こんにちは!青空ひつじ(♂)です。
今回は、2024年9月13日のマイナーチェンジ(年次改良)にてB型となった新型スバル「インプレッサ」と、2023年10月25日のマイナーチェンジ(年次改良)にてD型となったスバル「レヴォーグ」の違いを、各項目で徹底比較いたします。
果たしてどれほどの性能差があり、どっちがおすすめなのか!?
元「インプレッサスポーツ」オーナーの筆者が、「レヴォーグ」に試乗した上で徹底検証いたします。
※掲載している「レヴォーグ」の写真は、「GT-H EX」(クリスタルホワイト・パール)、「STI Sport EX」(WRブルー・パール)、いずれもLEDアクセサリーライナー装着車です。
※掲載している「インプレッサ」の写真は、「ST-H」(ホライゾンブルー・パール)のSTIパーツ装着車です。
ボディサイズ・運転のしやすさの比較
■レヴォーグ
■インプレッサ
まずは、「レヴォーグ」と「インプレッサ」のボディサイズ、運転のしやすさを比較してみましょう。
・レヴォーグ
全長(mm):4,755
全幅(mm):1,795
全高(mm):1,500
ホイールベース(mm):2,670
車両重量(kg):1,570~1,640
最小回転半径(m):5.5
最低地上高(mm):145
・インプレッサ
全長(mm):4,475
全幅(mm):1,780
全高(mm):1,450(ガソリン車)、1,515(e-BOXER車)
ホイールベース(mm):2,670
車両重量(kg):1,380~1,550
最小回転半径(m):5.3
最低地上高(mm):130(ガソリン車)、135(e-BOXER車)
■運転のしやすさに大きな違いはない!
「レヴォーグ」と「インプレッサ」のボディサイズを比較すると、全高を除く全ての項目で「レヴォーグ」の方が大きいことがわかります。
特に全長が大きく異なり、「レヴォーグ」の方が28cmも大きくなっています。
とはいえ、その他では、全幅が1.5cm、最小回転半径が「インプレッサ」より20cm大きいだけなため、“運転のしやすさ”はそこまで変わりません。
■ボディサイズが大きい「レヴォーグ」でも運転しやすいのは、視界が良いから!
そもそも、スバル車は視界性能が非常に優れているため、「レヴォーグ」や「フォレスター」など比較的大きなクルマでも、全長や車幅の感覚をつかみやすいため、運転しやすくなっています。
スバルが「0次安全」と掲げているだけあって、スバル車はアイポイントが高く、フロントウィンドウとリヤウィンドウの面積が広いことが特徴的です。
そのため死角が少なく、そもそもヒヤリとする瞬間が少なくなる様に設計されていると感じます。
これは、「レヴォーグ」の試乗時でも感じたことですし、普段運転していた「インプレッサ」でも他車と比較して視界が良いことを実感していました。
新型「インプレッサ」の場合、ダッシュボードの上が短くスッキリしているため、前方が見やすく、ボンネットが見えることも特徴です。
昨今、デザイン優先でリヤウィンドウの面積が小さくなるなど視界性能が低いクルマも少なくありませんが、一方でスバル車は視界性能にこだわり続けているところは、非常に評価すべき点だと考えます。
■エクステリアの質感は僅かに「レヴォーグ」が上!
エクステリアの質感は、各ピラーに艶あり塗装が施されている点で「レヴォーグ」の方が僅かに上ですが、そこまで大きくは違いません。
エクステリアデザインは、ヘッドランプやフォグランプの形状、ボンネットの穴の有無などの違いはありますが、2023年1月13日に行われた「インプレッサ」のフルモデルチェンジにより、かなり似たデザインとなっています。
「レヴォーグ」はディーラーオプションのLEDアクセサリーライナーを、「インプレッサ」はドットパタンーンのフロントグリル、STIフロントアンダースポイラー、STIサイドアンダースポイラー、STIリヤアンダースポイラー、ルーフスポイラーなどを設定することで、よりオシャレなデザインとなるため、おすすめです。
室内の広さ・荷室の広さ・使い勝手の比較
■レヴォーグ
■インプレッサ
次は、「レヴォーグ」と「インプレッサ」の室内の広さ・ラゲッジスペースの広さ・使い勝手を比較してみましょう。
室内の広さ・ラゲッジスペースの広さを比較
■室内長の比較
スバル「レヴォーグ」:1,900mm
スバル「インプレッサ」:1,925(ガソリン車)、1,930(e-BOXER車)
「インプレッサ」の方が25~30mm広い
■室内幅の比較
スバル「レヴォーグ」:1,515mm
スバル「インプレッサ」:1,505
「レヴォーグ」の方が10mm広い
■室内高の比較
スバル「レヴォーグ」:1,205mm
スバル「インプレッサ」:1,200mm
「レヴォーグ」の方が5mm高い
■ラゲッジスペースの比較
