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元スバリストの新型ホンダ「シビック」試乗記~辛口評価でわかった欠点・デメリット

ホンダ シビック 外装 エクステリア車の比較&試乗記

こんにちは!青空ひつじ(♂)です。

今回は、2024年9月13日にマイナーチェンジが行われた新型ホンダ「シビック(ハッチバック)」にがっつり試乗してきました。

そこで、新型「シビック」を徹底評価!

良かった点や気になった点をご紹介します。

果たして、新型「シビック」はおすすめCセグメントなのか!?

 

※掲載している新型「シビック」の写真は、「EX」(MT・プレミアムクリスタルブルー・メタリック)、「LX」(CVT・プレミアムクリスタルレッド・メタリック)です。

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新型「シビック」のエクステリア(外装)

■EX
ホンダ シビック 外装 エクステリア
■LX
ホンダ シビック 外装 エクステリア

■EX
ホンダ シビック 外装 エクステリア
■LX
ホンダ シビック 外装 エクステリア

■EX
ホンダ シビック 外装 エクステリア
■LX
ホンダ シビック 外装 エクステリア
※「EX」は「フロントロアスカート(クリスタルブラックパール)」、「テールゲートスポイラー」、「ブラックエンブレム」、「ライセンスフレーム(メッキ)」装着車
※「LX」は「ドアバイザー(ステンレスモール)」、「ライセンスフレーム(ベルリナブラック)」装着車
※いずれも2024年9月13日のマイナーチェンジ前

 

新型「シビック」のエクステリア(外装):デザインと質感

新型「シビック」のエクステリアデザインは、ハニカムパターンのフロントグリルが特徴的です。

先代の10代目「シビック」と比較すると、フロントデザインは全体的に薄く横長になった印象があります。

2022年7月1日に発売された「e:HEV」であれば、フロントグリルが艶のあるグロスブラックとなるため、ガソリン車より質感高くなっています。

 

サイドは、リアエンドのクーペイメージがさらに強調されており、先代の10代目「シビック セダン」と似た印象を受けました。

ドアミラーは、「e:HEV EX」と「RS」はブラック塗装、その他のグレードはカラードとなっています。

リアは、水平基調なリアコンビネーションランプ、バンパーロア両サイドのメッキ加飾が特徴的です。

ガソリン車のマフラーは、先代同様2本出しとなっていますが、リアバンパーロアガーニッシュで隠されている形になっています。

先代の10代目「シビック ハッチバック」はセンターから2本のマフラーが強調されていたことと比較すると、何とも大人しい印象です。

昨今の脱炭素(エコ)を意識してのデザインかもしれませんが、スバル「レヴォーグ」の様にマフラーを強調したデザインを貫いて欲しかったユーザーも多いでしょう。

 

一方、先代の10代目「シビック」で不評だった前後のダミーダクトは廃止されています。

個人的には、フロントデザインは先代の10代目「シビック」の方が好みですが、サイドリアエンドは新型「シビック」の方が好印象です。

これほどクーペスタイルなハッチバックは新型「シビック」くらいでしょう。

 

新型「シビック」のエクステリアの質感は、Cセグメントクラス標準といった印象ですが、下位グレードの各ピラーは無塗装となっている点が非常に気になりました。

この点は先代の10代目「シビック」と比較しても劣ります。

そもそも、下位モデルのホンダ「フィット」や「ヴェゼル」は各ピラーが艶あり塗装となっているのに、上位モデルである新型「シビック」の一部グレードが無塗装というのは、何とも不思議でしょうがありません。

また、エントリーグレードの「LX」ならドアモールディングにシルバーのメッキ加飾が設定されるのに対して、ガソリン車最上位グレードの「EX」はブラックとなっている設定も、ピラー同様何とも不思議です。

その点「e:HEV EX」であれば、フロントグリル同様、各ピラーが艶のあるグロスブラックとなっていますので、質感高くなっています。

同クラス他車と質感を比較すると、ハイブリッド(e:HEV)車は「レヴォーグ」と、ガソリン車はトヨタ「カローラ」やスバル「インプレッサ」と同等な印象ですが、価格帯を考慮すると、もう少し上質にして欲しかった気もします。

 

その他、前後のドアは非常に重く、ドアの閉め音は非常に上質でした。

この点は他社Cセグメントと比較しても上質な部類に入ると感じました。

感覚的には、フォルクスワーゲン「ゴルフ8」の様な印象です。

 

新型「シビック」のエクステリア(外装):グレード間の違い

■RS


ホンダ「シビック」公式HPより

■e:HEV EX


ホンダ「シビック」公式HPより

 

e:HEV LXe:HEV EXLXEXRS
ドアミラーカラードグロスブラックカラードカラードグロスブラック
ヘッドライトガーニッシュ艶なしブラックカラード艶なしブラックグロスブラックグロスブラック
フロントアッパーグリル艶なしブラックグロスブラック艶なしブラック艶なしブラック艶なしブラック
フロントロアグリル艶なしブラックカラード艶なしブラックグロスブラックグロスブラック
ドアモールディングシルバーグロスブラックシルバー艶なしブラックグロスブラック
エキパイフィニッシャーなしなし有り有り有り(ブラッククローム)
シャークフィンアンテナカラードカラードカラードカラードブラッククローム
18インチアルミホイールシャークグレーメタリック+マット切削シャークグレーメタリック+マット切削ベルリナブラック+切削クリアベルリナブラック+ダーク切削クリアベルリナブラック

 

エクステリア(外装)における最大の違いは、何と言っても他グレードだと艶なしブラックとなっているフロントグリルと各ピラーが「e:HEV EX」だと艶のあるグロスブラック塗装となる点でしょう。

「RS」は、フロントグリルこそ艶なしブラックとなるものの、各ピラーやエキパイフィニッシャー、シャークフィンアンテナもグロスブラック塗装となるため、「e:HEV EX」同様に質感の高いグレードとなっています。

他グレードだと同クラス他車と比較して、上記の点で質感的に劣る印象がありますので、「e:HEV EX」や「RS」のエクステリア(外装)における大きなメリットとなっています。

ただ、価格帯を考慮すれば、全車グロスブラックにして欲しいと、個人的には考えてしまいます。

その他、「e:HEV EX」と「RS」はドアミラーがブラック塗装となる点も大きな特徴です。

上記のとおり、エクステリア(外装)の質感面では「e:HEV EX」と「RS」が最も上質な印象となっています。

 

「e:HEV LX」と「LX」はアルミホイールのデザインとエキパイフィニッシャーの有無が異なる程度で、大きな違いはありません。

「EX」はヘッドライトガーニッシュやフロントロアガーニッシュなど細かいパーツがグロスブラックとなる一方、ドアモールディングについては、エントリーグレードである「LX」の方が僅かに上質な印象です。

