こんにちは!青空ひつじ(♂)です。
今回は、2021年12月16日のマイナーチェンジ(年次改良)にてF型となったスバル「インプレッサ」と、2019年5月7日のマイナーチェンジ(年次改良)にてF型となったスバル「レヴォーグ」の違いを徹底比較いたします。
「インプレッサ」は2019年の大幅改良にて安全装備が上位モデルである「レヴォーグ」にかなり近づきましたが、その他の項目でどれほど違うのか?!
「インプレッサ」オーナーである筆者が、ボディサイズ・車内の広さ・燃費性能・加速性能・安全性能・価格など、各項目で徹底比較、評価(レビュー)します。
フルモデルチェンジ後の「レヴォーグ」との比較は、以下の記事にまとめています。
レヴォーグ、インプレッサスポーツ『ボディサイズの比較』
ボディサイズの比較
ボディサイズについて、比較していきます。
・レヴォーグ
全長(mm):4,690
全幅(mm):1,780
全高(mm):1,490~1,500
ホイールベース(mm):2,650
車両重量(kg):1,540~1,570
最小回転半径(m):5.4~5.5
・インプレッサスポーツ
全長(mm):4,475
全幅(mm):1,775
全高(mm):1,480~1,515
ホイールベース(mm):2,670
車両重量(kg):1,300~1,400、e-BOXER搭載車は1,520~1,530
最小回転半径(m):5.3~5.4
■ボディサイズの最大の違いは全長
「インプレッサスポーツ」は2016年(5代目、GT/GK系)モデルとなって巨大化しましたので、「レヴォーグ」とのボディサイズの差は縮まりました。大きく異なるのは、全長と車両重量です。
全長については215mmの差があります。これはラゲッジスペースが「レヴォーグ」の方が広い分、長くなっています。つまりリアオーバーハングが「レヴォーグ」の方が長いです。
車両重量は最大で240kgの差があります。車両重量が重いと加速性能的には不利ですが、「レヴォーグ」の場合は全てターボ車となっていますので、車両重量の差はあまり関係ないでしょう。
ホイールベースについては、意外にも「インプレッサスポーツ」の方が長くなっています。
ラゲッジスペースの比較
■ラゲッジスペースは圧倒的に「レヴォーグ」の方が広い
ラゲッジスペースの積載量は、「インプレッサスポーツ」が385ℓ(e-BOXER搭載車は340ℓ)なのに対して、「レヴォーグ」は522ℓあります。「レヴォーグ」の方が約1.4倍広いことになります。
また、「インプレッサスポーツ」は6:4分割可倒式なのに対して、「レヴォーグ」は4:2:4分割可倒式で中央席を独立して倒すこともでき、細かい調整が可能です。
車内の広さの比較
■室内は僅かにインプレッサスポーツの方が広い
上記だけみると、「レヴォーグ」の方が全て大きく、広いイメージですが、室内長や室内幅は以下の様に逆転しており、意外にも「インプレッサスポーツ」の方が若干広いのです。
- 「レヴォーグ」の室内長:2,005mm
- 「インプレッサスポーツ」の室内長:2,085mm
室内長は「インプレッサスポーツ」の方が8cm広い!
- 「レヴォーグ」の室内幅:1,490mm
- 「インプレッサスポーツ」の室内幅:1,520mm
室内幅は「インプレッサスポーツ」の方が3cm広い!
- 「レヴォーグ」の室内高:1,205mm
- 「インプレッサスポーツ」の室内高:1,200mm
室内高は「レヴォーグ」の方が5mm高い!
