こんにちは!青空ひつじ(♂)です。
今回は、2024年4月25日にマイナーチェンジが行われた新型ホンダ「ヴェゼル」にがっつり試乗してきました。
そこで、新型「ヴェゼル」の人気グレード「e:HEV Z」と「e:HEV X」の内外装の違いを大量の写真で徹底比較!
果たして、「e:HEV Z」と「e:HEV X」の違いはどれほどあるのか!?

※掲載している新型「ヴェゼル」の写真は、「e:HEV Z」(プラチナホワイト・パール)、「G」(クリスタルブラック・パール)です。
※「G」と「e:HEV X」の内外装はほぼ同じですので、「e:HEV X」を検討中の方も参考にしてみてください。
「e:HEV X」と「e:HEV Z」のエクステリア(外装)の違い
※「e:HEV Z」・「G」ともに「ドアバイザー」、「ライセンスフレーム」装着車
※「G」は「テールゲートスポイラー」、「ドアハンドルプロテクションカバー」装着車
新型「ヴェゼル」のエクステリアは、先代「ヴェゼル」と大きく異なるデザインとなっており、中でもボディカラーと同色のフロントグリル、水平基調のリアコンビネーションランプが特徴的です。
フロントデザインはマツダの「CX」シリーズに、リアデザインは先代トヨタ「ハリアー」に似ているため、発表当時は「CXハリアー」なんてことも言われていました。
昨今、フルモデルチェンジが行われた新型車の多くはキープコンセプトとなっていることが多い中で、2019年にフルモデルチェンジが行われた「N-WGN」、2020年にフルモデルチェンジが行われた「フィット」など、ホンダ車は先代からデザインを大きく変えている傾向にあります。
※一方、「N-ONE」の様にほぼ同じデザインとしているケースも一部あります。
新型「ヴェゼル」のデザインについては賛否両論あると思いますが、個人的にはカッコいいと考えています。
ただ、”ホンダらしさ”は消えてしまった様な気はします。また、ボディカラーと同色のフロントグリルについては否定的です。
私の様にボディカラーと同色のフロントグリルに違和感を感じる方は、ボディカラーに「クリスタルブラック・パール」を選択することでフロントグリルが目立たなくなるため、おすすめです。
また、ディーラーオプションのフロントグリル(クロームメッキ)を設定することで、フロントグリルにアクセントがついてオシャレになるため、おすすめです。
新型「ヴェゼル」のエクステリアの質感は、「e:HEV Z」と「e:HEV PLaY」であれば、フロントロアグリル・ホイールアーチモール・センターピラー・リアバンパーなどがピアノブラック塗装が施されており、非常に質感高くなっています。
「e:HEV X」と「G」は、上記の部分が未塗装となっているため、「e:HEV Z」や「e:HEV PLaY」と比較すると質感は低めです。
とはいえ、他社のSUVもセンターピラーを除く部分は未塗装となっていることが多いため、「e:HEV X」と「G」の質感が低いというより、「e:HEV Z」と「e:HEV PLaY」の質感が高いと言った方が正しいかもしれません。
上記の他、「e:HEV Z」や「e:HEV PLaY」であれば、前後のバンパーロアガーニッシュがシャープシルバー塗装となっており、メッキ等のドアロアガーニッシュも施されています。
上の写真の違いを見てもわかるとおり、「e:HEV Z」のバンパーロアガーニッシュの方が若干艶のあるシルバーになっています。
「e:HEV X」と「e:HEV Z」のインテリア(内装)の違い
■e:HEV Z
■G
■e:HEV Z
■G
■e:HEV Z
■G
■e:HEV Z
■G
■e:HEV Z
■G
■e:HEV Z
■G
■e:HEV Z
■G
※「e:HEV Z」は「Honda CONNECTディスプレイ」、「サイドステップガーニッシュ」装着車
※「G」は「9インチインターナビ」、「USBチャージャーリア用」、「ワイヤレス充電器」装着車
新型「ヴェゼル」のインテリアは、水平基調なデザインとなっており、先代「ヴェゼル」とはナビ(Honda CONNECTディスプレイ)やセンターコンソール、ドアアームレスト、インサイドドアハンドルの形状など、大きくデザインが変更されています。
インテリアデザインも、どことなくマツダ車に似てきた様な気もします。
その他、エアコン吹き出し⼝「そよ⾵アウトレット」、静電タッチ式LEDルームランプなどが新たに設定されています。
上記新装備のメリットや利便性は試乗ではわかりかねましたが、「そよ⾵アウトレット」以上にリアベンチレーション(エアコン後席吹き出し口)が新たに装備されたことの方が大きいと考えます。
このリアベンチレーションにより、暑い夏場など後席の快適性が高くなっています。
BCセグメントクラスSUVでリアベンチレーションが装備されているクルマはマツダ「CX-30」くらいですので、トヨタ「ヤリスクロス」や「C-HR」、「ライズ」にはない魅力といえるでしょう。
新型「ヴェゼル」のインテリアの質感は、「e:HEV Z」と「e:HEV PLaY」であれば、シート表皮がコンビシート(プライムスムース&ファブリック)となり、本革巻ステアリングホイール、ピアノブラック調パワーウィンドウスイッチパネル、インパネやシフトノブ周辺に施されたシルバー加飾インテリアにより、質感高くなっています。
「e:HEV X」や「G」と比較すると、シート表皮やステアリングホイールはもちろんですが、シフトノブ周辺やドアトリムなどの質感差が大きくなっています。