 

2024年のマイナーチェンジ前は、LEDフォグライトの有無という違いがあり、「LX」は上の写真のとおり“フタ”がされている状態でした。

ただ、該当箇所が若干艶あり塗装となっているため、設定されていないことによる廉価な印象は抑えられています。

2024年のマイナーチェンジ以降は、上記の差異がなくなった一方、ヘッドライトガーニッシュが追加されています。

 

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新型「シビック」のインテリア(内装)

■EX
ホンダ シビック 内装 インテリアホンダ シビック 内装 インテリア
■LX
ホンダ シビック 内装 インテリア

■EX
ホンダ シビック 内装 インテリア
■LX
ホンダ シビック 内装 インテリア

■EX
ホンダ シビック 内装 インテリアホンダ シビック 内装 インテリアホンダ シビック 内装 インテリア
■LX
ホンダ シビック 内装 インテリアホンダ シビック 内装 インテリア

新型「シビック」のインテリア(内装):デザインと質感

新型「シビック」のインテリアデザインは、センターから助手席側に伸びたパンチングメタルのエアコンアウトレットが特徴的です。

先代の10代目「シビック」で不評だった7インチのナビは、コネクティッドサービスHonda CONNECTも使用できる9インチのディスプレイに変更され、標準装備されています。

メーターはデジタルグラフィックメーターとなっており、「LX」は7インチ、その他グレードなら10.2インチと大型ディスプレイとなっています。

充電設備は、「EX」や「e:HEV EX」ならワイヤレス充電器が標準装備されており、フロントコンソールにスマホ連携用のUSB端子1つ、充電用USB端子1つの計2つが装備されています。

リア用の充電設備がない点は、他社Cセグメントと比較すると劣ります。

その他、「RS」とガソリンCVT車、及びハイブリッド(e:HEV)車でシフトノブ(セレクトレバー・エレクトリックギアセレクター)周辺のデザイン、ドリンクホルダーの位置が異なります。

 

新型「シビック」のインテリアの質感は、助手席前やエアコンアウトレット周辺、ステアリングホイール、ドアトリムなど各所にブラック艶あり加飾が施されているため上質で、ヘリンボーンブラックのセンターコンソールガーニッシュも特徴的かつ非常に上質です。

シート表皮は、エントリーグレード「LX」からプライムスムース×ファブリックとなっているため、上質です。

「EX」や「e:HEV EX」なら、革(プライムスムース)部分が「LX」より多く、座面部分は手触りの良い上質なウルトラスエードとなっているため、さらに上質になっています。

また、アクセルペダルとブレーキペダルは標準でステンレス製スポーツペダルとなっており、インサイドドアハンドルもオシャレで上質な印象です。

スピーカーは、エントリーグレードの「LX」でも8スピーカーとなっており、その他グレードならBOSEプレミアムサウンドシステムが標準装備されているため、音響システムも「MAZDA3(マツダ3)」と並ぶほど上質になっています。

 

上記のとおり、新型「シビック」のインテリアはシンプルかつ上質になっており、先代の10代目「シビック」からの最大の変更点ともいえます。

他社Cセグメントと比較しても、「MAZDA3(マツダ3)」や「レヴォーグ」の上位グレードに匹敵する質感だと感じました。

 

新型「シビック」のインテリア(内装):グレード間の違い

■RS


ホンダ「シビック」公式HPより

■e:HEV EX


ホンダ「シビック」公式HPより

 

e:HEV LXe:HEV EXLXEXRS
シート表皮プライムスムース×ファブリックプライムスムース×ウルトラスエードプライムスムース×ファブリックプライムスムース×ウルトラスエードプライムスムース×ウルトラスエード
運転席8ウェイ&助手席4ウェイパワーシートなし有りなし有り有り
デジタルグラフィックメーター10.2インチ10.2インチ7インチ10.2インチ10.2インチ
スピーカーBOSE[12スピーカー]BOSE[12スピーカー]8スピーカーBOSE[12スピーカー]BOSE[12スピーカー]
エアコン プラズマクラスター技術有り有りなし有り有り
ワイヤレス充電器なし有りなし有り有り
リアドアトリム加飾なし有りなし有り有り
ドアライニングセンターパッドプライムスムースプライムスムースプライムスムース
パワーウィンドウスイッチ無塗装樹脂ヘリボーンブラック無塗装樹脂ヘリボーンブラックヘリボーンブラック
メーターバイザー加飾なし加飾なし加飾なしシルバー加飾シルバー加飾
サンバイザースライド機構付
サングラスボックスなし有りなしなしなし
ルームミラー手動防眩自動防眩手動防眩自動防眩自動防眩
リアベンチレーション有り有りなし有り有り
フロントドアランニング&フットのLEDランプなし有りなし有り有り
ドライブモード[INDIVIDUAL]有り有りなしなし有り
セレクトレバー/シフトノブエレクトリックギアセレクターエレクトリックギアセレクターアナログアナログアナログ
パドルシフト減速セレクター減速セレクターパドルシフトパドルシフトなし

 

上記のとおり、エクステリアと比較すると装備差が多くなっています。

ただし、「LX」にはないパワーシート、スピーカー、プラズマクラスター、ワイヤレス充電器、自動防眩ルームミラーなどは、なくても問題ないと考えるユーザーも多いでしょう。

 

グレード間の最大の違いは、シート表皮、メーター、そしてドアアームレスト周辺加飾です。

シート表皮は「LX/e:HEV LX」でも比較的質感高いため、問題ないと感じる方も多いかと思いますし、逆にファブリックの方が良いと考えるユーザーもいるでしょう。

しかし、ドアアームレスト付近の質感は「LX/e:HEV LX」と「EX/e:HEV EX」及び「RS」で全く異なります

「LX/e:HEV LX」は、フロントパワーウィンドウスイッチパネルが無塗装樹脂となっているため、感覚的にはトヨタ「ヤリス」の様な質感です。

さらに、リアドアトリムは艶ありブラック加飾もないため、より廉価な印象になります。
※「EX/e:HEV EX」・「RS」はフロント、リアともに艶ありブラック加飾が設定

新型「シビック」のインテリアは非常に質感高くなっているだけに、「LX/e:HEV LX」だとドアアームレスト付近の質感の低さが目立ってしまうのです。

価格差を考慮すれば妥協できなくもないかと思いますが、気になる方は「EX/e:HEV EX」または「e:HEV」を選択した方が無難でしょう。

少なくとも筆者は非常に気になりました。

 

上記のほか、「LX」だけセンターコンソールボックス裏のリアベンチレーションがないため、物寂しい感じがします。

リアベンチレーションがないため後部座席がなかなか涼しくならない、ということはありませんが、リアベンチレーションがあることにより“より早く涼しくなり”、“より快適な後部座席となる”ことは間違いありません。