スバル「レヴォーグ」:561ℓ
スバル「インプレッサ」:368ℓ(ガソリン車)、315ℓ(e-BOXER車)
「レヴォーグ」の方が193~246ℓ広い
■室内の広さ比較 まとめ
室内の広さは上記の数値のとおり、概ね「レヴォーグ」の方が広くなっています。
特にラゲッジスペースの違いが大きく、「インプレッサ」より約1.5倍も広くなっています。
「インプレッサ」の場合、2023年1月13日のフルモデルチェンジによりラゲッジスペースが先代より20ℓ前後狭くなったため、その差は拡大しています。
ラゲッジスペースは広いだけでなく、使い勝手も非常に優れているため、ラゲッジスペースを多様する方には「レヴォーグ」の方がおすすめです。
※使い勝手の詳細は後述しています。
後部座席の足元スペースの広さは、室内長で上回る「インプレッサ」より「レヴォーグ」の方が僅かに広い印象ですが、大きな違いはありません。
室内高が僅かに高いことから「インプレッサ」より頭上スペースも僅かに余裕があります。
とはいえ、いずれもCセグメントクラスのハッチバックやワゴンの中では広い部類に入ります。
トヨタ「カローラツーリング」や「MAZDA3(マツダ3)」よりもチャイルドシートなどを設置しやすいため、ファミリー向けにもおすすめといえるでしょう。
さらに「レヴォーグ」は、後席用のエアコン吹出口やリヤシートリクライニング、後席用シートヒーターなどが設定できるため、後部座席の快適性は「レヴォーグ」の方が高いといえるでしょう。
リヤシートリクライニングは、シート横のレバーで操作できる様になっているため、操作性が良いことも良い点の1つです。
インテリアデザインは、2023年1月13日に行われた「インプレッサ」のフルモデルチェンジにより、かなり類似しています。
「レヴォーグ」には「インプレッサ」にはない魅力として、CD/DVDデッキをオプション設定でき、ルームランプがハロゲンとなっている「インプレッサ」に対して「レヴォーグ」はLEDとなっています。
質感面においても、「インプレッサ」だと樹脂製となっているインパネやドアトリムなどが、「レヴォーグ」だと表皮巻となっているため上質です。
「STI Sport」ならフェルトタイプとなっているフロント&リヤのドアポケットが質感高い印象で、ステアリングホイールも「インプレッサ」よりも触り心地が良くなっています。
さらに、「レヴォーグ」にはナビ画面も表示できる12.3インチフル液晶デジタルメーターが採用されている点が最大の違いでしょう。
「インプレッサ」は昔ながらの4.2インチマルチインフォメーションディスプレイ付アナログメーターとなっています。
室内の使い勝手の比較
室内の使い勝手を比較します。
結論から述べると、室内の使い勝手は「レヴォーグ」が圧倒的に優れています。
■「レヴォーグ」のラゲッジスペースは使い勝手最強!
まず、「レヴォーグ」には”肘で開けられる”新しい「ハンズフリーオープンパワーリヤゲート」が設定されています。
この装備は”肘で開けられる”だけでなく、「フォレスター」に装備されてるものより開閉スピードが僅かに早くなっています。
実際試してみると、肘だと反応しづらく、手の平の方が反応しやすい感じでした。
また、エンブレムと手が近すぎると反応しない様になっているため、少し離れた方が反応しやすいようです。
上記のとおり、少しコツがいる装備となっていますが、手がふさがった状態でもリヤゲートの開閉ができるメリットは大きいでしょう。
「ハンズフリーオープンパワーリヤゲート」は”肘で開けられる”だけでなく、車内のスイッチやアクセスキーのボタンでリヤゲートを開けられたり、メモリー機能により開度を設定できたり、リヤゲートを閉めると同時に全ドアを施錠できる点も便利です。
ラゲッジスペースが広いことは前述の通りですが、さらにカーゴフロアボード下のサブトランクが広く深くなっており、サブトランクも含めた荷室高は1,105mmもあるため、背の高い荷物を積載することが可能になっています。
また、カーゴフロアボードをリヤゲート上部に引っかけることもできるため荷物を積載する際に便利ですし、標準装備のトノカバーをサブトランクに格納することもできます。
上記より、ラゲッジスペースの使い勝手は「インプレッサ」を圧倒しているでしょう。
燃費性能の比較
次は、「レヴォーグ」と「インプレッサ」の燃費性能を比較してみましょう。
燃費性能は、WLTCモード、ユーザーが投稿した実燃費を集計したe燃費の値にて比較します。
※実燃費は季節や使用環境により異なります。
※補足:WLTCモードとは
JC08モードはエンジンが温まった状態からの測定結果を75%、エンジンが冷えた状態からの測定結果を25%の比率で燃費を算出していました。WLTCモードでは、エンジンが冷えた状態からの測定結果のみを使用し、乗員や積載物の重量も考慮されることになり、これまでのJC08モードよりも実燃費値に近い条件となります。
