点でどちらか一方より優秀ではありますが、クラスを考えるともう少し安全装備を充実させてほしいところですね。

 

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「カムリ」は、おすすめDセグメントセダン!


トヨタ「カムリ」公式サイトより

安全装備については改善してほしい点もありますが、新型「カローラ」や「プリウス」よりも質感は高く、加速性能は「カムリ」が圧倒的に優れています。

それでいて「クラウン」よりも100万円以上安いため、「クラウン」だと高いな!と感じた方には「カムリ」は非常におすすめです!!

 

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まとめ

今回は、トヨタ「カムリ」のマイナーチェンジ(一部改良)による変更点をまとめてみました。

 

「カムリ」は今回の改良により、コネクティッドサービスはレベルアップし、一部グレードではお得になりました。

「クラウン」などセダンの購入を考えていた方は、新型「カムリ」も検討してみましょう!

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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