そのため、できれば付けたい装備の1つだと考えます。

他社Cセグメントだと「レヴォーグ」や「ゴルフ8」など、価格帯の高い一部車種にしかリアベンチレーションは装備されていないため、新型「シビック」の魅力の1つだといえるでしょう。

 

エクステリア(外装)では違いが限定的だった「LX」と「e:HEV LX」ですが、インテリアではメーター・スピーカー・エアコンなど、「LX」の方が1クラス下の装備内容となっていますので注意が必要です。

 

その他、e:HEV車とガソリン車では、メーターとセレクトレバーが大きく異なります。

メーターは、タコメーターが表示されるガソリン車に対して、e:HEV車はパワーメーターが表示されます。

この点は好みによってわかれますが、個人的にはタコメーターが表示されるガソリン車の方が好みです。

 

そして、最も大きく異なるのがセレクトレバーでしょう。

e:HEV車は、「ステップワゴン」などに採用されているボタンだけでギア操作を行うエレクトリックギアセレクターが採用されています。

ホンダの同じe:HEV車でも、「フィット」や「ヴェゼル」は従来のガソリン車と同じセレクトレバーが採用されていますので、“上位モデルにはエレクトリックギアセレクター”となっているのでしょう。

最初こそ、操作に戸惑いはあるかと思いますが、慣れれば邪魔にならないという点ではメリットだといえます。

ただ、クルマ好きとしては従来のセレクトレバーの方が好印象ですし、操作ミスが起きにくいという点では従来のセレクトレバーが勝るでしょう。

 

その他、e:HEV車には、パワートレイン・ステアリング・メーターを個別に設定できる「INDIVIDUAL(インディビジュアル)モード」、減速力を高めることができる「減速セレクター」などが設定されています。

2024年に追加された「RS」にも「INDIVIDUAL(インディビジュアル)モード」が採用されています。

パドルシフトと減速セレクターは似て非なるものとなっており、減速セレクターは、あくまで減速時にしか使用できない点と、減速力がパドルシフトに比べて弱い点が気になります。

好みの問題かと思いますが、クルマ好きとしては従来のセレクトレバーの方が好印象です。

 

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新型「シビック」のインテリア(内装):後部座席の広さ

■EX
ホンダ シビック 後部座席ホンダ シビック 後部座席
■LX
ホンダ シビック 後部座席
新型「シビック」のボディサイズ・室内の広さは、以下のとおりです。

■ボディサイズ

  • 新型「シビック」全長:4,550mm、全幅:1,800mm、全高:1,415mm、ホイールベース:2,735mm
  • 先代「シビック」全長:4,520mm、全幅:1,800mm、全高:1,435mm、ホイールベース:2,700mm

■室内サイズ

  • 新型「シビック」室内長:1,915mm、室内幅:1,545mm、室内高:1,145mm
  • 先代「シビック」室内長:1,910mm、室内幅:1,465mm、室内高:1,160mm

 

上記のとおり、ボディサイズは先代の10代目「シビック」より全長が30mm、ホイールベースが35mm伸びています。一方で全高は20mm低くなっています。

それに伴い、室内長は5mm長く、室内高は15mm低くなっています。

全幅に変更はありませんが、室内幅は80mmも広くなっており、先代「シビック セダン」の1,525mmより20mm広くなっています。

 

後部座席の足元スペースは先代の10代目「シビック」より35mm拡大されており、試乗してみた印象としても後部座席足元スペースが非常に広いことに驚きました。

170cm程度のドライバーが前席に座った場合、後部座席の足元スペースは拳3個分は優にあります

「カローラ」や「MAZDA3(マツダ3)」よりも拳1個分以上広い印象で、「レヴォーグ」よりも間違いなく広いでしょう。

頭上スペースは数値的に先代より低くなっていますが、十分ゆとりがあります。

後部座席の広さは、Cセグメントでトップクラスの広さを誇る「インプレッサ」と同程度の広さだと感じました。

 

また、後部座席シートの座り心地も非常に優れています。

室内幅が他社Cセグメントと比較してもかなり広く、中央部分の座面が比較的低くなっているため、3人乗っても快適に乗車できます。

 

上記のとおり、新型「シビック」の後部座席は非常に広く、快適になっているため、ファミリカー向けにも非常におすすめのCセグメントだといえるでしょう。

この後部座席の広さや快適さが、新型「シビック」の最大の魅力の1つとなっています。

 

新型「シビック」のインテリア(内装):荷室(ラゲッジスペース)の広さ

ホンダ シビック 荷室 ラゲッジスペースホンダ シビック 荷室 ラゲッジスペースホンダ シビック 荷室 ラゲッジスペース
新型「シビック」の荷室(ラゲッジスペース)の広さを、先代の10代目「シビック」と比較してみましょう。

  • 新型「シビック」:452ℓ(「EX」は446ℓ、「e:HEV」は404ℓ)
  • 先代「シビック」:420ℓ

 

グレードによって若干の差はあるものの、先代の10代目「シビック」より最大32ℓも広くなっていることがわかります。

先代にはなかった42ℓの大容量アンダーボックスが設定されたことが、最大の要因です。

上の写真のとおり、かなり深く、広くなっているため、工具などの小物を格納するのに便利です。

 

また、テールゲートのインナーハンドルが通常の順手用だけでなく逆手用も設置されているため、車中泊の際など車内からもテールゲートを閉められる様になっています。

地味ながら非常に便利です。

先代同様、他社Cセグメントには設定例が少ない巻き取り型のカーゴエリアカバー、拡張カーゴエリアカバーが標準装備されていることも特徴的です。

 

ちなみに、テールゲートは先代と異なり樹脂製となっています。

そのため、マグネットステッカーなどは貼り付けることができません。

この点は、「カローラ」も同様ですね。

また、残念ながら先代では標準装備されていたジャッキやホイールナットレンチは装備から省かれています。

昨今の新型車の多くがジャッキ等の装備が省かれている傾向にあり、同様の対応となっています。

 

他社Cセグメントとラゲッジスペースを比較すると、容量が561ℓあり、肘で開けられる「ハンズフリーオープンパワーリヤゲート」が設定されている「レヴォーグ」よりは、広さや使い勝手の面で劣ることになるでしょう。

ただ、その他の車種と比較すると、「カローラツーリング」が392ℓ、「インプレッサスポーツ」が368ℓ(e-BOXER搭載車は315ℓ)、「ゴルフ8」が380ℓ、「MAZDA3(マツダ3)」が358ℓとなっていますので、新型「シビック」のラゲッジスペースが最も広ことが分かります。

広く、使い勝手の良いラゲッジスペースを備えていることも、新型「シビック」の大きな魅力の1つです。

 