- WLTCモード:市街地、郊外、高速道路の平均的な使用時間配分で構成した国際的な走行モード
- 市街地モード(WLTC-L):信号や渋滞等の影響を受ける比較的低速な走行を想定
- 郊外モード(WLTC-M):信号や渋滞等の影響をあまり受けない走行を想定
- 高速道路モード(WLTC-H):高速道路等での走行を想定
・レヴォーグ
・1.8Lターボ
→13.5km/L(WLTCモード)
→11.43km/L(e燃費より)
・2.4Lターボ
→11.0km/L(WLTCモード)
→10.80km/L(e燃費より)
・インプレッサ
・2.0Lガソリン
→14.0km/L(WLTCモード)
→11.68km/L(e燃費より)
・2.0L e-BOXER
→16.6km/L(WLTCモード)
→12.90km/L(e燃費より)
上記のとおり、燃費性能は「インプレッサ」の方が僅かに優れています。
ただし、その差は本当に僅かで、「レヴォーグ」と「インプレッサ」の2.0Lガソリン車とは1.0km/Lの違いもありません。
では、上記の実燃費より維持費(ガソリン代)を比較してみます。
※年間走行距離8,000km、ガソリン代160円の場合
- レヴォーグ 1.8Lターボ車:111,986円
- インプレッサ 2.0Lガソリン車:109,589円
- インプレッサ e-BOXER搭載車:99,225円
上記のとおり、「レヴォーグ」の1.8Lターボ車と最も安い「インプレッサ」のe-BOXER搭載車とは、1万円程度の差がありますが、各モデルによる差は非常に限定的といえます。
そのため、価格も含めて考えれば「インプレッサ」の2.0Lガソリン車が1番安くなる確率が高いといえるでしょう。
維持費などのコストを重視する方には「インプレッサ」の2.0Lガソリン車がおすすめです。
上記には記載していませんが、燃費性能が最も悪く、使用燃料がハイオクとなる「レヴォーグ」の2.4Lターボ車が最も維持費が高くなります。
何れにしても、燃費性能はスバル車全体の弱点であり欠点であることは間違いありません。
他社のハイブリッド車と比較すると、実燃費は倍以上の違いがあります。当然、維持費も倍以上変わってきます。
今後、より電動車が主体となり、燃費・環境基準もより厳しくなる中で、電動化や燃費・環境性能の向上はスバルの喫緊の課題といえるでしょう。
加速性能の比較
次は、「レヴォーグ」と「インプレッサ」の加速性能を比較してみましょう。
その前に「出力」と「トルク」の違いについて、簡単に説明します。
- 出力:クルマの速さ
- トルク:クルマの加速力
簡単に書くと、「最高出力」の値が高い車は速く走れる車で、「最大トルク」の値が高い車は加速が速い車ということですね。ただ、エンジンやモーターの特性、空力性能や車両重量などにより加速性能は全く異なりますので、単に”トルクの値が大きいから加速が速い”というわけではありません。
・レヴォーグ
・1.8Lターボ
→最高出力 130kW〈177PS〉/5,200~5,600rpm
→最大トルク 300N・m〈30.6kgf・m〉/1,600~3,600rpm
・2.4Lターボ
→最高出力 202kW〈275PS〉/5,600rpm
→最大トルク 375N・m〈38.2kgf・m〉/2,000~4,800rpm
・インプレッサ
・2.0Lガソリン
→最高出力 113kW〈154PS〉/6,000rpm
→最大トルク 193N・m〈19.7kgf・m〉/4,000rpm
・2.0Lマイルドハイブリッド
エンジン
→最高出力 107kW〈145PS〉/6,000rpm
→最大トルク 188N・m〈19.2kgf・m〉/4,000rpm
モーター
→最高出力 10kW〈13.6PS〉
→最大トルク 65N・m〈6.6kgf・m〉
上記のとおり、エンジン性能は「レヴォーグ」が圧倒的に優れています。
あくまで参考値ですが、0-100km/h加速は「レヴォーグ」の2.4Lターボ車が7秒前後、1.8Lターボ車が8秒前後、「インプレッサ」が9~10秒前後と全く異なります。
とはいえ、日本で販売されているクルマの多く(軽自動車を除く)が10秒前後となっているため、「インプレッサ」の加速が遅いというより、「レヴォーグ」が優れているといえるでしょう。
この加速性能の違いが、「レヴォーグ」と「インプレッサ」の最大の違いの1つです。
「レヴォーグ」は、低回転域で最大トルクが発生するため、踏み込んだ瞬間に鋭い加速力があります。あまりの加速力に筆者は試乗時の一踏み目で非常に驚きました。
そのため、「インプレッサ」と同様の感覚でアクセル操作を行うとスピードが出過ぎてしまいます。