レヴォーグ、インプレッサスポーツ『燃費性能の比較』
燃費性能は、JC08モード、WLTCモード、ユーザーが投稿した実燃費を集計したe燃費の値にて比較します。
※実燃費は季節や使用環境により異なります。
※補足:WLTCモードとは
JC08モードはエンジンが温まった状態からの測定結果を75%、エンジンが冷えた状態からの測定結果を25%の比率で燃費を算出していました。WLTCモードでは、エンジンが冷えた状態からの測定結果のみを使用し、乗員や積載物の重量も考慮されることになり、これまでのJC08モードよりも実燃費値に近い条件となります。
- WLTCモード:市街地、郊外、高速道路の平均的な使用時間配分で構成した国際的な走行モード
- 市街地モード(WLTC-L):信号や渋滞等の影響を受ける比較的低速な走行を想定
- 郊外モード(WLTC-M):信号や渋滞等の影響をあまり受けない走行を想定
- 高速道路モード(WLTC-H):高速道路等での走行を想定
・レヴォーグ
・「1.6GT EyeSight」他 ※インテリジェントモード
→16.0km/L(JC08モード)
→10.61km/L(e燃費より)
・「2.0GT-S EyeSight」他 ※インテリジェントモード
→13.2km/L(JC08モード)
→10.17km/L(e燃費より)
・インプレッサスポーツ
・「1.6i-L EyeSight」※2WD
→17.2km/L(JC08モード)
→14.1km/L(WLTCモード)
→13.17km/L(e燃費より)
・「2.0i-L EyeSight」
→16.0km/L(JC08モード)
→14.0km/L(WLTCモード)
→12.35km/L(e燃費より)
・「2.0e-L EyeSight」、「Advance」
→19.2km/L(JC08モード)
→15.2km/L(WLTCモード)
→14.25km/L(e燃費より)
「燃費性能」については、「インプレッサスポーツ」の方が優秀です。
2020年10月の改良によりe-BOXER搭載車が追加されたため、その差はさらに広がっています。
「レヴォーグ」は車両重量が重く、グレード全てがAWD車となっているため、「インプレッサスポーツ」より燃費が悪くなっています。
ちなみに、燃費性能が2.0km/L違うと年間で約2万円安くなります。また、「レヴォーグ」の2.0Lターボ車は燃料がハイオクとなっていますので、さらに+約2万円(計4万円)「インプレッサスポーツ」より高くなります。
※年間走行距離1万km、燃料代140円で計算した場合
そのため、維持費を安く抑えたいなら「インプレッサスポーツ」の方が良いといえるでしょう。
レヴォーグ、インプレッサスポーツ『エンジン性能の比較』
エンジン性能について、比較していきます。
その前に「出力」と「トルク」の違いについて、簡単に説明します。
- 出力:クルマの速さ
- トルク:クルマの加速力
簡単に書くと、「最高出力」の値が高い車は速く走れる車で、「最大トルク」の値が高い車は加速が速い車ということですね。ただ、エンジンやモーターの特性、空力性能や車両重量などにより加速性能は全く異なりますので、単に”トルクの値が大きいから加速が速い”というわけではありません。
・レヴォーグ
・「1.6GT EyeSight」他
→最高出力 125kW〈170PS〉/4,800~5,600rpm
→最大トルク 250N・m〈25.5kgf・m〉/1,800~4,800rpm
・「2.0GT-S EyeSight」他
→最高出力 221kW〈300PS〉/5,600rpm
→最大トルク 400N・m〈40.8kgf・m〉/2,000~4,800rpm
・インプレッサスポーツ
・「1.6i-L EyeSight」、「1.6i-S EyeSight」
→最高出力 85kW〈115PS〉/6,200rpm
→最大トルク 148N・m〈15.1kgf・m〉/3,600rpm
・「2.0i-L EyeSight」、「STI Sport」
→最高出力 113kW〈154PS〉/6,000rpm
→最大トルク 196N・m〈20.0kgf・m〉/4,000rpm
・「2.0e-L EyeSight」、「Advance」
エンジン
→最高出力 107kW〈145PS〉/6,000rpm
→最大トルク 188N・m〈19.2kgf・m〉/4,000rpm
モーター
→最高出力 10kW〈13.6PS〉
→最大トルク 65N・m〈6.6kgf・m〉
「エンジン性能」について、上記のとおり、圧倒的にレヴォーグの方が優れています。
あくまで参考ですが、0-100km/h加速で比較すると、「インプレッサスポーツ」は何れも10~11秒程度なのに対して、「レヴォーグ」の1.6Lターボ車は8.2秒前後、「レヴォーグ」の2.0Lターボ車は6.7秒前後と、圧倒的に「レヴォーグ」の方が加速性能が優秀なことが分かります。
細かいところでは他にもいろいろとありますが、加速性能の違いが「レヴォーグ」と「インプレッサスポーツ」の最大の違いであるといえます。
レヴォーグ、インプレッサスポーツ『安全性能の比較』
安全性能について、比較していきます。
下表に各車の安全装備を整理しています。同機能の装備を同行に示しています。
レヴォーグ | インプレッサスポーツ |
ハイビームアシスト | アダプティブドライビングビーム |
警報&お知らせ機能 | 警報&お知らせ機能 |
プリクラッシュブレーキ | プリクラッシュブレーキ |
AT誤発進(後進)抑制制御 | AT誤発進(後進)抑制制御 |
後退時ブレーキアシスト | 後退時ブレーキアシスト |