その他収納装備だと、グローブボックスやセンターポケットが照明付きとなっていることも特徴的で、夜間でも取り出しやすくなっています。

 

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新型「シビック」の走行性能

ホンダ シビック タイヤ ホイール

新型「シビック」の運転のしやすさ

新型「シビック」は、先代の10代目「シビック」よりAピラーの付け根を後退させ、フロントフェンダー後端の高さを下げることで、視界性能が向上しています。

そのため、車幅の感覚をつかみやすく、先代より運転しやすくなっています。

全幅は1,800mmと全く同じですが、少し小さくなった印象すら感じました。

後側方の視界についても、先代にはなかったリアクオーターガラスが追加されたことにより、改善されています。

上記のとおり、新型「シビック」は運転しやすくなったため、比較的大きい全幅が気にならなくなったと感じました。

新型「シビック」だけでなく、「フィット」や「ヴェゼル」もフルモデルチェンジにより運転のしやすさが大きく向上しており、昨今のホンダの新型車は運転のしやすさにこだわっている様に感じます。

 

新型「シビック」の加速性能

新型「シビック」のガソリン車は、先代の10代目「シビック」と同じL15C型の1.5Lターボガソリンエンジンを搭載していますが、MT車はより低回転域から最大トルクが発生するように改良されており、CVT車は先代より最大トルクが20N・m向上しています。

ハイブリッド(e:HEV)車のエンジンは、2022年5月にフルモデルチェンジが行われたホンダ「ステップワゴン」の2.0Lエンジンとは異なり、直噴システムを備えたLFC型の高トルクエンジンを採用、モーターは「ステップワゴン」と同じH4型モーターを採用しています。

 

では、エンジン性能を先代の10代目「シビック」、同Cセグメントの「レヴォーグ」と比較してみましょう。

・新型シビック

・1.5Lターボ
→最高出力 134kW〈182PS〉/6,000rpm
→最大トルク 240N・m〈24.5kgf・m〉/1,700~4,500rpm

・2.0Lハイブリッド(e:HEV)
エンジン
→最高出力 104kW〈141PS〉/6,000rpm
→最大トルク 182N・m〈18.6kgf・m〉/4,500rpm

モーター
→最高出力 135kW〈184PS〉/5,000~6,000rpm
→最大トルク 315N・m〈32.1kgf・m〉/0~2,000rpm

・先代シビック

・1.5Lガソリン(CVT車)
→最高出力 134kW〈182PS〉/6,000rpm
→最大トルク 220N・m〈22.4kgf・m〉/1,700~5,500rpm

・1.5Lガソリン(MT車)
→最高出力 134kW〈182PS〉/5,500rpm
→最大トルク 240N・m〈24.5kgf・m〉/1,900~5,000rpm

・レヴォーグ

・1.8Lターボ
→最高出力 130kW〈177PS〉/5,200~5,600rpm
→最大トルク 300N・m〈30.6kgf・m〉/1,600~3,600rpm

 

軽くアクセルを踏み込んだ瞬間から発揮される加速性能は相変わらずで、「インプレッサ」・「MAZDA3(マツダ3)」・「カローラ」などとは比べ物にならないくらい圧倒的に優れています

好みはあると思いますが、エンジンサウンドも非常に特徴的です。

ガソリン車とハイブリッド(e:HEV)車を比較すると、一般道(60km/h程度まで)だとそこまで加速性能は大きく変わらないものの、“走りの楽しさ”という点では間違いなく1.5Lターボ車が勝ると考えます。

ただ、100km/h以上となると2.0Lエンジンを搭載しているハイブリッド(e:HEV)車の方が加速の伸びは良くなっています。

あくまで参考値ですが、0-100km/h加速は、1.5Lターボ車が7秒中盤、2.0Lハイブリッド(e:HEV)車が7秒前半と、僅差です。

 

上記のとおり、加速性能が優れた新型「シビック」ですが、先代の10代目「シビック」で感じた鋭い加速性能はそれほど感じられなかったというのが正直な感想です。

乗車人員や試乗コースが異なるためフェアではない可能性もありますが、少し加速が抑えられた様な印象すら感じました。

半年程前に試乗した「レヴォーグ」と比較しても、僅かに劣る印象です。

「シビック」といえば最大の売りは“走り”だと考えており、先代の10代目「シビック」は一踏み惚れしてしまう程、その優れた加速性能に感動したものです。

それだけに、少し残念でした。

 

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新型「シビック」の乗り心地

新型「シビック」の乗り心地は、比較的なめらかで凹凸をキレイにいなしてくれる印象です。

吸遮音材の配置の最適化や、ノイズリデューシングホイールの採用、エンジンやサスペンションなどの取り付け部の剛性強化などにより、静粛性も向上しています。

車体のねじり剛性は19%向上され、直進性と旋回時の走行安定性も向上しています。

 

上記のとおり、先代の10代目「シビック ハッチバック」より乗り心地や静粛性は向上していますが、先代「シビック セダン」と比較すると、乗り心地は若干硬い印象を受けました。

先代の10代目「シビック セダン」の乗り心地は、他社Cセグメントと比較しても圧倒的な性能となっており、加速性能と同様、非常に感動したものです。

コンフォートなセダンに対して、スポーティなハッチバックという性質上の違いはあるかと思いますが、それにしても乗り心地は大きく異なります。

他社Cセグメントと乗り心地を比較すると、「カローラ」や「レヴォーグ」、「ゴルフ8」より劣るでしょう。

 

新型「シビック」の燃費性能

新型「シビック」の燃費性能を、先代の10代目「シビック」、同Cセグメントの「レヴォーグ」と比較してみましょう。

 

・新型シビック

・1.5Lターボ
→15.7km/L(WLTCモード)
→12.80km/L(e燃費より)

・2.0Lハイブリッド(e:HEV)
→24.2km/L(WLTCモード)
→20.85km/L(e燃費より)

・先代シビック

・1.5Lターボ
→16.4km/L(WLTCモード)
→14.58km/L(e燃費より)

・レヴォーグ

・1.8Lターボ ※GT、GT EX
→13.7km/L(WLTCモード)
→10.88km/L(e燃費より)

 

上記のとおり、新型「シビック」のガソリン車は、先代の10代目「シビック」より僅か0.1km/L低下していますが、実燃費では大きな差はないでしょう。

「レヴォーグ」とは排気量の違いはあるものの、燃費性能は新型「シビック」が圧倒的に優れていることがわかります。

「レヴォーグ」の使用燃料はレギュラーですが、実燃費差が3.0km/L程度ありますので、維持費は年1.5万円以上新型「シビック」の方が安くなるでしょう。
※年間走行距離8,000km、レギュラー140円、ハイオク150円