急な坂道や追い越し時でも、「インプレッサ」なら2,000回転、またはそれ以上エンジンを回す必要があるところを「レヴォーグ」なら1,100回転程度で走行できる程パワーに余裕があります。
「インプレッサ」だと、発進時や追い越し時、坂道などでパワー不足を感じることもありますが、「レヴォーグ」ならそういったストレスは一切ないでしょう。
一方「インプレッサ」も街乗りで不満が出ることは少ないと考えます。
e-BOXER車は、発進加速が非常にスムーズで、アクセルを軽く踏み込んだだけでもリニアに加速します。
低速時はエンジンが1,000回転を切って走行できるほどのモーターアシストがあり、車速40km/h未満であれば状況によってはモーター走行も可能となっています。
「インプレッサ」の2.0Lガソリン車とは、発進加速、低速走行時や停止時の静粛性が最大の違いとなるでしょう。
安全性能の比較
「レヴォーグ」と「インプレッサ」の安全性能の違い
次は、「レヴォーグ」と「インプレッサ」の安全性能を比較してみましょう。
■アイサイトX
レヴォーグ | インプレッサ |
渋滞時ハンズオフアシスト | - |
渋滞時発進アシスト | - |
アクティブレーンチェンジアシスト | - |
カーブ前速度制御 | - |
料金所前速度制御 | - |
■アイサイト
レヴォーグ | インプレッサ |
アレイ式アダプティブドライビングビーム | アレイ式アダプティブドライビングビーム |
ステアリング連動ヘッドランプ | ステアリング連動ヘッドランプ |
- | コーナリングランプ |
プリクラッシュブレーキ | プリクラッシュブレーキ |
前側方プリクラッシュブレーキ | 前側方プリクラッシュブレーキ |
緊急時プリクラッシュステアリング | 緊急時プリクラッシュステアリング |
後退時ブレーキアシスト | 後退時ブレーキアシスト |
AT誤発進(後進)抑制制御 | AT誤発進(後進)抑制制御 |
ツーリングアシスト | ツーリングアシスト |
ドライバー異常時対応システム | ドライバー異常時対応システム |
全車速追従機能付クルーズコントロール | 全車速追従機能付クルーズコントロール |
車線逸脱抑制 | 車線逸脱抑制 |
車線逸脱警報 | 車線逸脱警報 |
ふらつき警報 | ふらつき警報 |
先行車発進お知らせ機能 | 先行車発進お知らせ機能 |
青信号お知らせ機能 | 青信号お知らせ機能 |
スバルリヤビークルディテクション | スバルリヤビークルディテクション |
エマージェンシーレーンキープアシスト | エマージェンシーレーンキープアシスト |
前側方警戒アシスト | 前側方警戒アシスト |
デジタルマルチビューモニター(フロント/サイド/リヤ) | デジタルマルチビューモニター(フロント/サイド/リヤ/トップ/3D) |
スマートリヤビューミラー | - |
自動防眩ルームミラー | 自動防眩ルームミラー |
ドライバーモニタリングシステム | ドライバーモニタリングシステム |
コネクティッドサービス[SUBARU STARLINK] | コネクティッドサービス[SUBARU STARLINK] |
エアバッグ(サイド・カーテン・ニー・シートクッション) | エアバッグ(サイド・カーテン・ニー・シートクッション) |
アクティブ・トルク・ベクタリング | アクティブ・トルク・ベクタリング |
上の表のとおり「レヴォーグ」は「インプレッサ」にはない「アイサイトX」が搭載されているメリットがあります。
また、同じ「アイサイト」でも、一部機能の有無が異なります。
「レヴォーグ(アイサイトX、アイサイト)」が優秀な点
まず、「レヴォーグ」の安全性能が優れている点を具体的にみていきましょう。
「インプレッサ」と比較して「レヴォーグ」が優れている最大のポイントは「アイサイトX」の搭載にあります。
「アイサイトX」の各機能について、以下にまとめてみました。
- 自動車専用道路を0 km/h~約50 km/hで走行時、ハンドルから手を放しても車線中央維持機能が作動(渋滞時ハンズオフアシスト)
- 停車してから約10分以内であれば、運転者の操作なしで先行車に追従して再発進(渋滞時発進アシスト)
- 自動車専用道路を約70 km/h~約120 km/hで走行時、方向指示器のレバーにより車線変更を行うハンドル操作をアシスト(アクティブレーンチェンジアシスト)
- 自動車専用道路を走行時、カーブ曲率に合わせた適切な速度に制御(カーブ前速度制御)
- 自動車専用道路を走行時、ETCゲート通過に適した速度に制御(料金所前速度制御)
「アイサイトX」の機能は主に高速道路上でクルーズコントロール使用中に動作するものが基本となっています。
上記の中でも「渋滞時ハンズオフアシスト」が最も有名な機能でしょう。