あくまでイメージですが、「e:HEV Z」と「e:HEV PLaY」ならトヨタ「C-HR」や「ハリアー」の様な質感になりますが、「e:HEV X」と「G」ならトヨタ「ライズ」や「ヤリスクロス」の様な質感になります。
そのため、少しでも質感を重視する方は「e:HEV Z」または「e:HEV PLaY」を選択した方が良いでしょう。
「e:HEV X」や「G」の質感は低めで、プラスチッキーな印象があります。
質感だけでなく、シートヒーターやステアリングヒーター、リアベンチレーションなどの快適装備が「e:HEV X」や「G」には設定できません。
上の写真のとおり、「e:HEV X」や「G」だとリアベンチレーションの位置が”タダの穴”になっており、何とも残念な感じです。
上の写真だと「G」にも後席充電用USBジャック2個が設定されていますが、これはディーラーオプションによるもので、「e:HEV X」や「G」には標準では装備されていませんので注意が必要です。
また、上の写真だと「G」はHonda CONNECTディスプレイではなくディーラーオプションの9インチナビが設定されていますが、その場合ワイヤレス充電器は標準装備ではなく、メーターのマルチインフォメーションディスプレイは4インチとなり、アナログタコメーターとなりますので注意が必要です。
■e:HEV Z
■G
■e:HEV Z
■G
■e:HEV Z
■e:HEV Z
■G※「e:HEV Z」・「G」ともに「トノカバー」装着車
※「G」は「ラゲッジトレー」装着車
その他、新型「ヴェゼル」の魅力として「ハンズフリーアクセスパワーテールゲート」が新たに設定されています。
足で開けられることが話題になりがちですが、それ以上にボタンでテールゲートの開閉が操作でき、ドアロックまでできることが最大の魅力です。
テールゲートはドアを閉じる際に半ドアになりやすかったり、開ける際は狭い場所だと重くて開けにくかったりしますが、「ハンズフリーアクセスパワーテールゲート」が装備されていれば、その憂いから開放されます。
「ハンズフリーアクセスパワーテールゲート」は「e:HEV Z」と「e:HEV PLaY」にしか装備されませんので、設定したい方は、「G」や「e:HEV X」ではなく「e:HEV Z」または「e:HEV PLaY」を選択しましょう。
新型「ヴェゼル」のおすすめグレードと見積額
新型「ヴェゼル」のおすすめグレード
新型「ヴェゼル」のおすすめグレードは「e:HEV Z」です。
とにかく安く新型「ヴェゼル」を購入したい方には「G」もおすすめです。
各グレードの違い、おすすめグレードの詳細は、以下の記事にまとめています。

新型「ヴェゼル」の見積額
最後は、新型「ヴェゼル」の見積額をご紹介します。
- 「G」約304万円
- 「e:HEV X」約315万円
- 「e:HEV Z」約340万円
- 「e:HEV Z PLaYパッケージ」約355万円
上記は、オプションにHonda CONNECTディスプレー(または9インチインターナビ)、ETC車載器、オートリトラミラー、USBチャージャー リア用、マットをオプション設定、値引き額が15万円だった場合の価格です。
オプション総額は、約25~約33万円となっています。
※「e:HEV Z PLaYパッケージ」はマット代の約3万円のみ
また、メンテパックを別途設定していますが、メンテパックは点検代を“先に払っているだけ”なため、上記の価格からは抜いています。
ディーラーに言われるがままの条件で購入すると、不要なオプションを付けられたり、値引き額が少ないままの価格となってしまい、「e:HEV Z」なら300万円後半の価格を提示されることも少なくないでしょう。
そのため、少しでも安く新型「ヴェゼル」を購入できる様に、賢く購入しましょう。
さらに安く、お得に新型「ヴェゼル」を購入したい方は、“新車同様の中古車”も検討してみましょう。
“新車同様の中古車”なら、年式2024年、走行距離10km未満、修復歴なしと好条件の「e:HEV Z」グレードが約280万円で、「G」グレードなら200万円前半で購入できるクルマもありますよ!
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- 納車後、100日以内であれば返品可能
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まとめ
新型「ヴェゼル」は、内外装の質感の高さ・室内や荷室の広さ・加速性能や燃費性能・乗り心地や静粛性など、総合的に優れたコンパクトSUVとなっています。
中でも、室内の広さや使い勝手はライバルSUVより非常に優れています。
そのため、トヨタ「カローラクロス」や「ヤリスクロス」、マツダ「CX-30」だと室内が狭いと感じていた方には、非常におすすめだといえます。
安全性能は見劣りする部分もありますが、突出した欠点がないため、幅広いユーザーにおすすめできるクルマになっています。
2024年に行われたマイナーチェンジで価格の安さという魅力が少し失われた形になりますが、新型「ヴェゼル」はコスパの高いおすすめのSUVだと考えます。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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