「インプレッサ」のe-BOXER搭載車の燃費性能が16.6km/L(WLTCモード)となっていますので、マイルドハイブリッドシステム搭載車の「インプレッサ」と新型「シビック」の燃費性能に大きな差はないことがわかります。

ただし、維持費は使用燃料(レギュラー or ハイオク)の価格差から、新型「シビック」の方が高くなるでしょう。

「MAZDA3(マツダ3)」の1.5Lガソリン車と比較した場合も同様です。
※16.6km/L(WLTCモード)

 

一方のハイブリッド(e:HEV)車は、トヨタ「カローラ」シリーズのハイブリッド車に近い燃費性能となっており、実燃費でも20.0km/Lを超えることは難しくないでしょう。
※カローラ(最上位グレード)の燃費性能(WLTCモード)は25.6km/L

使用環境によって異なりますが、ガソリン車の実燃費は11.0km/L~12.0km/L前後となるため、ハイブリッド(e:HEV)車の方が8.0km/L程度優れています。

しかも、ハイブリッド(e:HEV)車は使用燃料がレギュラーとなっているため、ハイオクとなっているガソリン車より維持費は間違いなく安くなります。

ガソリン車は自動車税が年5,500円安くなるメリットがあるものの、年間走行距離8,000km、レギュラー140円、ハイオク150円で計算すると、年3.5万円程度もハイブリッド(e:HEV)車の方が安くなります。

そのため、ガソリン代の価格や走行距離が上記より多い(高い)場合、諸費用の減税を含めた「EX」との約30万円の価格差を回収できる可能性が高くなります。

 

新型「シビック」の燃費性能をまとめると、ガソリン車もハイブリッド車も他社より僅かに劣るといった形です。

これは新型「シビック」に限った話ではありませんが、昨今のホンダ車は燃費では中々勝てない状況が続いています。

 

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新型「シビック」の安全性能

ホンダ シビック 内装 インテリア

新型「シビック」の安全性能は!?

次は、新型「シビック」の安全性能を、先代の10代目「シビック」と比較してみましょう。

 

新型シビック先代シビック
衝突軽減ブレーキ(CMBS)衝突軽減ブレーキ(CMBS)
誤発進、後方誤発進抑制機能 
近距離衝突軽減ブレーキ 
急アクセル抑制機能 
歩行者事故低減ステアリング歩行者事故低減ステアリング
路外逸脱抑制機能路外逸脱抑制機能
渋滞追従機能付アダプティブ・クルーズ・コントロール(ACC)渋滞追従機能付アダプティブ・クルーズ・コントロール(ACC)
車線維持支援システム(LKAS)車線維持支援システム(LKAS)
トラフィックジャムアシスト(渋滞運転支援機能)
先行車発進お知らせ機能先行車発進お知らせ機能
標識認識機能標識認識機能
オートハイビームオートハイビーム
アダプティブドライビングビーム
LEDアクティブコーナリングライト
パーキングセンサーシステム※ディーラーオプション「パーキングセンサー」
ブラインドスポットインフォメーション※ディーラーオプション「リアカメラ de あんしんプラス3」
後退出庫サポート※ディーラーオプション「リアカメラ de あんしんプラス3」
ドライバー注意力モニター
エアバッグ(サイド、カーテン、ニーエアバッグ(サイド、カーテン)
自動防眩ルームミラー自動防眩ルームミラー
フロントカメラシステム ※ディーラーオプション

※「誤発進・後方誤発進抑制機能」、ACCの渋滞追従機能、「トラフィックジャムアシスト」はCVT車のみ

 

上記のとおり、先代の10代目「シビック」には搭載されていなかった各種先進装備が新型「シビック」には搭載されているため、安全性能は新型「シビック」の方が圧倒的に優れているでしょう。

 

まず、安全性能の中心となる自動ブレーキですが、フロントカメラが水平画角が広いフロントワイドビューカメラに変更されたことなどにより、自転車や右折時の対向車を検知できる様になっています。

 

そして、新型「シビック」の安全性能で最も先進的な装備となるのが「トラフィックジャムアシスト」です。

先代にも65km/h以上の高速域においては車線中央を維持するようにステアリングアシストを行ってくれる「車線維持支援システム(LKAS)」が搭載されていましたが、「トラフィックジャムアシスト」は65km/h以下の低速域でもステアリングアシストを行ってくれる機能となっています。

つまり、「車線維持支援システム(LKAS)」と「トラフィックジャムアシスト」により、0~120km/hの幅広い車速域で車線維持支援システムが作動する様になったわけです。

ちなみに、「トラフィックジャムアシスト」が最初に搭載されたのはホンダ「レジェンド」で、新型「シビック」と「レジェンド」以外には搭載されていない先進システムとなっています。

これまで他社と比較すると車線維持支援システムでは遅れをとっていたホンダですが、ここに来て追いついた形になります。

また、他社の多くはアダプティブクルーズコントロール使用時にしか使用できない車線維持支援システムですが、ホンダの車線維持支援システムはアダプティブクルーズコントロールを使用していない時でも動作可能となっている点が特徴的です。

そのため、アクセルとブレーキ操作は自分で、ステアリング制御はシステムで、という使い方が可能になっています。

 

また、先代にはなかった以下の機能が追加されています。

  • 10km/h以下の低速時に壁などの障害物との衝突を防ぐ前後の自動ブレーキ
  • 10km/h以下の低速時に壁などの障害物との衝突を防ぐ前後の誤発進抑制機能
  • 先行車や対向車の部分的に遮光する先進ライト(アダプティブドライビングビーム)
  • ハンドル操作などと連動しヘッドライトの内側(または外側)を照射するコーナリングライト
  • ステアリング操作によってドライバーの居眠り運転などを警告する機能(ドライバー注意力モニター)
  • ドライバーの膝部を保護するニーエアバッグ
  • 壁など障害物がなくても急加速を抑制する機能(急アクセル抑制機能)

 

「マルチビューカメラシステム」などの車両周辺カメラを除き、ホンダセンシングが全て搭載されているのは2022年時点では新型「シビック」と「ステップワゴン」だけとなっています。

そのため、ホンダ車の中で新型「シビック」と「ステップワゴン」が最も先進安全装備が豊富に設定されているといえるでしょう。

 

上記のとおり、安全性能が先代より大きく向上したことは間違いありませんが、フロントカメラシステムが設定できなくなった点は少し気になります。

フロントやサイドなど車両の死角となる部分をカメラで確認する機能を一切搭載できないのは他車だと「カローラ」くらいで、フロントカメラはホンダ車の多くに搭載できる様になっています。

なぜか今回のフルモデルチェンジで設定できない様になってしまいましたので、車両周辺カメラを設定したいと考えていたユーザーにとっては欠点だといえるでしょう。

 