この機能と「渋滞時発進アシスト」により、渋滞時はまさに“何もしなくてよい”わけですから、渋滞に巻き込まれた際は非常に楽になるでしょう。
楽すぎて眠ってしまいそうですね。
※眠ってしまった場合「ドライバー異常時対応システム」により機能が解除されますので注意が必要です。
ただし、上記の中で使用頻度が最も高いのは「アクティブレーンチェンジアシスト」、「カーブ前・料金所前速度制御」でしょう。
「アクティブレーンチェンジアシスト」は、ハンズオフで使用できる機能ではないため自動車線変更機能ではありませんが、車線中央維持機能の様な形でハンドル操作をアシストしてくれます。
隣接車線の安全を確保できたタイミングで作動するため、車線変更時の安全性は非常に高いといえるでしょう。
また、筆者が最も活躍する機能だと考えるのは「カーブ前・料金所前速度制御」です。
多くのアダプティブクルーズコントロール(ACC)は、カーブ時や料金所前でも減速せず、そのままのスピードで突っ込むため、ブレーキを踏むなどしてアダプティブクルーズコントロール(ACC)を解除する場面が度々でてきます。
しかし、「カーブ前・料金所前速度制御」により速度が自動で制御されるため、高速道路の出口までアダプティブクルーズコントロール(ACC)を解除する必要性がありません。
この機能により、従来のアダプティブクルーズコントロール(ACC)よりも、さらに気を使う必要がなくなるため、長距離ドライブでのさらなる負担軽減となることは間違いありません。
「アイサイトX」がなくても「レヴォーグ」の安全性能はトップクラスの性能となっていますが、やはり「レヴォーグ」には、この非常に便利で先進的な「アイサイトX」を搭載するべきでしょう。
2023年のマイナーチェンジでアイサイトXなし(EXなし)グレードは廃止されましたが、中古車を検討している方はアイサイトXなし(EXなし)グレードを選択するメリットはありませんので、注意しましょう。
非常に先進的な「アイサイトX」ですが、1つ注意点があります。
「レヴォーグ」には地図データが2種類設定されており、1つはナビ用の地図データ、そしてもう1つはアイサイトXに使用する3D高精度地図データです。
この3D高精度地図データにより、自車のタイヤの位置をセンチ単位で正確に把握することができ、それにより「渋滞時ハンズオフアシスト」などが行えるわけです。
そんなスゴイ3D高精度地図データは、年4回有料の更新が必要となっており、更新しないと「アイサイトX」を使用できる範囲が狭まる可能性があります。
例えば、使用する高速道路の形状が工事などで変わった場合、「アイサイトX」が使用できなくなるわけです。
とはいえ価格は1回4,000円程度と安く、毎回更新しなくても上記の様なタイミングをみて更新しても良いため、大きな負担になるわけではありません。
ナビの地図データは自分でできる一方、3D高精度地図データはディーラーでないとできなため、点検などと合わせて更新を行うと良いでしょう。
ちなみに、ナビの地図データは3年間は更新無料となっています。
「アイサイトX」の他、「レヴォーグ」には「インプレッサ」にはない以下の魅力があります。
- デジタルマルチビューモニター機能に車速15km/h未満時に自動でフロントビューとトップビューを表示するAUTOモードがある
- SUBARU STARLINKにリモートエアコン機能がある
いずれも2023年のマイナーチェンジで追加された機能となっています。
あると便利な機能で、特にデジタルマルチビューモニターのAUTOモードは使用機会も多いでしょう。
「インプレッサ(アイサイト)」が優秀な点
続いて、「インプレッサ」の安全性能が優れている点を具体的にみていきましょう。
- 右左折時や駐車中に車両の斜め前方を照らし、接近する歩行者や自転車を見えやすくするコーナリングランプが搭載されている
「インプレッサ」は、発売当初は広角単眼カメラや「デジタルマルチビューモニター」で車両周辺360°を確認できる点で「レヴォーグ」にはないメリットがありましたが、「レヴォーグ」の2023年のマイナーチェンジにより、それらの差異はなくなっています。
同様にコネクティッドサービスも発売当初は「レヴォーグ」を上回る内容となっていましたが、「レヴォーグ」の2023年のマイナーチェンジにより差異もなくなり、逆に「レヴォーグ」にはリモートエアコン機能が追加されています。
ちなみに、スバルのコネクティッドサービス「SUBARU STARLINK」は、主要サービスであるリモート確認やリモート操作などの機能の無料期間が僅か1年間と短く、車内Wi-Fiもトヨタの月1,000円より高い30日1,650円となっているなど、無料期間の長さや価格設定はトヨタより劣る印象です。
いずれにしても、スバル車の安全性能はトップクラス!