車線逸脱抑制 | 車線逸脱抑制 |
ツーリングアシスト | ツーリングアシスト |
スバルリヤビークルディテクション | スバルリヤビークルディテクション |
フロント&サイドビューモニター | フロント&サイドビューモニター |
全車速追従機能付クルーズコントロール | 全車速追従機能付クルーズコントロール |
ステアリング連動ヘッドランプ | ステアリング連動ヘッドランプ |
スマートリヤビューミラー | - |
自動防眩ルームミラー | - |
2019年10月10日のマイナーチェンジ(年次改良)にて、「インプレッサスポーツ」にも「ツーリングアシスト」と「アダプティブドライビングビーム」、「フロント&サイドビューモニター」が搭載されたことにより、「アダプティブドライビングビーム」が搭載されている点では「インプレッサスポーツ」の方が優秀であるといえます。
ただ、「レヴォーグ」には「スマートリヤビューミラー」と「自動防眩ルームミラー」が搭載されていますので、両車一長一短あるといえます。
何れにしても、「レヴォーグ」と「インプレッサスポーツ」の安全性能の差は、ほとんどなくなったと言ってよいでしょう。
レヴォーグ、インプレッサスポーツ『価格の比較』
価格について、比較します。
レヴォーグのおすすめグレード&価格
「レヴォーグ」のおすすめグレードは、「1.6GT EyeSight Smart Edition」が約300万円、「2.0GT-S EyeSight」が約369万円です。
メーカーオプションの「アイサイトセイフティプラス」、ディーラーオプションのナビ、ETC、リアカメラ代等を加えると、「1.6GT EyeSight Smart Edition」は約324万円、「2.0GT-S EyeSight」は約409万円となります。となります。
※上記の価格は税金などの諸費用を足していません。諸費用を足すと+25万円程度の価格になります。
インプレッサスポーツのおすすめグレード&価格
「インプレッサ」のおすすめグレードは、「1.6i-S EyeSight」が約224万円、「2.0i-L EyeSight」が約224万円となります。
※何れも2WD車の価格
メーカーオプションの「アイサイトセイフティプラス」、ディーラーオプションのナビ、ETC、リアカメラ代等を加えると、「1.6i-S EyeSight」が約252万円、「2.0i-L EyeSight」が約269万円となります。
※上記の価格は税金などの諸費用を足していません。諸費用を足すと+25万円程度の価格になります。
価格比較 結果
上記の価格は税金などの諸費用を足していませんが、値引き額で概ね相殺されるでしょう。
上記金額を比較すると、「レヴォーグ」の方が50万円以上高いことが分かります。
前述の通り、維持費も「インプレッサスポーツ」の方が安くなるため、安くしたいのであれば間違いなく「インプレッサスポーツ」の方が良いでしょう。
さらに安く、お得に購入したい方は、”新車同様の中古車”も検討してみましょう。
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中古車業界の最大手で、知名度も高く、信頼性が高いため安心です。
さらに、ガリバーは以下のメリットもあります。
- 修復歴車(事故車、事故歴ありの車)を販売していない
- 納車後、100日以内であれば返品可能
- ディーラーより長い10年保証(走行距離無制限、ハイブリッドカーのバッテリーなども保証)
ガリバーによると、修復歴車の約4割(39.4%)の車で何らかの故障が発生していたため、修復歴車の販売をやめたようです。そんな修復歴車を販売していないので、故障が発生するリスクが低いともいえますね。
特に驚きなのが、100日以内であれば返品可能というところではないでしょうか。これなら、仮に購入した車に問題があった場合や、急に車の使用シーンが大きく変わっても安心ですよね。
その他、ディーラーよりも長い10年保証というのも心強いです。ハイブリッドカーのバッテリーなども保証対象なのでさらに安心です。走行距離が何kmでも保証対象です。
■中古車は早いもの勝ち!非公開在庫もある!
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また、ガリバーでは毎日約500台の車を買取しており、まだネット上で公開されていない車(非公開在庫)もたくさんあります。
ガリバー 公式サイトに登録すれば、自分で検索するだけでは見つけられない”あなたに最適な車”をガリバーが探し出してくれます。さらに「非公開在庫」も優先的に紹介してもらえます。
気になった車、欲しい車がある方はガリバーに登録して探してもらいましょう!
※中古車の販売金額は申込完了ページには表示されません。登録後、ガリバーから電話がかかってくるので、そこで詳しい話を聞いてみましょう。
まとめ
今回は、スバル「レヴォーグ」とスバル「インプレッサスポーツ」の違いをご紹介しました。
「インプレッサスポーツ」の2019年マイナーチェンジ(年次改良)前までは安全性能においても「レヴォーグ」の方が優秀でしたが、その差がなくなったことにより「レヴォーグ」のメリットは圧倒的な加速性能とラゲッジスペースの広さにあるといえます。
逆に、上記の点に魅力を感じないのであれば、価格が安く、維持費も安く、安全性能が高く、コスパが良い「インプレッサスポーツ」の方がおすすめです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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