他社Cセグメントと比較すると、「レヴォーグ」・「インプレッサ」・「カローラ」より圧倒的に劣る形になります。

これらの車種は、右左折時の対向車・歩行者・自転車に対しても作動する自動ブレーキ、出会い頭車両に対しても作動する自動ブレーキ、青信号お知らせ機能、0 km/h~約50 km/hで走行中に使用できる渋滞時ハンズオフアシスト、方向指示器のレバーで車線変更を行えるアクティブレーンチェンジアシスト、カーブやETC付近でACCの速度を自動的に減速させるカーブ前・料金所前速度制御、急病時に自車を自動停車させるドライバー異常時対応システムなど、先進安全装備が豊富に搭載されており、その安全性能は2024年時点でトップの性能となっています。

そのため、依然として安全性能が欠点といえるでしょう。

これは新型「シビック」に限らず、他のホンダ車においても同様です。

 

上記の他、他社と比較するとオートブレーキホールド機能が便利です。

他社のオートブレーキホールド機能は後退時も機能が維持されますが、ホンダのオートブレーキホールド機能はシフトをR(リバース)に入れると、自動的に解除される様になっています。

後退時はクリープ現象を利用して駐車される方が多いかと思いますが、オートブレーキホールド機能が作動しているとブレーキペダルを踏む度に停車してしまうため、非常に煩わしいのです。

そのため、ホンダのオートブレーキホールド機能は他社より使い勝手が良いといえるでしょう。

 

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新型「シビック」のコネクティッドサービスは必要!?

新型「シビック」は、先代の10代目「シビック」にはなかったコネクティッドサービス「Honda CONNECT」が使用できる様になっており、サービスの内容は最新のものとなっています。

 

主なサービスは、以下のとおりです。

  • Honda デジタルキー
  • 自動地図更新サービス
  • 車内Wi-Fi
  • Honda リモート操作(エアコン操作、ドアロック確認及び操作)
  • 緊急サポートセンター
  • Honda ALSOK駆けつけサービス

 

上記の中でも「Honda デジタルキー」は他社に採用例の少ない先進機能となっており、いわゆるスマホが鍵になるサービスです。

スマホでクルマのドアロック操作や解除だけでなく、エンジン始動も可能となっています。

 

車内Wi-Fiは、1GBで330円となっていますので、低価格から使用できるメリットがあります。

逆に、大容量の使用を考えている方にとっては容量無制限となっている日産の「docomo in Car Connect」の方が安くなるでしょう。

 

上記の他、スマホでドアロックの確認や操作・エアコン操作が行えるリモート操作が便利です。

また、急病時やあおり運転などの際に安心な緊急サポートセンター、車両の盗難時などに安心なALSOK駆けつけサービスなどは安全性に寄与するため、安全装備の一部といえるでしょう。

 

気になるのは料金で、申し込みから1年間はタダですが、2年目からは緊急サポートセンターやリモート操作、自動地図更新などの基本サービスは月550円、ALSOK駆けつけサービス、アプリ、デジタルキー、車内Wi-Fiはそれぞれ各330円となっており、全て使用すると年間22,440円もかかります

基本サービスだけでも年間6,600円かかるため、基本サービスは5年間無料で6年目以降も年3,630円と安いトヨタのコネクティッドサービスと比較すると割高です。

価格ではトヨタに、サービスの豊富さでは日産に負けているため、コネクティッドサービスでは他社に遅れを取っている状況といえるでしょう。

 

新型「シビック」にコネクティッドサービスが必要かどうかは、無料期間中(1年間)で個別に判断ということになるかと思いますが、”もしも”に備えるため保険的に考えるなら緊急サポートセンターが使用できる基本サービスは必要かと考えます。

さらに、ALSOK駆けつけサービスも付けておくと、盗難の際にも安心といえます。

ただし、上記だけでも年間10,560円となりますので、価格が高すぎると感じる方は基本サービスだけ更新するのも手かと思います。

 

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新型「シビック」のおすすめグレード・オプション、見積額

ホンダ シビック 外装 エクステリア

新型「シビック」のおすすめグレード

ここからは、新型「シビック」のおすすめグレードを検証してみましょう。

 

新型「シビック」のグレード間の違いを、改めてまとめてみました。

■エクステリア

e:HEV LXe:HEV EXLXEXRS
ドアミラーカラードグロスブラックカラードカラードグロスブラック
ヘッドライトガーニッシュ艶なしブラックカラード艶なしブラックグロスブラックグロスブラック
フロントアッパーグリル艶なしブラックグロスブラック艶なしブラック艶なしブラック艶なしブラック
フロントロアグリル艶なしブラックカラード艶なしブラックグロスブラックグロスブラック
ドアモールディングシルバーグロスブラックシルバー艶なしブラックグロスブラック
エキパイフィニッシャーなしなし有り有り有り(ブラッククローム)
シャークフィンアンテナカラードカラードカラードカラードブラッククローム
18インチアルミホイールシャークグレーメタリック+マット切削シャークグレーメタリック+マット切削ベルリナブラック+切削クリアベルリナブラック+ダーク切削クリアベルリナブラック

■インテリア

e:HEV LXe:HEV EXLXEXRS
シート表皮プライムスムース×ファブリックプライムスムース×ウルトラスエードプライムスムース×ファブリックプライムスムース×ウルトラスエードプライムスムース×ウルトラスエード
運転席8ウェイ&助手席4ウェイパワーシートなし有りなし有り有り
デジタルグラフィックメーター10.2インチ10.2インチ7インチ10.2インチ10.2インチ
スピーカーBOSE[12スピーカー]BOSE[12スピーカー]8スピーカーBOSE[12スピーカー]BOSE[12スピーカー]
エアコン プラズマクラスター技術有り有りなし有り有り
ワイヤレス充電器なし有りなし有り有り
リアドアトリム加飾なし有りなし有り有り
ドアライニングセンターパッドプライムスムースプライムスムースプライムスムース
パワーウィンドウスイッチ無塗装樹脂ヘリボーンブラック無塗装樹脂ヘリボーンブラックヘリボーンブラック
メーターバイザー加飾なし加飾なし加飾なしシルバー加飾シルバー加飾
サンバイザースライド機構付
サングラスボックスなし有りなしなしなし
ルームミラー手動防眩自動防眩手動防眩自動防眩自動防眩
リアベンチレーション有り有りなし有り有り
フロントドアランニング&フットのLEDランプなし有りなし有り有り
ドライブモード[INDIVIDUAL]有り有りなしなし有り
セレクトレバー/シフトノブエレクトリックギアセレクターエレクトリックギアセレクターアナログアナログアナログ
パドルシフト減速セレクター減速セレクターパドルシフトパドルシフトなし