「インプレッサ」に搭載されている「アイサイト」と、「レヴォーグ」に搭載されている「アイサイトX」の違いをみてきましたが、いずれにしてもスバル車の安全性能は2023年時点で国産車トップクラスの安全性能なんです。
「アイサイトX」の機能は、主に高速道路上でクルーズコントロール使用中に動作するものが基本で、アイサイトに含まれている自動ブレーキなどの性能が高いことがスバル車の安全性能の中心です。
つまり、「アイサイトX」がなくてもスバル車の安全性能はトップクラスの性能なんです。
以下に、スバル車の安全性能が優れている点をまとめてみました。
- 自動ブレーキが右左折時の対向車・歩行者・自転車に対しても作動(プリクラッシュブレーキ)
※多くのクルマはハンドル操作中は自動ブレーキが作動しない(しない可能性がある) - 自動ブレーキが出会い頭車両に対しても作動可能(前側方プリクラッシュブレーキ)
- 自動ブレーキ作動後、自車線内に回避スペースがあるか判断、後側方の接近車両の有無を確認し、自車線内で障害物を回避、逸脱しないようにハンドルを制御する機能の搭載(緊急時プリクラッシュステアリング)
- 隣接車線の後方車両を検知しステアリングアシストを行い車線逸脱を抑制する機能の搭載(エマージェンシーレーンキープアシスト)
- 先行車がいない状態で青信号に切り替わった際にお知らせしてくれる(青信号お知らせ機能)
- フロントビューモニターを表示中、左右から接近する車両をお知らせしてくれる(前側方警戒アシスト)
- ドライバーの居眠りや脇見を検知し注意を促してくれる(ドライバーモニタリングシステム)
- 助手席乗員の胸部や腹部への衝撃をやわらげるエアバッグの搭載(シートクッションエアバッグ)
- 車線中央維持機能作動中に手を放した場合、システムが渋滞時ハンズオフアシストを継続できないと判断した場合に警告を行い、それでもハンドル操作が検知できない場合に減速やハザードランプの点滅、クラクションを鳴らすなど、周囲の車両へ運転者の異常を知らせ停車(ドライバー異常時対応システム)
上記の中でも自動ブレーキの性能は、2024年時点で国産車トップクラスの性能となっています。
自動ブレーキが右左折時の歩行者や自転車、自動二輪車に対しても作動可能なのはスバル車や、2022年以降に発売された新型トヨタ「ノア」・「ヴォクシー」、「プリウス」など、まだまだ多くはありません。
さらに、出会い頭車両に対しても作動可能で、自動ブレーキでも回避できなかった場合はステアリングアシストを行い回避動作、及び自車線内から逸脱しない様に抑制する機能まで搭載されています。
つまり、自動ブレーキの性能だけでもスバル車はかなり優秀なことがわかります。
ただ、出会い頭車両に対して作動する自動ブレーキは他車にはないスゴイ機能ながら、作動車速が20km/h以下、2輪車や歩行者の検知はできないなど、まだ性能的に発展途上な面も残っています。
※警報は60km/h以下で作動します。
自動ブレーキ以外だと、「青信号お知らせ機能」も他車だと採用例の少ない先進的な機能です。
先行車発進お知らせ機能は各車搭載が当たり前になっていますが、青信号をカメラで検知してお知らせする機能は新型「レヴォーグ」が初めての搭載となります。
この機能のおかげで、青信号に気づかず後続車からクラクションを鳴らされることもなくなるでしょう。
そもそもスバルのクルーズコントロールには従来より赤信号を検知し、加速を緩やかにする機能が搭載されていましたので、新型「レヴォーグ」発売以前からカメラの検知能力は他社より優れていたといえるでしょう。
その他、「ドライバーモニタリングシステム」も先進的な機能でしょう。
「フォレスター」から搭載された「ドライバーモニタリングシステム」は、居眠りや脇見を検知し注意を促してくれるため、疲労が溜まりやすい長距離ドライブ時などで安心です。
これだけ“高速道路上での自動化”が進んでいるだけに、急病など“もしも”の時の対応が心配になりますが、「ドライバー異常時対応システム」が搭載されているため、後続車や周辺車両への警告、停車までシステムが行ってくれるため、安心です。
さらに、スバル車は衝突安全性能も非常に高くなっており、仮に衝突事故が発生したとしても被害を最小限に留めるように設計されています。
衝突して1回転してもドライバーは無傷だった、なんて実績もあるくらいです。
価格の比較
最後は、「レヴォーグ」と「インプレッサ」の価格を比較してみましょう。
レヴォーグの見積もり価格
- 「Smart Edition EX」:約378万円
- 「GT-H EX」:約395万円
- 「STI Sport EX」:約450万円
上記の価格は、LEDアクセサリーライナー(約6万円)、ETC車載器(約2万円)とマット(約3.7万円)を設定した場合の価格です。
オプション総額は約11.7万円となっています。
その他、メンテパックを別途設定していますが、メンテパックは点検代を“先に払っているだけ”なため、上記の価格からは抜いています。
気になる値引き額は20万円でした。
値引き額は発売直後ということもあり控えめな額でしたが、時期によってはもっと引き出すことも可能でしょう。
ディーラーに言われるがままの条件で購入すると、不要なオプションを付けられたり、値引き額が少ないままの価格となってしまうため、少しでも安く「レヴォーグ」を購入できる様に工夫しましょう。
インプレッサの見積もり価格
- ST(FWD):約305万円
- ST-G(FWD):約320万円
- ST-H(FWD):約340万円
上記の価格は、「ST」はLEDリヤフォグランプ、ステアリングヒーター、フロントシートヒーター、ナビゲーション機能、ETC2.0車載器、マットをオプション設定した場合の価格です。
「ST-G」と「ST-H」は、ナビゲーション機能、ETC2.0車載器、マットをオプション設定した場合の価格です。
オプション総額は「ST」で約22万円、「ST-G」と「ST-H」で約16.5万円となっています。
その他、メンテパックを別途設定していますが、メンテパックは点検代を“先に払っているだけ”なため、上記の価格からは抜いています。
気になる値引き額は10万円でした。
値引き額は非常に控えめしたが、時期によってはもっと引き出すことも可能でしょう。
また、ディーラーに行くと高額なボディコーティングやドライブレコーダー、ベースキットなどが設定され、上記より30万円以上高い価格を提示されることが多く、最上位グレードであれば400万円近い価格を提示されることもあるでしょう。
新型「インプレッサ」を極力安く購入するために、最低限必要なオプションのみを設定するようにしましょう。
価格比較 結果
上記のとおり、「インプレッサ」は「レヴォーグ」より40~150万円前後安い結果となりました。
「アイサイトX」や豊富な快適装備、パワートレインの違いを考慮すれば「レヴォーグ」の方が高くなるは当然ですが、価格差が非常に大きい印象です。
「レヴォーグ」と比較して大幅に安い価格設定となっている点は、「インプレッサ」の大きな魅力といえるでしょう。
普通に見積もりをお願いすると「インプレッサ」なら300万円、「レヴォーグ」なら400万円を超す価格になることが多く、「レヴォーグ」の「STI Sport EX」なら500万円近い価格を提示されることになるでしょう。
ディーラーに言われるがままの条件で購入すると、不要なオプションを付けられたり、値引き額が少ないままの価格となってしまうため、少しでも安くクルマを購入できる様に工夫しましょう。
「レヴォーグ」や「インプレッサ」を少しでも安く、お得に購入したい方は“新車同様の中古車”も検討してみましょう。
新車だと納車を1年以上待たないといけない場合もありますが、中古車なら新車と異なり“すぐに納車される”ことも大きな魅力です。
“新車同様の中古車”なら、年式2023年、走行距離10km未満、修復歴なしと好条件の「レヴォーグ GT-H EX」が約350万円で買えるクルマもありますよ!
また、一部性能面では劣るものの、安全性能が依然として高い、先代「レヴォーグ」や「インプレッサスポーツ」の中古車を安い価格で購入するのも賢い選択だと考えます。
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新車を購入する際、現在の車をディーラーで下取りに出す方も多いと思います。
しかし、中古車買取サービスを使用することで現在の車を25万円以上高く売ることも可能です!
中古車買取サービスは、他社買取業者より高い買取価格がつく楽天Car車買取がおすすめです。
■楽天Car車買取が高価買取できる理由
楽天Car車買取が高価買取できる理由は、楽天が主催するネットオークションに車を直接出品するため、中間コストをカットできることにあります。
そのため、ディーラーの下取りや他社買い取り業者より高い買取価格がつく可能性が高くなっているのです。
実際の高価買取実績は楽天Car車買取公式HPにて掲載しているため、気になる方は確認してみましょう。
■楽天グループが運営する車買取サービスのため安心
楽天Car車買取は、楽天グループの楽天カー株式会社のサービスとなっています。
2023年に発覚したビッグモーターの不正問題など、中古車業界を激震させる事件がありましたが、楽天カー株式会社は売上高が年間1兆円を超えるインターネット関連企業最大手の楽天グループの会社のため、安心感があるといえるでしょう。
■査定を受ける回数は1回のみ!個人情報が流れない!
楽天Car車買取は、いわゆる一括査定サービスと異なり、査定を受ける回数は1回のみとなっています。
私は一括査定サービスに登録した経験がありますが、各業者からの山の様なメールと電話が来て大変鬱陶しい思いをすることになりました。
個人情報も各社に流れてしまうため、プライバシー保護の観点からみても良くありません。
楽天Car車買取は、そういった心配は無用といえるでしょう。
また、査定までの全ての工程を楽天カー株式会社が担当するため、複数の業者と話をする必要はありません。
■楽天ポイントが最大5,000ポイントもらえる!
車の売却成立で1,000ポイント、さらにマイカー割のメンバー登録を行うと合計5,000ポイントが貰えます。
※進呈される最新のポイント数は楽天Car車買取公式HPにてご確認ください。
マイカー割は、お得なメルマガが届いたり、車関連のサービスでポイントが追加で貰えたり、車用品などに使えるクーポンが貰えるキャンペーンとなっているため、入って損はありません。
楽天ポイントは売却価格とは一切関係ありませんので、楽天で車を売るだけで5,000円貰えると言っても過言ではありません。
■あなたの愛車の価格を知り、さらに高く売りましょう!
高価買取実績のある楽天Car車買取で無料査定することにより、あなたの愛車が高く売れる可能性は大きく広がります。
高値がつけば楽天Car車買取でそのまま売ってしまっても良いですし、さらに楽天Car車買取で出された査定額を用いてディーラーで価格交渉の材料に使う手もあります。
私はスズキ「スペーシア カスタム」を売る際、ディーラーで下取りに出した後に楽天Car車買取を知り、「もっと高く売れたなぁ」と大変後悔しました。
私のような後悔をしないためにも楽天Car車買取に出品して、現在の車を少しでも高く売って、新しい車を安く買いましょう。
【PR】“新車同様の中古車”なら、新車より60万円以上安い!