■安全装備

e:HEV LXe:HEV EXLXEXRS
誤発進抑制機能、トラフィックジャムアシスト(渋滞運転支援機能)有り有り有り有りなし
アダプティブドライビングビームなし有りなし有り有り
LEDアクティブコーナリングライトなし有りなし有り有り
レプマッチシステムなしなしなしなし有り

■価格

e:HEV LXe:HEV EXLXEXRS
価格約400万円約431万円約345万円約380万円約420万円

 

エクステリアの違いは、フロントグリルやピラーなどの艶あり塗装の有無という違いはあったものの、限定的でした。

一方、インテリアは「LX/e:HEV LX」だとシート表皮やドアアームレスト付近の質感が低下し、「LX」においてはメーターが7インチと小さく、リアベンチレーションがないなどのデメリットがありました。

e:HEV車とガソリン車では、エレクトリックギアセレクターの操作性やパドルシフトの有無、そして走りや燃費性能が大きく異なります。

 

以上から、上質さや静粛性、維持費を重視する方には「e:HEV EX」がおすすめです。

室内の質感にそこまでこだわりがない方は、「e:HEV LX」がおすすめです。

「e:HEV EX」より30万円以上安く、「EX」との価格差も諸費用込みだと10万円を切るため、トータルで「e:HEV LX」がお得になります。

走りにこだわる方は、MT車の「RS」1択です。

少しでもお得に購入したい方は「LX」がおすすめです。

燃費性能の優れた「e:HEV LX」でも、年間走行距離が少なければ、「LX」との40万円以上ある価格差を回収できない場合もあります。

また、唯一初期費用が400万円を大きく下回るグレードとなってることも、「LX」の大きな魅力の1つといえるでしょう。

 

新型「シビック」のグレード間の違いは、以下の記事に詳細をまとめています。

【新型シビック】グレード(LX・EX・RS・e:HEV)の違い!おすすめは?
2024年9月13日にマイナーチェンジが行われた新型ホンダ「シビック(ハッチバック)」のグレードの違いを徹底比較!果たして最もおすすめなグレードは何なのか!?

 

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新型「シビック」のおすすめオプション

次は、新型「シビック」のおすすめオプションについて、考えてみましょう。

新型「シビック」はメーカーオプション設定が一切なく、ナビゲーションやETC車載器なども標準装備されているため、絶対に必要なオプションはないといっても過言はありません。

純正マットが約5万円と比較的高価なため、マットすら社外品で良い場合は本当に“オプションなし”となります。

 

■ロアーグリルガーニッシュ(クリスタルブラック・パール)

まずは、「ロアーグリルガーニッシュ(クリスタルブラック・パール)」がおすすめです。

前述(エクステリアの項)の写真のとおり、フロントロアに艶ありブラックの加飾が追加されるため、見た目もオシャレで質感も向上します。
※写真は2024年マイナーチェンジ前のものですが、マイナーチェンジ後も類似のパーツが販売されています。

分かる人には分かるオシャレなオプションとなっています。

価格は24,200円となっています。

 

テールゲートスポイラー

次は、「テールゲートスポイラー」です。

前述(エクステリアの項)の写真のとおり、カッコいいテールゲートスポイラー。

「シビック タイプR」や「WRX」などのスポーツカーが好きな方には非常におすすめです。

ベース部が艶のあるベルリナブラックとなっているため、質感も向上します。

価格はウィングタイプで68,200円、ダックテールタイプで59,400円となっています。

 

ドアバイザー(ステンレスモールタイプ)※「LX/e:HEV LX」の場合

最後は、「ドアバイザー(ステンレスモールタイプ)」です。

通常、筆者は見た目が損なわれるためドアバイザー否定派なのですが、新型「シビック」の場合は別です。

特に「LX/e:HEV LX」にステンレスモールタイプのドアバイザーを装着した場合は、上の写真のとおり質感や見栄えも保持しつつ、ドアバイザーの利便性も付加できるため、非常におすすめです。

価格は30,800円となっています。

 

新型「シビック」の見積額

最後は、新型「シビック」の見積額をご紹介します。

  • 「LX」約357万円
  • 「EX」約393万円
  • 「e:HEV LX」約400万円
  • 「e:HEV EX」約431万円
  • 「RS」約434万円

 

上記は、何れもオプションにマットを設定、諸費用を含んだ価格です。

値引き額は20万円程度でした。

点検パックは毎年点検代を払うよりお得なため付けるべきかと思いますが、点検パックの価格は”先に払っているだけ”なため、上記の価格からは抜いています。

 

他社Cセグメントと比較すると、「MAZDA3(マツダ3)」の「X Touring」、「レヴォーグ」と同価格帯となっています。

「インプレッサ」なら上位グレードの「ST-G」、「MAZDA3(マツダ3)」なら「XD Touring Selection」、「カローラ」なら最上位グレードの「HYBRID W×B」がいずれも300万円前後で購入可能となっていますので、新型「シビック」の方が50万円前後高い印象です。

比較的安いガソリン車と比較しても、「MAZDA3(マツダ3)」の「15S S Package」、「カローラ」の「W×B」なら270万円前後で購入できるため、新型「シビック」の方が70万円以上高い印象です。

 

新型となったことで、1クラス上の価格となってしまった「シビック」。

ディーラーに言われるがままの条件で購入すると、不要なオプションを付けられたり、値引き額が少ないままの価格となってしまい、「e:HEV EX」なら450万円以上、「LX」でも400万円前後の価格を提示されることも少なくないでしょう。

そのため、少しでも安く新型「シビック」を購入できる様に、賢く購入しましょう。

 

新型「シビック」を少しでも安く、お得に購入したい方は“新車同様の中古車”も検討してみましょう。

新車だと納車を半年から1年以上待たないといけない場合もありますが、中古車なら新車と異なり“すぐに納車される”ことも大きな魅力です。

“新車同様の中古車”なら、年式2024年、走行距離10km未満、修復歴なしと好条件の「e:HEV」が約350万円で、「LX」なら約280万円で買えるクルマもありますよ!

 

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【PR】車の下取り価格を25万円以上アップさせるコツ!


新車を購入する際、現在の車をディーラーで下取りに出す方も多いと思います。

しかし、中古車買取サービスを使用することで現在の車を25万円以上高く売ることも可能です!