車は基本的に新車で買うもの!私はずっとそう考えていました。
しかし、新古車・未使用車や走行距離1,000km程度の車は新車同様です。
さらに、モノによっては普通に新車を買う場合より60万円以上安く買えるケースも多数あります!
上記を考えると、新車購入を検討中の方は“新車同様の中古車を探してみる”という選択肢も大いにありだと思いませんか?!
また、中古車の場合は納期待ちが長い車と異なり、すぐに納車されます。人気車種の場合は納車に1年以上かかるケースがあることも考えると、魅力的ではないでしょうか。
■中古車のメリット、デメリット
“新車同様の中古車”を買う場合のメリットは何といってもその「安さ」が魅力ですが、デメリットは「自分の付けたいオプションが選べない」という点でしょう。
ただし、上記はメーカーオプションの場合のみで、ディーラーオプションの場合は後付けも可能です。
そのため、中古車を選ぶ際は車のカラー及びメーカーオプションを妥協しないようにしましょう。
■中古車を買うなら中古車販売台数トップクラスのガリバーがおすすめ!
中古車を買うなら、中古車販売台数トップクラスのガリバーがおすすめです。
中古車業界の最大手で、知名度も高く、信頼性が高いため安心です。
さらに、ガリバーは以下のメリットもあります。
- 修復歴車(事故車、事故歴ありの車)を販売していない
- 納車後、100日以内であれば返品可能
- ディーラーより長い10年保証(走行距離無制限、ハイブリッドカーのバッテリーなども保証)
ガリバーによると、修復歴車の約4割(39.4%)の車で何らかの故障が発生していたため、修復歴車の販売をやめたようです。そんな修復歴車を販売していないので、故障が発生するリスクが低いともいえますね。
特に驚きなのが、100日以内であれば返品可能というところではないでしょうか。これなら、仮に購入した車に問題があった場合や、急に車の使用シーンが大きく変わっても安心ですよね。
その他、ディーラーよりも長い10年保証というのも心強いです。ハイブリッドカーのバッテリーなども保証対象なのでさらに安心です。走行距離が何kmでも保証対象です。
■中古車は早いもの勝ち!非公開在庫もある!
中古車は基本的に1台限りのものですので、良い車も早く問い合せしないと売れてしまう可能性があります。
また、ガリバーでは毎日約500台の車を買取しており、まだネット上で公開されていない車(非公開在庫)もたくさんあります。
ガリバー 公式サイトに登録すれば、自分で検索するだけでは見つけられない”あなたに最適な車”をガリバーが探し出してくれます。さらに「非公開在庫」も優先的に紹介してもらえます。
気になった車、欲しい車がある方はガリバーに登録して探してもらいましょう!
※中古車の販売金額は申込完了ページには表示されません。登録後、ガリバーから電話がかかってくるので、そこで詳しい話を聞いてみましょう。
まとめ
今回は、スバル「レヴォーグ」と「インプレッサ」の違いを徹底比較してみました。
「レヴォーグ」と「インプレッサ」の比較結果を以下の通りです。
- 運転のしやすさ:大きな違いはないが、僅かに「インプレッサ」が運転しやすい
- 室内の広さ:「レヴォーグ」が広い
- 室内の使い勝手:後部座席の快適性、ラゲッジスペースの使い勝手は「レヴォーグ」が優秀
- 燃費性能:「インプレッサ」が僅かに優秀
- 加速性能:「レヴォーグ」が圧倒的に優秀
- 安全性能:「レヴォーグ」が優秀
- 価格:「インプレッサ」の方が40~150万円前後安い
上記のとおり、運転のしやすさ・燃費性能・価格の安さでは「インプレッサ」が、内外装の質感・室内の広さや使い勝手・加速性能・安全性能では「レヴォーグ」が優れていました。
ただし、「インプレッサ」が圧倒的に優れているのは“価格の安さだけ”で、その他の項目は僅かに優れている程度でした。
つまり、予算が400万円以上あるのであれば、間違いなく「レヴォーグ」がおすすめです。
加速性能、走行性能、乗り心地、使い勝手、そして安全性能は「レヴォーグ」が圧倒的に優れており、買って後悔しないという点においても「レヴォーグ」の方が優れているでしょう。
一方の「インプレッサ」も、2023年1月13日のフルモデルチェンジで乗り心地や静粛性が向上し、11.6インチセンターインフォメーションディスプレイの採用や最新のアイサイトの搭載などにより「レヴォーグ」との差が縮まっています。
加速性能や走行性能に大きさ違いはあるものの、前述の通り街乗りで不満が出ることは少ないと考えるため、「レヴォーグ」に価格差ほどの魅力を感じられないユーザーには「インプレッサ」の方がおすすめだと考えます。
クルマの購入で後悔しないためには、あなたが重視する項目は何なのか、よく確認しておくことが重要です。
安いから何となく選んだ、人気だから何となくSUVにした、などの安易なクルマ選びをしない様にしましょう。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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