中古車買取サービスは、他社買取業者より高い買取価格がつく楽天Car車買取がおすすめです。

 

■楽天Car車買取が高価買取できる理由
楽天Car車買取が高価買取できる理由は、楽天が主催するネットオークションに車を直接出品するため、中間コストをカットできることにあります。

そのため、ディーラーの下取りや他社買い取り業者より高い買取価格がつく可能性が高くなっているのです。

実際の高価買取実績は楽天Car車買取公式HPにて掲載しているため、気になる方は確認してみましょう。

 

■楽天グループが運営する車買取サービスのため安心
楽天Car車買取は、楽天グループの楽天カー株式会社のサービスとなっています。

2023年に発覚したビッグモーターの不正問題など、中古車業界を激震させる事件がありましたが、楽天カー株式会社は売上高が年間1兆円を超えるインターネット関連企業最大手の楽天グループの会社のため、安心感があるといえるでしょう。

 

■査定を受ける回数は1回のみ!個人情報が流れない!
楽天Car車買取は、いわゆる一括査定サービスと異なり、査定を受ける回数は1回のみとなっています。

私は一括査定サービスに登録した経験がありますが、各業者からの山の様なメールと電話が来て大変鬱陶しい思いをすることになりました。

個人情報も各社に流れてしまうため、プライバシー保護の観点からみても良くありません。

楽天Car車買取は、そういった心配は無用といえるでしょう。

また、査定までの全ての工程を楽天カー株式会社が担当するため、複数の業者と話をする必要はありません。

 

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※進呈される最新のポイント数は楽天Car車買取公式HPにてご確認ください。

マイカー割は、お得なメルマガが届いたり、車関連のサービスでポイントが追加で貰えたり、車用品などに使えるクーポンが貰えるキャンペーンとなっているため、入って損はありません。

楽天ポイントは売却価格とは一切関係ありませんので、楽天で車を売るだけで5,000円貰えると言っても過言ではありません。

 

■あなたの愛車の価格を知り、さらに高く売りましょう!
高価買取実績のある楽天Car車買取で無料査定することにより、あなたの愛車が高く売れる可能性は大きく広がります。

高値がつけば楽天Car車買取でそのまま売ってしまっても良いですし、さらに楽天Car車買取で出された査定額を用いてディーラーで価格交渉の材料に使う手もあります。

 

私はスズキ「スペーシア カスタム」を売る際、ディーラーで下取りに出した後に楽天Car車買取を知り、「もっと高く売れたなぁ」と大変後悔しました。

私のような後悔をしないためにも楽天Car車買取に出品して、現在の車を少しでも高く売って、新しい車を安く買いましょう

 

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【PR】“新車同様の中古車”なら、新車より60万円以上安い!


車は基本的に新車で買うもの!私はずっとそう考えていました。

しかし、新古車・未使用車や走行距離1,000km程度の車は新車同様です。

さらに、モノによっては普通に新車を買う場合より60万円以上安く買えるケースも多数あります!

上記を考えると、新車購入を検討中の方は“新車同様の中古車を探してみる”という選択肢も大いにありだと思いませんか?!

また、中古車の場合は納期待ちが長い車と異なり、すぐに納車されます。人気車種の場合は納車に1年以上かかるケースがあることも考えると、魅力的ではないでしょうか。

 

■中古車のメリット、デメリット
“新車同様の中古車”を買う場合のメリットは何といってもその「安さ」が魅力ですが、デメリットは「自分の付けたいオプションが選べない」という点でしょう。

ただし、上記はメーカーオプションの場合のみで、ディーラーオプションの場合は後付けも可能です。

そのため、中古車を選ぶ際は車のカラー及びメーカーオプションを妥協しないようにしましょう。

 

■中古車を買うなら中古車販売台数トップクラスのガリバーがおすすめ!
中古車を買うなら、中古車販売台数トップクラスのガリバーがおすすめです。

中古車業界の最大手で、知名度も高く、信頼性が高いため安心です。

さらに、ガリバーは以下のメリットもあります。

  • 修復歴車(事故車、事故歴ありの車)を販売していない
  • 納車後、100日以内であれば返品可能
  • ディーラーより長い10年保証(走行距離無制限、ハイブリッドカーのバッテリーなども保証)

ガリバーによると、修復歴車の約4割(39.4%)の車で何らかの故障が発生していたため、修復歴車の販売をやめたようです。そんな修復歴車を販売していないので、故障が発生するリスクが低いともいえますね。

特に驚きなのが、100日以内であれば返品可能というところではないでしょうか。これなら、仮に購入した車に問題があった場合や、急に車の使用シーンが大きく変わっても安心ですよね。

その他、ディーラーよりも長い10年保証というのも心強いです。ハイブリッドカーのバッテリーなども保証対象なのでさらに安心です。走行距離が何kmでも保証対象です。

 

■中古車は早いもの勝ち!非公開在庫もある!
中古車は基本的に1台限りのものですので、良い車も早く問い合せしないと売れてしまう可能性があります。

また、ガリバーでは毎日約500台の車を買取しており、まだネット上で公開されていない車(非公開在庫)もたくさんあります。

ガリバー 公式サイトに登録すれば、自分で検索するだけでは見つけられない”あなたに最適な車”をガリバーが探し出してくれます。さらに「非公開在庫」も優先的に紹介してもらえます。

 

 

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※中古車の販売金額は申込完了ページには表示されません。登録後、ガリバーから電話がかかってくるので、そこで詳しい話を聞いてみましょう。

 

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まとめ

新型「シビック」は、走りが楽しめるスポーツカーでありながら、広い後部座席とラゲッジスペースを備えているため、ファミリー向けにもおすすめのCセグメントとなっています。

さらに、昨今減少しているMT車の設定があることも大きな魅力でしょう。

先代の10代目「シビック」では欠点だったインテリアのデザインや質感、安全性能も大きく向上したため、先代の欠点も克服した形になっています。

 

一方、価格の高さがネックで、コストを考慮すると手を出しにくいクルマになっています。

同価格帯で走りやラゲッジスペースの使い勝手に優れた「レヴォーグ」の方が、安全性能は圧倒的に優れているため、「レヴォーグ」の方が良いと考えるユーザーもいるでしょう。

燃費性能や乗り心地、価格の安さによるコスパの高さを重視するなら「カローラ」の方が優れていると考えるユーザーもいるでしょう。

 

新型「シビック」の最大の強みは“ファミリー層にもおすすめできるスポーツカー”という点にあると考えますので、やはり「レヴォーグ」にはないMT設定があることが最大の魅力だと考えます。

家族も広々快適に過ごせる後部座席を備え、かつ見た目もゴリゴリのスポーツカーではなく、MT設定を有したクルマ、というニーズに応えれるのは新型「シビック」だけでしょう。

メーカーであるホンダもそう考えてか、他車とは異なりガソリン車の試乗車はMT車だらけになっており、月間販売目標も僅か500台と控えめです。

 

新型「シビック」をおすすめできる層は限定的かもしれませんが、“楽しさ”と“快適性”を備えた“いいクルマ”に仕上がっていますので、Cセグメントの購入を検討している方には非常におすすめだと筆者は考えます。

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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